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ペーパーレス化のメリットは、
単に紙の書類がなくなって印刷費⽤や保管費⽤が削減できることだけにとどまりません。
現場のあらゆる情報をデジタル化して集約できることは、さまざまなメリットを⽣み出します。
ペーパーレスでデジタル化の最初の⼀歩を踏み出してみましょう。
このカタログについて
ドキュメント名 | ペーパーレスでデジタル化のはじめの⼀歩 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 4.5Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ウイングアーク1st株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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ペーパーレスで
デジタル化のはじめの⼀歩
The first step toward paperless digitization
ペーパーレス化のメリットは、
単に紙の書類がなくなって印刷費⽤や保管費⽤が削減できることだけにとどまりません。
現場のあらゆる情報をデジタル化して集約できることは、さまざまなメリットを⽣み出します。
ペーパーレスでデジタル化の最初の⼀歩を踏み出してみましょう。
INDEX Section1. ペーパーレスについて Section2. 具体的なユースケース Section3. 成功事例の紹介 Section4. MotionBoardの紹介
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section.1-1 紙業務にまつわる課題
ペ ⽣産現場では、紙の書類ベースの業務が多数存在します。例えば⽣産⽇報や検査記録、保守点検などの記録を紙に記⼊することは多い
! でしょう。⼀⽅で、記⼊時のミスや、記⼊内容を転記したりデータ⼊⼒する際のミスや転記の⼿間がかかるといった、さまざまな課題
パ が存在します。
!
レ ■紙を使う業務の例
ス ⽣産⽇報の記⼊、検査の記録、保守点検、現場の記録、報告業務など
に
つ
い 記⼊時の課題 記⼊後の課題
て
記⼊内容のミスや記⼊漏れ 多くの書類から⽬的の情報を探すのが困難
記⼊項⽬が多すぎることによって⼿間と時間がかかる 整理されていない数字や⽂章から
異常値や傾向をつかむのが難しい
記⼊は作業者に依存し、
ばらつきも⼤きいため情報の把握が難しい 紙の書類に記⼊した情報の
デジタルデータ化余分な⼯数がかかる
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Section.1
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section.1-2 ペーパーレス化のメリット
ペ ⽣産現場に存在する紙類をデジタル化することで、回覧や承認作業のスピードが上がる、印刷費⽤および保管費⽤の削減といったさま
! ざまなメリットを得ることができます。さらにリアルタイムでの⾃動集計が可能、検索性が上がるなども分かりやすい効果でしょう。
パ
!
レ データをデジタル化することにより、情 紙を使えば、印刷のための機器および、
ス 報の検索性が向上します。またデータが その保守費⽤がかかります。また紙やイ
に 業務効率化 ネットワークを通じて⾃動で集約される
つ コスト削減 ンク/トナーなどの消耗品費もかさみま
ような環境を整えることで、回覧や承認 す。⼀⽅、保管や郵送、廃棄の費⽤など
い 作業のスピードが上がります。また、⼿ も無視できません。ペーパーレス化すれ
て 書きデータをあらためてデジタルデータ ば、これらの費⽤はすべて削減できます。
化する⼿間がなくなるため、データ⼊⼒
の⼯数を削減することができます。
紙の書類として保管すると、資料の保管 ペーパーレス化は紙やトナー、インクな
場所が分からなくなったり、資料⾃体が どの使⽤量を減らすため、資源の無駄遣
劣化する恐れがあります。また、情報漏 企業イメージ
リスク軽減 いをなくし、環境保護活動の⼀貫となり
洩の多くは、書類の紛失や置き忘れによ 向上 ます。SDGsの視点からもペーパーレス化
るものといわれています。ペーパーレス は重要な取り組みだと⾔えるでしょう。
化により、⼤切な書類を常に利⽤できる
状態にするとともに、情報漏洩のリスク
を軽減することができます。
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section.1-3 ペーパーレスを進める前に検討したいこと
ペ ペーパーレス化を進めるにあたっては、ぺーパーレス化の⽬的をしっかり考えることが重要です。
! それとともに、どのような⼿段でデジタル化するかについても⼗分に検討する必要があるでしょう。
パ
!
