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CPHI India 2023訪問レポート
2023年12月
薬品部/海外グループ
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◼ 目次
1. CPHI India 2023 概要
2. 出展企業/商品の紹介 (医薬品原薬・ファインケミカル・賦形剤分野)
3. 出展企業/商品の紹介 (食品・健康食品・化粧品分野)
付録A. インド一般概況
付録B. インド出張備忘録
付録C. インド街並み写真
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スライド 3: 1. CPHI India 2023 概要
1. CPHI India 2023 概要
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スライド 4: 1. CPHI India 2023 概要
◼ 1. CPHI India 2023 概要
インドのInforma Markets社が主催する第16回CPHI & PMEC India Expoは、2023年11月28日から11月30日まで、デリー近郊のグレー
ターノイダにあるインドエキスポセンターで開催されました。創薬から開発、製造におけるサプライチェーンをカバーする医薬品開発に関する展示会で、医
薬品原料、ファインケミカル、賦形剤、天然エキス分野を中心に1,500社以上が出展しておりました。日系企業は、化学メーカーの日本ゼオン,検査機
器メーカーのニッカ電測, 医薬品容器メーカーの大成化工など4社のみの出展でした。
• 開催概要 • 分野
名 称: CPHI India 2023(国際医薬品開発展) 医薬品原薬: 医薬品有効成分 (API)、中間体、原材料
同時開催 PMEC (医薬品原料機器・装置展) ファインケミカル: 特殊化学品の中間体、試薬
日 程: 2023 年 11月 28 日(火)-30 日(木) 食品/健康食品/化粧品:植物、ハーブ、天然資源からの抽出
会 場: India Expo Centre 賦形剤: 結合剤、充填剤、コーティング等
主 催: Informa Markets社 最終製剤: 錠剤、カプセル、注射剤、クリーム等
出 展: 1,500 社以上
来 場: 45,000 名以上 (150カ国以上から参加)
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スライド 5: 1. CPHI India 2023 風景
◼ 1. CPHI India 2023 風景
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スライド 6: 2.出展企業/商品の紹介 (医薬品原薬・ファインケミカル・賦形剤分野)
2.出展企業/商品の紹介
(医薬品原薬・ファインケミカル・賦形剤分野)
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スライド 7: 2.出展企業の紹介 (医薬品原薬・ファインケミカル・賦形剤分野)
◼ 2.出展企業の紹介 (医薬品原薬・ファインケミカル・賦形剤分野)
医薬品原薬・ファインケミカル・賦形剤分野は原薬から包装資材まで幅広いメーカーが出展していました。しかし、アメリカやヨーロッパ、韓国、中国への
輸出実績はあるのですが日本への輸出実績がないと言うメーカーが多数でした。一方で、日本の製薬メーカー向けに専用品の開発・製造を行っている
メーカーもありました。また、1つのメーカーが製造する品目が凄く多い印象です。今後、弊社として信頼できるメーカーを継続して探しており、取り扱い商
品を増やして行く予定です。
ポラクリリンカリウム、メタクリル酸共重合体、カ API、API 中間体、ファインケミカル、農薬) 1997年に創業、20年にわたり、インドの医
ルボマー、アクリレーツコポリマーなどの製品を メーカー。 1969年に創立し、アジスロマイシン 薬品、化粧品、食品および栄養補助食品、
医薬から食品、化粧品グレードまで扱う会社 やクロザピン、ドキシサイクリン塩酸塩水和物、 化学薬品の分野で有名な国際メーカーを結
です。2014年に創業、インドで最大級の工 エルゴメトリンマレイン酸塩などを通常在庫品 びつける取り組みをしており、日本への出荷実
業地帯であるグジャラートにあります。 として販売しています。 績もあります。
原薬/API、賦形剤、医薬品 (IP/BP/USP 医薬品用の包装材料メーカーです。薬のアル 流動パラフィンを扱うメーカー。医薬品グレード
/NF/Ph.Eur、JP)、特殊化学 ミシートを主に扱っています。DMF USA, から化粧品・食品グレードなど様々なグレード
品 (Pure/AR/ACS)、食品化学コーデックス CANADA, CHINAに加えて、GMP認証を を扱っています。NPLは31年前に創業しまし
(FCC) およびフレーバーケミカルを製造していま 取得しており、日本の検査システム装置を使 たが、現在はドイツのVELVEXと提携し、トヨ
