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プロセスフォトメータ

製品カタログ

水質分析に関する高度な専門知識

紫外線、近赤外線、可視光線吸収に対応するプロセスフォトメータは、正確かつ適合性のある濃度、色、濁度のインライン測定を実現します。サニタリデザインのため、色層分析、発酵、濾過、相分離、結晶化に最適です。高温および高圧に対して安定性があるため、熱交換器の凝縮液監視や漏れ検知においても安全に使用できます。

このカタログについて

ドキュメント名 プロセスフォトメータ
ドキュメント種別 製品カタログ
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取り扱い企業 エンドレスハウザー ジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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Products Solutions Services プロセスフォトメータ 水質分析に関する高度な専門知識 Expertise in liquid analysis
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2 Expertise in liquid analysis Endress+Hauser – お客様のパートナー Endress+Hauser は、工業プロセスエンジニアリング向けの計測機器、 サービス、ソリューションにおいて世界をリードしています。 Endress+Hauser は、工業プロセスエンジニアリング向け の広範な機器、サービス、オートメーションソリューション 水質分析に関する高度な専門知識 により、世界各国のお客様をサポートしています。当社の 12,000 人の「プロセスオートメーションのスペシャリスト」 グローバルに活躍する Endress+Hauser グループの の約半数が販売部門に所属しており、安全性、経済性、環境 中で、Endress+Hauser Liquid Analysis は水質分析向け 保護に配慮したプロセスの最適化により、世界中のお客様 のセンサ、変換器、ホルダ、アナライザ、サンプラーな を支援しています。40 以上の国々にセールスセンターを構 どの完全なソリューションを提供する世界有数のメー え、迅速にサポートできる態勢を整えています。自社の拠 カーの 1 つとみなされています。卓越した技術拠点と 点を持たない地域でも、代理店のグローバルネットワーク して、40 年以上にわたり懸命に取り組んだ結果、国際 により、迅速かつ柔軟で、お客様のニーズに応じたサービ 市場において最高ランクの地位を獲得しました。 スを提供することができます。 Endress+Hauser Liquid Analysis は、以下の 5 つの拠 点に製造プラントを構えます。ゲルリンゲン(ドイツ)、 ヴァルトハイム(ドイツ)、グロース = ウムシュタット(ド 高度な専門知識 イツ)、アナハイム(米国)、蘇州(中国) 当社のプロダクトセンターは、製造、製品管理、研究開発、 およびロジスティクスの分野を重点的に取り扱っています。 ドイツとスイスのプロダクトセンターでは、世界中に提供す るコアコンポーネントの製造を行っています。ブラジル、中 国、チェコ共和国、フランス、インド、イタリア、日本、南アフ リカ、イギリス、アメリカのプラントでは、主に各地域の市場 向けに機器の組立て、テスト、校正を行っています。 持続可能性の強化 ゲルリンゲン、ドイツ 当社にとって、利益は目標ではなく、適切な経済活動の成 果です。グループは、独自の強みに基づいた持続可能性の 強化に積極的に取り組んでいます。この取組みの基盤とな るのは、健全な自己資本比率(68 パーセント)です。利益 の大部分は会社に還元されるため、グループの成功と独立 ヴァルトハイム、ドイツ グロース = ウムシュタット、ドイツ 性も確保されます。Endress+Hauser は、スイス人の Georg H.Endress およびドイツ人の Ludwig Hauser によって、 1953 年に設立されました。当社は長年にわたって成長を続 け、現在のグローバル企業へと発展しました。1975 年以降 は Endress ファミリーの完全所有会社になりました。 アナハイム、米国 蘇州、中国