レ ⽬的 何のためにペーパーレスを⾏うか?
ス
に ペーパーレス化することで、コストの削減や⼯数削減などの直接的な効果を得ることができます。
つ ですが実際には、その先に「⽣産現場の状況を定量的に把握したい」、「現場の状況をリアルタイムで把
い 握して、迅速な経営判断を⾏いたい」といった⽬的があるはずです。そういったデジタル活⽤の⽬的を意
て 識することで、どのような紙の業務を優先してペーパーレス化し、データを取得するべきなのか、⾃社に
合った取り組み⽅法が⾒えてくるでしょう。
⼿段 どんな⽅法でデジタル化するか?
⼀⼝にデジタル化といっても、さまざまな⽅法があります。紙に⼊⼒していたデータをタブレットに直接
⼊⼒してデジタル化する⽅法がまず思いつくでしょう。タブレットを使うことができない環境であれば、
紙に記⼊したデータをOCRで読み取りデジタル化します。またIoT機器を利⽤して、作業員が読み取って
記録していた情報を直接⾃動でデータ化するといった⽅法も考えられます。
次ページからは、主要なユースケースを紹介していきます!
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section.2-1 具体的なユースケース①:⽣産管理
具 ペーパーレス化がもっとも適合するのが、⽣産管理の現場です。
体 作業⼯程の記録をデジタル化し、計画数値と組み合わせることで、⽣産進捗を可視化できます。
的
な
ユ 実施内容
! 製造個数や不良の発⽣した時間といった、
ス
ケ 作業⼯程の記録をデジタル化します。
! 紙に記⼊していたものをタブレットに直接⼊⼒したり、⽣産ラインにセンサーを設置した
ス りして⾃動で製品をカウント、集計するといった⽅法が考えられます。この情報を計画数
値と突き合わせて⽐較し、⽣産進捗を可視化することができます。
メリット
1. ⽣産進捗がリアルタイムで把握できるようになるため、
遅延の兆候を⾒逃さず、迅速な対策が打てるようになります。
2. ⾃動で作業⼯程データが取りにくかったり、⼿作業が多かったりする場合に、
特に⼊⼒を効率化できます。
3. 記⼊⾞の名前をプルダウンで選択する、⼊⼒時間を⾃動で記⼊する等によって、
⼊⼒ミスの削減との省⼒化が可能です。
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section.2-2 具体的なユースケース②:品質管理
具 検査⼯程における品質管理においてもペーパーレス化は⼒を発揮します。検査項⽬はもちろん、検査時間のログや⼊⼒場所をデータと
体 して取得することで、情報の改ざん防⽌に役⽴ちます。また、より品質管理を⾼度化することが可能です。
的
な
ユ
! 実施内容
ス ペーパーレス化は検査⼯程でも活⽤されています。
ケ
! 検査項⽬をデジタル化することの他にも、検査時間のログや⼊⼒場所をデータとし
ス て取得します。検査結果を可視化し、例えば品質のばらつきを統計的に明らかにす
ることができます。
メリット
1. 検査時間のログや⼊⼒場所のログを取得することにより、
記録の改ざんを防⽌したり、検査の真実性を裏付けるものになります。
2. 抜き取り検査よりも広範囲(ロット全体)で、統計的な品質管理が実現できます。
3. 現場の良品率のレベルの範囲が明らかになります。
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Section.2
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section.3-1 事例紹介①:ヤマハ株式会社
成 case study
功 間接作業時間を⼤幅に削減し、創造的な時間を確保。⽣産実績をリアルタイムで⾒える化
事 ヤマハは電⼦楽器の製造現場で、実績の記録をタブレット⼊⼒に変えることにより、
例 ⽉次ベースだった実績報告を⽇次に早めるとともに、間接作業時間を⼤幅に削減しました。
の さらに収集データをダッシュボードで⾒える化することで、PDCAサイクルの⾼速化にも成功しました。
紹
介 改善前 改善後
l 作業員が⼿書きした⽣産⽇報を、現場リーダー l 『⽣産性』『品質』『⾮⽣産時間』の3つの⽣産性指標で、⽣産実績
がExcelに転記、職⻑が⽉報として集計。この間 情報を⽇次ベースで参照できるようになった。
