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ハリガイ工業社 会社概要のご案内です。
ゴム部品の製品開発・量産や各種製品の加工・組立・検査など、製造・物流業界のさまざまな受託ニーズに柔軟に対応いたします。
1.ゴム成型事業
①ゴムプレス成型品の製造販売
②ゴム製品の試作・開発
③CFR(ゴムと炭素繊維の複合素材)の製造販売
2.製造受託事業
①事務機器を中心とした精密機器部品の受託量産加工
②各種製品およびユニットの組立・検査・梱包など
3.物流支援事業
①製品保管、在庫管理、流通加工、入出庫管理など
このカタログについて
ドキュメント名 | ゴムのプレス成型+各種製品の組立・検査+物流支援 ハリガイ工業社 会社概要 |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 1.6Mb |
取り扱い企業 | 株式会社ハリガイ工業 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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株式会社ハリガイ工業
https://www.harigai-kogyo.com/
MADE IN ハリガイ工業
私たちは、確かな品質と経験豊かな技術力で、
モノ造りのベストパートナーを目指します!
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Message(ごあいさつ)
飛躍・成長・発展し、さらに社会貢献をするために
1996年、当社は工業用製品を中心とした製造受託事業を開始、お取引
先様から多大なるご指導ご鞭撻を賜りながら、ものづくりに関する知識、技
術、人財育成を積み重ねて参りました。現在は、産業用機器全般の製造受託、
ゴム部品製造、物流支援の3事業を柱とし、さらには自社で新規素材及び製
品の開発を行い販売開始するまで至っております。
経営理念にも掲げております通り、お客様のベストパートナーであり続け
ること、そして最終的には当社の事業活動がどのような形で社会貢献できる
のか、できているかを常に意識し、全社員が一致団結して事業活動の研鑽に
邁進しております。
社会環境、経営環境が目まぐるしいスピードで変化する時代の下、常に逆
代表取締役社長 境に強くあり続ける当社はますます魅力的な事業活動を行ってまいります。
遊佐 孝彦 今後のハリガイ工業にどうぞご期待くださいますようよろしくお願い申し上
げます。
【経営理念】
事業活動を通じ、社業と社員を飛躍・成長・発展させて社会の繁栄と発展に貢献します。
【行動指針】
経営理念達成のために
当社は、製造受託・ゴム成型及び製品開発・物流支援事業を通じて、以下の通り行動します。
1)常に、ニーズを見極めベストパートナーとなる
2)常に、知識と技術の研鑽に努める
3)常に、法令・モラル・環境を遵守する
【品質方針】
『ルール』を守って、100%の品質保証
【品質方針】
管理不良によるクレーム撲滅と工程での 品質のつくりこみ
Outline(会社概要)
【社 名】 株式会社ハリガイ工業
【所 在 地】 〒300-2521 茨城県常総市大生郷町6139-1
(大生郷工業団地内)
【連 絡 先】 TEL:0297-44-7333(代表)
FAX:0297-44-7796
【 事 業 内 容 】 1、ゴム成型事業
・ゴムプレス成型品の製造
・ゴム製品の試作・開発
・自社製品「CFR」の製造・販売
2、製造受託事業
・事務機器を中心とした精密機器部品の受託量産加工
・各種製品およびユニットの組立・検査・梱包など
3、物流支援事業
・製品保管、在庫管理、流通加工、入出庫管理など
【認 証 取 得 状 況】 医療機器製造業登録(登録番号:08BZ200090)
【代 表 者】 代表取締役社長 遊佐 孝彦
【 設 立 年 月 】 1996年 3月
【資 本 金】 1,900万円
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会社沿革
1990.11 有限会社ハリガイ興業設立(本社:坂東市)
・業務委託請負及び労働者派遣事業を開始。
1996.03 有限会社ハリガイ工業設立(本社:常総市)
・(有)ハリガイ興業より、製造部門を分離分社化。
・主に複写機やその精密ゴム及び金属部品の製造、記録媒体製品製造、
電気製品全般の組み立て等に携わる。
2005.07 (有)ハリガイ工業を、株式会社ハリガイ工業に社名変更
(本社:常総市)
・大手複写機メーカー各社の事業所内で、製造業務委託請負業を中心
とした事業に切り替えを行う。
2009.07 石下工場開設
・茨城県に所在する大手複写機メーカーの事業所1拠点の、事業継承
