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多彩な測定・通信機能
温度、湿度、圧力、太陽放射などの物理量を測定し、その値を保存することが可能な測定器のセットです。
一般的にデータロギングシステムは以下のもので構成されます:
●センサ:センサは測定する箇所に設置され、測定された物理量値を電気的なアナログ値、またはデジタル信号に変換します。
●データ取得システム:データ取得システムはセンサからの電気信号を読み取り、記録します。データ取得システムがデジタルの場合、取得された測定値はシステムの内部メモリに、メモリが飽和するまで保存されます。
●PC:測定データをデジタルデータ取得システムからPCに送ることによって、データ取得システムの内部メモリが飽和した後も、測定値を保存することが可能になります。また、PCは取得された測定データの処理や分析を可能にします。
このカタログについて
ドキュメント名 | HD35シリーズ ワイヤレスデータロギングシステム |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
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登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社サカキコーポレーション (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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デルタオームワイヤレスデータロギングシステム
Wireless Data Logging System HD35 series
HD35シリーズ
多彩な測定・通信機能
ワイヤレスデータロギングシステム
https://www.deltaohm.jp/
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■ワイヤレスデータロギングシステムについて ■ワイヤレスシステムの無線通信
データロギングシステムは、温度、湿度、圧力、太陽放射などの物理量を測定し、 ワイヤレス接続の場合、データ取得システムは無線送信部と無線受信部で構
その値を保存することが可能な測定器のセットです。 成されます。
一般的にデータロギングシステムは以下のもので構成されます: ● 無 線送信部: センサの近くに位置し、測定データを無線受信部に送信しま
● セ ンサ: センサは測定する箇所に設置され、測定された物理量値を電気 す。通常、無線送信部はセンサが接続されている測定器に一体化されてい
的なアナログ値、またはデジタル信号に変換します。 ます。
● デ ータ取得システム: データ取得システムはセンサからの電気信号を読み ● 無 線受信部: PCの近くに位置し、測定データを受信して、それをPCに送り
取り、記録します。データ取得システムがデジタルの場合、取得された測定値 ます。通常、無線受信部は親機またはアクセスポイントと称されます。
はシステムの内部メモリに、メモリが飽和するまで保存されます。
● PC: 測定データをデジタルデータ取得システムからPCに送ることによって、
データ取得システムの内部メモリが飽和した後も、測定値を保存することが
可能になります。また、PCは取得された測定データの処理や分析を可能に
します。
ワイヤレスデータロギングシステム
データ取得システムの無線送信部はすべてのセンサに対して一つ、または、そ
データロギングシステム れぞれがいくつかのセンサの測定データを送信する複数の送信機で構成さ
れます。無線受信部はすべてのセンサに対して同じです。
■システム構成品の接続方法 ■デルタオームワイヤレスデータロギングシステム
データロギングシステムの構成品の接続には二つの方式があります: デルタオームワイヤレスデータロギングシステムHD35シリーズは主に以下のも
ので構成されます:
● ワイヤード接続
● デ ータロガーHD35ED□(1台または複数台): データロガーHD35□は
● 無 線送信によるワイヤレス接続
一体型またはケーブルで接続された外部センサが測定した測定データを取
得します。データロガーは測定データを内部メモリに保存すると共に、データ
接続の方式は以下のようないくつかの要素によります:
を無線で無線受信機(親機/アクセスポイント)へ送信します。データロガー
● システム構成品間の距離
HD35□は電池で駆動し、外部の電源接続を必要としません。
● 設置の容易さ
● 親機(アクセスポイント)HD35AP□: 親機(アクセスポイント)はすべての
● 設置コスト
データロガーHD35□からの測定データを受信し、PCへ送ります。親機HD
● システムの変更の容易さ
35AP□の内蔵電池は寿命が短いため、外部のACアダプタ(機種によりオ
● 設置場所環境の電磁干渉
プション)またはPCのUSBポートへ接続する必要があります。
● ソ フトウェアHD35AP-S: ソフトウェアHD35AP-SをPCにインストールす
■ワイヤレス接続の優位性
ると、測定データのダウンロードや閲覧、データベースへの入力、システムの設
● 機 器取付けの迅速性と容易さ: 接続ケーブルやケーブル導管を敷設する
定ができます。ソフトウェアの基本バージョンはウェブサイトからダウンロード
必要がないため、ワイヤレスシステムは、特にシステム構成品間の距離が遠
可能です(無償)。この基本バージョンで、ソフトウェアがインストールされてい
い場合に、ワイヤードシステムよりもはるかに簡単且つ迅速に設置できます。
るPCのローカルデータベースへのデータのダウンロードと、同じPCでのデー
● 省 設置コスト: 接続ケーブルが不要となるため、ケーブル、関連部材のコスト、
タの表示ができます。
設計、ケーブル敷設の人件費が著しく低減できます。
● シ ステムの柔軟性: システム構成品間に固定的な接続がないため、各シス
■システムの設定
テム構成品の移動や再構成がいつでも、障害なく行えます。
デルタオームワイヤレスデータロギングシステムHD35シリーズは、ソフトウェア
● 省 メンテナンスコスト: 経年劣化を常とするケーブルがなく、接続箇所が少
HD35AP-Sの基本バージョンで全ての設定が行えます。データロガーHD
ないため、システムのメンテナンスコストが低減できます。
35ED□と親機HD35AP□の無線通信は双方向のため、ソフトウェアHD35
AP-Sで行われた操作パラメータの変更を、親機HD35AP□からデータロ
■ワイヤレス接続の使用禁忌
ガーHD35ED□へ送信することが可能です:
ワイヤレスシステムは過度の電磁干渉のある環境や(そのような環境ではシー
● デ ータロガーHD35ED□は測定データを親機HD35AP□へ送信。
ルド保護されたワイヤードシステムの使用をお薦めします)、システム構成品間
● 親 機HD35AP□は操作パラメータの変更をデータロガーHD35ED□へ
の無線通信が妨げられるような遮蔽がある場所では使用が困難です。
送信。
HD35ED□
HD35AP□
HD35ED□
デルタオームワイヤレスデータロギングシステム
SAKAKI CORPORATION 2
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■親機(アクセスポイント)HD35AP□の選択 ■使用可能なデータロガーHD35ED□の台数
親機(アクセスポイント)には複数のバージョンがあり、何れかを選択できます。 デルタオームワイヤレスデータロギングシステムでは、同じ親機HD35AP□と
親機のバージョンはPCやPLCとの接続・通信方法に従って選択するもので、 通信する多くのデータロガーHD35ED□を同時に使用することができます。
親機のバージョンによって測定の方法や要素が影響を受けることはありません。 使用するデータロガーの台数は以下の条件によります:
●測 定しようとする物理量のタイプと数。
● U SB接続: すべてのバージョンの親機HD35APに備わっています。親機 ●測 定対象となる区域間の隔たり。
はPCの近くに設置する必要があり、ACアダプタまたはPCのUSBポートへ
接続して、外部電源を供給する必要があります。 例:
● R S485 Modbus-RTUプロトコル接続: 親機HD35APSおよびHD35 ●隣 接して置かれた二つの冷蔵庫の温度を検出する必要がある場合、外付け
APRに装備されています。この接続はマルチポイントネットワークでのPLC プローブを使用して二つの温度を同時に測定できる単体のデータロガー
等への接続に特に適しています。ACアダプタ(HD35APSではオプション) (例えばHD35EDN/2TC)が使えます。
による外部電源の供給が必要です。 ●互 いに数十メートル離れた二つの部屋や貨物貯蔵庫区域の温度を測定す
● イ ーサネット接続: この接続機能は親機HD35APWおよびHD35APR る必要がある場合は、2台の別々のデータロガー(例えば、2台のセンサ一体
に装備されており、有線のローカルネットワークがある場合に適しています。P 型HD35EDNTV)を使用しなければなりません。
Cの近くに設置する必要はなく、ローカルネットワーク内のアクセスポイントの データロガー単体あるいは複数台のシステムへの追加や撤去はいつでも簡単
近くに設置すれば機能します。ACアダプタ(HD35APWではオプション) に行えます。
による外部電源の供給が必要です。
● W i-Fi接続: イーサネット接続機能と併せて、親機HD35APWに装備され ■無線通信範囲の拡張
ています。このバージョンは無線のローカルネットワークがある場合に適して データロガーHD35ED□、親機HD35AP□間の無線通信距離を拡張する
います。ACアダプタ(オプション)による外部電源の供給が必要です。 ためには、データロガー、親機間に1台または複数台の無線信号リピータHD
