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リチウムイオン電池は高いと思っていませんか?このホワイトペーパーではリチウムイオン電池の「特長」と,コストも手間も省けて“実はお得がたくさん”な「理由」を、事例を交えてご紹介しています。
このカタログについて
ドキュメント名 | リチウムイオン電池は高いと思っていませんか?UPS(無停電電源装置)のバッテリー寿命を比較! |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 1.3Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 山洋電気株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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リチウムイオン電池は高いと思っていませんか?
UPS(無停電電源装置)の
バッテリー寿命を比較 !
近年UPSに使用されるようになった「リチウムイオン電池」は,従来の「鉛電池」と
比べて,さまざまな特長があり注目されています。ただお客さまからは「バッテリー寿
命が長いのはわかるけど,結局高いんでしょ?」という声を聞きます。実際のところは
どうなのでしょうか?今回はリチウムイオン電池の「特長」と,コストも手間も省けて
“実はお得がたくさん”な「理由」をご紹介いたします。
目次
1. リチウムイオン電池UPSの特長とは?鉛蓄電池UPSと比較
特長1バッテリー寿命で比較!
特長2:UPSの大きさ,装置質量での比較!
2. リチウムイオン電池UPSが鉛蓄電池UPSよりお得な「3つ」の理由
理由1:「交換コスト」を削減できる
理由2:「交換の手間」も削減できる
理由3:「経年劣化」による容量低下が少ない
まとめ
3. 山洋電気製リチウムイオン電池UPS「SANUPS A11K-Li」の特長とラインアップ
4. 採用事例:工場内検査装置のバックアップに。バッテリー交換回数の削減と,経年劣化後
のバックアップ時間を踏まえた機種選定でコスト面の悩みも解消!
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■ リチウムイオン電池は高いと思っていませんか?UPS(無停電電源装置)のバッテリー寿命を比較 !
リチウムイオン電池UPSの特長とは?鉛蓄電池UPSと比較
近年さまざまな産業で急速に採用されているリチウムイオン電池。そのメリットはどこにあるのでしょ
うか?従来からUPSに使用されている鉛電池と比較しながら,ご紹介いたします。
特長1:バッテリー寿命で比較!
鉛電池の寿命が一般的に「5年」※1と言われているのに対して,リチウムイオン電池は寿命が約「10年」
※2であると言われています。10年というのはUPS自身の装置期待寿命と同等のため※2,一度もバッ
テリー交換をすることなく,装置買い替え時期を迎えることができるメリットがあります。一方鉛電池
の場合,1回~2回のバッテリー交換が必要となります。
※1 周囲温度が25℃の場合。
※2 SANUPS A11Kシリーズの場合。
5年 また交換しなきゃ… 10年 一度も交換しなくて
いいんだ!
特長2:UPSの大きさ,装置質量での比較!
リチウムイオン電池は「非常に小型で軽い」というメリットがあります。そのため,電池を搭載する
UPS本体も非常に小型・軽量化することができます。鉛電池のUPSと比較すると「体積にして約半
分※3」に小型化できる機種もあれば,質量にして「約40%・30㎏以上軽量化※3」できる機種もあ
ります。できれば場所を取りたくないモノですから,小さくなるのは嬉しいですね。
※3 容量とバックアップ時間により異なります。詳しくはお問い合わせください。
▼体積・容積比較〔鉛UPS- リチウムイオンUPS〕
小型化 1/2
(kg) 軽量化 -31
㎏
80
約 0.14 m³ 約 0.06 m³ -26
㎏
60 -13
-11 ㎏
40 -5 ㎏
㎏
20
0
1kVA 1.5kVA 2kVA 3kVA 5kVA
■ 鉛 UPS ■リチウムイオンUPS ■ A11K( 鉛)10分相当品
S-A11K152A0120SDN00 S-A11KL152A0100TSN00 ■ A11K-Li(リチウムイオン)10分相当品
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■ リチウムイオン電池は高いと思っていませんか?UPS(無停電電源装置)のバッテリー寿命を比較 !
リチウムイオン電池UPSが鉛蓄電池UPSよりお得な「3つ」の理由
鉛電池と比較して,以上のようなメリットがあるリチウムイオン電池UPS。ただしお客さまからは「安
い鉛で十分だよ。」という声をよく聞きます。
そこで,これから「リチウムイオン電池の方が,トータルコストや手間を削減し,総合的に考えるとお
得です!」と山洋電気が自信を持ってお伝えする「3つ」の理由をご説明します。
理由1:「交換コスト」を削減できる
バッテリー寿命での比較の通り,リチウムイオン電池は寿命がUPS本体の寿命と同等の「10年」※1
であるのに対して,鉛電池の寿命は「5年」※1程度です。これは,UPSを購入してから買い替え時期
が来るまでに,1回~2回のバッテリー交換が必要であるということを意味します。
それにかかる費用は「バッテリー本体代」だけではなく,「交換作業費」も発生します。交換用バッテリー
代と作業費を考慮すると,トータルコストでリチウムイオン電池UPSの方が安くなるケースもたくさ
んあります。
※1 周囲温度が25℃の場合。
お得!