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高精度の水質分析計 3 高精度の水質分析計 内容 水質分析計の重要性が高まっている理由として、 2 Endress+Hauser – 環境保護、一貫した製品品質、プロセスの最適化、 お客様のパートナー 安全性の確保などが挙げられます。 3 高精度の水質分析計 測定パラメータ 5 吸光度測定と濁度測定 浄水/廃水、飲料、乳製品、化学製品、医薬品などの液体には、日々の分析が欠か せません。エンドレスハウザーは、アプリケーションノウハウと最先端のテクノロ 6 測定原理の概要 ジを活かして、お客様の測定業務遂行のためのサポートを提供いたします。 当社の幅広い製品ラインアップから、お客様のプロセスニーズに最適な製品を 8 UV センサ OUSAF44 お選びいただけます。 12 吸光度測定センサ OUSAF12 • 標準センサから測定ステーション一式まで – あらゆる水質分析パラメータに 対応する最先端のテクノロジをご用意しています。 14 菌体濃度測定センサ OUSBT66 • エンドレスハウザーの高精度機器は、お客様の製品生産量および製品品質の 向上、プロセスの安全性の確保に役立ちます。 18 色度測定センサOUSAF22 • 最新の通信インターフェイスとプロトコルにより、当社の機器をお客様の製造 プロセス、業務プロセス、およびプラントアセットマネジメントにシームレスに 20 濁度センサ OUSTF10 統合できます。 • プロセスラボ、製造工程、ユーティリティのいずれにおいても、お客様のアプリ 24 ガラスレス吸光度センサ ケーションを最適化するために当社のノウハウや専門知識を活用できます。 OUSAF11 • 分析測定テクノロジのリーディングサプライヤとして、エンドレスハウザーは 製品ライフサイクル全体にわたって世界中でお客様をサポートします。 28 Liquiline CM44P 変換器 29 流通ホルダ OUA260 30 シームレスなシステム統合 31 W@M ライフサイクル管理 31 機器選定および操作用ツール
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4 Expertise in liquid analysis 分析ソリューション 当社では、お客様の測定作業に応じて、モニタリ ングパネル、キャビネット、ステーション、オート メーションシステムなどの分析ソリューションを 開発します。開発段階から導入/初期設定まです べてをサポートします。 さらに、当社のグローバルなサポートネットワー クにより、お客様はソリューションのライフサイク ル全体にわたって、当社のサポートを受けること ができます。 モニタリング 当社のモニタリングステーションは、サンプル調 製から上位システムへのデータ転送までに必要 なすべてのコンポーネントが用意されたターン キー状態で供給されます。これにより、設置、操 作、校正を簡単に行うことができます。このモニ タリングステーションは、お客様固有の環境条件 や通信/サービス要件などに応じて個別に調整さ れます。 オートメーション 当社のオートメーションソリューションにより、お 客様のプロセスの最適化をサポートします。 たとえば、廃水処理施設における曝気制御やリ ン酸塩添加、化学/ライフサイエンス産業の pH 測定ステーションにおける自動洗浄や自動校正 などがあります。 サービスに関する高度な専門知識 Endress+Hauser は、プラント向けの測定機器メーカーとし お客様の投資利益率向上に貢献 て、60 年以上にわたり実績を積み重ねています。どのよう 当社の組織全体は、お客様の機器の調達、設置、設定、操作 な状況においても常にお客様と緊密に連携し、サポートを のあらゆる段階でサポートを提供できるよう調整されてい 提供します。問題が発生した場合や、スペアパーツが早急 ます。お客様の測定機器を常に最適化し、固有のニーズに に必要となった場合、校正が必要な場合、適切なアドバイス 応じて専用のソリューションを開発しながら、引き続き革新 が必要な場合など、当社はどのような状況でもお客様が業 的な機器やサービスの製品ラインアップを充実させていま 務目標を達成できるよう常にサポートします。お客様は信 す。お客様のプラントが操業直後でも 20 年以上操業して 頼性が高く、経済的な方法で最適な製品品質を確保する必 いる場合でも関係なく、当社のカスタマーサービスはお客 要があります。当社はバランスのとれた適切なサービスを 様のメンテナンススケジュールを最適化し、投資利益率を 提供することで、プラントの安全性を最大限に高め、コスト 改善して、ダウンタイムによる不要なコストを削減すること を最適化するとともに、お客様の業務目標の達成を支援し ができます。 ます。 包括的なサービスラインアップ 利点 Endress+Hauser では、工業計測とプロセスオートメーショ ンを中心とする広範なサービスをお客様に提供しており、 アプリケーションに関するアドバイスや設定、校正などの包 • 製品ライフサイクル全体にわたるサービス 括的なメンテナンスパッケージをご用意しています。 • グローバルサービスネットワーク 当社のサービスサポートにより、お客様はプラントのライフ • 強力な提携関係 サイクル全体にわたり必要なサポートを受けることができ ます。
