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【導入事例で学ぶ】人協働ロボット 用途別活用事例【移載・組立・検査・研究など】

事例紹介

工場の生産性を高める秘訣 ――これからの工場は “分業”から“協働”へ。

工場の生産ラインには、ロボットが欠かせません。しかし、これまでの工場では、人の作業とロボットの作業を分ける必要があったため、スペースに制限があったり、作業にロスが生まれたり、と課題もありました。そこで注目されているのが“人協働ロボット”。人と同じ場所、同じ目的で、それぞれが得意な作業を一緒に行えるため、作業がスムーズに!工場の生産性もアップします。

◆移載
設備へのワークの投入や、トレーへの載せ替えなどを自動化し、適切なワーク供給を実現します。

◆組立
ネジ締めや接着剤の塗布など、組立作業を効率化し、作業負荷の軽減やポカミスの予防を図ります。

◆検査・研究
検査工程やラボ内での単純作業を効率化し、作業者が高度な業務に専念できるようにします。

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このカタログについて

ドキュメント名 【導入事例で学ぶ】人協働ロボット 用途別活用事例【移載・組立・検査・研究など】
ドキュメント種別 事例紹介
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登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社日伝 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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ROBOT 18 case 人協働ロボット活用事例
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工 場 の 生 産 性 を 高 め る 秘 訣 これからの工場は “分業”から“協働”へ。 出荷 工場の生産ラインには、ロボットが欠かせません。 研究・開発 しかし、これまでの工場では、人の作業とロボットの作業を 分ける必要があったため、スペースに制限があったり、 作業にロスが生まれたり、と課題もありました。 そこで注目されているのが“人協働ロボット”。 人と同じ場所、同じ目的で、それぞれが 得意な作業を一緒に行えるため、 作業がスムーズに! 工場の生産性もアップします。 移載 部品加工 課 歩留まりの一因となる 題 ワークの供給を自動化したい 次工程のために、製品を 安全かつスムーズに移載します。 移載 事例 P.6〜 2
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課 作業者の単純作業を減らして 題 複雑な仕事に専念させたい 検査工程やラボ内での 包装・梱包 単純作業を効率化します。 検査・研究 事例 P.20〜 検査 課 手作業による組立の負荷を 組立 題 軽減し、ポカミスを予防したい 生産ライン上での 組立作業を補助します。 組立 事例 P.14〜 3
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人協働ロボットとは 「人協働ロボット」とは、その名の通り人と協力して働くロボットのこと。従来のロボットは 大きなパワーがあるため、柵などで隔離されていましたが、人協働ロボットは技術的な進 歩により、安全性が向上。限られたスペースでも、安全柵不要で人と一緒に働くことができ るようになりました。 産業用ロボット 人協働ロボット 人の代わりに作業をする 作業内容 人の作業を手助けする (ロボットのみで作業が完結) 安全対策 ロボットとは接触しない対策が必要 ロボットとの接触に対して過度な対策は不要 設置スペース 小型から大型までラインナップ 人の腕+αを想定したサイズ ワークのイメージ 軽量ワークから人が持てない重量ワークまで対象範囲 どちらかといえば、人が片手で持てるワークが多い 人協働ロボットの位置づけ 広がる人協働ロボットの活躍フィールド 多品種少量生産 多 部品 組立 小規模 垂直多関節ロボット ラインでの パラレルリンクロボット 検査 ピッキング 自 企 由 業 社 三品産業 度 数 従来の 食品 /化粧品 /医薬品 マテハン・ 人協働ロボット スカラロボット フィールド 調理補助 自動車 サービス業 直交ロボット 電気電子 物流 /外食 少 速度 限定 ロボットの機能 汎用 出典:ロボット革命実現会議 第 4回資料を元に作成 4
