水処理でのソリューションに応える
YBM独自のフォームジェット技術を用いた
気液混合装置(特許登録済)
ファビーと同様のキャビテーション旋回流方式でウルトラファインバブルを発生させます
大流量の処理が可能です
目的に応じてファビーとフォームジェットの使い分けが可能です
利用分野
工場排水処理設備 能力増強
海域 貧酸素対策
水産 魚介類飼育
湖沼 アオコ対策 など
【掲載内容】※一部抜粋
フォームジェット・プラント・システム
特殊セラミックフィルザイム
など
このカタログについて
ドキュメント名 | 大流量処理向けウルトラファインバブル発生装置 YBMの環境対応装置 フォームジェット |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 2.3Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社ワイビーエム (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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Page 1:YBMの環境対応装置http://www.ybm.jp/〒847-0031〒104-0032〒342-0005〒578-0964〒981-3133〒468-0043〒732-0802TEL(0955)77-1121TEL(03)6280-4789TEL(048)982-7558TEL(06)4309-2921TEL(022)343-1210TEL(052)804-4841TEL(082)285-3824TEL( 62)21-5292-1131本 社東 京 支 社東 京 支 店大 阪 支 店東北営業所名古屋営業所広島営業所インドネシア事務所佐 賀 県 唐 津 市 原 1 5 3 4東京都中央区八丁堀3丁目22-11八重洲第三長岡ビル2F埼 玉 県 吉 川 市 川 藤 3 0 6 2大 阪 府 東 大 阪 市 新 庄 西 5 - 4宮城県仙台市泉区泉中央3丁目27-3日泉ビル202号愛 知 県 名 古 屋 市 天 白 区 菅 田 1 丁 目 1 2 0 8広島県広島市南区大州1丁目1-25第一ふじビル1FRoom No. 343 3F. PPHUI., JL. HR. Rasuna Said Kav. C-22 Jakarta Selatan 12940フォームジェットFJPS 排水処理施設ヒアリングシート□自社 □委託 (委託先 : )□河川 □海域 □下水道 □その他 ( )□凝集剤未使用 □凝集剤使用□凝集剤 ( )( )( )( )( )( )□消泡剤□油脂分解剤□ろ過助剤□pH 調整剤□その他合計 円/月原水 処理水曝気槽運転状況水温 (℃)(℃)(-)(mg/L)(mg/L)(mg/L)(mg/L)(mg/L)(mg/L)設計値 現状値 処理水(m3/日)規制値DO (mg/L)MLSS (mg/L)SV30 (%)バルキング □有 □無汚泥 SS (mg/L)返送分 (mg/L)返送流量 m3/ 時(mg/L)※詳細検討の際には、 施設の平面図、 フロー図等をご提示ください。□バキューム □脱水ケーキ ( %ケーキ)□毎日運転 □週 ~ 回 運転時間 時間/日□薬剤未使用 □薬剤使用工場操業時間 時間/日 時間/日処理時間合計 m3発生量 m3/月 搬出頻度 回/月処分費用 円/月 単価 円/m3水深 m 水深 m槽数 槽□好気槽□接触酸化槽 ろ材名 ( )m3m3m3□嫌気槽合計 m3水深 m槽数 槽動力合計 kW 風量合計 m3/分① kW m3/分 台 kW m3/分 台②③ kW m3/分 台 kW m3/分 台④□細目スクリーン □グリストラップ □加圧浮上□油分離槽 □その他 ( )□標準活性汚泥法 □長時間曝気法 □膜分離活性汚泥法□接触酸化法 □脱リン法 □脱窒素法□その他 ( )□能力増強 ( ) □コスト削減 ( )□臭気対策 ( ) □その他 ( )会社名部署名TEL氏名FAX記入日施設名称所在地施設管理放流先沈殿槽運転状況使用薬剤水質状況水温pHBODCODMnCODCrSSn-HexT-N水量T-P余剰汚泥脱水機運転状況流入時間流量調整槽嫌気・好気槽曝気槽ブロワー運転状況ブロワー仕様前処理処理方式検討課題担当窓口YBM の環境対応装置
