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~トヨタ自動車株式会社様と共同受賞「ロジスティクス大賞」事例をもとに~
製造業の生産・物流の現場においては自動化や在庫管理、トレース管理等のために、あらゆる場面で情報収集のニーズが急増し、いかに効率よく正確に情報収集を行うかが課題となっています。
そこで活用が広まったのが、UHF帯のRFIDです。
本資料では、デンソーエスアイとトヨタ自動車が共同受賞した「日本ロジスティクス大賞」の事例をもとに、金属物が多い製造業では難しいとされてきた「UHF帯RFID」導入の課題を払拭し、高効率・正確なデータ収集を実現した取組みについて解説。
さらにRFIDを活用した金属製RTI管理システムの事例の他、RFIDに対応した容器管理、在庫管理、トレース管理のセミオーダーパッケージシステムも紹介しています。
「カンコツに頼っている作業を標準化したい」「箱の紛失を抑制したい」等でお悩みの方も必見です。
トヨタ流現場改善×RFID
・UHF帯RFIDの製造現場適用時の考慮点
・金属製容器のRFID化実証実験から見えた課題
・トヨタ流RFIDの活かし方
トヨタ自動車様導入事例リーフ
・「RFIDを活用した 金属製RTI管理システム」
RFID対応のパッケージシステムのカタログ
・「トレース管理システム」
・「在庫管理システム」
・「容器管理システム」
・「簡易実績収集ソフト」
このカタログについて
ドキュメント名 | トヨタ流現場改善×RFID【トヨタ自動車様のRFID導入事例の他、RFID対応のパッケージシステム情報も掲載!】 |
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ドキュメント種別 | ホワイトペーパー |
ファイルサイズ | 6Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社デンソーエスアイ (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
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このカタログの内容
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トヨタ流現場改善×RFID
~トヨタ自動車株式会社様と共同受賞
「ロジスティクス大賞」事例をもとに~
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はじめに
デンソーエスアイは、デンソーでの現場改善で培ったモノづくりノウハウを活用し、生産・物流を中心
とした情報システムのコンサルティング・受託開発・パッケージソフト・保守サービスを提供しています。
私たちの強みは、QR コード・RFID 等を媒体とした自動認識機器、スマートデバイス、各種センサ等
の最新 Factory IoT技術と、トヨタ生産方式の根幹であるジャスト・イン・タイムをベースとしたシステム
の 2本柱を取り入れたソリューションです。
近年 Factory IoT 技術が注目される中、トレーサビリティや工程間在庫把握等に対する要求の高
まりを受け、生産・物流現場のあらゆる場面での情報収集のニーズが急増しており、いかに効率よく
正確に情報収集を行うかが課題となっています。
これに対し、バーコードや QR コードは、コスト面からも導入しやすく、手軽に QCD を高められる有効
な手段であり、今でも多くの現場で活躍している自動認識技術です。しかし、バーコードや QR コードは
狙い読みが必要なため読取操作に手間がかかり、頻度が高まると、作業工数の増加が課題となりま
す。
そこで当社は、読取エリアが広く、効率良く情報収集が可能な RFID を活用することで、全てのモノ
の情報を自動取得し、工場内や工場間、さらにはサプライチェーン全体の管理が可能になると考え、
様々なソリューションを開発・導入してきました。
現在主流である UHF 帯の RFID は、比較的安価等という長所がある一方、電波を使うため扱いづ
らく、金属物の多い製造業では導入が進んでいませんでしたが、当社は機器の選定・設置方法や、
運用方法等を工夫することで解決し、成功事例を増やしてきました。
また、RFID 専門技術者の育成にも力を入れ、RFID 導入前の電波環境診断からタグ・機器選定、
システム開発、設置工事、導入後の保守サポートまで、ワンストップで提供できる体制を強化していま
す。
これらの活動の中で、トヨタ自動車株式会社様と共に取り組んだソリューションが、2019 年度日本
