エクスツルードホーンは最高品質の表面処理とエッジ加工技術を提供することに専念します
・AFM加工
「メディア」によるバリ取り、研磨、エッジ部R付け
・マイクロフローAFM加工
微細孔部品の目標流量調整と交差部R付け加工
・TEM加工
内外のバリ除去がたった一度の工程で可能
・電解加工
高速かつ精密にバリを取り高品質な表面に仕上げる
このカタログについて
ドキュメント名 | 砥粒流動加工・マイクロAFM・サーマルデバリング加工 総合カタログ |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 2.2Mb |
関連製品 | |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社エクスツルードホーン (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログ(砥粒流動加工・マイクロAFM・サーマルデバリング加工 総合カタログ)の内容
Page 1:www.extrudehone.com2 www.extrudehone.com 3エクスツルードホーンは創業以来40年間に渡り、常に最先端の製造テクノロジーを提供し、最高品質の表面仕上げを世界に向けて創出して参りました。たゆまなる技術革新とお客様のご要求への理解を深めることにより、全ての製造業における複雑なバリ取りと表面処理の問題を解決するのに貢献しています。Abrasive Flow Machining (AFM) 砥流流動加工.............................................3MicroFlow AFM マイクロ AFM.............................................................................4Thermal Energy Method (TEM) サーマルデバリング加工..............................5Electrolytic Machining (ECM) 電解加工..........................................................6エクスツルードホーンはバリ取り・面研磨・表面処理・エッジ調整のための先端加工技術、機械装置、委託加工サービスで世界をリードしています。エクスツルードホーンは最高品質の表面処理とエッジ加工技術を提供することに専念しますLet us finish it for you本社 〒341ー0034 埼玉県三郷市新和3丁目137番地2電話 : 048-954-0811 Fax: 048-954-0818http://www.extrudehone.com株式会社エクスツルードホーンAFM 加工の工程当社の AFM 加工の要は、「メディア」と呼ばれる粘弾性キャリアと砥粒の混合物質の当社独自の研磨材です。メディアは加工を施したい箇所に対して、押し込まれ圧縮運動により、表面改善・バリ取り・エッジのR 付け等々を容易に行ないます。メディアは、加工対象物の形状・材質・加工目的によって様々な仕様のものが必要です。メディア構成はキャリアの粘弾度、砥粒、材質、粒度の組み合わせにより調合され、一般的に鋳鉄、アルミ、鉄には炭化珪素を入れた「標準メディア」を使用。超硬やセラミック用には「ダイヤモンドメディア」を使用します。尚、AFM メディアは使用条件やアプリケーションにもよりますが、再利用可能です。エクスツルードホーンでは多種多様のメディアを保有し、メディアの特注提供も可能です。AFM 加工は、放電加工面 (EDM) を始め、鋳造・鍛造・ドリル・ミーリング加工面等の表面仕上げを改善できます。AFMメディア砥粒はワークの表面に対して圧接(押し込み)します。圧接の力に、ムラは生じません。AFMメディアはワーク表面に作用し、2.5μmの微細な物質さえも除去してしまいます。加工量について限界はありません。適応例・・・● 交差ドリル穴● 階段状の内径穴● 凹凸面状の表面● ミーリング・ブローチ研削● 内部半径・面● 内部曲がり角・カーブ● 内部通路の磨き● 手作業によるバリの取り● その他「メディア」によるバリ取り、研磨、エッジ部R付けAbrasiveFlowMachiningAFMAFM メディア砥粒の含有物は、一般的には炭化珪素かダイヤモンド砥粒。砥粒のサイズは5 ∼ 2,0 0 0ミクロンまで指定が可能です。様々な課題を容易に解決AFM 加工の活躍領域は多種多様です。自動車・飛行機・ガスタービン・食品加工・医療機器分野での部品や金型・鋳型等の仕上げに、AFM は使用されています。エクスツルードホーンの AFM 加工はお客様から高い評価と信頼を頂き、世界的な実績を誇っています。AFM に有効な材料は広範囲に及びます。半導体産業で用いられるステンレス・スチール L 型パイプ(上の写真参照)、アルミ二ウム製鋳造インペラー(羽車)まで広範囲に及ぶ材料に対応します。EX1000シリーズafterbefore
