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日立クレーンモータ・制御装置

製品カタログ

荷役運搬作業の合理化、高能率化に経験豊かな日立の技術をお役立てください。

荷役機械設備は各企業内の多種多様な荷役運搬作業の合理化、高能率化を推進するために欠くことのできない重要な設備です。 近年、特にこれらの設備は、作業の専用化などにより無人化や自動化が採用されており、 制御装置を主体とした電気品の可変速制御の重要性は、これからもますます高まってくるでしょう。 日立ではすぐれた技術と実績をもとに、お客さまのさまざまなニーズにおこたえし、メンテナンス性の向上を追求した高信頼性、長寿命を目ざし標準化を促進しています。 クレーン用全閉外扇型電動機は、 JEM1202-1983「クレーン用全閉外扇巻線型低圧三相誘導電動機」に準拠し、 軸関係寸法の新規格の採用により、国際的な整合性を有しています。 また、その関連制御装置も標準化しています。

掲載内容
A.クレーンモータ
 特長 構造 仕様表 寸法
B.クレーンモータの制御装置
 制御方式と機器の選定
 制御器
 抵抗器
 ブレーキ
 旧型電気品の取り替えについて
 保護盤と制御盤
 付属制御用器具
 ご使用の際の注意事項
C.マグネトロモータ
 クッションスタート制御

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このカタログについて

ドキュメント名 日立クレーンモータ・制御装置
ドキュメント種別 製品カタログ
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このカタログの内容

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日立モートル クレーンモータ・制御装置 Crane Motor & Motor Control Units SM-439Y 2024.6 Printed in Japan(H)
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荷役機械設備は各企業内の多種多様な荷役運搬作業の合理化、高能率化を 推進するために欠くことのできない重要な設備です。 近年、特にこれらの設備は、作業の専用化などにより無人化や自動化が採用されており、 制御装置を主体とした電機品の可変速制御の重要性は、これからもますます高まってくるでしょう。 日立ではすぐれた技術と実績をもとに、お客さまのさまざまなニーズにおこたえし、 メンテナンス性の向上を追求した高信頼性、長寿命を目ざし標準化を促進しています。 クレーン用全閉外扇型電動機は、 JEM1202「クレーン用全閉形巻線形低圧三相誘導電動機」の、 軸関係寸法の新規格の採用により、国際的な整合性を有しています。 また、その関連制御装置も標準化しています。 目次 A. クレーンモータ 3 ブレーキ 20 特長 3 旧型電機品の取り替えについて 33 構造 3 保護盤と制御盤 34 仕様表 5 付属制御用器具 38 寸法 7 ご使用の際の注意事項 40 B. クレーンモータの制御装置 9 C. マグネトロモータ 41 制御方式と機器の選定 9 クッションスタート制御 44 制御器 15 抵抗器 18 クレーンモータ・制御装置のご使用に際しましては本カタログの安 全上のご注意ならびに各製品の「取扱説明書」をよくお読みのうえ、 正しくご使用ください。 ! 安全上のご注意 ●ご使用の前に各製品の「取扱説明書」をよくお読みのうえ、正しくご使用くださ い。取扱説明書がお手元にないときは、お求めの販売店もしくは当社営業部へご 請求ください。 取扱説明書は必ず最終ご使用になるお客さまのお手元まで届くようにしてください。 ●ご使用環境については、カタログ、取扱説明書に記載されている範囲内とします。 範囲外では使用しないでください。けが、火災など事故の原因となります。 ●カタログ、取扱説明書、仕様銘板に記載されているモータの仕様以外で使用しな いでください。感電、けが、破損、火災など事故のおそれがあります。 ● 本カタログの製品は一般産業用途向けです。航空・宇宙関係、原子力、電力、乗 用移動体などの特殊用途にご検討の際には、あらかじめ当社へご照会ください。 ● 人命にかかわるような設備、および重大な損失が予測される設備への適用に際 しては重大事故にならないよう安全装置、保護装置、検出装置、警報装置、予 備機などの設置を行ってください。 ●選定上、お取り扱い上、その他ご不明な点については当社営業部または、事業部 へお問い合わせください。 2
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A.クレーンモータ 1. 特 長 図2 始動頻度と出力の関係(40%ED、60%EDの場合) 1. 1. 使用条件に適した反復定格の採用 (200kW) 200 実際のクレーンモータは反復定格で使用されますので、負荷 (160kW) 出 150 (132kW) 力 (110kW) (kw)100 (90kW) 時間率(%ED)で定格を表示してあります。標準はS3- 80 (75kW) 60 (55kW) (45kW) 40%EDですが、出力を変えて表1のようにほかの%EDでご使 40 (37kW) (30kW) (22kW) 用できます。 20 (15kW) 40%ED (11kW) また、始動、停止を頻繁に行うものでは始動時にモータの発 10 8 (7.5kW) 6 (5.5kW) 生する熱容量が問題となります。始動頻度や負荷の慣性モーメ 4 (3.7kW) ントJ(GD2/4)によっては図2のように出力を加減して使用し (2.2kW) 2 ますので、各種使用条件にあったクレーンモータを容易に選定 1 0 20 40 60 80100 200 400 600 8001000 できます。 C×Z 表1 枠番号適用表(出力と%EDの関係) 200 (160kW) 出 150 (132kW) 負荷時間率 15%ED 25%ED 40%ED 60%ED 連 続 力 (110kW) 出 仕切板 (kw)100 (90kW) 力 極 数 80 (75kW) 枠番号 kW kW kW kW kW 設 置 (63kW) 60 (45kW) 3 2.5 2.2 1.8 1.5 6 40 (37kW) 132M ☆ (30kW) 5 4 3.7 3 2.8 6 (25kW) 20 (18.5kW) 7.5 6.3 5.5 4.5 4 6 160M ☆ 60%ED (13kW) 10 8.5 7.5 6.3 5.5 6 10 (9kW) 160L 15 13 11 9 7.5 6 ☆ 8 (6.3kW) 6 180L 20 17 15 13 11 6 ○ (4.5kW) 4 200L 30 25 22 18.5 15 6 ○ (3.0kW) 225M 40 33 30 25 22 6 ○ 2 (1.8kW) 50 40 37 30 25 6 250M ○ 63 50 45 37 33 6 1 0 20 40 60 80100 200 400 600 8001000 280M 75 63 55 45 37 8 ○ C×Z 100 85 75 63 50 8 315M ○ 125 100 90 75 63 8 (1)C= JM +JLJ   ただしJM:モータの慣性モーメント M 150 125 110 90 75 10 JL:負荷の慣性モーメント(モータ軸換算) 355L ○ 185 150 132 110 90 10 (2)Z=毎時始動回数インチング4回を始動回数1とします) (3)図中の( )内の出力は40%EDに於けるモータ出力 注:上表の出力は40%EDにおける出力を標準出力にとり 各%EDにおいて使用し得る出力を表わしたものです。 枠の機種は見込生産品です。 1. 2. 信頼性の向上(高頻度仕様の標準化) 仕切板設置: ○:標準設置 ☆:オプション対応 標準はS3-40%EDですが、高頻度仕様の増加に伴いS3-40% ED、60%EDの両表記を標準としています。 図1 負荷時間率(S3-40%EDの場合の例) 1. 3. 信頼性の向上(仕切り板の設置) 1周期 電気部(固定子コイル、回転コイル)と集電装置の間に仕切 N R り板を設け、コイル部へのカーボンダスト流入を抑制し信頼性 の向上を図っています。 負 負荷 荷 なお、仕切り板の材質は次に示すとおりです。 枠番132M~250M:ベークライト 損失 時間 通電 停止 (132M~160L枠はオプション対応です) 4分 6分 枠番280M以上  :鋼板 θmax 温度 1周期10分 2. 構 造 図3に構造を示します。 図Aは、枠番132M~180Lのフレーム鋳鉄製。 時間 N N :一定負荷での運転期間 負荷時間率= N + R ×100(%) 図Bは、枠番200L~250Mのフレーム鋳鉄製。 R :停止して電圧の印加されない期間 θmax :運転中の最高温度 図Cは、枠番280M~355Lのフレーム鋼板製としています。 3
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図3 TFO-DR型クレーンモータ構造図 356 350 410 105 400 270 001 010 011 015 060 軸 受番号  0  0 2    140 100 046 軸 受  番 号   0 03 053 049 054 016 014 013 図A 枠番132M~180L 400 410 270 105 013 014 016 001 010 011 015 350 060 100 軸 受 番 号 140  0 02 046 053 049 054 軸 受番号  0  0 3  044 356 420 図B 枠番200L~250M 350 400 410 270 105 013 014 016 001 010 011 015 100 066 067 060 140 046 062 102 043 054  軸受 番 号   0 02 044 053 045 軸 受 番 号  0 03   063 103 042 356 420 図C 枠番280M~355L 項目 品   名 項目 品   名 項目 品   名 項目 品   名 項目 品   名 001 ハウジング 015 ターミナルプレート 049 予圧バネ 066 グリースニップル 270 ブラシホルダロッド 002 軸受 016 ターミナルプレート 051 グリースカラー 067 グリースカバー 350 スリップリング組立品 003 軸受 042 軸受カラー 053 締付板 100 エンドブラケット 356 スリップリング止め環 010 ターミナルカバー 043 スリンガー 054 締付板 102 軸受カバー(外) 400 ブラシホルダ 011 ターミナルケース 044 スリンガー 060 エンドブラケット 103 軸受カバー(内) 410 カーボンブラシ 013 ターミナルカバー 045 軸止め環 062 軸受カバ(外) 105 ハンドホールカバー 420 仕切板組品 014 ターミナルケース 046 外ファン 063 軸受カバ(内) 140 エンドカバー 4
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3. 標準仕様 (11)軸受: 日立クレーンモータの標準仕様は次のようになっております。 S3-40%ED 45kW以下 負荷側  シールドベアリング (1)適用規格:JEM1202(2018) 反負荷側 シールドベアリング クレーン用全閉形巻線形低圧三相誘導電動機 S3-40%ED 55kW 負荷側  グリース交換型ベアリング (2)モータ型式:TFO-DR 反負荷側 シールドベアリング (3)保護構造:全閉外扇型(IP44屋内型) S3-40%ED 75kW以上 負荷側  グリース交換型ベアリング (4)電圧・周波数: 反負荷側 グリース交換型ベアリング 枠番280M以下 200/220V 50/60Hz、400/440V 50/60Hz (12)端子箱位置(口出し線接続方向): 枠番315M以上 400/440V 50/60Hz 枠番180L以下 負荷側より見て一次側は上取付け (5)耐熱クラス: 二次側は左側取付け、左側接続 枠番180L以下 固定子/回転子 130(B)/130(B)種 枠番200L以上 負荷側より見て真上取付け、左側接続 枠番200L以上 固定子/回転子 130(B)/155(F)種 (13)塗装色:リゲルグレー(マンセル8.9Y 5.1/0.3) (6)周囲温度:40℃(最低は-20℃まで) (電機品も同色となります) (7)湿度:90%RH未満 表2 温度上昇限度 単位:K (8)温度上昇:表2によります 130(B)種 155(F)種 電 動 機 の 部 分 (9)軸出し:両軸出し 温度計法 抵 抗 法 温度計法 抵 抗 法 固 定 子 巻 線 ― 80 ― 105 (10)軸フレーム: 回 転 子 巻 線 ― 80 ― 105 枠番250M以下 鋳鉄製 巻線に接触する鉄心又は他の部分 80 ― 105 ― 枠番280M以上 315M以下 エンドブラケットを鋳鉄製 ス リ ッ プ リ ン グ 80 ― 90 ― ハウジングを鋼板製 ブラシ及びブラシ保持器 機械的に支障なく、かつ付近の絶縁物に損傷を起さない温度 枠番355L以上 鋼板製 ころがり軸受(自冷式) 表面で測定するとき55℃。 表3 仕 様 表 定   格 25%ED 定格電流(A) 二次電圧(V) 二次電流(A) 定格回転速度(min-1) 出力 枠     番 200V 400V 220V 440V 380V 200/400V 220/440V 380V 200/400V 220/440V 380V 200/400V 220/440V 380V (kW) 50Hz 50Hz 60Hz 60Hz 50Hz 50Hz 60Hz 50Hz 50Hz 60Hz 50Hz 50Hz 60Hz 50Hz 2.5 13.5 6.8 11.5 5.8 6.5 37 41 35 51 45 54 870 1080 860 RTFOB-132M 4 20 10 17.5 8.8 10.5 61 67 58 46 40 48 920 1120 910 6.3 32 16 26 13 14.5 93 103 88 46 41 48 930 1135 920 RTFOB-160M 8.5 40 20 33 16.5 19.5 111 122 105 49 43 51 935 1140 935 RTFOB-160L 13 60 30 50 25 29 176 193 167 47 42 49 945 1150 940 RTFOB-180L 17 70 35 62 31 35 200 220 190 53 48 56 950 1155 950 RTFOB-200L 25 98 50 85 42 50 194 213 184 79 71 83 960 1160 955 RTFOB-225M 33 125 62 110 55 62 232 255 220 87 78 92 960 1160 960 40 145 72 130 65 75 262 288 248 92 83 97 960 1160 960 RTFOB-250M 50 180 90 160 80 90 300 330 285 100 91 106 960 1160 960 RTFOB-280M 63 250 125 220 110 125 374 412 355 100 92 106 720 870 715 85 ― 160 ― 145 170 300 330 285 170 155 180 725 870 715 RTFOB-315M 100 ― 190 ― 170 190 350 380 332 172 156 183 720 865 720 125 ― 240 ― 210 240 317 347 300 235 214 250 580 700 580 RTFOB-355L 150 ― 280 ― 250 290 350 385 332 253 231 268 580 700 575 5
