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スキャン式障害物検知センサのパイオニア
● LED(λ=880nm)光線により半円状のフィールドをスキャンし、対象物との距離計測とそのステップ角度により座標を計算し、設定されたエリア内の障害物を検出するセンサです。
● スキャン角度(検出エリア)は180°。
このカタログについて
ドキュメント名 | 測域センサ【エリア設定タイプ】PBS-03JN |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 880.8Kb |
関連製品 | |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 北陽電機株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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測 障害物検知用光電センサ
域 PBS-03JN
セ
ン
サ
スキャナ式障害物検知センサの
パイオニア
型式/品コード
種類 型式 品コード
検出エリア設定タイプ PBS-03JN RPBS101
オプション・アクセサリ 注 )Windows7、8、8.1、10 で USB-RS232C 変
換をご使用の際、変換器の相性問題により動作
種類 品コード しない場合がありますので、「株式会社バッファ
ロー 型式:BSUSRC シリーズ」、「株 式会社
PBS 用 RS232C 接続ケーブル UZ00002 LINEEYE 型式:LE-US232BS」をご使用下さ
い。尚、弊社のテスト環境での結果であり、全
てのパソコンでの動作、および機能を保証する
ものではありません。
特徴
● LED(λ= 880nm)光線により半円状のフィールドをスキャンし、対象物との距離計測とそのステップ
角度により座標を計算し、設定されたエリア内の障害物を検出するセンサです。
● スキャン角度(検出エリア)は 180°。
検出エリアの設定は 最大15パターンの
パソコン(RS-232C)操作により設定可能 検出エリア切換えが可能
外部からのビット入力により、あらかじめパソ
コン操作で設定された検出エリアの切換えが
可能です。検出エリアはパソコンを使って自由
に作成することができ、検出エリアごとに3 段
階出力の検出距離を設定できます。
システム構成
2m以下 検出保証範囲
スキャン設定
可能範囲
PBS
電源・
入出力
台車制御装置 AGV
注)100 ステップでスキャン角度 180°です。
RS086
0.2~3m
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PBS-03JN 測
域
使用例 セ
自動搬送車の障害物検出 天井走行台車の接近警報 ン
進行経路にある障害物を未然に認識する事により、
迅速な回避行動が可能となります。 サ
仕様
種 類 検出エリア設定タイプ
型 式 PBS-03JN
品 コ ー ド RPBS101
電 源 電 圧 DC24V(使用電圧範囲 18 ~ 30V、リップル 10%以内)
消 費 電 流 250mA 以下(発光停止時 100mA 以下)注 1)
光 源 赤外 LED(波長 880nm)
検 出 物 体 白ケント紙 300mm □(センサ投・受光面に対して平行に設置)
検 出 範 囲 0.2 ~ 3 × 2m(原点はスキャン中心位置)。ただしスキャン角度 180°以内
エ リ ア 出 力 1 の 設 定 ポインタ最大 7 点で光軸方向に 0 ~ 6 mまで自由に設定
の 設 定 出力 2・3 の設定 正面方向に直線設定、光軸方向に扇形設定、出力 1 のポインタに対する%設定
2 スキャン動作モード(各検出エリア設定時、出力 1 ~ 3 に単独指定)
連続 2 スキャンの検出で障害物有りを判定、通常動作時は 1スキャンで検出判定
ミラー反射回避モード(各検出エリア設定時に指定 )
動 作 モ ー ド 20m 遠方の高反射物体を誤検出しにくくします。ただし 3m 位置での最小検出
幅は 400mm と大きくなります。
低速スキャンモード(ソフトウェア SW により設定 )
スキャン時間 110ms(通常動作時 100ms)通常動作の PBS との相互干渉に
よる応答遅れを 1スキャン以内にします
ヒ ス テ リ シ ス 検出距離の 10%以下(60mm より小さくなりません)
出 力 フォトカプラ・NPN オープンコレクタ出力(DC30V 50mA MAX.)
