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フレキシブルプリント配線板【高周波、超細線&高密度】

製品カタログ

【高周波対応FPC】低伝送損失やインピーダンス整合に対応!携帯電子機器やIoT機器など様々な用途に!【超細線&高密度FPC】MSAP工法とビアフィリング技術の融合で超微細回路の形成が可能になりました!

●『高周波対応FPC』・『高周波対応 フレキシブルプリント配線板』は、低伝送損失やインピーダンス整合に対応した製品です。
仕様としては、コプレーナラインやマイクロストリップライン、ストリップラインがあります。
様々な用途での使用が可能です。

【用途例】
□スマートフォン等の携帯電子機器
□光通信モジュール
□IoT機器
□映像機器(4K/8K)
□その他、同軸ケーブルの代替

●超細線高密度FPC
通常のエッチングでは、ベース材のCuを薬液で溶かして配線を形成(サブトラ工法)致しますが、
シード層をメッキアップして配線を形成する、「MSAP工法」を社内設備にて実現しました。
これにより、従来のサブトラ工法では難しかった、細線形成が可能になりました。
また、TH穴をCuメッキで埋めてしまう「ビアフィリング技術」と併用することにより、
配線密度を高める事が可能です。
2つの加工技術の融合により「超細線高密度FPC」を実現致しました。

このカタログについて

ドキュメント名 フレキシブルプリント配線板【高周波、超細線&高密度】
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 2Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 太洋テクノレックス株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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全自動基板最終外観検査機 TY-VISION A308DC
製品カタログ

太洋テクノレックス株式会社

このカタログの内容

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高周波フッ素複合材3層FPC 誘電特性が特に優れたフッ素複合材 FPCで、ノイズ対策と狭小化を両立 特 長 3層構造でクロストークノイズを極限まで低減し、ノイズ問題をクリア 同軸ケーブルと比較し、軽量スリムで柔軟性があり、機器内での配線引き回しが容易  製品・仕様 ■参考 伝送損失 クロストーク 0 10 0 -1 9 -10 -2 8 -20 -3 -30 7 -40 -4 6 -50 -5 -60 -6 5 SDD21 -70 製品例 -7 4 -80 VSRW 3 -90 -8 -100 -9 2 -110 -10 1 -120 0 10 20 30 0 10 20 30 Frequency(GHz) Frequency(GHz) 極めて低い伝送損失 3層構造でノイズ問題をクリア 同軸ケーブルからの 同軸ケーブル FPC  用途例・将来性 置換えによるメリット ● サーバー間ケーブル ● 同軸ケーブルを一括で接続できる ● ドローン・IoT機器 等 ● 配線がスマート  ( ごちゃごちゃにならない) ● ケーブルがスリムで軽量 同軸ケーブルと比べ、厚み約80%減 ● 高密度配線が可能 狭ピッチで、さらに省スペース化が可能 ドローン IoT機器 ボタンめっき ~高周波関連用途~ 銅めっきはビア部のみ。 導体は薄く均一で、柔軟性や耐屈曲性を維持 特 長  製品例 インピーダンスコントロール精度向上 断面 パネルめっき法と比較し、薄く柔軟性と屈曲性で優位 高周波材の採用により、低伝送損失を実現 ビア部以外の導体は薄く均一 差動インピーダンス 100Ω公差比較 10.0% 標準偏差σ 8.0% 6.0% 4.0% パネルめっき 3.540 2.0% 0.0% ボタンめっき 0.773 -2.0% -4.0% -6.0% インピーダンス精度に優れ、 -8.0% -10.0% パネルめっき ボタンめっき 5Gやミリ波機器等の高周波関連製品に最適 N=36 N=72 ※作製の可否は加工内容によりますので、詳細はご相談ください SDD21(dB/150mm) VSRW FEXT(dB)
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MSAP工法 (Modified Semi Additive Process) めっきアップで高精度、かつ高密度の微細配線を実現 特 長 めっきアップ(析出)の為、配線断面の矩形性に優れ、高精度な超微細配線の形成が可能 L/S=20/20μmの配線が可能(片面・両面)  ※最小L/S=15/15μmを開発中! MSAP工法の工程 ポイント! めっきアップにて回路を形成 銅めっきアップ用の シード層銅膜つき基材 露光・現像 銅めっきアップ 剥離 エッチング 不要な部分にレジスト 必要な部分(回路部分)を 銅めっきアップ用の 銅めっきアップ用の 形成し銅めっきアップ めっきアップにて形成 土手(レジスト)除去 シード層銅膜を除去 用の土手を形成 従来工法との違い 従来工法( サブトラクティブ工法) MSAP工法 イメージ通りの 従来の削る工法では 配線形成が可能 細い配線形状が保てない     ▼ ●配線の表面積の拡大 ●部品実装面の確保 製品例・仕様 インピーダンスばらつき比較(参考値) インピーダンスばらつき(%)3σ 平均値基準 40μm 10.0% 5.0% 0.0% -5.0% -10.0% ● 厚さ15~20μm ● 高密度配線が可能 サブトラクティブ工法 MSAP工法 L/S=20/20μmまで対応 ● 設計自由度が高い サブトラクティブ工法 :  10%以内 ※L/S=15/15μmを開発中 MSAP工法 :   5%以内(参考値) 用途例・将来性 ウェアラブルデバイス スマートフォン 小型機器 ● ウェアラブルデバイス ● スマートフォン ● ヘルス機器 ● 小型機器(指輪型)等
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6層スタックビアFPC ビアフィリング技術によるスタックビア構造で、さらなる高密度配線化を実現 特 長 ビア上にビアを形成 するスタックビア構造の為、 さらなる高密度配線が可能 スタガード構造に比べ配線スペースを有効使用できるので、 設計自由度が高い 硬質板と比べ、薄型化が可能 回路の高密度化と小型化を同時に実現できるので、小型デバイス向き  製品・仕様 実装部品 260μmピッチ ■CADデータ 狭ピッチ対応が可能 ■仕様 ● ビア径 : φ50μm ● 線幅/線間 : 50/50μm ● 厚み : 約300μm ■配線スペース ■断面写真 ■層構成の例 ↑ レジスト めっき L1 Cu ベース ↓ BS ↑ めっき L2 Cu ベース ビア上に 階段状に ↓ BS ↑ めっき L3 Cu ビア形成 ビア形成 ベース L4 Cu ↓ めっき ↑ BS ベース L5 Cu ↓ めっき ↑ BS スタック スタガード ベース L6 Cu めっき ビアフィリング技術によってスタックが可能となり ↓ レジスト 従来のスタガードに比べ、さらなる高密度配線化を実現。  用途例・将来性 スマートウォッチ スマートグラス 補聴器 ● ウェアラブルデバイス ● ヘルスケア製品 ● モバイル機器等 ※作製の可否は加工内容によりますので、詳細はご相談ください 約300μm