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定        格 40%ED モ ー タ モ ー タ 軸  受 慣 性 概略質量 定格電流(A) 二次電圧(V) 二次電流(A) 定格回転速度(min-1) モーメント 出力 枠   番 型 式 200V 400V 220V 440V 380V 200/ 220/ 380V 200/ 220/ 380V 200/ 220/ 380V J (kg・ (kW) 400V 440V 400V 440V 400V 440V 負荷側 反負荷側 (kg) m2) 50Hz 50Hz 60Hz 60Hz 50Hz 50Hz 60Hz 50Hz 50Hz 60Hz 50Hz 50Hz 60Hz 50Hz TFO-DR 2.2 12.5 6.2 10.5 5.2 6.0 37 41 35 44 39 47 890 1100 880 6309 6308 0.055 85 RTFOB-132M TFO-DR 3.7 19.5 9.8 17 8.5 10 61 67 58 42 37 44 925 1130 920 6309 6308 0.073 95 TFO-DR 5.5 29 14.5 24 12 13.5 93 103 88 40 36 42 940 1145 930 6312 6309 0.128 135 RTFOB-160M TFO-DR 7.5 36 18 30 15 18 111 122 105 43 38 45 945 1150 945 6312 6309 0.145 145 RTFOB-160L TFO-DR 11 52 26 45 22 25 176 193 167 40 36 42 950 1155 950 6312 6309 0.18 170 RTFOB-180L TFO-DR 15 65 32 55 28 32 200 220 190 47 42 50 960 1160 960 6313 6310 0.345 240 RTFOB-200L TFO-DR 22 90 45 78 39 45 194 213 184 69 62 72 965 1165 960 6313 6312 0.535 310 RTFOB-225M TFO-DR 30 115 58 100 50 58 232 255 220 79 71 83 965 1165 965 6315 6312 0.813 400 TFO-DR 37 135 68 120 60 70 262 288 248 85 77 90 965 1165 965 6316 6314 1.375 560 RTFOB-250M TFO-DR 45 165 82 145 72 85 300 330 285 90 82 95 965 1165 960 6316 6314 1.5 585 RTFOB-280M TFO-DR 55 220 110 195 98 110 374 412 355 88 80 94 725 875 720 6318 6315 3.75 845 TFO-DR 75 ― 145 ― 130 150 300 330 285 150 135 159 730 875 725 6320 6318 6.0 1025 RTFOB-315M TFO-DR 90 ― 175 ― 155 175 350 380 332 154 140 164 725 870 725 6320 6318 6.88 1115 TFO-DR 110 ― 220 ― 195 220 317 347 300 208 188 219 585 705 585 6324 6322 14.5 1650 RTFOB-355L TFO-DR 132 ― 250 ― 230 255 350 385 332 222 202 234 585 705 585 6324 6322 16.25 1725 注):(1)軸受の太枠内はシールドベアリング、太枠以外はオープンベアリングでグリース交換型を示します。 (2)記載事項は変更されることがありますので、設計用としてご使用される場合にはご照会ください。 定   格 60%ED 定格電流(A) 二次電圧(V) 二次電流(A) 定格回転速度(min-1) 出力 枠     番 200V 400V 220V 440V 380V 200/400V 220/440V 380V 200/400V 220/440V 380V 200/400V 220/440V 380V (kW) 50Hz 50Hz 60Hz 60Hz 50Hz 50Hz 60Hz 50Hz 50Hz 60Hz 50Hz 50Hz 60Hz 50Hz 1.8 11 5.5 9.5 4.8 5.2 37 41 35 36 32 38 910 1120 900 RTFOB-132M 3 17.5 8.8 15 7.5 8.8 61 67 58 34 31 36 940 1140 935 4.5 26 13 21 10.5 11.5 93 103 88 33 29 34 950 1155 940 RTFOB-160M 6.3 32 16 27 13.5 16 111 122 105 37 33 38 950 1155 950 RTFOB-160L 9 48 24 39 19.5 22 176 193 167 33 29 35 960 1165 960 RTFOB-180L 13 58 29 50 25 28 200 220 190 40 36 42 965 1165 965 RTFOB-200L 18.5 78 39 68 34 39 194 213 184 59 53 62 965 1165 965 RTFOB-225M 25 98 50 88 44 50 232 255 220 65 58 68 970 1170 970 30 115 58 100 50 58 262 288 248 69 63 73 970 1170 970 RTFOB-250M 37 140 70 125 62 70 300 330 285 75 68 78 970 1170 975 RTFOB-280M 45 195 98 170 85 95 374 412 355 71 65 77 730 880 725 63 ― 125 ― 110 130 300 330 285 124 112 132 730 875 725 RTFOB-315M 75 ― 150 ― 130 150 350 380 332 128 117 136 725 875 725 90 ― 185 ― 165 185 317 347 300 170 155 181 585 705 585 RTFOB-355L 110 ― 220 ― 190 220 350 385 332 185 168 194 585 705 580 6
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4. 寸 法 図4 クレーンモータ寸法図 図B 鋳鉄製フレーム TS L TS AR R AQ A B Q D AK QK 図A 鋳鉄製フレーム AU U TS L TS RA QR AR R D AQ A B Q KL T AK QK AT 2-Zs,深Ls KA KB 2-Zs,深Ls J J XA F F XB E E AU U N 4-Z M RA QR 図C 鋼板製フレーム TS L TS AR R AT T AQ A B Q D KA KB AK QK 2-Zs,深Ls J J 2-Zs,深Ls XA F F XB E E NA NB M N 4-Z AU U RA JK T AT 2-Zs,深Ls KA KB 2-Zs,深Ls J J XA F F XB E E N 4-Z M 表4 寸法表 極 図 寸                  法    (mm) 寸                  法    (mm) ボスおよびキー止め座 出力 出力 枠   番 型  式   示 モ        ー        タ (kW)   番 モ ー タ 負 荷 側 軸 端 反 負 荷 側 軸 端 軸 端 締 付 板 ネ ジ 穴 (kW) 数 号 L R AR B A D KL KA KB J HI G C F E N NA NB M XA XB JK Z S W U T Q QK QR SA AW AU AT AQ AK RA S又はSA PS AS TS Zs×Ls 2.2 TFO-DR 6 2.2 32k6 16 40 4.5 M06×12.5 RTFOB-132M A 727 258 469 173 384 273 197.5 099 069 45 344 16 132 0.0 -0.5 89 108 242 136 106 250 300 89 10 12 32k6 10 5 8 80 73 1.5 32k6 10 5 8 80 73 1.5 3.7 TFO-DR 6 3.7 42k6 25 50 4.5 M06×12.5 5.5 TFO-DR 6 5.5 48k6 31.5 63 6 M08×16 RTFOB-160M A 868 323 545 203 430 317 209.0 ― ― 60 392 20 160 0.0 - 105 127 270 142 7.5 TFO-DR 6 0.5 128 310 330 108 12 14.5 48k6 14 5.5 9 110 105 1.0 42k6 12 5 8 110 104 1.0 7.5 55m6 31.5 63 6 M08×16 RTFOB-160L 11 TFO-DR 6 A 912 345 567 225 452 317 209 ― ― 60 392 20 160 0.0 .0 -0.5 127 127 315 165 11 150 310 330 108 12 14.5 48k6 14 5.5 9 110 105 1.0 42k6 12 5 8 110 104 1.0 60m6 40 80 6 M10×20 RTFOB-180L 15 TFO-DR 6 A 980 370.5 609.5 245.5 492.5 360 224 ― ― 75 470 22 180 0.0 -0.5 139.5 139.5 335 167.5 15 167.5 355 360 121 12 14.5 55m6 16 6 10 110 101 1.5 48k6 14 5.5 9 110 105 0.5 65m6 40 80 6 M10×20 .0 RTFOB-200L 22 TFO-DR 6 B 1088 425.5 662.5 275.5 542.5 415 ― 100 100 90 550 19 200 0.0 -0.5 152.5 159 365 182.5 22 182.5 400 400 133 ― 18.5 60m6 18 7 11 140 131 1.5 55m6 16 6 10 110 101 1.0 70m6 40 80 6 M10×20 RTFOB-225M 30 TFO-DR 6 B 1160 444.5 715.5 277.5 595.5 463 ― 115 115 90 600 19 225 0.0 -0.5 155.5 178 385 192.5 30 192.5 450 450 149 ― 18.5 65m6 18 7 11 140 129 2.5 55m6 16 6 10 110 101 1.0 75m6 50 100 9 M12×25 37 TFO-DR 6 RTFOB-250M B 1337 482.5 854.5 317.5 704.5 514 ― 115 115 100 641 24 250 0.0 37 85m6 50 100 9 M12×25 -0.5 174.5 203 420 210 210 500 540 168 ― 24 75m6 20 7.5 12 140 130 1.5 60m6 18 7 11 140 131 1.0 45 TFO-DR 6 45 95m6 63 125 10 M16×35.5 RTFOB-280M 55 TFO-DR 8 C 1459 569.5 889.5 388.5 739.5 575 ― 165 115 100 711 24 280 0.0 -1.0 209.5 228.5 490 245 55 245 550 540 190 ― 24 85m6 22 9 14 170 156 0 70m6 20 7.5 12 140 130 1.0 100m6 63 125 10 M16×35.5 75 TFO-DR 8 110m6 63 125 10 M16×35.5 0.0 75 RTFOB-315M C 1613 614.5 998.5 433.5 818.5 633 ― 190 140 125 776 28 315-1.0 228.5 254 540 270 270 615 600 216 ― 28 95m6 25 9 14 170 156 0 85m6 22 9 14 170 156 1.0 90 TFO-DR 8 90 110 TFO-DR 10 RTFOB-355L C 1934 779 1155 556 935 730 ― 180 180 150 955 36 355 0.0 110 -1.0 315 305 765 382.5 382.5 710 630 254 ― 28 110m6 28 10 16 210 194 0 100m6 28 10 16 210 194 1.5 132 TFO-DR 10 132 注):(1)上表中の出力は40%EDの場合を示す。 (2)枠番132Mのモータ足形状は二点鎖線で示す。 (3)寸法は変更されることがありますので、設計用としてご使用の場合にはご照会ください。 7 8 SA PS AW AS AS W PS S HI C G SA SA PS PS AW AW AS AS AS AS W W PS PS S S HI HI C C G G