● 4 G接続: 親機HD35AP4G、ならびにHD35AP4GMTに装備されてい 35REを設置します。
ます。このバージョンはPCとの接続ができない場合でも、4GネットワークでE 無線信号リピータは、例えば、データロガーHD35ED□と親機が壁やコンク
メールまたはFTP経由で、また”DeltaOHM Cloud”(P11)などのHT リートで隔てられた屋内に設置される場合、あるいは、屋外環境に設置され、
TPサーバに対して測定データが送信できるよう設計されたバージョンです。 悪天候があるなど、何らかの障害がある場合に、無線通信距離を延ばすため
従って、このバージョンは無人の測定サイトや移動体での(例えば輸送中な に有用です。
ど)モニタリングに適しています。ACアダプタ(オプション)による外部電源の
供給が必要です。 ■採用すべき無線通信周波数
無線システムの送信周波数は、システムが設置される国で使用される周波数
■データロガーHD35ED□の選択 の一つでなければなりません。デルタオームHD35シリーズ製品の無線通信
周波数帯はユーザーが変更できるものではありませんので、システムの使用場
測定データを取得するデータロガーのHD35ED□には測定する要素に応じ
所に適した正しい周波数の製品を購入して頂くことが重要です。デルタオーム
て、各々仕様の異なる多くの機種が準備されています。従って、データロガーH
では以下の周波数帯の製品が提供できます:
D35ED□は以下の基準に従って選択して下さい:
● 測定しようとする物理量のタイプおよび測定点数。 ● 868MHz(欧州標準 300 220適合)。
● 測定センサは本体内蔵、またはケーブル接続タイプの何れが必要か。 ● 902~928MHz(FCC US part15 section247およびIndustry Ca
● 測定データのデータロガー上での直接読み取りやキーパッドでの設定を行 nada RSS-210標準適合)。
うためのLCDディスプレーの要否。 ● 915.9~929.7MHz(日本標準ARIB STD-T108適合)。
● 測定場所が屋内環境であるか屋外環境であるか(例えば、屋外環境での
気象データの測定には防水ハウジング、太陽放射保護用スクリーン付の機 ■即時アラーム
種が適しています)。 デルタオームワイヤレスデータロギングシステムでは、測定値がしきい値を超え
た場合、以下の方法で即座に信号を発します:
● データロガーに内蔵されたブザーによる可聴信号。
● ソフトウェアHD35AP-Sにより、PCモニタ上でのエラー表示による測定値
の強調。
● 設定された電話番号へのSMSの送信(親機HD35AP4G)。
● 設定されたアドレスへのアラームEメールの送信(親機HD35AP4G、HD
35APWおよびHD35APR)。
● リモートアラームモジュールHD35ED-ALM□(オプション)の使用による、
付加的な警報またはアクチュエータの起動。
HD35シリーズでは各設定変量に対して二つのアラームしきい値を設定できま
す(下限および上限しきい値)。アラームは測定値が下限しきい値を下回った
場合、上限しきい値を上回った場合に発せられます。
HD35ED□
HD35RE HD35AP□
HD35ED□
ワイヤレスデータロギングシステム、リピータ使用
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親機(アクセスポイント) HD35AP
リピータ HD35RE
ワイヤレスデータロギングシステム データロガー HD35ED/EDW
デルタオームワイヤレスデータロギングシステムは、様々な用途分野におい
て、多くの物理量のモニタリングを可能にします。システムは以下の物理量
の測定・モニタリングを行います。
● 温度
● 相対湿度
● 大気圧および差圧
● 照度(lux)
● UVA、UVB、UVC放射照度
● 光合成有効放射(PAR)
● 一酸化炭素(CO)
● 二酸化炭素(CO2)
● 太陽放射
● 雨量
● 風向風速
● 葉表面水分
● 液位
● WBGT指数
相対湿度および温度測定用の機種は湿度の派生要素も演算します。機
種によって異なりますが、露点温度、湿球温度、絶対湿度、混合比、水蒸
気分圧が演算できます。また、機種により、外部測定プローブをM12コネ
クタまたはネジ式端子でデータロガーに接続することができます。いくつか
の機種は内蔵センサを備えています。
外部入力端子付きの機種には以下の信号を入力できます:
● D C4~20mA電流出力、DC0~50mV、0~1Vまたは0~10V電圧
出力のトランスミッタからの信号。
● P t100/Pt1000およびK、J、T、N、Eタイプの熱電対温度センサ。
● 無 電圧接点出力センサ(パルス計数またはポテンショメータ出力)。
この外部信号入力のオプションは、上述の物理量のみならず他の数多く
の物理量に対しても、当ワイヤレスデータロギングシステムのモニタリング能
力を拡張的に活用できます。
デルタオームワイヤレスデータロギングシステムの主な用途分野は以下の
通りです:
気象 美術館
● 食品サービス(冷凍コンテナ、冷蔵・低温保存、食品加工および輸送)
● 健 康関連(薬品、ワクチン、血液の保存、インキュベータ、手術室のモニタ
リング)
● グリーンハウスその他の農業用途
● 環境分析(空気質、気象および水文学分野)
● 太陽光パネル・発電のモニタリング
● 美術館、書庫のモニタリング
農業 倉庫
● 腐食、壊れやすい製品の輸送(加速度測定による衝撃のモニタリング)
● 空調業界
● クリーンルーム
● 研究・実験室
● 産業分野のプロセス
● ビル、オフィス、学校
産業 輸送
食品サービス 太陽光発電
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■システム構成例 デバイス間の通信がワイヤレスであるため、システムの取付け・設置が飛躍的に
システムは255台までのデバイスで構成できます(親機およびリピータを含め 簡単で迅速に行えます。また、接続ケーブルが不要のため、ケーブルその他部
て)。各デバイスはそれぞれ固有のアドレスで識別されます。 材のコストやケーブル敷設にかかる人件費が大幅に節約できます。システム構
成品の移動も大きな手間をかけずいつでも行えます。さらに、測定データがリ
モートでPCに保存できるため、データの取得のために現場に出向いたり、デー
区画されたエリアで構成される環境のモニタリング
タロガーを取り外したりする必要がありません。
データロガー 受信親機 データベース
PC
環境の異なる区域で構成される場所でのモニタリング
データロガー データロガー
データロガー
データロガー
データロガー
データロガー
複層階ビルのモニタリング
階上のデータロガーはリピータと通信、リピータは階下の親機と通信
データロガー
データロガー
リピータ
データロガー
データベース
受信親機 PC
データロガー
データロガー
データロガー
受信機
データロガー 腐食(食品、薬品等)または壊れやすい製品の輸送経路でのモニタリング
例: 複層階ビルのモニタリング
各階に親機を使用、階上の親機はPCとLAN接続(イーサネット/Wi-Fi)
受信親機
データロガー
データロガー
受信親機 PC
データロガー
データベース
データロガー
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■システム構成品
デルタオームワイヤレスデータロギングシステムは右記のコンポーネントで構成されています: HD35AP□ 親機(アクセスポイント)
HD35RE リピータ
HD35ED-ALM□ リモートアラームモジュール
HD35ED□ データロガーシリーズ
HD35AP□: HD35RE: HD35ED-ALM□: HD35ED□:
親機(アクセスポイント) リピータ リモートアラームモジュール データロガーシリーズ
親機は、測定サイトに設置されるシステ リピータは、親機HD35AP□とリモー リモートアラームモジュールはリレー出 データロガーは測定プローブが接続さ
ム中のデータロガーとPCのインター トのデータロガーHD35ED□との間 力を備えており、アラーム信号機器(サ れたリモートデバイスです。データロ
フェースです。USB接続でPCに接続 でブリッジとして働くデバイスです。この イレン、点滅灯など)やアクチュエータ ガーは測定・モニタすべき環境中に設
した場合、親機はPCのUSBポートか リピータによりデータロガーと親機の通 の起動に使用できます。 置し、その電源は長寿命の内蔵電池
ら直接電源供給されます。USB接続 信距離が延長できます。通信距離をさ (充電不可)から供給されます。取得さ
が無い場合は、電源は内蔵の充電式 らに延長させるために、データロガーと れた測定データはデータロガーの内
電池、またはACアダプタ(機種により 親機の間に複数のリピータを置くことも 部メモリに保存され、一定の間隔で自
オプション)から供給します。 できます。 動的に親機に送信されます。ユーザー
親機の型式HD35APWおよびHD のオンデマンドによるデータ送信も可
35AP4GのLAN/4G接続にはACア 能です。データロガーにはLCD表示
ダプタの使用をお薦めします。 付、表示なしのオプションがあります。L
CD表示付の場合、測定現場でも測定
■親機のバージョン 値の閲覧がで き、また、前面のキー
● HD35AP: USB出力のみ Pサーバに送信したりすることができ できます。 ボードでデータロガーの諸設定が行
● H D35APS: USB出力およびRS ます(LAN経由インターネット接続 ● H D35AP4GMT: USB出力、4G えます。
485 Modbus-RTU出力(親機は がある場合)。 モジュール内蔵。IP65の屋外防水
PC/PLCからネットワーク内のデバ DC8~30V外部電源供給(内蔵電 仕様。アラームEメール/SMSを送
