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あらゆる制御分野をカバーする
KFシリーズ現場形指示調節計は、プロセス変数の測定エレメント部と、各機種共通の指示調節部の2つの主要部分から構成されており、温度、圧力、流量、液位の基本プロセス変数と空気圧信号の測定、調節が可能です。
◆30年にわたるフィールドでの豊富な実績
◆空気式調節計のベストセラー
◆様々な機能と柔軟な制御動作の拡張性
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | 現場形指示調節計 KFシリーズ |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.8Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | アズビル株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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CA1-6100
現場形指示調節計
KFシリーズ
あらゆる制御分野をカバーする
1 30年にわたるフィールドでの豊富な実績
2 空気式調節計のベストセラー
3 様々な機能と柔軟な制御動作の拡張性
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あらゆる制御分野をカバーする
KFシリーズ
KFシリーズ現場形指示調節計は、プロセス変数の測定エレメント部と、各機種共通の指示調節部の2つ
の主要部分から構成されており、温度、圧力、流量、液位の基本プロセス変数と空気圧信号の測定、調節が
可能です。
優れた機能構成法による完全なシリーズは、経済性と操作性を考慮して製品化されています。
機能別には、指示調節計の他に指示発信計、指示発信調節計も用意されており、統一した機種で経済的
な計装を行うことができます。
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現場形指示調節計 KF シリーズ
概 要
POINT 1 温 度
低温の測定には液体封入式、高温の測定には気体封入式のエレメントが用いられ、両者とも周囲温度変
化の影響を全系にわたって補償してあります。
また、温度変化に伴う封入物の圧力変化を検出する受圧部にベローズが使用され、大きなトルクを得てい
ますので耐振性に優れています。
POINT 2 液 位
ディスプレスメント・タイプには測定スパンが小さくタイトなコントロ−ルをする場合や、超低温から高温で
使用するトルクチューブ構造のKFLBと、測定スパンの大きい液位や粘性流体の液位調節用に使用する
差圧ダイヤフラム構造のKFDBがあります。
POINT 3 圧 力
固定レンジと可変レンジの2種類があり、固定レンジ形にはベローズ式とスパイラル式、可変レンジ形に
はブルドン管式、ベローズ式、リモートシール・ダイアフラム式があります。
特に従来から問題のあったスパイラルの耐振性については、偏位角をエレメントの中心から取出して中
心軸の偏心の発生をおさえ、さらにバランス・ウェイトを使用してPV指針および調節器出力の振動特性
を大幅に改善しています。
POINT 4 流 量
流量検出部は、PREX3000シリーズ差圧発信器の差圧検出部を使用しており、広範な差圧レンジの測
定ができます。
動 作 原 理
図は、PID調節計の動作原理概略です。測定エレメントより取出されたPV値の変位は、オーバー・トラベル・リンク
を介して偏差発生機構に伝わり、SP値と比較され偏差を発生します。
偏差に比例した変位は、偏差リンクから調節機構に伝えられ、フラッパを動かしノズル背圧を変化させ、パイロット・
リレーの出力を制御します。出力の一部
は、微分ユニットを通りフィードバック圧と
なり、さらに積分ユニットでリセット圧を作
出し、調節機構をバランスさせます。
P動作調節計の場合は、リセット・ベロー
ズの圧力を固定します。リセット圧を設
定する方法は、手動で設定する手動リ
セットと、外部からの空気圧信号で設定
する外部リセットの2種があります。
また、P動作ユニットをディファレンシャ
ル・ギャップ用、またオン・オフ用ユニット
に取換えるだけで、それぞれの動作が得
られます。
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特長
豊富な機能と柔軟な制御動作の拡張性 トラブル防止
基本的な制御動作の変更、追加、削除に加え、発信機構、外部 計器に使用しているネジは、固定用を+ネジ、調整用を−ネ
SP設定機構(空気圧設定)、手動操作器(自動/手動切替ス ジに区別し、誤った取扱いによるトラブルを防止するように
イッチ付)、バッチスイッチ、外部リセット機構などのユニット交 配慮してあります。
換がドライバー1本で、お客さま自身が自由にしかも確実に行 また、ユニット交換などの場合にも誤った取付けができな
えますので、基本制御動作とマッチした多才な能力を発揮し い構造となっております。
ます。
高い信頼性 プロセス脈動対策
KFシリーズは、従来耐久性の点で問題のあったチューブによ 圧力測定・制御のうち、プロセス脈動により困っているライ
る空気圧配管に代わる空気回路板の採用、また長期にわたり ンは、意外に多いものです。特にレシプロ・ポンプの吐出圧