ロジスティクス大賞※を共同受賞いたしました。本紙では、その事例をもとに、トヨタ流の現場改善で
RFIDを効果的に活用したソリューションについてご紹介させていただきます。
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※公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会主催
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本稿について
トヨタ自動車㈱と当社は、「グローバル生産を支え (以下、金属製 R/R)に貼り付けて活用できること
るための海外物流容器のリーンなオペレーション を示した”ことが受賞理由の一つになっているが、
構築~総量管理の一極集中化~」のテーマで 本稿では、“金属環境下での UHF帯 RFIDの扱い
2019年度ロジスティクス大賞を共同受賞した。 にくさ”を“現場の標準化された運用”が補い、正
“金属対応用の RFID について種々の検討・ 確な読み取り環境そして高精度の総量管理の構
検査を行った上で、金属製リターナブルラック 築に至った経緯を説明する。
UHF帯 RFIDの製造現場適用時の考慮点
アパレル業界で衣料品の値札タグにつけている 概念になる。
UHF帯 RFID タグ(以下、RF タグ)は、大量の商品 ① 厳密な母数
の RF タグを一括で一瞬に読むことができるため ② みなし母数
多く使われている。しかし、この RF タグは金属との ③ 母数不要
相性が悪い。流通系で使われている安価な RF タ の三つの概要を以下に示す。
グを金属板につけると全く読まなくなるため、金属 ① 自動車のみならず部品は上位のアッシーにな
板に貼付して使いたい場合は少々高価な”金属 る際に組み込まれるので、異品は 100%排除
対応 RF タグ”を選択する必要がでてくる。 される。よって、どの品番の部品がいくつあるか
さらにやっかいなのは、金属対応 RF タグを実 は 100%の精度で必要になる。これが厳密な
際に貼付したい金属の板などの対象物につけてい 母数。
ざ読もうとしても、どうもうまくいかないことがある。 ② 100%の精度を確保することは、時間やコスト
これは、周りに金属や電波を反射するものがある もかかるので 100%に近い精度でいいので商
と、電磁波の干渉問題を引き起こすからである。 品を流して手間と時間をかけないという考え方
自動車あるいは自動車部品製造業(以下、自 が通用する業界もあると聞いている。これがみ
動車業界)は、構成部品の材質として多くの金属 なし母数の考え方。大凡 100個あるだろう、と
を使っている。また搬送する手段(容器や AGVや いう風に“みなす”。
ベルトコンベアなど)も金属製が多い。よって今ま ③ 仕分けなどは、仕分け数が必要な場合はどれ
で自動車業界では、UHF帯ではなく HF帯を使う だけ仕分けしたかの母数が必要になるが、種
ことが多かった。HF帯は磁場を使い反射という厄 類の多さから仕分けそのものが重要である場
介な現象は起きず、また接近して使うため干渉問 合などは母数不要である。
題は起こりにくい。ただし、交通系 IC カードのように ここで重要な点は、厳密な母数の把握は RFID だ
一つの RF タグを一つのリーダに接近させて読ま けでは実現できないことである。これは、RF タグが
せるといった使い方をするため上記アパレルのよう 故障あるいは不良、あるいはデータが異常、など
な使い方はできない。 を RFID自身が検知できる手段をもっていないこと
製造業では、RFID を語る際には母数も重要な に起因する。
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また、読み過ぎて問題になることもある。例えば 体や遮蔽効果のある材質のもので対象物を囲っ
意図しない RF タグが周囲にある場面で、アンテ て“クローズ環境”にして周囲の影響を防ぐやり方
ナの前に 10個の RF タグがあり、これらの RF タグ は簡単に実現できるが、そもそもそのように対象物
を読んで 10個の ID情報がディスプレイ上に表示 を囲うことができない“オープンな環境”もある。そ
される場面を想定してほしい。読むべき RF タグで の場合は対象の RF タグを周囲のタグと選別する
あることをどうして保証できるのであろうか?保証 機能あるいは手段が必要になる。
のためには何等か手段が必要になる。電波吸収
金属製 R/Rの RFID化実証実験から見えた課題
2019年度ロジスティクス大賞事例は、愛知県の
名古屋港にあるトヨタ自動車㈱(以下、トヨタ自動