Page 2:【FJPS】 ~フォームジェット・プラント・システム~≪現場施設管理者さまからのご要望にお応えするシステムのご提案≫≪FJPSの装置構成≫●主要装置フォームジェット(FJP-100KW)PSA方式酸素濃縮装置YO-035NC-3K(コンプレッサ別置)噴流式気液混合装置①噴流式気液混合装置(フォームジェット:特許登録済)②ガス供給装置濃縮酸素高濃度酸素水噴流ボックスポンプ処理対象水処理対象水をポンプで汲み上げ、濃縮酸素を噴流ボックス内で混合。高濃度酸素水を供給。空気(約21% O2)を取込み、窒素除去して濃度90%以上に酸素を濃縮。(オゾンは濃縮酸素に放電し発生)噴流式気液混合装置へ供給。濃縮酸素PSA酸素濃縮器空気O2 21%O2 90%以上N2窒素ガス特許登録済排水の負荷変動に強く、安定した処理をしたい油脂分などに強い施設を検討したい生物難分解性成分の処理をしたい(オゾンガス利用時)余剰汚泥やフロス汚泥の発生量を低減したい環境規制(悪臭防止、排水規制など)の強化に対応したい工期が短く、改造の少ない設備を検討したい運転管理を簡単にしたい排水処理量や流入負荷の増加に対応したいO2O2O2 O2O2O2O2O2O2O2O2O2O2O2O2O2≪FJPSの特徴≫キャビテーションとは●噴流ボックスを用いたキャビテーション&コアンダ効果による高効率気液混合 (マイクロ・ナノバブルサイズでの供給)●濃度90%以上の高濃度酸素供給(PSA方式)●濃縮酸素+オゾンガスによる酸化処理方式にも対応可能●既存施設の改造を最小限で対応可能●排水処理施設の運転を行いながらの設置が可能●省スペースでの設置が可能速度の増加に伴い、圧力が低下し、液体の飽和蒸気圧まで減少した結果、液体が気体(気泡)になる現象です。微細気泡の圧壊時に高温、高圧のエネルギーが発生し、ナノバブル化します。群列気泡の方がより強力となります。コアンダ効果とは流れの中に物体を置いた時にその物体に沿って流れの向きが変わる粘性のある流体の性質を言います。コアンダ効果により流体は強いせん断力を受けて混合が促進されます。FJ処理後2時間経過時の粒子個数と頻度分布ほとんどの気泡(粒子)が1μm未満に分布噴流ボックス内の撹拌力の強い渦流現象※渦の回転方向が激しく左右に変化sample_20um_03.#m435*104個数(/mL)粒子直径 (/μm)30*10425*10420*10415*10410*1045*10400.4 1 2 4 6 10頻度 個数サンプルID:粒径ビン:総個数:受ける:20um256 0.4 μmから 12 μmまで、対数26663 (同時通過補正後)2011-03-31 13:39マイクロバブル処理水 フォームジェット処理水
Page 3:≪FJPS の処理フロー≫≪FJPSの効果≫●流量調整槽に設置したFJ装置により、原排水に濃縮酸素を供給し、循環処理を行うことで処理環境が整い、高効率微生物処理が可能です。●生物処理槽の前処理として運用するため、既存施設の大幅な改造は必要ありません。●基本的に薬剤等は使用しません。供給するのは酸素であるため、後段の生物処理槽への悪影響はありません。●微生物活性を高めて処理するため、設置水槽では微生物活動が可能な環境条件(pH、水温など)であることが必要となります。●FJ処理槽に活性汚泥(返送汚泥)の一部を継続投入することで生物処理能力を安定させます。