安定性のあるツィン・ベローズの採用、さらにはバランス・ウェ 力の測定、あるいは制御などは激しいプロセス脈動の典型
イトによる耐振特性の向上などによる機能面での信頼性と、 例と言えます。従来、圧力導入口の前に容量や絞りを持た
耐熱・耐水・耐候性を考慮した金属ケースの使用という構造の せる方法がとられてきましたが、絞りをともなうため、つま
両面から、信頼性の向上と使い易さを基本とした設計を行っ りの心配を取除くことができませんでした。
ています。 山武では、プロセス脈動に強いダンピング付スパイラル・エ
レメントを開発し、フィールドでも好評を得ています。ダン
ピング付スパイラル・エレメントの構造は、絞り部分がなく
優れた振動特性 安心してご利用いただけるものです。
<圧力測定>
スパイラル・エレメントには、全てバランス・ウェイトを装備し、 全ての機能が共存可
PV指針の振れをおさえるとともに、変位角をエレメントの中
心から取出し、さらに中心軸の偏心を防止する構造を持たせ KFシリーズは、従来なし得なかった1台の計器における各
ました。 機構の共存を、スペースの有効利用により実現しました。
これはKFシリーズの万能性を示すものであり、機能の不足
<温度測定> を感じることなくご利用いただけるものと確信いたします。
従来は、温度変化に伴う封入物質の体積・圧力変化を変位に
変換する受圧エレメントとしてスパイラルを利用していました
が、KFシリーズは、ベローズ式受圧エレメントを採用し、振動 部品の共通化による経済性
にまけない大きなトルクを得て、PV指針の振れを打消してい
ます。 当社既存の空気式発信器群と共通の測定エレメントの採
用、また測定エレメントを除くシリーズ内部品の共通化によ
る効率的な部品の運用、さらに追加・削除が自由なオプショ
ンの拡張性は、保守用の保有部品点数を大幅に低減し、経
済性、保守性、操作性を高めています。
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現場形指示調節計 KFシリーズ
特長 構造
空気回路板
KFシリーズは、現場形としては初めて空気回路板を採用しま
した。耐久性の点で問題のあるチュ−ブ配管を避け、空気漏れ
などの問題を取除き信頼性を向上させました。さらに部品は
全て回路板にネジ止めしてあり、取付け、取外しが簡単で、制
御動作の変更や、機能の追加などが容易にしかも確実に行え
ます。
ケース
ケースは金属性で、ドアも難燃
性の材質を使用し、耐熱性、耐
候性を十分に考慮した堅牢な
構造です。
さらにJIS F 8001第3種散
水、NEMA3あるいはIP54相
当の耐水性、耐塵性をもち、耐
振性も優れています。
調節ユニット
調節動作はP、PI、PID、PD、バッチ、オン・オフ、ディファレン
シャル・ギャップ動作さらに手動リセット、外部リセットもあり豊
富です。
SP信号受信ユニット/PV信号発信ユニット
■ P(比例帯)動作ユニット
比例帯の設定範囲は5〜500%で、広い時定数のプロセス 外部空気圧によりSP設定を行う場合に、SP信号受信ユニッ
制御に対応できます。 トが組付きますが、KFシリーズはSP信号受信ユニットと、プ
ロセスの測定値を20〜100kPaの空気圧に変換・伝送する、
■ I(積分)、D(微分)動作ユニット PV信号発信ユニットとの併存が可能です。
積分時間、微分時間ともに0.05〜30分の範囲で、自由に設
定を変更できますので、あらゆるプロセスに最適なPID値の
選定ができます。
■ バッチ・スイッチ 手動操作器ユニット
バッチ・プロセスのように、大きな偏差から立上がるプロセス
の制御には、バッチ・スイッチを使用してリセット・ワインド・アッ 自動/手動切換えスイッチ付の手動操作器ユニットも、容易
プを防止します。また、外部からの予測負荷値を外部リセット に組付け可能です。チェック・ボタンを押して手動出力を調節
信号接続口から与えることができ、オーバー・シュートのない し、自動出力と手動出力を一致させれば、バンプレスに自動/
最適な制御が得られます。 手動切替えが行えます。
■ オン・オフ動作ユニット
オン・オフ調節計は、通常のPI調節計からリセット・ベローズと
フィードバック・ベローズを取除きます。時定数が大きく、むだ ツィン・ベローズ
時間の比較的小さい液位の制御などに使用されます。
従来の方式は、リセット・ベローズとフィードバック・ベローズの
■ ディファレンシャル・ギャップ動作ユニット 有効面積差(A1-A2)を打消すために、δだけ偏位させて2つ
リセット・ベローズを利用して、正のフィードバックをかける構 のベローズをマッチングさせていましたが、ツィン・ベローズ
造で、ギャップ幅は1〜100%の範囲を自由に設定できます。 は2個のベローズを一体で製作するため、有効面積の差は無
オン・オフ制御では動作回数が多すぎて、操作器などに悪影響 視でき、わずらわしいマッチングの必要がなく、抜群の安定性
の出る恐れがある場合などに使用します。 示します。
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測定レンジ
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現場形指示調節計 KFシリーズ
測定レンジ 仕様
性 能 指示精度 ±1%FS
リピータビリティ ±0.3%FS以内
不感帯 ±0.2%FS以内
指 示 部 指示角度 44 deg.