を開始。生産計画からすべての工程を行う『ゴム成型及び2次加工
の工場一括請負』に事業集約を行い、石下工場を開設する。
2010.12 外注化開始
・石下工場の事業継承が完了し、大手複写機メーカー製品を主体とし
たゴム成型部品メーカーとなる。また、グリーン調達基準認証会社
となる。
2011.04 本社工場の新設が竣工(大生郷工業団地内)
・本社工場の新設と平行して、石下工場から生産装置の全移設を開始。
2012.01 本社移転(本社:常総市)
・現在の常総市大生郷町(本社工場)に本社機能の移管を行う。
2012.08 本社工場の新設及び全生産装置の移設完了
・本社工場での生産を本格始動する。
2013.08 ロジスティクス事業を開始
・様々な物品のトータル物流支援業務を行う。
2014.09 ゴム成型部品事業拡大
・200t真空プレス2台、ゴム練りロール機1台の新設を行う。
2015.11 医療機器製造業 登録
・医療機器及び、医療現場周辺製品の生産を行う。
・登録番号:08BZ200090
2019.01 ゴム成型部品事業追加拡大
・200t真空プレス4台の新設を行う。
2019.03 ロボドリル新規導入
・小ロット品に対する一部の金属加工(穴あけ・切削)を行う。
2019.05 自社製品『CFR』を開発
・ゴムと炭素繊維の複合素材において、強接合技術を開発。
・特許取得:特許第6531245号
シンボルマークについて
優秀で誠実な人たちの「技術集団企業」を目指し、「企業は人なり」を大切に
するハリガイ工業。出会い、ふれあい、・・・・・友愛が生れる。
人と人が繋がり、助け合い、成長していく。
ロゴには、この様な意味が込められています。
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工場・事業スペース
【延べ床面積】
24,946㎡(7,559坪)
工場棟: 21,586㎡(6,541坪)
倉庫棟 ※1F+2F
倉庫棟: 3,360㎡(1,018坪)
【駐車場】
工場棟
270台駐車可
※別途トラック待機所あり
駐車場
【床荷重】
1F:5.0t/㎡ 2F:0.4t/㎡
正門
駐車場 【天井高さ】
3m(上限4.7m:全フロアー)
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主要設備
事業 設備名 メーカー・型式・能力 台数
ゴム真空プレス成型機 日東・200t(盤面サイズ:450×450mm) 10
ゴム真空プレス成型機 日東・350t(盤面サイズ:700×700mm) 1
ゴムプレス成型機 100 t 1
ミキシングロール機 関西ロール/日東 16インチ 1
ミキシングロール機 試作用(小型) 6インチ 1
電気炉 最高温度 210℃ 5
ゴム
成型 自動送りゴム切断機 1
サンドブラスト機 2
引っ張り試験機 東洋精機製作所・ストログラフ R-1 1
SD型レバー式試料裁断器 ダンベル 1
ビデオマイクロスコープ 1
キュラストメーター テックプロジャパン・CURELASTOMETER V 1
3Dスキャナ型 三次元測定機 キーエンス・VL-500 1
ロボドリル a-D14MiB5標準仕様 1
両頭グラインダー 日立工機NTG-150、ヨドガワ電気製作所SY205T 2
ボール盤 アシナADP-360、キラコーポレーションKID-420 2
製造 卓上フライス盤 Mr.マイスター LittleMilling 1 1
受託 高速カッター 三菱 SF-JR 1
円筒研削機 1
ジグソー RYOBI J-650VDL 1
サンダー 1
物流 フォークリフト リーチ型3台、カウンター型1台 4
支援 電動キャッチ ヨドガワ 電気製作所 YS-2N 1
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ゴム成型(プレス成型)
◆シリコンゴムを中心としたさまざまなゴム材料を取扱い、その特性を生かした『機能
性ゴム製品』の製造をしております。真空成型プレス機を使用して、高品質を求めるよ
うなシールゴムやあらゆる成型品を製造し、ゴム単体の製品はもちろん、金属との加硫
接着製品なども加工します。量産品の生産だけでなく、製品開発の協力や試作品の生産
も積極的に受託し、弊社の製造する高品質のゴム成型製品は、多くのお客様にご好評い
ただいております。
◆プレス成型の仕組み
直圧成形(コンプレッション)のゴム金型成型方式
一般的に用いる方式で、金型に掛かる費用も安価であり、製品の単価も比較的安価で生産できます。
①製品専用金型を ②金型にゴム材料 ③熱と圧力を加え ④出来上がり
作る をセットする プレスする
上型
材料
下型
直圧注入成形(トランスファー)のゴム金型成型方式