●微生物処理の促進作用●生物処理槽への流入負荷軽減●生物処理槽の処理能力の安定●余剰汚泥発生量の削減●悪臭等の発生を強力に抑制●難分解性物質の易分解化(オゾン利用時)解決≪FJPS の処理フロ ≫放流水沈殿槽生物処理槽流量調整槽原排水返送汚泥PSA制御盤FJ≪FJPSの効果事例≫●FJ処理による流入負荷軽減及び余剰汚泥の削減味噌・醤油製造工場300 m3/日、標準活性汚泥法、河川放流pH (-)BOD (mg/L)5.6原水1,7007.7FJ処理水310上昇変化82%減少CODMn (mg/L) 740 380 49%減少SS (mg/L) 1,100 860 22%減少余剰汚泥処理量(年平均)導入前 32 m3/月導入後 24 m3/月25%削減弁当製造工場(実証試験3ヶ月)100 m3/日、接触酸化法、下水道放流BOD (mg/L)原水1,700FJ処理水650変化54%減少n-Hex (mg/L) 180 120 33%減少SS (mg/L) 450 350 22%減少余剰汚泥処理量(期間)導入前 7 m3/月導入後 0 m3/月100%削減●処理施設の能力増強流量調整槽での負荷軽減により生物処理能力が増強されます。一時的な流入負荷変動への対応が可能です。●生物処理槽DOの上昇流量調整槽での負荷軽減により、生物処理槽内の酸素消費量が低下します。●ブロワ運転の軽減酸素消費量の低下によりブロワ運転制御が可能です。●悪臭ガスの発生抑制嫌気環境を改善し、悪臭ガスの発生抑制が可能です。●SVの改善汚泥の沈降性が改善されます。1,700650原水 FJ処理水BODBOD(mg/L)(mg/L)350原水 FJ処理水450SSSS(mg/L)(mg/L)180120原水 FJ処理水n-Hexn-Hex(mg/L)(mg/L)5.67.7原水 処理水pHpH(-)(-)72原水 処理水1,700BODBOD(mg/L)(mg/L)740380原水 処理水CODMnCODMn(mg/L)(mg/L)原水 処理水1,100SSSS(mg/L)(mg/L)860
Page 4:≪FJPS の納入事例≫切削研磨工場 施設 水量:1,000m3/日、接触酸化法、下水放流目的施設周辺環境への悪臭影響対策、施設処理能力の安定化効果悪臭改善、処理能力の増強・安定、余剰汚泥の大幅削減フォームジェット FJP-300KG ×2台PSA酸素濃縮器 YO-100NC-4AT ×2台切削研磨工場 施設 水量:300m3/日、活性汚泥法、下水放流目的 施設処理能力の安定化(難分解性物質の改質)効果難分解性物質の易分解化による生物処理の安定フォームジェット FJP-300KG ×1台PSAオゾナイザ YOZ-500 ×1台水産加工工場施設水量:800m3/日、接触酸化活性汚泥法、河川放流目的施設周辺環境への悪臭影響対策、施設処理能力の安定化効果 悪臭改善、処理能力の増強・安定フォームジェット FJP-150KW ×2台PSA酸素濃縮器 YO-100NC-4AT ×1台味噌・醤油製造工場 施設 水量:300m3/日、標準活性汚泥法、河川放流目的施設周辺環境への悪臭影響対策、施設処理能力の安定化効果悪臭改善、処理能力の増強・安定、余剰汚泥の削減フォームジェット FJP-40KW ×2台PSA酸素濃縮器 YO-035NC-3K ×1台厨房除害施設 施設 水量:100m3/日、膜分離法、中水処理目的 施設周辺環境への悪臭影響対策効果 約1週間で悪臭改善、設備の腐食劣化が軽減フォームジェット FJP-24KW ×1台PSA酸素濃縮器 YO-008S ×1台乳製品加工工場 施設 水量:500m3/日、接触酸化法、下水放流目的 施設処理能力の増強・安定化効果 処理能力の増強・安定フォームジェット FJP-100KW ×1台PSA酸素濃縮器 YO-050NC-3K ×1台
