特装車用非接触式アングルセンサ アナログ出力形 12ビット RI-QR20シリーズ

特装車用非接触式アングルセンサ アナログ出力形 12ビット RI-QR20シリーズ 振動や衝撃など厳しい環境下で角度測定が可能な 非接触式アングルセンサ。 回転軸に装着する回転エレメントは、アングルセンサの両 面に使用可能。裏面に使用した場合、回転エレメントをア ングルセンサに埋込み狭い場所にも設置が可能。 ● 測定原理 ：電磁誘導式、アブソリュート型 ● 測定角度タイプ：7タイプ 20～360° ● 制御出力 ：リニアアナログ電圧 0.5～4.5 V ● 電源電圧 ：DC 8～30 V ● 分解能 ：0.09° ● 保護構造 ：IP68 / IP69K ■ 製品構成 両面センシング構造 接続シャフト 適合シャフトサイズØ 6 RI-QR20シリーズのセンシング面は、表 裏両面ともに使用が可能です。横ブレが 激しい場所ではフラットなセンシング面 回転エレメント （表側）を使用し、スペース確保が難し 同梱品 型番 P1-Ri-QR20 い設置場所では回転エレメントをセンサ に埋め込むように設置する裏面を使用し ます。 アングルセンサと回転エレメントとの推 奨離隔距離は1 mmですが、横ブレがない アングルセンサ本体 センサ裏面使用時例 場合は、最大 5mmまで離隔距離をとるこ とが可能です。 センサ表面使用時 センサ裏面使用時（埋込） シャフトの横ブレが、大きい場合はセンシング面 回転エレメントを埋め込むことで、奥行き方向は20 mm がフラットな表面を使用します。 （センサの厚み）におさまり省スペース化が実現できます。 20 mm ターク・ジャパン株式会社 www.turck.co.jp

■ 測定原理 アングルセンサ内部のセンシング基板には3つのコイルが内蔵され ています。1つは高周波の交流磁界を生成し回転エレメント内部に 内蔵されている共振コイルを励磁させる励磁用コイル。残りの2つ のコイルは、回転エレメント内の共振コイルと電磁結合し、回転 エレメントの角度変化を電磁結合係数の変位として検出する角度 検出用コイル。2つの異なる検出用コイルを利用し精度の高い角度 検出を実現します。 ■ 特長 非接触式 耐電磁ノイズ性 センサと回転エレメント 電磁誘導を応用した測定 間に接触部や可動部がな 原理を採用し、高いEMC く、メンテナンスフリー 特性を実現。周囲の磁石 構造。 や大型モータのノイズに 影響を受けず、安定的な 測定が可能。 耐振動・衝撃性 強固な保護構造 回転エレメントがセンシン 本体ハウジングには、優れ グ面の中央から横方向3 た耐熱性と剛性を備えた熱 mm、または垂直方向5mm 可塑性樹脂 ULTEMを採用。 離れても測定が 耐薬品性や耐振動性など 可能。振動や衝撃に関わら 様々な耐環境性に対応。 ず安定した測定が可能。 保護構造 IP68/IP69K。 ■ 耐環境性 設置環境が厳しい特装車用途に対応した各種環境試験に対応 ◆ イミュニティ試験：ISO 11452-4準拠 100 V/m ◆ 過渡電圧試験：ISO 7637-2（SAE J113-11）準拠、厳しさ IV / レベル4 ◆ 振動試験：EN 60068-2-6準拠、20 g; 10～3000 Hz; 3方向、50サイクル ◆ 衝撃試験：EN 60068-2-27準拠、100 g; 11 ms 1/2 sine; 3方向、各3回 ◆ 連続衝撃試験：EN 60068-2-29準拠、40 g; 6 ms 1/2 sine; 3方向 各 4000 ◆ 塩水噴霧試験（+温度サイクル試験）：IEC 60068-52準拠、厳しさ(5） ◆ 温度変化試験：EN 60068-2-14準拠、40⇔+85℃、20回 ◆ 保護構造：IP68/IP69K ターク・ジャパン株式会社 www.turck.co.jp 2

■ 製品 制御出力 分解能 測定角度範囲 接続 * セ ッ ト 型 番 2 mケーブル RI 360P1-QR20-LU4X2 0～360° M12コネクタ RI 360P1-QR20-LU4X2-H1141 2 mケーブル RI 20P1-QR20-LU4X2 0～20° M12コネクタ RI 20P1-QR20-LU4X2-H1141 2 mケーブル RI 40P1-QR20-LU4X2 0～40° M12コネクタ RI 40P1-QR20-LU4X2-H1141 2 mケーブル RI 60P1-QR20-LU4X2 0.5～4.5 V 0.09° / 12 bit 0～60° M12コネクタ RI 60P1-QR20-LU4X2-H1141 2 mケーブル RI 90P1-QR20-LU4X2 0～90° M12コネクタ RI 90P1-QR20-LU4X2-H1141 2 mケーブル RI 120P1-QR20-LU4X2 0～120° M12コネクタ RI 120P1-QR20-LU4X2-H1141 2 mケーブル RI 240P1-QR20-LU4X2 0～240° M12コネクタ RI 240P1-QR20-LU4X2-H1141 *本製品は、アングルセンサと回転エレメントを1セットとします。センサ本体単体の型番は、RI***P0-QR20-LU4X2**となります。 ■ 寸法 2mケーブル接続タイプ M12コネクタ接続タイプ 回転エレメント （同梱品） 64 ø 6 H11 52 52 62.6 18 8 tief ø 4.3 ø 7 (2x) 42.5 ø 5.5 42.5 ø 34 30 M5 14 21.5 20 21.5 71.6 71.6 4.5 20 10.5 M12 x 1 ■ 配線図    電源＋：1番/BN/茶色      電源ー：3番/BU/青色 出力 ：4番/BK/黒色    M12オスコネクタ *M12コネクタ接続タイプのみ 2018 | 01 3

