製造業の
オンラインストレージ
活用事例集
ランニングコストが約6分の1に
ブラザー工業株式会社
1カ月の納期を2週間に短縮
株式会社サダ・マーチャンダイジングリプリゼンタティブ
最適な情報をスピーディに提供
売上アップにつなげる
アンリツ工業株式会社
内勤を減らし顧客対応力を強化
日本化学産業株式会社
導入事例 株式会社サダ・マーチャンダイジングリプリゼンタティブ
1カ月の納期を2週間に短縮
上質なパターンオーダーシャツを
より早く、より多くのお客様に
(写真左) Online Store and Made to Measure Coordinator
上島 洋代 氏
(写真右) Made to Measure Coordinator 海外サイト副責任者
日坂 幸大郎 氏
事例のポイント
納期を従来の2分の1に短縮。売り上げは約2倍に
本社・協力工場・店舗、関わる人すべての「時短」を実現
海外での事業展開にも大きく貢献
株式会社サダ・マーチャンダイジング
リプリゼンタティブ 鎌倉発祥の「鎌倉シャツ」。 メーカーズシャツ鎌倉株式会社では「上質なシャツを手頃な価格で提供する」
〒150-0012 をポリシーに、25年間にわたりこの鎌倉シャツを作り続けている。サダ・マーチャンダイジングリプリ
東京都渋谷区広尾5-1-25
広尾ヴィラージュ3階 ゼンタティブ(以降、略称SMR)は、このメーカーズシャツ鎌倉のマーケティング、出店戦略、商品開
発を一手に担う企業である。早期からSPA※モデルを取り入れ、またデジタルトランスフォーメーション
の取り組みにも積極的であり、アパレル業界の中では先進的企業と言える。
事業内容
「世界で活躍するビジネスパーソンを応援する」という企業理念のもと、上質なシャツを提供し続ける
鎌倉シャツのオンラインショップの運営、 SMRが現在注力しているサービスが、「Made to Measure」と呼ばれるパターンオーダーシャツである。
マーケティング、出店戦略、商品開発。 お客様ごとに適したフィット感を実現するために、限りなくフルオーダーに近い、様々な箇所の部分補正
が可能で、300種以上の生地から選ぶことができる。
<直営店>神奈川県:6店舗、東京都:12
店舗、愛知県:1店舗、大阪府:3店舗、
福岡県2店舗、ニューヨーク
<FC店>山形県、愛知県、広島県 導入前の課題
オーダーシートをFAXで送り、さらに郵送するという二度手間
現在では、世界中から毎日オーダーが入るようになり、ビジネスとしての手ごたえを感じているが、「こ
こまでたどり着くには、いくつかの課題がありました」と語るのはSMRのオンラインショップとパター
ンオーダーシャツを担当する上島氏だ。
以前は、パターンオーダーシャツの納期は1カ月、とお客様にご案内していたそうだ。上質なオーダー
シャツを少しでも早くお客様のもとへ届けるため、受注から生産、出荷に至るまでの工程を見直し、徹底
的に効率化した。
TexTeq広尾店 店舗で注文を受ける際にオーダーシートに記入し、それをSMRから縫製工場にFAXで送信。さらに、
FAXだと細かい数字などが判読できないこともあり、オーダーシートを追って郵送していた。縫製工場で
は、受け取ったオーダーシートを見ながら、パターンシステムに入力するため、誤入力による生産ミスも
発生していた。「お客様の元にシャツが届いてから、初めて間違いに気づくということもありました」(上
島氏)。
選導定入の前ポのイ課ン題ト
工場との情報連携に必要なのは“扱いやすさ”
サービスが好評を得て、需要が増えつつあるなか、より多くのお客様に少しでも早くシャツを提供するこ
とを目指すSMRは、パターンオーダーシャツ生産における情報連携の改善を検討し始めた。工場とのや
※SPA(specialty store retailer of private
label apparel) りとりにおいては、PC操作に慣れていないスタッフに配慮し、使い勝手の良いサービスを探していたと
生産機能をもったアパレル専門店であり、 ころ、Fleekdriveを知ることになる。「ユーザーインターフェースやファイルをアップロードする時の操
商品の企画から製造、物流、プロモーショ 作感など、Fleekdriveの扱いやすさは決め手のひとつとなりました」(上島氏)。導入時には工場に出向い
ン、販売までを一貫して行う小売業態。 てレクチャーを行ったが、使い方を理解してもらうまでには時間がかからなかったという。
導入事例 株式会社サダ・マーチャンダイジングリプリゼンタティブ
導入の効果
1カ月だった納期が2週間に、
売り上げは約2倍に! 社内業務の時短にも貢献
Fleekdrive導入を含めた改善の結果、仕組みは大きく変わった。今 Fleekdriveの活用は、オーダーシートの受け渡しのみにとどまらな