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人協働ロボットの3つの特長 工場内で人と一緒に働くために、人協働ロボットには大きく3つの特長があります。それが 安全機能 「安全設計」、「簡単操作」、「省スペース」。事故のリスクを減らし、生産性を高めるために 重要なポイントになります。 安全機能 1 安全設計 手挟まない 2 簡単操作 人とぶつかるなど、 複雑なプログラミング不要で、簡単 ロボットに外力が加わると停止します。 に操作できます。 手挟まない 安全機能 安全機能 簡易操作 簡易操作 手挟まない 手を挟まない安全設計 ダイレクトティーチング 手挟まない (直接動かして、動作を覚えさせる) 簡易操作 ダイレクトティーチング ダイレクトティーチング 3 簡易操作 省スペース(柵レス) 安全柵不要で、限られたスペースを ダイレクトティーチング 有効活用できます。 ダイレクトティーチング 5
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移載 設備へのワークの投入や、トレーへの載せ替えなどを自動化し、 適切なワーク供給を実現します。 CASE 01 加工機への「自動投入システム」 CASE 02 プレス工程への「ワーク供給システム」 CASE 03 おにぎり・食品の「トレー番重詰めシステム」 CASE 04 直感的かつ遠隔ティーチングが可能な「遠隔操作システム」 CASE 05 位置情報と移載を制御する「AGV移動型 人協働ロボットシステム」 CASE 06 ピッキングと検査を効率化する「パレットチェンジャー移載システム」 CASE 07 積み上げパターンのソフトを搭載した「非設置型パレタイズシステム」 6
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移載 課題 ●作業者が同時に複数の装置を担当するため、稼働率が不安定 ●スペースが狭いため、メンテナンスも困難 CASE 01 解決 ●作業の自動化により、安定した稼働率を確保 ●狭小スペースでもメンテナンスが可能 加工機への「自動投入システム」 作業者がワーク入りのマガジンをロボット横に供給し、 ロボットでワークを加工機に投入。 装置との連動と、ワークに適したハンドにより安定した稼働率を実現。 POINTー1 POINTー3 適切なタイミングで供給・排出で 必要に応じて、ロボットを加工機 きるため稼働率を高水準でキープ 前から移動可能 POINTー2 ワークの形状に合わせてハンドを 付け替えることで、複数品種に対 応可能 7
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移載 課題 ●長時間労働による労災事故の発生リスクがある ●プレス機を稼働させる熟練作業者の技術継承に困っている CASE 02 解決 ●自動化による危険回避と、安全柵不要の作業環境を狭小スペースで実現 ●移動式の人協働ロボットにより、人材確保問題を解消 プレス工程への「ワーク供給システム」 オペレータがワーク入りのマガジンをロボット横に供給。 ロボットがプレス機と連動してワークを供給し、プレス後の製品を完成品箱に移載。 ロボットを移動式にすることで、作業者の金型交換も容易に。 POINTー1 POINTー3 ロボットが代わりに作業することで、 オペレータを張り付き作業から解 人為的ミスによる事故を予防 放し、作業負荷を軽減 POINTー2 POINTー4 移動式システムにより同様の装置 双腕ロボットの採用で、 への転用が可能 より高タクトでの作業が可能に 8
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移載 課題 ●オペレータのカウント・投入ミスの発生 ●生産履歴が正確に記録されていない CASE 03 解決 ●単純作業のポカミスを予防 ●トレーサビリティーの確保 おにぎり・食品の「トレー番重詰めシステム」 コンベアから流れてくる食品を片腕で整列しつつ、もう一方の腕でまとめて移載。 両腕を使うことで、タクトに間に合わせる動作を実現。 POINTー1 POINTー3 ワークの投入ミスや個数のカウン 長時間稼働してもポカミスを トミスを防止 しない POINTー2 POINTー4 限られたスペースでも、 トレーサビリティーを確保できる 人協働ロボットの導入が可能 9
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移載 課題 ●危険エリアでの作業はリスクが高いので回避したい ●現場に行かないと、作業ができない CASE 04 解決 ●自動化および、移動式システムの導入によるリスク回避 ●遠隔操作による作業が可能 直感的かつ遠隔ティーチングが可能な「遠隔操作システム」 遠隔でのロボット操作とティーチングが可能に。 従来は専用ペンダントでしか操作できず、技術者が必要だったが、 直感的に扱えることで、新たな技術者の育成が不要に。 POINTー1 POINTー3 危険エリアに設置した大型ロボッ 人のノウハウのプログラム化が ト、または人協働ロボットの遠隔 可能 操作が可能 POINTー2 全自動タイプでは融通がきかない 作業に最適 10