イスへのModbusコマンドをアドレス 池なし)。 信したり、記録データをEメールやF
するマルチプレクサとして働きます)。 Modbu-TCP/IPプロトコルが使用 TPで送信、またDeltaOHM Clou
● H D35APW: USB出力、無線LA できます(イーサネット接続による通 dなどのHTTPサーバへ送信したり
N接続用Wi-Fi、LANへのケーブ 信用のModbus-TCP/IPプロトコ することができます。4G TCP/IPプ
ル接続用イーサネットを装備。ア ルバージョン)。 ロトコルでPCと4Gネットワーク経由
ラームEメールを送信したり、記録 マルチクライアント機能により、複数 の通信が可能です。
データをEメール、FTPで送信、また のHD35APRが同じLANに接続
DeltaOHM CloudなどのHTTP
サーバへ送信したりすることができ 表1: 親機HD35AP□各バージョンの比較
ます(LAN経由インターネット接続
がある場合)。 HD35AP4G
HD35AP HD35APS HD35APW HD35APR
Modbus-TCP/IPプロトコルが使 HD35AP4GMT
用できます(イーサネット接続による 接続システム
通信用のModbus-TCP/IPプロト USB ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
コルバージョン)。 RS485 ✓ ✓
マルチクライアント機能により、複数 Wi-Fi ✓
のHD35APWが同じLANに接続 イーサネット ✓ ✓
できます。 4G ✓
● H D35AP4G: USB出力、4Gモ プロトコル ※ (デルタオームプロプライエタリ)
ジュール内蔵。アラームEメール/S USB ※ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
MSを送信したり、記録データをE TCP/IP ※ ✓ ✓ ✓
メールやFTPで送信、またDelta Modbus-RTU ✓ ✓
OHM CloudなどのHTTPサーバ Modbus-TCP/IP ✓ ✓
に送信したりすることができます。 SMSコマンド ✓
4G TCP/IPプロトコルでPCと4G データダウンロード
ネットワーク経由の通信が可能です。 DBへの自動ダウンロード ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
● H D35APR: 35mm DINレール Eメールデータ送信 ✓ ✓ ✓
取付け用。USB出力、RS-485 M FTPアドレス宛データ送信 ✓ ✓ ✓
odbus-RTU出力、LANへのケー HTTPサーバ宛データ送信 ✓ ✓
ブル接続用イーサネットを装備。ア アラーム
ラームEメールを送信したり、記録 アラームしきい値 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
データをEメールやFTPで送信、ま アラームSMS ✓
たDeltaOHM CloudなどのHTT アラームEメール ✓ ✓ ✓
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USB(PC-親機間直接接続)によるシステム接続 全ての親機HD35AP□
HD35ED□ HD35ED□
HD35ED□
HD35ED□
データベース
PC
HD35AP□
イーサネット(PC-親機間)によるシステム接続 親機HD35APW、HD35APRのみ
HD35ED□ HD35ED□
HD35ED□ HD35ED□
電源供給
HD35APW
HD35APR
イーサネット
データベース
イーサネット
PC PC ルーター
Eメール
FTP クラウド
Wi-Fi(PC-親機間)によるシステム接続 親機HD35APWのみ
HD35ED□ HD35ED□
HD35ED□ HD35ED□
FTP
電源供給
Eメール
クラウド
HD35APW
データベース
PC
PC Wi-Fi
Wi-Fiアクセスポイント
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RS485 Modbus-RTUネットワーク(PLC-親機間)によるシステム接続 親機HD35APS、HD35APRのみ
HD35ED□ HD35ED□
HD35ED□ HD35ED□
電源供給
HD35APS
PLC HD35APR
RS485 Modbus-RTU
他のセンサ 他のセンサ
4Gによるシステム接続 親機HD35AP4G、HD35AP4GMTのみ
4G SMS
HD35ED□
4G接続は、例えば、生鮮食品など腐食しやすい製品 HD35ED□
の輸送など、長距離離れた移動体のモニタリングをも クラウド
可能にします。測定用のデータロガーと親機を移動体 Eメール
(例えばトラックの内部)に設置するだけで、測定パラ 電源供給
メータを定地(オフィスなど)で絶え間なくモニタ・管理す
HD35AP4G
ることができます。4G TCP/IPプロトコルによる4G通 HD35AP4GMT FTP
信は、親機との相互通信を可能にし、いつでもデータロ
ギングシステムの設定を閲覧し、あるいは変更すること
ができます。4G機能を管理するためのSMSメッセージ HD35ED□
を親機に送ることができます。
■無線通信周波数
データロギングシステムのすべての機種は、送信周波数帯により、3種類の デルタオームワイヤレスデータロギングシステムの無線送信は、無線周波妨害
バージョンで供給されます。 に対して極めて高い耐性をもっています。システムは送信チャンネル中の無線
● 8 68MHz(欧州標準EN 300 220適合)。 周波妨害を検知することができ、要求に応じて、同じ周波数帯の別のチャンネ
● 9 02~928MHz(FCC US part15 section247およびIndustry Cana ルでデータ通信を行うことができます。送信データの正確さは、親機とリモート
da RSS-210標準適合)。 データロガー間の双方向通信によって確保されています。
● 9 15.9~929.7MHz(日本標準ARIB STD-T108適合)。
902~928MHzの周波数帯は915~928MHz(オーストラリア)または921.5 ■無線通信範囲とリピータ
~928MHz(ニュージーランド)に変更できます。 親機とデータロガー間の通信距離を増加させるときは、リピータHD35REを
使用します。複数のリピータをカスケード接続することも可能です(“マルチホッ
プ”ネットワーク)。無線周波数帯により、二つのデバイス間の開放空間での通
信距離の代表値は表2の通りです(通信範囲はデバイス間の障害物により減
衰します):
表2: 無線通信範囲
HD35RE HD35AP□
868MHz周波数帯
HD35ED□内蔵アンテナ 300m 300m
HD35ED□外部アンテナ、HD35RE >500m >500m
902~928MHz周波数帯
HD35ED□内蔵アンテナ 180m 180m
HD35ED□外部アンテナ、HD35RE >500m >500m
915.9~929.7MHz周波数帯
HD35ED□内蔵アンテナ 300m 300m
HD35ED□外部アンテナ、HD35RE >500m >500m
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RF信号リピータ カスケード接続による複数リピータの使用可能
HD35ED□
HD35EDW□
HD35ED□
データベース
PC
USB HD35AP□
HD35RE
HD35EDW□
アラームの通知
■アラーム
各測定値に対して、二つのアラーム設定値がユーザー
設定できます(上限および下限設定値)。設定されたし HD35ED□
きい値を超えた場合、データロガーに内蔵されたブ
ザーが可聴信号を発し、アラーム状態は即座に親機に
送信され、PC上で表示されます。親機が4Gモジュール
HD35ED-ALM□
を備えている場合(HD35AP4G)は、またはWi-Fi(H
D35APW)/イーサネット(HD35APW、HD35APR)
を備えていてインターネット接続が得られる場合、ア
ラームはEメール送信によって通知できます。親機が4
Gモジュールを備えている場合(HD35AP4G)は、ア HD35AP□
ラームはSMSの送信によっても通知できます。
HD35ED□ 4G
アラームのヒステリシスおよびアラーム発生のディレー
は各測定要素に対して設定できます。無線信号の質に
対するアラームも発生させることができます。
リレー出力付のワイヤレスリモートアラームモジュール(H USB
D35ED-ALM□)を使用すれば、他のアラーム信号
機器(サイレン、点滅灯など)やアクチュエータを起動さ HD35AP4Gのみ
せることも可能です。アラームモジュールHD35ED-A
LM□はすべてのバージョンの親機で動作します。
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■ソフトウェア ■アドバンストバージョン(CFR21)の機能性
ウェブサイトからダウンロード可能な基本ソフトウェアHD35AP-Sにより、システ より上級のアプリケーションには、HD35AP-CFR21がオプションで準備され
ムのすべてのデバイスの設定、デバイスの接続状態や無線信号のレベル、各デ ています。HD35AP-CFR21は、医薬品、医療機器、食品、化粧品業界で必
バイスの電池残量レベルの確認、リアルタイム測定値のグラフまたは数値表で 要とされるFDA21CFR part11に対応しています。基本ソフトウェアHD35A
の閲覧、測定データダウンロードが行えます。 P-Sの機能に加え、ソフトウェアの監査証跡、ユーザーのアクセス管理、データ
● 自 動ダウンロード、一定のインターバルにて ベースの保護などが可能になります。
● マ ニュアルダウンロード、ユーザーのリクエストにより
PCにダウンロードされたデータはデータベースに入ります。センサの測定デー