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4. 寸 法 図4 クレーンモータ寸法図 図B 鋳鉄製フレーム TS L TS AR R AQ A B Q D AK QK 図A 鋳鉄製フレーム AU U TS L TS RA QR AR R D AQ A B Q KL T AK QK AT 2-Zs,深Ls KA KB 2-Zs,深Ls J J XA F F XB E E AU U N 4-Z M RA QR 図C 鋼板製フレーム TS L TS AR R AT T AQ A B Q D KA KB AK QK 2-Zs,深Ls J J 2-Zs,深Ls XA F F XB E E NA NB M N 4-Z AU U RA JK T AT 2-Zs,深Ls KA KB 2-Zs,深Ls J J XA F F XB E E N 4-Z M 表4 寸法表 極 図 寸                  法    (mm) 寸                  法    (mm) ボスおよびキー止め座 出力 出力 枠   番 型  式   示 モ        ー        タ (kW)   番 モ ー タ 負 荷 側 軸 端 反 負 荷 側 軸 端 軸 端 締 付 板 ネ ジ 穴 (kW) 数 号 L R AR B A D KL KA KB J HI G C F E N NA NB M XA XB JK Z S W U T Q QK QR SA AW AU AT AQ AK RA S又はSA PS AS TS Zs×Ls 2.2 TFO-DR 6 2.2 32k6 16 40 4.5 M06×12.5 RTFOB-132M A 727 258 469 173 384 273 197.5 099 069 45 344 16 132 0.0 -0.5 89 108 242 136 106 250 300 89 10 12 32k6 10 5 8 80 73 1.5 32k6 10 5 8 80 73 1.5 3.7 TFO-DR 6 3.7 42k6 25 50 4.5 M06×12.5 5.5 TFO-DR 6 5.5 48k6 31.5 63 6 M08×16 RTFOB-160M A 868 323 545 203 430 317 209.0 ― ― 60 392 20 160 0.0 - 105 127 270 142 7.5 TFO-DR 6 0.5 128 310 330 108 12 14.5 48k6 14 5.5 9 110 105 1.0 42k6 12 5 8 110 104 1.0 7.5 55m6 31.5 63 6 M08×16 RTFOB-160L 11 TFO-DR 6 A 912 345 567 225 452 317 209 ― ― 60 392 20 160 0.0 .0 -0.5 127 127 315 165 11 150 310 330 108 12 14.5 48k6 14 5.5 9 110 105 1.0 42k6 12 5 8 110 104 1.0 60m6 40 80 6 M10×20 RTFOB-180L 15 TFO-DR 6 A 980 370.5 609.5 245.5 492.5 360 224 ― ― 75 470 22 180 0.0 -0.5 139.5 139.5 335 167.5 15 167.5 355 360 121 12 14.5 55m6 16 6 10 110 101 1.5 48k6 14 5.5 9 110 105 0.5 65m6 40 80 6 M10×20 .0 RTFOB-200L 22 TFO-DR 6 B 1088 425.5 662.5 275.5 542.5 415 ― 100 100 90 550 19 200 0.0 -0.5 152.5 159 365 182.5 22 182.5 400 400 133 ― 18.5 60m6 18 7 11 140 131 1.5 55m6 16 6 10 110 101 1.0 70m6 40 80 6 M10×20 RTFOB-225M 30 TFO-DR 6 B 1160 444.5 715.5 277.5 595.5 463 ― 115 115 90 600 19 225 0.0 -0.5 155.5 178 385 192.5 30 192.5 450 450 149 ― 18.5 65m6 18 7 11 140 129 2.5 55m6 16 6 10 110 101 1.0 75m6 50 100 9 M12×25 37 TFO-DR 6 RTFOB-250M B 1337 482.5 854.5 317.5 704.5 514 ― 115 115 100 641 24 250 0.0 37 85m6 50 100 9 M12×25 -0.5 174.5 203 420 210 210 500 540 168 ― 24 75m6 20 7.5 12 140 130 1.5 60m6 18 7 11 140 131 1.0 45 TFO-DR 6 45 95m6 63 125 10 M16×35.5 RTFOB-280M 55 TFO-DR 8 C 1459 569.5 889.5 388.5 739.5 575 ― 165 115 100 711 24 280 0.0 -1.0 209.5 228.5 490 245 55 245 550 540 190 ― 24 85m6 22 9 14 170 156 0 70m6 20 7.5 12 140 130 1.0 100m6 63 125 10 M16×35.5 75 TFO-DR 8 110m6 63 125 10 M16×35.5 0.0 75 RTFOB-315M C 1613 614.5 998.5 433.5 818.5 633 ― 190 140 125 776 28 315-1.0 228.5 254 540 270 270 615 600 216 ― 28 95m6 25 9 14 170 156 0 85m6 22 9 14 170 156 1.0 90 TFO-DR 8 90 110 TFO-DR 10 RTFOB-355L C 1934 779 1155 556 935 730 ― 180 180 150 955 36 355 0.0 110 -1.0 315 305 765 382.5 382.5 710 630 254 ― 28 110m6 28 10 16 210 194 0 100m6 28 10 16 210 194 1.5 132 TFO-DR 10 132 注):(1)上表中の出力は40%EDの場合を示す。 (2)枠番132Mのモータ足形状は二点鎖線で示す。 (3)寸法は変更されることがありますので、設計用としてご使用の場合にはご照会ください。 7 8 SA PS AW AS AS W PS S HI C G SA SA PS PS AW AW AS AS AS AS W W PS PS S S HI HI C C G G
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図7 CF制御による巻上げ用制御器具の例 B.クレーンモータの制御装置 クレーンは、その構造や用途あるいは使用条件の合った制御機器や制御方式の選定を行わないと所期の性能が得られません。こ 表示灯 のため、当社では各種の制御方式および制御機器を標準化してクレーンのいろいろな用途、使い方に適用できるようにしています。 1. 制御方式と機器の選定 1. 1. モータ出力による制御方式の選定 エネ、省力化、制度の高い速度制御を必要とする 共用保護盤(HD-AC) クレーンモータの制御には次の3種類の方式があり、モータ 場合に用います。 52M 押しボタンスイッチ(SB-2S) 電磁接触器 52M の出力により表5の適用を標準としております。なお、高頻度 次にこれらの制御方式について簡単にご説明します。 下 上 クレーン、床上押しボタン操作および無線遠隔操作のクレーンで 表6 モータ出力による速度制御方式の適用 モータ出力(kW) 巻下げ は、モータ出力に関係なく間接制御方式が採用されます。 2.2~15 22~55 75~90 110~132 速度制御方式 1ノッチ速度 CF制御 ◎ ◎ ○ × 約33% 直接制御:モータの一次、二次側とも制御器で直接開閉する 巻上げ用リミットスイッチ(ZWJ-SD5) IB制御 ○ ○ ◎ ○ 約20% DY制御 × ○ ○ ◎ 約15% 複合制御:モータの一次側は電磁接触器で開閉、二次側は制御 VC制御(参考) ○ ○ ◎ ◎ 約10% 52M INV制御 ○ ◎ ◎ ◎ 約 5% 器で直接開閉する(半間接制御ともいいます)。 カム型直接制御器(VC-BRH) 注)1. モータ出力40%EDの場合。 間接制御:モータの一次、二次側とも電磁接触器を介して開閉 2. ◎印は推奨、○印は製作可能、×印は製作不可のためご辞退します。 52M 電磁接触器 コイル 3. IB制御は自動制御となります。 上下限用リミットスイッチ(SLJ-LR4) する(主幹制御器またはペンダントスイッチでこの 4. 15%ED、25%EDでのDY制御、VC制御は製作しておりません。 接触器を開閉する)。 CF制御 表5 モータ出力による制御方式の適用 CF制御の基本回路を図5に、特性説明図を図6に示します。 モータ出力(kW) 2.2~45 55 75~132 制御方式 CFブレーキはブレーキバネによって制動し、サーボリフタ 直 接 制 御 ◎ × × 複 合 制 御 ○ ◎ × (電動油圧押上げ機の当社商品名)によって解放する機構です。 CFブレーキ(LS-HY4) 間 接 制 御 ○ ○ ◎ すなわち、全速運転時はサーボリフタを電源側(P側)に接続 交流電磁ブレーキ(LS-DR) 注)1. モータ出力40%EDの場合。 2. ◎印は推奨、○印は製作可能、×印は製作不可のためご辞退します。 してブレーキを弛め、低速運転の場合は回転子側(S側)に切 1. 2. 速度制御方式の選定 り替え、回転子電圧をCFトランスで電源電圧に合わせサーボ クレーンモータ 巻線型モータを用いた二次抵抗制御での巻下げ操作は、荷重 リフタに印加します。このときモータの二次側には抵抗を挿入 (TFO-DR) とモータの回転方向が一致するため、モータの同期速度以下で し、モータの駆動トルクをTmにします。 運転することができません。そのため、当社では表6の速度制 一方、サーボリフタの押上げ力Ttは回転速度の二乗に比例 CFトランス 二次抵抗器(CA-KH) 御方式により低速の速度を得て容易に運転できるようにしてい しモータが昇速するにつれて減少します。バネ制動力Tsはモー ます。 タ速度に関係ないのでトルクは一定となります。このTtとTs IB制御 図8 IB制御基本回路 CF制御: Change Frequency Controlの略。 との差がブレーキの駆動トルクTbとなってあらわれます。 インダクションブレーキ(IB)は固定子に励磁コイルを設 共用保護盤 34 単に安定な低速を必要とする場合に用います。 この制動トルクTbとモータの駆動トルクTmの差がCFブ け回転子にうず電流円筒を配置しうず電流円筒の軸にモータを R SR IB制御: うず電流ブレーキ制御。 レーキの特性であり、負荷トルクTLと交わった点で安定した 直結します。モータがこのうず電流円筒を回転させ励磁コイル 34 増 幅 制御 IB電源盤 記 号 説 明 に直流を流しますと、電流の大きさおよびうず電流円筒の回転 負荷変動に対しても少ない速度変動率を必要とす 運転が行われます。 34 可 逆 制 御 器 IM クレーンモータ る場合に用います。 この低速速度は定格負荷を巻下げした時、同期速度の約1/3 速度に応じて制御トルクが発生します。 cfs MB IM IB R IB インダクションブレーキ SR MB 電 磁 ブ レ ー キ DY制御: ダイナミックブレーキ制御。発電制御。 になるよう調整してあります。 この制御トルクは図9-Bのごとく回転速度に対しては最初急 R 二 次 抵 抗 器 激に増加し、ある程度を越えるとゆるやかになります。電流の R cfs 遠心力スイッチ レードルクレーンなどの製鋼クレーンに用います。 図5 CF制御基本回路 図6 CF制御のトルク特性 34 SR シリコン整流器 VC制御: サイリスタ一次電圧制御。(生産中止) 非用保護盤 増減に対しても制御トルクは増減します。IB制御の基本回路 +300 巻上げ、巻下げとも極力低速速度を必要とする場 34 を図8に特性説明を図9-Aに示します。 図9 IB制御のトルク特性 T′m (駆動トルク) 合に用います。 +200 制御は可逆制御器の巻下げ側のIBノッチに入れると、モー P側 T(t サーボリ (大) MB IM 34 フタ押上力) また、最近では半導体応用によるモータ速度制御が、新しい タに二次抵抗が挿入され小さな駆動トルクが発生します。さら Tm(モータトルク) S側 +100 素子の開発と世の中のさまざまなニーズに従って、大きく発展 T Tm(駆動トル にIBに直流電圧が印加され速度設定を同時に行います。 R ク 34 ) 0 100% 0 ① Tw 回転数→ しています。さらに、省エネルギーへの強い要求と保全の省力 0 20 40 60 80100 120 そこでモータの二次電圧が速度に反比例するのを利用し、この ② 回転数(%) ③ 記 号 説 明 負荷トルクT 化に対応するため、かご型モータを用いたインバータ制御が主 -100 TL(負荷トルク) 電圧と制御器で設定した基準電圧の差を検出し、大きさに応じIB 励磁電流(小) 34 可 逆 制 御 器 Tw=Tm-Tb Tw=Tm-Tb IM クレーンモータ T(b 制御 (CF制御 の励磁電流を自動的に調整することにより制御トルクを加減し設 T (IB制御トルク) →回転速度 流となってきています。 CFB C F ブ レ ー キ トルク)   トルク) b MB 電 磁 ブ レ ー キ -200 (IBブレーキトルク) INV制御:インバータ(センサレス)ベクトル制御。 定速度で運転するようにした方式です。この方式は自動制御を T C F ト ラ ン ス (①, ②, ③, 自動制御によるIB制御特性) T(s バネ制動力) R 二 次 抵 抗 器 A図 B図 巻上げ、巻下げとも極力低速速度を必要とし、省 行っているものでサイリスタによる半導体を応用しています。 9 10 CFB 負 トルク (%) 正 負←トルク(%)→正 →ブレーキトルク T
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図7 CF制御による巻上げ用制御器具の例 B.クレーンモータの制御装置 クレーンは、その構造や用途あるいは使用条件の合った制御機器や制御方式の選定を行わないと所期の性能が得られません。こ 表示灯 のため、当社では各種の制御方式および制御機器を標準化してクレーンのいろいろな用途、使い方に適用できるようにしています。 1. 制御方式と機器の選定 1. 1. モータ出力による制御方式の選定 エネ、省力化、制度の高い速度制御を必要とする 共用保護盤(HD-AC) クレーンモータの制御には次の3種類の方式があり、モータ 場合に用います。 52M 押しボタンスイッチ(SB-2S) 電磁接触器 52M の出力により表5の適用を標準としております。なお、高頻度 次にこれらの制御方式について簡単にご説明します。 下 上 クレーン、床上押しボタン操作および無線遠隔操作のクレーンで 表6 モータ出力による速度制御方式の適用 モータ出力(kW) 巻下げ は、モータ出力に関係なく間接制御方式が採用されます。 2.2~15 22~55 75~90 110~132 速度制御方式 1ノッチ速度 CF制御 ◎ ◎ ○ × 約33% 直接制御:モータの一次、二次側とも制御器で直接開閉する 巻上げ用リミットスイッチ(ZWJ-SD5) IB制御 ○ ○ ◎ ○ 約20% DY制御 × ○ ○ ◎ 約15% 複合制御:モータの一次側は電磁接触器で開閉、二次側は制御 VC制御(参考) ○ ○ ◎ ◎ 約10% 52M INV制御 ○ ◎ ◎ ◎ 約 5% 器で直接開閉する(半間接制御ともいいます)。 カム型直接制御器(VC-BRH) 注)1. モータ出力40%EDの場合。 間接制御:モータの一次、二次側とも電磁接触器を介して開閉 2. ◎印は推奨、○印は製作可能、×印は製作不可のためご辞退します。 52M 電磁接触器 コイル 3. IB制御は自動制御となります。 上下限用リミットスイッチ(SLJ-LR4) する(主幹制御器またはペンダントスイッチでこの 4. 15%ED、25%EDでのDY制御、VC制御は製作しておりません。 接触器を開閉する)。 CF制御 表5 モータ出力による制御方式の適用 CF制御の基本回路を図5に、特性説明図を図6に示します。 モータ出力(kW) 2.2~45 55 75~132 制御方式 CFブレーキはブレーキバネによって制動し、サーボリフタ 直 接 制 御 ◎ × × 複 合 制 御 ○ ◎ × (電動油圧押上げ機の当社商品名)によって解放する機構です。 CFブレーキ(LS-HY4) 間 接 制 御 ○ ○ ◎ すなわち、全速運転時はサーボリフタを電源側(P側)に接続 交流電磁ブレーキ(LS-DR) 注)1. モータ出力40%EDの場合。 2. ◎印は推奨、○印は製作可能、×印は製作不可のためご辞退します。 してブレーキを弛め、低速運転の場合は回転子側(S側)に切 1. 2. 速度制御方式の選定 り替え、回転子電圧をCFトランスで電源電圧に合わせサーボ クレーンモータ 巻線型モータを用いた二次抵抗制御での巻下げ操作は、荷重 リフタに印加します。このときモータの二次側には抵抗を挿入 (TFO-DR) とモータの回転方向が一致するため、モータの同期速度以下で し、モータの駆動トルクをTmにします。 運転することができません。そのため、当社では表6の速度制 一方、サーボリフタの押上げ力Ttは回転速度の二乗に比例 CFトランス 二次抵抗器(CA-KH) 御方式により低速の速度を得て容易に運転できるようにしてい しモータが昇速するにつれて減少します。バネ制動力Tsはモー ます。 タ速度に関係ないのでトルクは一定となります。このTtとTs IB制御 図8 IB制御基本回路 CF制御: Change Frequency Controlの略。 