Page 2:www.extrudehone.com4 www.extrudehone.com 5内外のバリ除去がたった一度の工程で可能● 適応例…● バリ取りのランニングコストが最小限に抑えられる。● 高精度で均一な品質が得られる。 −自動車部品 −スクリュー・機械部品 −機械加工部品 −各種ギア −孔の交差部品 −内部溝や下孔のバリ・カエリ −その他多くのバリ取りに最適TEM の除去加工は、とてもユニーク。内外どちらの箇所であれ、バリとカエリを同時に完璧に除去します。加工前 加工中 加工後TEM 加工の工程まず加工対象部品が釣鐘状の燃焼室に搬入され、その後燃焼室が密封されます。ガスは水素ガスまたはメタンガスと酸素の混合で、0.2 ∼1.0Mpaの範囲内で燃焼室に加圧充填されます。混合ガスの量は加工する製品の投入量やバリの大きさにも左右されます。混合ガスは点火プラグにより着火。0.02 秒で燃料ガスと酸素が反応します。その際、高速熱波のエネルギーが発生します。燃焼熱は容器の壁面や治具等で吸収され、加工品の表面では熱変形をしません。加工品の表面にある薄いバリやカエリは一瞬のうちに加熱・燃焼され、酸化除去されます。熱の大部分は加工品の中心に向かい拡散されていきます。混合ガスは加工品内部に充満されるため、通常は加工困難とされる製品内部の交差部などのバリが完全に除去できます。TEM の規模と燃焼室の大きさにより、数個から数百個まで1ショットでバリ取り処理が可能です。ThermalEnergyMethodTEMTEM機が1台あれば、年間数百万の加工が可能となりますTEM P-250低コストでバリ取りを実現低コストで、生産性の優れた、しかも高品質の仕上がりなので、TEM 加工を導入している業界は多岐にわたります。大量生産の自動車部品や機械部品、試作品に至るまで、様々な場面で実力を発揮しています。当社の TEM 加工機は数百機以上導入され、その領域は世界をまたにかけています。充実した安全機構により効果は絶大です。加工の工程で使用される治具は単純であり、必要としない場合もあります。その結果、TEM 機は比較的様々な加工品に対応しやすく、1機種で異なる加工品や材料を短時間で加工できます。加工後の洗浄加工品を TEM 加工後に熱処理される場合は、通常必要ないですが、材質によっては加工後の部品に酸化皮膜が付いているので、これを取り除く必要があります。エクスツルードホーンでは、このようなご要望に応じて、洗浄機と乾燥装置を提供致しております。弊社へお問い合わせ下さい。afterbeforeafterbeforeafterbefore微細孔部品の目標流量調整と交差部R付け加工マイクロフロー™ AFM 加工の工程燃料噴射や流量測定で正確なオリフィス形状を生成するには、先ず細孔放電加工でやマイクロドリル等で加工され、その後にフローベンチ機で流量を測定します。そして、当社のマイクロフロー™ AFM加工となります。加工対象品は高精度な流量・圧力・温度制御により加工され、高精度の流量係数を得られます。マイクロフロー™ AFM 加工により得られる流量係数は、放電加工 (EDM) のみの場合、標準的な流量係数0.6 ∼ 0.8 と比べ、より高い水準の値となります。マイクロフロー™ AFM には完全なクローズドループ制御を内蔵。クローズドループ制御は、メディアの粘性やメディア圧力、流量データ、メディアの温度等の加工に重要な項目を常時モニターしながら加工を行います。その結果、あらゆるタイプの噴射ノズルでも目標流量の ±1%以下まで微調整が可能です。(但し、前加工状態にもよります)マイクロフロー™ AFM 加工は、加工目的により2つの異なるメディア(HV/LV)から選ぶことが可能です。両者の特徴は下記のとおりです。HV ー高い粘性のメディア:複数の製品を同時に加工し、孔径の拡大を行なうのに適してます。LV ー低い粘性のメディア加工:1回の加工プロセスで、目標流量を得られます。マイクロフロー™ AFM 加工方法(HV/LV)は、今日製造されている類似型のノズルがあらかじめ想定された流量目標値の±1%以下の流量値に整えることが可能です。どちらの方法も似たような結果になりますが、HV加工の場合、数回の加工を繰り返して目標流量に整えます。