マールドン　水切り用エアワイパー

Marldon Air Wipes マールドン エア ワイパー Marldon (Engineering Specialties) LTD. Denton, Manchester, England 深瀬商事株式会社 東 京 都 中 央 区 新 川 ２－２－２ 電話：03-3553-9531 FAX：03-3555-2730 E-mail：fukaseco@ja2.so-net.ne.jp http://www.fukase.co.jp 深瀬商事㈱ T.Fukase & Co. Ltd. － 1 －

電線製造工程の中でインラインプリンター、スパークテスタなどで水滴を排除する必要が あり、このために「エアワイプ」を用います。マールドン社は各種の電線用インライン装置 を製造しており、「エアワイプ」もその優れた性能でご好評を頂いております。 1．高速モデル 838 型 1．1 適応目的 線径８mm までの製品用で、水または低粘性 の液体を対象として線速約 1000m/分まで使え る、使用空気の量の少ないエアワイプです。 このモデルでは８個の吹き出口を櫛形に配置、 製品とのクリアランスを小さくとり、線とエアの吹 出ロが接触する場合も考慮したうえで、高速、 大量の液体を少ないエアで排除する目的に使 います。 1．2 構造（参考図） 本体はアルミ製のブロックを二個、二枚貝のように蝶番で連結した形で、線形に応 じ、隙間を調節する構造で、線通しのときにはこれを開きます。また、「こぶ」が通る ときには自動的に開きます。歯形の吹出口は線との接触に備えセラミックが埋込に なっております。 1．3 設置 本体の端面にフランジがついており、フランジのネジ穴で水槽に直接固定出来ます。 エアパイプは本体の上下部分のコネクタにナイロンチューブを繋ぎます。 どの型式でもエアワイパーを配管するときは、空気量を節約、調節のためバルブを 繋ぐことをお勧めします。 1．4 エア消費量 ： 約 0.43m3/分 （供給気圧 5.6kg/cm2 の場合） 1．5 寸法／重量 重さ 0.5kgs. 深瀬商事㈱ T.Fukase & Co. Ltd. － 2 －

2．オリフイス モデル 688 674 685 型 2．1 特長 a） 開口（オリフィス）を線径に、より簡単に 調節できます。 b） 騒音が少ない c） 「こぶ」に自動的に対応 2．2 種類／目的 線径（mm） オリフィス エア消費量 型 式 最小 最大 モデル (m3/分@5.6kg/cm2) 688/2 2.00-12.0 11 種類 0.085 - 0.28 674/2 3.00-20.0 11 種類 0.14 - 0.56 685/2 12.0-65.0 10 種類 0.35 - 1.41 電線、プラスチックパイプ等の押出し工程中の冷却水を吹き飛ばす部分に使用します。 このユニークな２個 のホイールを組 合 せにより、製 品 の直 径 に最 も適 当 なトンネル （オリフノス=Orifice）をつくり、最小のエア使用量で最大の効果を上げるように設計し てあり、当然オリフィスが小さければ小さいほどエアの消費は少なく、騒音も小さくなります。 オリフィスの大きさは製品径の 1.25‐2.0 倍辺りが最も効率的とされていますが、実際 上は線径の 3.0 倍くらいまで使用出来ます。 使用に際し、線径ごとに装置を取替えるような煩雑さはなく、ホイールを線径にあわせ 調整するだけです。 線速度はエアにより水滴がどの程度まではじかれるか、製品径とオリフィスの比等に より決定しなければなりませんが、大体 350m/分と考えてあります。 2．3 構造（参考図） ホイールは真鍮クロームメッキ製のホイールに溝をつけた形で、これを２個ギヤ状に 組合せたものです。サポート部はステンレス製です。 溝巾は 10-11 個のオリフィスを形作るように切ってあり、それぞれのオリフィス径が ついていて、数字は使用可能な線の最大直径を示しています。 2．4 設置 線が装置の真中を設置面に対し直角に通るように設置します。（図-1’A’参照） 線の「こぶ」等が通れば上ホイールが跳上り、すぐまた元に戻ります。 2．5 セッテング／操作 ホイールにある「数字」は通過できる最大線径を示します。不適当な数字にセットすると、 線の「ゆれ」や「たるみ」でホイール表面にきずをつけます。 ホイールを調節するには「蝶ナット」をゆるめホイールをブラケットから外し、両ホイール の数字が合うように廻します。セット後ナットを締めなおします。 使い勝手は右／左に変更可能です。図-2b、図-2d をご参照下さい。 図-2c，2d のような場合はバネを入れて使いますので、ご注文の時ご通知下さい。 深瀬商事㈱ T.Fukase & Co. Ltd. － 3 －

2．6 保守 吹出し口に「めずまり」が生じたときは、分解掃除が必要です。分解／組立は簡単に 出来ます。 2．7 寸法／重量 線径(mm) 寸 法 （mm） 重量 型 式 最小 最大 A B C D E F G H J K L (Kgs) 688/2 2.00-12.0 95 48 81 45 32 50 16 8 79 7 5 0.65 674/2 3.00-22.0 153 77 127 76 44 76 25 11 130 10 6 2.75 685/2 12.0-65.0 193 86 184 114 76 89 59 67 114 11 6 9.30 79 5 32 50 16 8 13 7 76 44 76 25 11 0 10 11 76 89 59 67 11 11 4 4 深瀬商事㈱ T.Fukase & Co. Ltd. － 4 －

3．ポスト モデル 115 150 型 3．1 特長 a） 「こぶ」に自動的に対応 b) エア噴出スリットを簡単に調節可能 c） ケーブル径によりポストを調節可能 d） 太径用ローラーを設置 3．2 種類／目的 線径（mm） スリットの長さ エア消費量 型 式 最小 最大 （mm） (m3/分@5.6kg/cm2) 115 -- ～115.0 33 0.23 59 0.42 98 0.73 124 0.95 150 -- ～115.0 56 0.33 92 0.56 128 0.73 164 0.95 3．3 構造（参考図） ポストは真鍮製硬質クロームメッキ製のパイプに長さの異なるスリットを切った形で、 これを開閉可能な２個のアーム上に固定したものです。アーム部はステンレス製で、 ローラーはプラスチック製です。 線径に応じポストのスリット長さを選び使用します。製品コード番号はそれぞれの最大 製品径を示します。 3．4 設置 装置は押出し機の冷却水槽にその一部として、図１a のように設置します。 図-１b のような設置が必要なときは、ポストを固定している底の６角ナットをはずし、 アームに付け替えます。 3．5 セッテング／操作 通常は製品をローラーの上を通過させて使用します。この装置の下部にあるクランプ を調節して、線径と合わせ固定します。ただこの時、製品とポストの間に水をはじきだ すクリアランスが必要です。線形に応じた適当なスリットを選んで下さい。 3．6 保守 吹出し口に「めずまり」が生じたときは、剃刀の刃などで掃除して下さい。 簡単に分解掃除が可能です。 深瀬商事㈱ T.Fukase & Co. Ltd. － 5 －

3．7 寸法／重量 深瀬商事㈱ T.Fukase & Co. Ltd. － 6 －