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5 吸光度測定と濁度測定 吸光度 吸光度測定は、ランベルト・ベールの法則に基づく照射光と測定 吸光度測定の測定原理 物の相互作用がベースになっています。 A = ε · c · OPL 照射 受け取った A 吸光度 光の強度 光の強度 ε 吸光係数 c 濃度 OPL 光路長 光源が測定物を通して光信号を放ち、伝達された光信号はディテ クタ側で測定されます。光ダイオードで光の強度が測定され、光 電流に変換されます。受け取った光の強度は、測定された物質の 濃度と比例します。吸光単位(AU、OD)への最終的な変換は、変 換器で行われます。 最新のフォトメータでは、UV 吸光度、色度、NIR 吸光度、濁度、菌 体濃度の測定による、再現性の高い高精度の濃度測定が可能です。 フォトメータは、測定原理が簡易であり、応答時間の迅速化、メン テナンスの低減、および他のプロセスパラメータとの交差感度を最 小化できるため、さまざまなアプリケーションに使用できます。 吸光度 = 照射光の強度に対する光の減衰の測定 濁度 濁度測定は、測定物内の粒子に対する入射光の散乱を利用して行 濁度測定 います。粒子は、搬送媒体とは異なる屈折率を持つ要素とみなさ れます。これには鉱物、酵母細胞、金属だけでなく、コロイド、 たんぱく質、水中の非溶解油、水中の乳清、気泡、エアロゾルな どの物質も含まれます。 濁度測定の場合、光源から焦点を絞ったビームが測定物に照射さ れます。このビームは測定物内の粒子によって偏向され、散乱が 発生します。レシーバにより、所定の角度で散乱光が測定され (11°、90°、または 135°)、濁度が測定されます。 濁度が低い場合は、11° の前方散乱測定および 90° の側方散乱測定 11° が適しています。90° の測定法では、大小いずれの粒子も散乱強度 は同じであり、11° の測定法では、小さい粒子の散乱強度は低く、 大きい粒子の散乱強度は高くなります。前方散乱測定は、ろ過の 監視によって、フィルタが破損した場合に測定物に入り込む個々 の大きな粒子を迅速に検出し、測定値の急激な上昇を監視する場 合に最適な方法です。 散乱光法:固体粒子によって生成される散乱光は 11° の 角度で測定されます。
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6 Expertise in liquid analysis 光学式測定原理の概要 説明 アプリケーション UV センサ OUSAF44 は、ラボ結果との完全な整合性を持つ信頼性 アプリケーション .......................................................................................... 8 ページ の高いプロセス情報を迅速に提供します。測定作業にかかる時間 を短縮し、製品歩留まりを向上させます。 • ライフサイエンス産業における ろ過制御 • フィルタ監視と芳香族化合物の検出 • 定量濃度測定 吸光度測定センサ OUSAF12 により、製品とプロセスの品質を厳密 アプリケーション .......................................................................................... 12 ページ に監視できます。危険場所からサニタリプロセスまであらゆる環境 で使用できます。 • 迅速な相分離検出 • 危険場所での濁度測定 • 品質監視 NIR 吸光度センサ OUSBT66 は菌体濃度、バイオマスプロセス、藻類 アプリケーション .......................................................................................... 14 ページ バイオマスシステムを監視します。信頼性が高い高精度の測定値を 取得できるため、プロセスおよび製品歩留まりを最適化できます。 • 細菌発酵における菌体濃度お よびバイオマス測定 • 結晶化プロセスの監視 • 浮遊懸濁物の測定 色度/吸光度測定センサ OUSAF22 は、製品の微小な色の変化も アプリケーション .......................................................................................... 18 ページ 測定できるため、製品の濃度や品質を正確に測定できます。測定 精度が非常に高いため、最も厳しい工業規格にも適合します。 • 色度測定による品質管理 • 濃度測定 • 蒸留制御 散乱光式濁度センサ OUSTF10 は、浮遊懸濁物、エマルジョン、不混 アプリケーション .......................................................................................... 20 ページ 和流体の高感度測定に使用できます。危険場所からサニタリプロ セスまであらゆる環境で使用できます。 • 高感度濁度測定 • フィルタ監視 • 熱交換器の漏れ検知 OUSAF11 は、相分離や固形分のインライン検出用のガラスレスセ アプリケーション .......................................................................................... 24 ページ ンサです。ガラスレスのサニタリ設計により、常に最高レベルの製 品安全性を保証します。 • 相分離測定用ガラスレスセンサ • 製品損失の監視 • 腐食性測定物の吸光度測定 Liquiline CM44P はマルチパラメータ/マルチチャンネル変換器で アプリケーション .......................................................................................... 28 ページ あり、あらゆるプロセスフォトメータおよび Memosens センサに対 応します。クロマトグラフィ、発酵、相分離、ろ過などのプロセス監視 • あらゆるプロセスフォトメータと 用のあらゆる測定点を容易に設定できます。 Memosens センサに対応する変換器 • あらゆる産業に適応 CM44P OUSAF11 OUSTF10 OUSAF22 OUSBT66 OUSAF12 OUSAF44
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7 測定原理 アプリケーション .......................................................................................... 8 ページ UV 吸光度測定 ........................................................ 9 ページ OUSAF44 の測定原理は、紫外線の選択波長に おける吸光度測定に基づきます。 リファレンス検出器により、ランプ寿命を補正し ます。 アプリケーション .......................................................................................... 12 ページ 吸光度測定 .............................................................. 13 ページ OUSAF12 の測定原理は、光スペクトルの可視 領域または近赤外領域の特定の波長/波長範 囲における吸光度測定に基づきます。 アプリケーション .......................................................................................... 14 ページ NIR 吸光度測定 ....................................................... 15 ページ OUSBT66 光学式センサは、近赤外領域の 選択波長における吸光度を測定します。 アプリケーション .......................................................................................... 18 ページ 2 つの波長での吸光度測定 ................................... 19 ページ OUSAF22 の測定原理は、可視光線範囲の 2 つの 波長における吸光度測定に基づきます。2 つ目の 吸光度測定により、濁度の変動を補正できます。 アプリケーション .......................................................................................... 20 ページ 前方散乱測定 .......................................................... 21 ページ OUSTF10 の測定原理は、光の前方散乱および 吸光度(リファレンス)の測定に基づきます。 アプリケーション .......................................................................................... 24 ページ NIR/VIS 吸光度測定 ................................................ 25 ページ • 相分離測定用ガラスレスセンサ OUSAF11 の測定原理は、可視光線範囲および • 製品損失の監視 近赤外領域における吸光度測定に基づきます。 • 腐食性測定物の吸光度測定 アプリケーション .......................................................................................... 28 ページ さまざまな通信プロトコルとインターフェイスに対応 • 0/4 ~ 20 mA • HART • PROFIBUS DP • Modbus • EtherNet/IP • Web サーバー