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移載 課題 ●部品供給のタイミングにバラつきがある ●部品が一定量に達しないと生産に取り掛かれない CASE 05 解決 ●人協働ロボットとガイドレス AGV を活用し、最適な部品供給を実現 ●多品種少量生産の実現 位置情報と移載を制御する「AGV移動型 人協働ロボットシステム」 AGV上にロボットを搭載し、必要なタイミングでラインを設置。 AGVで位置情報を、ロボットで移載を制御することで、人のような動きを実現。 POINTー1 POINTー3 前工程からの供給タイミングを把 コンベアなどのラインが不要のた 握することで、無駄な待ち時間を め、人の通行がより自由に 解消 POINTー2 POINTー4 前工程の状況に応じて、次工程へ 人協働ロボットと治具を活用する の適切な部品供給を実施 ことで、位置精度の向上を実現 11
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移載 課題 ●作業者の単純ミスによって、本来除去されるべき異品の混入がある ●作業者の疲労により、生産数にバラつきが生じる CASE 06 解決 ●人協働ロボットと画像処理装置を組み合わせることで、自動的に異品の 混入を予防 ●ロボットによる自動化で、安定した生産数を確保 ピッキングと検査を効率化する「パレットチェンジャー移載システム」 パレットチェンジャーとロボットを同じユニットにし、自由なレイアウトを実現。 コンベアから流れてきたワークをピッキングし、カメラで検査。 良品のみをトレーに整列させ、トレーが満杯になれば新しいトレーに移載。 POINTー1 POINTー3 組立工程から排出された部品を、 狭いスペースでも、人協働ロボット トレーに自動で移載 による自動化を実現 POINTー2 POINTー4 カメラを搭載した人協働ロボットが、 移載作業をパッケージ化すること ワークの形を自動で識別し、それ により、さまざまな工程で作業の ぞれのトレーに正確に移載 標準化が可能 12
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移載 課題 ●パレタイズ工程を自動化したいが、十分なスペースを確保できない ●多品種少量生産のため、固定された生産ラインでは費用対効果が低い CASE 07 解決 ●持ち運びができる人協働ロボットにより、省スペースかつ複数ラインでの パレタイズを実現 ●汎用性が高く、長期的な設備として使用可能 積み上げパターンのソフトを搭載した「非設置型パレタイズシステム」 パレタイズを行いたいラインにシステムを持ち運び、 設定した積み上げパターンを選択することで適切な動作を実現。 カメラと組み合わせれば、箱の位置ズレを考慮した動きも可能。 POINTー1 POINTー2 リスクアセスメントの結果、人協 生産量の少ないラインにも、適宜 働ロボットであれば、安全柵不要 持ち運んで設置できるので、費用 で省スペースなパレタイズ装置の 対効果が向上 設置が可能に 13
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組立 ネジ締めや接着剤の塗布など、組立作業を効率化し、 作業負荷の軽減やポカミスの予防を図ります。 CASE 08 塗布作業を軽減化する「人手供給型 塗布ロボットシステム」 CASE 09 双腕型人協働ロボットによる「組立&検査システム」 CASE 10 組立・組付工程の「半自動化システム」 CASE 11 トルク管理のできる「ネジ締めシステム」 CASE 12 複数の作業をこなす「双腕組立システム」 14
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組立 課題 ●塗布量や塗布時間にバラつきがある ●人為的なポカミスによる塗布忘れがある CASE 08 解決 ●自動化による作業人員の削減および、品質の安定化を実現 ●センサを利用して数値管理することで、人為的な作業漏れを予防 塗布作業を軽減化する「人手供給型 塗布ロボットシステム」 作業者はワークの供給と位置合わせを、ロボットは塗布作業を担当。 作業を分担することで品質とタクトの安定を実現。 広範囲になると難易度が高くなる塗布作業もロボットが対応。 POINTー1 POINTー3 塗布忘れの予防はもちろん、塗布 人協働ロボットと分担することで、 量の適正化、塗布のバラつきの平 困難な作業をロボットに委任 準化により、品質が安定 POINTー2 作業員一人あたりにおける張り付 き作業の負荷軽減 15
