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Altair製品総合カタログ

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HyperWorks には、クラス最高のモデリング、線形・非線形解析、構造最適化、熱流体解析、 電磁界解析、マルチボディダイナミクス解析、可視化、データ管理などの機能が含まれています。

Altair はシミュレーション主導の製品開発に関するパイオニアとして、過去30 年にわたり、革新的ものづくりを追求されるお客様のために高度な解析ソフトウェアを開発してきました。

Altair HyperWorks® は、業界で最も包括的なオープンアーキテクチャのCAE ソリューションであり、製品開発における機能性追求や軽量化検討など、あらゆる解析を実行するための最先端技術を提供します。
HyperWorks には、クラス最高のモデリング、線形・非線形解析、構造最適化、熱流体解析、電磁界解析、マルチボディダイナミクス解析、可視化、データ管理などの機能が含まれています。

Altair は、特許取得済みのライセンス管理システムにより、製品パッケージ全体を従量制で利用可能としました。
ソフトウェア活用によって得られる価値を基準にしたライセンスモデルはパートナー製品にも拡張されており、オンデマンドで多種多様なソフトをご活用いただけます。さらに、クラウドソリューションもご利用可能です。

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ドキュメント名 Altair製品総合カタログ
ドキュメント種別 製品カタログ
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取り扱い企業 アルテアエンジニアリング株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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Simulation-driven Innovation altairhyperworks.jp
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Simulate Everything Altair HyperWorks®は、業界で最も包括的なオープンアーキテクチャのCAEソリューションであり、 製品開発における機能性追求や軽量化検討など、あらゆる解析を実行するための最先端技 術を提供します。 HyperWorksには、クラス最高のモデリング、線形・非線形解析、構造最適化、熱流体解析、 電磁界解析、マルチボディダイナミクス解析、可視化、データ管理などの機能が含まれています。 Drive Innovation Altairはシミュレーション主導の製品開発に関するパイオニアとして、過去30年にわたり、革新的 ものづくりを追求されるお客様のために高度な解析ソフトウェアを開発してきました。 Save Money Altairは、特許取得済みのライセンス管理システムにより、製品パッケージ全体を従量制で利用 可能としました。 ソフトウェア活用によって得られる価値を基準にしたライセンスモデルはパートナー製品にも拡張さ れており、オンデマンドで多種多様なソフトをご活用いただけます。 さらに、クラウドソリューションも ご利用可能です。 2
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目次 シミュレーション技術 モデリングおよび 設計および クラウドおよび データ可視化 産業別ソリューション HPCソリューション 06. OptiStruct® 28. HyperMesh® 40. HyperForm® 59. Carriots Analytics™ 08. RADIOSS® 30. HyperView® 42. solidThinking Click2Form™ 60. Simulation Manager™ 10. AcuSolve® 32. HyperGraph® 43. solidThinking Click2Xtrude™ 62. HyperWorks Unlimited™ 12. FEKO® 34. HyperCrash® 44. solidThinking Click2Cast™ 64. PBS Works™ 14. Flux® 36. SimLab® 46. HyperWorks Virtual Wind Tunnel™ 16. FluxMotor™ 38. MotionView® 48. solidThinking Inspire® 18. WinProp™ 50. solidThinking Evolve® 20. nanoFluidX™ 52. solidThinking Compose™ 22. Multiscale Designer™ 54. solidThinking Activate™ 24. HyperStudy® 56. solidThinking Embed™ 26. MotionSolve® 「HyperWorksは、魅力的な価格で多種多様なCAEツールを提供してくれます。 また、Altairパートナーアライアンスで提供されるサードパーティ製品により、 その可能性はさらに拡大しています」 – EADS Innovation Works社 3
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高い価値の提供 - ソフトウェアの経費削減 従来のソフトウェアは、使用しているアプリケーションのトークンをスタックする(積み重ねる)方式です。 HyperWorksは独自のライセンスシステムで稼動します が、最大の価値をもたらしている製品のトークン(HWU: HyperWorks Unit)のみで複数のアプリケーションを稼動させることができます。 HyperWorksライセンスシステムは、業界標準のスタッキングシステムと比べて非常に大きなコスト削減を実現します。 さらに、最大価値の製品のトークン数 に設定されることから、各企業がライセンス追加時に支払うコストは、得られる価値の増分に見合ったものになります。 スタッキング 製品3 製品2 製品1 製品2 製品1 製品3 HWUの 使用数 従来のソフトウェアライセンス方式 HyperWorksライセンスシステム 複数のユーザーに対してライセンスコストの平坦域が発生します。 これは、企業が増分使用量に対してのみ効果的に支払っているという事実を示すものです。 従来のソフトウェアライセンス方式 HyperWorksライセンスシステム コスト削減 ソフトウェア製品の使用数 ► 詳細は、 www.altairhyperworks.jpをご覧ください。 「HyperWorksが存在しなければ、開発業務はもっと困難だったでしょう。 根拠のないエンジニアの勘に頼って多くの潜在的問題を対策することになったと思 います」 – Unilever社 4 ライセンスコスト