との差がブレーキの駆動トルクTbとなってあらわれます。 インダクションブレーキ(IB)は固定子に励磁コイルを設 共用保護盤 34 単に安定な低速を必要とする場合に用います。 この制動トルクTbとモータの駆動トルクTmの差がCFブ け回転子にうず電流円筒を配置しうず電流円筒の軸にモータを R SR IB制御: うず電流ブレーキ制御。 レーキの特性であり、負荷トルクTLと交わった点で安定した 直結します。モータがこのうず電流円筒を回転させ励磁コイル 34 増 幅 制御 IB電源盤 記 号 説 明 に直流を流しますと、電流の大きさおよびうず電流円筒の回転 負荷変動に対しても少ない速度変動率を必要とす 運転が行われます。 34 可 逆 制 御 器 IM クレーンモータ る場合に用います。 この低速速度は定格負荷を巻下げした時、同期速度の約1/3 速度に応じて制御トルクが発生します。 cfs MB IM IB R IB インダクションブレーキ SR MB 電 磁 ブ レ ー キ DY制御: ダイナミックブレーキ制御。発電制御。 になるよう調整してあります。 この制御トルクは図9-Bのごとく回転速度に対しては最初急 R 二 次 抵 抗 器 激に増加し、ある程度を越えるとゆるやかになります。電流の R cfs 遠心力スイッチ レードルクレーンなどの製鋼クレーンに用います。 図5 CF制御基本回路 図6 CF制御のトルク特性 34 SR シリコン整流器 VC制御: サイリスタ一次電圧制御。(生産中止) 非用保護盤 増減に対しても制御トルクは増減します。IB制御の基本回路 +300 巻上げ、巻下げとも極力低速速度を必要とする場 34 を図8に特性説明を図9-Aに示します。 図9 IB制御のトルク特性 T′m (駆動トルク) 合に用います。 +200 制御は可逆制御器の巻下げ側のIBノッチに入れると、モー P側 T(t サーボリ (大) MB IM 34 フタ押上力) また、最近では半導体応用によるモータ速度制御が、新しい タに二次抵抗が挿入され小さな駆動トルクが発生します。さら Tm(モータトルク) S側 +100 素子の開発と世の中のさまざまなニーズに従って、大きく発展 T Tm(駆動トル にIBに直流電圧が印加され速度設定を同時に行います。 R ク 34 ) 0 100% 0 ① Tw 回転数→ しています。さらに、省エネルギーへの強い要求と保全の省力 0 20 40 60 80100 120 そこでモータの二次電圧が速度に反比例するのを利用し、この ② 回転数(%) ③ 記 号 説 明 負荷トルクT 化に対応するため、かご型モータを用いたインバータ制御が主 -100 TL(負荷トルク) 電圧と制御器で設定した基準電圧の差を検出し、大きさに応じIB 励磁電流(小) 34 可 逆 制 御 器 Tw=Tm-Tb Tw=Tm-Tb IM クレーンモータ T(b 制御 (CF制御 の励磁電流を自動的に調整することにより制御トルクを加減し設 T (IB制御トルク) →回転速度 流となってきています。 CFB C F ブ レ ー キ トルク)   トルク) b MB 電 磁 ブ レ ー キ -200 (IBブレーキトルク) INV制御:インバータ(センサレス)ベクトル制御。 定速度で運転するようにした方式です。この方式は自動制御を T C F ト ラ ン ス (①, ②, ③, 自動制御によるIB制御特性) T(s バネ制動力) R 二 次 抵 抗 器 A図 B図 巻上げ、巻下げとも極力低速速度を必要とし、省 行っているものでサイリスタによる半導体を応用しています。 9 10 CFB 負 トルク (%) 正 負←トルク(%)→正 →ブレーキトルク T
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DY制御(発電制御) 図10 DY制御基本回路 INV制御(インバータ制御) 図15 INV制御基本回路(ベクトル制御時) ダイナミックブレーキ制御(DY制御)の基本回路を図10に、 共用 保護盤 近年の半導体応用によるモータ速度制御は、新しい素子の開 22 特性説明図を図11に示します。巻下げの場合つり荷によって 制御盤 直 流 発と世の中のさまざまなニーズに従って、大きく発展してきま 電 52 速 モータが回されますが、この時にモータの固定子に直流電源を 源 した。さらに、省エネルギーへの強い要求と保全の省力化指向 度 盤 指 令 接続しますと回転子がつり荷で回されるので磁界を切ることに に対応するため、より新しい技術が求められております。 75 インバータ なり、回転子コイルに電圧が発生して発電機となります。これ cfs MB IM クレーンの速度制御は従来、DCモータや巻線型モータを用 によって運動エネルギーが電気エネルギーに変わりモータの二 いた二次抵抗制御、一次電圧制御、ダイナミック制御などが使 MB IM cfs PLG 次抵抗器でさらに熱エネルギーに変えて速度を制御します。ブ われておりましたが、新しいニーズにふさわしい方式として、 図11 DY制御のトルク特性 レーキトルクを制御する方法に励磁を一定にして励磁電流を変 かご型モータのAVAF(インバータ)による速度制御が採用 図16 INV制御のトルク特性 モータトルク Tm える方法(図11-A)、二次抵抗を一定にして励磁電流を変える されるようになってきました。 速度 巻上げ負荷 100% トルク 方法(図11-B)がありますが両方を組み合わせ効率の良い方 →回転数 特 長 0 100% 式を行っています。この方式は速度制御用として別のブレーキ →回転数 0 100% 電流小 1. 大きな省エネ効果:巻線型モータの二次抵抗制御方式に比 5% トルク -5% A負荷 中 を必要とせず直流電源を設けるだけで良く、据え付け面積も少 TL べ、二次抵抗器の損失がなくなりますので省エネルギーです。 トルク 大 速度 -100% 巻上げ負荷 なく、低い速度が出せる大きな特長がありますが巻下げる駆動 Tw 大 2. 大きな省保全効果:従来の巻線モータの場合、スリップリ トルク 小 中 制御範囲 トルクを持たないのでクレーンの種類、用途によって適用を考 モータ二次抵抗 ングやカーボンブラシのメンテナンス、さらに二次抵抗器短絡 慮する必要があります。 A図 B図 用電磁接触器のメンテナンスが必要でしたが、インバータ制御 図17 INV制御のブロック図(ベクトル制御時) VC制御(サイリスタ一次電圧制御)(参考) 動作原理と回路構成 ではかご型モータ、さらに半導体使用制御装置のAVAF(イ パワー増幅部 コンバータ インバータ 従来、制御器や、電磁接触器などによる有接点制御が主流で VC制御はサイリスタ一次電圧制御方式で、各相にサイリス ンバータ)盤を採用するため、これらのメンテナンスから開放 CT モ タ あったクレーン制御装置も用途によっては使用頻度がきわめて タを逆並列に挿入し、それらの位相制御により速度制御を行う され、保守点検が容易です。 P L マイコン制御 G 過酷なため、それらの保守点検にかなりの時間と費用を必要と 方式です。図12に主回路の原理図、図13に速度-トルク特性、 3. 精度の高い速度制御:設定速度での速度変動率が極めて小 A/D 速 電 P コ 度 流 W ン バ 制 ベ 制 M している場合が少なくありません。また、IB制御やDY制御よ そして図14にVC制御ブロック図を示します。制御装置は、制 さく、負荷変動に左右されない高精度の速度制御が得られます。 御 ク 御 回 速 タ (AS R) ト (AC R) 路 度 ル りも、より小さな速度変動率や、より低い低速(例えば10%以 御器による速度設定と、速度検出用の発電機PGの出力とを比 また低速運転ができるのでインチングによる位置決めが不要と 指 磁 演 令 束 算 制 御 下)などのさらに良い特性を要求されることが多くなってきて 較し、その差電圧と極性を判別してその点弧位相角を決め正転 なります。 回転数 演 算 います。これらの要求に対しては、VC制御(サイリスタ一次 用および逆転用の電磁接触器によって正逆転およびプラッギン 4. 優れた操作性:加減速の制御により、始動・停止によるシ 電圧制御)があります。このサイリスタ制御は、正逆転も含め グ制動を行います。また、加速時などの二次抵抗短絡は各速度 ョックが軽減され荷崩れの不安を解消し、優れた運転操作性を てサイリスタによる一次電圧制御方式が可能のため、プラス、 に対応して自動的に制御されます。二次抵抗は加速時などを含 実現します。 マイナス負荷のいずれにも適用可能で、巻上げ用はもちろん引 め電動領域では速度に応じて切り換えられますが、制動領域で き込み、起伏や横行走行の停止精度を要求される用途など広く は全抵抗挿入したままで制動トルクを出します。 主な仕様を表8に示します。 適用されます。 表8 INV制御の主な仕様 図12 VC制御基本回路 図13 VC制御のトルク特性 項    目 巻上げ 横行・走行 特 長 200/220V±10% 50、60/60Hz 速度 巻下げ負荷トルク 電    源 電源 1. 負荷トルクのプラス、マイナスに関係なく、速度が設定可能 100% 400/440V±10% 50、60/60Hz 周 囲 温 度 0~40℃ 速 度 範 囲 1:20(ベクトル制御) 1:1(0 センサレスベクトル制御) です。また、自動制御をしているので、その速度精度はよく、 HRF 速度変動率 PI制御時0.2%以下 2%以下 CT 負荷の変動に対しても安定した低速を出すことができます。 5% 注)回生制動ユニットの検討が必要です。 0 トルク 75 制御 -5% SCR SCRR 速度指令 F 装置 2. サイリスタ一次電圧制御なので、無段階の変動制御ができま す。一般には制御器のノッチで決まる有段階制御ですが、無 MB IM PG 18Xn R -100% 段階制御器を使えば連続して速度を制御することも可能です。 18X1 制御範囲 巻下げ負荷トルク 3. 一次側は正転逆転の可逆スイッチも含めサイリスタ制御が 可能であり、二次側は電磁接触器を使いますが、一次側の 図14 VC制御のブロック図 電流が0になってから切り換えるので接点の摩耗は非常に少 75 MB SCR 52 FFB HRF CT 二次抵抗器 なく、保守点検が容易となります。 三相電源 SCR IM D R 18Xn 18Xn-1 …18X1 表7 VC制御の主な仕様(参考) 一次電流 ゲ ー ト 制御名称 VC制御 検出回路 論理回路 PG 制御器 200/220V 50、60/60Hz 正 逆 転 電  源 論理回路 判別回路 400/440V 50、60/60Hz 18X 二次抵抗 D 周囲温度 -0℃~+40℃(特殊50℃) 1~n 制御回路 AMP R 速度制御範囲 1:10(特殊、最大1:20) 速度設定 アナログ ゲート 速度変動率 AG 3% (10~100%負荷変動) 11 12 ブレーキトルク ← →駆動トルク ブレーキトルク ←
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DY制御(発電制御) 図10 DY制御基本回路 INV制御(インバータ制御) 図15 INV制御基本回路(ベクトル制御時) ダイナミックブレーキ制御(DY制御)の基本回路を図10に、 共用 保護盤 近年の半導体応用によるモータ速度制御は、新しい素子の開 22 特性説明図を図11に示します。巻下げの場合つり荷によって 制御盤 直 流 発と世の中のさまざまなニーズに従って、大きく発展してきま 電 52 速 モータが回されますが、この時にモータの固定子に直流電源を 源 した。さらに、省エネルギーへの強い要求と保全の省力化指向 度 盤 指 令 接続しますと回転子がつり荷で回されるので磁界を切ることに に対応するため、より新しい技術が求められております。 75 インバータ なり、回転子コイルに電圧が発生して発電機となります。これ cfs MB IM クレーンの速度制御は従来、DCモータや巻線型モータを用 によって運動エネルギーが電気エネルギーに変わりモータの二 いた二次抵抗制御、一次電圧制御、ダイナミック制御などが使 MB IM cfs PLG 次抵抗器でさらに熱エネルギーに変えて速度を制御します。ブ われておりましたが、新しいニーズにふさわしい方式として、 図11 DY制御のトルク特性 レーキトルクを制御する方法に励磁を一定にして励磁電流を変 かご型モータのAVAF(インバータ)による速度制御が採用 図16 INV制御のトルク特性 モータトルク Tm える方法(図11-A)、二次抵抗を一定にして励磁電流を変える されるようになってきました。 速度 巻上げ負荷 100% トルク 方法(図11-B)がありますが両方を組み合わせ効率の良い方 →回転数 特 長 0 100% 式を行っています。この方式は速度制御用として別のブレーキ →回転数 0 100% 電流小 1. 大きな省エネ効果:巻線型モータの二次抵抗制御方式に比 5% トルク -5% A負荷 中 を必要とせず直流電源を設けるだけで良く、据え付け面積も少 TL べ、二次抵抗器の損失がなくなりますので省エネルギーです。 トルク 大 速度 -100% 巻上げ負荷 なく、低い速度が出せる大きな特長がありますが巻下げる駆動 Tw 大 2. 大きな省保全効果:従来の巻線モータの場合、スリップリ トルク 小 中 制御範囲 トルクを持たないのでクレーンの種類、用途によって適用を考 モータ二次抵抗 ングやカーボンブラシのメンテナンス、さらに二次抵抗器短絡 慮する必要があります。 A図 B図 用電磁接触器のメンテナンスが必要でしたが、インバータ制御 図17 INV制御のブロック図(ベクトル制御時) VC制御(サイリスタ一次電圧制御)(参考) 動作原理と回路構成 ではかご型モータ、さらに半導体使用制御装置のAVAF(イ パワー増幅部 コンバータ インバータ 従来、制御器や、電磁接触器などによる有接点制御が主流で VC制御はサイリスタ一次電圧制御方式で、各相にサイリス ンバータ)盤を採用するため、これらのメンテナンスから開放 CT モ タ あったクレーン制御装置も用途によっては使用頻度がきわめて タを逆並列に挿入し、それらの位相制御により速度制御を行う され、保守点検が容易です。 P L マイコン制御 G 過酷なため、それらの保守点検にかなりの時間と費用を必要と 方式です。図12に主回路の原理図、図13に速度-トルク特性、 3. 精度の高い速度制御:設定速度での速度変動率が極めて小 A/D 速 電 P コ 度 流 W ン バ 制 ベ 制 M している場合が少なくありません。また、IB制御やDY制御よ そして図14にVC制御ブロック図を示します。制御装置は、制 さく、負荷変動に左右されない高精度の速度制御が得られます。 御 ク 御 回 速 タ (AS R) ト (AC R) 路 度 ル りも、より小さな速度変動率や、より低い低速(例えば10%以 御器による速度設定と、速度検出用の発電機PGの出力とを比 また低速運転ができるのでインチングによる位置決めが不要と 指 磁 演 令 束 算 制 御 下)などのさらに良い特性を要求されることが多くなってきて 較し、その差電圧と極性を判別してその点弧位相角を決め正転 なります。 回転数 演 算 います。これらの要求に対しては、VC制御(サイリスタ一次 用および逆転用の電磁接触器によって正逆転およびプラッギン 4. 優れた操作性:加減速の制御により、始動・停止によるシ 電圧制御)があります。このサイリスタ制御は、正逆転も含め グ制動を行います。また、加速時などの二次抵抗短絡は各速度 ョックが軽減され荷崩れの不安を解消し、優れた運転操作性を てサイリスタによる一次電圧制御方式が可能のため、プラス、 に対応して自動的に制御されます。二次抵抗は加速時などを含 実現します。 マイナス負荷のいずれにも適用可能で、巻上げ用はもちろん引 め電動領域では速度に応じて切り換えられますが、制動領域で き込み、起伏や横行走行の停止精度を要求される用途など広く は全抵抗挿入したままで制動トルクを出します。 主な仕様を表8に示します。 適用されます。 表8 INV制御の主な仕様 図12 VC制御基本回路 図13 VC制御のトルク特性 項    目 巻上げ 横行・走行 特 長 200/220V±10% 50、60/60Hz 速度 巻下げ負荷トルク 電    源 電源 1. 負荷トルクのプラス、マイナスに関係なく、速度が設定可能 100% 400/440V±10% 50、60/60Hz 周 囲 温 度 0~40℃ 速 度 範 囲 1:20(ベクトル制御) 1:1(0 センサレスベクトル制御) です。また、自動制御をしているので、その速度精度はよく、 HRF 速度変動率 PI制御時0.2%以下 2%以下 CT 負荷の変動に対しても安定した低速を出すことができます。 5% 注)回生制動ユニットの検討が必要です。 0 トルク 75 制御 -5% SCR SCRR 速度指令 F 装置 2. サイリスタ一次電圧制御なので、無段階の変動制御ができま す。一般には制御器のノッチで決まる有段階制御ですが、無 MB IM PG 18Xn R -100% 段階制御器を使えば連続して速度を制御することも可能です。 18X1 制御範囲 巻下げ負荷トルク 3. 一次側は正転逆転の可逆スイッチも含めサイリスタ制御が 可能であり、二次側は電磁接触器を使いますが、一次側の 図14 VC制御のブロック図 電流が0になってから切り換えるので接点の摩耗は非常に少 75 MB SCR 52 FFB HRF CT 二次抵抗器 なく、保守点検が容易となります。 三相電源 SCR IM D R 18Xn 18Xn-1 …18X1 表7 VC制御の主な仕様(参考) 一次電流 ゲ ー ト 制御名称 VC制御 検出回路 論理回路 PG 制御器 200/220V 50、60/60Hz 正 逆 転 電  源 論理回路 判別回路 400/440V 50、60/60Hz 18X 二次抵抗 D 周囲温度 -0℃~+40℃(特殊50℃) 1~n 制御回路 AMP R 速度制御範囲 1:10(特殊、最大1:20) 速度設定 アナログ ゲート 速度変動率 AG 3% (10~100%負荷変動) 11 12 ブレーキトルク ← →駆動トルク ブレーキトルク ←
