導入事例　色彩と光沢を同時測定で生産性向上　分光測色計CM-26dG

分光測色計CM-26dG 高品質な外観評価の用途に分光測色計を活用 色と光沢を同時測定で生産性向上 三光化成株式会社 課題・背景 解決策 導入効果 測定比較サンプル数の増加に伴い測定 色と光沢の同時測定が可能な機器を導 作業性が改善されたことで生産性向上 時間も増加 入することで測定時間が大幅に短縮 に繋がり、より多くのサンプル比較が 可能に 自動車内装用樹脂部材のマスター基準板との比較測定 取材に訪れたのは、同社の 2016年に設立された広島の新工場。自動車内装 用の樹脂部材を「製品設計・解析」－「金型設計・製作」－「加工・組立」－「検 査・出荷」までの一貫したシステムで管理。長年培ってこられた射出成形/ 金型技術とCAE解析/設計技術をベースに、最新鋭の成形機と自働化機器、 工場設備により高品質な製品を生産されている。 自動車 Tier1企業から委託を受けた内装部材を指定のマスター樹脂プレート 見本（シボ付き）と見た目が合うように、樹脂材料メーカーと摺合せの上、 自社製作の金型で樹脂成形品を試作。 その際にマスター基準版の色と成形品との「見た目の色の差」、「光沢」の 評価をされている。また、量産後において色ずれが生じていないかについて マスター基準板と内装樹脂成形品 も、日々、定期的にロットでの抜き取り検査も実施されている。 従来機 CM-2600dと GM-268Plusの測定ワークフロー これまで『色』の測定は「分光測色計 CM-2600d」、『光沢度』の測定は「光沢計 GM-268Plus」で測定サンプルを評価。 （『色』は正反射光を除いた見た目の色評価SCEによる色差 E*ab、『光沢度』は60°光沢でのチェック） 具体的には、樹脂材料メーカーと色艶出しの摺合わせによって決定された樹脂成形品の3箇所の評価ポイントを下の画のように それぞれの測定器を入れ替えて測定。 尚、測定の再現性を上げるために同一箇所を3回ずつ色測定されていた。 【具体例】 １．色は3箇所を3回ずつ測定で約50秒 ２．測色計と光沢計の入れ替え作業で約10秒 ３．光沢度は3箇所を1回ずつ測定で約30秒 →トータル約90秒 CM-2600dで色を測定 GM-268Plusで光沢度を測定

三光化成株式会社事例 分光測色計 CM-26dG 色と光沢同時測定により、大幅に作業効率が改善 新しく導入したCM-26dGにより、『色』と『光沢』の同時測定が可能になった 為、これまで約90秒要していた測定時間が約30秒と約1/3にまで短縮され、大 幅な作業効率アップとなり、生産性が大きく向上。 他にも従来機では『色』と『光沢』の測定箇所の測定位置ずれが課題にあっ たが、色と光沢度が1台で同時測定が可能になったことで、同一ポイントの測 定評価もスムーズになり、煩わしい位置合わせの作業も不要になった。 さらに、CM-26dGはピアノブラックのような黒色の測定精度も従来機に比べて C M-26dGによる色と光沢度の同時測定 向上され、自動車内装材などに多い黒色の高品質な色管理も活用できるよう ワワーーククフフローのになった。 ローの 比比較較 機器入替えと位置合わせ 安定したクオリティーを実現する世界レベルの品質システムの測定・検査 三光化成株式会社様は、「製品設計」－「試作」－「量産前」までのプロセス初 分光測色計 CM-26dG 期段階から品質保証を構築し、お客様の要望に応え、優れた技術面からの対 di:8°、de:8°光学系 策検討により発生防止型の品質管理活動を実施されている。 SCI/SCE自動切換え 測定径　 色：Φ8mm/Φ3mm また、クオリティーの証である品質保証国際規格「ISO9001」をいち早く取得さ 　　　　 光沢：10x7mm/Φ3mm れ、これまで育まれてきた経験と技術による品質保証から更なる高みを目指 測定波長 360-740nnm/10nmピッチ ■色と光沢の同時測定 す中、CM-26dGも測定・検査の一環で活用されている。 ■圧倒的な測定スピードを実現 ■ポータブル最高レベルの器差、繰返し性 ■黒色も高精度に測定可能 三光化成グループは精密機器・自動車・衛生機器・電子機器・ その他メーカー各社オーダーメイドのプラスチック製品を提供 するプラスチックトータルメーカーである。 国内生産 10拠点と海外生産 3拠点との連携により、受注から 設計、製造、組立、完成までの効率をより一層強化し、コスト の削減、品質の高精度化をさらに推し進めるために、企業力の 「グローバリゼーション」を実践されておられる。 ご協力：三光化成株式会社　中島様　千葉様 ● ここに記載の内容、仕様および外観は、都合により予告なしに変更する場合があります。 ● 会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。 お問い合わせ先は下記まで センシング事業部 東京営業所 大阪営業所 〒105-0023 東京都港区芝浦1-1-1 TEL 03-6324-1010 (代) 〒550-0005　大阪市西区西本町2-3-10 TEL 06-6110-0550 (代) 名古屋営業所 福岡営業所 〒460-0008 名古屋市中区栄2-9-15 TEL 052-229-4651 (代) 〒812-0007　福岡市博多区東比恵1-2-12 TEL 092-415-3518 (代)