車)の海外生産用部品の出荷拠点である飛島バ
ンニングセンター(以下、TVC)での RFID適用事
例であるが、対象も周りも金属、(在庫管理のた
め)厳密な母数、オープンな環境という条件に合
致するため、そもそも UHF帯 RFIDの導入は難し
い。 第1図 部品を梱包した樹脂製容器を収納
するための金属製 R/R
まず、今回受賞対象となった TVCの海外への
自動車部品物流業務に関して簡単に紹介する。 ため、できるだけコンパクトに折りたたむ(写真1)、
小物部品を輸送する際は、樹脂製容器がよく使 或いは分解して返送する手法等が採られている。
われている。樹脂製容器に部品を梱包して海外 こういった事情からトヨタ自動車では長年輸送効
に輸送する際にはコンテナへ積載(通称、Vanning 率を向上させるために R/Rの形状等に改良を加
(バンニング orバニング))する必要があるが、フ え続けてきた。
ォークリフトでの積載を容易にするために金属製
R/R にまず入れる(第1図)。金属製 R/R とその
中に収納する樹脂製容器は、樹脂容器の金属製
R/Rへの積載率、さらに金属製 R/Rのコンテナ
への積載率を最大化するサイズ設定としている。ト
ヨタ自動車のみならず各社もそれぞれの業態や
業務形態に応じて工夫を凝らしている。
そして海外の工場まで海上あるいは空路で輸送
された後、部品が荷下ろしされ、使用後空になっ 写真1 金属製 R/Rが折りたたまれた状態
た金属製 R/Rあるいは樹脂製容器を日本に返
却する必要がある。但しそのまま返却するといわ しかしこうして改良されてきた金属製 R/Rは貼
ゆる“空気を運ぶ”ことになり効率が悪い。その 付する RF タグにとって“居心地が悪い”ものにな
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ってしまった。つまり、交信性能も維持しつつ、フォ こうしたことから、金属製 R/Rに RF タグを貼付
ークの爪などの外力によって RF タグが損傷を受 して国際物流で使う場合で読み取りの精度も求め
けないような RF タグの貼付箇所が少ないのであ る場合には、RF タグの選定、読み取りアンテナの
る。 配置、周囲の環境、フォークなどの運用条件、不
このような課題が見えている中で、RF タグを実 読時のリカバリ条件など考慮する必要があり、RFID
際に金属製 R/Rに貼付した実検証を“経済産業 の導入設計&準備に多くの時間がかかる。
省委託 金属製循環型物流機材(RTI)用 RFID に トヨタ自動車の TVC での事例は、こういった技
関する国際標準化”の実証実験として、2016~ 術的な課題を元々かんばん運用で培ってきた現
2017年度にかけてトヨタ自動車、コマツ(㈱小松 場での人の関与によって解決したという点で斬新
製作所)の現場を借りて定置式アンテナを用いて さがある。“RFID には弱点があり、その弱点は拭い
行った(第2図)。 去ることはできないため人が関与する。現場の標
準化された運用との併用により、人の負荷増は最
小化できる”という考え方である。パンの識別に画
像認識を適用して事業を成功させたある会社の
社長が“AIが人を支援するのではなく、人が AI を
支援してうまくいった”と講演で話されたことを聞い
たことがあるが同じ発想で、新しい技術にも弱点が
第2図 実証実験での定置式アンテナによる あり、その弱点に人がどう関わるかを考えることが
金属製 R/R貼付の RF タグの読み取り風景
如何に重要であるかをこれらの事例が示してくれ
2社とも共通なのは、実証実験の対象となった ている。
金属製 R/Rの素の状態と折りたたまれた状態の
両方で、RF タグを貼るのに都合のよい位置は第3
図の位置付近に限られることであった。RF タグの
貼付位置をこのように下辺部に決めて、海外への
部品物流で実際に運用を試行してみた。その結
果、重量のかかる部品をフォークリフトで運ぶ必要
があるため、フォークリフトの爪による RF タグ破壊
や、コンテナの側面との接触と摩耗、さらに搬送路
の金属から近く反射波の影響を受けるため RF タ
第3図 実証実験時の金属製 R/Rの使用状態と
グが読みづらい(読み取り精度が落ちる)などの問 タグの位置
題があることが分かった。
現場のマニュアル的運用による RF タグの活かし方
TVC における現場の運用としては、かんばんと やすい機構が付いている)して運用する(第4
呼ばれる指示票を、部品の入った容器に作業員 図)。かんばんを添付あるいは外す際にかんばん
が添付(“かんばん差し”などと呼ばれ、抜き差しし に印字された QR コード(以下、QR)を読んで照合