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1. 3. 標準制御方式における使用機器および選定上のご注意 表11 ブレーキ標準適用表(巻上制御、クレーンモータ) ●モータ出力から選定した制御方式および速度制御方式から選 ●IB、ダイナミック、VC制御などの電気的制御の場合は高速 巻  上  げ  用 制    御    用 モータ 定した制御方式に対して、実際使用する機器の当社標準を から急停止運転の時に、機械ブレーキの制動仕事量を軽減す kW ブ レ ー キ 型 式 適用ドラム型式 C F 制 御 I B 制 御 DY制御 (40%ED) (各ブレーキ共用) 表9、表10に示します。 るために、電気制動を併用するようにしてください。 交流規格電磁ブレーキ CFブレーキ 電磁ブレーキ IBわく番 電磁ブレーキ 電磁ブレーキ ●制御方式における電磁ブレーキ、CFブレーキの型式適用表 ●レードルクレーンなどの重要用途およびモータ容量90kW以 2.2 LS005-DR ― LS007-037HTJ LS007-HY4 一般用と同じ IBC-J132 一般用と同じ (一般用と同じ) 3.7 LS007- 〃 ― 〃 LS010- 〃0 〃 〃0 〃 ( 〃   ) を表11、表12に示します。 上でIB、ダイナミック、VC制御などの電気的制御併用の場 5.5 LS010- 〃 LS010-DRF LS021-110HTJ LS014- 〃0 〃 IBC-J160 〃 ( 〃   ) ●低速運転使用率が高い場合はモータ、IBブレーキ、CFブレ 合は、制動力の余裕を大きくするために、モータ1台に対し、 7.5 LS014- 〃 LS014- 〃0 〃 LS021- 〃0 〃 〃0 〃 ( 〃   ) ーキあるいは二次抵抗器などの熱容量が問題となりますので ブレーキ2台とすることをおすすめします。 11 LS021- 〃 LS021- 〃0 〃 LS030- 〃0 〃 〃0 〃 ( 〃   ) 15 LS030- 〃 LS030- 〃0 LS030-150HJ LS040- 〃0 〃 IBC-J180 〃 ( 〃   ) この場合は当社へ照会願います。 22 LS040- 〃 LS040- 〃0 LS040-220HJ LS063- 〃0 〃 IBC-J200 〃 一般用と同じ 30 LS053- 〃 LS053- 〃0 LS053-300HJ LS080- 〃0 〃 IBC-J225 〃 〃 表9 標準制御方式における使用機器(巻上制御用) 37 LS063- 〃 LS063- 〃0 LS080-450HTJ LS100- 〃0 〃 IBC-J250 〃 〃 制御方式 C F 制 御 I B 制 御 D Y 制 御 VC制御(参考) INV. 制 御 45 LS080- 〃 LS080- 〃0 〃 LS132- 〃0 〃 〃0 〃 〃 55 LS132- 〃 LS132- 〃0 LS132-550HTJ LS180- 〃0 〃 IBC-J280 〃 〃 品名 直  接 複  合 間  接 間  接 間  接 間  接 間  接 75 LS180- 〃 LS180- 〃0 LS180-900HTJ LS265- 〃0 〃 IBC-J315 〃 〃 TFO-DR TFO-DR TFO-DR TFO-DR TFO-LKK モ ー タ 90 ― LS212- 〃0 〃 〃 〃 〃0 〃 〃 (40%ED以上) (40%ED以上) 110 ― LS335- 〃0 LS400-1320HTJ ― ― IBC-J355 〃 〃 二 次 抵 抗 器 CA-KH CA-KE CA-KD CA-KP ― 132 ― LS400- 〃0 〃 ― ― 〃0 〃 〃 可 逆 制 御 器 VC-BRH VC-BRH2 DVC31-BRH DVC52-BRE DVC52-BRD DVC31-BRP DVC31-BRV 160 ― LS475- 〃0 LS560-2000HJ ― ― ― ― 〃 ドラム型 LS-DRまたはLS-DRF 同左 同左 同左 同左 200 ― LS560- 〃0 〃 ― ― ― ― 〃 ブレーキ ディスク型 ― FS-TYF3 同左 同左 同左 注)1.25%ED用にご使用なる場合も上表と同一適用となります。(ただし、DY制御は25%ED以下に適用できません) 2.DY制御の電磁ブレーキ適用は22kW以上とします。 C F ブ レ ー キ LS-HY4 ― ― ― ― 3.INV制御の場合のブレーキ適用はご照会ください。 C F ト ラ ン ス (LS-HY4用) ― ― ― ― 表12 ブレーキ標準適用表(横行および走行用、クレーンモータ) インダクションブレーキ(IB) ― EFOUP-EB ― ― ― 横   走   行   用 制御盤または電源盤 ― HD-SE SD-S SD-AM SD-AM モータ kW サーボリフタブレーキ ディスク型電磁ブレーキ 過速保護用遠心力スイッチ ― FBJ-AR3 同左 同左 同左 (40%ED) ブレーキ型式 適用ドラム型式 ブレーキ型式 適用ディスク型式 過 巻 用 制 限 開 閉 器 ZWJ-SD5およびSLJ-LR4またはWLJ-LR3 同左 同左 同左 同左 2.2 LS005-TYS2 LS07-037HTJ FS02-TDR4 FS02-037TJ 電 磁 制 御 盤 ― HD-AR SD-ARS SD-ARS SD-ARS SD-ARS ― 3.7 〃 〃 〃0 〃 1.すべて5ノッチ 1.すべて3ノッチ 1.すべて3ノッチ 5.5 LS007-TYS2 LS07-055TJ FS05-TDR4 FS05-110TJ 1.すべて7ノッチ 1.す べ て 3ノッチ 1.すべて5ノッチ 2.巻下げ1~2ノッ 2.速度検出用には 7.5 LS010- 〃 0 LS21-110HTJ 〃 〃 2.巻上げはCF制御を行わない。 2.巻上げはIB制御を行わない。 チまで、1ノッチ PLGをご使用く 11 LS014- 〃 0 〃 〃 〃 備 考 2.巻下げ1~4ノッ 約10% ださい。 15 LS021- 〃 0 LS21-150TJ FS10-TDR4 FS10-150TJ 3.巻下げ1ノッチ約20%、2ノ チまで、1ノッチ 22 LS030- 〃 0 LS40-300TJ 〃 FS10-220TJ 3.巻下げ1ノッチ約33%、2ノ ッチ約35%、3ノッチ約60% 約15% 3.速度検出用にはPG- 3.回生制動ユニッ ッチまでCF制御を行う。 30 LS040- 〃 0 〃 FS20-TDR4 FS20-300TJ Eをご使用くださ ト、放電抵抗器 37 LS053- 〃 0 LS53-370TJ 〃0 FS20-450TJ 4.自動制御を標準とする。 い。 が必要です。 45 LS063- 〃 0 LS80-450HTJ 〃0 〃 55 LS100- 〃 0 LS132-550HTJ ― ― 表10 標準制御方式における使用機器(横行および走行用) 75 LS132- 〃 0 LS132-750TJ ― ― 制御方式 マグネトロモータ制御 巻線型モータ制御(一般) 巻線型モータ制御(コースチング) INVカゴ型モータ制御 注)1.25%ED用にご使用なる場合も上表と同一適用となります。 品名 直  接 複  合 間  接 直  接 複  合 間  接 直  接 複  合 間  接 間  接 2.横行、走行用は停止時のショックをやわらげるため、40~60%の制動トルク にしてあります。 3.INV制御の場合のブレーキ適用はご照会ください。 モ ー タ TFO-KK TFO-DR TFO-DR TFO-LKK 表13 ブレーキ標準適用表(横行および走行用、マグネトロモータ) 二 次 抵 抗 器 ― CA-K CA-K ― モータ 一     般     用 横   走   行   用 可 逆 制 御 器 VC22-BR VC22-BR2 DVC21-BR VC-BR VC-BR2 DVC31-BR VC-BRT VC-BRT2 DVC51-BRT DVC31-BRV kW ブ レ ー キ 型 式 適用ドラム型式 サーボリフタブレーキ ディスク型電磁ブレーキ 一次抵抗器またはクッションスタータ CAE-MまたはHQ ― ― ― (40%ED) 交流規格電磁ブレーキ サーボリフタブレーキ(各ブレーキ共用) ブレーキ型式 適用ドラム型式 ブレーキ型式 適用ドラム型式 (サーボリフタブレーキまた LS-TYS2または LS-TYS2または LS-TYS2または LS-TYS2または 1.5 LS05-DR ― LS05-TY2 LS07-150MJ LS05-TYS2 LS07-015MJ FS2-TDR4 FS2-015MJ はディスク型電磁ブレーキ) FS-TDR4 FS-TDR4 FS-TDR4 FS-TDR4 2.2 〃 ― 〃 LS07-022MJ 〃 LS07-022MJ 〃 FS2-022MJ (電 磁 ブ レ ー キ) LS-DR LS-DR LS-DR LS-DR 3.7 LS07-DR ― LS07-TY2 LS07-037HTJ 〃 LS07-037HTJ 〃 FS2-037TJ (極限用制限開閉器) ZVJ-SD2またはZRJ-SD2 ZVJ-SD2またはZRJ-SD2 ZVJ-SD2またはZRJ-SD2 ZVJ-SD2またはZRJ-SD2 5.5 LS10- 〃 LS10-DRF LS10- 〃0 LS21-055MJ LS07-TYS2 〃 〃 〃 制 御 箱 ― HD-SR HD-SR ― HD-SR SD-ARS ― HD-AR SD-ARS SD-AM 7.5 LS14- 〃 LS14- 〃0 LS14- 〃0 LS21-110HTJ LS10- 〃 0 LS21-110HTJ FS5-TDR4 FS5-110TJ 1.一次抵抗器使用の場合は2ノ 11 LS21- 〃 LS21- 〃0 LS21- 〃0 〃 LS14- 〃 0 〃 〃 〃 1.25kWまで5ノッチ 1.す べ て 1.25kWまで6ノッチ 1.す べ て 備 考 ッチ 55kWまで7ノッチ 3ノッチ 55kWまで8ノッチ 5ノッチ 1.すべて3ノッチ 2.クッションスタータ使用の 場合は1ノッチ 2.1ノッチコースチングノッチ 2.回生制動ユニットの検討が必要です。 13 14
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表11 ブレーキ標準適用表(巻上制御、クレーンモータ) 巻  上  げ  用 制    御    用 モータ kW ブ レ ー キ 型 式 適用ドラム型式 C F 制 御 I B 制 御 DY制御 (40%ED) (各ブレーキ共用) 交流規格電磁ブレーキ CFブレーキ 電磁ブレーキ IBわく番 電磁ブレーキ 電磁ブレーキ 2.2 LS005-DR ― LS007-037HTJ LS007-HY4 一般用と同じ IBC-J132 一般用と同じ (一般用と同じ) 3.7 LS007- 〃 ― 〃 LS010- 〃0 〃 〃0 〃 ( 〃   ) 5.5 LS010- 〃 LS010-DRF LS021-110HTJ LS014- 〃0 〃 IBC-J160 〃 ( 〃   ) 7.5 LS014- 〃 LS014- 〃0 〃 LS021- 〃0 〃 〃0 〃 ( 〃   ) 11 LS021- 〃 LS021- 〃0 〃 LS030- 〃0 〃 〃0 〃 ( 〃   ) 15 LS030- 〃 LS030- 〃0 LS030-150HJ LS040- 〃0 〃 IBC-J180 〃 ( 〃   ) 22 LS040- 〃 LS040- 〃0 LS040-220HJ LS063- 〃0 〃 IBC-J200 〃 一般用と同じ 30 LS053- 〃 LS053- 〃0 LS053-300HJ LS080- 〃0 〃 IBC-J225 〃 〃 37 LS063- 〃 LS063- 〃0 LS080-450HTJ LS100- 〃0 〃 IBC-J250 〃 〃 45 LS080- 〃 LS080- 〃0 〃 LS132- 〃0 〃 〃0 〃 〃 55 LS132- 〃 LS132- 〃0 LS132-550HTJ LS180- 〃0 〃 IBC-J280 〃 〃 75 LS180- 〃 LS180- 〃0 LS180-900HTJ LS265- 〃0 〃 IBC-J315 〃 〃 90 ― LS212- 〃0 〃 〃 〃 〃0 〃 〃 110 ― LS335- 〃0 LS400-1320HTJ ― ― IBC-J355 〃 〃 132 ― LS400- 〃0 〃 ― ― 〃0 〃 〃 160 ― LS475- 〃0 LS560-2000HJ ― ― ― ― 〃 200 ― LS560- 〃0 〃 ― ― ― ― 〃 注)1.25%ED用にご使用なる場合も上表と同一適用となります。(ただし、DY制御は25%ED以下に適用できません) 2.DY制御の電磁ブレーキ適用は22kW以上とします。 3.INV制御の場合のブレーキ適用はご照会ください。 表12 ブレーキ標準適用表(横行および走行用、クレーンモータ) モータ 横   走   行   用 kW サーボリフタブレーキ ディスク型電磁ブレーキ (40%ED) ブレーキ型式 適用ドラム型式 ブレーキ型式 適用ディスク型式 2.2 LS005-TYS2 LS07-037HTJ FS02-TDR4 FS02-037TJ 3.7 〃 〃 〃0 〃 5.5 LS007-TYS2 LS07-055TJ FS05-TDR4 FS05-110TJ 7.5 LS010- 〃 0 LS21-110HTJ 〃 〃 11 LS014- 〃 0 〃 〃 〃 15 LS021- 〃 0 LS21-150TJ FS10-TDR4 FS10-150TJ 22 LS030- 〃 0 LS40-300TJ 〃 FS10-220TJ 30 LS040- 〃 0 〃 FS20-TDR4 FS20-300TJ 37 LS053- 〃 0 LS53-370TJ 〃0 FS20-450TJ 45 LS063- 〃 0 LS80-450HTJ 〃0 〃 55 LS100- 〃 0 LS132-550HTJ ― ― 75 LS132- 〃 0 LS132-750TJ ― ― 注)1.25%ED用にご使用なる場合も上表と同一適用となります。 2.横行、走行用は停止時のショックをやわらげるため、40~60%の制動トルク にしてあります。 3.INV制御の場合のブレーキ適用はご照会ください。 表13 ブレーキ標準適用表(横行および走行用、マグネトロモータ) モータ 一     般     用 横   走   行   用 kW ブ レ ー キ 型 式 適用ドラム型式 サーボリフタブレーキ ディスク型電磁ブレーキ (40%ED) 交流規格電磁ブレーキ サーボリフタブレーキ(各ブレーキ共用) ブレーキ型式 適用ドラム型式 ブレーキ型式 適用ドラム型式 1.5 LS05-DR ― LS05-TY2 LS07-150MJ LS05-TYS2 LS07-015MJ FS2-TDR4 FS2-015MJ 2.2 〃 ― 〃 LS07-022MJ 〃 LS07-022MJ 〃 FS2-022MJ 3.7 LS07-DR ― LS07-TY2 LS07-037HTJ 〃 LS07-037HTJ 〃 FS2-037TJ 5.5 LS10- 〃 LS10-DRF LS10- 〃0 LS21-055MJ LS07-TYS2 〃 〃 〃 7.5 LS14- 〃 LS14- 〃0 LS14- 〃0 LS21-110HTJ LS10- 〃 0 LS21-110HTJ FS5-TDR4 FS5-110TJ 11 LS21- 〃 LS21- 〃0 LS21- 〃0 〃 LS14- 〃 0 〃 〃 〃 14
