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X線回折では測定が困難であった電磁鋼板の測定を可能にしました。
近年EVやPHV搭載用としてモータの需要が急増しています。モータには電磁鋼板が使われていますが、電費(ガソリン車で言うところの燃費)向上のために電磁鋼板の性能向上が進んでいます。例えば熱処理によって応力を除去するなどし残留応力を制御することで鉄損を下げるといった研究報告がなされています。電磁鋼板は性能が高くなるにつれ結晶サイズが大きくなる傾向があります。
X線回折方式で残留応力を測定する場合、結晶サイズが大きいと測定精度が低下する、もしくは場合によっては測定自体ができないということがありました。そこでμ-X360sをロボットに搭載し、多軸の揺動をさせることで測定が困難であった電磁鋼板の測定を可能にしました。
このカタログについて
ドキュメント名 | 【活用事例】μ-X360s 電磁鋼板の残留応力測定 |
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ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 647.3Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | パルステック工業株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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活用事例
電磁鋼板の残留応力測定
残留応力測定装置(μ-X360s)をロボットに搭載
カラーマップで応力分布を視覚的に確認
X 線回折では測定が困難であった大きな結晶も測定可能
熱処理による応力除去効果の確認
【熱処理前】 【熱処理後】
圧延や打抜の影響でコア表面には 圧縮応力が減少、
圧縮応力が残留している 軽い引張応力に変化した
熱処理による応力除去の効果確認をすることで
残留応力を制御し効率・鉄損の改善
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