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オリジナルのステアリングホイールで操舵角力計測
ステアリングホイールは車両とドライバーをつなぐインターフェースです。ドライバーの意思はステアリングホイールを通して車両へと伝わり、車両や路面の状態はステアリングホイールを通してドライバーへと伝わります。このように重要な役割を持つステアリングホイールを試験専用のステアリングホイールに取り替えてしまうと、ドライバーと同じ感覚で試験を行うことができません。
そのため、各車両オリジナルのステアリングホイールが利用できるセンサを開発しました。
・オリジナルのステアリングホイールが使用可能
・CAN &アナログ出力付表示計
・小型センサCLS CLS100
◆詳細はカタログをダウンロードしてご覧下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | オリジナルのステアリングホイールで計測可能「挟み込み式操舵力角計 CLSx」 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.2Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社東陽テクニカ (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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特長
• ウルトラフラットなセンサーデザインにより、ステア
リングコラムの延長分を最小化
• パドルシフトやエアバッグを含むステアリングホ
イールの機能を有効にしたまま利用可能
• CAN,アナログ出力機能
• レシーバのディスプレイにより、測定データをリア
ルタイムモニター
• 高精度なデータ測定
トルク: 0.1 % FS
回転角: 0.045°
• アダプターを特注することにより、様々な車両に
搭載可能
Caemax社の操舵力角計 CLSxは、どんな乗用
車/商用車でも利用できるように設計されています。
エアバッグを含むすべてのステアリングホイールの機
能は、CLSxを搭載した状態でも利用することがで
きます。
すべての測定値は、エラーなく、16ビット(内部的に
は24ビット)の分解能で換算されます。
レシーバユニットには、有機ELディスプレイが内臓し
ており、物理値でデータを確認することができます。
CLSxは、とても高精度にトルク・操舵角・操舵角
速度を取得します。また、操舵角加速度と同時に、
X, Y, Z方向の加速度も取得することができます。
トルクの精度は、0.1% FSです。センサー部の電
源は、誘導方式により供給されます。システムの電
源は、9 ~36 V供給で動作するレシーバユニット
から供給されます。
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2016/7/27 版
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センサー構成
データロガー
CANまたは
CLSx 電圧(±10V)
センサー
9~36VDC
*データロガーは製品に含まれません。
バランス用
リモコンボタン
レシーバユニット
センサー
取付部について
コラム側 ホイール側
アダプタ(*1) アダプタ(*1)
*1.アダプタは車種ごとに用意する必要があります。
ESP対応 *2.車両の操舵角センサーを有効にするためのオプショ
オプション(*2) ンキーです。
センサーの取り付け方法については、下記URLの動画をご参照ください。
https://www.toyo.co.jp/mecha/products/list/contents_type=772
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操舵力角センサーの車両への搭載について
①アダプタ加工
車種ごとのステアリングホイール/コラムアダプタを用意する必要があります。アダプタの加工
は、以下2通りの方法でご用意頂きます。
1. ブランクアダプタを使い、お客様にて車両側のアダプタ加工を行う
2. 図面を提供頂き、Caemax社にてアダプタ加工を行う
ブランクアダプタ ※車両の操作角センサーの機能を有効するための
センサー側のアダプタ加工がされているものです。 アタッチメントをオプションで付けることも可能です。
②パドルシフトやエアバッグ用ハーネス ③レシーバ固定用フレーム
センサー本体に空いた穴を使い、ハーネスを通す レシーバユニットを固定するためのフ
ことで、エアバックやパドルシフトの機能を生かして レーム治具も用意しております。
試験ができます。
*有償オプション
センサー本体にハーネスを
通すための穴
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製品リスト
型式 製品名
操舵力角センサー Steering Effort Transducers
CLSx : 挟み込み式操舵力角計
センサー本体
操舵力角センサー CLSx 一式
CLS-X100-ACC 加速度計搭載 100Nmレンジ
(キャリングケース付き)
センサー本体オプション
CLSx用ゼロ位置表示オプション
CLS-X-REF
(本体発注時限定オプション)
ステアリングホイール/コラム アダプター
CLSx用ステアリングホイール・ブランクアダプター
X-ADP-LR-R
*ユーザ様にて、アダプター加工をお願いします。
CLSx用ステアリングホイール・アダプター
X-ADP-LR-SP 特注加工費用含む
*ご注文までに、ステアリングホイールのスプライン加工図面をご提供ください。
ステアリングコラムアダプター
CLS-ESP
ESP対応オプション
CLSx用ステアリングコラム・ブランクアダプター
X-ADP-LS-R
*ユーザ様にて、アダプター加工をお願いします。
CLSx用ステアリングコラム・アダプター
X-ADP-LS-SP 特注加工費用含む
*ご注文までに、ステアリングコラムのスプライン加工図面をご提供ください。
MOMOステアリングホイール
X-CLS-MOMO
CLSx用アダプター付
型式 製品名
レシーバ固定用フレーム
DX-FRAME レシーバユニット用マウントフレーム
サービス
CLSシリーズ メーカ返送・校正費用
CLS-KAL
(年1回の定期校正を推奨)
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センサー
操舵トルク
測定原理 温度補償付ひずみゲージ
測定レンジ ±100 Nm
精度 0.1 %FS
周波数帯域 0 ~800 Hz サンプリングレート: 5kHz
操舵角
測定原理 インクリメンタルエンコーダ
測定レンジ ±1,440°
精度 0.045°
周波数帯域 0 ~800 Hz サンプリングレート: 5kHz
操舵角速度
測定原理 操舵角から計算
測定レンジ ±2,048°/s CAN出力時のみ
周波数帯域 0 ~800 Hz サンプリングレート: 5kHz
加速度
加速度:測定レンジ(X, Y, Z) ±5 G ステアリングコラム中心
操舵角加速度:測定レンジ ±10,000°/sec2
共通データ
センサー高さ 約 30mm アダプター部を除く
センサー重量 約 0.6 kg アダプター部を除く
過負荷許容量 > 測定レンジの100%
過負荷限界 500 Nm
慣性モーメント(センサー本体) 約3,000 g cm^2
慣性モーメント(アダプタ,typ) 約 500 g cm^2
アダプター 車種ごとに特注アダプターを用意(客先で加工も可能)
動作温度(センサー本体) -20 ~ 80℃
動作温度(コントロールユニット) -20 ~ 65℃
コントロールユニット
電源 9V ~36VDC
CAN出力 任意に設定可能
アナログ出力 6ch BNC メス 出力チャンネルは任意に設定可能、, 最大出力レンジ:±10 V
オートゼロ コントロールユニットのプッシュボタンまたはリモコン
*仕様は予告なく、変更になることがあります。
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2016/7/27 版