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生産効率&生産性の最大化シリーズ【第2弾】
なぜ日本のスマート工場化は、目標指標の設定が置き去りになったまま、手段であるはずのデジタルツールの導入を進めてしまっているのか?
それは、製造業の組織構造が複雑で共通化された目標設定が困難であるところに原因があります。
本資料では、その解決策を「部門組織を意識した目標設定」「それぞれの目標指標の連動」といった観点でご紹介いたします。
このカタログについて
ドキュメント名 | スマート工場の目標指標~部門組織を意識した3つの設定とその連動制を考える~ |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 821.9Kb |
取り扱い企業 | 株式会社マクニカ (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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WP②_スマート工場の目標指標_wp_ver8、WP②_スマート工場の目標指標_wp_ver8
生産効率&生産性の最大化 シリーズ第2弾
スマート工場の
目標指標
~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
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目次
はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 生 産管 理 部の目標 指 標 ~プロセス生 産 性~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
● 生 産管 理 部の 役 割 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
取り残された目標 指 標の具体化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 10
● 生 産管 理 部の活 動テーマ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
● 手段の目的 化の実 態 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
● 生 産管 理 部の目標 指 標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
● 目的 - 目標 - 手段 - 方法に対する理 解 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
● 目標 指 標の具体化の必 要性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 経営層の目標 指 標 ~収 益性~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
● な ぜ目標 指 標の具体化が 難しいのか? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 ● 経営層の 役 割 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
スマート工場の目標 指 標 ● 経営層の活 動テーマ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 12
● 経営層の目標 指 標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
● スマート工場の定義 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
● スマート工場における目的とは?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
● スマート工場に関わる部門 組 織を意 識した目標 設 定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
● それぞれの目標 指 標の連 動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
生 産 部の目標 指 標 ~ライン生 産 効 率 ~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
● 生 産 部の 役 割 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
● 生 産 部の活 動テーマ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
● 生 産 部の目標 指 標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
はじめに
近 年 、 I oT 、 DX ( デジタルトランスフォーメーション ) という言 葉 が 謳 わ れるよう
になり 、 多くの 企 業においてデジタル活用の取り組みが 進 んでいます 。 特に 、 企 業
に お いては 、 社 会 や 株 主 に 対して 、 中 期 経 営 計 画 や 重 点 方 針 の 中 で 、 具 体 的 な
DX 施 策について取り組み方 針 が 発 表され 、 実際に DX 推 進部門が 発足され 、 具体
的な取り組みを検 討されている企 業 が増えています 。
しかしな がら 、 いざ具体 的な 取り組み の 検 討を進 める中で 、 手段 である DX が目
的 化している企 業も散 見されます 。
製 造 業における DX の課 題を 、 目標 指 標の 観 点から紐 解いていきます 。
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
取り残された目標指標の具体化 目 的
手段の目的化の実態
手段の目的 化とは 、 具体 的には 、 目 標 目 標 目 標
・生 産 現 場のカイゼン 活 動におけるひとつの手段 であるはずの「 見える化 」や「 予 知 保 全 」
といった 取り組みそのものが目的になってしまっている
・「 データを蓄 積すること 」「 A I アルゴリズムを活用すること 」 自体を目的としている
といったケースが 挙げられます 。 方法 方法 方法 方法
目的 - 目標 - 手段 - 方法に対する理解 手段 手段 手段 手段
皆 様の企 業ではどのような目標や Mis sio n を掲げ ていますでしょうか
・ 永 続 的に存 続するために利 益 を上げ 続けること
・ より強 靭な収 益 構 造を実 現するためにより良い財 務目標を達 成すること 目 的 成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。
・ SD G s といった社 会 的責任を果たすこと 目 標 目じるし。目的を達成するために設けた、めあて。
上記のような内容が本来の企 業目的であることは明らかです 。
しかしな がら 、 デジタル 化を熱 心 に推 進するあまり 、 その本 来 の目標 が 忘 れられ 、 具 手 段 目的を達するための具体的なやり方。てだて。
体 的 な目標 が 設 定され ないまま 、 デ ジタル 化という手 段 や 方 法 が 優 先されてしまってい 方 法 しかた。てだて。目的を達するための手段。
る現 実があります 。
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DSF_Cyclone_wp_vol.2(修正分)
スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
目標指標の具体化の必要性 なぜ目標指標の具体化が難しいのか?
