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温室効果ガス・水・熱の収支を自動で計測するシステム
一般的に湿地帯では微生物から発生される土壌中のメタンが放出される傾向にあります。
CO2は植物が生育している温暖環境時には固定され、SMART Flux(TM)システムはその検証や実証を行うことができます。
Flux測定がシンプルに複雑な配線、特別プログラムの構築、生データの大量読み込み・再計算から解放
このカタログについて
ドキュメント名 | 温室効果ガスFlux測定システム |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 2.5Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | メイワフォーシス株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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アプリケーション(使用応用例)
LI-7700 オープンパスCH4アナライザーは野外での
連続長期間測定においても、クローズドパス分析計
との比較においても一致すると確認されました。
Iwata, H., Kosugi, Y., Ono, K., Mano, M., Sakabe, A., Miyata, A., 水田でのCO2/ CH4/ H2O Flux測定
and Takahashi,K.
Cross-Validation of Open-Path and Closed-Path Eddy-Covari- 茨城県真瀬の水田での観測状況
ance Techniques for Observing Methane Fluxes.
Boundary-Layer Meteorol (2014) 151:95–118. (京都大学 農業環境技術研究所 2012年8月撮影)
DOI 10.1007/s10546-013-9890-2 ※LI-7700、LI-7500を使用して測定
温室効果ガスFlux測定システム
LI-7700、7500A、
7200は、世界中の
様々な環境下で使
用されています。
日本を含め全世界
で多くの実績のある
信頼度No.1の
システムです。
市街地でのCO2 Fluxの年間マッピング比較 埋め立て地での長期CH4 測定
Baltimore Cub-Hill, USA (38°N) 24:00
21:00
18:00
15:00
12:00
09:00
06:00
03:00
緑化エリアが多い市街地 00:00 Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec
CO2は年間を通じ吸収されている
Net-Uptake Net-Emission
ことが分かります。
-12-10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 ▲埋め立て地でCH4ガスは気圧変化により
FCO2(μmol m-2 s-1) 放出されていることがわかります。
Basel-Kligelbergstrasse, Switzerland (48°N) 24:00
21:00 Xu et al.,
Impact of Changes in Barometric Pressure on Landfill Methane Emission.
18:00 Global Biogeochemical Cycle. 2014, 28(7):679-695
15:00
12:00 メタンは二酸化炭素の23倍の温室効果を持つと
09:00 Net-Emission 言われ、メタンによって地球温暖化がさらに加速
06:00 することが心配されています。
03:00 メタンの発生源として、水田や湿地、ゴミ埋め立て
緑化エリアが少ない都市部 00:00 Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec 地、天然ガス、家畜動物の呼気などがあります。
CO2は年間を通じ放出されている
Net-Uptake LI-7700では、野外で高精度に長期間測定ができ
ことが分かります。 る性能から、様々な場面での活用が可能です。
-12-10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24
F (μmol m-2 s-1CO2 )
