安全・高信頼性・低コスト・省スペース　SH方式 高圧進相コンデンサ

SH方式高圧進相コンデンサ 2017.4 方式 安 全 ス高信頼性 ト低コス 省スペー 高圧進相コンデンサの特長 油入式高圧進相コンデンサのＮＨ方式とＳＨ方式の比較 コンデンサの種類 NHコンデンサ（他社） SHコンデンサ（ニチコン） 自 己 回 復 機 能 無し 有り 特　　　　　　長 誘電体に弱点があれば、そこで破壊し 誘電体に弱点部があっても自己回復作用により継続使用不可能。 弱点部を除去して、継続使用可能。 コンデンサ内部で絶縁破壊が発生すると大き 自己回復作用により徐々に内部圧力が上昇。 安 全 破 壊 時 の 様 相 な短絡電流が流れ、コンデンサ容器の破壊や 破壊時に大きな短絡電流が流れないため、 噴油に至ることがある。 コンデンサ容器の破壊や噴油の危険はない。 高信頼性 ケース変形をリミットスイッチで検出。 保 護 方 式 自己遮断可能な保安装置内蔵に加え 安 全 またはコンデンサ容器破壊確率曲線に基づいた電力ヒューズ 圧力検出用スイッチを併用した二重の安全保護。 での保護が必要である事からヒューズ選定に注意が必要。 信頼性高 自己遮断不可能。 自己遮断可能。 性 保 護 の 特 徴 接点出力によりコンデンサを開放するために 接点出力を利用し開閉器を開放することが可能。 高信頼 は、短絡電流を遮断するために遮断器が必要。 通常の破壊では短絡電流は流れないため、 コスト 開閉器で回路から開放できる。 低 寸法 ス（例：50Hz,106kvar） 400×115×375mm（30kg） 385×105×345mm（23kg） 省スペー 体 積 比 124％ 100％ 箔電極（ＮＨ）コンデンサ ＮＨ 蒸着電極（ＳＨ）コンデンサ ・絶縁構成 式 ・絶縁構成 　誘電体：絶縁紙，フィルム 　誘電体：絶縁紙，フィルム 　　　　　絶縁紙とフィルムの複合 の 　　　　　絶縁紙とフィルムの複合 　電　極：金属箔（一般にはアルミ箔） 弱 　電　極：絶縁紙又はフィルムの表面に ・破壊モード 　　　　　設けた蒸着金属膜 　局部的破壊が生じると破壊部分は 誘電体絶縁破壊 点 ・破壊モード 蒸着金属が飛散し 絶縁回復しない 上下のアルミ箔が を 　局部的破壊が生じると破壊部分の電極膜が　短絡状態となり、 ことから 絶縁回復する 絶縁回復!!　ＮＨ（Non-self Healing）コンデンサと称します。 接触し短絡となる。 解 　蒸発消失して、 ことから　ＳＨ（Self Healing）コンデンサと称します。 決 アルミ箔（電極） 無蒸着部!! 金属蒸着膜 断面図 アルミ箔（電極） 断面図 両面金属化紙 メタリコン フィルム 無蒸着部 フィルム フィルム フィルム（誘電体） （誘電体） （誘電体） （誘電体） アルミ箔（電極） 両面金属化紙

高圧進相コンデンサの保護装置 保安装置（回路切断機能） 適　　用 油入式ＳＨ方式高圧進相コンデンサ 保安装置の構造と動作原理 動作原理 ＳＨコンデンサは素子絶縁破壊を生じても大きな事故電流が流れることはなく、 破壊部の自己回復が繰り返され除々にケース内圧が上昇します。このケース変形 ケース変形力に 力を利用して電流通路を遮断するのが保安装置です。 より回路を遮断 尚、JIS C 4902にて保安装置内蔵コンデンサとして定義されています。 保護接点（制御接点出力機能） リード線 適　　用 油入式及び乾式ＳＨ方式進相コンデンサ 絶縁板 動作原理 素子の破壊によるケース内圧力異常を検出して動作する圧力検出用スイッチ（保 コンデンサ 素子 （圧力検出スイッチ附属） 護接点）を装備しています。 油入式では圧力上昇検出スイッチを、乾式では圧力上昇及び低下検出スイッチを 装備します。 （動作前） （動作後） 尚、JIS C 4902にて保護接点付きコンデンサとして定義されています。 参考：油入式高圧進相コンデンサの破壊例 機器寿命到達時も内蔵の 保安装置の作動により、 従来のNHタイプのコンデンサでは適切な保護が できていない場合において、大きな短絡電流が ケース破壊を起こさないコンデンサ 流入し、噴油爆発事故に至ることもあります。 