出力 1・2・3:エリア内検出で出力 OFF、故障出力:正常時出力 ON※
入 力 フォトカプラ入力(アノードコモン、各入力電流 4mA 以上) 設定検出エリアの切換えを行います
検 出 エ リ ア 設 定 入力 1・2・3・4 でエリア No. の設定
入力 1・2・3・4 を全て ON で発光停止(OFF:H レベル入力、ON:L レベル入力)
通常動作モード:189ms 以下 ( スキャン時間 100ms /1回転 )
出 力 応 答 時 間 低速スキャンモード:200ms 以下 ( スキャン時間 110ms /1 回転 )
2 スキャン動作モードの場合は上記に各スキャン時間を加えた値
注)エリア切り替えを行うとき最大 1スキャンの時間さらに遅れます。
入 力 応 答 時 間 入力取込み周期:1スキャン時間(100ms または 110ms)
(ただし外部入力より発光停止状態選択時は入力取込み周期 1msです)
表 示 灯 電源表示灯(緑):電源 ON 時点灯、故障認識で点滅
出力 1・2・3 表示灯(橙):エリア内検出で点灯
接 続 ケーブル引出し式 1m
使 用 周 囲 照 度 注 2) ハロゲン・水銀灯:10,000lx 以下、蛍光灯:6,000lx 以下
使 用 周 囲 温 度 -10 ~+ 50℃
RS087
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測
域 PBS-03JN
セ 使 用 周 囲 湿 度 85% RH 以下(但し、結露・氷結のないこと)
ン 耐 振 動 10 ~ 55Hz 複振幅 1.5mm X、Y、Z 各方向 各 2 時間
耐 衝 撃 490m /s2 X、Y、Z 各方向 各 10 回
サ 保 護 構 造 IP64(IEC 規格)
ケ ー ス 材 質 ケース前面部:ポリカーボネート、ケース背面部:ABS 樹脂
質 量 約 500g
※故障出力が出ると、出力 1 〜 3 の全ての出力は検出を示す状態になります。
注 1)入・出力端子電流と突入電流(500mA)を除く。 注 2)太陽光など強い光を直接受けた場合は、誤出力する場合があります。
★弊社ホームページよりエリア設定ソフトをダウンロードできます。
★別売にて RS-232C 接続ケーブル(UZ00002)をご用意しています。別途お問い合わせください。
注 意 本製品は安全対策カテゴリに対応した機器ではありません。
注 意 本製品は屋内仕様です。屋外でのご使用は、上記仕様を満たさない場合があります。
検出エリア図
● 直線設定 ● 扇形設定 ● 割合(%)設定
出力1
出力2
出力3
PBS PBS PBS
注)本製品はスキャン中心位置を基準に検出エリアを表します。
接続
● 入・出力回路 ● 外部接続表
出力1,2,3,
故障出力 線色 信 号
主回路 負荷 + 黒 出力 1
負荷電源 白 出力2
COM- - 白(青) 出力3
橙 故障出力
灰 出力コモンマイナス
赤 入力コモンプラス
COM+
緑 入力 1
1kΩ 入力1,2,3,4 黄 入力 2
4.7kΩ または 紫 入力 3
1kΩ 白(黄) 入力 4
茶 + VIN(DC24V)
4.7kΩ
青 - VIN
+VIN
電源回路
-VIN 黄(赤) シリアル入力( RXD)
黄(緑) シリアル出力(TXD)
黄(黒) シリアル GVD
注 1)( )内の色は両面ライン印刷のインクの色を表
しています。
注 2)使用しない入力線は、オープンもしくは入力コモ
ンプラス(赤)に接続してください。
使用しない出力線は、オープンもしくは出力コ
モンマイナス(灰)に接続してください。
注 3)入出力方向は本製品(PBS)を基準に記載して
います。
RS088
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PBS-03JN 測
域
入力と選択エリア セ
フォトカプラ入力(アノードコモン、各入力 ON 電流 4mA)の設定により、検出エリアの切換えを行います。 ン
● 検出エリアの切換え
入力 1・入力 2・入力 3・入力 4・入力 5 でエリアナンバーを設定します。 サ
また入力 1・入力 2・入力 3・入力 4・入力 5 を全て ON に設定すると発光停止となります。
入力 1 入力 2 入力 3 入力 4 エリアパターン 入力 1 入力 2 入力 3 入力 4 エリアパターン
ON ON ON ON 発光停止 ON ON ON OFF エリア 8
OFF ON ON ON エリア 1 OFF ON ON OFF エリア 9
ON OFF ON ON エリア 2 ON OFF ON OFF エリア 10