東京 TEL (03)5379
-0051(代) FAX (03)5379-0811 TEL (052)686-4794(代) FAX (052)686-5114
〒160-0022 新宿区新宿1-14-2 KI御苑前ビル 名古屋 〒464-0075 名古屋市千種区内山3-10-18 PPビル
e-mail infot@meiwanet.co.jp e-mail infon@meiwanet.co.jp
大阪 TEL (06)6674
-2222(代) FAX (06)6674-2323 TEL (022)218-0560(代) FAX (022)218-0561
〒558-0047 大阪市住吉区千躰2-4-25 仙台 〒981-3133 仙台市泉区泉中央3-4-1
e-mail infoh@meiwanet.co.jp e-mail infos@meiwanet.co.jp
Time of Day TimTimee ooff D Dayay
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SmartFlux® System
低温時
温室効果ガス・水・熱の収支を自動で計測するシステム 温室効果ガス・熱・水の空間収支がわかります CO2 濃度高め
渦相関測定法は、空気の渦と温室効果ガスや熱エネルギー
湿地帯での CH4 Flux と CO2 Flux、 H2O(LE) Flux を高速かつ高精度で測定することにより、エリア空間の物
質収支を把握することのできる手法です。
世界各地の観測サイトで利用されている世界規格の測定
手法で、超音波風速計と高速高精度 CH4 / CO2 / H2O 分析
計を設置することで測定ができます。
高温時
CO2 濃度低め
一般的に湿地帯では微生物から発生される土壌中のメタンが放出される傾向にあります。
CO2は植物が生育している温暖環境時には固定され、SmartFlux® Systemはその検証や実証を行うことができます。
Flux測定がシンプルに 複雑な配線、特別プログラムの構築、生データの大量読み込み・再計算から解放 Flux計算プログラム/多地点管理 遠隔通信システム
渦相関法によるFlux測定は一定のエリアの総合収支を測定する手法として、世界の研究者に採用されている基準的測定手法です。
しかし従来はセンサーのロガーへの接続と記録用プログラム、計算用プログラムの作成、補正計算式と理論の十分な理解、データも10Hz SmartFlux® Systemでの演算は、十分に信用できます
以上の高速生データ記録が必要で、いざ測定をしようとした場合に十分な準備と時間を要するものでした。 SmartFlux® Systemで使用されているEddy Pro®はすでに多くの研究者が活用している演算プログラムです。
SmartFlux® Systemは、それらの問題を解決する革新の新システムです。 現在世界的に活用されている「EdiRe」や「Matlab」とも相関が取れており、どなたでも使用できる簡便性を考
えたソフトです。世界的に信頼性の高いプログラムとして認定されております。
LI-7500DSには、 Eddy Pro®
専用演算CPU「SmartFlux®3」が標準付属 自動計算ソフトウェア Eddy Pro® vs EdiRe vs MATLAB CO2FluxとCH4 Flux演算結果グラフ
「LI-7500DSオープンパスCO2 / H2Oアナライザー」
標準付属SmartFlux®3 渦相関演算CPU
USBメモリーへ測定生データとEddy Proにて演算されたFlux計算データ
が記録されます。超音波風速計からの信号はSDMもしくは、RS485/232の
デジタル入力で取り込みます。
USBスティックメモリ LI-7200RSには、
SmartFlux®2演算データ
SmartFlux® System 10Hz生データ記録 LI-7550インターフェースユニットが標準付属
LI-7700は、 Eddy Pro® は「EdiRe」や「Matlab」とも相関が取れていることが上図からわかります。
LI-7550インターフェースユニットを接続可能
「LI-7550インターフェースユニット」には、「SmartFlux® 2 渦相関演算CPU」
を取付けることができます。また、USBメモリーを接続し、測定生データと演 オンライン上ならいつでもサイトのリアルタイムデータを管理できます
算されたFlux計算データが記録されます。 ● Eメールでのアラート機能(アラート項目はカスタマイズできます)