金型に対し材料の流入が難しいケースに用いる金型方式で、金型上部分がピストン形状になっており、
ポット型から生ゴムを強制注入します。 金型製作費が高価になりますが、複雑な形状の製品を生産
する場合に有効です。
①製品専用金型を ②金型にゴム材料 ③熱と圧力を加え ④出来上がり
作る をセットする プレスする ポットバリ
上型
注入口 製品
ポッド型 材料
正
中型 駐車
下型
◆生産依頼事例
自動車用部品メーカー製品 釣り具関連用品メーカー製品
自動車用エンジン回りのゴム部品について量産の相談が 薄さ0.2mm以下の極薄ゴムシート成型の相談があり、弊
あり、複数型同時立上げを実施しました。 社にてテスト生産を実施しました。
多くが自動車ワイヤーハーネス部の防水を目的としたコ 数種類の希望カラー色合わせや、厚みムラの問題をクリ
ネクタシールやワイヤーシールで、100%の品質を求め アし、お客様の希望するゴムシートを造ることができま
られました。 した。
メーカー様の精密金型設計技術を施した高寸法精度の製 成型したゴムシートから製品加工を施し、品質確認から
品であり、全数検査が必要なほど常に高品質が求められ 製品梱包までも弊社で引き受けることになりました。
る製品ですが、弊社の高い水準での品質管理システムと、 厚み精度を中心に、高品質が求められる製品ですが、弊
安定生産できる製造管理技術によって、メーカー様から 社の製造部門と品質部門の管理技術により、安定して高
の高い要求に対しQCDを満足させております。
≪その他の事例≫
・杖、ステッキのゴム足 ・装置用圧力ゴムマット ・ジャバラクッションゴム
・医療関連特殊ゴムシート ・ダイヤフラム(引布シート) ・各種Oリング、シールゴム
・健康器具グリップ部品 ・玩具用ゴムタイヤ ・各種工業用ゴムキャップ
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製造受託(部品加工、組立、検査)
◆大手事務機器メーカーの製品を中心に、様々な製品及び部品の加工、組立、検査等を受
託してきました。組立においてはジャンルを問わず、手のひらサイズの超精密ユニットか
ら、店頭に並ぶ大型家電製品まで、手で組み上げる物であればなんでも対応します。これ
までで培われた確かな技術をベースに、徹底した管理技術と品質体制で、各企業様の生産
パートナーとして、受託製造に関する様々なご要望にお応えします。
◆製造受託品事例
飲料・食品陳列ケースの組立・検査・梱包
コンビニエンスストア、食品販売店などで使用さ
れる飲料・食品用ショーケースの組立・検査・梱
包を受託しました。
食品関連の商品ということで、クリーンな職場環
境づくりや、誤品・欠品等のポカヨケ対策など、
適正な作業管理が重要になります。
また、直接ユーザーに納品される製品のため、出
荷前の機能性確認はもとより、梱包前の製品ク
リーニングや、梱包時の付属品同梱チェックなど、
独自の管理手法で不具合防止対策を徹底しており
装置用圧力制御ユニットの組立・検査
半導体装置等で用いられる、電子制御式レギュ
レーターの組立・検査業務を受託しました。
使用する部品の種類・点数が多く、組立はハンダ
処理や小さな部品の取付などすべて手作業でもあ
り、熟練度や繊細な作業が必要とされます。
検査には合格判断に特別な治具を使用し、厳しい
判定基準の元、様々なチェックを実施して
100%の品質を目指しております。
電動キックボードの組立・検査
大手量販店及び通販業界で販売されている、電動
キックボードの組立業務を受託しました。
もともとは海外メーカーにて生産をしていた製品
でしたが、部品や組み立て技術など、品質面での
不安、販売台数の増加に対する不安定な生産体制
などから、日本国内での生産がしたいと相談を受
け当社での生産に至りました。
部品点数も多く、重量物である事から専用治具な
どを自社で製作し、効率的な生産体制を構築して
おります。
また、人が乗る乗り物である為、十分なチェック
と最終検査に注力し生産しております。
≪その他の事例≫
・複写機本体、ソーターの組立 ・搬送装置のフレーム組立 ・モーターユニットの組立
・複写機専用部品の加工 ・トレーニング装置の組立 ・課金システムの組立
・ロボット製品の組立 ・毛髪製品の加工 ・ゴム製品の水及び薬品洗浄
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物流支援(在庫管理、出荷代行)
◆弊社では、委託された製品の製造だけでなく、完成した製品や部品をそのままお預かり
し、一時保管、在庫管理、出荷代行などの物流支援にも対応いたします。また、流通加工
や商品検査などの軽作業もお受けするとともに、御社の製品や部品など様々なアイテムの
入出庫、ピッキング、物流手配なども承ります。
◆立地条件