OFF OFF ON ON エリア 3 OFF OFF ON OFF エリア 11
ON ON OFF ON エリア4 ON ON OFF OFF エリア 12
OFF ON OFF ON エリア 5 OFF ON OFF OFF エリア 13
ON OFF OFF ON エリア 6 ON OFF OFF OFF エリア 14
OFF OFF OFF ON エリア 7 OFF OFF OFF OFF エリア 15
注)OFF は DC24V(H レベル入力)、ON は 0V(L レベル入力)に接続してください。
外形図
218°
PBS-03JN (視野角)注)
注)検出範囲は180°です。
受光窓 受光軸中心
2-M4 深さ7
0.5
投光窓
投光軸中心 2 31(スキャナ中心) 54
66
表示灯 75
(70)
取付時の注意事項
❶ 19m 以上先にミラーや鏡面の反射板があるとき、 ❹ 床面からの取付高さは、60mm 以上としてくださ
誤動作する可能性があります。その場合センサを い。センサビームの広がりは、投光軸から1m の
上下方向に 6° 傾けて取り付けてください。 場合φ 50、2m の場合φ 80(参考値)です。
床面は水平とします。また段差がある場合は段の
高さから 60mm 以上としてください。
6°傾ける
PBS
❷ 本製品の取付は、投・受光窓を塞いだり、視野を 100mm
遮らないように行ってください。
センサ底面より60mm
❸ ノイズやサージ誘導を受けないように主回路や高圧 床
電線、負荷線とはできるだけ離して配線してください。 3m
その他の注意事項
❶ 走査方向は TOP-VIEW で反時計回りです。
❷ 光軸調整について
機械軸に対する光軸のずれは、水平角で ±0.9°、上下角で ±2° です。検出位置をシビアに規制する場合は調整機
構をつけてください。また、使用前に光軸調整と動作確認を行ってください。
RS089
16.5 30.8
11
60
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測
域 PBS-03JN
セ 補足説明
ン ❶ 制御出力のエリア設定
サ ● パソコンで(RS-232C のケーブル接続にて)現在のリアルタイムの検出状態を確認できます。
図 -1のように が検出物体を検出している状態です。
● 従来の光電センサのようなボリューム調整ではなく、制御出力エリアをパソコン上で、自由に作成できますので、
現場での制御出力エリアの設定が簡単です。また、リアルタイムの検出状態を確認しながら、現場状況に合わせ
た制御出力エリアの設定も可能です。
エリア作成はマウスポインタ 7点にて自由に作成可能です。「□」(十字マーク)のカーソルをドラッグ&ドロップし
てエリア設定ポイントを原点から検出したい位置までの検出エリアを描画します。
● 原点から「▽」にて制御出力エリアが作成できます。
「 ▽」(上下マーク)をドラッグ&ドロップして、制御出力エリア1、2、3の割合を決めます。
(図 -1)
4m
3m
出力エリア1
2m
1m 出力エリア2
3m 2m 1m 0m 1m 2m 3m 出力エリア3
❷ 無人搬送台車で使用する場合(代表例)
● 無人搬送台車にて使用する場合を例に説明します。
制御出力が3点ありますので、出力1=減速、出力2=再減速、出力3=停止と設定します。
センサの前に検出物体を検出すると、図 -3 のようにパソコン上に表示され、各制御出力が出力されます。
(図 -2:センサの前に検出物体なしの状態) (図 -3:センサの前に検出物体ありの状態)
4m 4m
3m 3m
2m 2m
1m 1m
3m 2m 1m 0m 1m 2m 3m 3m 2m 1m 0m 1m 2m 3m
❸ 監視・警告用として使用する場合(代表例)
● 人を入れたくない場所にて監視・警告したい場合、監視・警告用センサとしても使用できます。
制御出力 3 点を使用して、下記の通り設定します。
出力1=警告 1(警告灯の点灯)
出力 2 =警告 2(警告灯の点灯+音声警告)
出力 3 =警告 3(警告灯の点灯+サイレン+機器強制停止)
❹ その他のエリア設定(代表例)
● パソコンにて作成した検出エリアパターンを最大 15 パターンまで保存でき、外部からのビット入力により必要に応
じた検出エリアパターンに切換えることができます。下記のような検出エリアパターンも作成可能です。
3m 3m 3m 3m
2m 2m 2m 2m
1m 1m 1m 1m
1m 0m 1m 1m 0m 1m 1m 0m 1m 1m 0m 1m
RS090