す。 用してフローチェックを行っています。 タやVOLVO、Benzなどの自動車メーカーか
らの受託製造も行っています。
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スライド 8: 2.出展商品の紹介 (医薬品原薬・ファインケミカル・賦形剤分野)
◼ 2.出展商品の紹介 (医薬品原薬・ファインケミカル・賦形剤分野)
既に日本との取引もあり、弊社顧客への事前調査でニーズがあると判明している原料も扱っている会社の3つの原料を紹介します。
・ ニトロベンゼン ・ オルトジクロロベンゼン ・アセトニトリル
Cas No.:98-95-3 Cas No.:95-50-1 Cas No.:75-05-8
日本への輸出実績:あり 日本への輸出実績:あり 日本への輸出実績:なし
使用実績:ポリマー、染料、臭気制御など 使用実績:ポリマー、染料、臭気制御など 使用実績:自社製造用として購入
生産ロット:需要に応じて数トンロット 生産ロット:需要に応じて数トンロット 生産ロット:都度確認
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スライド 9: 3.出展企業/商品の紹介 (食品・健康食品・化粧品分野)
3.出展企業/商品の紹介
(食品・健康食品・化粧品分野)
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スライド 10: 3.出展企業の紹介 (食品・健康食品・化粧品分野)
◼ 3.出展企業の紹介 (食品・健康食品・化粧品分野)
インドならではのハーブやスパイスを多品種取り扱うメーカーや、アーユルヴェーダでも使用される原料を加工した製品を取り扱うメー
カーがありました。一方で、日本でも既に使用されているコラーゲンやビタミン類、香料の会社も多数ありました。香料は日本にない香
りのラインナップもあり、弊社から今後原料のひとつとしてご案内することも可能です。しかし、香料は使用量が少ないため輸送をどのよ
うに行うかが問題になってくる可能性もあるので注意が必要です。
医薬品、食品、健康食品、化粧品原料 インドで幅広いジャンルのフレーバー、フレグ インドならではのハーブやスパイスを加工
を製造・輸出する会社です。ペット向けの ランスを製造・輸出する創業31年の会社 販売している創業148年の会社です。
原料も扱っており、5つの工場を保有して です。製薬、食品、健康食品、化粧品、ト 40か国以上との取引があります。工場
います。創業31年、100か国以上との取
引実績があります。 イレタリー、飲料など様々な分野ではばひろ 設備もGMPも取得済みです。ラボも保
有しており、USP, EP, BP, JPなどにも
く幅広く使用されています。基本的にはオー 対応可能です。
<取扱原料> ダーメイドで製品を製造します。
・フィッシュコラーゲン <取扱原料> <取扱原料>
・加水分解コーンスターチ/コムギ ・各種香料(フレーバー、フレグランス) ・植物性パウダー(ex. ニーム、パパイヤ、セナ)
・グルタチオン ・ピープロテイン ・コンドロイチン ・ドライミックス ・シーズニングハーブ(ex. ピンクペッパーコーン、
ローズマリー)
・酵母エキス ・ヒアルロン酸 ・コエンザイムQ10 ・オイル
・植物エキス(ex. 甘草、アロエ、アマルタス)
・ペット用牛初乳
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スライド 11: 3.出展商品の紹介 (食品・健康食品・化粧品分野)
◼ 3.出展商品の紹介 (食品・健康食品・化粧品分野)
・ クルクミン ・ アムラ ・ ボスウェリア セラータ
ウコンの根に当たる部分の色素でクル アムラの実は南アジアで神聖な果実 ボスウェリアセラータとは古くからイン
クミノイドの成分のひとつです。抗菌作 と言われている原料です。アーユル ドで自生する植物です。アーユル
用や炎症抑制作用、抗酸化作用、 ヴェーダでは若返りの実と言われてい ヴェーダでも利用されており、呼吸を
抗ガン作用、歯周病予防効果も期 ます。ポリフェノールが多く含まれてお 整え、リラックスさせる効果やしわ予
待されます。ウコンはインドが原産国で り、抗酸化作用、保湿力向上効果 防、関節痛を緩和する効果が期待
あることから展示会では多く見ました。 が期待されます。 されます。
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付録
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スライド 13: 付録A. インド一般概況
◼ 付録A. インド一般概況
チャイナプラスワンでインドが世界的に注目されており、人口も世界一となり将来的に成長期待が高い国ではありますが、日系企業の進出は中国・東
南アジア圏に比べてまだ少ないです。ビジネス環境が整備されていない部分や先進国の品質やコスト要求に対応できていない部分も多く、貿易赤字と