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8 Expertise in liquid analysis アプリケーション • たんぱく質の濃度測定 • クロマトグラフィ制御 • 浸透および濃縮液監視 • 有機化合物の濃度測定 • 芳香族化合物の検出 • フィルタ監視
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9 UV センサ OUSAF44 インラインプロセスフォトメータ UV センサ OUSAF44 UV センサ OUSAF44 は、直接的なプロセス制御をリアルタイムに行うことがで きるため、測定精度が向上し、コストと時間のかかるラボでの測定を最小限に抑 えることができます。UV 吸光度の高精度で再現性の高い線形測定が可能であ り、測定値はラボ結果と完全な整合性を持ちます。254 ~ 365 nm の離散波長 で測定フィルタを最適化し、リファレンス検出器でランプを補正することにより、 優れた精度とリニアリティを実現します。センサは流通ホルダを使用したインラ イン設置向けに設計されています。流通ホルダの容積が小さく、さまざまなプロ セス接続や接液部材質に対応するため、サニタリ/滅菌アプリケーションの大部 分のプロセスに使用できます。オプションの圧力カプセル式ランプハウジング により、危険場所にも設置することができます。 EasycalTM および 高精度光路長(POPL) EasycalTM システムにより、インライン検証およ メリット び校正を正確かつ簡単に実行できます。これは 光検出器システムで構成され、光路方向に回転 • 迅速で信頼性の高い製品濃度 させることができる認定取得済みのトレーサブ の監視により、プロセス制御と ルなフィルタを備えます。機械的に密閉されたコ プロセス品質が向上 ンパクトなデザインにより、過酷な条件下でも認 • ラボ結果と完全な整合性を持 定取得済みフィルタの長期使用と安定動作を実 つ高精度の測定値 現します。高精度光路長(POPL)システムにより、 • 容易で校正液不要の NIST ト 光路を正確に設定できます。POPL と EasycalTM レーサブルな特許取得済みの を組み合わせることで、測定点全体に対して校正 EasycalTM オンライン校正シス 液不要の NIST トレーサブルな校正が可能です。 テム(オプション) • 少ないメンテナンスで長期運 転および安定動作を実現 • 優れたフィルタ性能により高い リニアリティを確保 • CIP(定置洗浄)およびSIP(定置 滅菌)に対応 • 防爆認定 Easycal™ 高精度光路長 (POPL)
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10 Expertise in liquid analysis OUSAF44 によるクロマトグラフ分離の監視 アプリケーション 多くの医薬品プロセスでは、最初に酵母菌や 細菌などの有機体の発酵を行います。 発酵後、酵母菌/細菌から製品を抽出し、遠心 分離機を使用して液体と固体を分離します。 固体と液体の分離後、各種クロマトグラフ法 を使用して液体を濃縮し、さらに分離しま す。ここでは、以下のクロマトグラフ法を使 用します。 • ゲルろ過(分子サイズによる物質の選別) • イオン交換(電荷による物質の結合) • 疎水性相互作用(疎水性による分離) • 親和性(レセプター結合による物質の結合) これらのクロマトグラフ法は、+2 ℃から室温 までの温度範囲において高圧/低圧で実行でき ます。 高純度の製品を回収するには、分離する物質 を正確に測定する必要があります。 ソリューション OUSAF44 を HPLC カラムから下流側の配管に 直接設置し、HPLC カラムで分離される高純度 の製品を検出します。優れたろ過性能とリニア クロマトグラフ分離の監視 リティにより、高精度の製品検出が可能です。 さらに、Easycal 機能により、各バッチの前に 簡易的なセンサ校正を実施できるため、セン 溶剤 1 サの精度がさらに向上します。 未処理製品 溶剤 2 利点 • 製品損失を最小限に抑制 • 最高レベルの製品品質を確保 • 最高レベルの操作上の安全性 • インライン測定により、プロセスの乱れを 迅速に検出 完全なパッケージ OUSAF44、CPS71D pH センサ、および CLS82D HPLC カラム 導電率センサを 1 台の Liquiline CM44P 変換器 に接続します。これにより、対象製品を正確 に検出できるため、カラムの分離品質が向 上し、製品歩留まりを最適化できます。さら に、製品から洗浄相への遷移が正確に検出さ UV 吸光度 れるため、カラムの洗浄サイクルを最適化で きます。 高純度製品 排出