■ 共通仕様 測定原理 電磁誘導式、アブソリュート型 分解能 0.09°（12 bit） 繰返し精度 0.05 % F.S.以下 リニアリティ 0.62 %F.S. 以下 温度係数 ±0.01 %/K 以下 動作温度範囲 -40～+85 ℃ （保管温度範囲 –40～+125℃） 回転エレメントとセンサとの離隔距離 推奨 1 mm, 最大離隔距離 5 mm 電源電圧 DC 8～30 V（リップル 10%Uss 以下） 絶縁試験電圧 0.5 kV 以下 短絡保護機能 有り 断線保護 無し 逆接続保護 電源ライン対応 制御出力 直流3線式 リニアアナログ電圧 0.5～4.5 V 制御出力 負荷抵抗 4.7 kΩ 以上 サンプリングレート 800 Hz 消費電力 100 mA 以下 定格絶縁電圧 0.5 kV 以下 ハウジング材質 熱可塑性樹脂 Ultem、71.3 x 64 x 20 mm 電気的接続 ケーブルまたはM12コネクタケーブル ケーブル 外被材質 PUR、外径 5.2 mm、0.5 mm2 x 3芯 耐振動試験 55 Hz(1 mm）、20 g（EN 60068-2-6準拠） 耐衝撃試験 100 g（EN 60068-2-27準拠）、40 g（EN 60068-2-29準拠） 保護構造 IP68 / IP69K MTTF 222年（99年度版 SN 29500準拠 40℃） 電源電圧状態表示：緑色（本体正面 右側） 回転エレメント状態表示：緑色（本体正面 左側） LED表示 安定動作時 緑色点灯 回転エレメントの距離警告 緑色点滅 回転エレメント未検出時 消灯 ケーブル接続タイプ：176 g 製品重量 Mコネクタ接続タイプ：100 g 同梱品 回転エレメント P1-RI-QR20 1個 LED表示部 電源電圧状態表示 LED表示は、センサ表側に2つ搭載 されています。耐環境性を高める ため、LED表示部は継ぎ目の無い 本体ハウジング一体構造を実現し ています。 回転エレメント状態表示 ターク・ジャパン株式会社 www.turck.co.jp 4

■ 測定角度範囲と出力特性(360°タイプを除く） 20°タイプ 40°タイプ 60°タイプ 90°タイプ 360/0° 10° 340° 360/0° 20° 360/0° 360/0° 330° 30° 20° 40° 60° 315° 90° 45° 0.5 V 4.5 V 0.5 V 4.5 V 0.5 V 4.5 V 0.5 V 4.5 V 270° 90° 90° 270° 90° 270° 90° 270° 0.5 V 4.5 V 0.5 V 4.5 V 0.5 V 4.5 V 0.5 V 4.5 V 20° 40° 60° 225° 90° 135° 200° 160° 210° 150° 180° 170° 180° 180° 180° 120°タイプ 240°タイプ 測定角度がアングルセンサの定格測定角度範囲外に 360/0° 360/0° なった場合、アングルセンサは最大出力(4.5V）ま 120° 240° 300° 60° たは最小出力（0.5V）を出力します。 0.5 V 4.5 V 上記と左記の測定角度範囲の図は、アングルセンサ 270° 90° 270° 90° の正面（フラット面）から見た場合のアナログ出力 0.5 V 4.5 V 0.5 V 4.5 V イメージです。 240° 120° 240° 120° 0.5 V 4.5 V 120° 180° 180° ■ 回転エレメントについて 寸法 基準角度 ø 6 H11 8 tief 回転エレメントに搭載されているシャフト 18 ø 4.3 (2x) 固定ビスが基準角度となります。 30 M5 14 4.5 取付方法 回転エレメントの中央には、深さ 8mm、シャフトサイ ズØ 6用のくぼみがあります。シャフト挿入後、側面か らシャフト固定ビスで固定します。 回転エレメントは、M4ボルト x 2本を使用して、回転体 適合シャフトサイズ Ø 6 へ固定することも可能です。ボルトはステンレス製をご 使用ください。 M4ボルト挿入方向（2か所） ピッチ 18 mm 2018 | 01 5

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