繊維配向同定評価装置　Thermal Evaluation of FOD

CFRP構造部品の内部の繊維配向を評価できますので、“電気自動車の開発現場や品質管理”や “繊維樹脂メーカーの開発現場” などで、特にご活用いただけます。 名称／商品名 繊維配向評価システム／Thermal Evaluation of Fiber Orientation Distribution 基本性能 測定対象 熱拡散率、繊維状態（ おもな配向角、 配向のバラツキ）、分布測定 1点測定標準時間 約 60 [sec] 付属その他 制御・解析ソフトウェア ○ PC ○ 測定環境 測定温度 室温 測定周波数 0.01 [Hz] ～ 半導体レーザ 波長 638 [nm] 最大出力 0.4 [W] 赤外線カメラ 素子 InSb 冷却方法 電子冷却 ステージ可動領域 試料ステージ 100 × 200 [mm] 電源 AC 100 [V]、　50/60 [Hz]、　5 [A] 使用環境 温度 10 ～ 40 [℃] ご利用条件 測定対象 CFR(T)P、 GFRP、 ナノセルロース含有複合材料、 カーボンナノチューブ含有複合材料、 その他 試料外形 不定形でも可 表面形状 極端な凹凸がないこと（ 厚みの規定ができれば良い） 表面処理 基本的に不要（ 試料により、黒化処理が必要な場合があります） 試料サイズ（最大） 200 × 100 × 4 [mm] 試料サイズ（最小） 30 × 10 × 0.1 [mm] 装置本体 外形寸法 W710 × D710 × H576 [mm] 重量 60 [kg] ■本パンフレット中に記載されている性能上の数値は、当社研究所におけるテスト結果であり、 他の環境下で同様の結果となることを保証す るものではありません。 ■性能および外観は、改善のため予告なく変更することがあります。 繊維配向同定法 ■納期および価格については、お問合せください。随時お見積りを提出させていただきます。 ■ご購入検討の方にお試し測定を実施しております。お気軽にお申し付けください。（試料点数が多い場合は別途費用をいただくことがございます。） 繊維配向評価システムTEFOD Thermal Evaluation of FOD（Fiber Orientation Distribution） CFRPやGFRPなどの内部構造を熱で評価 ⾼速・⾮接触で繊維配向と熱拡散率を定量化︕ TEFOD Ver.1.00

“繊維配向同定法”により、 繊維配向評価システムTEFOD 試料内部の繊維状態（おもな配向角・バラツキ）を 可視化するシステム 測定事例 Thermal Evaluation of FOD ダンベル型CFRP試料の繊維配向 非破壊・迅速・定量性（配向、熱拡散率） ■ 非破壊で複雑な形状の製品にも適用できる 　炭素繊維プラスチックやガラス繊維強化プラスチック、ナノセルロースなど ■ １点１分のスピーディーな測定 の内部の繊維状態（繊維の向き・繊維量の相対比較・繊維のバラツキ）を把 握することができます。 ■ 繊維配向や熱拡散率を定量化 　また、熱拡散率の定量化・数値化が可能になりますので、樹脂の開発時の ■ 大きなサイズでも測定可能 評価や品質管理にご使用いただけます。 熱が伝わる速度（熱拡散率）は、 レーザーで試料をスポット加熱し、熱の伝わりを測定！ 繊維の含有量や向きにより異なる ので、全方位の熱拡散率の分布 を測定することで繊維の配向分布 を明らかにすることが可能です。 ■ 繊維配向同定法 赤外カメラを用いて放射測温をすることにより、試料加熱部を中心に ＜測定試料(標準)＞ 全周囲方向に対して、水平方向の熱拡散率を測定することができる。 測定結果を極座標グラフを用いて、下図のようにグラフ化する。 射出成形の樹脂の流動状態によるCFRP試料の繊維配向の分布 さらにそのグラフに対し、楕円でフィッティングすることにより、配向が 強い方向を数値化する。傾きは長軸の角度を表す。