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インバータを内蔵したCeleroton社製燃料電池用ターボコンプレッサの紹介
燃料電池技術は、電動モビリティアプリケーションで継続的に普及しています。ここでは、燃料電池アプリケーションに最適な、コンパクトで燃料電池の寿命に必要なオイルフリー動作を保証した高効率の空気軸受付きインバータ内蔵高速ターボコンプレッサを説明します。
このカタログについて
ドキュメント名 | Celeroton社インバータ内蔵ターボコンプレッサー技術概要 |
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ドキュメント種別 | ハンドブック |
ファイルサイズ | 430.1Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 日本シュネーベルガー株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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技術概要
インバータを内蔵した最新の燃料電池用
高速ターボコンプレッサ
序論
燃料電池技術は、電動モビリティアプリケーションで継続的に普及しています。燃料電池には
常に加圧空気を供給する必要があります。そのため、サイズを縮小し、燃料電池の寿命に必要
なオイルフリー動作を保証した高効率の空気軸受付き高速ターボコンプレッサが最適です。
ここでは、インバータを内蔵したCeleroton社の最新ターボコンプレッサを紹介します。
1. インバータ内蔵ターボコンプレッサ
ターボコンプレッサの電気モータを駆動するインバータは、速度の増加に伴ってスケールダウンすることができません。
したがって、軽量のコンプレッサシステム全体を実現するためには、新たな技術革新が必要です。
新しいパワーエレクトロニクストポロジー(ダブルブリッジ電圧源インバータ)、最先端のパワー半導体技術(窒化ガリウ
ム)、および多目的最適化技術により、インバータの高効率化、サイズの縮小化及び出力電流の品質を向上させ、その結果
として電気モータの損失を低減することができます。
この最先端の技術より、インバータを非常に高速でコンパクトなターボコンプレッサのハウジングに電気的、機械的およ
び熱的に統合できるため、コンプレッサシステム全体のサイズと重量が1/2へ大幅に削減されます(図1)。
図1:各コンプレッサのサイズ比較
(A)燃料電池スクロールコンプレッサP32H58N2.25と外部インバータCC-120-1000
(B)空気軸受付き高速ターボコンプレッサ(CT-17-1000.GB)と外部インバータCC-120-1000
(C)ここで紹介する最新のインバータ内蔵高速ターボコンプレッサ
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さらに、インバータが内蔵されたターボコンプレッサは、ケーシング、ケーブル、クーラント配管、コネクタを節約して
システム構築の複雑さとコストを削減し、1つのハウジング内に高周波モータ電流をシールドすることでEMIノイズを低減
します。
図2:
例示的な燃料電池システムのプラントバランス(BoP)の概要
燃料電池の空気供給の主な用途に加えて、例えばドローンや無人航空機では、内蔵インバータによって得られる利点は、
燃焼エンジンやエアナイフでの高度な空気や排気の処理など、他のブースティングや空気処理のアプリケーションでも使
用できます。
図3:
インバータを内蔵した新しい高速ターボコンプレッサシステムのCAD図面。実験検証用の温度センサは、冷却の概念を検証する
ために、モータステータ、出力フィルタ、バッテリ始動スイッチ、バッテリ始動ダイオード、およびインバータパワー素子に
取り付けられています。 赤い矢印は、インバータとモータからクーラントへの熱の流れを表しており、青い矢印はクーラント
の流れを示しています。
詳細情報はFrontiers in Mechanical Engineeringを参照ください。
国内総代理店
日本シュネーベルガー株式会社
〒105-0001
東京都港区虎ノ門3-20-5 クレイン虎ノ門ビル7階
TEL: 03-6435-7474 FAX: 03-6435-7475
Mail: Sales-Japan@schneeberger.com
URL: https://www.schneeberger.com/ja/