本 来 の目 的 が 明 確 に 示されてい るにも関 わらず 、「 デ ジタル 化 推 進 のた めにデ ジタル な ぜ 、 目標 指 標 の設 定 が 置き去りになったまま 、 手 段 であるデジタルツール の 導入 が
ツールを導入する 」 といった手段や方法に 取り組みが 傾 斜してしまうのは 、 具体 的な目標 進 んでいるのか?というと 、 製 造 業の 組 織 構 造 が 複 雑 で共 通 化された目標 設 定 が 困 難 で
指 標およびその目標 値 が 設 定されていないからではないでしょうか? あるところに原 因があります 。
目標 指 標 ( K PI ) というのは 、 現 在の 状 態 を定 量 的に 理 解して 、 過 去 の水 準と比 較し 企 業 経 営 目 標 で あ る KG I ( Ke y G oal In dic ato r ) と 各 組 織 ユ ニット に お け る K PI
て良くなった ・ 悪くなったという変 化を明 確に把 握したり 、 目指 すべき姿 ( 目標 値 ) との ( Ke y Pe r fo r man ce In dic ato r ) を紐 づけ連 動させることで 、 企 業 が 一 体となってより
乖 離を明 確に 理 解したりすることにより 、 さらに良くするためのカイゼン 活 動に使 われる よい活 動を目指すといったことはよく言 われますが 、 具体 的な目標 指 標は各ユニットの 役
ものです 。 割によって異 なり 、 それぞれ の 指 標 は密 接 かつ 複 雑に 結 びついています 。 その 結 果 、 整
本来 の目的に対して 、 どういう目標 指 標をより良くするためにデジタル 技 術の活 用 ( 手 合 性がとれず 、 具体 的な目標 設 定 ができないというジレンマに陥ってしまいます 。
段 ) を行うのか?という目標 設 定の 具体化 が大 切 です 。 仮に目標 設 定の 具体化 が できた そして 、 具体 的な目的 設 定 が 完 成しないまま 、 経営テーマとスケジュールが 設 定されて
上で 、 デジタル 技 術の活用ができているのであれ ば 、「 な ぜ選 定したデジタルツール を導 しまい 、 デジタルトランスフォーメーションを成し遂げなけれ ばならない DX 推 進 組 織は
入するのか? 」「 どういう状 態になったらデジタルツール 導入プロジェクトは成 功なのか? 」 成 果を求めるあまり 、 本来 手段 であったデジタルツール の 導入そのものが目的 化してしま
ということが 途 中で 分 からなくなることはないはずです 。 しかしな がら 、 多くのデジタル うのです 。
技 術 の 活 用を推 進している企 業 の方とお 話ししていると 、「 このデジタルツール は 上 が 導
入を 決 めた 」「 な ぜ 導入するか 分 からない 」「 導入した が意 味 があったのか 」 という言 葉 企業経営 KGI
各ユニットの 役 割によって 、
をお伺いする機 会 が 非常に多いです 。 目 標 指 標 ( K PI ) は バ ラバ
事業部門 KPI KPI ラ 。 本 来 は KG I ( 企 業 経
営目標 ) と連 動させたい…
達 成したい最 終目標
目標を達 成 するための 指 標 KGI 製造部門 KPI KPI KPI KPI
KPI
K K K K K K K K K K
生産現場 P P P P P P P P P P
I I I I I I I I I I
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
では 、 多くの企 業ではな ぜスマート工場に取り組 んでいるのでしょうか?
