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カマタニ様 RFIDで制服レンタル管理・リネンタグ

事例紹介

このカタログについて

ドキュメント名 カマタニ様 RFIDで制服レンタル管理・リネンタグ
ドキュメント種別 事例紹介
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このカタログの内容

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RFIDで低コスト・高効率の制服レンタル管理を実現 ─カマタニの意外な活用術の真相は 業務効率/省力化を担う仕組みのひとつとして注目されるRFID(Radio Frequency IDentification)。一般的なバーコードのように一つ一つスキャン して読み取るのではなく、無線通信によって複数のRFタグをまとめて読み取るこ とができるため、手間と時間を大幅に削減することができる。そのため、今後も 様々な場面で利用が広がるものと期待されている。 本記事では、RFIDを用いた事例として、制服の企画・製造・販売を行う、カマタニ のケースを、同社 東京営業所 営業1課の佐々木泰子氏に伺ったので紹介する。 急遽訪れたトレーサビリティと 在庫管理のミッション カマタニ 東京営業所 営業1課 佐々木泰子氏  しかし、今回のシステム開発に際してはかなり綿密な打ち合わせが行 なら制服は、業務の専門性が高ければ高いほど、それ自体が“身分証明”  1919年(大正8年)創業のカマタニでは、学生服から企業向けの制服、 用・管理面を考慮すると業務効率が大幅に改善できることに気づいたと われたという。カマタニとしては、制服のレンタル提供は今回が初めての の代わりとなりうるからだ。 そしてイベントなどで使用される衣装など、多種多様な制服の製造・販 いう。 試みということもあり、日栄インテック側も要件定義やそのヒアリングを  例えば、イベント会場で警備員の制服を着ていれば、立ち入り禁止区 売を行っている。  「バーコードでは、スキャナで一つひとつを読み取る必要があります。よ 重要視していたためだ。 域にいたとしても不審がられる可能性は少ない。そのような制服が、もし  これまでカマタニでは、基本的にすべての商品は「買取り」という形態 り素早く、確実に読み取るためには、制服のたたみ方から変えなければ  「具体的に日栄インテックさんに相談をしはじめたのは、2017年の4 紛失したり盗難されたりし、万が一犯罪などに利用されてしまったら、企 で提供していた。だが、ある重要顧客より「今後は買取りではなくレンタ なりません。ですが無線通信ができるRFIDなら、これまで通りのたたみ 月頃です。そこからは数ヶ月にわたり、弊社との打ち合わせはもちろん、 業としての社会的信用は失われてしまう。 ルで提供してほしい」との要請があった。 方で、しかも複数の点数を一度に読み取ることができます。これだけで 顧客との商談にも都度同席していただきました。日栄インテックさんの  このように買取りであれば、これら管理の問題をすべて顧客側で解決  買取りからレンタルになることで、これまでには不要だった制服の在 も、バーコードとRFIDとでは、かかる手間が大幅に変わってきます」と こうしたフットワークの軽さや真摯な姿勢も、導入を後押しした要因で しなければならないが、レンタルであれば、管理の大半をカマタニのよう 庫管理とトレーサビリティが必要になり、これらを実現するためのシステ 佐々木氏は語る。 す。また、実際に仕様が決まってから導入までの時間は早く、1カ月でサー な管理会社に安心して任せることができる。 ム構築やコスト面での課題に直面していた。 ビスインすることができました(」佐々木氏)  「今回のケースは、私たちにとってもいい経験になりました。これから  今回のミッションで、カマタニ側が管理する制服の点数は約300人分。 RFIDの活用で管理の は販売だけではなく、レンタルも含めた“管理サービス”の提供も視野に それぞれに、夏服・冬服、シャツ、装備品などがあり、一式では約20点。さ 手間とコストを大幅削減 「在庫・品質管理」の重要性 入れていきたいと考えています。そのためにも、今回ご協力いただいた日 らに、予備なども含めると管理する点数は合計1万点にものぼる。さすが 栄インテックさんのサポート力には大変助かっておりますので、今後もい に「いままでの手順でこれを管理することは不可能」と考えた佐々木氏  とはいえ、バーコードは紙や布に印刷されたものであり、RFIDは小さ  今後、このような制服レンタルの要望は、さらに高まることが予想され い関係を続けていければと思っております」と、佐々木氏は今後のRFID は、新たな管理の手法を模索し始めた。 いとはいえ電子部品である。当然ながらコストの面は気になるところだ。 るが、同時に、制服の在庫・品質管理はますます重要になっていく。なぜ と日栄インテックがもたらすビジネスの可能性について語ってくれた。  「最初は、バーコードで管理することを考えていて、いろいろな情報を そこで佐々木氏は「ホームページにたどりついたのも何かの縁」というこ インターネットで調べていました。そこでたどり着いたのが、日栄インテッ とで日栄インテックに相談してみたところ、今回のケースであればRFID クさんのバーコード情報サイトだったのです(」佐々木氏) とバーコードのコストはさほど変わらないということが判明したという。  そして、バーコードについての情報を収集し、顧客からのヒアリングを  「これくらいの単価なら、バーコードとあまり変わりません。バーコード 重ねていくうちに、バーコードではなくRFIDで管理した方が、今後の運 用のラベルは意外と高く、印刷するコストや読み取るためのスキャナ機 器なども考えると、むしろRFIDの方がコストは抑えられると思いました」 (佐々木氏)  今回カマタニが導入したRFIDシステムは、読み取り機器にRFIDをか ざしてデータを登録し、その後は無線が届く範囲内(約50cm四方)に商 品を通せば情報を収集できる。なお、使用するRFIDは耐久年数2年、洗 濯200回まで可能となっている。さらに、同システム一式は非常にコンパ クトである点も魅力のひとつだ。  「機器を見たことがない人は、みんな大掛かりなものだと思っている みたいで、現場から要請があって私が持っていくことになると、『一人で 持って来られますか?』と心配されたりするぐらいです。このように、大掛か りなシステムやプラットフォームの開発が不要である点も、選定理由のひ 日栄インテックが運営するRFID情報サイト とつです(」佐々木氏)
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今回カマタニが導入した制服レンタル管理のRFIDシステム一式 急遽訪れたトレーサビリティと 在庫管理のミッション  しかし、今回のシステム開発に際してはかなり綿密な打ち合わせが行 なら制服は、業務の専門性が高ければ高いほど、それ自体が“身分証明”  1919年(大正8年)創業のカマタニでは、学生服から企業向けの制服、 用・管理面を考慮すると業務効率が大幅に改善できることに気づいたと われたという。カマタニとしては、制服のレンタル提供は今回が初めての の代わりとなりうるからだ。 そしてイベントなどで使用される衣装など、多種多様な制服の製造・販 いう。 試みということもあり、日栄インテック側も要件定義やそのヒアリングを  例えば、イベント会場で警備員の制服を着ていれば、立ち入り禁止区 売を行っている。  「バーコードでは、スキャナで一つひとつを読み取る必要があります。よ 重要視していたためだ。 域にいたとしても不審がられる可能性は少ない。そのような制服が、もし  これまでカマタニでは、基本的にすべての商品は「買取り」という形態 り素早く、確実に読み取るためには、制服のたたみ方から変えなければ  「具体的に日栄インテックさんに相談をしはじめたのは、2017年の4 紛失したり盗難されたりし、万が一犯罪などに利用されてしまったら、企 で提供していた。だが、ある重要顧客より「今後は買取りではなくレンタ なりません。ですが無線通信ができるRFIDなら、これまで通りのたたみ 月頃です。そこからは数ヶ月にわたり、弊社との打ち合わせはもちろん、 業としての社会的信用は失われてしまう。 ルで提供してほしい」との要請があった。 方で、しかも複数の点数を一度に読み取ることができます。これだけで 顧客との商談にも都度同席していただきました。日栄インテックさんの  このように買取りであれば、これら管理の問題をすべて顧客側で解決  買取りからレンタルになることで、これまでには不要だった制服の在 も、バーコードとRFIDとでは、かかる手間が大幅に変わってきます」と こうしたフットワークの軽さや真摯な姿勢も、導入を後押しした要因で しなければならないが、レンタルであれば、管理の大半をカマタニのよう 庫管理とトレーサビリティが必要になり、これらを実現するためのシステ 佐々木氏は語る。 す。また、実際に仕様が決まってから導入までの時間は早く、1カ月でサー な管理会社に安心して任せることができる。 ム構築やコスト面での課題に直面していた。 ビスインすることができました(」佐々木氏)  「今回のケースは、私たちにとってもいい経験になりました。これから  今回のミッションで、カマタニ側が管理する制服の点数は約300人分。 RFIDの活用で管理の は販売だけではなく、レンタルも含めた“管理サービス”の提供も視野に それぞれに、夏服・冬服、シャツ、装備品などがあり、一式では約20点。さ 手間とコストを大幅削減 「在庫・品質管理」の重要性 入れていきたいと考えています。そのためにも、今回ご協力いただいた日 らに、予備なども含めると管理する点数は合計1万点にものぼる。さすが 栄インテックさんのサポート力には大変助かっておりますので、今後もい に「いままでの手順でこれを管理することは不可能」と考えた佐々木氏  とはいえ、バーコードは紙や布に印刷されたものであり、RFIDは小さ  今後、このような制服レンタルの要望は、さらに高まることが予想され い関係を続けていければと思っております」と、佐々木氏は今後のRFID は、新たな管理の手法を模索し始めた。 いとはいえ電子部品である。当然ながらコストの面は気になるところだ。 るが、同時に、制服の在庫・品質管理はますます重要になっていく。なぜ と日栄インテックがもたらすビジネスの可能性について語ってくれた。  「最初は、バーコードで管理することを考えていて、いろいろな情報を そこで佐々木氏は「ホームページにたどりついたのも何かの縁」というこ インターネットで調べていました。そこでたどり着いたのが、日栄インテッ とで日栄インテックに相談してみたところ、今回のケースであればRFID クさんのバーコード情報サイトだったのです」(佐々木氏) とバーコードのコストはさほど変わらないということが判明したという。  そして、バーコードについての情報を収集し、顧客からのヒアリングを  「これくらいの単価なら、バーコードとあまり変わりません。バーコード 重ねていくうちに、バーコードではなくRFIDで管理した方が、今後の運 用のラベルは意外と高く、印刷するコストや読み取るためのスキャナ機 器なども考えると、むしろRFIDの方がコストは抑えられると思いました」 (佐々木氏)  今回カマタニが導入したRFIDシステムは、読み取り機器にRFIDをか ざしてデータを登録し、その後は無線が届く範囲内(約50cm四方)に商 品を通せば情報を収集できる。なお、使用するRFIDは耐久年数2年、洗 濯200回まで可能となっている。さらに、同システム一式は非常にコンパ クトである点も魅力のひとつだ。  「機器を見たことがない人は、みんな大掛かりなものだと思っている システムの管理画面。UIも非常にシンプルで「返却」「貸出」を選択しRFIDを読み込めば瞬時にデータを取り込める みたいで、現場から要請があって私が持っていくことになると、『一人で 持って来られますか?』と心配されたりするぐらいです。このように、大掛か りなシステムやプラットフォームの開発が不要である点も、選定理由のひ とつです」(佐々木氏)