Page 5:≪FJPS についての Q&A≫ ≪FJPS についての Q&A≫Q 納入実績は?A 食品工場を中心に平成20年より約25件の実績があります。(H24.10現在)Q ナノバブルの特徴は?A マイクロ・ナノバブルにより生物活性が促進されます。このサイズの気泡は脱気が少なく、供給するガスを高効率で反応させることが出来ます。Q 高濃度酸素を利用するのは?A 高濃度酸素を供給することで微生物の活性を促進します。空気利用の場合、空気中の酸素濃度が低く、窒素や二酸化炭素が妨害するため、供給効率が悪くなり、装置が大型化します。標準的な高濃度酸素供給量は排水処理施設における全酸素供給量の数%です。Q 微生物とは?A 排水中には活性汚泥のように集積しない分散菌が多く含まれており、分散菌を活性化させ、排水中の有機物(BOD成分、油性分など)を分解します。分散菌は自己消化が早く、増殖したとしても後段の生物処理槽の微生物に分解されるため、汚泥の増加にはなりません。Q 流量調整槽に設置する理由は?A 生物処理槽への流入負荷の前処理として運用しているため流量調整槽への設置により、流量調整槽以降の施設への波及効果が得られます。一般的に悪臭問題が発生することが多いのも原水槽や流量調整槽であることから、直接の問題解決のためにも流量調整槽が最適です。※流量調整槽が無い場合は、生物処理槽の一部での処理を検討可能です。Q 設置工事は?A フォームジェットは流量調整槽付近に、PSAは屋内仕様のため隣接する機械室に設置します。状況によりますが、設置工事期間は2~3日間程度です。原則、設置の際に排水処理を停止したり、槽内の水抜きをする必要はありません。PSAは精密機器ですので設置環境条件(温・湿度、腐食性ガスの有無など)が悪い場合は故障の原因となりますのでご注意ください。Q 導入後の運転方法は?A FJPSは前処理装置として24時間連続運転となります。Q 導入後の効果時期は?A 安定した効果が得られるまで約1ヶ月間必要です(悪臭対策の場合は1週間程度)。流量調整槽内の微生物の活動条件が整うまで約1ヶ月必要と考えています。また、槽内の堆積物や付着物などの量によって前後し、導入当初に一時的に負荷が高くなる場合があります。Q 導入後の注意点は?A 流量調整槽での負荷軽減により、生物処理槽の曝気ブロワの運転調整や引抜汚泥量の調整が必要となります。Q 導入後は通常の空気曝気は不要か?A 流量調整槽や生物処理槽での曝気は撹拌(汚泥沈降防止)や温度維持として必要ですので、空気曝気の完全停止はできません。Q 余剰汚泥削減の理由は?A FJ処理により、生物処理槽へのBOD流入負荷が軽減され、生物処理槽での汚泥転換量が削減されるため、余剰汚泥発生量の削減に繋がります。通常、生物処理による余剰汚泥発生率は除去BODの30~40%と言われています。導入後、従来通りの汚泥引抜を続けるとMLSSが低下するため、注意が必要です。Q 悪臭抑制の理由は?A FJPSは24時間連続運転であり、高効率に酸素供給が行われているため、嫌気環境を改善し、悪臭(硫化水素、アンモニアなど)発生を抑制します。通常、流量調整槽では沈降防止のための撹拌目的で曝気していますが、酸素不足であるため、悪臭が発生しやすい嫌気環境となっています。Q 導入後のメンテナンスは?A 日常管理範囲内での動作確認以外では1年毎の定期点検をお勧めします。設置環境条件により異なりますが消耗品は1年~2年で交換となります。
Page 6:【FZC】 ~特殊セラミック・フィルザイム~≪油脂分の対処にお困りの現場施設管理者さまにお応えするシステムのご提案≫≪FZC とは≫●粘土及び珪石を主成分とした無機質連続多孔質性セラミックに自然由来酵素含有製剤を混合・固定化し、さらにシランカップリング処理をした特殊セラミックです。●セラミックの優れた油脂吸着能力を活かしながら、酵素の持つ油脂分解能により、セラミックに吸着された油脂分の分解処理が可能です。●無機質連続多孔性セラミックの気孔径、表面積及び保水性、通気性等の物理的特性により、バクテリアの担持体としての能力に優れています。●シランカップリング処理を行った場合、表面電位がプラス側にシフトし、通常では非常に結びつき難い有機材料と無機材料の仲介役として働きます。●マイナスの電位を持った微生物を多く固定化できるため、油脂分の吸着分解だけでなく、有機物に対しても高い処理能力を発揮します。