スマート工場の目標指標 多 品 種 少 量 生 産への対応 、 製 造 現 場 の匠の 技 術 の 継 承 、 労 働 人口の 減 少への対応 、 そ
れに伴う多様 化する作 業 員への対応などが 時 代 背景としてよく挙げられます 。 しかしその
ような対応はどういった目的のためなのでしょうか?
スマート工場の定義 私たちは 、 スマート工 場 の目的は 、「 利 益 が上 がる工 場であり続ける 」 ためだと考えて
スマート工 場と一 概に言っても 、 会 社 や人によって解 釈 や定 義 が 統 一されていません 。 います 。 製 造 業において 、 製 品そのものを製 造している工場では 、 多額の設 備 投 資 が 行
そのため 、 本 書 では 、 スマート工 場を 「 工 場 内のデータ利 活 用 」 と定 義をした上で話を われ 、 設 備 ・ 人 ・ 原材 料 ・ 生 産 方 式といった4 M の変 化 点を管 理しな がら 、 生 産 指 示
進めたいと思います 。 を元に品質 ・ コスト ・ 納 期を遵守して生 産 活 動が 行われています 。
それ は 、「 利 益 が あが る工 場 であり続 ける 」 といった目標 を 維 持し 続 けるために 「 工 場
内のデータ利活用 」を行い 、そのために「 データを蓄 積 」し 、「 A I アルゴリズムを活用 」し 、
エンジニアリングチェーン
その中で 「 見える化 」 や 「 予 知 保 全 」 といった具体 的な手段を講じているにすぎないの
サプライチェーン 開 P L M( C A D )
発 です 。
計 画 調 達 製 造 顧 客
スマート工場に関わる部門組織を意識した目標設定
E R P M R P C R M
前 述にて 、 多くの 企 業 が 製 造 DX において手 段 が目的 化してしまっている原 因 は 、 製
造 業の組 織 構 造 が 複 雑で共 通 化された目標 設 定 が 難しいからだと述 べました 。
製 造プロセス以 外 のバリューチェーンを超 えた領 域 、 製 品 設 計 や顧 客といったテーマに関しては 、
本 ホワイトペーパーの範 囲 外としています 。 それでは 、 スマート工 場 を手 法 もしくは手 段とした 場 合 、「 利 益 が上 がる工 場であり続
ける 」 という目標に向けて 、 どういった 組 織 構 造にて生 産 活 動が 行われることを考慮して
スマート工場における目的とは? 目標 指 標の検 討を行うべきでしょうか?
前述の目的 - 目標 - 方法 - 手段の関 係性で 述 べると 、スマート工場という「 工場 内のデー 本 書における 「 工場 内のデータ利活用 」 というスマート工場の定義に則って 、 製 造 業
タ利活用 」 も方法ないしは手段 でしかありません 。
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
の組 織 構 造の中でも生 産 活 動の主体である工場に閉じて考えてみたいと思います 。 「 利 益 が上がる工場であり続ける 」 という目標に向けて 、 経営層 、 生 産管 理 部 、 生 産
まず 、 工 場 長 や事 業 部 長といった 生 産 活 動 全 体 の 責 任 を担う経 営 層 です 。 次 に 、 本 部が 一丸となってスマート工場を推 進するためには 、 それぞれの 役 割を認 識したうえで下