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2. 制御器 2. 4. カム型制御器の標準仕様 2. 5. カム型制御器の寸法 2. 1. カム型制御器の種類 (4)据付が簡単 表16 カム型直接制御器の仕様 カム型直接制御器 図19 直接・複合制御器寸法図 (1)制御方式による分類 上下のエンドプレートを鋼板製のプレスしぼり型としていま 適用モータ 最大使用 概略質量 用  途 型    式 ノッチ数 250 40%ED(kW) 電圧(V) (kg) 200 カム型直接制御器:直接制御用カム型制御器 すので床面のみの取付けで十分使用できます。 2-M8ネジ穴 170 (壁面) 30 VC52 BR 2.2~22 440 5-0-5 25 一 般 用 (モータの一次、二次側とも制御器で直接開閉する) (5)機械的インターロックを採用 VC73 BR 30~45 220 7-0-7 25 カム型複合制御器:複合制御器用カム型制御器 0ノッチでハンドルのノブを押えなければハンドルが回せない 巻 VC72 BRH 2.2~22 440 7-0-7 25 4-φ12穴 CF制御 140 (床面) 上 VC73 BRH 30~45 220 7-0-7 25 (モータの一次側は電磁接触器で開閉、二次側は制御器で ように機械的インターロックがついていますので安全です。 げ VC72 BRE 2.2~22 440 7-0-7 25 直接開閉する) (6)直流操作回路への適用が容易 用 (IB制御) VC73 BRE 30~45 220 7-0-7 25 カム型主幹制御器:間接制御用カム型制御器 操作回路用カム型スイッチにアークシュートを取付けるだけ VC62 BRT 2.2~22 440 6-0-6 25 横 走 行 用 VC83 BRT 30~45 220 8-0-8 25 (モータの一次側、二次側とも電磁接触器を介して開閉す で簡単に直流用に改造できます。 注)1.カム型直接制御器のVC73型およびVC83型を400V級にご使用の際はご る) 指定ください。 2. 3. カム型制御器の型式 (2)速度制御方式による分類 表17 カム型複合制御器の仕様 (VC73-BRH) D V C 7 2 - B R H 2 一般制御用カム型制御器:二次抵抗器により速度制御を行う 適用モータ 最大使用 概略質量 用  途 型    式 ノッチ数 40%ED(kW) 電圧(V) (kg) フレーム 制御法 カム型制御器 カム型主幹制御器 図20 主幹制御器寸法図 直接・複合制御器 なし:直接制御 ノッチ数   巻線型 用途    間接制御 VC52 BR2 2.2~22 440 5-0-5 25 5:正逆5ノッチ 2:25kW以下 なし:一般用 2 :複合制御 一 般 用 CF制御用カム型制御器:CFブレーキと組み合わせて速度制 6: 〃 6 〃 3:45kW以下 H :CF制御用 VC73 BR2 30~55 440 7-0-7 25 7: 〃 7 〃  (複合55kW以下) E :IB 〃 150 150 8: 〃 8 〃 主幹制御器 D :DY 〃 巻 110 M8 SCREW HPLE 御を行うカム型制御器 1:カムスイッチ P :VC 〃 上 CF制御 VC73 BRH2 2.2~55 440 7-0-7 25 110 M8 SCREW HOLE ハンドルの型     10個以下 V :INV 〃 げ C:クランクハンドル 2:カムスイッチ T :コースチングノッチ付 用 (IB制御) VC73 BRE2 2.2~55 440 7-0-7 25 IB制御用カム型制御器:IB(インダクションブレーキ)と L:レバーハンドル     15個以下 U:ユニバーサルハンドル B型カム型、可逆式 VC62 BRT2 2.2~22 440 6-0-6 25 取付の型 横 走 行 用 3-φ12 HOLE 3-φ12 HOLE 組み合わせて速度制御を行うカム型制御器 V:立型 (注)1. ユニバーサルハンドル付制御器の場合には式区分に2系列を VC83 BRT2 30~55 440 8-0-8 25 φ50 WIRING HOLE φ55 φ50 WIRING HOLE φ55 P:盤取付型 併記します。 20 20 40  (超小型) 例1. ハンドル操作前後方向 VC52-BR  VU-BR・BRT 40 DY制御用カム型制御器:発電制動により速度制御を行うカ 制御法   〃   左右方向 VC62-BRT B A B A (ノッチ数、フレームが異なる場合は表示を省略します) なし:直接・複合制御器 例2.   〃   前後方向 DVC31-BR  D  :主幹制御器 DVU32-BR・BRT   〃   左右方向 DVC31-BRT 表18 カム型主幹制御器の仕様 ム型制御器 2. 1台の制御器で2台のモータを同時に運転させたい場合には 一次共通・二次2台分の制御器を使用しますがこの場合には 最大収納 最大使用 概略質量 同一の式区分を併記します。 用  途 型    式 ノッチ数 VC制御用カム型制御器:一次電圧制御により速度制御を行    例 VC52-BR・BR カムSW数 電圧(V) (kg) うカム型制御器 カム型制御器の代表型式を表14に示します。 DVC31 BR 10 440 3-0-3 11 一 般 用 DVC51 BR 10 440 5-0-5 11 INV制御用カム型制御器:インバータ制御により速度制御を 図18 カムスイッチの仕様 DVC31 BRH 10 440 3-0-3 11 CF制御 行うカム型制御器 巻 DVC52 BRH 15 440 5-0-5 15 (DVC31-BR) (DVC52-BRH) (3)ハンドル構造などによる分類 上 IB制御 DVC52 BRE 15 440 5-0-5 15 げ DY制御 DVC52 BRD 15 440 5-0-5 15 クランクハンドル型カム型制御器(標準品) 用 VC制御 DVC31 BRP 10 440 3-0-3 11 2. 2. カム型制御器の特長 INV制御 DVC31 BRV 10 440 3-0-3 11 (1)高性能、長寿命の押切型カム型スイッチの採用 DVC31 BRT 10 440 3-0-3 11 横 走 行 用 DVC51 BRT 10 440 5-0-5 11 カム型スイッチはモールド製の小型堅固な構造で、接点には 摩擦の少ない特殊銀合金を使用しています。また、主回路スイ K-40型 K-110型 次のような特殊制御器もご注文により製作いたしますので、 ッチにはアークシュートを設けてアークによる損傷を防止して 表15 カムスイッチ接触子の性能 引き合いの際はご照会ください。 います。 性     能 種 類 定格電流 用 途 ・一次共通二次2台分型(VC-BR・BRなど) しゃ断電流容量 電気的寿命 機械的寿命 (2)軽快なハンドル操作 AC440V50A AC440V250A 操作力の小さいカム型スイッチと含油合金製の軸受を採用し K110型 050万回以上 500万回以上 AC220V90A AC220V500A ていますのでハンドル操作が軽快です。 主回路 AC440V 6A AC440V 60A 050万回以上 500万回以上 (3)保守、点検が容易 AC220V20A AC220V200A スイッチの接点は前面よりドライバーで簡単に取付け、取外 AC440V 3A AC440V 30A K40型 100万回以上 500万回以上 AC220V 5A AC220V 50A 操 作 しが可能です。また、可動接点、固定接点とも共用で、端子部 DC220V0.6A DC220V 2.5A 回 路 には押えが付いていますので配線が容易です。 050万回以上 500万回以上 DC110V1.5A DC110V 6A 注)主回路用およびDC操作回路用にはアークシュートが付いています。 表14 カム型制御器の代表型式 用途 一 般 制 御 用 CF制御用 IB制御用 DY制御用 VC制御用 INV制御用 制御法 コースチングなし コースチング付 カ ム 型 直 接 制 御 器 VC-BR VC-BRT VC-BRH VC-BRE ― ― ― カ ム 型 複 合 制 御 器 VC-BR2 VC-BRT2 VC-BRH2 VC-BRE2 ― ― ― カ ム 型 主 幹 制 御 器 DVC-BR DVC-BRT DVC-BRH DVC-BRE DVC-BRD DVC-BRP DVC-BRV 15 16 166 105 55 6 550 80 20 450 100 120 15 30 45 C 750 186 166 650 100 105 105 55 6 148 700 80 20 600 100 120 15 15 90 630 20 25 30 45 C
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2. 制御器 2. 4. カム型制御器の標準仕様 2. 5. カム型制御器の寸法 2. 1. カム型制御器の種類 (4)据付が簡単 表16 カム型直接制御器の仕様 カム型直接制御器 図19 直接・複合制御器寸法図 (1)制御方式による分類 上下のエンドプレートを鋼板製のプレスしぼり型としていま 適用モータ 最大使用 概略質量 用  途 型    式 ノッチ数 250 40%ED(kW) 電圧(V) (kg) 200 カム型直接制御器:直接制御用カム型制御器 すので床面のみの取付けで十分使用できます。 2-M8ネジ穴 170 (壁面) 30 VC52 BR 2.2~22 440 5-0-5 25 一 般 用 (モータの一次、二次側とも制御器で直接開閉する) (5)機械的インターロックを採用 VC73 BR 30~45 220 7-0-7 25 カム型複合制御器:複合制御器用カム型制御器 0ノッチでハンドルのノブを押えなければハンドルが回せない 巻 VC72 BRH 2.2~22 440 7-0-7 25 4-φ12穴 CF制御 140 (床面) 上 VC73 BRH 30~45 220 7-0-7 25 (モータの一次側は電磁接触器で開閉、二次側は制御器で ように機械的インターロックがついていますので安全です。 げ VC72 BRE 2.2~22 440 7-0-7 25 直接開閉する) (6)直流操作回路への適用が容易 用 (IB制御) VC73 BRE 30~45 220 7-0-7 25 カム型主幹制御器:間接制御用カム型制御器 操作回路用カム型スイッチにアークシュートを取付けるだけ VC62 BRT 2.2~22 440 6-0-6 25 横 走 行 用 VC83 BRT 30~45 220 8-0-8 25 (モータの一次側、二次側とも電磁接触器を介して開閉す で簡単に直流用に改造できます。 注)1.カム型直接制御器のVC73型およびVC83型を400V級にご使用の際はご る) 指定ください。 2. 3. カム型制御器の型式 (2)速度制御方式による分類 表17 カム型複合制御器の仕様 (VC73-BRH) D V C 7 2 - B R H 2 一般制御用カム型制御器:二次抵抗器により速度制御を行う 適用モータ 最大使用 概略質量 用  途 型    式 ノッチ数 40%ED(kW) 電圧(V) (kg) フレーム 制御法 カム型制御器 カム型主幹制御器 図20 主幹制御器寸法図 直接・複合制御器 なし:直接制御 ノッチ数   巻線型 用途    間接制御 VC52 BR2 2.2~22 440 5-0-5 25 5:正逆5ノッチ 2:25kW以下 なし:一般用 2 :複合制御 一 般 用 CF制御用カム型制御器:CFブレーキと組み合わせて速度制 6: 〃 6 〃 3:45kW以下 H :CF制御用 VC73 BR2 30~55 440 7-0-7 25 7: 〃 7 〃  (複合55kW以下) E :IB 〃 150 150 8: 〃 8 〃 主幹制御器 D :DY 〃 巻 110 M8 SCREW HPLE 御を行うカム型制御器 1:カムスイッチ P :VC 〃 上 CF制御 VC73 BRH2 2.2~55 440 7-0-7 25 110 M8 SCREW HOLE ハンドルの型     10個以下 V :INV 〃 げ C:クランクハンドル 2:カムスイッチ T :コースチングノッチ付 用 (IB制御) VC73 BRE2 2.2~55 440 7-0-7 25 IB制御用カム型制御器:IB(インダクションブレーキ)と L:レバーハンドル     15個以下 U:ユニバーサルハンドル B型カム型、可逆式 VC62 BRT2 2.2~22 440 6-0-6 25 取付の型 横 走 行 用 3-φ12 HOLE 3-φ12 HOLE 組み合わせて速度制御を行うカム型制御器 V:立型 (注)1. ユニバーサルハンドル付制御器の場合には式区分に2系列を VC83 BRT2 30~55 440 8-0-8 25 φ50 WIRING HOLE φ55 φ50 WIRING HOLE φ55 P:盤取付型 併記します。 20 20 40  (超小型) 例1. ハンドル操作前後方向 VC52-BR  VU-BR・BRT 40 DY制御用カム型制御器:発電制動により速度制御を行うカ 制御法   〃   左右方向 VC62-BRT B A B A (ノッチ数、フレームが異なる場合は表示を省略します) なし:直接・複合制御器 例2.   〃   前後方向 DVC31-BR  D  :主幹制御器 DVU32-BR・BRT   〃   左右方向 DVC31-BRT 表18 カム型主幹制御器の仕様 ム型制御器 2. 1台の制御器で2台のモータを同時に運転させたい場合には 一次共通・二次2台分の制御器を使用しますがこの場合には 最大収納 最大使用 概略質量 同一の式区分を併記します。 用  途 型    式 ノッチ数 VC制御用カム型制御器:一次電圧制御により速度制御を行    例 VC52-BR・BR カムSW数 電圧(V) (kg) うカム型制御器 カム型制御器の代表型式を表14に示します。 DVC31 BR 10 440 3-0-3 11 一 般 用 DVC51 BR 10 440 5-0-5 11 INV制御用カム型制御器:インバータ制御により速度制御を 図18 カムスイッチの仕様 DVC31 BRH 10 440 3-0-3 11 CF制御 行うカム型制御器 巻 DVC52 BRH 15 440 5-0-5 15 (DVC31-BR) (DVC52-BRH) (3)ハンドル構造などによる分類 上 IB制御 DVC52 BRE 15 440 5-0-5 15 げ DY制御 DVC52 BRD 15 440 5-0-5 15 クランクハンドル型カム型制御器(標準品) 用 VC制御 DVC31 BRP 10 440 3-0-3 11 2. 