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Altairパートナーアライアンス - サードパーティ製ソフトウェアへのオンデマンドアクセス Altairは15年以上にわたり特許取得済みのライセンス管理システムを製品に適用しており、 HyperWorks Unit(HWU)と呼ばれるライセンストークンです べてのAltair製品を従量制で使用できます。 このシステムは独立系ソフトウェアベンダー(ISV)パートナーのサードパーティ製品にも拡張され、Altairパートナー アライアンス(APA)を形成しています。 HyperWorksのユーザーであればHWUによって、拡張を続ける広範なAPA製品を、僅かな追加コスト、または全く追加コストなしで使用することができます。* これは、お客様とさまざまなパートナー企業をつなぎ、オンデマンドにCAEアプリケーションを提供するための画期的なパラダイムです。 *HyperWorksの年間ライセンスをお持ちのお客様に限ります。 現在のAPAに含まれる解析機能 • 積層造形 • 疲労強度 • 構造解析 • コラボレーションと自動化 • 電磁気学 • システムレベル設計 • 複合材 • 製造 • 車両動力学 • 数値流体力学(CFD) • 材料管理 • 衝突安全 • 騒音・振動・乗り心地(NVH) • 設計 • 最適化 ► 詳細は、 www.altairhyperworks.jp/APAHome.aspxをご覧ください。 「Altairは単なるソフトウェアサプライヤーではなく、当社の信頼できるパートナーとして、完璧なソフトウェア製品群を提案し、専門技術者を派遣し、当社が 抱える技術課題に沿ったテクニカルサポートを提供してくれます。 HyperWorks UnitでAltairパートナーアライアンス製品群を利用し、所有ライセンスをさら に効果的に活用しています」 – SEGULA Technologies社 5
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OptiStruct® 構造解析・構造最適化ソルバー OptiStruct は、 静荷重および動荷重下の線形および非線形シミュレーションのための、 業界が認めた最新の構造解析ソルバーであり、 構造設計と最適化のためのソリューションとしてあらゆる業界で幅広く使用されています。 OptiStruct を活用した強度、 耐久性、 NVH など の性能評価および最適化により、 革新的で、 軽量かつ構造的に無駄のない製品を迅速に開発することが可能となります。 メリット です。 それによって、高度なスケーラビリティを実 製品の主な特長 現します。高速で高精度なソルバー技術 • 既存プロセスへのシームレスな統合: 高機能 • NVH解析のための最先端ソルバー • NVH解析のための最先端ソルバー: 騒音・ なソルバー OptiStructを含む統合 CAEソフト 振動 ・乗り心地(NVH)の効率的かつ詳細な • 非線形解析に対応する機能を備えた であるHyperWorksを活用することで、解析解析と診断に必要とされる最先端の機能と ワークフローの改善が容易になり、同時に費用 ソルバー 結果出力をサポートしています。 を大幅に削減することができます。 • 高度に並列化されたソルバー • 非線形解析とパワートレインの耐久性に対 応するロバストなソルバー: パワートレイン解 数々の受賞歴のある最適化 • 20年間の実績を持つ 析に必要な幅広い物理現象をサポートするた 構造最適化技術 • 革新的な最適化技術: OptiStructは過去め、熱伝導解析、ボルトやガスケットのモデリン 20年にわたり、応力と疲労強度を考慮したト • 高度な積層複合材の最適化機能 グ、超弾性材料定義、効率的な接触アルゴリ ポロジー最適化、 3Dプリンターで作成可能なズムなどの機能を備えています。 ラティス構造を対象としたトポロジー最適化、 • 包括的な非線形解析ソルバー: 温度依存の 複合材などの先進材料を扱った構造設計や 材料非線形、形状非線形、接触を含む静解 最適化技術など、数多くの先進機能を業界 析および過渡応答解析に対応しています。 初導入することで最適化技術の発展をリード 荷重および摩擦を擬似時間ベースにすること してきました。 ができます。要素破壊、超弾性材料、ユーザー 定義材料、継続的なスライドに対応しています。 機能 詳細はこちら: パワートレイン解析用のボルトプリテンションお www.altairhyperworks.jp よびガスケット材料に対応しています。 複数の 高速な大規模固有値解析ソルバーを統合: [製品] > [OptiStruct] コアを使用した解析を加速するために、領域 標準機能として実装された自動マルチレベルサ 分割法が使用されています。 ブストラクチャリング固有値ソルバー(AMSES: • 高度な並列処理ソルバー: 領域分割法など Automated Multilevel Substructuring を活用して数百コアを使った解析を実行可能 Eigen Solver)により、数百万自由度における6
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パワートレイン耐久性に対応した フルビークル騒音および振動解析 ラティス構造のトポロジー最適化 完璧なソリューション 数千モードの固有値計算が高速実行可能とな 要がなく、より柔軟に設計を改善できます。 フ • 非線形解析結果を初期荷重として与えた座 ります。 リー形状最適化は、応力集中を緩和するため 屈解析、周波数応答および過渡応答解析 高度なNVH解析: ワンステップ TPA(伝達経 の形状探索などに対して非常に効果的です。 • ローターダイナミクス 路解析)、パワーフロー(振動インテンシティ)解 析、モデル縮退( および スーパーエレメン 積層複合材の設計と最適化: OptiStructに実 • 流体構造連成(NVH)解析 CMS CDS ト)、感度解析、 ERP(等価音響放射パワー)な 装された独自の3段階の最適設計プロセスを使 • AMSES大規模固有値解析ソルバー ど、 NVH最適化のための優れた先進機能を備 用することで、積層複合材の設計および最適化 • 高速大規模周波数応答解析ソルバー えています。 が容易になります。 このプロセスは、直感的で使 • ピーク応答周波数における結果の出力 いやすいプライベースのモデリング手法に基づいて 設計コンセプトの創造 います。 また、積層複合材の設計に特有な積 • ワンステップの伝達経路分析 • トポロジー最適化: OptiStructのトポロジー 層減少率など、さまざまな製造性制約条件を考 • 放射音解析 最適化テクノロジーにより、革新的なコンセプト 慮可能です。 このプロセスでは、最適プライ形状 • 周波数依存性、多孔質構造を考慮した材料 案を創造することができます。 ユーザーが定義 (第1段階)、最適プライ数(第2段階)、最適プ 特性定義 した設計変数、目的関数、製造性制約条件 ライ積層順序(第3段階)を段階的に求めます。 • ブレーキ音解析 などに基づき、最適形状案が生成されます。 トポロジー最適化は1次元、2次元、3次元 3Dプリンティング用ラティス構造の設計と最適 パワートレイン耐久性解析 の設計空間に適用できます。 化: ラティス構造は、軽量性や熱的性質など数 多くの魅力的な特性を有し、また、多孔質である • 1次元および3次元ボルトプリテンション • トポグラフィー最適化: 薄肉構造物の強化に • ガスケットモデリング は、ビードやスエージがよく使用されます。 トポグ ことに加え、細胞組織と結合しやすい小柱構造 ラフィー最適化は、与えられた許容寸法の範 を持つため、たとえば生体用インプラント構造とし • 加工硬化を伴う塑性変形特性 囲内で、構造強化に最適なビードパターンを生 て高い適性を持っています。 OptiStructには、ト • 温度依存の材料特性 成するなど、革新的な設計案作成に役立ちま ポロジー最適化に基づいてラティス構造を設計で す。 