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金属積層造形プロセスシミュレーションソフトウェア「Simufact Additive」
製品カタログ
一回の金属の積層造形で正しい形状を得る ためのプロセスソリューション
積層中の製品には変形が発生するためトライアンドエラーが必要となります。そのため、製造に活かせない膨大な時間とコストが必要となり、金属の積層造形のメリットを活用できない大きな障害となっています。
Simufact Additiveは積層→HIP処理(熱間等方加圧法)→ベースプレートやサポートからの除去にいたる工程全体で起こりうる変形を造形機で製作する前に予測し、解決することを目的としたソリューションです。
このカタログについて
ドキュメント名 | 金属積層造形プロセスシミュレーションソフトウェア「Simufact Additive」 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.3Mb |
取り扱い企業 | Hexagon Manufacturing Intelligence (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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金属積層造形プロセスシミュレーションソフトウェア
Simufact Additive
Simufact Additiveとは……一回の金属の積層造形で正しい形状を得る
ためのプロセスソリューション
積層中の製品には変形が発生するためトライアンドエラーが必要となります。そのため、製造に活かせない膨大な時間とコス
トが必要となり、金属の積層造形のメリットを活用できない大きな障害となっています。
Simufact Additiveは積層→HIP処理(熱間等方加圧法)→ベースプレートやサポートからの除去にいたる工程全体で起こり
うる変形を造形機で製作する前に予測し、解決することを目的としたソリューションです。
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金属の積層造形における典型的な課題
ビジネス面: 技術面:
◦ 長時間にわたる造形機の運転コスト(造形機の占有と動力 金属の積層造形には、以下のような異なる重要性を持つ様々な
によるコスト) 要因が影響します。
◦ 造形機の稼動率(積層実験を行うことによる造形機の生産
性の低下) ◦ 製造方法による差異
◦ 高コストな材料 ◦ 積層過程における造形機の固有の影響による差異
◦ 材料特性による差異
金属の積層過程で、多くのパラメータが造形機にインプットされ
ます。それらすべてが最終製品の形状に重大な影響を及ぼしま
す。
部品の製造を開始する前に以下のような問題について予め考慮
しておく必要があります。
◦ どこに、どんなサポートを配置し、どの順番でどのように切
除すればよいか?
◦ 造形物に対して、どの方向で積層すればよいか?
複雑な相互作用が製品の品質を損なうことに繋がります。
製品の工程設計が不適切な場合、設計と異なる形状で製造さ
れたり、場合によってはクラックなどにより積層そのものが失
敗することさえあります。その要因としては以下のようなものが
挙げられます。
…変形
…残留応力
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Simufact Additiveが解決す Simufact Additiveによる課
る課題 題の達成
Simufact Additiveは、金属の積層造形シミュレーションに対す コストのかかる積層実験は、シミュレーションで置き換えること
る強力かつ拡張性のあるソフトウェアソリューションです。 が可能に
Simufact Additiveは、一回の金属積層造形で設計通りの製品 Simufact Additiveによる積層シミュレーションで時間とコスト
を製造するため、以下を行います。 を節約:
◦ 最終的な形状変形の算出と変形の最小化または、回避 ◦ 積層から各種後処理までのプロセス設計にかかる時間の
◦ 残留応力の最小化 劇的な削減
◦ 積層方向の最適化 ◦ 製造の前段階での様々なバリエーションの試作
◦ サポートの最適化 ◦ 市場に出すまでのリードタイムの短縮
◦ 熱処理後やその後に続くベースプレートおよびサポートの ◦ 人や造形機の稼働率・生産性の向上
除去による製品の状態 ◦ 材料やエネルギーのコストの抑制
◦ クライテリアに基づいた欠陥・不良を明示
Simufact Addit iveの初回のリリース版では、粉末焼結積
層造形 (SL M)、ダイレクトメタルレーザー焼結 (DML S)﹑
Laser CUSING®、電子ビーム積層造形 (EBM) などを含むパウダ
ーベッド方式での製造に特化しています。
レーザーメタルデポジション方式に関しては、S i m u f a c t
Weldingを利用して行います。
マクロ的な視点からのアプローチのシミュレーションにより、数
分の計算で変形と応力の正確な予測ができます。
Source: Renishaw
Simufact Additiveは以下の工程を含むプロセスチェーンのシミ
ュレーションが可能です。
◦ 積層
◦ 熱処理 / 応力解放プロセス
◦ HIP処理(熱間等方加圧法)
◦ サポートとベースプレートの切除
金属の積層造形のプロセスチェーン
金属積 ベース
トポロジー 層造形シ
最適化 設計 ミュレーシ 熱処理 プレート/
サポートの HIP 機械加工 表面処理 応力&
疲労解析
ョン 除去
フィードバック
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Simufact Additiveが業
界をリードするさらなる
5つの理由
問題解決力
Simufact Additiveは金属の積層造形における最も
重要な課題を解決:
① 変形の最小化 / 回避
② 残留応力の最小化
③ サポート構造と積層方向の最適化
強力なコンセプト
Simufact Additiveによるマクロスケールからミクロ
スケールまでのアプローチにより、極めて高速な積
層過程の構造計算から最高精度の完全な熱-構造 金属の積層造形のシミュ
連成のトランジェント解析まで一つのソフトウェア
で行える機能を今後開発していきます。 レーションに対するクラ
ス最高のGUI
用途に特化したソフトウェア
Simufact Additiveは金属の積層造形の積層過程 クラス最高のGUIによる、Simufact
のシミュレーションに特化したソフトウェアソリュー
ションです。 Additiveの使いやすさ:
◦ 直感的でユーザーフレンドリーな仕様
◦ 使いやすさを重視し、少数のアイコンのみを配置
クラス最高のGUI ◦ 設定したい項目や部材を直接右クリックで編集可能
◦ 製造方法や造形機ごとに特有な設定のダイアログを設置
Simufact AdditiveのGUIは直感的でユーザーフレン ◦ 複雑な形状のモデルのサポート
ドリーで非常に使いやすいソフトウェアです。 ◦ 実際の金属の積層造形のワークフローに沿ったGUI
フレキシブルなGUIコンセプトで、造形機や積層過
程ごとのダイアログが実際のワークフローに沿った
形で配置されています。
先進的なテクノロジー
Simufact Additiveは、MSCにおいて数々の実績の
あるMarcを基盤としたテクノロジーを使用してお
り、以下のような特長があります。
◦ トップクラスの非線形数値解析
◦ 幅広い物理現象をカバー
◦ 金属の積層造形専用にカスタマイズされたソル
バー
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