「SmartFlux® 2 渦相関演算CPU 」では、EddyProにて演算されたFlux計算 ● 複数のユーザーで利用 ● PC、スマートフォン、タブレットからアクセスできますFlux Suite™
データが記録されます。 ● 複数タワーの管理 ● 低コスト/時間短縮多地点管理ソフトウェア
超音波風速計からの信号はSDMもしくはRS485/232のデジタル入力で取り
込みます。
3か所のシリアルポート
(デジタル入力ポート) LI-7550
アナライザーインターフェースユニット
リアルタイムで生データからの
Flux演算値の表示
SmartFlux® Systemを用いれば、Eddy Pro®で行っている
水蒸気補正や密度変動補正、測器による必要な補正な
ど、各種補正を選択した上で、Flux計算を自動で行うこ
とができます。EC測定は今やLI-CORの技術開発により
、誰もが簡単にFluxデータの記録解析が行えます。
▲ 潜熱Fluxデータ表示 ▲ 風向風速データの表示
1 2
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新発売 従来よりコンパクトにシステムコストダウンを実現 LI-7500シリーズの絶対的な信頼 <高速応答で10年以上の稼働実績>
LI-7500DS オープンパスCO2/ H2Oアナライザー 定常ガス373ppm、45分間測定、スパンテストデータ(LI-7500AオープンパスCO2 / H2O分析計)
373.2
CO Fluxと蒸発散測定における最も信頼のある LI-7500A / LI-7500 は、世界で最も広2
373.15 く使用されている、オープンパス
オープンパスCO2 / H2Oアナライザーに、 373.1 CO2 / H2Oアナライザーです。
次世代型機が登場! 1999年の導入以来、1500以上の文373.05
献・出版物に引用されており、多くの
RMSノイズ CO2 0.11ppm(10Hz、370ppmCO 時) 3732 研究者の方々からその高精度、安定性
372.95 に信頼を頂いております。
○ 高速CO2 Flux測定の集大成! 経験の全てがつまった装置です
372.9 内部の特殊な4枚の光学フィルターと
○センサーヘッド部温度セット機能が追加され、自家放熱の影響が
372.85 152回転/秒の、超高速チョッパー 軽減されます モーターが炭酸ガス・水分を絶対値で
○ 演算CPU標準装備 372.8 測定し、オープンパスの利点であるリア
USBメモリーへ渦相関演算データと生データの保存ができ、 ルタイムデータをより高速応答で出力
PCやロガー無しでも測定できます
します。
○ 3D風速からのデジタル信号を取込み、同期データを記録します
10Hzのアナログ出力(DAC)に対して、常に300Hzのサンプリングを行うため安定したデータを測定できます。最新型のデータ処理を行う
制御ボックスからは、高速LANを利用した出力やアナログ、デジタル、SDMなど様々な様式でのデータ出力を利用できます。
刷新された「LI-7500DS」新システム機構 ①
「LI-7500DS」は、野外長期使用での耐久性能と、渦相関測定に必要なスピードや
精度を統合。長期使用に適した設計となっており、実績のあるプラットフォーム ③ SmartFlux
® 3 System 演算CPUデータ記録セットが標準付属
(従来型「LI-7500」)に基づいて改良されています。
① 温度制御された光源と検出機構により、温度変動が激しい環境においても
安定的な測定を実現しました。 ② Eddy Pro®
② 精密光学コンポーネントによって、埃の多い環境においてもコンタミへの ③ ① 自動計算ソフトウェア
感度が軽減されます。
③ 傷に強いサファイアレンズによって、フィールドでのクリーニングが簡単に ④ Flux Suite™
なります。 多地点管理ソフトウェア
④ 高性能のブラシレスチョッパーモーターによって、信頼性のある長期的
オペレーションが可能となります。 専用ソフトウェア
「LI-7500DS」ソフトウェアによって渦相関システ
長期安定性向上、ドリフトの軽減 「LI-7500DS」に標準付属でデータ記録用16GB USBドライブ、 ムの設定がシンプルになり、ガスアナライザーのSmartFlux® 3 CPUユニットが付属します。3次元音波風速計 校正・診断情報なども簡単に確認することがで
とデジタル接続同期され、生データの記録とFlux演算データ きます。
<CO 濃度変動 1.5ヶ月以上野外連続測定時> が記録されます。2
センサーを分離設置するか統合センサーを用いるか?