では毎朝、店舗から送られてきた前日のオーダーシートをまとめて い。本社内での情報共有をはじめ、各店舗への資料配布にも
PDFにして、Fleekdriveにアップするだけ。縫製工場ではそれを Fleekdriveを利用している。また、縫製工場では工場間での情報共
ダウンロードして、必要な情報をCADに読み込むだけで縫製にか 有、本社や店舗との入荷報告書、伝票のやりとりに、さらにはオン
かれる。ミスもなくなり、1カ月だった納期が2週間で商品がお客 ラインショップでの倉庫とのやりとりなど、Fleekdriveの利用範囲
さまのもとに届けられるようになった。この納期の短縮は、大きな は多岐にわたる。
セールスポイントとなった。縫製工場の生産能力があがってきたこ
ともあいまって、オーダーシャツの売り上げは以前に比べ、約2倍 これらのやりとりにおいても、以前まではFAXやメール、他システ
になった。さらに、オーダーシートにかかっていたFAX通信費や郵 ムなどが混在し、手間が生じていたが、Fleekdriveにより本社はも
送費などのコスト削減を実感することができた。 ちろん、店舗、縫製工場の勤務時間の短縮に貢献する結果となった。
●オーダーシートの情報をFleekdriveで管理 ●Fleekdriveの活用により勤務時間の短縮に貢献
オーダーシート入力
住所 東京都
電話
FAX
E-Mail
備考
会員 ID 担当 出荷
各店舗 縫製工場A
各店舗
資料 伝票 注文 入荷
情報 報告
PDF CSV 本社 縫製工場B
オーダー情報 一元管理により
本社 縫製工場 やりとりの手間を削減
FAX送信や
郵送が不要に オンラインショップ 倉庫
今後の展望
市場規模が桁違いの海外戦略でこそ、Fleekdriveが生きる
2012年10月にオープンしたニューヨーク店は、実はこのパター い。またSMRでは、中国において先行しているオンライン販売に
ンオーダーシャツの受注が最も多い店舗である。「ニューヨークだ 続き、上海をはじめとする店舗展開も検討している。
けで毎月約150件の受注があります。富裕層の方は、1回の注文
が1週間分だとか1ダースだとか、桁が違いますね」とSMR海外 Fleekdriveは、郵送やFAXなどのアナログツールに頼ることなく、
サイト副責任者の日坂氏は語る。2018年には現地に倉庫を新設 情報を瞬時に、かつ同時に、国境を越えて共有できるサービスであ
し、提供スピードをさらに早めることができたという。これだけの る。これからのSMRの海外戦略に欠かせないものとなるだろう。
オーダーのやりとりをFleekdriveで効率化できたコスト効果は大き
お問い合わせ/資料請求 (受付時間/平日10:00~18:00) Fleekdrive 検 索
03-6722-5015 www.fleekdrive.com
株式会社 ※本紙に記載の情報は取材時のものであり、変更になる場合がございます。
導入事例 アンリツ株式会社
Case Study
特約店様ごとに最適な情報を
スピーディに提供
売上アップにつなげる
グローバルコーポレート本部経営情報システム部
遠藤 弘明氏
事例のポイント
Salesforce※と連携した特約店様のポータルサイトを構築
細やかな権限設定で、相手に合わせた最適な資料を提供
特約店様との連携を強化し、売上比率をアップ
アンリツ株式会社
〒243-8555
神奈川県厚木市恩名5-1-1 導入前の課題
https://www.anritsu.com/
タイムリーな対応ができず、特約店様のストレスを招くことも
創業は明治28年(1895年)。今年で123年 アンリツの販売戦略を支える柱の一つが、特約店体制。十数社に及ぶ特約店様と連携をはかり、お客様へ
目を迎える、日本を代表する歴史ある企 の提案、情報・製品の提供を行っている。以前は、特約店様からの問い合わせはメールや電話で行われ、
業である。3世紀にわたり、通信用計測 それをアンリツの担当営業が個別にお応えする、というアナログ的な対応だった。そのため、タイムリー
機器、産業機器、情報通信機器等の開発・ な情報提供ができない場合もあった。
製造・販売を通し、通信の発展に貢献し
ている。また、海外の売上比率が約7割
を占めるグローバル企業である。 ●以前の特約店様からのお問い合わせ体制
アンリツ 特約店様 お客様
事業内容 サポート 提案
通信用計測機器、産業機械、情報通信機 必要なときに必要な情報・ツールが
器等の開発・製造・販売 メール 電話 得られない
問い合わせ 問い合わせ
※Salesforce 特約店様ごとの資料提供が、社内の大きな負担に
セールスフォース・ドットコム(本社:
米国)による、IoTやAIを活用した世界を 特約店様ごとで必要な情報が異なるため、それぞれに最適な資料を用意する必要があるが、それを個々に