社 から送られている四 半 期もしくは月単 位の 生 産 計 画 ( どの 生 産 物 が いつまでにどれ だ 記のような目標 指 標を設 定する必 要があります 。
け必 要かという情 報 ) を元に日別のライン単位の 生 産 計 画に落とし込 み 、 その上で 生 産 <役 割に応じた目標 指 標>
の実 績 管 理を行う生 産管 理 部です 。 そして 、 生 産管 理 部で 作られた生 産計 画を元に4 M ・ 生 産 指 示に従い生 産 活 動を行う生 産 部はライン単位の 効 率性
の 変 化 点を管 理しな がら 、 日々目標 生 産 量 の 生 産 達 成 に向 け て生 産 活 動 を行う生 産 部 ・ 生 産 部門の生 産 能 力を適 切に理 解した上で生 産計 画の策 定を行う生 産管 理 部は 製 造
です 。 この 生 産 部 では 、 実 際 に 製 造を行う製 造 部 の み ならず 、 計 画 的 な 工 事や 突 発 的 プロセス単位の生 産 性
な設 備 停止に対応できるように設 備 保 全 部が 設 備のメンテナンス業 務に携 わっていたり 、 ・工場の 損 益 計算書 ( P/L )、貸借 対照表 ( B/S )、キャッシュフロー計算書 ( C /F ) といっ
よりよい生 産 活 動を日々模 索するために生 産 技 術 部が 新しい 技 術 の 導入検 討 を行ってい た財 務 諸 表に責任を持 つ経営層は 工場 全 体の収 益性
たりする場 合もあります 。
目的 目標指標 方法 手段
つまり 、 スマート工 場 の目標 設 定は 、 経営層 、 生 産 管 理 部 、 生 産 部の3つの異なる役
割に対して設 定する必 要があるわけです 。 経営層 収 益性 ・ データ蓄 積
「 利 益 があがる スマート工 場 ・ A I アルゴリズム 活用
工 場であり続ける 」 生 産 管 理 部 プロセス生 産 性 「 工 場 内のデータ活用 」 ・ 見える化
生 産 活 動の組 織 構 造
生 産 部 ライン生 産 効 率 ・ 予 知 保 全
1
経営層 2
生 産管 理 部
品質 管 理 部 それぞれの目標指標の連動
前述にて 、 スマート工 場における経営層 、 生 産 管 理 部 、 生 産 部 、 それぞれの 役 割に最
3
調 達 部 生 産 部 物 流 部 適な 3 つの目標 指 標について述 べました 。
生 産 技 術 部 しかしな がら 、 この3つ の目標 指 標 が 連 動してい なけ れ ば 、 スマート工 場 にお いて工
設 備 保 全 部 場 内のデータ活用を行ったところで 、 個々の 指 標に対してカイゼン 活 動を行うだけで 、 生
製 造 部 産 活 動 全 体 が 一丸となって共 通の目標に向かって活 動できているかどうかわからなくなっ
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
てしまいます 。
プロセスA プロセス B プロセス C
そのため 、 スマート工 場 にお いて大 切 なことは 、「 収 益 性 」「 プ ロセス 生 産 性 」「 ライ 出 荷 数 量 出 荷 数 量 出 荷 数 量
× × ×
ン 生 産 効 率 」 の3つの 指 標 が 連 動してデータ活 用できるように 、 データ蓄 積 および見 え 販 売 単価 販 売 単価 販 売 単価
る化することです 。
収 益性
生 産 部がライン単位 で 効 率性高く生 産 活 動を行うことで 、 生 産 管 理 部はライン単位の