15 新型 LI-7500RS 3台のデータ(平均とスプレット)
従来型 LI-7500A 3台のデータ(平均とスプレット)
10 理想的な渦相関測定システムは、乱流に一切の影響を与えることなく風速とガス濃度
5 を同時に計測するシステムです。しかし、これは現実的ではありません。計測に用いる
0 ガスアナライザーや超音波風速計は体積がある物体で、それらの構造が乱流に影響
を与える可能性があります。
-5 この問題を少しでも回避するための手法として、ガスアナライザーと超音波風速計の
-10 間に少し間隔を設けるものがあります。センサーの分離を行うことで多少の補正が必
要になりますが、この補正は簡単に実装可能なもので、かつデータ処理中に簡単に確
-15
認することができます。
-20 「LI-7500DS」もしくは「LI-7200RS」は、超音波風速計(Campbell CSAT-3Bや
-25 Gill WindMasterProなど)から適切な距離をおいて設置することができます。
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 乱流影響を最小限にする理想的に近い、全方位でのセットアップを決めることができ
Day of Experiment ます。
右図:ある物体(木の枝やタワーの支柱、ガスアナライザーなど)が超音波風向風速計 風速計
▲交通量の多い市街地のサイトでのデータ 空気の流れに近づきすぎると、空気の流れにひずみが発生する原因になることがあります。 近くの物体
「新型 LI-7500RS」(LI-7500DS同等品)は「従来型 LI-7500A」と比較し、ドリフト変動が少ないことがわかります。 これにより測定エラーへと繋がる恐れがあります。
3 4
Measurement Drift(CO2 μmol mol-1)
15:04:55
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15:49:55
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LI-7200RSF 高速測定野外設置型 オープンパス仕様のクローズドパスCO2 / H2O分析計
高安定ウェザープルーフCO2 / H2Oアナライザー <LI-7200とLI-7500の10Hzでの測定データ比較>
(大流量フローモジュール付) 390
雨・霧・露でも測れる全天候アナライザー
大流量フローシステムにより、オープンパスと同等の高速応答 380
RMSノイズ CO2 0.11ppm (10Hz、370ppmCO2時) LI-7200
○ 世界各国のFluxネットワークで使用されています LI-7500370
○ 欠測なく渦相関の測定が長期間継続して行えます 31650 時間( 10Hz測定) 31950
○ 高速での実測温度・圧力補正機能付きで、高品質データを得ることができます 10Hzの高速高周波測定において、LI-7200とLI-7500(オープンパスCO2/H2Oアナライザー)差は
○ 大流量ブロアーアクセサリーは、15L /minで15Wの低消費電力です ほとんどありません。
○ USBメモリーへのFlux演算値と実測生データ値の同時高速ロギング機能があります LI-7500の方がより細かい変動を測定しておりますが両者の違いは平均で1%未満です。
測定点からのチューブ長が短く、大流量ポンプでの測定によりタイムラグが最小限となる設計です。
刷新された「LI-7200RS」新システム機構 ② 高品位測定のためのアクセサリー
① 特許技術であるサンプルガスの温度/気圧高速測定によって、 ④
最も正確な Flux 測定に対する、真のモル分率を得ることができます。
①
② 温度制御された光源と安定測定のための検出機構で、
大幅な気温変動 にも耐えられます。 ③
③ 精密光学コンポーネントによって、埃の多い環境においても
コンタミへの感度が軽減されます。 ④ ②
④ 傷に強いサファイアレンズによって、フィールドでのクリーニングが ①
簡単になります。 ⑤
⑤ 高性能のブラシレスチョッパーモーターによって、
信頼性のある長期的オペレーションが可能となります。 7200-050 7200-101
ヒーター付ガス取込チューブ(オプション) 大流量フローモジュール(LI-7200RSF付属品)