タのデータベースへの転送は次の段階で行われます:
1. データロガーHD35ED□が測定データを一定のインターバルで自動的に
親機HD35AP□へ送信(測定データはその内蔵メモリに保存)。
2. 親機HD35AP□の内蔵メモリ内の測定データを自動的に、またはユー
ザー要求によりPCに保存。
3. ソフトウェアHD35AP-Sがダウンロードされた測定データをデータベース
へ入力。
モニタ画面
メイン画面 データベースの表示
ソフトウェア各バージョンの機能:
HD35AP HD35AP4G
親機の型式 HD35APR HD35APW
HD35APS HD35AP4GMT
ソフトウェアバージョン ※ Basic CFR21 Basic CFR21 Basic CFR21 Basic CFR21
主な機能
表形式でのデータ閲覧 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
テキスト形式でのデータエクスポート ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
レポートの印刷 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
ソフトウェアを用いたモニタリング ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
データベースバックアップ用ユーティリティ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
Eメールデータ送信 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
FTPアドレス宛のデータ送信およびFTP ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
からデータベースへのデータダウンロード
データベースへのマルチクライアント接続 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
DeltaOHM Cloudとの通信 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
アラームしきい値 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
SMSアラーム ✓ ✓
Eメールアラーム ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
デバイス設定 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
パスワードを使用した設定変更 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
センサ(RH/CO/CO2/ΔP)の校正 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
データロガーのグループ分け ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓
FDA21CFR part11に適合した管理 ✓ ✓ ✓ ✓
※ HD35AP-CFR21はオプション(有償)です。ご購入の際は、弊社にお問い合わせ下さい。アクティベートに必要なハードウェアキーを供給します。
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■ DeltaOHM Cloud(デルタオームクラウド)
DeltaOHM Cloud(www.deltaohm.cloud)は、Et
hernet / WiFi / 4G対応のデバイス(HD35APW、
HD35AP4G、HD35APR、HD33MT.4など)をイン
ターネットで接続し、測定データを閲覧、保存できる無
償(※)のクラウドプラットフォームです。デルタオームが
発行するアクティベーションキーによりデバイスをアク
ティベートすれば、すぐにご利用いただくことができます
(注文時ご指定、ご購入後のアクティベートどちらも可)。
各ロガーで収集したデータを個別に表示するだけでな
く、複数ロガーの測定値のグラフを重ね合わせたり、測
定地点を地図上に表示するなど、ユーザーによる表示
のカスタマイズが可能です。また、クラウドに保存された
データはCSV形式でダウンロードすることも可能です。
※ 2021年時点
■データロギング ■LCD(オプション)を装備したデータロガーの表示
システム中の各データロガーは、それぞれ異なる測定および通信のインターバ データロガーの機種により、LCDはカスタムタイプ(枝番“L”)またはグラフィック
ルで設定できます。ロギングされる値は通信のインターバルで得られた測定値 タイプ(枝番“G”)で選択します。
の平均値です。送信される測定データはデータロガーの内蔵メモリにも保存さ データロガーによって測定、あるいは演算されたすべての物理量はLCDで見
れます。データロガーの内蔵メモリが飽和した場合、データロギングを停止する ることができます。複数の要素を測定するカスタムタイプLCDでは、温度はLC
か、あるいは古いデータを上書きする(サイクルロギング)かの選択ができます。 Dの2段目に表示されます。接続状態、ロギング状態(稼働/停止)および電池
各データロガーでの保存に加えて、データは、データ送信後、親機の内蔵メモ 充電レベルに関する表示が備わっています。
リにも保存されます。このように、デルタオームワイヤレスデータロギングシステム
では、データの消失に対して極めて安全な対策が採られており、PCを常に親 電池レベル
機に接続しておく必要がありません。親機のメモリは循環メモリで管理されてい 1段目
ます。
カスタムタイプLCD 2段目
ロギング状態
■設定
LCDおよびキーボードを装備したデータロガーでは、キーボードからの設定も 接続状態
可能です。データロガーの設定パラメータへの、キーボードからのアクセスはパ
スワードでプロテクトされています。二つの異なるパスワードがあり、一つはデー
グラフィックタイプLCDの機種では、LCDの2段目に、三つの測定値を同時に
タロガーをオペレーターとして使用するため(限られたパラメータの設定のみ)、
見ることができます。グラフィックディスプレーでは無線信号のレベル、日付およ
もう一つは管理者としてアクセスする場合(すべての設定パラメータへのアクセ
び時間も表示します。
ス)のパスワードです。キーボードを介して行われたデータロガーの設定に対す
る変更は、自動的に親機に送信され、PCのソフトウェアにも報告されます。これ 接続状態
により、親機に接続されたPCから、常に更新された状態のデータロギングシス ロギング状態 無線信号レベル
テムを見ることができます。親機は、各データロガーのシステムパラメータ(例え
電池レベル
ば、アラーム設定値など)も記録しています。従って、システムの設定を知るため 時間
グラフィックタイプLCD
に、様々なデータロガーにパラメータを要求する必要がなく、PCを親機に接続
日付 1段目
するだけで、必要なすべての情報が即座に得られます。
2段目
■内部クロック
各データロガーの内部クロックは親機のクロックと常に同期されており、データ
LCD表示付のデータロガーの機種は測定値を異なる測定単位で表示するこ
ロガークロックの時間ずれに起因する問題を排除しています。これによって、シ
とができます。
ステム中のデータロガーすべてが同じ時間を共有し、特に、複数のデータロ
ガーで同じ時間に取得した測定データを比較する場合などに有用です。
■取付け
■LED表示器 プラスチック製の壁掛けサポートブラケットにより、例えば、電池交換や定期校
正などのメンテナンス時に、システムの各デバイスの取外し、取替えが迅速に行
データロギングシステムの各デバイスは、通信状態を表示する前面LEDを備え
えます。あるいは、デバイスのケースの背面に取付ける専用のアルマイト製フラ
ています。LEDは、例えば、許容範囲を超えるデバイス間の通信距離や、障害
ンジを使用して、固定取付けすることもできます。取付けフランジを使用した場
物の存在に起因する通信上の問題を即座に知らせます。
合、壁に固定されるピンに南京錠をかけて、デバイスの取外しを防止することも
各デバイスは、内蔵電池の充電状態やアラームの状態についても報告します。
できます。
これらの表示は、LCDを備えた機種についてはLCDディスプレー上で、LCD
の無い機種ではLED表示によって行われます。
プラスチックサポート フランジおよび南京錠
フランジ
■適合性
デルタオームワイヤレスデータロギングシステムはEN12830標準に適合して ピン
います。PCアプリケーションソフトウェアHD35AP-SはFDA21 CFR Part11
の推奨に準じて設計されています。操作はパスワードによって保護されており、
行われた操作は記録されます。 南京錠
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■テクニカルデータ
HD35AP□ 親機
HD35AP・APS・APW HD35AP: USB出力のみ
無線アンテナ HD35APR: USB、RS485 Modbus-RTU出力およびイーサネットインターフェース
HD35APS: USBおよびRS485 Modbus-RTU出力
型式
LED HD35APW: USB出力、Wi-Fiおよびイーサネットインターフェース
HD35AP4G: USB出力および4Gモジュール
HD35AP4GMT: USB出力および4Gモジュール(屋外)
内蔵3.7Vリチウムイオン充電池、容量2250mA/h、JST3極コネクタ
DC6V出力ACアダプタ(AC-PTS-6V、オプション)
電源供給 PCのUSBポートから直接電源供給 ※1
(HD35APRは外部電源DC8~30Vのみ、HD35AP4GMTは外部電源DC18~27V+