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11 逆浸透膜の監視 アプリケーション 医薬品製造の多くのプロセスでは、 逆浸透膜を使用して製品の濃縮処理 を行います。ただし、時間の経過と ともに膜が摩耗して破損し、製品の バッチ全体に影響を及ぼす可能性が あります。 分子が膜を透過するかどうかを監視 することで、膜の重大な破損を防止 し、製品バッチの損失を回避するこ とができます。 ソリューション 医薬製品の主成分がたんぱく質の場 合、たんぱく質の濃度が製品品質を測 定する適正な基準になります。光学式 センサ OUSAF44 は、優れたろ過品質 水中濃度 とリニアリティにより、たんぱく質濃度 の高精度測定が可能です。 4.500 1.2 流通ホルダ OUA260 を使用すること で、プロセスへの直接設置を最適化で 4.000 1.0 きます。この流通ホルダは CIP と SIP 3.500 のいずれにも対応するため、サニタリ 3.000 0.8 プロセスに最適です。 2.500 0.6 2.000 利点 1.500 0.4 • 膜機能の高精度監視により、バッチ の損失を回避 1.000 0.2 • たんぱく質の正確な検出により、製 0.500 品品質が向上 0.000 0.0 0 2 4 6 8 10 12 水中濃度 濃度 1-3 濃度 4-5
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12 Expertise in liquid analysis アプリケーション • 品質管理/純度監視 • フィルタ監視 • 復水の監視 • 醸造所の濁度測定 • 熱交換器の漏れ検知 • 塩水の濁度測定
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13 吸光度測定センサ OUSAF12 浮遊懸濁物および製品相間のインライン検出 高精度の品質管理および製造効率の ATEX 認証およびサニタリ設計 向上: 粒子および濁度測定は、多くの産業 OUSAF12 プロセスフォトメータ において重要なプロセス制御パラ メータです。OUSAF12 は、危険場 所(ATEX、FM)からサニタリプロ 吸光度測定 セスにいたるまで、あらゆる環境で OUSAF12 は、液体測定物の VIS/ 使用できます。したがって、ライフ NIR 吸光度を測定する光学式センサ サイエンス、化学、食品・飲料、石 です。浮遊懸濁物の直接的なインラ 油・ガス、パルプ・紙製品などのア イン検出により、製品の一貫性と品 プリケーションに最適です。 質を厳密に監視できます。食品や石 油・ガス産業などの 2 つ以上の製 品相が存在するプロセスにおいて、 OUSAF12 は製品の相間を確実に検 出します。これにより、迅速かつ直 接的なプロセス制御が可能になり、 製品損失と全体的なコストを削減で きます。 メリット • 医薬品および化学プロセスの 製品品質を厳密に監視 • 製品相間検知によるコストの 削減および製品損失の低減 • 長期使用と安定動作を実現す る白熱灯 • 色の影響を受けない測定 • 校 正 液を使 用しな い 容 易 な 検証
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14 Expertise in liquid analysis アプリケーション • 細菌発酵における菌体濃度 • 発酵プロセスにおける バイオマス測定 • 藻類濃度の監視 • 結晶化プロセスの監視 • 浮遊懸濁物の測定 • ラボ規模、パイロット規模、生産規模のあらゆる ファーメンタおよびバイオリアクタに対応
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15 菌体濃度測定センサ OUSBT66 NIR 吸光度測定用のサニタリセンサ OUSBT66 は、発酵における菌体濃度 およびバイオマスを測定します。 光スペクトルの赤外領域の選択波長 これにより、さまざまなプロセス接続を における分析対象サンプルの吸光度 選択でき、サニタリアプリケーションで を測定します。この波長はスペクトル はセンサの自動洗浄を実行できます。 の可視領域ではないため、測定物の 色の影響はほぼありません。藻類濃度 と菌体濃度、および濁度に基づいてバ ライフサイエンス産業に最適 イオマスプロセスと結晶化プロセス OUSBT66 は、信頼性が高い高精度の を測定および監視できます。この方法 測定値をリアルタイムで取得できる は、特に濁度が高い場合に最適です。 ため、プロセスおよび製品歩留まりを センサは 12 mm 設計のため、ファー 最適化できます。センサのサニタリ設 メンタおよびバイオリアクタへの直接 計により、CIP/SIP 洗浄およびオートク 設置が可能であり、サニタリ設置やリト レーブに対応します。認証取得済みの ラクタブルホルダにも使用できます。 NIST トレーサブルなクリップオンフィ ルタを備えるため、校正や調整を容易 に行うことができます。 メリット • リアルタイム測定によりプロセ スと製品歩留まりを最適化 • ラボ結果と完全な整合性を持 つ高精度の測定値 • トレーサブルなクリップオン フィルタによりベリフィケ ー ション作業を簡素化 • シールや隙間のないサニタリ 仕様のステンレスボディとサ ファイア光学窓 • CIP/SIP 洗浄およびオートク レーブに対応 • さまざまな光路長やセンサ長 が用意されており、あらゆる ファーメンタやバイオリアクタ に設置可能 • 標準ホルダまたはヘッドプレー それぞれ光路長が異なる OUSBT66 ト取付用の Pg 13.5 ネジ NIST トレーサブルなクリップオンフィルタ