※「LI-7200RS」ウェザープルーフCO / H Oアナライザー本体での販売もしております。 チューブ内部が常にドライに保たれますので、CO2の測定はもち 16W未満で、15L/minを実現した大流量フローモジュールです。2 2
ろん、H2O測定の高周波ノイズが軽減され正確に測定できます。 安定流量で圧力変動少なくLI-7200RSへガスを吸引します。
【仕様】 長さ:71.1cm 内径:5.33mm 外径:6.35mm 【仕様】
長期安定性向上・ドリフトの軽減 動作温度範囲: -40 ~ 50 ℃ 流量:通常15L / min 電源:10.5 ~ 30 VDC、AC100Vアダプター付属
電力:0.1 ~ 6 W 電力:通常16W以下(15L / min時) 重量: 6.15 kg
重量: 0.54 kg 動作温度範囲: -25 ~ 50℃ サイズ: 35 cm x 30 cm x 15 cm
<H2O 濃度変動 1.5ヶ月以上野外連続測定時>
LI-7200からのアップグレードができます
4 新型 LI-7200RS 2台フィルター無しでのデータ(平均とスプレット)
従来型 LI-7200 2台フィルター無しでのデータ(平均とスプレット) LI-7200をお持ちであれば、革新された光学機 特長 LI-7200 LI-7200RS
3 構と温度制御を備えた「新型LI-7200RS」にアッ 高速・高精度・高安定測定
プグレードができます。 低消費電力
2 LI-7200からの改良点 空気力学を考慮したガス取込口
● コンタミが関連するドリフトを軽減することに 広範囲の測定レンジ1
より長時間測定時の安定性を改善 超音波風速計データの同時記録
●
0 サイトでのメンテナンスの必要性を軽減
渦相関演算フォーマットでの記録( .ghgファイル)
● 光源と検出機構に洗練された温度コントロール バイオメットシステムからの各種気象データ記録
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 アルゴリズムを採用 温室効果3成分計測システムへの簡単な拡張
Day of Experiment ● アップグレードと同時にメーカー校正設備にお 光学レンズの汚れによるドリフトの軽減
いて、完全なキャリブレーションとパフォーマンス
▲フィルターを付けた「LI-7200」との偏差のデータ 光学レンズ温度制御によるアルゴリズム補正 評価を実施
「新型 LI-7200RS」は「従来型 LI-7200」と比較し、ドリフト変動が少ないことがわかります。 SMART Flux2 CPUユニット標準付属
5 6
Drift(Water Vapor, mmol per mol)
CO2 ppm
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LI-7700 オープンパスCH4アナライザー ノイズ5ppb(10Hz、2ppmCH4時)ガスクロレベルの精度
フロリダ エバーグレースにて、1ヶ月間連続測定したCH4の変動データ
世界唯一のオープンパスメタンアナライザー 2.50 高さ2.5m、CSAT-3 超音波風速計との測
セルフクリーニング機能付で長期間の安定測定 2.25 定にてFluxを算出しております。拡大部は
2.00 1日24時間における1時間平均の濃度変
RMSノイズ 5ppb (10Hz、2ppmCH 時) 動を示しています。4 1.75 この日は夕方の低い風速環境下で地表付
○ 高速、高精度、長期安定。必要な機能を兼ね備えたCH アナライザーです 1.50 近にメタンが溜まっておりましたが、翌朝4 6:00 12:00 18:00 風速が増加した際には大気中へメタンが
3.0 50
○ ノイズ5ppb(10Hz、2ppm CH4時)ガスクロレベルの精度 放出されている状態が確認できます。
この現象が毎日1年を通じて取得すること
○ セルフクリーニング機能を搭載し、野外での長期安定測定を実現しました 1.5 40 ができます。
○ SmartFlux® Systemに対応し、無人での自動Flux長期測定ができます
0.0 30
○ CH4+CO2+H2O+熱 総合フラックス測定システムへの拡張可能
ガス分析計の精度はその測定光路長に比
例をしますが、測定光路長は30m。
-1.5 20 レーザー減衰の影響を受けにくいWMS方
式にて、CH4吸収レーザー波長を用いた高