12V鉛蓄電池(バッテリーチャージャーをハウジングに内蔵))
約30mA(E、U)/約38mA(J)=イーサネット/Wi-Fiなし、一般的4G動作にて ※2
電源供給コネクタ 約160mA=イーサネット動作にて、約275mA=Wi-Fi動作にて
Mini-USB 消費電力
( HD35APRはDC24Vにて40mA、
RS485 8極M12コネクタ(HD35APS)または
RJ45イーサネットコネクタ(HD35APW) HD35AP4GMTは測定時<16mA/4G動作時ピーク<1A)
約3日=LAN非接続、一般的4G動作にて ※2
電池寿命 約11時間=イーサネット動作にて、約8時間=Wi-Fi動作にて
HD35AP4G (HD35APRは内蔵電池なし)
無線 4G 送信周波数 868MHz、902~928MHzまたは915.9~929.7MHz(機種により)
アンテナ アンテナ
一体型外付ホイップアンテナ(点線通信用)、ケーブル付外付ホイップアンテナ(4G通信用、
アンテナ HD35AP4G、HD35AP4GMTのみ)、HD35APRは無線通信アンテナを一体型ホイップ
アンテナまたはケーブル式ホイップアンテナからご指定可
送信距離 表2参照
USB、Mini-USBコネクタ(ケーブルCP31)
シリアル出力
RS485、Modbus-RTUプロトコル(HD35APS、HD35APRのみ)
型式HD35APW、HD35APRのみ。アラームEメール、および記録データのEメール、FTP
イーサネット接続 での、またはHTTPサーバー(DeltaOHM Cloudなど)への送信が可能(インターネット接続
がある場合)。 Modbus-TCP/IPプロトコル使用可。
型式HD35APWのみ。アラームEメール、および記録データのEメール、FTPでの、またはH
Wi-Fi接続 TTPサーバー(DeltaOHM Cloudなど)への送信が可能(インターネット接続がある場合)。
Modbus-TCP/IPプロトコル使用可。
電源供給 Mini-USB 型式HD35AP4G、HD35AP4GMTのみ。アラームEメール/SMS、記録データのEメール、
4G/3G/GSM/
FTPでの、またはHTTPサーバー(DeltaOHM Cloudなど)への送信が可能。4G TCP/IP
GPRS接続
プロトコル使用可。
HD35APR
LED 保存可能サンプル数は接続データロガー機種による。すべてのデータロガーが7測定要素を
Mini-USB 内部メモリ
記録した場合、保存容量は226,700サンプル。
外部無線 外部電源供給の有無、電池充電レベル(HD35APR、HD35AP4GMTを除く)、
アンテナ LED表示
無線通信状態
-10~+60℃、0~85%RH、結露なきこと
動作温湿度範囲
(HD35AP4GMTは-40~+70℃、0~100%RH)
HD35AP・HD35APS・HD35APW・HD35AP4G
LED RJ45イーサ 材質:プラスチック、外形寸法135×86×33mm(アンテナを除く)
ネットコネクタ HD35APR
電源供給端子 RS485端子 ハウジング 材質:プラスチック、外形寸法:90×53×69mm(アンテナを除く)
HD35AP4GMT
HD35AP4GMT 材質: ポリカーボネート、外形寸法:270×170×110mm(アンテナを除く)、
4Gアンテナ IP65(USBコネクタ保護キャップ装着時)
無線
アンテナ 重量(電池を含む) 約200g(HD35AP4GMTは約1kg)
着脱可能壁掛けサポート(標準付属)または固定取付け用フランジ(オプション)
取付け方法 ( HD35APRは35mmDINレールへの装着、
HD35AP4GMTはクランプHD2003.77/40によるポール取付け)
電源供給 Mini-USB
※1 HD35APW、HD35AP4Gでイーサネット、Wi-Fiまたは4G送信を使用する場合は、(外部電源)ACアダプタAC-PTS-6V(オプション)による電源供給が必要です。
※2 4G送信の集中的な使用は電力消費を顕著に増加させ、電池寿命を消耗させます。
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HD35RE リピータ
内蔵3.7Vリチウムイオン電池(充電可)、容量2250mA/h、JST3極コネクタ
電源供給 DC6V出力ACアダプタ(AKA-06020、オプション)
PCのUSBポートから直接電源供給
無線アンテナ 消費電力 約30mA
電池寿命 約3日
LED 接続押しボタン 送信周波数 868MHz、902~928MHzまたは915.9~929.7MHz(機種により)
アンテナ 一体型外付ホイップアンテナ
送信距離 表2参照
USB、Mini-USBコネクタ(ケーブルCP31)
シリアル出力
設定およびファームウェア更新用のみ、データのダウンロードは不可。
LED表示 外部電源供給の有無、電池充電レベル、無線通信状態
キーボード 接続用押しボタン/PING(無線テスト用)
動作温湿度範囲 -10~+60℃、0~85%RH、結露なきこと
ハウジング 材質: プラスチック、外形寸法: 135×86×33mm(アンテナを除く)
重量 約200g(電池を含む)
電源供給コネクタ Mini-USB 取付け方法 着脱可能壁掛けサポート(標準付属)または固定取付け用フランジ(オプション)
HD35ED-ALM□ アラームモジュール
HD35ED-ALM: 内蔵電池
LED 内蔵無線アンテナ 形式
HD35ED-ALME: 本体側面のMini-USBコネクタによるUSBポートからのUSB供電
HD35ED-ALM: 内蔵3.6V塩化チオニルリチウム電池(Li-SOCl2)、充電不可、
電源供給 電池サイズφ16.85×50.5mm(サイズA)、2極コネクタMolex5264
HD35ED-ALME: USB供電(5V±5%、内蔵電池なし)
HD35ED-ALM: 代表的な動作状態にて約1年(寿命はアラーム状態起動の頻度によ
電池寿命
ります)
送信周波数 868MHz、902~928MHzまたは915.9~929.7MHz(機種により)
アンテナ 内蔵アンテナ
送信距離 表2参照
キーボード 接続用押しボタン/PING(無線テスト用)
接続押しボタン LED表示 アラームの有無、電池充電レベル、無線通信状態。
リレー設定(保護カバー) リレー接点 2出力リレー、無電圧接点、接点容量Max.1A(DC30V、抵抗負荷)
動作温湿度範囲 -10~+70℃、0~85%RH、結露なきこと
ハウジング 材質: プラスチック、外形寸法: 135×110×33mm
重量 約200g(電池を含む)
取付方法 着脱可能壁掛けサポート(標準付属)または固定取付け用フランジ(オプション)
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HD35ED□ 屋内用ハウジングタイプデータロガー
送信周波数 868MHz、902~928MHzまたは915.9~929.7MHz(機種により)
アンテナ 内蔵
LCD(オプション) 内蔵無線アンテナ
送信距離 表2参照
測定インターバル 1、2、5、10、15、30秒 / 1、2、5、10、15、30、60分 ※1
通信インターバル 1、2、5、10、15、30秒 / 1、2、5、10、15、30、60分 ※1
循環管理式またはメモリ飽和時停止
内蔵メモリ
保存可能サンプル数は取得測定データ数による(表4参照)。
アラーム 内蔵ブザーによる可聴信号
内蔵3.6V塩化チオニルリチウム電池(Li-SOCl2)、充電不可、
電池サイズφ16.85×50.5mm(サイズA)、2極コネクタMolex5264
電源供給
格子カバー付のデータロガー機種については、ACアダプタ(AKA-06020、
無線表示LED キーボード オプション)接続用コネクタ供給可。
CO/CO2機種: 約1.5年(測定、通信インターバル2分にて)
ΔPレンジr5機種: 約1.5年(測定、通信インターバル30秒にて)
電池寿命
無線表示LED 上記以外の機種: 約3.5年(測定、通信インターバル1分にて)
LEDアラーム 内蔵無線アンテナ 約5年(測定、通信インターバル10分にて)
ディスプレー オプション。機種により、カスタムタイプまたはグラフィックタイプLCD(表3B参照)
接続用押しボタン/PING(無線テスト用)
キーボード
LCD表示付機種は設定および測定値スクロール用押しボタンを装備
LED表示 無線通信状態。LCDなしの機種はアラームLEDおよび電池状態LEDを装備。
動作温湿度範囲 -20~+70℃(格子カバー付機種は-10~+70℃)、0~85%RH、結露なきこと
材質: プラスチック、外形寸法: 表3A参照、
ハウジング 保護等級: IP50(HD35ED1NB、HD35ED1NAB、HD35ED14bNAB、
HD35EDHを除く)
電池LED 接続押しボタン 外部プローブ接続 データロガー機種により、M12コネクタまたは3.5mmピッチ端子
重量 約200g(LCD表示付機種、電池を含む)
取付け方法 着脱可能壁掛けサポート(標準付属)または固定取付け用フランジ(オプション)
※1 多くの物理量を測定する機種は 小インターバルが1秒を超える場合があります(表4参照)。
表3A: 屋内用ハウジングデータロガーの外観
LCDのタイプは
機種による M12コネクタ M12コネクタ
一体型下方RH+温度、 一体型下方
(機種により1~3個)
A B RHまたは温度プローブ RH+温度
C プローブ
光度/UVAセンサ
差圧入力 一体型下方
一体型下方 RH+温度
D RH+温度プローブ E 差圧入力 F プローブ
カバーで
センサ 保護された
保護グリッド 端子式入力部
G H
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表3B: 主な屋内用ハウジングデータロガーの一覧
測定内容 オプションLCD 入力
%
