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【導入事例:AutoForm plus】PSA・プジョーシトロエン様 / AutoForm plusの「標準」機能によりサプライヤーとのコミュニケーションを最適化し生産性および効率の改善を実現
事例紹介
サプライヤーとの最適なコミュニケーションを支援
プジョーおよびシトロエンブランドの自動車を製造・販売するPSA・プジョーシトロエンは、長年にわたってAutoFormのソフトウェアを活用、リードタイムおよび開発期間を短縮し、トライアウトや生産のコスト軽減を図ってきました。
今回、AutoFormplusの新しいユーザーインターフェースによって、「標準」の機能を活用し、さらなる生産性を高めています。
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このカタログについて
ドキュメント名 | 【導入事例:AutoForm plus】PSA・プジョーシトロエン様 / AutoForm plusの「標準」機能によりサプライヤーとのコミュニケーションを最適化し生産性および効率の改善を実現 |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 685.3Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | オートフォームジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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Case Study
PSA・プジョーシトロエン様
AutoFormplusの「標準」機能により
サプライヤーとのコミュニケーションを最適化し
生産性および効率の改善を実現
プジョーおよびシトロエンブランドの自動車を製造・販売するPSA・プジョーシトロエンは、
長年にわたってAutoFormのソフトウェアを活用、リードタイムおよび開発期間を短縮し、
トライアウトや生産のコスト軽減を図ってきました。
今回、AutoFormplusの新しいユーザーインターフェースによって、
「標準」の機能を活用し、さらなる生産性を高めています。
サプライヤーとの最適なコミュニケーションを支援 るデフォルト値を設定することで、円滑かつ迅速なデータ設定を行う
PSA・プジョーシトロエンは、プジョーとシトロエンの2つのブラ ことが可能になります。シミュレーションの反復中に行う修正には、
ンドを有するフランスの自動車メーカーです。プレス成形分野にお ユーザーによる自由裁量の余地も残されています。つまり、最初のシ
いて、数値解析的なアプローチによる工程設計および最適化を実 ミュレーションではロバストな設定を行い、そこから事前に設定され
施しており、フランスでは12年以上、近年は中国およびブラジルで たパラメータを最適化しながら、設定を調整していくこともできるわ
も、AutoFormのシミュレーションソフトウェアを活用しています。 けです。
AutoFormのソリューションは、成形工程のフィージビリティ評価や 図1は、AutoFormplusのインターフェースを使った一般的な「標
数値解析的な最終検証において重要であり、リードタイムおよび開発 準」の作成例です。ここでは、壁角12°、ダイ半径6mmを標準として
期間の短縮や、トライアウトや生産のコスト削減に貢献してきました。 定義しておき、残りのパラメータはデフォルト値を使います。まず、パ
同社は、AutoFormplusの新しいユーザーインターフェースによっ ラメータを変更すると、図のようにページやパラメータの名称が表示
て、標準の管理を行っています。AutoFormplusの標準機能は一般 され、標準と一致しない設定パラメータについては、黄色の文字で表
的に、社内OEMまたは社外のサプライヤーが使用する目的で利用 示されます。ここでは「余肉」ページの壁角が15°、ダイ半径が8mm
され、標準的な値をシミュレーション全体に定義することができます。 と示され、標準の壁角12°、ダイ半径6mmと一致していない設定パ
具体的には、材料パラメータ、工程またはシミュレーション設定や結 ラメータであることがわかります。設定パラメータが特定された後
果解析に対しての定義が可能です。 は、リセットボタンをクリックするだけで、元の標準値に戻すことがで
PSA・プジョーシトロエンでは今回、この新機能が同社のシミュ きます。
レーションに有効であることを確認しました。同社のプレス成形工
程シミュレーションのスペシャリストであるJoël De Oliveira氏は 最小および最大の許容限界値の定義が可能
「AutoFormplus R5の『標準』機能によって、サプライヤーと最適な 2つめの事例は、最小および最大の許容限界値を定義するための
コミュニケーションが取れるようになり、生産性および効率は改善さ 「標準」機能の適用です。図2に示すように、例えば板厚の変動値(結
れました」と語っています。 果変数「板減」)を+0.03mmから-0.25mmまでというように設定し、
「標準」機能の適用を示しておきます。次にシミュレーションを実行
標準と一致しないパラメータは即座に検出 し、最後に指定した値の範囲内で結果を表示する際には、適用した標
PSA・プジョーシトロエンにおける、AutoFormのフィロソフィー 準値を自動的に考慮して表示します。致命的な領域は即座に特定さ
に基づく「標準」機能の活用事例を2つ紹介します。1つは、標準と れ、許容範囲外の領域は図の中で灰色または黒色で表わされます。
して考慮されるパラメータの事前設定です。事前設定した標準的な
パラメータは、修正時においても即座に特定することが可能です。こ このように、AutoFormの新製品が提供する「標準」の適用および
の目的は、社内および社外の関連部署における工程開発全体を通じ 管理機能は、PSA・プジョーシトロエンにおいて非常に有効であるこ
て、PSA・プジョーシトロエンのリファレンスを遵守させることにあり とが証明されました。その結果、新しいオプション機能によって、一貫
ます。 性のある業務および各組織の基準や標準への準拠が確実になってい
その一方で、PSA・プジョーシトロエンのノウハウと一貫性のあ ます。
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Case Study
図1:標準の一般的な作成および表示
標準に一致しないパラメータは、黄色の文字で即座に表示されます。
図2:最小および最大の許容限界値を定義する「標準」機能の適用
シミュレーションの最後に指定した値の範囲内で結果を表示する際には、
適用した標準が自動的に考慮されます。
AutoForm News No.19(2015年12月発行)からの抜粋