適応例・・・● 噴射ノズルを目標流量の ±1% 以下に整えることが可能● より滑らかで、より均一な入口部の形状を成形● 放電加工よりも高い流量係数が得られる● 噴孔入口部のR部拡大によって、優れた流量特性が得られる● 常に、正確な再現性● 指定量あるいは定量での流体噴射を必要とするシステムに最適MicroFlowTMAFM当社の高度なコントロール制御システムと独自のマイクロフロー用メディアによって、微細孔の高品質化、目標流量値の高精度化が可能afterbeforeDegree.of.edge/surface.modificationDischarge..coefficientInlet.edgeradiusingSurface.smooth-ingStreamlin-ingAFTER.EDMTARGETマイクロフロー™ AFM は噴射流量係数の最適化に適した加工です。一般的な細孔放電加工機 (EDM) によるオリフィス孔の流量係数は 0.6 ∼ 0.8 ですが、マイクロフロー™ AFM で加工した孔の流量係数は 0.95 を上回ります。同一の直径の孔において流速が高く噴射量も向上します。もう1つの重要な流量アプリケーション例は、航空機タービン羽根冷却孔ですマイクロフロー™ AFM で加工可能な噴射ノズルやオリフィス等の加工例: ● 油加熱システム ● 水蒸気システム ● 洗浄清掃システム ● 塗料噴射システム ● 医薬噴射コーティングや医薬用電気器具等マイクロフロー™ LV2 ステーションタイプafterbeforeマイクロフロー™ AFM はどんな精密なノズルでも加工が可能です。ガス、液体または微細穴を正確に流量調整することができます
Page 3:www.extrudehone.com6 www.extrudehone.com 7目的別の加工方法対比表エクスツルードホーンでは、製品の販売と同時に各国の弊社拠点を通じ、委託加工サービスを提供しています。 製品の適応例:AFMMicroFlowAFMTEMECM内外両側表面のバリ取り(内部交差部も含む)内外両側表面のカエリ取り穴のコーナーとエッジの半径が直径 1.5mm 以上穴のコーナーとエッジの半径が直径 1.5mm 以下ディーゼル燃料システム製品(コモンレール・ランナー)ディーゼル燃料注入ノズル(ギャラリー作成 , 孔の研磨 , 流量調整)仕上げ処理する孔のサイズが直径 0.4mm 以下仕上げ処理する孔のサイズが直径 0.4mm 以上研磨と表面処理鋳型とダイスの研磨(内部穴)鋳型とダイスの研磨(長穴)押し出しダイスの研磨(アルミニウム)内部表面と内部研磨(高純度バルブと医学製品等)熱処理後のレイヤー除去放電加工後のレイヤー除去レーザー加工後のレイヤー除去エッジおよびバリの除去(除去・研磨)スムーズな内部表面と内部通路(自動車の排気マニホールド、ヘッダー、他)表面仕上げの向上 Ra 0.05 μm 以下へ表面仕上げの向上 Ra 0.05 μm 以上へ表面処理、輪郭削りと研磨AFMMicroFlowAFMTEMECM電解仕上げシステム:● 高速・高精密コントロールが可能です。● 微細で交差している難箇所に最適です。● 生産能力を手作業のバリ取りと比べて約10倍、向上させます。● 特殊能力を必要としません。● 作業者にとても扱いやすい。● 機械応力および温度影響に部品をさらしません。ECM 加工により、最高品質の表面仕上げが実現。写真はアルミニウムの例。マルチ軸CNCミーリングによる加工の後、電解研磨によって仕上げられています。仕上がり35 秒間でRa2.0μm から0.5μm まで改善されます。電解加工のプロセス当社の電解装置の特徴は、電解液が陰極と加工品の間を通過する際のパルス状の低電圧です。加工品の特定部分は原子レベルで溶解されます。除去される物質の量は、マイナス放電の陰極とプラス放電の部品間の電流に比例。おおむね、0.01∼0.25mm の量が除去されます。電解加工においては、陰極と加工品が接触することはありません。加工品に対して物理的圧力や温度影響が及ぶことはありません。加工品そのものの特性を損ねることもありません。電解加工の加工時間は、約15 ∼ 45秒です。時間的制限等を考慮してみても、エクスツルードホーンの電解加工は長期用・短期用どちらの生産用途にとっても最適といえます。高速かつ精密にバリを取り高品質な表面に仕上げるElectrolyticMachining ECMドリル穴自動車部品(上・左右写真参照)この様な加工品のバリ取りや R 付けに当加工は最適。エクスツルードホーンの ECM 機は他の設備と対応できます。たとえばロボットや他のオートメーション装置を容易に組み合わせることで、非常に高い生産率を達成できます。