典型的な適用例には、パネルの変形量 きる独自のソリューションが備わっています。 応力、 熱伝導解析 低減や固有振動数の制御などがあります。 座屈、変位、固有振動数などの詳細な目的関 • 線形・非線形定常解析 数を考慮しながら、ラティスビーム(格子梁)構造 • フリー寸法最適化: フリー寸法最適化は、切 • 線形過渡応答解析を対象とした大規模な寸法最適化スタディを実 削加工を必要とする金属製部品の板厚分布 最適化、積層複合材のプライ形状最適化な 施可能です。 • 非線形熱構造連成解析 • ワンステップ法による非定常熱応力解析 どに幅広く用いられています。 フリー寸法最適 化では、各材料層の要素厚さを個別に設計 主な解析手法と機能 • 接触を考慮した伝熱解析 変数として定義することができます。 剛性、強度、安定性 動解析および機構解析 設計変数の微調整を目的とした最適化 • 形状非線形、接触と塑性変形を考慮した非 • 静解析、準静的解析、動解析線形の静解析 • 寸法最適化: 寸法最適化では、材料特性、 • 荷重の抽出と入力の予測 断面寸法、板厚などを設計変数として扱うこ • 超弾性材料および継続的な滑りを持つ大変 • システムにおける剛体機構と弾性構造の最適化 とが可能です。 形解析 • 形状最適化: 形状最適化は、ユーザーが定 • 高速な接触解析 構造最適化 義した形状変数を変更して、既存設計を改 • 座屈解析 • トポロジー、トポグラフィー、フリー寸法最適化 善するときに活用します。 形状変数は、 • 寸法、形状、フリー形状最適化 HyperMeshに搭載されたモーフィングテクノロ 騒音振動解析 • 積層複合材の設計と最適化 ジーであるHyperMorph®で生成します。 • 実固有値・複素固有値解析のためのモード • 3Dプリンティング用ラティス構造の設計と最適化 • フリー形状最適化: OptiStructの独自手法 解析 • フェールセーフ設計のためのトポロジー最適化 であるノンパラメトリック形状最適化を使用す • 直接法とモーダル法による周波数応答解析 および過渡応答解析 • スポット / シーム溶接の疲労制約ることで、形状変数を自動生成し、設計要件 を満たす最適輪郭形状を決定することができ • ランダム応答解析 • 等価静的荷重(ESL)法 ます。 この手法では形状変数を定義する必 • 応答スペクトル解析 • マルチモデル最適化 7
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RADIOSS® 非線形・衝撃解析・マルチフィジックスソルバー RADIOSS は、 衝突解析や破壊解析などの高度な非線形動的問題を扱うために開発された先進的な構造解析ソルバーです。 並列計 算のスケーラビリティ、 解析精度、 解法のロバスト性において優位性を持ち、マルチフィジックスシミュレーション機能や複合材モデリング機 能を備えています。 RADIOSSは、 世界中のさまざまな産業において、 耐衝撃性や安全性の改善および生産技術課題を扱うソルバーとし て活用されています。 メリット 形シミュレーションの代わりにもなります。 製品の主な特長 安全性、品質、ロバスト性 RADIOSSのマルチドメインアプローチを使用すれ ば、詳細で精度の高い解析を非常に短い時間 • 大規模で高度な非線形動的問題を RADIOSSの高度なマルチプロセッサソリューション で実行できます。 モデルは異なるドメインに分割 扱うために最適化された並列計算の (ハイブリッド超並列処理)は、大規模で強い非 され、それぞれが独自の適切な時間ステップで スケーラビリティ 線形の構造シミュレーションに対して、業界で最 計算されます。 全体構造に対して一部を詳細 • 多種多様な材料構成則ライブラリ 高のスケーラビリティを実現しています。 特別な なメッシュとする場合や、ディッチング(流体と構実装手法により、並列計算で使用するコンピュー 造を別のドメインに入れて処理)などの用途には、 • 高精度エアバッグシミュレーションに特化 タのコア数、ノード数、またはスレッド数に関係なく、 RADIOSSマルチドメインアプローチによる大きなメ した独自機能 結果の完全な再現性が保証されており、高品質 リットがあります。 のソフトウェアゆえに、結果の数値の分散が極め • マルチフィジックス解析機能 て最小限に抑えられます。 衝突解析、乗客安全解析、衝撃解析の • ダミー、バリア、インパクターなどの自動車 アドバンスト マス スケーリング(AMS)法とインテリ 業界標準 衝突解析に必要な汎用モデル提供 ジェントな単精度計算オプションを使用すること RADIOSSは30年以上にわたり、衝突 / 安全 / で、結果の精度を保ちながら、シミュレーション速 衝撃解析に関するリーダーとしての地位と業界 度を桁違いに向上させています。 AMS法により、 標準を確立してきました。 ユーザー数は現在も モデルに小さなメッシュサイズがローカルに存在す 驚くべき割合で増加を続け、世界中で1000社 る、準静的な問題に対して、より高速に解が得ら を超える企業が RADIOSSを使用しており、その れます。 さらにAMS法は、接触、複雑な材料挙 詳細はこちら: 40%は自動車産業のお客様です。動、または破壊モデリングにおける強い非線形性 www.altairhyperworks.jp 製品 によって収束性の問題を抱える、陰解法の非線[ ] > [RADIOSS] 8
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材料破壊を伴うボルトモデリング FSIの適用例: 爆発荷重をかけた鋼製ケーシング ガラス破損のシミュレーションに対する とコンクリート壁(流体 -構造連成) 拡張有限要素法(XFEM) またRADIOSSは5つ星評価の衝突解析ソフト Euler法、 ALE法、 SPH法の定式化によって、 • 有限体積法(FVM)ベースのエアバッグシミュ ウェアとしてランク付けされています。 自動車や航 複数の流体を考慮に入れた流体 -構造連成 レーション 空機の衝突・衝撃シミュレーションなど、複雑な (FSI)シミュレーションが可能になっています。 RADIOSSの用途領域には、衝突安全、落下と 状況における設計の挙動の理解と予測に対す 革新的な有限体積法により、車両全体モデル 衝撃、爆風と流体力学衝撃、流体 -構造連成、るRADIOSSの貢献が評価されています。 において、エアバッグの完全なFSIシミュレーションを、 終末弾道学、超高速衝突、フォーミング、複合材 RADIOSSでは有限要素のダミー、バリア、および 高い精度と速度で実行できるようになっています。 マッピングのシミュレーションが含まれています。 インパクターのモデルの大規模なライブラリを直 接利用して、車両の乗客の安全シミュレーション 最適化 主な機能 を実行できます。 先進的な衝突・安全テスト施 設やモデルプロバイダーと提携することで、業界で HyperWorksとの統合により、 RADIOSSは強 • 3次元シェル要素とソリッド要素 最も包括的で高品質なツールセットを提供して 力な設計ツールとなります。 モデリングや可視 • 剛体、バーとビーム、高度なスプリング要素 います。 化に加えて、 RADIOSSモデルは最適化できる • 構造の接触インターフェース、流体および流体 - 準備が整っています。 Altairの OptiStructお 構造連成解析 さらに、 AltairのHyperCrashは、 RADIOSSに よびHyperStudy製品を使用することで高度 • さまざまな破壊モデル(XFEM)、状態方程式、 よる自動車の衝突安全シミュレーションに優れた な設計最適化とロバスト性の評価が簡単に実 熱挙動を含む大規模な材料ライブラリ モデリング環境を提供します。 