接時間の削減が課題となっていた。
l 週次の報告会議では⽇次ベースの⽣産実績を紹介する際、ダッシュ
l マネジメント層への報告は⽉ ボードを直接使うようになった。
次となっており、このリード
l 職⻑は⽉次報告書を作るために⽉間
タイムでは業務改善サイクル
を回せず、課題対応への遅れ 約50時間の間接作業時間を費やして
が発⽣していた。 いたが、この時間がゼロになった。
POINT
⾮⽣産時間、つまり間接作業時間を⼤きく短縮できました。これにより年間約500万円かかっていたレポート作成コストの削減に成功しました。
また⽣産実績データのリアルタイム可視化により、PDCAサイクル速度を向上させることに成功しました。チャートなど表現豊かなダッシュボー
ドをノンプログラミングで導⼊でき、⽣産現場が必要とするタイミングで、可視化の仕組みを柔軟に変更できる環境を構築することができました。
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Section.3
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section.3-2 事例紹介②:南条装備⼯業株式会社
成 case study
功 精度向上した⽣産実績データにより、業務改善と迅速な意思決定が可能に
事 マツダ向けを中⼼にドアトリムやシートなどの⾃動⾞内装部品を開発する南条装備⼯業では、⼯場の⽣産実績データをリアルタイムで
例 デジタルデータとして収集・分析しています。経営ダッシュボードや、現場に設置した掲⽰板にそのデータを表⽰することで、
の 経営者の迅速な意思決定や、⼯場の⽣産現場における⽣産状況の確認、⽣産設備の異常監視などに役⽴てています。
紹
介 改善前 改善後
l 精度の⾼い⽣産実績データを収集しており、そ l 経営者向けダッシュボードで、データ分析による迅速な意思決定が
れを分析、活⽤して意思決定を迅速化したいと 可能になった。
考えていた。
l 事業部⾨において紙と⼿作業で⾏っていた⽣産⽇報や不良集計の帳
l ⼿作業で作成していた⽣産⽇報 票作成を、タブレットで⼊⼒する帳票⼊⼒システムに切り替えた。
の電⼦化を検討していた。
l ⽣産実績の可視化と不良実績の
l 不良実績を早期に把握/分析す 早期把握により、⽣産効率及び
ることが課題となっていた。 品質が向上した。
POINT
⽣産実績データに基づいた⽣産性推移グラフ、不良実績データに基づいた不良集計グラフなど50画⾯以上をダッシュボードに表⽰し、⽣産現
場の事業部⾨の業務改善に役⽴てています。また、経営者向けには経営ダッシュボードを⽤意することで、データ分析による迅速な意思決定
も可能になりました。ダッシュボードはユーザー⾃⾝が開発や変更ができることを⽬標にし、事業部⾨でほぼ内製化できるようになりました。
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Section.3
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section.3-3 事例紹介③:富⼠フイルムマニュファクチャリング株式会社
成 case study
功 タブレット⼊⼒で転記⼯数がゼロに、ライン淀みの原因解明で残業時間も削減
事 プリンターやデジタル複合機を製造する富⼠フイルムマニュファクチャリングでは、煩雑な⼊⼒作業を削減すること、
例 すばやく不良原因を特定して不良を作り続けないようにすることが課題となっていたことから、
の タブレット端末によるダイレクト⼊⼒やBIを活⽤したリアルタイムモニタリングを導⼊しました。
紹
介 改善前 改善後
l 各ラインの⼿書きの⽇報をあらためてExcelに⼊⼒し直 l iPadを利⽤したダイレクト⼊⼒の徹底により、毎⽇約80分
し、1次加⼯、2次加⼯するなど、煩雑な⼿間がかかっ 費やしていたExcelへの⼿⼊⼒⼯数が0分に削減された。
ていた。
l 不良品を出さないための対処
⽇報 ⽇報 ⽇報 をタイムリーに⾏えるように iPadで⼊⼒
l 不良発⽣コストのさらなる
削減が課題だった。 なった結果、不良品の発⽣が5
リーダーが⽇報を集めExcelへ⼊⼒ 分の1に減った。 ⽇報完成ボタンを押す
