1/2ページ
ダウンロード(1.2Mb)
APRESIAでネットワークを再構築 4年間故障ゼロの実績と10年保守が決め手 SDカード起動でダウンタイム最小化も
◆ポイント
将来の拡張に応える10Gbps対応基幹スイッチ
工場でも安心して利用できる10年間保守対応
計画停電後の機器故障による業務ダウンタイムを最小化
◆導入製品
Apresia15000-64XL-PSR
Apresia13200-52GT
Apresia5428GT
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | 【導入事例】トヨタ車体株式会社様 |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 1.2Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | エイチ・シー・ネットワークス株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
Page1
Case Study 導入事例
トヨタ車体株式会社 様
トヨタ車体株式会社
トヨタグループの中核的ボディメーカー、トヨ
タ車体株式会社。アルファード、ハイエース、
ランドクルーザーなど、トヨタブランドを代表
する人気車種を製造するほか、新型車のデザ
インや設計にも携わる。近年ではオリジナル
の小型電気自動車「コムス」の開発、製造もお
こなっている。
〒448-8666
愛知県刈谷市一里山町金山100
http://www.toyota-body.co.jp
トヨタ車体株式会社
情報システム部 APRESIAでネットワークを再構築
部長
杉浦 剛 氏 4年間故障ゼロの実績と10年保守が決め手
SDカード起動でダウンタイム最小化も
トヨタ車体株式会社
情報システム部
ITマネジメント室
室長 ● 将来の拡張に応える10Gbps対応基幹スイッチ
浅井 浩 氏
Point ● 工場でも安心して利用できる10年間保守対応
● 計画停電後の機器故障による業務ダウンタイムを最小化
トヨタ車体株式会社
情報システム部
ITマネジメント室 過酷な環境下でも業務に影響を与えないネットワークへ
グループ長
川島 俊幸 氏 トヨタ車体株式会社は、トヨタグループを支える中核車種の設計や生産をおこなっている。その生産
現場は納期短縮や品質向上に向けた効率化や自動化が進んでおり、ITも幅広く活用されていると、トヨ
タ車体株式会社 情報システム部 ITマネジメント室の浅井 浩氏は語る。
「自動化が進む工場はもちろんですが、デザイン・設計業務においてもグループ企業との連携が欠かせない
トヨタ車体株式会社 ため、CADを動かすPCやそのデータをやりとりするネットワークは、なくてはならないものになっています」
情報システム部
ITマネジメント室 先進的なIT化を進めてきた一方で、生産現場ならではのIT機器に優しいとは言い難い条件がある。工
服部 哲也 氏 場では法定点検のほか、生産設備の入れ替えやラインの組み換えなどのため、すべての機器の電源を落
とさなければならない日が、1年に数回ある。こうした電源断は、IT機器の故障の原因のひとつとなる。
「電源復旧時に故障する確率はごくわずかですが、ネットワークスイッチのように数百台ある製品では、
このわずかな確率で発生する故障も見逃せない数になります」
トヨタ車体株式会社 実際に、電源復旧時に起動しないネットワークスイッチがあり、故障した機器の交換作業が完了する
情報システム部 までの間、業務が滞るということを何度か経験してきたと、トヨタ車体株式会社 情報システム部 ITマ
ITマネジメント室
丸山 裕一 氏 ネジメント室の川島 俊幸氏は言う。こうした課題を感じながら迎えたのが、保守期間満了に伴う富士松・
本社工場内技術棟のネットワークリプレイスだった。
導入製品
● Apresia15000-64XL-PSR
● Apresia13200-52GT
● Apresia5428GT
Page2
トヨタ車体株式会社 様
Case Study 導入事例
4年間故障ゼロの実績と ● 超小型EV「コムス」
SDカード起動、
10年保守が決め手
技術棟のネットワークリプレースに当たり、
ネットワークスイッチとして採用されたのは、
日立 電 線ネットワークス が 提 供 する
APRESIAシリーズであった。他の拠点で実験
的に導入した結果、これまで使ってきたベンダ
の製品より優れているとして採用に至った。
「通信キャリアなどでも利用実績があることを
聞き、ネットワークの一部に採用したのがきっ 束してもらえたことも大きなポイントになり 因を特定するのも容易ではありませんでし
かけでした。他社製品も混在する環境でした ましたね。工場設備も、私たちが作っている た。APRESIAにはループ検知機能があるの
が、同じ環境においてAPRESIAだけが一度も 自動車も、10年くらいは当たり前に使えま で、輻輳の影響が大きくなる前にポートが閉
