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製品を紹介しています。
主にフィルム・製紙業界のスリッターラインで使用されている溝ロールへの硬質クロムめっき及びその他加工につきまして、製品事例の紹介をさせていただきます。
各々の業界で製造されるシート状のフィルム及び紙を溝ロールを介して、スリッターで切断する工程がありますが、その溝ロールに対して耐摩耗性及び耐腐食性を付与させる為にクロムめっきを施工し、剥離性及びグリップ力を付与させる為にショットブラスト加工をいたします(写真はショットブラスト後にクロムめっきを施したロール表面の状態です)。
溝の形状につきまして、お客様により仕様が異なりますが、溝幅及び溝深さ共に約2~4㎜となっております。
この溝ロールに対して、技術的に難しい点は、溝底までクロムめっきをつけることです。溝山と比較して、めっき厚みは少なくなりますが、薄くともめっきをつけないと錆等の問題が発生してしまいます。また、ショットブラスト加工が必要なマット面の場合、クロムめっき前にショットブラスト材をしっかり除去する必要があります。この除去作業を怠ると、溝底に残留しているショットブラスト材がクロムめっきの欠陥(ピット・ピンホール及び密着不良など)が発生してしまいます。
これまでの経験を活かし、様々な溝形状に対して、クロムめっき(及びマット加工)条件を確立してまいりましたので、このような溝ロールへの表面処理についてのご相談につきましては、是非当社へご連絡ください。
このカタログについて
ドキュメント名 | 野村鍍金の溝付きロールへのクロムめっき |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 489.5Kb |
取り扱い企業 | 株式会社野村鍍金 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |