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Voyager(ボイジャー)はポータブルな振動騒音測定デバイスで、シグナルコンディショニング、データ収集、およびストレージの機能を備えたパワフルなタブレット端末です。
■ リアルタイムでのリスニングおよびフィルタリング
■ 信号のレコードおよび再生
■ Microflownプローブと2チャンネルICP®センサ入力対応
■ 音の反射の多い測定環境への適用
■ 内蔵バッテリおよび内蔵メモリによるポータブル活用
■ クアッドコア搭載のタッチパネル型タブレット
■ 内蔵カメラによる静止画像データの記録
このカタログについて
ドキュメント名 | これ1台でシグナルコンディショニング、データ収集が可能です「ポータブル振動騒音計測デバイス」 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 5.2Mb |
取り扱い企業 | 株式会社東陽テクニカ (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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icroflown Technologies
Charting sound fields
ポータブル音源探査デバイス
VOYAGER
Visualize. Analyze. Record.
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音響計測プローブ
Microflown 社製音響計測プローブは世界で唯一、音響粒子速度の直接測定が可能なセンサを内蔵したプローブです。音響粒子速度を
非常に小さなセンサで計測ができることにより、微小領域での音響計測を可能にしました。
小型マイクロホンと音響粒子速度センサを内蔵した PU プローブを用いることで、ほぼ同じ位置で音圧と音響粒子速度が計測され、 そ
れらから音響インテンシティが算出されます。
これらの計測値を画像に重ねて音響ホログラフィとして表示するシステムや、音響インピーダンス計測に応用して吸音材自体の吸音率
計測や、吸音材が製品として加工された状態での吸音率計測に応用した測定システムを提供しています。
【特長】
■ 音響粒子速度を直接測定
■ バックグラウンドノイズの影響が少ない
■ 20 Hz ~ 10 kHz の周波数帯域をカバー
■ 汎用 FFT アナライザで音響インテンシティ計測が可能
■ プローブタイプはレギュラ型 1/2 インチ径と PU プローブ PU ミニプローブ USP
超小型の PU マッチ、3 軸 USP(5 mm3)
■ USP は三軸音響粒子速度センサと 1/10 インチ音圧センサを
パッケージング
【用途】
■ 車室内等の閉空間での音源の分析
■ 非接触での振動測定
■ エンジン・パワートレインの音源探査
■ 3D 音響インテンシティ計測
■ 吸音材の音響特性評価 ボイジャープローブ PU マッチプローブ
■ 音圧ノイズの大きい生産ラインでの OK/NG 判定
■ プローブアレイによる非定常音音響ホログラフィ
位相マッチしたペアマイクロホンを、向かい合わせに配置した
インテンシティプローブ(P-P 方式)と異なり、PU プローブは、
非常に小さな音響粒子速度を直接計測できるセンサと小型のマ
イクロホンがプローブに内蔵されています。音圧と音響粒子速
度をほぼ同じ位置でかつ、音源に近接させて計測することが可
能です。そのため、より位置精度の高い発音源の計測が可能で
す。また、周波数帯域ごとにスペーサの交換をするわずらわし
さがありません。このプローブー本で 20 Hz ~ 10 kHz の広い
周波数帯域をカバーします。
USP を用いた HVAC の
3D 音響インテンシティ計測 100 ~ 500 Hz
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動作原理
Microflown プローブは、平行に配置した髪の毛の 1/400 ほど
の太さの白金(Pt)線2本で構成されています。
この白金線に電流を流して約 200 ℃に熱します。
空気中の分子が、白金線の近傍を通過する時に 2 本の白金線か
ら熱を奪います。熱が奪われることにより白金線の抵抗値に変
化が生じます。
空気中の分子の進行方向により、2本それぞれの白金線から奪
われる熱量が異なります。この差により空気中の分子の進行方
向が分かります。
音響粒子速度プローブ受感部の拡大写真
y, z-axis
x-axis
熱線の周囲の温度変化 空気粒子の移動により熱線から熱を奪います。 8の字の指向性
青線 —— 空気粒子の移動無し 進行方向により2本の熱線に温度差が生じます。
赤線 —— 空気粒子の移動有り この差が音響粒子速度のレベルとして計測されます。
Microflown
音響粒子速度センサ
Microphone
音圧センサ
PU プローブとパッケージゲインイメージ
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VOYAGER
MOBILE DATA ACQUISITION & VIBRO-ACOUSTIC ANALYSIS
Voyager(ボイジャー)はポータブルな音源探査デバイスで、シグナルコンディショニング、
データ収集、およびストレージの機能を備えたパワフルなタブレット端末です。
ボイジャーは振動騒音測定の新たなソリューションとして タッチパネルを搭載しているため測定現場で直感的に操
開発されました。 作ができます。データ収集と分析が一つのポータブルデバ
イスで実行でき、ボイジャーはポータブル音源探査ツール
スキャン&リッスンデバイスの機能にリアルタイムモニタリ
として必要不可欠な存在になります。
ングおよびリアルタイムフィルタリングの機能を加えたこ
とにより、測定現場での分析が容易になります。
全てのMicroflownプローブに適合し、その大きな特徴で
ある耐環境ノイズ性・高S/N比を最大限引き出せます。そ
のため、音場のモニタリングおよび音源の特定が短時間の
スキャン計測のみで広い周波数帯域で可能となります。
主な特長
■ リアルタイムでのリスニングおよびフィルタリング
■ 信号のレコードおよび再生
■ Microflownプローブと2チャンネルICP®センサ入力対応
■ 音の反射の多い測定環境への適用
■ 内蔵バッテリおよび内蔵メモリによるポータブル活用
■ クアッドコア搭載のタッチパネル型タブレット
■ 内蔵カメラによる静止画像データの記録
■ Veloプラットフォームでのデータ読み込み(開発中)
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用 途 に あ わ せ 、 2 モ デ ル か ら 選 択 可 能
スタンダード ライト
リアルタイムでのリスニング、フィルタリング、スペクト リアルタイムでのリスニング、スペクトラム表示のみの
ラム表示およびカラースペクトログラム分析機能を シンプルなモデルです。
持つ標準的なモデルです。
- Microflownプローブ入力(1 – 4 チャンネル) - Microflownプローブ入力
- 2チャンネルICP®センサまたは電圧入力(Aux-1, 2) - リアルタイムFFT分析
- リアルタイムFFT分析 - ヘッドホン出力信号の音圧/音響粒子速度切り替え
- ヘッドホン出力信号の音圧/音響粒子速度切り替え
- 信号のレコードおよび再生
- リアルタイムIIRフィルタの適用:ローパス、バンドパス、
バンドストップ、ハイパスフィルタ
- オクターブ分析:1/1、1/3、1/6、1/12オクターブ
- カラースペクトログラム分析
- 測定場所の画像保存用カメラ内蔵
- 測定データの保存およびエクスポート
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インタラクティブな画面表示
直感的なクイックアクセスツールバー データ分析画面はピンチ、ズームもしくはスナップ
リアルタイムモニタリング、レコードと再生がまとめて ショットのような操作性です。
ツールバーに表示されているため、操作モードの切り
替えが容易です。
ボイジャーは直感的に操作できるよう工夫されており、振 メニューの切り替えはツールバー上のアイコンで行なえ
動騒音測定の初心者から上級者まで簡単に扱えるように るため、リアルタイムリスニングから再生・分析モードへの
なっています。 切り替えなど、全ての設定と操作に直接アクセスできます。
スマートフォンやタブレット端末と同様にタッチパネルで 設定のON/OFFの切り替えはトグルスイッチで行なえ
簡単に操作できるため、測定モードや設定を素早く切り替 ます。
えられます。
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リアルタイムリスニングとモニタリング データ分析
プローブに入力した信号をヘッドホンでリアルタイムに聞く 測定したデータは、FFT分析、オクターブ分析およびカラー
ことができるため、音の印象を実感できます。ヘッドホンへ スペクトログラム分析が可能です。設定項目は一つのタブに
の出力は音圧/音響粒子速度を切り替えることが可能です。 まとめられているため、分析設定は短時間で完了します。
また、スペクトラム表示もリアルタイムで行なえるため、音源
探査の効率化をはかれます。
FFT設定画面
オクターブ分析
フィルタリング
20次までのIIRローパス、ハイパス、バンドパスおよびバンド
ストップフィルタをリアルタイムで適用可能です。フィルタの
形状は、専用画面にて周波数と次数を個別に設定できます。
カラースペクトログラム表示
レコードと再生
測定データのレコードおよび再生ができるため、音源部位 フィルタ設定画面
の評価の際には試験者の聴感だけでなく、データによる裏
付けができます。
データ管理
データストレージが搭載されているため、測定プロジェクト
内でのデータ管理が容易です。
サンプリングデータと背景写真が保存でき、サンプリング
データはHDF5フォーマットで保存されます。
レコード画面
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BNC入力 (AUX-1, 2チャンネル) USB 2.0ポート 電源入力
2つのBNCコネクタはICP®電源を有効化 Linuxドライバに対応したデバイスを接 内部バッテリ駆動のほか、AC電源に接
でき、一般的なマイクロホンや加速度計 続できるため、マウスやキーボード、USB 続しながらの使用も可能です。
を直接接続することができます。取得し メモリを接続できます。
た信号を用いて、チャンネル間の位相計
算や伝達関数の計算が可能となります。
BNC入力 USB 2.0ポート 電源入力
(AUX1,2)
LEMO入力 3.5インチミニジャック ミニUSB イーサネット コントロール
(チャンネル 1-4) ヘッドホン コンピュータホスト スイッチ
内蔵カメラ(背面)
LEMO入力 (1-4チャンネル) ミニUSB | コンピュータホスト コントロールスイッチ
メインの入力チャンネルには、USPを含 このポートをコンピュータに接続すると 長押しすることで電源をオンにします。
め全てのMicroflownプローブを接続す 外部メモリとして認識されるため、デー 短押しの場合は画面をスリープモードに
ることができます。 タ移行に使用できます。また、ソフトウェ し、バッテリの持続時間を延ばすことが
アやファームウェアのアップデートもこ できます。
のポートを通して行うことができます。
3.5インチミニジャック|ヘッドホン 内蔵カメラ イーサネット(開発中)
ヘッドホンを接続することにより、リアル 測定部位の写真を撮り、その写真をメモ ボイジャーをVeloプラットフォームのフ
タイムリスニングやレコード信号の再生 リに保存されているプロジェクトや測定 ロントエンドとして活用する際はイーサ
が可能です。これらの出力信号にはフィ データにリンクできます。 ネットでコンピュータに接続します。
ルタを適用することができます。
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製品仕様 FFT仕様
チャンネル数 Microflownプローブ+2 ブロックサイズ 1024, 2048, 4096, 8192, 16384
CPU クアッドコア 1 GHz 平均回数 1, 5, 10, 20, 40
分解能 24ビット ウインドウ関数 レクタンギュラ、ハミング、ハニング、
入力レンジ 0.1, 1, 10 V ブラックマン、カイザー
内蔵メモリ 32 GB オーバーラップ分析率 0, 25, 50, 75, 85 %
サンプリング周波数 8, 16, 24, 32, 48 kHz ウェイティング A, B, C, D
動作温度範囲 0 ~ 40℃ オクターブ分析バンド 1, 1/3, 1/6, 1/12
寸法 W×D×H = 225×135×40 mm
重さ 1,300 グラム
バッテリ駆動時間 6時間
ボイジャープローブ ボイジャープローブ 製品仕様
プローブの筐体が酸化アルミニウムであるため、 音響粒子速度プローブ仕様(PVL ref. 50 nm/s)
堅牢かつ耐環境性に優れています。
± 1dB 100 ~ 7kHz
周波数範囲
± 2dB 20 ~ 8kHz
測定レンジ 130 dB
20 ~ 2kHz 35 dB(A)
自己ノイズレベル
20 ~ 10kHz 45 dB(A)
マイクロホン仕様(SPL ref. 20 µPa)
± 1dB 100 ~ 7kHz
周波数範囲
± 2dB 20 ~ 8kHz
測定レンジ 130 dB
20 ~ 2kHz 29 dB(A)
自己ノイズレベル
20 ~ 10kHz 33 dB(A)
共通仕様
使用環境温度 -20 ~ 85℃
直径 12.7 mm
寸法
長さ 97.5 mm
重さ 21.5 グラム
コネクタ LEMO 7pin
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付属アクセサリ
ライト/スタンダード ライトプラス
スタンダードプラス
● ● ACアダプタ/電源ケーブル
● ● USBケーブル
● 収納ケース(小)
● 収納ケース(大)
● ノイズキャンセルヘッドホン
● ストラップ
● 小型三脚
ボイジャー オーダーインフォメーション
VYR-L ボイジャーライト
VYR-L+ ボイジャーライトプラス
VYR-S ボイジャースタンダード
VYR-S+ ボイジャースタンダードプラス
PV ボイジャープローブ
VYR-S-FW ボイジャーライトからスタンダードへのアップグレード
オートモーティブ・ソリューション部
〒103-8284 東京都中央区八重洲1-1-6
TEL.03-3245-1058 FAX.03-3246-0645 E-Mail : web-car@toyo.co.jp
www.toyo.co.jp/mecha/
大 阪 支 店 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-6-1(新大阪ブリックビル) TEL.06-6399-9771 FAX.06-6399-9781
名 古 屋 支 店 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-3-1(名古屋広小路ビルヂング) TEL.052-253-6271 FAX.052-253-6448
宇 都 宮 営 業 所 〒321-0953 栃木県宇都宮市東宿郷2-4-3(宇都宮大塚ビル) TEL.028-678-9117 FAX.028-638-5380
電子技術センター 〒103-8284 東京都中央区八重洲1-1-6 TEL.03-3279-0771 FAX.03-3246-0645
本カタログに記載された商品の機能・性能は断りなく変更されることがあります。
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