UV L G M12 図
内蔵
型式 コネクタ 記号
NTC Pt100 Patm ΔP グラ センサ
RH Lux UV CO CO2 カスタム 数
10K Pt1000 (気圧) (差圧) フィック
測定要素識別文字 N ※1 7P ※2 1 4b 4 ※3 I ※4 U A B
HD35ED7P/1TC ● ● 1 A
HD35ED7P/2TC ● ● 2 A
HD35ED7P/3TC ● ● 3 A
HD35EDN/1TC ● ● 1 A
HD35EDN/2TC ● ● 2 A
HD35EDN/3TC ● ● 3 A
HD35EDNTV ● ● ● B
HD35ED1TV ● ● ● B
HD35ED1TVI ● ● ● B
HD35ED1NTC ● ● ● 1 A
HD35ED17PTC ● ● ● 1 A
HD35ED1NTV ● ● ● ● B
HD35ED1NTVI ※5 ● ● ● ● B
HD35ED1N/2TC ● ● ● 2 A
HD35ED14bNTC ● ● ● ● 1 Patm A
HD35ED14bNTV ● ● ● ● ● B
HD35ED14bNTVI ※5 ● ● ● ● B
HD35ED1N4r□TV ※3 ● ● ● ● ● F
HD35ED4r□ ※3 ● ● ● E
HD35ED1NITCV ● ● ● ● 1 T/RH C
HD35ED1NI2TCV ● ● ● ● 1 T/RH C
HD35ED1NITV ● ● ● ● ● D
HD35ED1NB ※5 ● ● ● ● G
HD35ED1NAB ※5 ● ● ● ● ● G
HD35ED14bNAB ※5 ● ● ● ● ● ● G
HD35EDH ※6 ● 端子入力(3入力) H
※1 N/1=1CH、N/2=2CH、N/3=3CH
※2 7P/1=1CH、7P/2=2CH、7P/3=3CH 差圧測定レンジ
※3 4r1=測定レンジ1、4r2=測定レンジ2、… 右表を参照してください。
※4 I=照度(低レンジ:0~20000lux)、I2=照度(高レンジ:0~200000lux) 型式 測定レンジ
※5 温度センサはRHモジュールに内蔵。 HD35ED□□4r1□□ -2.5~+2.5hPa(mbar)
※6 DC4~20mA、0~50mVまたは0~1V出力トランスミッタ、Pt100/Pt1000
温度センサ、K/J/T/N/E熱電対、無線圧接点またはポテンショメータ入力。 HD35ED□□4r2□□ -10~+10hPa(mbar)
HD35ED□□4r3□□ -100~+100hPa(mbar)
HD35ED□□4r4□□ -2000~+2000hPa(=2 bar)
HD35ED□□4r5□□ ※7 -125~+125Pa(クリーンルーム用)
プローブタイプの識別コードは以下の通りです: ※7 “r5”の圧力センサは動圧を測定するため(静圧測定には不適)、二つの圧力入力
記号なし = 内蔵センサ(格子保護) の間に微量の空気の流れを必要とします。チューブ用クランプリング付のメタル製
H = 端子入力 入力ソケットが圧力損失を 小限に留めます。
TC = ケーブル式プローブ
TV、TVI = 本体固定下方プローブ(ケーブルなし)
TCV = ケーブル式プローブ+本体固定下方プローブ(ケーブルなし)
機種TCで温湿度測定に使用するケーブル式複合プローブHP3517シリー
ズは、湿度センサと、NTC10KΩ(25℃にて)またはPt100温度センサを備
えています。HP3517シリーズのプローブの交換の際は、新しいプローブと
データロガーの一体再校正が必要です。
温度測定用のみの入力を備えたM12コネクタタイプの機種は、NTC10KΩ
(25℃にて)またはPt100/Pt1000温度センサのTP35シリーズのプローブ
を使用します。
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表4: 屋内用ハウジングデータロガーの内蔵メモリ容量
保存可能 ※1 測定物理量のリスト
最小通信
型式 サンプル数 保存物理量 ※1 T : 温度
インターバル
※2 RH : 相対湿度
TD : 露点温度
HD35ED7P/1TC 68,000 1秒 T
TW : 湿球温度
52,000~
HD35ED7P/2TC 2秒(※3) T AH : 絶対湿度
68,000
MR : 混合比
42,000~
HD35ED7P/3TC 5秒(※4) T PVP : 水蒸気分圧
68,000 PATM : 大気圧
HD35EDN/1TC 68,000 1秒 T ΔP : 差圧
HD35EDN/2TC 52,000 1秒 T I : 照度
HD35EDN/3TC 42,000 1秒 T CO : 一酸化炭素
HD35EDNTV 68,000 1秒 T CO2 : 二酸化炭素
HD35ED1TV 68,000 1秒 RH
HD35ED1TVI 68,000 1秒 RH ※2
一つのサンプルは、データ取得の瞬間に、
HD35ED1NTC 24,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP
データロガーによって測定および演算され
HD35ED17PTC 24,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP
たすべての物理量で構成されます。例えば、
HD35ED1NTV 24,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP
型式HD35ED1NABは四つの物理量を
HD35ED1NTVI 24,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP 測定し、五つの物理量を演算します(湿度
HD35ED1N/2TC 22,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP 派生要素)。この場合、一つのサンプルはそ
HD35ED14bNTC 22,000 2秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、PATM れぞれ一つの温度測定値、CO測定値、C
HD35ED14bNTV 22,000 2秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、PATM O2測定値および六つの湿度測定値(相対
HD35ED14bNTVI 22,000 2秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、PATM 湿度および五つの湿度派生要素)を含み
HD35ED1N4r□TV 22,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、ΔP ます。
HD35ED4r□ 68,000 1秒 ΔP ※3 1入力使用の場合は1秒。
HD35ED1NITCV 44,000 1秒 T、RH、T ※4 1入力使用の場合は1秒、
D、TW、AH、MR、PVP、I
2入力の場合は2秒。
HD35ED1NI2TCV 44,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、I
※5 使用する入力の数と、測定要素により、
HD35ED1NITV 44,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、I
短いインターバルを設定できることが
HD35ED1NB 44,000 10秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、CO
あります。(例:4~20mA、0~1V、0
HD35ED1NAB 36,000 10秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、CO、CO2 ~10V、0~50mV、4線式Pt100、4
HD35ED14bNAB 32,000 10秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、PATM、CO、CO2 線式Pt1000の場合、1~2入力使用
36,000~
HD35EDH 5秒(※5) 入力の構成による 時1秒、3入力使用時2秒)
68,000
表5は親機とデータロガー間が直接接続の場合(1“ホップ”)です。リピータが 型式HD35EDHのターミナルヘッダ・入力接続例
介在する場合は、データの送信にはより長い時間がかかり、親機によって操 HD35EDHは三つの入力端子を備えています。各入力は以下の入力として設
作・管理できるデータロガー数は表5よりも少なくなります。システム中のデバイ 定できます: Pt100/Pt1000、熱電対、DC4~20mA(シャント抵抗は内部)、
スの数(親機+リピータ+データロガー)は255を超えることはできません。 0~50mV、0~1V、またはポテンショメータ。入力3のみがパルス計数入力(無
電圧接点の開閉数カウント)として設定できます。
表5: データ送信インターバルに準じたシステム中のデータロガー数
データ送信 親機で管理可能な データ送信 親機で管理可能な 入力1 入力2
入力3
インターバル データロガー数 インターバル データロガー数
1秒 12 10秒 120
2秒 24 15秒 180
5秒 60 >30秒 254
3線式 ON/OFF接点
Pt100/Pt1000 4~20mAトランスミッタ
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■テクニカルデータ
HD35EDW□ 屋外用防水ハウジングタイプデータロガー ※1
LCD付バージョン 送信周波数 868MHz、902~928MHzまたは915.9~929.7MHz(機種により)
外付無線アンテナ アンテナ 内蔵アンテナ(※2)、一体型外付アンテナ、または3mケーブル式外付アンテナ