リチウムイオン
UPS 初期導入費
鉛UPS 初期導入費 交換用
バッテリー 交換作業費 交換用
バッテリー 交換作業費
1回目 2回目
理由2:交換の「手間」も削減できる
UPSのバッテリー交換には,費用だけでなく手間も発生します。
バッテリー交換の手間は,問い合わせやバッテリー選定だけではありません。交換の際はUPSの電源
を落とすことにともなう周辺機器への配慮など慎重におこなう必要があり,それには外部業者への費用
が発生することもあります※4。リチウムイオン電池であればバッテリー交換自体がなくなりますので,
手間なく安心してUPSを使用することができます。
できることなら,UPSの買い替えまでに一度もバッテリー交換することなく,手間も費用もかけずに
済ませたいですよね。
またUPSの大きさ,装置質量での比較の通り,リチウムイオン電池UPSは大きさや質量も小さくな
るため,UPS設置時の作業の手間も軽減することができます。
※4 ホットスワップ機能で負荷停止せずにバッテリ交換を行う事も可能です。
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■ リチウムイオン電池は高いと思っていませんか?UPS(無停電電源装置)のバッテリー寿命を比較 !
理由3:「経年劣化」による容量低下が少ない
バッテリー寿命の違いは交換費用だけでなく,意外と知られていないもう一つの大きなコストメリット
を生み出します。それは,リチウムイオン電池の方がバックアップ時間が短いUPSを選ぶことができ
るという点です。
鉛
実は,鉛蓄電池の特性として経年劣化による 30分 リチウムイオン
「容量低下」というのがあります。この「容量
低下」とは,年数が経過することにより停電
13分
時にバッテリーから負荷機器に電力供給する 10分 必要時間
時間,つまり,バッテリー保持時間が減少し ★ 鉛はバッテリー交換
てしまうものです。 初期 5年 10年
負荷装置(800W)を自動シャットダウンするために,10分のバックアップ時間を必要とするケース
を例にとってご説明します。
鉛蓄電池UPSの場合,経年劣化によりバッテリー寿命期である5年後のバックアップ時間が半分以下
になるため,「初期30分品」を選定する必要があります。
さらに,装置寿命までにバッテリー交換が必要になります。
一方リチウムイオン電池UPSの場合は,10年経過後も初期バックアップ時間の80%以上※5を維持
できるため,「初期13分品」を選定すれば,装置寿命の10年後でも10分のバックアップを維持す
ることができます。
鉛電池UPSの初期30分品より,リチウムイオン電池UPSの初期値13分品の方が本体代が安くな
る機種※6もございますので,リチウムイオン電池UPSは初期費用の面でもお得なのです。
※5 周囲温度25℃(平均),年平均10回の放電の場合,10年後のバックアップ時間を初期の80%程度維持。
※6 当社 A11Kの1kVA の鉛電池UPSとリチウムイオン電池UPSで比較。
リチウムイオン電池UPSが鉛蓄電池UPSよりお得な「3つ」の理由のまとめ
これらの点をふまえると,「高い!」と思っていたリチウムイオン電池UPSも,結果的には鉛電池よ
りも費用を抑えられる場合がたくさんあります。
製品 機種代 交換用バッテリー代 交換作業費 交換作業の手間
鉛蓄電池 初期値のバックアップ時間が,
必要値の倍以上あるUPSが必要 1回~2回必要 1回~2回必要 1回~2回必要
リチウムイオン電池 初期値のバックアップ時間は
必要値+α程度でOK 全て必要なし!
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■ リチウムイオン電池は高いと思っていませんか?UPS(無停電電源装置)のバッテリー寿命を比較 !
