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弾性圧縮応力が低く、工作機械の摺動面に発生しがちなスティックスリップ現象を無くすことが可能です。 これこそがまさにSKCの一番の特徴です。
SKC社はドイツにおける低摩擦摺動面材料のトップブランドです。
長きに渡り高精度の称号を欲しいままにしているドイツ工作機械業界に於いて、優れた特性を持つ摺動面材として、多くの工作機械メーカーに支持されております。国内においても多くのユーザー様にご愛用いただいており信頼性の高い優れた製品として認められております。
このカタログについて
ドキュメント名 | ドイツ SKC(エスケーシー)社 低摩擦摺動面剤 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.2Mb |
関連製品 | |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社シーケービー (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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SKC Gleittechnik GmbH
総代理店 ㈱シーケービー
Postfach 1420 D-96469 Rödental 本社:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 2-10-6 山田青山ビル
TEL : 9563 7235-0 /FAX: 9563 7235-10 TEL: 03(3498)2131 FAX: 03(3498)2366
URL:http://www.ckb.co.jp
http://www.skc-technik.de/
SKC 低摩擦摺動面材料
Slideway Coatings & Coatings for Joint Faces
SKC社はドイツにおける低摩擦摺動面材料のトップブランドです。
長きに渡り高精度の称号を欲しいままにしているドイツ工作機械業界に於いて、優れた特性を持つ摺動面材として、
多くの工作機械メーカーに支持されております。国内においても多くのユーザー様にご愛用いただいており信頼性の
高い優れた製品として認められております。
< 概 要 >
SKCは、摺動面コーティング剤と接合面コーティング剤に分類されます。
高精密加工が要求される摺動面・接合面を、低コストで高精度に仕上げる事が可能です。
摺動面コーティング剤は、高い面圧下においても低摩擦係数が維持され、事実上摩擦がなく、適度な潤滑
によりスリップ・スティック現象を回避される優れた特性を有する。液状で作業が容易、かつ硬化後に
機械加工も可能。
接合面コーティング剤は、接合面に注入後に事実上収縮無しに硬化しミクロン単位の加工公差修正が可能。
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<SKCの製品及びアクセサリ / Products & Accessary>
SKCは摺動面コーティング剤と接合面コーティング剤の2種類があり、共に、注入またはヘラで塗ることの出来るエポキシ樹脂を
ベースにした2液性複合面材料です。2〜3の簡単な加工技術を援用すれば、色々な表面形状の製作に新たな可能性を提供します。
摺動面コーティング剤 Slideway Coatings
コーティング剤 へら塗り法 圧入法 注入法 最小塗布厚 (目安) 用途
(単位:mm)
高い面圧の下においても低摩擦係数が維持される
SKC3 ○ 1.5
“へら塗り”用の標準コーティング剤。
係数を改善。
SKC60 ○ SKC3対比では摩擦
2.0
“圧入法”における標準コーティング剤。
SKC60と塗布剤特性は同じであるが、より低粘度で
SKC62 ○ 1.5
長尺ガイドウェイ向き
SKC63 ○ 1.5 SKC60と塗布剤特性は同等。へら塗り用
修理用コンパウンド剤、早い硬化が可能。
SKC63R ○ 1.0
巣穴等充填用
液状コンパウンドで注入法をとる場合の標準コーティ
SKC90 ○ ○ 2.0
ング剤
PTFEレートで非常に低い摩擦係数を必要とされ
SKC400ELF ○ ○ 高い
1.5
る場合に使用。青色塗布剤
接合面コーティング剤 Coatings for Joint Faces
コーティング剤 へら塗り法 圧入法 注入法 最小塗布厚 (目安) 用途
(単位:mm)
SKC53 ○ 2.0 “へら塗り”用の標準コーティング剤
SKC57 ○ 2.0 “圧入法”における標準コーティング剤。
SKC55 ○ 1.5 塗布時間、硬化時間の短縮が要求される場合の塗布剤
接合面へ低粘度の塗布剤が必要とされる場合、注入法
SKC58 ○ 1.5
での塗布または塗布時間・硬化時間が長くなる場合
* 枠は標準コーティング剤
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SKC15 (剥離剤)
塗布面を脱脂後、布等に染み込ませ相手側案内面に塗布することでSKCの付着を防止します。
SKC15は極薄の被膜であり、精度への影響を最小限に抑えることが出来ます。
アクセサリ
主要製品の他にSKCを使用するためのアクセサリ類も取り扱っております。
油溝用の型や注入器などの使用で一層、効果的にSKCでの作業が可能です。
<SKCの特長 / Characteristic>
簡単に高精度な作業が可能
相手面を型取り、完全硬化まで約24時間。硬化の際、収縮が無いので高精度が得られる。
高い寸法保持
硬化後は荷重や熱による影響をほとんど受けない。
スティックスリップ現象の回避
スムーズな始動と等速の運動が得られ、最小送りの正確な位置決めを達成。
案内面トラブルの回避
優れた耐摩耗特性により相手案内面の摩耗を最小限にとどめます。
様々な表面形状に対応可能
ヘラ塗りや注入法に対応。対象部位の形状を問わない。用途に応じ最適なSKCを選定・ご利用いただけます。
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SKC3 及びSKC60の摩擦係数ダイヤグラム
SKC3 及び SKC60の摩擦係数ダイヤグラム
摺動速度 ⇒
<解説>
・ 静摩擦係数が非常に低く、SKC対 GG25(鋳鉄)は GG25(鋳鉄)対 GG25(鋳鉄)に比べ、
約1/7なので、始動力が小さく出来る。
・ 静摩擦係数は静動混在域における動摩擦係数より小さい。
・ 動摩擦係数は、摺動スピードの増加に従って上昇し、その後、動圧摩擦域に達するまでは
ほぼ一定となり、スティックスリップ現象(※)の発生を防ぐ事が可能。
※スティックスリップ現象とは・・・
工作機械におけるスティックスリップ現象は、任意の一定速度で滑ろうとする移動物体(テーブルなど)と案内面(ベッドなど)
の摺動面において、2 つの面の摩擦抵抗のために送り装置(送りネジなど)が弾性変化とその復元を繰り返す現象です。一般的に
低速送りにおいて頻繁に発生します。また、工作機械では工作物の表面粗さや加工寸法精度に直接影響を及ぼすため必ず改善が
必要となる問題です。
スティックスリップ現象の原因としては、面の材質、加工法、加工精度、荷重、機械本体の剛性、駆動系からの振動、潤滑油の摩
擦特性がからみ、現在においても不明とされる点が多くあります。
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SKC種類別実用例
SKC3/SKC63 <摺動面コーティング剤 / へら塗り法>
【ヘラ塗りの様子】 【位置決め/レベル出し】 【プリズム】
SKC60 <摺動面コーティング剤 / 圧入法>
ガイド用コーティング
【注入の様子】 【平面ガイド用コーティング】 【ネジガイド用コーティング】
SKC53 <接合面コーティング剤>
【ガイドウェイギブの直接取付け】 【SKC53 使用例】
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SKC Gleittechnik GmbH 総代理店 ㈱シーケービー
Postfach 1420 D-96469 Rödental 本社:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 2-10-6 山田青山ビル
TEL : 9563 7235-0 /FAX: 9563 7235-10 TEL: 03(3498)2131 FAX: 03(3498)2366
URL:http://www.ckb.co.jp
http://www.skc-technik.de/
総代理店 株式会社シーケービー
本社:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 2-10-6 山田青山ビル 2F 4F
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