行でき、設計の性能を向上させることができます。 RADIOSSの高度なスケーラビリティ、品質、および • あらゆる種類の境界条件(与えられる運動、与えられる力と圧力、初期状態など) 包括的な材料および破壊ライブラリ ロバスト性は、数値最適化には欠かせないもの です。 • 流体に特有の境界条件(流入、流出、サイレン RADIOSSには、 300を超える組み合わせの包 トなど) 括的な材料および破壊ライブラリが備わっていま • 逆流ベントホールを使用した有限体積法 す。 線形および非線形の材料や破断および破 ハイパフォーマンスコンピューティング (FVM)ベースのエアバッグシミュレーション 壊のモデルによる包括的な機能が、複雑な事象 パフォーマンス、信頼性、安全性、および革新 のモデリング用に提供されています。 相互関係 性の向上に取り組む先進的な顧客とともに、 • センサー、要素のアクティベーションまたは非アク のある材料則と破壊基準には、コンクリート、発 RADIOSSチームは最新の高度なコンピューティン ティベーション 泡体、ゴム、スチール、複合材、生体材料などに グアーキテクチャをサポートし、新しいテクノロジー 関する定義が含まれており、どの材料にも複数の の統合によってパフォーマンス、スケーラビリティ、使 セーフティモデル 破壊基準を適用できます。多層構造に対しては、 いやすさを向上させることに全力で取り組んでい • 正面、側面、後面衝突の大人と子供のモデル 拡張有限要素法(XFEM)を使用して亀裂進行 ます。RADIOSSは、多数の最先端のコンピューティ (Humanetics社との提携によって開発) を解析できます。 ングハードウェアの可能性を理解し、複雑な解析 • 歩行者インパクター を行うアプリケーションや環境を強化するための、 • 人体ダミーモデル 高度なマルチフィジックスシミュレーション 業界のリーダーです。 • 正面、側面、後面バリア(CELLBOND社との提 RADIOSSでは、ラグランジュ型有限要素法のほか 携によって開発) にも、 Euler、 Arbitrary Lagrangian-Eulerian 機能 • IIHS-RCARバンパーバリア (ALE)、 Smoothed-Particle Hydrodynamics ( )、有限体積法( )などの技術を使用し 解析タイプSPH FVM ています。 • 非線形の陽解法動解析または陰解法構造 解析 • Lagrangian、 Eulerian、お よ び Arbitrary Lagrangian-Eulerian(ALE)法の定式化 9
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AcuSolve® 熱流体(CFD)解析ソルバー AcuSolveは、 Altair が持つ強力な数値流体力学(CFD)ツールです。 ロバストかつスケーラブルなソルバーテクノロジーによって、 流れ、 伝 熱、 乱流、 非ニュートン流体シミュレーションを簡単に実行できます。 精度検証された物理モデルが非構造メッシュに適用されるため、 効 率的に高精度な解析を実行することが可能であり、 その結果、 モデル生成時間を大幅に短縮し、 より多くの時間を製品開発に割けるよ うになります。 メリット 高速、並列処理性能 製品の主な特長 AcuSolveの開発方針において、解析精度を追 製品開発において効果的にCFDを活用するた 求するためにロバスト性や利便性を犠牲にする めには、設計初期段階における効率的な解析• 効率的で柔軟なワークフロー ことはありません。 AcuSolveを使用すれば、こ 実行が鍵となります。 AcuSolveは以下の特徴 • 流れ、乱流、伝熱解析に適応した物理 れまで数日、場合によっては数週間も要したメッ により高速解法を実現しています。 モデル シュ品質改善作業が不要となります。 非構造 • 完全に連成された圧力 / 速度の方程式を解 • メッシュ品質に依存しない高い精度と メッシュを構築し、ソルバーを実行するだけで、高 き、すぐれた非線形収束を実現 安定性 精度な解を安定的に得ることができます。 • 分散メモリ、共有メモリを含むハイブリッド並列 • 非定常・定常解析両方に対応する 処理を可能とする効率的な並列アーキテクチャ 高速解法 複雑な物理現象も問題なし • 数千コアに対して性能を発揮する並列計算ス • 数千コアの活用に対して有効な 現在お使いの CFDソルバーで扱うのが困難な課 ケーラビリティ 並列計算スケーラビリティ 題をお持ちですか。 例えば、乱流解析、移動メッシュ、流体 -構造連成などでしょうか。 AcuSolve シミュレーション機能 • 剛体と弾性体の連成を含む高度な のシングルソルバーテクノロジーは、こうした高度な マルチフィジックス機能 解析課題を単純化します。 AcuSolveを使用し 流体モデリング て複雑な物理現象を扱う場合、スキームの相違、 AcuSolveの流体シミュレーション機能は、非圧 時間積分設定、 CFLベースの安定限界などの 縮性流および亜音速圧縮性流に対応しており、 詳細はこちら: 詳細なソルバー設定は不要です。 サポートされる ニュートン / 非ニュートン流動場を解析することが www.altairhyperworks.jp 物理モデルが1つのソルバーで処理されるので、特 可能です。 Navier-Stokes方程式を必要としな [製品] > [AcuSolve] 定用途向けの調整が必要ありません。 い課題に対してストークス流などの特殊な流動 10
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攪拌タンク内の流動パターンを示す流線 スタティックミキサーにおける ガスタービンの熱電対冷却流路を通る流線 流れのパターンと流速場 モデルを準備しています。 • Samgorinskyおよび動的サブグリッドスケール • 接触を考慮しない剛体動力学 LargeEddySimulation • 線形構造変形 熱伝導と輻射のモデリング HyperWorksの他製品との連成により、さらに以 AcuSolveでは、固体と流体の伝熱問題を解くこ メッシュ移動機能 下の解析が可能となります。 とができます。以下の機能がサポートされています。 AcuSolveは変形メッシュの処理に対して2 • 共役熱伝達 つの手法をサポート しています。 Arbitrary • 質量粒子パーティクルトレース(AcuTraceとの 自然対流 Lagrangian-Eulerian(ALE)法のメッシュ移動 連成) • アルゴリズムは、複雑な動きに適応する一般的 • マルチボディ動力学(MotionSolveとの連成) • 灰色体閉鎖空間の輻射 なソリューションです。 動作を単純化できる場合、 • 非線形構造変形(RADIOSSとの連成) • 太陽輻射 AcuSolveの境界条件ツールで設定します。 この • 薄肉構造の伝熱解析用シェル要素 ツールは、境界表面の動きをモデル全体に伝える プリプロセッシング機能 • 熱交換器モデル ための定義をします。 AcuSolve専用のグラフィカルユーザーインター 乱流モデリング ユーザー定義関数(UDF) フェースであるAcuConsole ®を活用することで、効 AcuSolveには、高度な技術要求に応えるため ユーザー独自の関数を作成することで、材料モデ 率的にモデリングを行うことができます。 