●FZCは厨房除害施設では多数の実績(H9~)があります。油泥消化槽を設置して吸着分解し、汚泥がほとんど出ないシステムが可能です。●FJPSと組み合わせることで、油脂分、有機物に対して高い処理効果を発揮します。FZCタイプ一般的なセラミック表面電位 230 mV微生物や浮遊物質と強力に引き合う微生物や浮遊物質と反発表面電位-20 ~ -30 mV特許登録済油脂分に強い処理方法を検討したい排水処理量や流入負荷の増加に対応したい排水の負荷変動に強く、安定した処理をしたい余剰汚泥やフロス汚泥の発生量を低減したい環境規制(悪臭防止、排水規制など)の強化に対応したい工期が短く、改造の少ない設備を検討したい運転管理を簡単にしたい無機質連続多孔質セラミック 特殊セラミック・フィルザイムFZCFZC セラミックセラミックーー----------------------------≪FJPS FZC の処理フロー≫≪FJPS FZC の効果≫●流量調整槽に設置したFJ装置により、原排水に濃縮酸素を供給し、循環処理を行うことで処理環境が整い、高効率微生物処理が可能です。●生物処理槽の前処理として運用するため、既存施設の大幅な改造は必要ありません。●基本的に薬剤等は使用しません。供給するのは酸素であるため、後段の生物処理槽への悪影響はありません。●微生物活性を高めて処理するため、設置水槽では微生物活動が可能な環境条件(pH、水温など)であることが必要となります。●油脂含有排水の処理●微生物処理の促進作用●生物処理槽への流入負荷軽減●生物処理槽の処理能力の安定●余剰汚泥発生量の削減●悪臭等の発生を強力に抑制●難分解性物質の易分解化(オゾン利用時)FJPSFJPS設置状況 FZC設置状況流量調整槽FZC処理槽接触酸化槽放流槽原排水下水放流解決
Page 7:≪FJPS FZC の効果 事例≫●高濃度廃液の前処理施設●厨房排水対策高濃度廃液をセラミック吸着剤でろ過後、FZCで生物処理し既設排水処理施設へ送水。また、FZC分解槽内でFJPSを併用することで、より酸素が供給され、生物処理の促進と好気環境を維持します。原水槽 放流槽セラミック吸着塔既設排水処理施設FZC分解槽 FJPS① ② ③オフセット印刷工場0.4 m3/日、バッチ処理(7日間)BOD (mg/L)n-Hex (mg/L)40,600① 原水450,00022,500② ろ過水170,00080③ 処理水20厨房除害施設(設置後5年間の平均値)90 m3/日、FZCによる油脂吸着分解処理、下水道放流BOD (mg/L)SS (mg/L)1,250340 ~ 4,400原水53085 ~ 1,91013020 ~360処理水7210 ~ 36090%減少変化86%減少n-Hex (mg/L)75090 ~ 2,700152 ~ 27 98%減少●処理施設の能力増強 BOD容積負荷を高めることができ、流入負荷増加および一時的な流入負荷変動への対応が可能です。●加圧浮上処理に代わる処理 油脂吸着分解性に優れたFZC(セラミック)により、従来困難であった高濃度油脂の処理に対応可能です。●汚泥発生量を大幅削減 処理時に発生するスカム等も同時に分解するため、汚泥の発生量を抑えます。40,60022,500170,00080 20原水 ろ過水 処理水 原水 ろ過水 処理水450,000BODBOD(mg/L)(mg/L)n-Hexn-Hex(mg/L)(mg/L)1,250130原水 処理水BODBOD(mg/L)(mg/L)72原水 処理水530SSSS(mg/L)(mg/L)15原水 処理水750n-Hexn-Hex(mg/L)(mg/L)≪FZC についての Q&A≫Q 納入実績は?A 厨房除害施設では平成9年より約40件、工場排水処理施設では2件の実績があります。(H24.10現在)Q 定期点検、フィルザイムの消耗割合は?A 定期点検は1回/年、フィルザイムの消耗は5年で10%程度です。特別な日常点検や定期的な薬剤投入などは不要です。