余 剰 生 産 能 力 ( 設 備 および作 業 者 ) を把 握 でき 、 生 産 計 画の 最 適 化を行い 、 需 要 の高 経営層 使 用資 本 利 益 率
( % ) 使 用資 本
い 製 品における生 産 量を最 大 化することが できます 。 生 産 管 理 部が生 産 量を最 大 化する 事 業 部 長
ことで 、 経営層としては 、 使 用資 本に対 する利 益 の 絶 対 額 ( 収 益 性 ) を最 大 化すること 工 場 経営 者
が できるわけ です 。 この 関 係 性を明らか にしな がらそれぞ れ がカイゼン 活 動 を行うこと
により 、 スマート工 場 推 進を 通じて 、「 利 益 を 追い求 めるしな や かな 工 場 」 へと変 貌 で プロセスA
きるわけです 。 出荷 数 量 販 売 単価
プロセス生 産 性
ライン A ライン B ライン C
生 産 管 理 部 人 時 生 産 性
( 円 / 単位 時 間 )
生 産 部 製造かかる理論時間 製造かかる理論時間 製造かかる理論時間
生 産 管 理 者 製 造 現 場
リーダー ライン 生 産 効 率 ライン 生 産 効 率 ライン 生 産 効 率
作 業 者
製 造にかかった合 計 時 間
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
生産部の活動テーマ
生産部の目標指標 ~ライン生産効率~ 生 産 部が 追い求めているものは 、 生 産 活 動における効 率性です 。 生 産 数 量 ( どれだけ
つくるか? ) は 生 産 計 画 にお いて決 められ 、 生 産 指 示として生 産 部 に伝 えられます 。 生
産 部としては 、 その生 産 数 量をいかに効 率的に製 造するか?がテーマになります 。
生産部の役割
生 産 効 率 を 阻 害 する 要 因 は 、「 ロス 」 として 定 義されます 。 この 「 ロス 」 を日々の 生
生 産 部 の 役 割 は 、 日 別 のライン単 位の 生 産 指 示 に 対して 、 設 備 ・ 人 ・ 原 材 料 ・ 生 産 産 活 動 における変 化 点を管 理しな がら 、 いか に 最小 化して 、 どん な 生 産 指 示であったと
方 式の4M といわれる変 化 点を管 理しながら 、目標 数 量を製 造することです 。多くの場 合 、 しても生 産 効 率の高い製 造を行う事ができるか?が 重 要になります 。
生 産 物 に対 する品 質 検 査 も生 産ラインに 組み込まれていて 、 目標 数 量というのは 検 査に
て合 格 になった 生 産 数 量を指しています 。 定 期 的 なメン テン ナンスや 設 備 の 突 発 的 な 故
生 産 部 インプットを
障に関して設 備 保 全 部と協 力して対応したり 、 より良い 製 品づくりを目指して品 質 管 理 部 ライン 生 産 効 率 ライン 生 産 効 率 ライン 生 産 効 率
いかに効 率 的に
門と生 産 条 件 の見 直しを行ったり 、 効 率 的な 生 産を目指して新たな 生 産 技 術 の 導入を見 活 用できたか? ラインA ライン B ライン C
据えて生 産 技 術 部と協 議を行ったりと 、 安定 的な生 産を目指して日々カイゼン 活 動を行っ 入荷 出 荷
ています 。
インプット 生 産 指 示 実 績 報告 アウトプット
・ いつ? ・ 製 品 生産部の目標指標
・ なにを? ・ 生 産 数 / N G 数
・ いくつ? ・ 生 産 完了日
・ どこで?
生 産 部 生 産 部の生 産 効 率を表す 指 標として 、「 ライン生 産 効 率 」 があります 。
生 産 活 動 「 ライン 生 産 効 率 」 とは 、 生 産 部 における総 合 指 標 であり 、 一 般 的 な 管 理 指 標として
Machine Man Material Method 活 用される稼 働 率 、 良 品 率 、 チョコ停 発 生 時 間 、 停止 エラー 発 生 時 間といったような要
設備 人 原材料 生産方式
素が全て加 味されており 、 ライン生 産 効 率を元に先 週 / 先日と比べて現状 がどうか?他
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
のラインと比べて対 象ラインがどうか?など良し悪しの判 断をすることができます 。 にも 、 その 結 果 該 当していたロスが 削 減されたのか?その 結 果ライン 生 産 効 率が 安 定し
そして 、 仮にライン 生 産 効 率が良くな かった 場 合 は 、 な ぜライン 生 産 効 率が 落ちてし たのか?といった評 価を実 施していくことも大 切です 。
まったのかという観 点で 、 生 産 効 率 を阻害する要 因である 「 ロス 」 を 分 解して原 因 特 定 このように 、「 ライン生 産 効 率 」 はまさに生 産 部のカイゼン 活 動の軸となる目標 指 標で
を行う事ができます 。 さらには 、「 ロス 」 を引き起こした真因を発見し対 策を講じた場 合 あると言えます 。
ライン生 産 効率 操 業時間
ロス分 類
負荷時間 計 画 休 止
時間 稼 働 率
稼 働 時 間 / 負荷時 間
( 負荷時 間 ‒ 停止時 間 ) / 負荷時 間 稼 働 時間 停止ロス
性 能 稼 働 率
正味稼 働 時 間 / 稼 働 時 間 正味稼 働 時間 性 能ロス
基 準 C T / 実 績 C T
良品率 価 値 稼 働 時間 不良ロス
価 値 稼 働 時 間 / 正味稼 働 時 間
( 加工 数 量 ‒ 不良 数 量 ) / 加工 数 量
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
生産管理部の活動テーマ
生産管理部の目標指標 ~プロセス生産性~ 生 産管 理 部が 追い求めているのは 、生 産プロセスにおける「 生 産 性 」です 。生 産 性とは 、
労 働 者 1 人あたり 、 機 械 1 台あたり 、 または 、 資 金 ○ ○円あたり 、 どれくらいの成 果を
生み出すことが できるか の 値を示した指 標 です 。 生 産 性には 様々な 観 点 があり 、 良く活
生産管理部の役割
用される指 標としては 、「 労 働 生 産 性 」「 人時 生 産 性 」「 資 本生 産 性 」「 原材 料生 産 性 」「 全
生 産 管 理 部 の 役 割 は 、 大きく4つあり 、 需 要 予 測 、 生 産 計 画 、 生 産 実 施 、 生 産 統 制 要 素 生 産 性 」 などがあります 。
になります 。 生 産 管 理 部は 、 工 場 におけるアウトプットである生 産出 荷 金 額を最 大 化させ 、 工 場 に
スマート工 場 ( 工 場 内のデータ利 活 用 ) においては 、 本 社の需 要予 測を元に日別ライ おけるインプットである生 産 活 動のための 投 資を最小化できたか?というのが 重 要な 活 動
ン生 産計 画を検 討して生 産 部 門に生 産 指 示を行うことと 、 生 産 指 示を元に生 産 部が生 産 テーマになります 。
活 動を行った 結 果に対して生 産 統 制を行うことが 密 接に関 わる要 素になります 。 特に 生
産 統 制 は 、 進 度 統 制 、 余 剰 統 制 、 現 品 統 制 、 事 後 処 理 などに分 かれる役 割 であり 、 生
生 産管 理 部 生 産 性 労 働 生 産 性 アウトプット
産 部が 行ったカイゼン 活 動の成 果をどう捉 え 、 活 用するか は 、 生 産 管 理 部 次 第と言えま 人時 生 産 性
す 。 資 本生 産 性 インプット
需 要 予 測 原材 料生 産 性
種 別 計 画ス パン 計 画 者
生 産 管 理 部 大日程 計 画 6 か月~ 1 年 経営 者層 全要 素 生 産 性
中日程 計 画 1 か月~ 3 か月 生 産 管 理 部 門 長