-3.0 10 精度なオープンパス アナライザーです。
11/19 11/21 11/23 11/25 11/27 11/29 12/1 12/3 12/5 12/7 12/9 12/11
高精度・高安定で汚れに強いシステム コスペクトル解析による証明
<WMS方式>
Wavelength Modulation Spectoroscopy=波長変調吸収分光法方式 1 Mangrove Forest, Baja, Mexico
CH4測定レーザーは0.5mのパスを30往復し、総長30mのパス
長となっています。レーザー光源は1.6μm付近のメタン吸収波 ハリオット式セル 0.1 左のグラフは、周波数に対する昼間のコスペクトルを、異
長となっており、光学フィルターを用いることなく直接レーザー パス長総計30m なる測定サイトにて比較した、10Hzサンプリングの平均
の減衰を検知することができ、レンズの曇りや汚れの影響を受 0.01 化データです。
けにくい構造となっています。
0.001 H2O flux co-spectra CH4 flux co-spectra メタン(CH4)とCO2、H2O、気温のコスペクトルはほぼ同等
<ハリオット型多重反射レーザーパス> CO2 flux co-spectra にプロットされます。
鏡面凹レンズを向かい合わせることによりレーザーを多重反 7m height
0.0001
射させ、光路長を長くし高感度を得る技術です。他の光学方式ガ 0.0001 0.001 0.01 0.1 1 10 これにより、LI-7700オープンパスCH4アナライザーは、こ
ス分析装置で、LI-7700と匹敵するような精度を求める場合、光路 れらの測定高度での乱流測定において、広い高周波数帯1 Sawgrass Wetland, Florida, USA で、CH4濃度変動測定に適していることがわかります。
長数キロメートルまで必要とします。LI-7700はより少ない反射で
測定することができ、ミラー汚れの影響を受けにくくなっています。 LI-7700オープンパスCH4アナライザーは、渦相関法測定
0.1 に十分対応した、高速応答と精度を有したアナライザーで
あることが分かります。
CH4 /CO2 /H2Oマルチ成分測定GHGシステム 最小20Wで運用可能
0.01
CH4 flux co-spectra Model 【参考文献】 Kaimal J, J Wyngaard, U Izui, and O Cote,
LI-7700はLI-7200RSやLI-7500DSと組み合わせることにより、省エネ仕様のCH4+CO2+H2O+ Spectral characteristics ofsurface-layer turbulence.
Sonic sensible heat flux co-spectra Quart. J. Roy. Meteor. Soc., 1972. 98: 563-589.
LI-7700 オープンパス LI-7200RS ウェザープルーフ 顕熱・潜熱の総合フラックス測定システムへの拡張ができます。 4m height
CH4アナライザー CO2 / H2Oアナライザー 全てのデータは、SmartFlux® System CPUにより完全演算されFlux値として自動記録されます。 0.001
0.0001 0.001 0.01 0.1 1 10
周波数 f=nz / U
■他方式システムとの比較
7200-101
大流量フローモジュール LI-7700 LI-7700 レーザー吸収 レーザー吸収
LI-7500DS LI-7200RS 分光装置 分光装置
セルフクリーニング機能搭載 野外での長期安定測定を実現
LI-7550 アナライザー (WS-CRDS) (ICOS)
インターフェースユニット
使用電力
(目安) 20W 35W 600W 600W セルフクリーニングミラー搭載で、ローメンテナンスを実現
セルフクリーニング機能(時間設定/ミラーの汚れによって自動クリーニング)を
搭載しています。また、ミラー上下には、ミラーヒーティング機能を搭載し、
カーボン
フットプリント 107kg 187㎏ 3,200㎏ 3,200㎏ 結露や霜によるレンズの濡れも自動乾燥させることができます。
(目安/年間) ポンプ不要なオープンパス構造により、低電力(8W)運転を実現し、野外での
超音波風速計 長期安定測定が可能となりました。