これらの に豊富な乱流モデルが備わっています。 使用可 ル、境界条件、ソース項、およびソルバーの多くの 機能はAcuSolveを完全サポートしており、対話 ツールまたはバッチプロセスの自動化プラットフォー 能なRANSモデルには以下が含まれています。 機能をカスタマイズ可能です。 UDF内にあるデー タアクセス関数の標準セットに加えて、クライアン ムとして使用できます。 • Spalart-Allmaras トサーバープログラミング機能も提供されています。 • SST これにより、 CFDシミュレーションを、制御システム ポストプロセッシング機能 • k-omega コードなどの外部アプリケーションと連携することが できます。 AcuSolveの解析結果は AcuFieldView™に 高精度な非定常解析用に、以下のモデルがサ よってポスト処理されます。 これは、 Intelligent ポートされています。 マルチフィジックス機能 LightのFieldView CFDポストプロセッサのOEM • Spalart-Allmarasベース Detached Eddy バージョンです。AcuFieldViewは、クライアントサー ( および ) 過渡流体解析や変形メッシュを扱う上での強みSimulation DES DDES バーベースの並列処理を使用してAcuSolveシを持つAcuSolveは、外部コードとの連携なしに、 • SSTベースの ミュレーションのポストプロセスを実行可能にし、自Detached Eddy Simulation 以下のマルチフィジックス解析を行うことができ ( ) 動化するためのツールも備えています。SST-DES ます。 カルマン渦によって自励振動する 横風による列車まわりの圧力場と流線 スポーツカーまわりの 海底パイプライン Detached Eddy Simutation(DES) 11
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FEKO® 電磁界(EM)解析ソルバー FEKO は、 複数の周波数領域および時間領域の解析手法を使用する先進的な電磁界シミュレーションソフトウェアです。 これらの解析 手法は真にハイブリッド化されており、 主にアンテナの設計と配置、 散乱、 レーダー反射断面積(RCS)、 電磁両立性(EMC)に関連す る多種多様な電磁界問題を効率的に解くことが可能です。 電磁界問題には、 電磁パルス(EMP)、 落雷、 高強度放射電界(HIRF)、 放射線障害などが含まれます。 メリット 専門分野に特化したソリューション 製品の主な特長 複数のソルバーを包括したソリューション FEKOは特性モード解析(CMA)ソルバーを初めて 実装した製品であり、今日でも最高の実績と信頼 • アンテナの設計と配置、およびRCSのた FEKOには多種多様なソルバーが搭載されていま 性を誇っています。 FEKOには、ケーブルの双方向 めの最先端のシミュレーションツール す。 ユーザーは課題に対する最適な解析手法を 連成、ガラスアンテナモデリング、大規模な有限周 • エミッション、イミュニティ、遮蔽の効率性 選択し、複数のソルバーを使用して交差検証を実 期配列などの専門分野に特化したソリューションが を含む 解析 施できます。 FEKOソルバー群は1つのソフトにまとEMC 含まれています。 従来のアンテナ配置、 EMC問められており、 Altair HyperWorksライセンスシス 題に対してモデル分解ワークフローを適用すること • 大規模で複雑な問題を解決するため テムの一部です。 で、送信 / 受信アンテナなどの等価表現が可能に の一連の幅広いハイブリッド型手法 なりました。 真のハイブリッド化 • ウィンドウアンテナ、配列、ケーブルモデリン グ、特性モード解析(CMA)などの特殊 FEKOには、最先端のハイブリッド機能が搭載され 機能 なツール ており、異なるソルバーを組み合わせてメリットを足 し合わせることができます。 電気的サイズが大きく、 ソルバーの概要 • HPC対応の効率的で信頼できる、精度 複雑なマルチスケールの問題に対して効率的かつ • 周波数および時間領域の全周波数域(フル の高いソルバー 高精度に解を得ることが可能です。 ウェーブ)ソルバー: MoM、FDTD、FEM、 MLFMM ソルバーの精度とパフォーマンス改善 • 漸近法: PO、 LE-PO、 RL-GO、 UTD FEKOが搭載する複数の解析手法および拡張機 • 解析手法の真のハイブリッド化により、複雑かつ 詳細はこちら: 能の精度は、詳細な精度検証により保証されて 電気的に大きなマルチスケール問題を解くこと www.altairhyperworks.jp います。 業界最高の計算効率を達成するために、 が可能 [製品] > [FEKO] ソルバーのパフォーマンス、並列計算のスケーラビリ • ユニークなCMAソルバーでは、モーダル電流、固 ティは絶えず最適化されています。 有値、モード有意性、特性角を計算 12
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コルゲートホーンアンテナの解析 ACC車両レーダー統合 携帯電話の頭に対する放射パターン (ハンドファントム使用) ソルバーパフォーマンスを改善する技術 特殊なソルバー サーフェス / ボリューム、平面 / 曲面のメッシュ生成 • 完全並列処理ソルバーであり、複数の分散メモ • 有限 / 無限アレーおよび周期構造の効率的な のための強力なメッシングアルゴリズム リ型CPUリソースに合わせて最適化 解析手法 • 整合回路の自動設計を行うOptenni Labへ • ソルバーのGPUアクセラレーション • メタマテリアルおよび複合材 の直接リンク • 最適化されたアウトオブコアソルバーであり、 • コサイト干渉解析のためのEMITインターフェース RAMが使用上限に達しても解を導出可能 モデル簡略化と領域分割 • Cadence Sigrity、 FEST3D、 GRASP、 CST、 • 一部の電磁界問題を分解して計算コストを削減 SEMCAD、 Orbit/Satimo測定およびTouchstone ユーザーインターフェース • 複雑な送信・受信解析において簡略化された ファイルからの結果インポート • 最先端の3Dパラソリッド CADモデリングインター モデルを活用することで大幅な効率化が可能 フェース。 さまざまなCAD形式やメッシュ形式の POSTFEKOの機能 インポート / エクスポートなどに対応 非放射ネットワーク • 統合されたメッシュエンジンにより、三角形、四 • 線形集中定数回路モデルをシミュレーションに 多才なポスト処理機能を持ったPOSTFEKO GUI 面体、ボクセルのシミュレーションメッシュを生成 含めることが可能(主に整合ネットワークで使用) により、シミュレーションと測定の結果を可視化お よび比較検証することが可能です。 • HyperMeshへのインターフェース • S、 Z、 Yパラメータファイルまたは SPICE回路ファ / • 包括的なポストプロセッシング。 1D / 2D / 3Dプ イルのネットワーク定義 • 近傍界 遠方界の放射パターン、電流、 SAR / ロット、測定結果のインポート、レポート生成など の2次元 3次元プロットとアニメーション の機能を搭載 CADFEKOの機能 • インピーダンス、 Sパラメータ • Luaスクリプトの全自動化により、モデリング、設 • 外形、等値面、直交断面 定、ポストプロセッシングを実行。 