なっており、今後インド国内で自国の産業を作り、いかに成長させられるかが鍵となります。
• インド基礎情報 • 要点
人 口: 14.2億人(2022年7月時点) ・2023年に中国を上回り、人口世界一になる
面 積: 329平方キロメートル(日本の約9倍) ・GDPは世界3位
名目GDP :約3.4兆ドル(2022年) ・1人当たりの国民所得は、2,000ドル前後
言 語:ヒンディー語(公用)、英語(準公用)、他21言語 ・2014年5月からモディ政権が就任、ビジネス環境の改善が
進んでいる
民 族:アーリア系、ドラヴィダ系、モンゴル系など
・「メイクインディア」製造業振興策により雇用創出と貿易赤
宗 教:ヒンドゥー、イスラム、キリスト、シーク、仏教、ジャイナ 字の削減を目指している
統 治:連邦制(28の州、8の連邦直轄地) ・在インド日系企業は1,400社 (2022年時点)
首 都:ニューデリー(デリー準州) ・乗用車販売では、マルチスズキが4割以上のシェア
政 治:議会制民主主義(政権与党:インド人民党) ・対米ドルは恒常的にルピー安傾向
邦 人:8,145人(2022年時点) ・政策金利は、2023年2月以降6.5%で据え置き
参考文献:JETRO インド概況と日系企業動向
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スライド 14: 付録B. インド出張備忘録
◼ 付録B. インド出張備忘録
今回のインド出張のフライト、ホテル、食事、移動手段について、簡単ではありますが備忘録として記載したので、インドへ出張する機会がございました
ら、ぜひご参考にしていただけると幸いです。
• 日本-インド間のフライト • デリー郊外のホテル
今回はJALを使用しました。往路は約10時間か 大規模な展示会が開催される場合は2ヶ月前
かりますが、復路は偏西風の影響で約7時間で帰 にすでに近郊のホテルが満室になることも多いで
ることができます。往路は日本食寄りの機内食で
したが復路はインドで調理されていることもあり、 す。そのため、今回は会場から車で1.5-2時間
JALではあるのですがインド寄りでした。また、宗教 離れているホテルに宿泊しました。外資系ホテル
上食べられないものがある人がたくさん同乗してお に宿泊すれば、ホテル内は比較的清潔感もあり
り、その方々の食事が先に提供されます。宗教に きれいですが、1歩外に出るとゴミや瓦礫が積み
よる区分けも人それぞれで、最低でも3種類くらい 上げられており、新興国ならではの街並みとなっ
はメニューが用意されていました。 ています。
• 食事 • 現地移動手段
辛いものが苦手な方にはインド料理は難しいか デリー近郊の移動は、Uberを使用しました。日
もしれませんが、インドレストランでは、ナンやバ 本ではUber Eatsが有名ですが、インドではタク
ターチキンが日本人好みの味で美味しいです。 シーとして利用できます。 日本のタクシーよりは清
パスタやピザも多くの店でメニューにあります。日 潔感に欠けますが、アプリで気軽に呼び出せるの
本食レストランは中国や東南アジアに比べて非 で非常に便利です。受付後に何回もキャンセル
常に少ないです。ホテルの朝食ビュッフェもパン されることもあり、時間には余裕を持って移動した
やりんご、バナナ、パイナップル等の果物はあり 方が良いです。慣れていない方は事前に運転手
ますが、全体的にインド料理が多い印象です。 付きレンタカーを手配することをお勧めします。
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スライド 15: 付録C. インド街並み写真
◼ 付録C. インド街並み写真
• ショッピングモール • アーユルヴェーダ
ショッピングモール内にはスターバック インドはアーユルヴェーダが有名で専
スやUNIQLOなど日本で見るお店 門店も多々あります。こちらはなか
も多々ありました。そこではインド限 でも有名なKAMAというブランドで、
定のメニューも楽しめます。また、海 ローズウォーターなどが有名です。イ
外ブランドで日本い未進出のメー ンドの店員さんは押し売りのようなこ
カーの店舗も多数ありました。 ともしてきます。買わない場合ははっ
きり"No"と言い、それでもしつこい
場合は時間がないと伝えると良いと
思います。
• 動物 • 屋台
インドでは歩いていると動物をよく見 デリーは大気汚染がひどく、郊外の歩
かけます。野良犬やラクダ、牛やリス 道にはごみが多いです。道路も泥や砂
を見かけました。凄くおとなしく、襲っ がひどいので汚れても良い靴や服装で
てきたりはしないのですが狂犬病な 行くと良いと思います。道にはフルーツ、
どのリスクがあるので注意が必要で アイス、お菓子など様々な食べ物を販
す。決して触ったりせずに見守りま 売する屋台があり、現地の人が購入し
しょう。 ている姿をよく目にしました。屋台での
飲食物の購入は衛生上、あまり日本
人にはおすすめしません。
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