(オプション) 耐候シールドにより外気温の影響をほとんど受けない設計になっています。
電気代
(目安/年間) 4,600円 7,900円 134,400円134,400円
7 8
CH4 Flux, mg m-2 h-1 4
コスペクトル nCwx √w’x’ CH4 Concentration,(ppm) CH concentration(ppm)
Air Temperature,℃
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Biomet 微気象計測システム
SmartFlux® System 温室効果ガス測定システム 仕様
3D超音波風速計 超音波風速計は選択できます
データストレージ マイクロSDカード 8GBまたは16GB 入力電流 175mA( 12VDC時)
3軸の音波発振器から発振された音波をそれぞれ3つの受信器が受けるまでの時間の変化によって、 作業環境 温度 -40 ~ 50℃ 湿度 0 ~ 95% (但し結露しないこと) サイズ / 重量 9.5× 2.4 × 21.3 ㎝ (W×D×H㎝)/205g
それぞれX・Y・Zの成分の風速を測定し、温度測定も同時に行います。 入力電圧 10 ~ 30 VDC、 2.1W
それぞれの発振器と受信器は密閉構造で雨でダメージを受けることはありません。
SmartFlux® System CPUのデジタル入力か、LI-7550のアナログインプットに信号を入力することで、 LI-7200RS ウェザープルーフCO2 / H2Oアナライザー 仕様
SmartFlux® Systemにてデータの記録からFluxの演算まで行うことができ、
CO2 / H2O / CH4 / 熱データと合わせて、一括管理解析ができます。 分析計 絶対値測定非分散赤外線分光学方式 電源 DC10.5 ~ 30 V、AC100 Vアダプター付属
データ記録 USBメモリー16GB(インダストリアルグレード推奨) 消費電力 12 W (起動時のみ最大30 W)
データ通信 イサーネット、SDM(>50Hz),RS-232(<20Hz)、DAC出力 6点(0-5V;300Hz) ディテクター 温度制御セレン化鉛
インプット 4つのアナログインプットチャンネル (±5V;300Hz) センサーヘッドケーブル長 5 m(標準付属)、10 m(オプション)
動作温度範囲 -25~50 ℃ (-40~50℃耐用仕様あり) サイズ / 重量 センサーヘッド部: 直径 7.5 cm、長さ 31 cm / 1.8 ㎏
<CO2測定> <H2O測定>
◆対応超音波風速計 キャリブレーション測定レンジ 0~3000 μmol mol-1 キャリブレーション測定レンジ 0~60 mmol mol-1
ソニック社 SAT-600 等 精度 読み値に対し 1%以内 精度 読み値に対し 2%以内
Zeroドリフト(/℃) 通常±0.1 ppm 最大±0.3 ppm Zeroドリフト(/℃) 通常±0.03 mmol mol-1 最大±0.05mmol mol-1
Gill社 Wind Master-ProⅡ等 RMSノイズ 5Hz 0.08 ppm RMSノイズ 5Hz 0.0034mmol mol-1
通常 CO2 ; 370ppm 10Hz 0.11 ppm 通常 CO2 ; 370ppm 10Hz 0.0047mmol mol-1
Campbell社 CSAT3B H2O ; 10mmol mol-1 時 20Hz 0.16 ppm H2O ; 10mol mol-1時 20Hz 0.0067mmol mol-1
R.M.Young社 Model 81000(CYG81000) ゲインドリフト 通常±0.02 % 最大±0.1% ゲインドリフト(読み値に対し370ppm時1℃あたり) 通常±0.15 % 最大±0.30%(読み値に対し20mmol mol-1時1℃あたり)
H2O (mol CO2/mol H2O)感度 通常±2.00E-05 最大±4.00E-05 CO2 (mol H2O/mol CO2)感度 通常±0.02 最大±0.05
Biomet データ記録ロガー LI-7500DS オープンパスCO2 / H2Oアナライザー 仕様
●多チャンネル電圧ロガー 分析計 絶対値測定非分散赤外線分光学方式 消費電力 通常4W(25℃時)、最大8W(-25~50℃のレンジ)