噴射ノズルの製品内ギャラリーの作成も ECM 機械で加工可能。陰極に加工対象物が接触しないので、医療部品のようなものに向いています。エクスツルードホーンではパルス電解技術PET法(PulseElectrolytic Technology)を開発し電解研磨した仕上げに接し通過する物質の上質な表面仕上げを実現。(ステンレス・アルミニウム・その他)非常に粗い露出面Ra2.5∼5μmの金属もPET法により取り除くこが可能。1分間で0.1μmという高度に滑らかな表面に仕上げます。加工品(陽極)治具(陰極)高いパルス電流出力電解液afterbeforeafterbeforeafterbeforeECM Classic
Page 4:TMContractFinishingServicesAbrasiveFlowMachiningPrecisionCleaningTechnologyElectrolyticMachiningThermalEnergyMethodOrbitalAFMMicroFlowAFMInside Edge, Extrude Hone, ThermoBurr, Cation, Storm, MicroFlow, CoolPulse とOrbiteX はエクスツルードホーンとその関係会社の商標とサービスマークです。機械の仕様と在庫の有無は予告なく変更する場合があります。© Extrude Hone CorporationFP06-01(40)v3サービス…弊社のサービスは、弊社の熟練されたサービスエンジニアが、迅速さと柔軟性でお客様にお応えします。御社の設備が最大限の能力を発揮すべく上で必要な技術サポートと信頼性をお約束致します。テスト加工と部品供給…弊社は技術面でお客様の要望に合った最良の仕上げ技術をサポート致します。弊社の技術者は、御社のアプリケーションへ適切な解決策と予算を組む事のお手伝いを致します。緊急な交替部品を必要とする場合には、弊社の在庫から迅速に配達できる体制となっております。委託加工サービス…エクスツルードホーンの高精度な加工仕上げを体感して頂くには、弊社の委託加工サービスをご利用することをお勧め致します。委託加工サービスの手順としましては、まず弊社に加工品を送付して頂きます。弊社にてバリ取り、磨きと洗浄を行い、御社へ返送致します。グローバルに考え , ローカルに実行…エクスツルードホーンは1965年米国ペンシルバニア州アーウィンにて、活動を開始しました。今日、エクスツルードホーンでは、アメリカ、ドイツ、日本、チェコスロバキアに販売・製造拠点があります。また中国、イギリス、フランス、韓国、スペイン、ブラジルとアメリカでカスタマーサービスセンターのネットワークがあります。更に弊社の親会社ケナメタル(Kennametal Inc.)からも販売とサービスを提供しております。ケナメタル社は世界60 ヶ国に所在し、約14,000人の従業員が勤務しております。生産性を上げるためのあなたのパートナー…世界で数多くの有名なお客様へ、弊社はプロジェクトや設計・開発等で広範囲の解決策を提供し続けております。エクスツルードホーンでは全てのバリ取り、表面仕上げ技術でサポートしながら顧客の生産性を高め、お客様がより高品質な製品を生産することをサポート致します。弊社がお客様を理解する上で大切なことは、常にお客様と最前線に立つということです。エクスツルードホーンのカスタマーサービス名古屋営業所〒 444ー 0837 愛知県岡崎市柱4丁目10番地3大鉄ビル 2-B電話 : 0564-71-7082 Fax: 0564-71-2617 詳細は www.extrudehone.com をご覧下さい。本社〒 341ー 0034 埼玉県三郷市新和3丁目137番地 2電話 : 048-954-0811 Fax: 048-954-0818http://www.extrudehone.com株式会社 エクスツルードホーンTM(電車で来社される場合)「府中・大宮・浦和方面」からの方JR 武蔵野線 / 三郷駅下車→東武バス / 金町行(約 15 分)→「一本木橋バス停」下車、徒歩 2 分「東京都心」からの方秋葉原駅より→つくばエクスプレス(区間快速 /各駅停車)「三郷中央駅」下車 徒歩 15 分またはタクシーで 5 分アメリカ 本社Kennametal Extrude HoneHeadquarters235 Industry Boulevard Irwin, PA 15642 USAPhone: 1-724-863-5900; Fax: 1-724-863-8759http://www.extrudehone.com