LCD 送信距離 表2参照
測定インターバル 1、2、5、10、15、30秒 / 1、2、5、10、15、30、60分 ※3
通信インターバル 1、2、5、10、15、30秒 / 1、2、5、10、15、30、60分 ※3
循環管理式またはメモリ飽和時停止
内蔵メモリ
保存可能サンプル数は取得測定データ数による(表7参照)。
無線表示LED アラーム 内蔵ブザーによる可聴信号
内蔵3.6V塩化チオニルリチウム電池(Li-SOCl2)、充電不可、電池サイズ単2形、
電源供給 2極コネクタMolex5264(HD35EDLW1NB□TV、HD35EDLW1NB□I□TC
V、HD35EDW1NB□FTCV、HD35EDWPTC-ALMはDC7〜30V外部電源)
約4年: HD35EDWK/4、HD35EDW1N7GTCおよびHD35EDWH(測定イン
ターバル10秒、通信インターバル30秒にて)
電池寿命 約2年: 上記以外の機種(測定インターバル5秒(HD35EDW7P/□TC、HD35E
LCDなしバージョン DW14bNTC、HD35EDW14b7PTC、HD35EDWWBGTは10秒)、通
外付無線アンテナ
信インターバル30秒にて)
ディスプレー オプション。カスタムタイプLCD
押しボタン 接続用押しボタン(ロガー内部)
LED表示 無線通信状態。LCDなしの機種はアラームLEDおよび電池状態LEDを装備。
無線表示LED
-20~+70℃、0~100%RH、結露なきこと
動作温湿度範囲
LEDアラーム (HD35EDWNTV61は-40~+70℃)
電池LED 材質: ポリカーボネート、外形寸法: 表6A参照、保護等級: IP67(HD35EDLW
ハウジング
1NB□TV、HD35EDLW1NB□I□TCVはIP65)
外部プローブ用コネクタ データロガー機種により、M12コネクタ、熱電対コネクタまたは3.5mmピッチ端子
重量 約250g(電池を含む)
壁掛け、またはクランプHD2003.77/40(オプション)によるφ40mmマストへの
取付け方法
取付け。屋外用太陽放射保護シールド(オプション)。
※1 HD35EDW1NB□TV、HD35EDW1NI2TCV、HD35EDW1NB□I□TCV、HD35EDW1NB□FTCVは特殊機種のため、個別データシートを参照して下さい。
※2 日本向け(J)はデフォルトで一体型外付アンテナ付。
※3 多くの物理量を測定する機種は 小インターバルが1秒を超える場合があります(表7参照)。
■屋外用防水タイプ
屋外、産業用途用防水タイプ(HD35EDW□シリーズ) 防水タイプデータロガーのハウジングは、壁掛け、または屋外取付けの場合、ク
屋外、あるいは厳しい環境条件での使用(様々な産業用途)に適した、前面外 ランプHD2003.77/40を使用して、直径40mmのマストに取付けることができ
形寸法120(H)×80(W)mm、IP67防水ハウジング封入のデータロガーシ ます。屋外取付けの場合、データロガーは太陽放射に対する保護遮蔽カバー
リーズです。IP67防水性を確実にするため、データロガーには操作キーを設け (オプション、CO2・照度測定機種は不可)とともに供給することができます。
ず、外部プローブの接続にはM12コネクタを使用しています。 屋外でのマストへの取付けには、あらかじめデータロガー背面にマスト用クラン
プを装着し、内部でクランプに接続された過電圧保護器を備えた仕様で、
データロガーを供給することも可能です。過電圧保護器を正しく動作させるた
め、クランプに固定されたファストンコネクタ付の黄/緑ケーブルを接地させる必
要があります。温湿度複合プローブの屋外取付けには、太陽放射に対する保
護シールドHD9007A-1またはHD9007A-2が必要です。
HD35EDW□データロガー 親機HD35AP
太陽放射保護シールド 屋外データ送信ステーション 受信ステーション
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表6A: 屋外用防水ハウジングデータロガーの外観
屋外用では、アンテナは外付で、太陽放射に対する
保護シールド付です(屋内用ではアンテナは内蔵)。
M12コネクタ 一体下方型RH+温度、 標準 ケーブル
I (機種により1~5個) L RHまたは温度プローブ M 熱電対コネクタ O P グランド
表6B: 主な屋外用ハウジングデータロガーの一覧
測定内容 入力
%
M12 図
内蔵
型式 コネクタ 記号
NTC Pt100 太陽 Patm PYRA 葉表面 センサ
TC RH Lux PAR CO2 雨量 液位 WBGT 数
10K Pt1000 パネル (気圧) (日射) 水分
測定要素識別文字 N ※1 7P ※2 K 7P 1 4b I ※3 F B R P L D WBGT
HD35EDW7P/1TC ● 1 I
HD35EDW7P/2TC ● 2 I
HD35EDW7P/3TC ● 3 I
HD35EDWN/1TC ● 1 I
HD35EDWN/2TC ● 2 I
HD35EDWN/3TC ● 3 I
HD35EDWNTV ● ● L
HD35EDWK/4TC ● 4×TCコネクタ M
HD35EDW1NTC ● ● 1 I
HD35EDW17PTC ● ● 1 I
HD35EDW1NTV ● ● ● L
HD35EDW1NTVI ※4 ● ● L
HD35EDW1NBTV ● ● ● ※6
HD35EDW1NI2TCV ● ● ● ※6
HD35EDW1NBI□TCV ● ● ● ● ※6
HD35EDW1NBFTCV ● ● ● ● ※6
HD35EDW14bNTC ● ● ● 1 Patm I
HD35EDW14b7PTC ● ● ● 1 Patm I
HD35EDWRTC ● 1 I
HD35EDW1NRTC ● ● ● 2 I
HD35EDW7PRTC ● ● 2 I
HD35EDW1N7PRTC ● ● ● ● 3 I
HD35EDWPTC ● 1 I
HD35EDW1NLTC ● ● ● 2 I
HD35EDWS□TC 土壌温度および水分(識別文字はS) ※7 I
HD35EDWDPTC ● ● ※8 O
HD35EDWWBGT ● ● 3 I
HD35EDW1N7GTC ● ● ● 2 I
HD35EDWH ※5 4×端子入力 P
※1 N/1=1CH、N/2=2CH、N/3=3CH
プローブタイプの識別コードは以下の通りです:
※2 7P/1=1CH、7P/2=2CH、7P/3=3CH
記号なし = 内蔵センサ(格子保護)
※3 I=照度(低レンジ:0~20000lux)、I2=照度(高レンジ:0~200000lux)、
F=光合成有効放射(PAR) H = 端子入力
※4 温度センサはRHモジュールに内蔵。 TC = ケーブル式プローブ
※5 DC4~20mA、0~50mV、0~1Vまたは0~10V出力トランスミッタ、 TV、TVI = 本体固定下方プローブ(ケーブルなし)
Pt100/Pt1000温度センサ、K/J/T/N/E熱電対、 TCV = ケーブル式プローブ+本体固定下方プローブ(ケーブルなし)
無電圧接点またはポテンショメータ入力。 機種TCで温湿度測定に使用するケーブル式複合プローブHP3517シリー
※6 特殊機種のため、個別データシートを参照して下さい。 ズは、湿度センサと、NTC10KΩ(25℃にて)またはPt100温度センサを備
※7 1入力(HD35EDWSTC)、2入力(HD35EDWS/2TC)、 えています。HP3517シリーズのプローブの交換の際は、新しいプローブと
3入力(HD35EDWS/3TC) データロガーの一体再校正が必要です。
※8 1+ケーブルグランド 温度測定用のみの入力を備えたM12コネクタタイプの機種は、NTC10KΩ
(25℃にて)またはPt100/Pt1000温度センサのTP35シリーズのプローブ
を使用します。
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表7: 屋外用ハウジングデータロガーの内蔵メモリ容量
保存可能 最小通信 ※1 測定物理量のリスト
型式 保存物理量 ※1
サンプル数 ※2 インターバル T : 温度
HD35EDW7P/1TC 68,000 1秒 T RH : 相対湿度
52,000~ TD : 露点温度
HD35EDW7P/2TC 2秒(※3) T
68,000 TW : 湿球温度
TG : 黒球温度
42,000~
HD35EDW7P/3TC 5秒(※4) T TNW : 自然通風湿球温度
68,000
AH : 絶対湿度
HD35EDWN/1TC 68,000 1秒 T MR : 混合比
HD35EDWN/2TC 52,000 1秒 T PVP : 水蒸気分圧
HD35EDWN/3TC 42,000 1秒 T PATM : 大気圧
HD35EDWNTV 68,000 1秒 T I : 照度
36,000~ PAR : 光合成有効放射
HD35EDWK/4TC 5秒(※3) T
68,000 CO2 : 二酸化炭素
HD35EDW1TV 68,000 1秒 RH R : 太陽放射(日射計)
DR : 1日当り太陽放射量(Wh/m2
HD35EDW1TVI 68,000 1秒 RH )
HD35EDW1NTC 24,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP mV : 日射計出力(mV)
P : 雨量
HD35EDW17PTC 24,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP
DP : 1日当り雨量
HD35EDLW1NB□TV 30,000 1秒(※5) T、RH、TD、AH、CO2
IP : 雨量レート(mm/H)
HD35EDLW1NI2TCV 30,000 1秒 T、RH、TD、AH、I
HLEAF : 葉表面水分
HD35EDLW1NB□I□TCV 26,000 1秒(※5) T、RH、TD、AH、I、CO2 VWC : 土壌体積含水率