●デジタル信号チャンネル実装
データ記録 USBメモリー16GB(インダストリアルグレード推奨) ディテクター 温度制御セレン化鉛
●高分解能性能
イサーネットによる SmartFlux® Systemとの同期 データ通信 イサーネット センサーヘッドケーブル長 5 m(標準付属)、10 m(オプション)●
動作温度範囲 -25~50 ℃ (-40~50℃耐用仕様あり)
SmartFlux® Systemは、バイオメット気象データ測定センサーの装備を追加することが出来ます。 サイズ / 重量 センサーヘッド部: 直径 6.5 cm、長さ 30 cm / 0.67㎏
電源 DC10.5 ~ 30 V、AC100 Vアダプター付属 DSIボックス:高さ13.24 cm、幅14.64 cm、奥行6.24 cm/10.93㎏
高性能気象データ測定センサーから得られたデータはガスアナライザーと音波風速計のデータとタ
イムリーに同期され、GHG Eddy Covarianceデータファイルに記録されます。 <CO2測定> <H2O測定>
それらのデータはギャップフィリングやFlux結果の解読に使用することができます。 キャリブレーション測定レンジ 0~3000 μmol mol-1 キャリブレーション測定レンジ 0~60 mmol mol-1
プラットホームであるLI-7550とは、イサーネット接続されEddy Pro™ソフトウェアによりデータがま 精度 読み値に対し 1%以内 精度 読み値に対し 2%以内
とめられ、渦相関Fluxデータの解析に活用されます。
Zeroドリフト(/℃) 通常±0.1 ppm 最大±0.3 ppm Zeroドリフト(/℃) 通常±0.03 mmol mol-1 最大±0.05mmol mol-1
RMSノイズ 5Hz 0.08 ppm RMSノイズ 5Hz 0.0034mmol mol-1
各種気象データ計測センサー 通常 CO2 ; 370ppm 10Hz 0.11 ppm 通常 CO2 ; 370ppm 10Hz 0.0047mmol mol-1 H2O ; 10mmol mol-1 時 20Hz 0.16 ppm H2O ; 10mol mol-1時 20Hz 0.0067mmol mol-1
ゲインドリフト 通常±0.02 % 最大±0.1% ゲインドリフト(読み値に対し370ppm時1℃あたり) 通常±0.15 % 最大±0.30%太陽電池パネル (読み値に対し20mmol mol-1時1℃あたり)
H2O (mol CO2/mol H2O)感度 通常±2.00E-05 最大±4.00E-05 CO2 (mol H2O/mol CO2)感度 通常±0.02 最大±0.05
NR-LITE 2/M LI-200R LI-7700 オープンパスCH4アナライザー 仕様
放射収支センサー 放射熱センサー
精度( RMSノイズ) 5 ppb( 10 Hz / 2 ppm CH4時) 電源 10.5 ~ 30 VDC
測定レンジ 0 ~ 25 ppm( -25℃時)、0 ~ 40 ppm( 25℃時) 消費電力 8 W( 最大16 W)
HPⅡ データ通信 イサーネット( 最大 40 Hz) 光学パス 0.5m、30m測定パス
土壌水分・EC・ LI-190R 測定原理 波長変調分光法( 2波長検知) サイズ / 重量 直径 14.33 cm 、長さ 82.8 cm /5.2 kg
温度測定プローブ 光量子センサー
動作温度範囲 -25 ~ 50 ℃
LI-7550 アナライザーインターフェースユニット 仕様(LI-7200RS/LI-7700AIU 標準付属)
データ記録 USBメモリー16GB(インダストリアルグレード推奨) データ入力 イサーネット
システム設置用 データ出力
DAC 0-5V 40Hz アナログ±5V 4チャンネル
SDM 33.3Hz未満
ポールアームセット イサーネット 40Hz 動作温度範囲 -25~ 50℃
RS232通信 57,600 baud, 20 records/秒 サイズ/重量 35×15×30㎝(W×D×H㎝)/4.4㎏
TR-525/M HFP01SC/M HMP155/M
雨量計 土 壌熱収支測定プレート 温度湿度測定センサー(シールド付) 電源 10.5~ 30VDC 消費電力 10W
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