マクロレコードに CADFEKO GUI上で、形状モデリングからメッシュ生 • 直交座標グラフ、極座標グラフ、スミスチャート も対応 成など、解析実行に必要となる全てのセットアップ • 複数モデル、複数ビューの表示 作業を行うことができます。 最適化 • 計算過程の管理• Parasolid、 AutoCAD DXF、 IGES、 STEP、 Pro/ 複数の最適化アルゴリズム(遺伝的アルゴリズム、 ®、 、 、 • インポートしたデータ管理や各種測定機能• ENGINEER Unigraphics CATIA V4 & V5 粒子群アルゴリズムなど)を用いて、多変数・多 ACIS Exchang(e SAT)など、主要CADおよびメッ • 各種データフォーマット、イメージ、アニメーションの 目的問題の最適化を自動実行 シュデータのインポート / エクスポートをサポート エクスポート • 最適化プロセスをリアルタイムでモニタリング • プリント回路基板用のGerber、 ODB++、 3Di レポートの生成 • HyperStudyへのインターフェース フォーマットをサポート • CADデータ修正機能により不要要素削除、欠 実行中のPOSTFEKOセッションをPowerPoint、 専門分野に特化したソリューション 落部補完や穴埋めを実行 Word、またはPDF形式のレポートとしてエクスポー • 任意のケーブルパスを通る複雑なケーブルバンド • 標準的に準備された材料特性に加え、ユーザー トできます。 クイックレポートオプションを活用する ルの双方向連成 定義材料のデータを管理するメディアライブラリ ことで、定型レポートの自動作成が可能です。 • 多層ガラスアンテナを効率良く解析するための • 手動 / アダプティブ計算による微調整が可能な 自動車ケーブルカップリング問題の 倉庫環境のRFID調査 海軍のアンテナ配置結果の可視化 セットアップ 13
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Flux® 電磁界 / 熱シミュレーション 先進的な電磁界 / 熱シミュレーションソフトウェアである Fluxは、 30年以上にわたり世界中の大手企業や大学研究室で使用され、 高 精度の結果が得られることから、 業界標準としての地位を確立しています。 多機能で効率性にも優れ、 ユーザーフレンドリーなインターフェー スを備えた Fluxは、 絶えず技術的な進化を続けており、 より短い時間、 より少ない試作品数で、 最適化された高性能な製品を開発 できます。 メリット パラメトリックシミュレーション 概要 高い解析精度 幾何寸法や物理特性のパラメータ化は、 Flux Fluxは、電磁場および熱場の複雑な現 の中核機能の1つです。 方程式を使って複数の実機試験に近い結果を導出し、複雑な現象を 象を捉え、将来の製品の挙動を高い精度 パラメータをリンクすることも簡単に実行できるほ高い精度で再現できる Fluxは、長年にわたって で予測することができます。 か、直感的な操作で各パラメータの影響を調べる確かな実績を積み上げてきました。 Fluxで信頼 ことができます。 性の高い結果を得ることによって、エンジニアはイ さまざまな適用分野 ノベーションに集中できるようになります。 解析速 計算の分散処理にも対応しているため、数多く 度を極限まで高めるために絶えず進化を続けて の設計構成をきわめて高速に評価できます。 • 電気モーター いる Fluxソルバーを利用することで、数千もの設 • アクチュエーター 計構成を評価することが可能になります。 相互運用性 • トランスとインダクタンス • 熱処理 Altairソフトウェアと接続できるため、世界中の設 • センサー 柔軟性 計環境を統合することができます。 業界最先端 • ケーブルとバスバー Fluxでは、さまざまなシミュレーションのニーズに容 の3次元解析ソフトウェアと連携することで、マル • 電磁両立性 易に適応できます。 モデルおよびソルバーを細かく チフィジックス連成解析を実行したり、物理現象 調整するためのオプションが豊富なため、きわめて を極限まで忠実に再現したりできます。 またシス 効率良く高精度の結果が得られます。 標準装 テムレベルシミュレーションツールと連携することで、 備のスクリプトツールとマクロ作成機能を使って、シ 制御系を設計できます。 詳細はこちら: ミュレーションプロセスをプログラム化して自動化す www.altairhyperworks.jp ることで、日常業務を迅速に処理できます。 [製品] > [Flux] 14
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誘導電動機の回転子スキューの密度解析 誘導加熱装置の解析 アクチュエータ応答時間の最適化で15%の向上 機能 • 複数のコアまたはコンピューターを用いてパラメ 省エネの電気駆動系の設計 トリック解析を分散処理 高性能の幾何記述 Fluxには独自の電気回路エディターが実装されて • 完全にパラメータ化されたモデル構成要素を 結果のポストプロセス: 解析結果から説得力の いますが、複雑な駆動系の設計や衝撃荷重の 含むスケッチャーとモデラーを標準装備 あるデータを抽出 解析など、より高度な解析が必要な場合は、シス • 高度なCADインポート / エクスポート機能 テムシミュレーターであるsolidThinking Activate多種多様な機能が網羅的に搭載されたポストプ との連成シミュレーションが非常に便利です。 2次 • フィーチャー削除と形状簡略化機能 ロセッサーにより、マルチパラメトリック解析の結果 元 / 3次元 / スキューモデルで連成シミュレーション • 電気モーター専用の設計環境(2次元 / を分析できます。 以下のような量を導出できます。 が利用できるようになったことで、モーター、センサー、 3次元) • ポテンシャル、束密度、温度、電場 / 磁場 トランス、線形アクチュエーターなどの機器を考慮で • 2.5次元のスキューモデルを用いることで、所要 • グローバルな量: 磁束、インダクタンス、蓄積 きるようになりました。 連成シミュレーションでは、運 時間の長い3次元解析を回避 エネルギー 動や渦電流を考慮することで、制御戦略を実装 • 鉄損、コンダクターのジュール損失、表皮効果 したり、あらゆる関連損失を計算したりできるため、 簡単かつ柔軟なメッシュジェネレーター の可視化 システム全体のパフォーマンスに関する知見が得ら れます。 2次元および3次元のどちらの環境でも組み合 • 電気部品に関する量: 電流、電圧、電力、 わせて使用できるさまざまメッシュテクノロジーが用 インダクタンス 意されており、高精度のメッシュを素早く生成する • 機械的性質に関する量: 位置、速度、力、 電気システムの効率的な最適化 ことができます。 トルク、速さ 電気機器設計では、設計空間を効率よく探索 • 自動のスマートメッシングと、手動によるメッシュ して最適解を見つけるために、しばしば最適化ソ サイズおよび粗密分布の微調整 マルチフィジックス フトウェアが必要になります。 Fluxでは、電気機 • 同一の形状エンティティ間でメッシュをリンク 器単体または電気システム内の損失最小化、レ 熱伝達の精密な評価 • 2次元および3次元の解析中に、アダプティブ スポンス時間向上、トルク増大と寸法 ・重量削 メッシュを自動的に微調整 電磁機器設計では、熱は重要な要素です。 従 減などを効率よく実現できます。 