リードするクラウドベースの CRM(顧客 準備する作業は、担当営業にとっても大きな負担となっていた。また、枚数の多い資料をアンリツ側で出
関係管理)ソリューションサービス。 力しそれを特約店様に届ける場合もあり、時間的ロス、さらには費用負担になっていた。
選導定入の前ポのイ課ン題ト
コスト面に加え、
フォルダのカスタマイズが可能という優れた機能性
アンリツでは2012年から、Salesforceを導入し、セールス、コールセンター、サポートが一体となっ
たCRM体制を目指し、各部門を一つにまとめたプラットフォーム化により、スピーディで適切な情報提
供、サポート体制を構築してきた。さらに特約店様との情報共有サイトの構築にあたり、Salesforceと
連携するクラウド型のファイル共有サービスの導入を検討することに。
「選定にあたっては、国内外合わせて数社の候補があったんですよ」と語るのはグローバルコーポレート
本部経営情報システム部の遠藤氏。
「社内で各社の比較検討を行ったところ、国内企業ならではのスピーディなサポート体制への期待や価格
面のメリットが大きいこともそうですが、コンテンツフォルダのアクセス権などを特約店様ごとに細かに
設定できる機能が標準で備わっていることが、Fleekdrive導入の一番の決め手となりました」(遠藤氏)。
導入事例 アンリツ株式会社
展示スペースでは120年の歴史を紹介 計測事業グループ計測器営業本部第3営業部
鮎川 裕之氏
導入の効果
要望に的確に応える情報提供が、特約店様との関係を強化する
「特約店様と我々を結ぶのが当社のポータルサイト。ここからさま ●ポータルサイトによる特約店様への資料・情報提供
ざまな情報を発信していますが、いかに速くストレスなく見ていた
だけるかが重要。Fleekdriveは、それぞれの特約店様に的確な情
資料 資料
報・資料をお届けするのに大変役立っています。さまざまな取り組
みの結果、閲覧回数もかなり増え、コミュニケーションを強化する
特約店A社様 特約店D社様
ことができました。今では、次はこんな情報を出してください、と
いったリクエストまでいただけるようになったんですよ」と計測事
業グループ計測器営業本部第3営業部の鮎川氏は語る。
標準ポータルサイト
Fleekdriveの最大の特徴は、細やかな権限設定を可能にしたことに
ある。 資料 資料
・各特約店様に応じた最適な資料を提供できるように、フォルダに
特約店B社様 特約店C社様
アクセスできる権限を個別に設定できる
・プレビューのみ、ダウンロード可能など、各特約店様の資料の閲 各特約店様ごとに、最適な資料・情報を提供。
一方で、特約店様同士でお互いの資料の閲覧はできない。
覧方法を特約店様ごとに制御ができる
つまり、見ていただきたい資料を見ていただきたい相手に、手間を
掛けることなく、スピーディに届けられるということなのだ。
特約店様の傾向、好みまで把握 見たい資料を見たいときに、ストレスなく閲覧
管理者側であるアンリツのメリットも大きい。担当営業が特約店様 一方、特約店様はお客様にタイムリーに資料を提供することがで
に合わせて個別に資料を準備する必要がなくなり、大きな負担減と き、営業活動に活用できる。また、ポータルサイトにおいて
なった。またFleekdriveでは、資料閲覧の証跡が辿れるようになっ FleekdriveとSalesforceと統合の検索用窓を開発し、全文検索で
ている。各特約店様の閲覧傾向を把握することにより、今何に興味 資料を探せるようになった。さらに資料を複数選択し、一括でダウ
を持っていただけているかがわかるため、営業活動や閲覧者のため ンロードできる機能により、ストレスなく最適な情報を得られる環
のサイトづくりに生かせるのである。 境が整ったという訳だ。
今後の展望
目指すはコミュニケーションの活性化、そして売上アップへ!
計測器営業本部では、ポータルサイトの導入効果もあり特約店様 あるいはSNSのような“いいね”機能などを利用し、より特約店様と
ルートでの売上比率は、順調に伸びてきている。今後もSalesforce の関係強化に活用していきたいですね」と遠藤氏は語る。すでにグ
と連携し、使いやすいポータルサイトとして利用してもらうことは ループ企業であるアンリツインフィビス株式会社での導入も決ま
もちろんだが、単に閲覧するツールではなく、コミュニケーション り、グループ内でもさらなる展開が期待される。今後もアンリツグ
を高めていくことへの期待が大きい。 ループのブランディング、信頼醸成に大きく貢献するはずだ。
「Fleekdriveにはさまざまな機能があります。例えばチャット機能、
お問い合わせ/資料請求 (受付時間/平日10:00~18:00) Fleekdrive 検 索
03-6722-5015 www.fleekdrive.com