故障しなかったのです。復電後の再起動でも、 す。IT機器もそうであってほしいと常々考え じられます」
問題が起こったことはありませんでした」 ていましたが、ようやくその期待に応えてくれ ループ発生源も閉じられたポートの配下に
そう語るのは、トヨタ車体株式会社 情報 る製品に出会えました」 限定されるため、原因特定も早くなり、ちょっ
システム部 ITマネジメント室の服部 哲也 としたミスで業務に大きな影響を及ぼすこと
氏。資産管理の一環としてベンダ別に故障率 スムーズな構築を実現、 がなくなったと、丸山氏はそのメリットを評価
を算出しているが、4年間の利用で故障ゼロ 今後の更新でも有力候補に している。
というネットワークスイッチはこれまでにな APRESIAを使ってネットワークリプレー
かったという。また万一故障した場合にも、 新しいネットワークへの切り替えが行なわ スを成功させたトヨタ車体では、現在ネット
APRESIAは設定情報を保存したSDカード れたのは、2013年3月。導入過程においては ワークの活用をさらに広めるべく無線LAN
から起動する機能があり、ダウンタイムを最小 日立電線ネットワークスのサポートも充実し、 やタブレットの導入について検討を進めてい
限に抑えられるという安心感も採用の決め手 取り組みの途中で見つかった課題にも速やか る。また今後も数年以内に、他の拠点や工場
になったと、トヨタ車体株式会社 情報システ に対処できたと全員が口を揃える。技術棟内 のネットワークを更新していく計画が控えて
ム部 ITマネジメント室の丸山 裕一氏は言う。 のネットワークは、現在1Gbpsに統一してい いる。これらの計画についても、APRESIAを
「以前使用していた他社製品でも保守対応はし るが、将来の拡張を見越して基幹スイッチに 有力な候補として検討していくつもりだと、
てもらっていましたが、それでも数時間のダウ は10Gbpsに対応したApresia15000- トヨタ車体株式会社 情報システム部の杉浦
ンタイムは避けられませんでした。APRESIA 64XL-PSRを採用している。今後見込まれ 剛氏は語ってくれた。
なら、予備機にSDカードを差し替えて電源を る高速化の要求にも応え、長期間使っていけ 「リプレース案件では、動いて当たり前という
入れるだけで業務環境を復旧できます」 るネットワークをスムーズに構築できたと、 厳しい評価基準の中で戦ってもらわなければ
SDカードに設定を保存する機能は珍しく 浅井氏は言う。 なりません。日立電線ネットワークスなら今後
ないが、ほとんどの製品では、同じ設定で予 「デザイン・設計、製造に使われるデータは高 も期待に応えてくれるだろうと信じています」
備機を動かすために一度設定画面を開き、保 精細化しており、今後もデータ量は増えてい
存した設定を読み込むというワンステップが く一方でしょう。基幹スイッチが10Gbpsに
必要だ。APRESIAの場合はこうした操作さ 対応していれば、現場から高速化の要求が
え不要で、SDカードを差し替えて電源を入れ あったときにも必要な部署のスイッチを入れ
るだけでいい。ネットワークの知識がない従 替えるだけで済みます」
業員でも簡単に復旧作業ができるので、シス ネットワークスイッチは、安定運用している
テムエンジニアが現場に来るのを待つ必要さ ときには機能の差を感じにくい製品のひとつ
えないのだ。 だが、それでもAPRESIAに替えた効果を実
また、故障率の低さを実感していたことに 感できることが、すでにいくつかあったとい
加え、製品のサポート期間についても見逃せ う。そのひとつが、ループ検知だ。
なかったと川島氏は語る。 「ケーブルの挿し間違いなどで発生したルー
「ネットワークスイッチとしては異例の、10年 プは、小規模なら見逃されていました。輻輳 日立電線ネットワークス株式会社
営業本部 中部営業所 システムエンジニア 主任 伊藤 秀行
間の保守対応を日立電線ネットワークスに約 の影響が広範囲に広がって初めて気づき、原 (左)営業本部 中部営業所 主任 石原 裕人(右)
※APRESIAは日立金属株式会社の登録商標です。
日立電線ネットワークス株式会社 ※アルファード、ハイエース、ランドクルーザーはトヨタ自動車株式会社の登録商標です。
※コムスはトヨタ車体株式会社の登録商標です。
※本事例に記載されているその他の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16 ヒューリック浅草橋ビル4階 ※本事例に記載の内容(会社名、組織名、役職名、製品・サービス内容等)は、取材時の情報です。
TEL 03-6381-8856 http://www.hitachi-cnet.com/ ※本カタログに記載の製品を輸出される場合には、外国為替及び外国貿易法の規制ならびに米国輸出
管理規則など外国の輸出関連法規をご確認のうえ、必要な手続きをお取りください。なお、ご不明
CAT.NO.HCNET-021 Printed in Japan 201310 な場合は、弊社担当営業にお問い合わせください。