補充は定期点検等でフィルザイムの消耗状況を確認しながら、目減り量を個数に換算して追加することで対応可能です。また、逆洗や薬品等による洗浄は不要です。Q FZCカプセルの強度は?A 耐衝撃性、耐薬品性に優れた素材を使用しています。自動車の部材としても採用されており、カプセル同士の衝突により破損することはありません。また、カプセルを固定している結束バンドも耐候性のあるものを採用しています。Q カプセル(球体)タイプにする必要性は?A 球体ケースに充填して設置することが長期間の性能維持に不可欠です。これまでの様々な経験から、消耗速度の抑制、接触効率の維持のために辿りついたのが球体ケースへの充填です。固定床のケーシングにフィルザイムそのものを投入設置した場合、曝気及び発生した水流によりフィルザイム同士が擦れて消耗が速くなります。さらに摩耗する中で、フィルザイム同士が密に詰まり、排水と接触する面積が減ることから接触効率が悪化して、処理性能が低下します。Q 油脂分の吸着と分解とは別工程?A フィルザイムは吸着しながら分解します。曝気により、排水をフィルザイムに接触させて油脂分や有機物を吸着します。吸着した油脂分はフィルザイムに含まれる酵素が触媒として働き、油脂分解を行います。この機能が継続的に行われるため、排水中に設置したままで永続的に処理が出来ます。Q 酵素の作用は?A フィルザイムに吸着した油脂分を分解する際の触媒として作用します。酵素はフィルザイム原料に混合し、その後、焼成しているため、フィルザイムに包まれるようにして固定されています。触媒は接触する周りの物質の化学反応を促進あるいは抑制する物質であるため、反応の前後で増減はありません。そのため、フィルザイムに含まれる酵素が減少することはありませんので永続的に油脂分解能力が維持されます。
Page 8:Q 油脂分の種類による能力差は?A 微生物分解出来る種類のものであれば問題ありません。食品工場から出る油脂分(動植物性油)のように微生物分解出来る種類のものであれば処理が出来ます。Q フィルザイムの能力を阻害する要因は?A 設置条件や水質による阻害要因はあります。設置条件としては設置水槽面積の60%以上にフィルザイムを敷設する必要があります。これは排水との接触効率を最適化するために不可欠です。さらに、槽内の水を流動させ、酸素を供給するために散気装置等による曝気も必要です。曝気強度の最適条件としては4程度となります。水質としては排水中に界面活性剤や凝集剤等の高分子成分が含まれている場合、分解に時間がかかるため、前処理で低分子化することが必要となる場合があります。特殊な条件下でのご利用の場合、事前にご相談下さい。Q 余剰汚泥の発生量はどの程度?A 汚泥転換率としては10%程度です。一般的に排水処理施設での汚泥転換率は除去BOD量の30%程度(下水処理場40%)と言われています。厨房除害施設での実績からは余剰汚泥発生量はほぼゼロで運用可能となります。(下水放流時、汚泥貯留消化槽による処理工程を含む場合)河川放流時は沈殿槽で固液分離を行うため若干の余剰汚泥は発生します。Q 臭気対策は必要?A 原水種、設置環境により必要となります。フィルザイムは好気条件下で処理を行うため、酸素不足による悪臭発生はありませんが、原水由来の臭気が発生する場合は対策が必要となります。また、厨房除害施設等のように狭小、密閉空間に設置する場合、吸排気設備や脱臭装置を併設する必要はあります。≪FZC についての Q&A≫ ≪その他の処理装置等≫アルカリ性排水の中和(炭酸ガス)pH処理装置PCタンク アオコ対策夏期のアオコ発生抑制(フォームジェット オゾンガス)管理釣り場 貧酸素対策装置アオコ発生抑制、酸欠対策(フォームジェット 濃縮酸素)フォームジェット 6台地下水揚水処理によるVOC除去VOC除去装置海域 貧酸素対策夏場の貧酸素水塊の発生抑制(フォームジェット 濃縮酸素)酸素供給、泡沫分離処理魚介類飼育システム無機系凝集剤処理無機系凝集剤 YBMax修景池 アオコ対策夏期のアオコ発生抑制(フォームジェット オゾンガス)