小日程 計 画 1 日~ 1 週 間 生 産 管 理 担 当 者
生 産 統 制
日別ライン 生 産 計 画 生 産 能 力マスタ ・ 進 度 統 制
・ 余 剰 統 制
・ 製 品 名 ・ 数 量 参 照 ・ 製 品 名
インプット ・ 現 品 統 制 生産管理部の目標指標
・ ライン 名 ・ 負荷 時 間 ・ ライン 名 アウトプット
・ 標 準サイクルタイム ・ 事 後 処 置
実 績 管 理 生 産管 理 部の生 産 性を表す 指 標として「 プロセス生 産 性( 人時 生 産 性 )」があります 。
生 産 指 示 ・ 製 品
・ いつ? ・ 生 産 数 / N G 数 「 プ ロセス 生 産 性 ( 人 時 生 産 性 )」 とは 、 工 場 内において 製 品 を 生 産 する中で 、 複 数
・ なにを? ・ 生 産 完了日
・ いくつ? の異なるラインを経由しながら最 終 的には出荷されることを踏まえた考え方です 。 分 子
・ どこで? 生 産 活 動
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
に生 産プロセス全 体としての生 産出 荷 金 額 ( 数 量 × 単価 ) を置き 、 分 母に各生 産ライ この 指 標を元に 、 生 産 部がカイゼン 活 動によって実 現した高い 効 率性 から生 産 管 理 部
ンにおいてかかった 製 造 時 間 ( ライン 生 産 効 率が良い 場 合には 短く 、 悪い 場 合には長く が余 剰 生 産 時 間を把 握し 、 より生 産 性の高い生 産 計 画への見直しを 促す事が 可能になり
なる ) の 合算値を置くことで 、 その 製 造プロセス全 体 での単位 時 間で 生 産 活 動によって ます 。
得られる金 額を算出することができます 。 このように 、 スマート工 場 化を 一 定の 範 囲 以 上で実 現することにより 、 生 産 部 のみ な
らず 、 生 産 管 理 部も含めた生 産に関わる部 門 全 体 が 一 体となった 広 義のカイゼン 活 動 が
可能になります 。
プロセスA 出荷 数 量 販 売 単価
生 産部と生 産管理部が部門一 体となって実現できること
プロセス生 産 性
ライン A ライン B ライン C
人時 生 産 性
( 円 / 単位 時 間 ) 製造かかる理論時間 製造かかる理論時間 製造かかる理論時間 生 産出荷 金 額
生 産増 生 産増 生 産横ばい 生 産減 生 産大幅増
ライン 生 産 効 率 ライン 生 産 効 率 ライン 生 産 効 率
製 造にかかった合 計 時 間 生 産 効 率
時間減 時間横ばい 時間減 時間大幅減 時間増
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
経営層の活動テーマ
経営層の目標指標 ~収益性~ 経 営層における活 動 テーマは 、 企 業 の 経 営 方 針 、 業 種 、 成 熟 度 、 生 産 形 態 、 製 造 物
の種 類 、 その時 代 背景などに密 接に関わり 、 その工場の特 徴により様々です 。
例えば 、 生 産 形 態という観 点では 、 受 託 設 計 生 産中心であれ ばカスタマイズへの対応
経営層の役割
が大 切 な テーマとなるためプ ロジェクト当たりの営 業 利 益 額 が 、 受 託 生 産 中 心であ れ ば
経営層の 役 割 は 、 まさにスマート工 場 の目的 でもある 「 利 益 が上 がる工 場であり続 け 納 期が大 切なテーマとなるため納 期 順守率が 、 見 込 生 産中心であれば 需 要予測の精度が
る 」 を実 現 する責 任 者として 、①ヒト 、②モノ 、③カネ 、④ 情 報 、⑤ 時 間 、⑥ 知 的 財 産 を 最 大 切なテーマになるため製 品単位の在 庫金 額が 重 要 視されがちです 。
大 活用することです 。 本 書では 、 生 産 部 、 生 産 管 理 部 、 経営層の目標 指 標を連 動させることを意 識して 、 工
近 年 、企 業 経営としては 、経営における財 務 指 標のみならず 、サステイナブル 経営といっ 場 経営の活 動テーマを 「 収 益 性 」 とします 。 収 益 性とは 、 より少ない資 本 で 、 より大き
