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2019年2月に施行された労働安全衛生法施行令により、高所作業において長年使用されてきた安全帯の名称が「墜落制止用器具」に変更されました。
旧規格品の使用は2022年1月1日までとなりますので買い替えご検討ください。
このカタログについて
ドキュメント名 | 規格改正の準備はお済みですか? |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 878.8Kb |
取り扱い企業 | 藤井電工株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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T-359
TSUYORON 墜落制止用器具の規格適合品/フルハーネス型
『墜落制止用器具』規格改正ガイド
墜落制止用器具とは
2019年2月に施行された労働安全衛生法施行令により、高所作業において長年使用されてきた安全帯の名称が
「墜落制止用器具」に変更されました。なお、法令用語としては墜落制止用器具となりますが、従来からの呼称である安全帯という言葉を使
用することは差し支えありません。 墜落制止用器具 ワークポジショニング用器具
墜落制止用器具として認められるのは「フルハーネス型
(1本つり)」と「胴ベルト型(1本つり)」です。
従来の安全帯に含まれていたU字つり胴ベルトは
ワークポジショニング用器具となります。
柱上作業などでワークポジショニング用器具を使用する場合には、墜落制
止用器具を併用することが必要です。
フルハーネス型(1本つり) 胴ベルト型(1本つり) U字つり胴ベルト
規格改正のスケジュール
旧規格に基づく安全帯(胴ベルト型・フルハーネス型)を使用できるのは2022年1月1日までとなります。
政省令等 2019年2月1日 2019年8月1日 2022年1月2日施行日 旧規格品の製造不可 完全施行日
新規格品 使用可能
販売開始
旧規格品 使用可能 旧規格品の
以降も販売・使用は可能 販売・使用禁止
墜落制止用器具はフルハーネス型の使用が原則
フルハーネス型墜落制止用器具
フルハーネス(ハーネス本体) D環
肩ベルト ランヤード
墜落を制止した際の荷重を肩・腰・ フック
胸ベルト ショック フック、ショックアブソーバ、ロープ等から腿などに分散するので、荷重が アブソーバ 構成され、取付設備とハーネス本体を連結
一点にかかる胴ベルト型と比べて
ロープ します。フルハーネス型用ランヤードには身体に与えるダメージが少なくなり 腿ベルト 第一種ショックアブソーバを備えたタイプ
ます。 1と、第二種ショックアブソーバを備え
骨盤ベルト たタイプ2があります。
ランヤードの選択
フルハーネス型用ランヤードの種別 ショックアブソーバの種別 自由落下距離 衝撃荷重 フックの取付位置
タイプ 1 第一種 1.8m 4.0kN以下 腰より高い位置
腰より高い位置から
タイプ 2 第二種 4.0m 6.0kN以下 足元付近まで
規格改正によりフルハーネス型にタイプ2ランヤードを選定すれば足元の高さまでフックを掛けられるようになりましたが、タイプ2はタイプ1と比べて
落下距離や衝撃荷重が増大します。また低い位置にフックを掛けるとランヤードやフックが損傷する危険性も高くなります。基本的にはタイプ1を選
定し、腰より高い位置にフックを掛けることを推奨します。
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胴ベルト型の使用条件
墜落制止用器具はフルハーネス型が原則ですが、作業床の高さが6.75m以下で、 建設業で5mを超える箇所、柱上作業
墜落時に地面に激突するおそれがある場合は、胴ベルト型墜落制止用器具の使用 等で2m以上の箇所ではフルハーネ
が認められています。 ス型の使用が推奨されます。
胴ベルト型には、胴ベルト型用ランヤードをご使用ください。また、旧規格同様に腰より高い位置にしか掛けられません。衝撃荷重が4.0kN以下とされ
ていますので、フルハーネス型用とは異なりタイプ2のご用意はありません。
質量に応じた器具の選択
墜落制止用器具は着用者の体重およびその装備品の質量の合計に耐えるものを選んでください。
藤井電工では最大使用可能質量100kgの製品を中心に、「130kg」対応品もご用意しています。
落下距離のしくみ
墜落制止用器具が着用者の墜落を制止した際の落下距離はランヤードの長さ、ショックアブソーバやフルハーネス
などの伸び、フック取付位置の高さなどから算出します。落下距離の長さが作業床の高さを超えないよう、適切な
器具の選定や作業環境の整備にご注意ください。
1 作業中 2 墜落後ランヤードが緊張し、ショック ショックアブソーバが伸長し落アブソーバが作動する直前の状態 3 下を制止した状態
c ランヤードの長さ
b D環の
高さ a フック a フック c ランヤードの長さ
取付高さ 取付高さ
作業床(作業箇所) ランヤード
の伸び
A
D環の 作業床からの ショック
b 高さ 自由落下距離a:フック取付高さ d
アブソーバ
の伸び B
作業床からの
b:D環の高さ フルハーネ 落下距離
c:ランヤードの長さ スの伸び
d:ショックアブソーバ、ランヤード、
フルハーネスの伸び合計
b-a:追加落下距離
A 自由落下距離 B 落下距離
胴ベルト型でも落下距離の仕
追加落下距離(D環の高さからフック A 自由落下距離にショックアブ組みは同じですが、フルハーネ ソーバ、ランヤード、フルハーネス
ス型と比べて追加落下距離や 取付高さを引いたもの)にランヤードの長さを足した距離 の伸びを加えた距離
ベルトの伸びが少なく、落下距
離が短くなる傾向にあります。 A =c+(b-a) B = A +d
特別教育について
フルハーネスを着用して作業を行う者※は特別教育(学科4.5時間、実技1.5時間)の受講が必要です。
※高さが2m以上で作業床を設けることが困難な場所において、フルハーネス型の墜落制止用器具を用いた業務(ロープ高所作業を除く)に係る作業者
ISO9001/ISO14001 認証取得
https://www.fujii-denko.co.jp/
本 社/兵庫県加東市上滝野1573-2 (0795(48)3360 FAX 0795(48)3409
営業部/兵庫県加東市上滝野1573-2 (0795(48)3851 FAX 0795(48)3409
支 社/東 京(03(5821)2241
営業所/仙 台(022(256)7001 名古屋(052(322)6081
大 阪(06(6882)3355 福 岡(092(413)6110