2. カム型制御器の特長 INV制御 DVC31 BRV 10 440 3-0-3 11 (1)高性能、長寿命の押切型カム型スイッチの採用 DVC31 BRT 10 440 3-0-3 11 横 走 行 用 DVC51 BRT 10 440 5-0-5 11 カム型スイッチはモールド製の小型堅固な構造で、接点には 摩擦の少ない特殊銀合金を使用しています。また、主回路スイ K-40型 K-110型 次のような特殊制御器もご注文により製作いたしますので、 ッチにはアークシュートを設けてアークによる損傷を防止して 表15 カムスイッチ接触子の性能 引き合いの際はご照会ください。 います。 性     能 種 類 定格電流 用 途 ・一次共通二次2台分型(VC-BR・BRなど) しゃ断電流容量 電気的寿命 機械的寿命 (2)軽快なハンドル操作 AC440V50A AC440V250A 操作力の小さいカム型スイッチと含油合金製の軸受を採用し K110型 050万回以上 500万回以上 AC220V90A AC220V500A ていますのでハンドル操作が軽快です。 主回路 AC440V 6A AC440V 60A 050万回以上 500万回以上 (3)保守、点検が容易 AC220V20A AC220V200A スイッチの接点は前面よりドライバーで簡単に取付け、取外 AC440V 3A AC440V 30A K40型 100万回以上 500万回以上 AC220V 5A AC220V 50A 操 作 しが可能です。また、可動接点、固定接点とも共用で、端子部 DC220V0.6A DC220V 2.5A 回 路 には押えが付いていますので配線が容易です。 050万回以上 500万回以上 DC110V1.5A DC110V 6A 注)主回路用およびDC操作回路用にはアークシュートが付いています。 表14 カム型制御器の代表型式 用途 一 般 制 御 用 CF制御用 IB制御用 DY制御用 VC制御用 INV制御用 制御法 コースチングなし コースチング付 カ ム 型 直 接 制 御 器 VC-BR VC-BRT VC-BRH VC-BRE ― ― ― カ ム 型 複 合 制 御 器 VC-BR2 VC-BRT2 VC-BRH2 VC-BRE2 ― ― ― カ ム 型 主 幹 制 御 器 DVC-BR DVC-BRT DVC-BRH DVC-BRE DVC-BRD DVC-BRP DVC-BRV 15 16 166 105 55 6 550 80 20 450 100 120 15 30 45 C 750 186 166 650 100 105 105 55 6 148 700 80 20 600 100 120 15 15 90 630 20 25 30 45 C
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2. 6. カム型制御器の標準接続図 3. 抵抗器 図21 カム型制御器接続図 二次抵抗器は巻線型モータの二次側(回転子側)に接続し、抵抗値の大きさを制御器などによって加減して速度制御を行うものです。 RS T 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 RS T 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 抵抗器の短絡方式、速度制御方式、保護構造などにより分類できますが、最適な選定ができるよう各種抵抗器を標準化しています。 RS T 1 2 MOTOR 1 2 3 4 U V W MOTOR 1 2 MOTOR 3. 1. 抵抗器の種類 3. 4. 抵抗器の標準仕様 R U V W 5 U V W R K L M 3 4 K L M (u )( v () w ) (u () v () w ) K L M 3 4 R (u )( v )( w ) W (1)短絡方式による分類 スチール製抵抗器(CA-K*) BRAKE W 5 5 Um Vm Wm W U 不平衡短絡用二次抵抗器:三相とも異なった低抗値からな T U R1 R0 R0 T R0 U R1 R0 R Um り、一相一ブロックずつ抵抗を短絡するもの R2 R R1 R0 0 R R 3 R2 T Wm 平衡短絡用二次抵抗器:三相とも同一抵抗値からなり、三相 R 3 R3 R2 R R 2 R 2 1 1 R R3 R3 R 一ブロックを同時に抵抗を短絡するもの 4 R 3 R 2 1 R4 R R R R4 4 4 R 6 R5 R 5 (2)速度制御方式による分類 4 R6 一般制御用二次抵抗器:二次抵抗器のみにより速度制御を行 (イ)VC52-BR接続図 (ロ)VC73-BR接続図 (ハ)VC62-BRT接続図 う抵抗器 CF制御用二次抵抗器:CFブレーキと組み合わせて速度制御 RS T 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 を行う抵抗器 抵抗器の使用率は、モータの使用率に応じて規格JEM1022 MOTOR 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 U V W 1 2 K L M R1 R0 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 (u )( v )( w ) R IB制御用二次抵抗器:IB(インダクションブレーキ)と組 にて決められています。仕様を表19に示します。 3 4 1 2 MOTOR R1 R0 U V W R2 W 5 1 2 BRAKE MOTOR み合わせて速度制御を行う抵抗器 表19 モータ使用率と抵抗器使用率の関係 T utv tw t K L M R0 R2 (u () v )( w ) 3 4 U V W U ut 3 4 R0 2 R0 1 U R3 K L M (u () v () w ) R R0 R3 DY制御用二次抵抗器:発電制動により速度制御を行う抵抗器 モータ使用率 抵抗器使用率 uo vo wo R 3 u0 5 5 R 1 R 2 TRANS 1 R R4 4 15%ED 12.5% wt U V W 6 7 R W VC制御用二次抵抗器:一次電圧制御により速度制御を行う 2 R 6 7 R 3 R5 w0 4 R0 1 R 25%ED 20 % 2 8 R0 2 R3 R 1 R6 抵抗器 R 8 R 6 40%ED 33.3% R 3 R4 R R 2 5 1 R 4 R R5 INV制御用回生抵抗:インバータ制御により速度制御を行う R 6 60%ED 50 % R 5 4 R6 場合に放電抵抗として使用する抵抗器 注)モータ使用率100%EDの場合は、用途に応じて抵抗器使用率を決めま す。 (3)保護構造による分類 (ニ)VC72-BRH接続図 (ホ)VC52-BR2接続図 (ヘ)VC73-BR2接続図 開放型抵抗器(標準品) 抵抗器の第1ノッチの仕様は、電流と使用率の関係から規格 R S 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 T RS T 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 保護カバー付き抵抗器 JEM1022にて区別されています。仕様を表20に示します。 R0 2 R0 1 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 1 2 MOTOR 1 2 MOTOR R 3. 2. 抵抗器の特長 表20 標準類別 U V W R1 R0 U V W R1 3 4 U V W K L M K L M MOTOR 1 2 (u )( v () w ) 3 4 (u () v () w ) (1)グリッドの破損の解消 使用率(%) 断   続 KL M BRAKE W 5 R0 R2 (u )( v )( w ) R utv tw t 2 連 続 3 4 U V W T R3 5 MOTOR U クレーン用として開発した独自の鋼板製(スチール)グリッ 電流(%) 12.5 20 33.3 50 K L M R0 R1 R0 5 R (u () v )( w ) R 3 R4 R3 35 103 203 303 503 003 R 2 u0v 0w 0 6 7 R2 1 6 7 TRANS R R4 R R 3 U V W 2 ドを採用していますので、耐震、耐衝撃性に優れております。 1 8 R3 BRAKE 8 50 105 205 305 505 005 R 4 Um Vm Wm R0 1 R R5 Um R R0 R4 2 4 (2)ステンレス系合金の電気抵抗用鋼板の採用 70 107 207 307 507 007 ut U T Wm R R0 R1 R0 3 R6 R 2 グリッドには耐食性の強い特殊鋼(ステンレス系合金)を使 100 110 210 310 510 010 R uo R2 1 R R S T 3 R 6 R R R 2 1 R3 R 5 用しています。(抵抗許容値90~110%) 150 115 215 315 515 015 4 wt W R R4 4 200以上 120 220 320 520 020 wo (3)保守、点検が容易 注)第1ノッチの電流は、定格電流に対する%で概略値となります。 (ト)VC62-BRT2接続図 (チ)VC73-BRH2接続図 (リ)VC52-BR・BR接続図 グリッド相互間は特殊溶接(アルゴン溶接)により接続して 2. 7. 主幹制御器の標準接続図 いますので、経年変化が少なく、保守・点検が容易です。 図23 抵抗器寸法図 図22 主幹制御器接続図 (4)据付、配線作業が容易 (mm) 400 1 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 2 端子は直接接続あるいは圧着端子接続のどちらかでも使用可 3 2 1 0 1 2 3 3 1 4 能としています。また、端子配列も全部一方向に揃えています 3 2 1 0 1 2 3 2 3 5 1 4 6 2 7 ので配線作業が容易です。 3 4 5 8 5 6  9 3. 3. 抵抗器の型式 4-φ15 6 7 10 650 端子 275 7 ボルト穴 8 11 8 9 12 700 325 C A E - K H 350 12 10 13 13 14 ※印の寸法は端子が縦方向取り付けの場合です。 14 11 15 12 16 抵抗器 13 用途: 17 なし:一般制御用 14 18 H :CF制御用 19 E :IB制御用 素子の種類 D :DY制御用 20 K:スチールグリッド P :VC制御用 保護構造 R:ボビン抵抗 B :INV制御回生用 (イ)DVC31-BR接続図 (ロ)DVC31-BRH接続図 (ハ)DVC52-BRE接続図 なし:開放形 E  :保護カバー付 17 18 3.2 155 P ※10
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2. 6. カム型制御器の標準接続図 3. 抵抗器 図21 カム型制御器接続図 二次抵抗器は巻線型モータの二次側(回転子側)に接続し、抵抗値の大きさを制御器などによって加減して速度制御を行うものです。 RS T 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 RS T 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 抵抗器の短絡方式、速度制御方式、保護構造などにより分類できますが、最適な選定ができるよう各種抵抗器を標準化しています。 RS T 1 2 MOTOR 1 2 3 4 U V W MOTOR 1 2 MOTOR 3. 1. 抵抗器の種類 3. 4. 抵抗器の標準仕様 R U V W 5 U V W R K L M 3 4 K L M (u )( v () w ) (u () v () w ) K L M 3 4 R (u )( v )( w ) W (1)短絡方式による分類 スチール製抵抗器(CA-K*) BRAKE W 5 5 Um Vm Wm W U 不平衡短絡用二次抵抗器:三相とも異なった低抗値からな T U R1 R0 R0 T R0 U R1 R0 R Um り、一相一ブロックずつ抵抗を短絡するもの R2 R R1 R0 0 R R 3 R2 T Wm 平衡短絡用二次抵抗器:三相とも同一抵抗値からなり、三相 R 3 R3 R2 R R 2 R 2 1 1 R R3 R3 R 一ブロックを同時に抵抗を短絡するもの 4 R 3 R 2 1 R4 R R R R4 4 4 R 6 R5 R 5 (2)速度制御方式による分類 4 R6 一般制御用二次抵抗器:二次抵抗器のみにより速度制御を行 (イ)VC52-BR接続図 (ロ)VC73-BR接続図 (ハ)VC62-BRT接続図 う抵抗器 CF制御用二次抵抗器:CFブレーキと組み合わせて速度制御 RS T 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 を行う抵抗器 抵抗器の使用率は、モータの使用率に応じて規格JEM1022 MOTOR 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 U V W 1 2 K L M R1 R0 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 (u )( v )( w ) R IB制御用二次抵抗器:IB(インダクションブレーキ)と組 にて決められています。仕様を表19に示します。 3 4 1 2 MOTOR R1 R0 U V W R2 W 5 1 2 BRAKE MOTOR み合わせて速度制御を行う抵抗器 表19 モータ使用率と抵抗器使用率の関係 T utv tw t K L M R0 R2 (u () v )( w ) 3 4 U V W U ut 3 4 R0 2 R0 1 U R3 K L M (u () v () w ) R R0 R3 DY制御用二次抵抗器:発電制動により速度制御を行う抵抗器 モータ使用率 抵抗器使用率 uo vo wo R 3 u0 5 5 R 1 R 2 TRANS 1 R R4 4 15%ED 12.5% wt U V W 6 7 R W VC制御用二次抵抗器:一次電圧制御により速度制御を行う 2 R 6 7 R 3 R5 w0 4 R0 1 R 25%ED 20 % 2 8 R0 2 R3 R 1 R6 抵抗器 R 8 R 6 40%ED 33.3% R 3 R4 R R 2 5 1 R 4 R R5 INV制御用回生抵抗:インバータ制御により速度制御を行う R 6 60%ED 50 % R 5 4 R6 場合に放電抵抗として使用する抵抗器 注)モータ使用率100%EDの場合は、用途に応じて抵抗器使用率を決めま す。 (3)保護構造による分類 (ニ)VC72-BRH接続図 (ホ)VC52-BR2接続図 (ヘ)VC73-BR2接続図 開放型抵抗器(標準品) 抵抗器の第1ノッチの仕様は、電流と使用率の関係から規格 R S 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 T RS T 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 保護カバー付き抵抗器 JEM1022にて区別されています。仕様を表20に示します。 R0 2 R0 1 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 1 2 MOTOR 1 2 MOTOR R 3. 