l ムリ・ムダ・ムラを発⾒し、
⽣産性を向上させる活動に l ラインの「よどみ」が⾒える ⾃動で
データ化
⼈⼿がかかりすぎていた。 化され、残業時間が1⽇当たり
1時間減った。
POINT
データを取り込みKPIとして表⽰するダッシュボードを構築。製造ラインで起こっているさまざまな出来事を、直感的に“⾒える化”することに成
功しました。製造品種の変化、検査項⽬の変化、切り⼝の変化などをリアルタイムで確認できることで、それらに素速く対応できる柔軟性を得る
ことができました。BIを活⽤する部⾨は⽣産管理を中⼼としてほぼ全業務におよび、ユーザー数は約1,000⼈、メニューは約2,000となっています。
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Section.3
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section.4-1 MotionBoard製品紹介①
データの⼊⼒から集計まで⼀気通貫対応した製造業向けダッシュボード
MotionBoardは製造業向けに特化し、描画機能を備えたBIダッシュボードです。
データ⼊⼒からリアルタイムでの集計&可視化まで⼀気通貫で対応します。
の データソース1
紹 現場で直接タブレット
に⼊⼒
介
データソース2
Excel、基幹システム
データの取り込み ダッシュボード画⾯で集計&可視化し、レポート出⼒ですぐに共有
POINT
必要なデータを集約・活⽤することで、業務遂⾏や意思決定の質・スピードを上げることができます。
⼀部の分析担当が利⽤するのではなく、全社的なデータ利活⽤の環境を構築することができます。
グラフや図、アラート通知など、分かりやすい形でデータを可視化・共有します。
豊富な事例を参考にしながら、ノンプログラミングでダッシュボードの作成ができます。
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MotionBoard
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section.4-2 MotionBoard製品紹介②
豊かな表現⼒と操作性の⾼さで幅広い⽀持を受ける、国内発のBIツール
MotionBoardは製造現場への豊富な導⼊実績があり、サンプル画⾯やノウハウ満載の事例を多数参照することができます。
ノンプログラミングでのダッシュボード作成や多様なデータソース対応が、⾼い満⾜度評価を得ています。
ノンプログラミングの
の 画⾯設計 多様なデータソース 製造現場への
豊富な導⼊実績 顧客満⾜度調査1位
紹
介 2,800社以上
ノンプログラミングで画⾯ 多様なデータソースと連携 MotionBoardは多様な業界 『⽇経コンピュータ(2022
設計ができるため、現場で が可能で、社内に散らばっ および業種で⽀持されてお 年9⽉1⽇号/⽇経BP発
柔軟に変更することが可能 ているさまざまなデータを、 り、2,800社以上の導⼊実 ⾏)』誌にて発表された
です。専⾨知識を必要とし BIダッシュボードで可視化 績(2022年2⽉末現在)が 「⽇経コンピュータ顧客満
ないダッシュボードの作成 します。⽬的に応じてリア あります。特に製造業に使 ⾜度調査2022-2023」の
や、豊富なチャート表現に ルタイムで分析、⾏やグラ いやすい機能を多く搭載し データ分析・利活⽤⽀援ソ
より、ユーザー部⾨での設 フなどを活⽤することによ ており、豊富な事例が活⽤ フト/サービス部⾨におい
計・管理が可能です。 り、必要な情報を最も⾒た を後押しします。国内で開 てウイングアーク1st株式
い形でビジュアル化するこ 発によりサポートも安⼼し 会社が顧客満⾜度1位を獲
とができます。 て受けていただけます。 得しました。
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MotionBoard
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ウイングアーク1s t株式会社
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