目盛長さ 150 mm
指針 PV;赤、SP;緑
出力指示計 目盛範囲;0〜200 kPa、指示精度;3%FS
設 定 部 ローカル設定 設定ノブによる内部設定または外部設定
リモート設定 20〜100 kPa空気圧設定
設定範囲 0〜100%FS
調 節 部 調節動作 P+手動リセット、PI、PID、PD+手動リセット、PI+バッチ、オン・オフ、
ディファレンシャル・ギャップ、P+外部リセット、PD+外部リセット
比例帯(P) 5〜500%(正、逆作動)
積分時間( I ) 0.05〜30 min.
微分時間(D) 0.05〜30 min.
ディファレンシャル・ギャップ幅 1〜100%FS可変
バッチ設定圧 60〜110 kPa可変
外部リセット圧 20〜100 kPa
一 般 仕 様 手動リセット 0〜100%FS可変(空気圧設定による)
出力 20〜100 kPa、0もしくは140 kPa(オン・オフ、ディファレンシャル・ギャップ)
最小負荷 内径4mm×3m+20cm3
供給空気圧 140+14 kPa
空気消費量 指示発信 ;4 Nℓ/min.
(出力50%平衡時) 指示調節 ;4 Nℓ/min.
指示調節+空気圧発信 ;8 Nℓ/min.
指示のみ ;0
手動調節 ;+3 Nℓ/min. ( 数字は固定レンジの場合)
空気供給容量 空気圧発信 ;40 Nℓ/min.
手動圧 ;30 Nℓ/min.
出力 ;40 Nℓ/min.
空気配管接続 Rc1/4または1/4NPTめねじ
周囲温度範囲 -30〜+80℃
周囲湿度範囲 10〜90%RH
ケース、ドア ケース規格;防水、防塵構造・・・・ JIS F8001第3種散水、NEMA3、IEC IP54に合致
耐振性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ロイド規格相当
材質; ケース・・・・・・・・・・・・・・・ アルミニウム・ダイカスト
ドア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガラス繊維入りポリエステル樹脂
ドアガラス・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 強化ガラス(厚さ3 mm)
ケース塗装; アクリル焼付け塗装(防食およびシルバー塗装については付加仕様参照)
塗装色; ダークベージュ(マンセル10YR4.7/0.5)
取付け KFTA(温度)、KFPA(圧力・固定レンジ) ; 壁面、2Bパイプ、パネル埋込み
KFKB(圧力・可変レンジ) ;2Bパイプ、パネル埋込み
KFDB(差圧) ;2Bパイプ、パネル埋込み、プロセス直接
KFLB(液面) ;プロセス直接
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設置例
防水(上記およびIEC IP54、NEMA3相当) 防塵(上記およびIEC IP54相当) 耐寒
ご注文・ご使用に際しては、下記URLより「ご注文・ご使用に際してのご承諾事項」
を必ずお読みください。
http://www.azbil.com/jp/product/factory/order.html
●STEAMcube、CommStaffはアズビル株式会社の商標です。 [ご注意] この資料の記載内容は、お断りなく変更する場合もありますのでご了承ください。
●本文中に記載している製品名、機種名、社名は、各社の商標または登録商標です。 本資料からの無断転記、複製はご遠慮ください。
ご用命は下記または弊社事業所までお願いします。
※2012年4月1日、株式会社 山武 は アズビル株式会社 へ社名を変更いたしました。
本社 〒100-6419 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル
北 海 道 支 店 (011)211-1136 中 部 支 社 (052)324-9772
東 北 支 店 (022)290-1400 関 西 支 社 (06)6881-3331
北 関 東 支 店 (048)621-5070 中 国 支 店 (082)554-0750
東 京 支 社 (03)6432-5142 九 州 支 社 (093)285-3530
<アズビル株式会社> http://www.azbil.com/jp/
<COMPO CLUB> http://www.compoclub.com/
印 刷:2017年 2月(第5版)-AZ (3) CA1-6100