山洋電気製リチウムイオン電池UPS
「SANUPS A11K-Li」の特長とラインアップ
当社ではリチウムイオン電池UPSを複数ラインアップしております。
今回は,その中でもおすすめの「SANUPS A11K-Li」の特長とラインアップをご紹介します。
● 10年間UPSのバッテリー交換が不要でメンテナンスフリー
● 経年劣化による電池容量低下が少ない
● 長時間バックアップでも19インチラックに搭載できる
特 長 ● 火災予防条例の届け出が不要な4,800Ah・セル以下で設置できる
● マイナス20℃~+55℃(屋外仕様は+50℃)の環境でも使用できる
● 充電率や停電時の残りバックアップ可能時間を正確に表示できる
● 制御電源や制御回路故障時も必ずバイパスに切り換える機能搭載
● 幅広い入出力電源対応(負荷率が70%未満の場合,-40%~+20%)
ラインアップ
出力容量:1kVA~ 5kVA
バックアップ時間:8分~600分
コンセントタイプ /端子台タイプ
製品カタログを ※ 製品に関する
ダウンロード お問い合わせは
こちらまで
詳しくは当社担当者,もしくは下記にお問い合わせください。
本社〒170-8451 東京都豊島区南大塚 3-33-1 https://www.sanyodenki.co.jp/
●お問い合せ先
記載された会社名と商品名は,それぞれ各社の商号,商標または登録商標です。「SANUPS」は山洋電気株式会社の登録商標です。
記載の内容は予告なく変更することがありますのでご了承ください。 202210-001 05
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■ リチウムイオン電池は高いと思っていませんか?UPS(無停電電源装置)のバッテリー寿命を比較 !
採用事例:工場内検査装置のバックアップに。
バッテリー交換回数の削減とコスト面の悩みもまとめて解消!
自動車部品メーカーA社(従業員数:5000人)
バッテリー交換の回数を減らしたい
課 題 機種コスト,メンテナンスコストをできるだけ抑えたい
効 果 リチウムイオン電池UPSに置き換えることで,バッテリー交換回数を削減
結 果 トータルコストを抑えたまま,リチウムイオン電池のメリットも
● 10年間UPSのバッテリー交換が不要でメンテナンスフリー
● 経年劣化による電池容量低下が少ない 工場長Y氏の悩み…バッテリー交換作業の頻度を減らしたいが,費用も抑えたい
● 長時間バックアップでも19インチラックに搭載できる 自動車部品メーカーA社。同社では工場内の検査装置のバックアップ用に,
● 火災予防条例の届け出が不要な4,800Ah・セル以下で設置できる UPS を導入しています。UPS には停電が発生した際,データを安全に保
● マイナス20℃~+55℃(屋外仕様は+50℃)の環境でも使用できる 存しシャットダウンするため,10分のバックアップ時間が必要でした。
● 充電率や停電時の残りバックアップ可能時間を正確に表示できる 工場長のY氏は当時の悩みをこう話します。
制御電源や制御回路故障時も必ずバイパスに切り換える機能搭載 「24 時間 365 日工場は稼働しているため,検査装置を止めることは絶対にできません。UPS のバッ
●
テリー交換の際はバイパス給電に切り替え運転していますが,その時停電になれば,検査装置も停止し
● 幅広い入出力電源対応(負荷率が70%未満の場合,-40%~+20%)
てしまいます。そのリスクをなくすため,できればバッテリー交換自体をなくしたかったのです。リチ
ウムイオン電池 UPS のバッテリーが長寿命なことは知っていましたが,高価なイメージがあり,手が
出せませんでした。」
リチウムイオン電池UPSの気になる機種コストも,トータルで鉛より安く!
コスト面での課題をヒアリングした山洋電気の営業担当者は,このように提案します。
「リチウムイオン電池 UPS は高価なイメージもありますが,バッテリー交換の費用や,機種選定の際
のバックアップ時間を抑えることを考えると,必ずしも高いとは言えないのですよ。」
Y氏はその話に興味を持ち,より詳しい話を聞きました。その時のことをこう語ります。
「バッテリー交換費用の削減はなんとなく想像できたのですが,バックアップ時間の点はとても驚きま
した。バックアップ時間が 10 分必要なのに対して,今まで経年劣化を見越し,初期値 30 分の機種を
選んでいたことがわかりました。それがリチウムイオンUPSでは13分でよい※7とのことでしたので,
機種代を見積もってみると,なんとリチウムイオンUPSの機種代の方が安くなってしまったのです。」
Y氏は本格的に導入に向けた検討を始め,ほどなくUPS『SANUPS A11K-Li』を導入しました。
「当初のバッテリー交換回数を減らしたいという悩みだけでなく,初期の機種代から低コスト,その上
バッテリー交換コストも抑えられるという,一石三鳥の結果となりました。本当に満足しています。」
(Y氏)
※7 周囲温度25℃(平均),年平均10回の放電の場合,10年後のバックアップ時間を初期の80%程度維持。
監修:山洋電気株式会社 営業本部 パワーシステムビジネスグループ
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