HD35EDW1NB□FTCV 26,000 1秒(※4) T、RH、TD、AH、PAR、CO2 FL : 液位
HD35EDW14bNTC 22,000 2秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、PATM WBGT : WBGT指数
HD35EDW14b7PTC 22,000 2秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、PATM
HD35EDWRTC 42,000 1秒 R、DR、mV ※2
HD35EDW1NRTC 24,000 1秒 T、RH、T 一つのサンプルは、データ取得の瞬間に、
D、AH、R、DR、mV
HD35EDW7PRTC 36,000 1秒 T、R、DR、mV データロガーによって測定および演算され
HD35EDW1N7PRTC 22,000 1秒 T、RH、TD、AH、R、DR、mV たすべての物理量で構成されます。例えば、
型式HD35EDW1NTCは二つの物理量
HD35EDWPTC 36,000 1秒 P、DP、IP
を測定し、五つの物理量を演算します(湿
HD35EDW1NLTC 22,000 1秒 T、RH、TD、TW、AH、MR、PVP、HLEAF
度派生要素)。この場合、一つのサンプル
HD35EDWSTC 52,000 1秒 T、VWC はそれぞれ一つの温度測定値および六つ
HD35EDWS/2TC 36,000 1秒 T、VWC の湿度測定値(相対湿度および五つの湿
HD35EDWS/3TC 26,000 1秒 T、VWC 度派生要素)を含みます。
HD35EDWDPTC 28,000 1秒 P、DP、IP、FL ※3 1入力使用の場合は1秒。
HD35EDW1N7GTC 30,000 1秒 T、TG、RH、WBGT ※4 1入力使用の場合は1秒、
HD35EDWWBGT 22,000 2秒 T、TNW、TG、RH、TD、WBGT 2入力の場合は2秒。
28,000~ ※5 CO2測定値は、15秒ごとに更新。
HD35EDWH 5秒(※6) 入力の構成による
58,000 ※6 使用する入力の数と、測定要素により、
短いインターバルを設定できることが
あります。(例:4~20mA、0~1V、0
~10V、0~50mV、4線式Pt100、4
線式Pt1000の場合、1~2入力使用
時1秒、3~4入力使用時2秒)
型式HD35EDWHのターミナルヘッダ・入力接続例 入力2 入力3
入力1 入力4
HD35EDWHは四つの入力端子を備えています。各入力は以下の入力として設定できます:
Pt100/Pt1000、熱電対、DC4~20mA(シャント抵抗は内部)、0~50mV、0~1V、またはポテンショメータ。
入力4のみがパルス計数入力(無電圧接点の開閉数カウント)として設定できます。
0~10V
トランスミッタ ON/OFF接点
3線式 4~20mA
Pt100 トランスミッタ
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デルタオームではHD35シリーズの関連製品として、4G(LTE)モジュール内蔵の気象ステーション用データロガーHD33MT.4を準備しています。
■気象ステーション用独立型データロガーHD33MT.4 主な特長
一般気象のみならず、水害などの防災用途も含めた幅広い分野に好適な ◆ リモートモニタリングを可能にする4G(LTE)モジュールを内蔵。
様々な物理量のリモートモニタリングを可能にする、多彩な入出力を備えてい ◆ Eメール、FTPによるデータ送信、HTTPサーバー(例えばデルタオーム社
ます: クラウド)へのデータアップロード。
◆ 個別設定が可能なアナログ入力×4チャンネル(0~50mV、-50~+50 ◆ Modbusのデバイスとしてマスター、スレーブ何れの設定も可能。
mV、0~1V、0~10V、0~20mAまたは4~20mA、Pt100、Pt1000、 ◆ オプションモジュールにより、Modbus TCP/IPプロトコルでイーサネット
熱電対、ポテンショメータ、赤外放射計)。 ネットワークへ接続。
◆ 無電圧接点入力×2チャンネル(例:転倒ます雨量計、風杯式風速計の接 ◆ 専用PCソフトウェア(フリーダウンロード可能)によるデバイスの設定、測定
続が可能)。 値のモニタ、データベースへのダウンロード。
◆ RS485×1ポート、“マスター”または“スレーブ”として設定可能なModbu ◆ FDA 21 CFR part 11 recommendationsに適合するソフトウェアのアド
s-RTUプロトコルによる。オプションのモジュールにより、イーサネットネット バンストバージョンを準備。
ワークへの接続、Modbus TCP/IPプロトコルによる通信も可能。 ◆ 測定しきい値(ユーザー設定)の超過時、アラーム接点出力×2およびE
◆ SDI-12“マスター”ポート、SDI-12プロトコルver.1.3互換。 メール、SMSによるアラーム通知。
◆ 無電圧アラーム接点出力×2チャンネル。 ◆ 外部DC電源(外部電源供給ユニットはオプション)または太陽電池パネル
からの給電。
■テクニカルデータ
HD33MT.4 屋外用防水ハウジング独立型データロガー
充電式電池を使用する場合:DC18~30V
2色LED 供給電源 充電式電池を使用しない場合: DC7~30V(イーサネットモジュール無しの場合)
(電源供給およびLTE動作)
DC12~30V(イーサネットモジュール付の場合)
<4mA:イーサネットモジュール無し、モバイル(4G)ネットワーク動作無し。
キーボード アンテナ 消費電流
~200mA:イーサネットモジュール付、モバイル(4G)ネットワーク動作無し。
DC12Vにて
<1A:モバイル(4G)ネットワーク動作中のピーク値
LCD オプション、内蔵12V/3.4Ah鉛電池。 大充電電流1A。
電池
電池寿命は接続されるセンサの種類および数によります。
データロガーが太陽光パネルから給電されている場合(+Vpanel入力)、出力は内部の鉛電池
スイッチングセンサ の電圧(通常12V)に等しくなります。
電源出力 データロガーが+Vdc入力で給電されている場合は、出力は+Vdc入力と等しい電圧になります。
出力は外部のセンサが給電を必要とするときにのみアクティブです。
アンテナ 外付け
測定インターバル 1、2、5、10、15、30秒 / 1、2、5、10、15、30、60分
ロギングインターバル 1、2、5、10、15、30秒 / 1、2、5、10、15、30、60分
メモリ飽和時、データ循環保存管理またはロギング停止。
内部メモリ
保存サンプル数は検出される物理量の数により、242,850~858,070。
アラーム EメールおよびSMSの送信。2×常時開(NO)アラーム接点出力。Max 300mA @DC30V抵抗負荷
ディスプレー オプションでカスタムLCD
LED表示 2色LED:電源ON(赤色点滅)、モバイル(4G)ネットワーク動作時(緑点滅)
PCとの接続 USBポート、mini USBコネクタにて
イーサネット接続 RJ45コネクタ(オプションのイーサネットモジュールがある場合のみ)
内部クロックのドリフト ±2ppm(0~+40℃)/±5ppm(-40~+70℃)
-40~+70℃/0~100%RH LCDディスプレー無しの機種
動作条件
-20~+70℃/0~100%RH LCDディスプレー付の機種
外部プローブとの接続 M12コネクタまたはケーブルグランド
重量 約1kg
外径寸法:270×170×110mm(外付けアンテナを除く)
ハウジング
材質:ポリカーボネート(PC)、保護等級:IP65(USBコネクタ保護キャップ装着にて)
接続部
取付け方法 φ40mmの支柱マストへ取付け
データロガーは、SMSメッセージでコマンドを送ることによって、または、モバイル(4G)ネットワークで、インターネッ
ト接続されている遠隔のPCとの直接TCP/IP接続を設定することによって、遠隔での管理が可能です。
検出された各測定値に対して、二つのアラームしきい値(上限しきい値および下限しきい値)、アラームのヒステリシ
スおよびアラーム発報のディレー時間がユーザー設定できます。アラームのしきい値を超えると、アラームEメール
またはSMSメッセージで知らせることができます。データロガーは二つの無電圧アラーム出力も備えています。
デルタオーム社のウェブサイトから無償でダウンロードできるPCソフトウェアHD35AP-Sにより、データロガーの
設定、グラフ形式、数字両方での測定値のリアルタイム表示、データのダウンロード等が行えます。PCへ送られた
データはデータベースに入れられます。
データロガーHD33MT.4の内部クロックは高い精度を持っており、データロガーの動作温度全域において極め
て安定しています。クロックはHTTP基準サーバーでの自動時間同期をサポートしています。
オプションでケース内に取付けられる、12V/3.4Ahの充電式バックアップ電池は、外部電源が無い場合のデー
タ記録の損失(欠測)を防ぎます。バッテリーチャージャーはデータロガーに内蔵されています。データロガーは太
陽光パネルからの給電も可能です。低消費電力設計のため、太陽光パネルからの充電が無くても、数週間は動
作できます。供給電源は、充電式電池を使用するときはDC18~30V、または、充電式電池を使用しない場合は
DC7~30V(イーサネットモジュール無しのとき)またはDC12~30V(イーサネットモジュール装備のとき)です。
スイッチングセンサ電源の出力は測定が行われるときにのみ、センサに電力を供給します。
データロガーのハウジングはIP65です。オプションでカスタムLCDディスプレーの装備も可能です。
※詳細は専用カタログ「HD33MT.4」をご参照下さい。
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