弊社は、茨城県の県西地区に位置し、都内へは40km圏内です。近隣には高速道路「圏
央道」が整備され、弊社から最寄りのインターチェンジ(常総IC)までは数分と、関東・
首都圏へのアプローチ拠点として物流面でも抜群の立地条件です。
成田空港まで
車で60分程度
高尾山まで車
で100分程度
出典:関東地方整備局ホームページ
◆業務内容
材料の入庫作業・出庫作業 製品の在庫管理及び出荷代行 入庫製品の受入検査、流通加工
※コンテナ車からのデバンニン (伝票作成・便の手配) ※決められたチェック項目に基
グ作業の実績もございます。 ※定期的な棚卸しも実施いたし づき、開梱確認をします。
ます。
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品質保証(当社の品質保証体制)
◆当社は、『ルールを守って100%の品質保証』を品質方針とし、独自の品質マネジメ
ントシステムを採用しております。顧客満足(CS)への対応強化(ノークレーム/ノー
トラブルの実現)と生産工程での品質つくり込み追及で、大企業に負けない品質保証体
制を目指しています。
◆品質保証行動指針
業務のS&Q推進
CSの対応最優先 品質の見える化
S=仕事のスピード
「決める、守る、改善する、確認する」の徹底
Q=仕事のクオリティー
1. 品質方針 : 品質方針を定め、全社一丸となって活動しています。
2. 品質マネジメントシステム : 受注から納品に至るフローを体系化し運用しています。
3. 文書管理 : 保存期間/管理フローを定義し運用しています。
4. 変更管理システム : 変更要求から導入に至るフローを体系化し運用しています。
5. 品質に関わる会議体 : 品質改善に向けた会議を定期的に実施しています。
6. 不適合品管理・クレーム対応 : 不適合品への処理方法を明確にし、再発防止を徹底していま
す。
7. 生産設備/付帯設備管理 : 生産設備/付帯設備のメンテナンスを計画的に行っています。
8. SPC(統計手法)管理 : ご要求に合せたSPC管理を行います。
9. 社員教育 : 入社・配属時の教育から、作業者認定及びその更新に至るま
でを体系化し運用しています。
10. 製品保管/出荷 : 製品毎に適切な保管から出荷までを手順化し運用しています。
11. トレーサビリティ : 追跡可能な処理履歴管理/記録を実施しています。
12.内部工程監査(是正・予防) : 作業標準、工程規格からの要求事項に適合しているかを定期
的に確認しています。
◆品質管理への取り組み
新人検査員教育・認定制度 内部工程監査・品質パト トレーサビリティ
新人検査員は、検査物に対しての ロール 材料投入から各工程の追跡可能な
座学教育から実検査教育を受け、 定期的な工程監査により、標準作 処理履歴・工程管理記録を蓄積し
厳しい認定条件をクリアした者だ 業の徹底、工程規格厳守など厳し て、不具合発生時の原因追及、対
けが検査員として採用されます。 い目で品質要求事項のチェックを 象範囲の特定などを効率的に調査
行っています。 します。
◆出荷検査、測定、傾向管理
当社で生産された製品・部品は、お客様からの要
求品質を満たしている事の確認として、社内認定
された検査員により検査を実施するほか、投影機
や電子顕微鏡などの検査機器を使った、出荷検査
を行っており、品質のばらつきをなくすための傾
向管理も実施しております。
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生産技術(生産性向上)
◆当社の『生産技術部門』は、お客様に安心して生産委託を任せていただけるよう、日々、
生産装置のメンテナンス及び、生産性向上をめざした改善活動を行っております。近年で
はロボドリルを導入し、小ロット品に対する金属加工を始めたほか、専用装置、専用治具
の製作も行うようになりました。
◆専用装置の開発・製作
自社製品(CFR)の開発に伴い、反物状の炭素繊維織物に特殊な表面処理をする装置と、織物の自動巻
き上げ機を、自社生産技術部門だけで開発・製作しました。
◆組立専用置台・位置決め治具(一部回転機能あり)の製作
組立職場からの依頼により、複合的な作業を可能とする組立製品専用置台や位置決め治具の製作を実施
しています。作業者との入念な打ち合わせにより、それぞれの製品特徴に合わせた一品物を製作し、組
立品質の安定化と作業効率の向上をさせます。
◆専用金属部品、簡易金型の製作
ロボドリルを導入したことにより、専用治具の金属部品や金属試作部品を自社で設計・製作できるよう
になりました。ゴム成型における試作やテスト品の依頼に対しては、簡単な形状の物なら自社で簡易金
型を製作しています。金属部品の製作を内製化したことにより、調達リードタイムの短縮とさらなるコ
ストダウンを実現しています。