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16 Expertise in liquid analysis OUSAF12 および OUSBT66 の使用 OUSAF12 – 医薬産業 遠心分離機の浮遊懸濁物の監視 有機相と水相の分離 アプリケーション アプリケーション 多くの医薬品プロセスでは、最初に酵母菌や細 遠心分離機で未処理製品を分離する目的は、可能 菌などの有機体の発酵を行います。 な限り純度の高い水/有機相を取得することです。 発酵後、有機体から製品を抽出します。このプロ 有機相が水で汚染されていると、製品品質は低下し セスでは、遠心分離機を使用して液体と固体を ます。一方、水相に有機物が存在すると、水処理にか 分離します。容器が満量になるまで遠心分離機 かる時間とコストが大幅に増加します。 で固体を回収します。容器が満量になると、それ 以上の分離は不可能であるため、固体を除去す る必要があります。 ソリューション 遠心分離機を効率的に空にして高純度の製品を 有機相と水相の両方の流出口に OUSAF12 センサ 確保するには、高精度の制御が不可欠です。 を設置して、インライン測定を行います。このセンサ この作業には、以下の 2 つの方法を使用できま は濁度測定により、有機相排出物(石油など)の水含 す。 有量および水相排出物の有機濃度を測定します。両 • 手動式:定期的に、または遠心分離機が満量に 相の正確かつ安定した濁度値を取得できます。応答 なったときに排出を行います。この方法は、水 時間が短いため、大きな濁度変化を迅速に検出して 流の浄化品質が低いため、下流側のろ過/浄化 故障の有無を確認できます。このため、プラントオペ 装置の負荷が大きくなる可能性があります。 レータはプロセスに関連する判断を迅速に下すこと • 時限式:遠心分離中に遠心分離機の容器を定 ができます。 期的に空にします。これは最も広く使用されて いる方法ですが、固体流内に製品損失が発生 します。製品損失を最小限に抑えるには、排出 利点 サイクルをすべて実行せずに短時間で終了し • 故障発生時の迅速な対応により、製品損失を低減 ます。ただし、多くの場合、この方法では遠心 • 分離プロセスの最適化により、製品品質が向上 分離機の容器を完全に空にすることはできま • 水中の有機物負荷を低減 せん。固体が堆積し、遠心分離機の効率が低下 • 手動サンプリングが不要なため、コストを削減 します。 ソリューション OUSAF12 センサを使用して、遠心分離機の流入 口と流出口のインライン測定を行うことで、排出 プロセスを自動化して最適化できます。一般的 に、固体濃度は排出プロセスの開始時には高く、 プロセスが進むにつれて徐々に低くなります。 利点 • 固体/液体の混合物を監視して制御すること で、遠心分離機の過負荷を防止しながら製品 を継続的に供給できます。 • 流出口の遠心分離液の透明度測定により、遠 心分離機の排出を正確に制御し、製品損失を 最小限に抑えることができます。 • また、遠心分離液の品質検査により、後続のプ ロセスステップを最適化することもできます。
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17 OUSBT66 – 培養プロセスの最適化 アプリケーション バイオテクノロジプロセスは、プ ロセス条件が適度であり、製品の 選別性能が高く、製品歩留まりを改 善して収益性を高めることができる ため、最近の研究/製造分野におい て重要性が高まりつつあります。培 養はバイオテクノロジプロセスの中 心となります。ここでは、対象製品 用の細胞の大規模な増殖が行われま す。培養が失敗すると、製造プロセ ス全体をやり直す必要があるため、 迅速なファーメンタ制御が非常に重 要です。 目的は、窒素固定菌の菌体濃度のイ ンライン測定であり、これをラボ測 光学密度(OD)の測定における自動 完全なパッケージ 定の代替として利用することです。 プロセス制御の利点 OUSBT66 フォトメータと COS81D アゾスピリラム属(グラフを参照) • プロセス再現性の向上:取得する 溶存酸素センサおよび CPS171D pH およびリゾビウム属が試験されま OD 値の再現性が向上します。 