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組立 課題 ●目視検査のため、判定にバラつきがある ●単純な連続作業のため、ポカミスが発生する CASE 09 解決 ●画像処理技術を駆使し、検査品質の安定性を向上 ●単純作業を自動化することで、作業負荷とポカミスの発生を軽減 双腕型人協働ロボットによる「組立&検査システム」 双腕ロボットの片腕で、マガジンから基盤を取り出しつつ、 もう一方の腕で組付けやネジ締めを実施。 双腕ロボットを駆使することで「、人の両腕作業」を実現。 POINTー1 POINTー3 画像処理技術により、穴の位置検 双腕ロボットで分担することで、 出と状態の自動検査を実施 高タクト化を追求 POINTー2 POINTー4 双腕ロボットを駆使することで ツールを替えることで、異なる 複数工程の同時作業を実現 品種にも対応可能 16
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組立 課題 ●多品種少量生産にうまく対応できない ●品種により塗布箇所や塗布量が異なるため、人為的なミスが多い CASE 10 解決 ●新品種の作業内容も、ダイレクトティーチングで簡単に設定可能 ●人協働ロボットを活用することで、品質の標準化を実現 組立・組付工程の「半自動化システム」 作業者が品種に応じて治具をセットし、 組付けた製品にロボットが接着剤を塗布。 塗布する接着剤の定量化と、塗布位置の安定化により品質が向上。 POINTー1 POINTー3 組付工程は作業者、塗布工程はロ 作業パレットを共通化することで、 ボットが行い、工程を分業化 多品種少量生産に対応 POINTー2 POINTー4 ダイレクトティーチングを行うこと 生産性向上と品質の標準化を で、新しい品種の作業内容も簡単 「半自動」で実現 に設定可能 17
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組立 課題 ●作業者によって、品質にバラつきがある ●品種が多いため、締め忘れなどのポカミスが頻発している CASE 11 解決 ●トルク管理を行い、数値での品質管理で作業のバラつきを予防 ●単純作業を人協働ロボットと分業することで、ポカミスを低減 トルク管理のできる「ネジ締めシステム」 作業者がセットしたワークに対して、ロボットがネジ締めを実施。 ネジ締めツールにはトルクチェッカを搭載しており、 ネジの締め忘れやトルク不足などの不良を低減。 POINTー1 POINTー3 既存の作業台に設置できるので、 ネジ締めにおけるポカミスがなく 新たにスペースを確保することな なり、作業品質の安定化に成功 く運用が可能 POINTー2 単純作業を自動化することで、 作業者は高度な作業に専念でき るようになった 18
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組立 課題 ●一人の作業者が複数の作業をこなすため、ミスが起きやすい ●疲労などによる集中力低下のため、生産性が落ちる CASE 12 解決 ●人協働ロボット 1 台でハンド交換を行うことで、複数作業を自動化 ●タクトはかかるが、安定した生産数を見込むことが可能 複数の作業をこなす「双腕組立システム」 左腕で接着剤塗布、右腕で部品の組付を実施。 両腕を使って複数工程の並列作業を実現するほか、 ツールチェンジャを活用すれば複雑な動作も可能。 POINTー1 POINTー3 人協働ロボット1台が、作業者一 人協働ロボットの安定した作業に 人分の一連の作業を担うことで省 より、品質の向上と安定化を実現 人化を実現 POINTー2 POINTー4 処理能力は人に劣るものの、低コ 双腕の特長を活かし、人ではでき ストで導入できるため、生産数が ない両腕による並列作業が可能に 少ない工程の自動化に最適 19
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検査・研究 検査工程やラボ内での単純作業を効率化し、 作業者が高度な業務に専念できるようにします。 CASE 13 粉体の「自動分量システム」 CASE 14 回数が決まった実験の「自動反復システム」 CASE 15 研究工程の再現性を確保する「液体実験システム」 CASE 16 食品の「焼き具合抜き打ち検査システム」 CASE 17 単純作業を効率化する「液体分注システム」 CASE 18 いろいろな角度から検査できる「ロボット型外観検査システム」 20