た社 会 的責任 や人 的 資 本といった非財 務 指 標も重 要 視されるようになりました 。そういっ な 利 益 を稼ぎ出す力を表しています 。 良く活用される指 標としては 、「 総 資 本 利 益 率 」「 自
た 時 代 背 景 の中 、 製 造 業 にお ける生 産 物 の 製 造 に 携 わる工 場 経 営の 複 雑 性 が 高まって 己資 本 利 益 率 」「 使 用資 本 利 益 率 」 などがあります 。
いることは言うまでもありません 。
経営層 総 資 本 対 経常 利 益 率 自己 資 本 対当期 純 利 益 率 経営層 収 益性 総 資 本 利 益 率 稼いだ金 額
経営 資 本 対 営 業 利 益 率 キャッシュフロー 自己資 本 利 益 率
使 用資 本 利 益 率 使った金 額
P/ L( 損 益 計 画 書 ) B/S( 貸 借 対 照 表 )
売 上高 総 利 益 率 労 働 分 配 率 総 資 本 回 転 率 商品 回 転 率
インプット 売 上高 対 営 業 利 益 率 流 動 比 率 固 定 資 産 回 転 率 アウトプット
利 益 製 造 関 連 外 原 価
売 上 原 価
流 動 資 産 固 定 資 産
製 造 関 連 原 価 製 造 関 連 外 原 価 棚 卸 資 産 有 形 固 定 資 産
生製生製生製 労 原 製 原 仕 貯 建 機 土
産品産品産品 務 材 造
量①量②量ⓧ 費 料 経 材 掛 蓄 物 械 地
費 料 品 品
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
経営層の目標指標
経営層の目標 指 標も活 動テーマによって大 切にされるべき指 標 が異なります 。
例えば 、 会 社 の成 熟 度という観 点では 、 創 業 期 は債 務 返 済 も大 切 になりキャッシュフ
ローが 重 要で 、 成長 期では安 定した 利 益 が創出できることが 重 要になり 、 成 熟 期には 利
益 のみならず 、 総 資 本 利 益 率や 使 用資 本 利 益 率が 重 要になります 。
本 書では 、 収 益性を表す1つの 指 標として 「 使 用資 本 利 益 率 」 を説 明します 。
「 使 用 資 本 利 益 率 」 とは 、 分 母 には 工 場 において使ったコストを置き 、 分 子 を各 製 造
プロセスにおいて得られた利 益 の合算値として計算されるものです 。
つまり 、 生 産 管 理 部にて生 産出 荷 金 額を最 大 化する生 産計 画を立 案して 、 生 産 部が 高
い効 率性を元に生 産 活 動を実 際に行えば 行うほど 、 使 用資 本 利 益 率は高くなります 。
このようにスマート工 場 化 によって 、 生 産 部 、 生 産 管 理 部 、 工 場 経営層で指 標を 連 動
させな がらカイゼン 活 動および 相 互へフィードバックを行うことによって 、 工 場 全 体 が 一
丸となってより良い活 動を行うことが 可能です 。
プロセス A プロセスB
売上高 - コスト 売上高 - コスト
収 益性
使 用資 本 利 益 率 使 用資 本
( % )
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まとめ
2014 年 以 降 、A I/I oT 技 術の活用が 盛 んに言われるようになりましたが 、近 年はスマー
ト工場 化に向けて闇 雲に取り組 んでも上手くいかないと感じていらっしゃる製 造 業の方が
多いのではないでしょうか?
そんな状 況だからこそ基 本に立ち返り 、 手段を目的 化してしまわないように 、 一度 立ち
止まって 、 改めて目的 - 目標 - 手段 - 方法を見直してみることも重 要ではないでしょうか 。
スマート工場の目的を 「 利 益 が上がる工場であり続けること 」 と定義して 、 具体 的な目 スマート工場の目的
的 指 標を設 定してみてはいかがでしょうか?
経営層 ・ 生 産管 理 部 ・ 生 産 部
スマート工場 推 進者
利 益が上がる工場で
あり続ける
目標 指 標の連 動
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スマート工場の目標指標 ~部門組織を意識した3つの目標設定と、その連動性を考える~
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