センサを組み合わせることで、微生 した。実験用リアクタとして 5000 • サンプリングが不要:インライン 物の増殖条件を常に良好に保つこと リットルのステンレスタンクが使用 測定によりファーメンタでのサン ができます。また、OUSBT66 によ され、現場データが 5 か月間にわ プリングが不要になるため、汚染 る菌体濃度測定により、培養プロセ たって分析され、センサが段階的に を防止できます。 スで適切なプロセス相が構築される 検証されました。 • 標準化およびトレーサビリティの タイミングを把握できるため、製品 向上:さまざまな細胞培養に 1 つ 歩留まりを最適化できます。すべて の標準プロセスを使用でき、少量 のセンサを 1 台の Liquiline CM44P のサンプルを検査しなくても常に に接続するだけで、プロセスの概要 ソリューション 細菌の反応を監視できます。 を完全に把握できます。 OUSBT66 光学式センサは、ファー • PLC のアラーム信号およびデータ メンタに直接設置できるため、迅速 収集:センサの 4 ~ 20 mA 出力 なファーメンタ制御の実現に最適な 信号により、PLC からアラーム信 ソリューションです。近赤外領域の 号を設定し、データを収集して分 吸光度を測定し、光源として LED を 析に活用できます。 使用するため、色の影響をまったく • プロセスに関する迅速な意思決 受けません。主に培養条件を測定す 定:汚染に起因する問題、プロセ る他のパラメータ(pH、酸素など) スエラー、低品質などを検出して とは異なり、光学式センサは予測さ パッケージング前後のバッチの損 れる菌体濃度を測定します。 失を回避できます。 光学式センサは細菌濃度の直接測定 に最適であり、ラボ測定の代替とし て利用できることがわかりました。 アゾスピリラム属 検証結果を複数のラボ試験と照合 し、問題がないことを確認した後、 オンライン測定が実施されました。 6 1.6 Off-line OD (540nm) 5 1.4 1.2 4 1.0 5 0.8 On-line OD (880nm) 2 0.6 0.4 1 0.2 540 nm のオフライン OD 曲線の挙動は、 Time (h) センサの 880 nm のオンライン曲線と 0 0 非常に似ています。
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18 Expertise in liquid analysis アプリケーション • 品質管理/純度監視 • 色度測定 • 変色確認 • 蒸留監視 • ライフサイエンス産業 • 化学産業 • 食品および飲料産業 • 石油・ガス産業 • 浄水
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19 色度測定センサ OUSAF22 光学式センサ OUSAF22 による液体の色度/濃度の高精度インライン測定 すべての標準カラースケール(APHA/ 複雑なサンプリングが不要 Hazen、EBC、ASTM など)に準拠した OUSAF22 のインライン色度測定によ 迅速な比色測定が可能です。 り、コストがかかる複雑なサンプリン これにより、ワクチンやビールの純度、 グが不要になります(人件費不要、ラ 合成液の黄色の色相の有無、蒸留水が ボの希釈誤差なし - 迅速かつ直接的 プロセスに適した透明度を保持してい な測定)。 るかどうかなどを迅速に確認できます。 濃度測定 ATEX 認証およびサニタリ設計 適切な校正の実施後、光スペクトルの 色度は汎用的な製品制御パラメータ 可視領域の吸光度測定により、各物 として、各種産業で利用できます。 質の濃度を測定できます。たとえば、 OUSAF22 は、危険場所(ATEX、 OUSAF22 は消毒液の ClO2 濃度や、電 FM)からサニタリプロセスにいた 気めっきに適した電解質濃度であるか るまで、あらゆる環境で使用できま どうかなどを正確に測定できます。こ す。したがって、ライフサイエンス、 れにより、プロセス制御を最適化でき 化学、食品・飲料、石油・ガス、水処 色度およびカラースケール測定 ます。 理など、多くの産業に最適です。 色 度 は 非 常 に 信 頼 性 の 高 い 製 品 指 標 に も なりま す 。光 学 式 セ ン サ OUSAF22 は、微小な色の変化も測定 できるため、高水準の製品品質を確保 できます。 メリット • 高精度の色度/純度監視により 製品品質が向上 • サンプリング不要:迅速かつ直 接的なインライン測定 • 標準カラースケール(APHA/ Hazen など)に準拠した測定値 • 長期使用と安定動作を実現す る白熱灯
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20 Expertise in liquid analysis アプリケーション • 品質管理/純度監視 • フィルタ監視 • 復水の監視 • 醸造所の濁度測定 • 熱交換器の漏れ検知 • 塩水の濁度測定