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複数のリニアモータをタンデム駆動(複数使用)にて使用する際の利点や注意点についての概要説明
一つのアプリケーション内で複数のリニアモータをタンデム駆動させることは、利用できる推力を増やすための簡単で効果的な方法です。これにより、同一のモータを使用することに限定されず、力の定数が同じである限りさまざまな組み合わせを行うことができます。この概要では、タンデム駆動によるアプリケーションの詳細について説明します。
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このカタログについて
ドキュメント名 | リニアモータのタンデム駆動についての概要 |
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ドキュメント種別 | ハンドブック |
ファイルサイズ | 413.9Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 日本シュネーベルガー株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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技術概要
リニアモータのタンデム駆動
はじめに
機械や装置の推力をアップグレードするか、または既存の設計を拡張するか? 2 つのリニアモー
タをタンデム駆動させることは、利用できる推力を増やすための簡単で効果的な方法です。これ
により、同一のモータを使用することに限定されず、モータの推力定数が同じである限りさまざ
まな組み合わせを行うことができます。本書では、タンデム駆動によるアプリケーションの詳細
について説明します。
1. 利点
リニアモータのタンデム駆動などの技術的ソリューション
の利点は、特定の場合に非常に有効となります。1つの大
きなモータを使用するか、または2つの小さなモータを使
用したソリューションを考えるか?いくつかの一般的な利
点は以下の通りです。
・大きな構造物の負荷を分割
・使い慣れたハードウェアで2倍の推力
・既存の機械に推力の拡張性を提供
・1種類のモータで在庫管理が簡便
・費用対効果
-マグネットトラックの節約によるコスト削減
-1つのドライバで推力2倍
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2. 費用対効果
条件
タンデム駆動のモータアプリケーションにおける明らかな
「より大きな推力」の利点に加えて、重要なコストとロジ ・モータはドライバへ常に並列に接続
スティクスの利点があります。複数の機械やアプリケーシ ・モータ間の距離を正しく配置
ョン用にコイルアセンブリの統一を可能とし、コストとサ
・モータは同一のモータ力定数を持っていること
ポートの問題を低減することができます。 既存の設計に
は、既存の部品に複数の推力拡張性を標準化することがで
きます。リニアモータのコストは磁石のサイズに比例する
ため、小型モータでデュアルコイルを使用すると大幅に価
値が高まります。この利点は、マグネットトラックが長い
ほど明らかになります。
3. 可能なタンデム駆動
モータコイルは常にドライバへ並列に接続する必要がありま
すが、機械的には直列または並列にさせることができます。
モータは、異なるマグネットトラック上を移動して、より大
きなガントリーに均等な推力をもたらし、同じマグネットト
ラック上を移動して1つのラインの推力を向上させることが
できます。 どちらの場合も、すべてのモータの力の合計は
個々の力の合計に等しくなります。
可能なタンデム駆動の詳細については、tecnotion.com /
downloadsのIronCoreマニュアルを参照してください。
国内総代理店
日本シュネーベルガー株式会社
〒105-0001
東京都港区虎ノ門3-20-5 クレイン虎ノ門ビル7階
TEL: 03-6435-7474 FAX: 03-6435-7475
Mail: Sales-Japan@schneeberger.com
URL: https://www.schneeberger.com/ja/
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