電気モーターの 来、 Fluxに搭載された磁気 -熱シミュレーション 騒音低減といったさらに複雑なケースの場合は、 高度なモデリングにより、高精度の結果を迅速 では、熱交換係数で対流による熱伝達を定義 最適化ソリューションであるHyperStudyを利用 に導出 することで熱現象に対応していましたが、熱伝達 することにより、様々な物理現象を考慮しながら、 • メッシュなしコイル の評価精度を向上させるため、新たに数値流体 結果の正確度を損なうことなく計算時間を最小 力学(CFD)ソルバーであるAcuSolveとの連成機 限に抑えることができます。 • 肉薄領域をサーフェスモデルで表現(厚さ方向 能が追加されました。 Fluxで計算される損失を のメッシングが不要) AcuSolveに送る一方向連成により、温度分布 • 異方性材料の非線形挙動(ヒステリシス)モデ を計算できます。 リング • 巻線の表皮および近傍界の損失 電気機器の振動の最小化 FluxとOptiStructの連成により、電気機器内部 解析プロセス: 高速かつロバストなソルバー の電磁力によって発生する振動を計算できます。 幾何寸法または物理特性のパラメータスイープを この連成機能の主眼は、振動を最小限に抑え 可能にする、完全なパラメトリックソルバー ることです。 • マルチプロセッシング(並列計算)に対応した、 複数の反復法 / 直接法線形解析ソルバー • ロバストな非線形解析ソルバー 15
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FluxMotor™ 電気モーターの事前設計 レポート 設計 試験 モーター工場 解析的手法有限要素計算 最適化 モーター 部品 カタログ ライブラリ 材料 比較&選択 部品 工場 ソースデータ FluxMotor は、 電気モーターの基本機能設計ソフトウェアです。 さまざまな形状テンプレートに、 巻き線、 材料などを設定してモーターモ デルを作成し、 解析、 ポスト処理、 結果の比較を行います。 電磁界 / 熱シミュレーションソフトウェア Fluxへモデルを出力し、 さらに複雑 な現象を計算することもできます。 メリット 高精度 製品の主な特長 高い生産性 FluxMotorは、結果の精度を維持しながら、計 算時間を短縮する最適化技術を備えていま • 電気モーター設計に特化し、形状設定、 電気モーターのモデルを短時間で作成、評価す す。 35年にわたる電磁界 / 熱シミュレーションソフ テスト、レポートが容易 る効率的な作業環境です。 モーター基本設計 トウェア Fluxの開発経験に基づく高速かつ高精 • 高速高精度 における優れたテクノロジーと経済的なメリットを 度の計算手法を使用し、タスクに適した精度とス すぐに感じていただけます。 モーター性能の可視 ピードを設定できます。 • 豊富でカスタマイズ可能な材料データ 化機能も備えています。 ベースと部品ライブラリ さらに高度な研究へ接続 • カタログを利用したプロジェクト管理 幅広いユーザーに対応 偏心、音響解析などの高度な解析を行うための • Fluxとのシームレスな接続 技術者、研究者、モーター設計者のほか、設計、 Fluxへのエクスポート機能を備えており、解析に 製造、実装の担当者が求める幅広いニーズに応 必要なパラメータがすべて継承されます。 えます。 ビギナーから上級者までのレベルに応じ たモードを備えているほか、モーターの選定、基本 機能設計、性能評価などの各種タスクも網羅し ています。 詳細はこちら: www.altairhyperworks.jp [製品] > [FluxMotor] 16
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Magnet manager 材料データベース 巻線ツール 機能 強力なプロジェクト管理 Fluxとのシームレスな接続 電気モーター設計専用インターフェース モーターカタログでモーターやプロジェクトを容易に 電磁界 / 熱シミュレーションソフトウェア Fluxのモ 管理できます。 プロジェクト管理、過去のデータへ デルを生成し、より高度な調査(偏心、振動 -音 定義済みのモーター構成を選択し、シャフト、ロー のアクセス、性能比較が素早く行えるほか、内蔵 響、高度なドライブ&コントロール戦略など)を開 タマグネット、スロット、ステータの巻線、ハウジング コンパレーターによりモーターの一般的なデータと 始できます。 などを段階的に設定してモーター設計を完成さ 性能を比較できます。 せるモーター設計に特化したユーザーインターフェー スです。 テストと評価 ユーザー指向の巻線ツール 各種テストポートフォリオが予め用意されており、そ れぞれの入力パラメータでユーザーがテスト条件を 4つのレベルの巻線設定モード(automatic、 制御できます。 計算後に結果が自動的に表示 easy、 advanced、 expert)から選択できま されます。 す。また、設定した内容がデータシートに反映され、 巻線の構築に役立ちます。 実行できるテストの一覧 • モーター性能の包括的な合成を提示するデー 包括的でスケーラブルな材料データベース タシート 積層、マグネット、電気導体、電気絶縁体などの • Flux、インダクタンス、トルク、鉄損などのマップ 代表的な材料データを豊富に用意しているほか、 • コギングトルクと逆起電力によるオープン回路 ユーザーによる材料管理や、 B-H曲線、鉄損の 試験 パラメータの簡易定義をすることもできます。 • トルク速度曲線と効率マップ モーター部品ライブラリ 自動レポート生成 多数のスロット形状とマグネット形状を提供してお り、すべてのトポロジーをパラメータで変更できます。 設計およびテスト用にすべての実施項目を記述できます。 htmlまたはpdf形式でファイルをエク スポートし、簡単に性能を比較できます。 効率マップ 逆起電力の回路試験結果 コンパレーターを使ったモーターカタログ 17
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WinProp™ 電波伝搬と無線ネットワークプランニング 地方 / 住宅地 都市 / 郊外 屋内 / キャンパス トンネル / 地下 車両内 / 時間変動 静止軌道(GEO) / 低軌道(LEO)衛星 WinProp は、 電波伝搬と無線ネットワークプランニングのための最も完成された製品群です。 大気圏外の人工衛星から、 地上の地方、 都市、 屋内までの使用環境をカバーでき、 革新的な電波伝搬モデルにより、 短時間で正確な結果を求めることができます。 シナリオと適用分野 ジェクト / 壁(ベクトル)のデータベースに基づいた予 製品の主な特長 測を導き出すことができます。 WinPropには、高精度で非常に高速な電波伝 • FEKOでシミュレーションしたアンテナパター 搬モデル(経験的 / 決定論的モデル)が用意され 予測では、様々な種類のデータベースを同時に ンをインポート可能 ており、多種多様なシナリオに適用できます。 使用でき、データベース間の移行は自動的に計 • 革新的な電波伝搬モデル(経験論的 算されます。 / • 地方 / 住宅地 決定論的モデルおよび光線光学モデル) • 都市 / 郊外 全タイプのデータベースで、グラフィカルエディター、 により、 短時間で正確な結果を導出 屋内 / キャンパス CADツール、各種変換機能を使用できます。 • • 多様なシナリオとマップデータをサポートし、 / 複数種類のシナリオを組み合わせたハ • トンネル 地下 電波伝搬モデル イブリッド解析も可能 • 車両内 / 時間変動 • LTE 以上のセルラー基地局やW-LAN • 静止軌道(GEO) / 低軌道(LEO)衛星 WinPropの強力な電波伝搬エンジンには、経 など、 ほとんどの業界標準をサポートす 験的 / 半経験的なモデル(測定結果に基づいWinPropは、セルラー基地局、放送中継局、人 るネットワークプランニングモジュール た校正が可能)、厳密な3次元レイトレーシン工衛星、リピーター、リーキーフィーダーケーブルなど グモデル、そして独自のDominant Path Model • 柔軟なWinProp API により、 電波伝 の任意の送信機をサポートしています。 搬モデルとネットワークプランニングモ (DPM)が含まれます。 ジュールを他のソフトウェアに統合可能 データベース パスロスの予測だけでなく、遅延スプレッドと角度スプレッド、 LOS/NLOS、方向チャネルインパルス シナリオによっては、トポグラフィー(ピクセル)、クラッ 応答、角度プロファイル、伝搬路も計算できます。 詳細はこちら: ター(ピクセル - 高さとクリアランスあり / なし)、都 www.altairhyperworks.jp 市の建物(ピクセルまたはベクトル)、 3D平面オブ [製品] > [WinProp] 18
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都市の建物とトポグラフィーに基づいた 都市の伝搬路の表示 市と複数階建物の屋内環境を組み合わせた カバレッジ シナリオ WinProp APIとエンジン 解析とシミュレーション ト遅延、 QoSなど)を計算できます。 WinPropでは、電波伝搬エンジンとネットワークプ 適用分野によっては、静的 / 動的ネットワークシ キャパシティ限界と過負荷セルを簡単に検出で ランニングモジュールの両方のAPIが用意されてい ミュレーションやモンテカルロ法によるネットワークシ き、高いキャパシティとスループットの両方を達成 ます。 APIの使い方は非常にシンプルなため、電 ミュレーションを実行できます。 WinPropでは、カ するためにネットワークを最適化できます。 洗練 波伝搬モデル(およびネットワークプランニングエン バレッジやキャパシティのプランニングのほか、ネット された決定論的な電波伝搬モデルを用いること ジン)を独自ソフトウェアやサードパーティー製ソフト ワークシミュレーション(アルゴリズムのパフォーマンス、 で、 MIMOやビームフォーミングによるキャパシティ ウェアに統合できます。 遅延の解析など)も可能です。 ユーザーは、回路 の改善を正確にモデル化できます。 任意のアン 交換ネットワークおよびパケット交換ネットワークの テナ構成(線状、円形など)を選択可能で、ネット 空気界面と適用分野 位置依存のトラフィックを定義できます(統計的 ワークプランニングでは、アンテナ構成が無線チャ な分布、モビリティなど)。 ネルに与える影響(電波伝搬解析時に求める) WinPropでは、様々な空気界面と適用分野が が考慮されます。 あらかじめ定義されています。 カバレッジ FEKOとWinProp間の連携 様々な伝送モード(帯域幅、 MCS、データレート、 SNIR目標値、信号のしきい値、送信電波強度 電磁界シミュレーションは、アンテナ設計に加え、 など)を定義でき、各伝送モードについてカバレッ 放射特性の3Dアンテナパターン表示にも使用で ジマップ(セルの割り当て、ベストサーバー、アクティ きます。この目的のために、FEKOの様々なソルバー ブセット、回線品質、ダウンリンクとアップリンクの受 を適用できます。 シミュレーションによって求めら 信電波強度、 SNIRなど)が個別に計算されます。 れた3Dアンテナパターンは遠方界の放射特性を 適応変調が考慮され、電波伝搬モデルで予想さ 示しており、このパターンを、 WinProp電波伝搬 れた回路品質によって変化します。 カバレッジエリ モデルで算出された3D無線チャネル上に重ねる ア内の各地点について、最大受信強度と理論上 ことができます。 の最大データレートを正確に予測できます。 WinPropには、 FEKOの3Dアンテナパターンをイ さらに、要件に適合するように空気界面の個々 ンポートして処理できるインターフェースが搭載され の特性を定義することも可能です。 ネットワーク キャパシティ ています。 シミュレーション時間を短縮したい場 プランニングに加え、 ICNIRPおよび磁界の規制 合は、車両などの複雑なオブジェクトをレーダー反 も分析できます。 WinPropでは、カバレッジ解析とトラフィック定義 射断面積(RCS()FEKOで計算する場合はバイス に基づき、ネットワーク内の各無線リンクとセルの タティックRCS)に置き換えることができます。 キャパシテ(ィ スループット、最大データレート、パケッ PLACE IMAGE HERE オフィスビルの複数階の予測 屋内2地点のチャネルインパルス応答と 3セクター基地局を使用した 空間チャネルプロファイル 都市無線ネットワークプランニング 19
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nanoFluidX™ 粒子法ベースの流体シミュレーション nanoFluidXは、複雑な運動を伴う複雑なジオメトリ内の流れを予測するための、粒子法(SPH法)ベースの流体シミュレーションツールです。 シャフトやギアが回転しているパワートレインシステム内のオイル掻き揚げ挙動の予測のほか、 パワートレインシステムの個々の部品に生じる 力やトルクの解析に使用できます。 GPU テクノロジーの活用により、 実際のジオメトリに基づいた高速なシミュレーションを実現しています。 メリット GPUコンピューティング 製品の主な特長 粒子法に基づくnanoFluidXでは、シミュレーショ nanoFluidX の チ ー ム は NVIDIA社 の Elite • 粒子法(SPH法)ベースの流体力学シ ン中に大きな変形を伴う流れ(スロッシングなど) Solution Provider(エリートソリューションプロバ ミュレーション や激しい混相流、複雑なジオメトリ内を高速に イダー)であることから、コード最適化とパフォーマ ンスに関して高い競争力を有しています。 GPUコ • メッシュを切らずに複雑な流体流れをシ 運動する流れについて、画期的かつ効率的な手 法で解析することができます。 ンピューティングにより、効率の劣るCPUコンピューミュレーション可能 ティングと比較してパフォーマンス面で大きな優 • 高密度 GPU コンピューティングを利用し 位性が得られるほか、消費電力も節約できます。 た高速計算 シンプルなプリプロセッシング 数千RPMで回転するギアの回転シミュレーショ • パワートレインの精密なシミュレーション 従来手法のようなメッシングは必要ありません。 ンの場合、有限体積法を用いた従来の CFDで (ギアボックスやクランクシャフトなど)に ジオメトリをインポートし、要素を選択し、粒子を は、数週間計算しても数回の回転しかシミュレー 最適 生成するだけで済み、プリプロセッシングや適切な ションできませんが、 nanoFluidXであれば、わ メッシュの検討に余計な時間を割く必要がなくな ずか数日で多くの回転をシミュレーションできます。 ります。 nanoFluidXでは、プリプロセッシング効率化、高 度なGPUテクノロジーを利用したシミュレーション 時間短縮、ポストプロセッシング簡素化を実現で きます。 工数の大幅削減により、人件費および ハードウェアコストの節約も達成できます。 詳細はこちら: www.altairhyperworks.jp [製品] > [nanoFluidX] 20