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UVの功罪 ~殺菌力と有害性のジレンマ~
紫外線の有害成分を精度良く、且つ正確に測ることができます。
UV-C、正家なUV測定が可能な、高速分光測光器CAS140D。
ご不明点ございましたら、お気軽にご連絡下さい!
このカタログについて
ドキュメント名 | 紫外線照射光の評価に最適! 高速分光測光器CAS140D |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 893.5Kb |
取り扱い企業 | コニカミノルタジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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高速分光測光器
CAS140D
Array Spectroradiometer for UV light measurement
紫外線照射光の評価に最適!
1 UVの功罪 ~殺菌力と有害性のジレンマ~
紫外線は従来の殺菌や消毒に加え、ウイルスの不活性化という面でも最近注目が集まっています。
なかでも280nm未満の光はUV-Cと呼ばれ、強い殺菌作用があることで知られます。
しかし一方で、UV-Cは生体への破壊性が強く、皮膚の炎症やがんなど人体への
悪影響があることも確認されています。
100nm 280nm 315nm
つまり、殺菌力を求めるあまり、有害な光を浴びる可能性があり十分注意しなく
てはなりません。UV光源の製品企画や開発にあたっては、人体への影響を理解 UV-C UV-B UV-A
した上でモノづくりを進める必要があるでしょう。
VS 殺菌力のピーク
有害性のピーク
200nm 300nm
そこで必要になるのが分光スペクトルの確認です。高速分光測光器CAS140Dは、
ポリクロメーターの弱点である電気的ノイズや迷光を改善したことにより、
紫外線の有害成分を精度良く、且つ正確に測ることができます。
2真実を探る ~正確なUV測定を可能に~
●電気的ノイズの軽減
-10℃までセンサーを冷却することにより、暗電流を1/128まで 冷却なし
低減しました。高度なアナログ回路技術と相まって高いS/N比を 冷却あり
達成し、これまで「見えなかった光成分」を炙り出します。
●光学的ノイズの軽減
ポリクロメーター特有の光学的ノイズを高度な補正技術を適用
することで、モノクロメーターに匹敵する検出精度を実現。
右図のUV-C・LEDの測定では放射強度の精度が約4%(従来比)
更に迷光が抑えられたことで重心波長が約0.8nmシフトし、 補正なし
測定精度の向上がみられました。
「迷光補正」を適用することで、 補正あり
ダブルモノクロメーターに匹敵する (ダブルモノクロメーター相当)
検出精度が得られます!
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3ハイパワーの守備
~「てっぺん」から「つま先」まで~
紫外線を活用した用途において、その効果を最大限発揮させるため
に可能な限り強い光を照射したい、というニーズがあります。 ピークが飽和!
しかし一方で、放射強度を測定しようとすると出力オーバーで測れ
なかったり、市販の減光フィルターでは絶対値精度が損なわれると ノイズが多い!
いった課題がありました。
●低輝度から高輝度まで。広範囲の測定が可能に
CAS140Dでは、本体に4枚の減光フィルターを内蔵し装置が自動
で判別します。更に各フィルターは分光透過率が校正されているた
め精度への心配もありません。測定後にスペクトル結合機能を適用
するとピーク先端からベースラインまで広域の分割測定が行え、高
出力の光源でも「てっぺん」から「つま先」まで正確に測れます。
波長(nm)
他にも様々なニーズにお応えします!
配光特性 電気的特性 温度特性
仕様
高速分光測光器 CAS140D-157U1B
波長範囲 200 - 830 nm CCD冷却温度 -10℃ (電子冷却)
検出器 裏面照射型CCD 積分時間 4ミリ秒 ~ 65秒
ピクセル数 1024×128 ダイナミックレンジ 37000:1
スペクトル半値幅 3nm 直線性 ±0.5%以下
測定波長ピッチ 0.65nm 迷光 5×10-5 ※レーザー光・標準
波長正確さ ±0.2 nm 感度(放射照度) 1×10-8 ~ 100W/m2/nm
デモ機もご用意しています。お気軽に下記へご相談ください!
sensing@konicaminolta.jp