NH高圧進相コンデンサ（当社旧製品）の噴油・破壊 事故品 SH高圧進相コンデンサ（当社現行品） （適切な保護がされておらず、ケース破壊に至った事例） の保安装置作動後の外観 機種選定時はケース破壊を起こさない自己遮断可能な 保安装置内蔵タイプの高圧進相コンデンサをお選びください。 ニチコンの油入式SH高圧進相コンデンサは、自己遮断タイプの保安装置を全機種に 内蔵しており、機器寿命到達時も保安装置の作動により、ケース破壊を起こしません。 ニチコン株式会社 URL http://www.nichicon.co.jp/ ■本　　　　社／ ●岩手営業所 京都市中京区烏丸通御池上る　〒604－0845 〒028-4305 岩手県岩手郡岩手町大字久保第8地割17番地の1　TEL.0195-62-4263　FAX.0195-62-3400 TEL.075－231－8461　FAX.075－256－4158 ●仙台営業所 ■東 京 支 店／ 〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央4丁目10番3号 仙台キャピタルタワー17階　TEL.022-713-6233　FAX.022-713-6255 東京都中央区日本橋兜町14番9号　〒103－0026 ●郡山営業所 TEL.03－3666－7811　FAX.03－3666－7831 〒963-8001 福島県郡山市大町2丁目12番13号 宝栄郡山ビル8階　TEL.024-927-1591　FAX.024-927-1593 ■名古屋支店／ ●北関東営業所 名古屋市中区錦2丁目4番3号 錦パークビル18階　〒460－0003 〒360-0044 埼玉県熊谷市弥生2丁目44番地 日進熊谷ビル6階　TEL.048-599-1731　FAX.048-599-1736 TEL.052－223－5581　FAX.052－220－1839 ●岡山営業所 ■西日本支店／ 〒700-0984 岡山市北区桑田町18番28号 明治安田生命岡山桑田町ビル6階　TEL.086-234-1527　FAX.086-234-1548 京都市中京区烏丸通御池上る　〒604－0845 ●福岡営業所 TEL.075－241－5370　FAX.075－231－8467 〒812-0011 福岡市博多区博多駅前4丁目4番23号 第3岡部ビル4階　TEL.092-474-5861　FAX.092-474-0143 安全に関する ●製品を正しく安全にお使いいただくため、ご使用の前に「使用上の注意事項」をよくお読みください。●ご使用の際は当社の「納入仕様書」などをご要求頂き、それらに基づき機器の設計をお願いします。これら「納入仕様書」のご確認なくお客様 ご注意 の機器に万一不具合が発生しましても、弊社はその責を負いかねますのでご了承ください。また、部品単体の試験では予測不能な故障を防ぐため、お客様の機器で必要な評価試験を行い、問題のないことを必ずご確認ください。 ご注意：●このカタログ記載製品の仕様・寸法は製品改良などのため、予告なく変更する場合があります。 ●このカタログに記載の製品は、輸出貿易管理令別表第1の1～15 項に記載された貨物に該当しません。 　しかし、輸出貿易管理令別表第1の16 項に該当しますので、大量破壊兵器の開発等に使用あるいは関連する活動に用いられる恐れのある場合は、 　「大量破壊兵器等の不拡散のための補完的輸出規制」に係る関係法令に基づき手続きください。 ●このカタログに記載の製品および梱包材には、モントリオール議定書に規定のオゾン層破壊物質を含んでおりません。また、製造工程でも使用しておりません。 ●このカタログまたは当社の仕様書その他の印刷物を含め当社製品に関し明文化されたものでない限り、当社は一切の保証はいたしません。 　また、当社製品をご使用になったお客様の製品に関して付随し、もしくは間接的に発生した損害に対して当社は責めを負いません。 　万一、当社の製品仕様書に適合しない製品が生じた場合は、当該製品の修理交換用製品の無償提供、あるいは当該製品の売買契約にかかる売買代金相当額を上限とし補償いたします。 ●このカタログ記載内容は 2017年 4月3日現在のものです。 CAT.3104B P.2017.D.2C