2. 抵抗器の特長 表20 標準類別 U V W R1 R0 U V W R1 3 4 U V W K L M K L M MOTOR 1 2 (u )( v () w ) 3 4 (u () v () w ) (1)グリッドの破損の解消 使用率(%) 断   続 KL M BRAKE W 5 R0 R2 (u )( v )( w ) R utv tw t 2 連 続 3 4 U V W T R3 5 MOTOR U クレーン用として開発した独自の鋼板製(スチール)グリッ 電流(%) 12.5 20 33.3 50 K L M R0 R1 R0 5 R (u () v )( w ) R 3 R4 R3 35 103 203 303 503 003 R 2 u0v 0w 0 6 7 R2 1 6 7 TRANS R R4 R R 3 U V W 2 ドを採用していますので、耐震、耐衝撃性に優れております。 1 8 R3 BRAKE 8 50 105 205 305 505 005 R 4 Um Vm Wm R0 1 R R5 Um R R0 R4 2 4 (2)ステンレス系合金の電気抵抗用鋼板の採用 70 107 207 307 507 007 ut U T Wm R R0 R1 R0 3 R6 R 2 グリッドには耐食性の強い特殊鋼(ステンレス系合金)を使 100 110 210 310 510 010 R uo R2 1 R R S T 3 R 6 R R R 2 1 R3 R 5 用しています。(抵抗許容値90~110%) 150 115 215 315 515 015 4 wt W R R4 4 200以上 120 220 320 520 020 wo (3)保守、点検が容易 注)第1ノッチの電流は、定格電流に対する%で概略値となります。 (ト)VC62-BRT2接続図 (チ)VC73-BRH2接続図 (リ)VC52-BR・BR接続図 グリッド相互間は特殊溶接(アルゴン溶接)により接続して 2. 7. 主幹制御器の標準接続図 いますので、経年変化が少なく、保守・点検が容易です。 図23 抵抗器寸法図 図22 主幹制御器接続図 (4)据付、配線作業が容易 (mm) 400 1 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 2 端子は直接接続あるいは圧着端子接続のどちらかでも使用可 3 2 1 0 1 2 3 3 1 4 能としています。また、端子配列も全部一方向に揃えています 3 2 1 0 1 2 3 2 3 5 1 4 6 2 7 ので配線作業が容易です。 3 4 5 8 5 6  9 3. 3. 抵抗器の型式 4-φ15 6 7 10 650 端子 275 7 ボルト穴 8 11 8 9 12 700 325 C A E - K H 350 12 10 13 13 14 ※印の寸法は端子が縦方向取り付けの場合です。 14 11 15 12 16 抵抗器 13 用途: 17 なし:一般制御用 14 18 H :CF制御用 19 E :IB制御用 素子の種類 D :DY制御用 20 K:スチールグリッド P :VC制御用 保護構造 R:ボビン抵抗 B :INV制御回生用 (イ)DVC31-BR接続図 (ロ)DVC31-BRH接続図 (ハ)DVC52-BRE接続図 なし:開放形 E  :保護カバー付 17 18 3.2 155 P ※10
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3. 5. 二次抵抗器標準仕様および寸法表 4. ブレーキ 表21 二次抵抗器標準仕様および寸法表 ブレーキは、その使用目的により要求される特性性能が異なります。当社では使用目的、用途などにより最適な選定ができるよ 用 モータ 不  平  衡  短  絡 平   衡   短   絡 う、各種ブレーキを標準化しております。   型   式 出力(kW) 寸     法 概略質量 寸     法 概略質量 途 短絡段数 短絡段数 40%ED 積段数 列数 P(mm) (kg) 積段数 列数 P(mm) (kg) 交 流 規 格 ディスク型 サーボリフタ ディスク型 直 流 規 格 インダクション 機  種 CFブレーキ 2.2 4 1 1 155 15 4 1 1 155 15 電磁ブレーキ アクチュエータブレーキ ブ レ ー キ 電磁ブレーキ 電磁ブレーキ ブ レ ー キ 3.7 4 1 1 155 15 4 1 1 155 15 LS-TY2 一 代表型式 LS-DR(F) FS-TYF3 FS-TDR4 LS-SD2 LS-HY4 EFOUP-EB   5.5 4 1 1 155 15 4 2 1 310 30 LS-TYS2 般 7.5 4 1 1 155 15 4 2 1 310 30 ○バネにより制動 ○バネにより制動 ○バネにより制動 ○バネにより制動 ○バネにより制動 ○バネによる制動 ○電磁力応用の渦電   用 11 4 2 1 310 30 4 2 1 310 30 直流電磁石で解放 アクチュエータで サーボリフタで解 直流電磁石で解放 直流電磁石で解放 ○サーボリフタの押 流ブレーキ ( 15 4 2 1 310 30 4 2 1 310 30 ○整流ユニット付き 解放 放 ○整流ユニット付き ○付属抵抗器付き 上げ力を制御した ○励磁電流の調整に 横 機  構 22 4 2 1 310 30 4 3 1 465 45 (別置) (別置) (別置) 速度制御用 よる速度制御用   行 CA K 30 6 2 1 310 30 5 3 1 465 45 ○別途直流電源が必 要 ・ 37 6 2 1 310 30 5 4 1 620 60 走 45 6 3 1 465 45 5 4 1 620 60 ○ショートストロー ○高性能アクチュエ ○高性能サーボリフ ○電磁石のストロー ○定励磁の直流電磁 ○シンプルなレバー ○励磁電流の自動制   55 6 3 1 465 45 5 5 1 775 75 クの直流電磁石採 ータを採用し、0.2 タ(電動油圧式押 ク調整および注油 石採用により、コ 動作機構の採用に 御方式を標準とし 行 75 注)(1)75kW以上は平衡短絡制御となります。 5 7 1 1085 105   用により、コイル ~0.3secの応答性が 上機)を採用して が不要になってい イル焼損がほとん より、安定したCF ておりますので、 用 90 注)(2)不平衡短絡用は、始動トルク100%と70%に切 5 7 1 1085 105 ) り替えできます。 焼損がほとんどあ 得られます。 いますので、スム ますので、保守が どありません。 制御特性(低速運 安定した低速が得 110 注)(3)不平衡短絡用は25%EDにも適用できます。 5 5 2 775×2 150 りません。 ○全ピン部にドライ ーズな制動特性が 容易です。 ○全ピン部にドライ 転)が発揮できま られます。 132 (タップ切換) 5 6 2 930×2 180 ○整流ユニットは無 ブッシュを採用し 得られます。 ○ショートストロー ブッシュを採用し す。 ○摩耗部分が少なく、 5.5 7 1 1 155 15 4 2 1 310 30 接点式で電圧変動 高頻度の使用が可 ○ピン数が少なく、 クの直流電磁石採 ていますので、注 ○ピン数が少なく一 1/5程度の低速が得 7.5 7 1 1 155 15 4 2 1 310 30 補正作用を採用し 能です。(800回/h) 一部にドライブッ 用により、コイル 油が不要です。 部にドライブッシ られます。 ○ブレーキディスク シュを採用してい 焼損がほとんどあ ○100%・800回/hの ュを採用していま ○外被構造は、防滴 C 11 7 2 1 310 30 4 2 1 310 30 ています。   周速が80m/sまで ますので寿命が長 りません。 高頻度用に使用可 すので寿命が長く 保護型になってい 15 7 2 1 310 30 4 3 1 465 45 主な特長 ○ピン数が少なく一 F 可能で、INV制御 く保守が容易です。 ○整流ユニットは無 能です。 保守が容易です。 ます。   22 7 2 1 310 30 4 3 1 465 45 部にドライブッシ の倍速制御に最適 接点式で電圧変動 ○付属の直列抵抗と ○ライニングが組み 制 CA KH 30 7 2 1 310 30 5 3 1 465 45 ュを採用していま   です。 補正作用を採用し 放電抵抗を採用し、 合わせ電磁ブレー 37 7 2 1 310 30 5 4 1 620 60 すので寿命が長く、 御 ています。 応答性の改善をは キ(LS-DR)と共   45 7 3 1 465 45 5 5 1 775 75 保守が容易です。 ○整流ユニットに過 かっています。 用になっています。 用 55 7 3 1 465 45 5 6 1 930 90 ○整流ユニットに過 励磁方式を、電磁 75 注)(1)75kW以上は平衡短絡制御となります。 6 7 1 1085 105 励磁方式を、電磁 石に特殊材質を採 注)(2)不平衡短絡用は25%EDにも適用できます。 90 6 5+4 2 775×1 石に特殊材質を採 (タップ切換) 620×1 135 用し、応答性の改 11 7 2 1 310 30 4 2 1 310 30 用し応答性の改善 善をはかっていま 15 7 2 1 310 30 4 3 1 465 45 をはかっています。 す。 I 22 7 2 1 310 30 4 3 1 465 45 一般クレーン巻上げ 高頻度、高周速用途 クレーン横行用、走 LS-TYS2と同じ用途 規格JEM1120を指定 巻上げ低速、起伏の CFブレーキと同様な   30 7 2 1 310 30 5 3 1 465 45 用起伏用および急停 行用、旋回用および される用途 低速などの速度制御 用途しかも高頻度、 B   37 7 2 1 310 30 5 4 1 620 60 用  途 止を要する一般用途 ショックレス停止を 直流定励磁型ブレー 用 自動制御用に最適 制 CA KE 45 7 3 1 465 45 5 5 1 775 75 高頻度型はLS-DRF 要する一般用途 キを要求される場合 一般に電磁ブレーキ 一般に電磁ブレーキ   55 7 3 1 465 45 5 6 1 930 90 併用 併用 御   75 注)(1)75kW以上は平衡短絡制御となります。 6 7 1 1085 105 センターハイトは 用 備  考 - - - - - - 90 6 5+4 2 775×1 620×1 135 モータと同一 110 6 6+5 2 930×1 775×1 165 注)各ブレーキの絶縁階級は、アクチュエータブレーキおよびインダクションブレーキがF種、他はすべてB種です。ただし、CFブレーキのCFトランスはA 132 6 7+6 2 1085×1 930×1 195 種絶縁が標準です。 22 注)(1)DY制御用はすべて平衡短絡となります。 5 4 1 620 60 D 30 注)(2)DY制御用は本体の他にダミーロード用抵抗器 5 5 1 775 75   37 (含:調整抵抗)が必要になりますのでご注意 5 5 1 775 75 4. 1. ブレーキの選定方法 Y   45 ください。 5 6 1 930 90 4. 1.1 ブレーキ容量の選定 制 CA KD 55 注)(3)15%ED、25%EDの場合はDY制御は適用でき 5 6 1 930 90   75 ません。 6 7 1 1085 105 ブレーキ容量は、ブレーキの制動トルク、ドラムまたはディスクの外周速度、および制動仕事量から選定することができます。 御   190 6 4 2 620×2 120 用 次の計算式を参照のうえ、選定してください。 110 6 5 2 775×2 150 132 6 7+6 2 1085×1 930×1 195 1)%Tbよりの所要制動トルクの計算 Tb :所要制動トルク (N・m) 注)(1)保護カバー付きも製作いたします。この場合型がCAEになります。 α×9550×W α :トルク比 (2)抵抗器の積み重ねは最大7段までです。 Tb=αTm= N (3)上表はモータ出力40%EDにおける値です。25%ED、60%EDなどの場合はご照会ください。 一般にクレーン巻上げ用……α≧1.5 2)最大停止時間よりの所要制動トルクの計算 〃   横走行用……α=0.3~0.6 J×N +:マイナス負荷 Tm :モータ定格トルク(N・m) Tb= ±Tb' 3. 6. 回生制動用放電抵抗器 9.55×t -:プラス負荷 W :モータ定格出力 (kW) 表22 スチールグリッド製放電抵抗器 表23 ボビン製放電抵抗器 3)ドラムまたはディスク外周速度の計算 N :モータ回転速度 (min-1) N J :ドラムまたはディスク軸換算の全慣性モーメント 公称抵抗値 短時間定格(注1)(kW) 連続定格(kW) 公称抵抗値 短時間定格(注1()kW) 連続定格(kW) v=πD× 60 (kg・m2)(GD2/4) (Ω) 1段 2段 3段 4段 5段 6段 1段 2段 3段 4段 5段 6段 (Ω) 1段 2段 1段 2段 t :最大停止時間=正味の停止時間(sec) 2 8.5 09.2 14 36 44 63 3.9 5.4 09.1 14.0 14 21 2 4.8 8.8 2.4 4.4 4)制動仕事量・仕事率の計算 v :ドラムまたはディスク外周速度(m/sec) J×N23 6.2 08.9 13 21 34 53 3.3 6.4 11.0 16.0 14 21 4 4.8 8.8 2.4 4.4 Tb +:プラス負荷 P= × D :    〃 外径  (m) 4 4.9 16.0 22 26 ― 41 3.1 6.9 08.8 16.0 ― 18 6 4.4 8.0 2.2 4.0 182 Tb±Tb' -:マイナス負荷 P :1回当りの制動仕事量 (J) 5 3.9 09.6 19 39 ― 54 3.0 4.6 07.8 10.0 ― 18 10 4.8 8.0 2.4 4.0 1 P'= ×P×n P' :制動仕事率 (W) 6 4.6 11.0 23 46 62 ― 3.5 5.5 09.4 15.0 14 ― 17 4.8 8.8 2.4 4.4 60 n :1分間当りの制動回数 (回/min) 8 ― 09.2 15 36 48 59 ― 5.5 06.8 13.0 14 18 20 3.8 8.8 1.9 4.4 5)許容制動回数の計算 Tb' :回転体に動くブレーキ以外の制動トルクをブレーキ軸に 10 ― 07.5 19 22 45 60 ― 5.5 08.6 09.6 17 17 34 4.4 8.8 2.2 4.4 Pmax 12 ― 08.9 13 26 32 54 ― 6.4 07.1 12.0 10 21 46 4.4 8.8 2.2 4.0 n'≦ ×60 換算した値      (N・m) P Pmax:許容制動仕事率    (W) 17 ― ― 12 21 35 43 ― ― 08.1 11.0 14 13 70 4.8 8.0 2.4 4.0 6)ライニング寿命回数の計算 n' :許容制動回数     (回/min) 24 ― ― ― 20 25 29 ― ― ― 14.0 13 14 PL L :ライニング寿命回数  (回) 34 ― ― ― ― ― 26 ― ― ― ― ― 16 L= P PL :ライニング寿命(総制動仕事量) (J) 注)1.短時間定格とは、1サイクル(2分)のうち動作時間の合計が約24秒(20%)以下の時の値となります。 2.スチールグリッド抵抗は、回生制動時にグリッド抵抗の電磁力により振動音が発生します。振動音を防ぐ必要がある場合は、ボビン製抵抗器をご使 7)惰走距離の計算(クレーン横走行などで減速度が一定の場合) r :惰走距離       (m) 用ください。 v' :機械の速度      (m/sec) r 1 3.本抵抗器は内部での過熱保護は行っていませんので、外部にサーマルリレーを接続し保護してください。 =v' to + v't 2 to :制動遅れ時間     (sec) 19 20