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や実績収集等につかう。中間在庫精度向上と在 運び、TVC に金属製 R/Rが入庫したらそのケー
庫最小化を現場単位で設計できるのが大きな特 スごと金属製 R/Rに添付、出庫したら外すという
長であり、人を介するが QR を読んで上位の生産 運用方法を遵守する。折りたたまれて段積みされ
計画に反映して生産計画を最適化しているという た RF タグはそれで 1 ロットの在庫とし“RF タグ入り
点で、最も成功している IoT という専門家もいる。 ビニールケース”を一つ付ける。そして、RF タグの
かんばんを添付する樹脂製容器はかんばん差し ID と R/Rの種類や置き場所、ロット形成の有無を
をセットにした作りが多い一方、金属製 R/Rの場 一元管理できるシステムを構築し、TVC内の在
合は指示票を添付することを想定した作り方にな 庫量が正確に把握できるようになった。
っていない。 金属製 R/Rに RF タグを貼付し固定すれば、海
ところが、である。RFID にとって弱点となっていた 外の工場でも在庫管理などで RF タグを活用する
金属の特性が今回の事例は活きている。“磁石は ことができるがトヨタ自動車はこの考え方を採用し
金属にくっ付く”、である。金属対応 RF タグを薄型 ていない。まず海外生産拠点は、容器在庫を滞
にして、同じくらいのサイズの薄い磁石を重ねてか 留させずに使用後確実に返却すれば現地での在
んばんケース(ビニールケースでできており、かん 庫管理は不要であり、RF リーダの設置などの余分
ばんや現品表を入れてリターナブルに使う。現在 なコストをかけずに現地スタッフの育成による“現
でもよく利用されている)にセットする。作業者は通 場の運用”で現地在庫の課題を解決すべきという
常のかんばんのビニールケースでの運用と同じよ のが前提であり、結果として日本に集中化された
うに現場作業を継承することができる(第5図)。 在庫に対しても現場の標準化された運用によって
作業者はこの“RF タグ入りビニールケース”を持ち 現場での工数増を最小化してリアルタイムに、しか
第4図 “かんばん”の運用例(後補充生産方式での例)
第5図 金属対応 RF タグを脱着可能な磁石付ビニールケースに収納
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も在庫精度が確保できる方法を模索したい、とい は読めたけど、別の RF タグでは読めなくなったと
うのが理由である。 いうようなことが起きると、フォークリフト運転手にス
“RF タグ入りビニールケース”を金属製 R/Rに トレスを与えることになり入出庫管理の精度に影
貼付した場合の読み取りで、最も重点的に検証し 響を及ぼすからである。
たのはフォークリフトの運転手が“フォークリフトに乗 最後になるが、今回の事例では自動車業界で
った状態で RF タグを読む条件”を決めることであ の利用標準になっている ISO 17364(JISZ
った。 0664)に基づいて UII と USERエリアにデータを書
今回の場合、フォークリフトに RFIDのアンテナを き込んでいる。USERエリアは UIIエリアと全く同じ
取り付けるより、ハンディタイプの方が結果的に扱 ではないが、英数字の羅列によるエンコード(書き
いやすいことがわかった(写真2)。フォークリフトの 込み)が可能になっているため、アプリケーション
運転手から見ると、目の前に読むべき RF タグ(RF は作りやすい(データ圧縮等を重視した別の規格
タグ入りビニールケース)があるが、すぐ横にも“RF もあるが、わかりにくいというデメリットがある)。今回
タグ入りビニールケース”が貼付された金属製 RF タグに使っているチップは大きな USERエリア
R/Rの多くが積み重なって保管されている。また がついており、出庫時の検査に必要なデータを入
フォークリフトの進入角度も運転手、さらには気 荷時に書いておいて、検査をスムーズに行う仕組
分、健康状態によっても違う。その場合、RF タグ みも入れてある。
を読む精度や扱いやすさは、フォークリフトにアン
テナで固定されているよりハンディタイプのほうが
結果的に上である。想像していただければわかる
が、もしフォークリフトにアンテナを固定した場合で
RF タグをうまく読めなかった場合は、フォークリフト
をバックさせ進入し直すなどの調整が必要にな
る。しかしハンディであれば席に乗った状態で、人
が電波照射角度を調整することが可能になる。
さらに見落とされがちであるが、RF タグの交信
性能以外にも RF タグの個体差がないという点で 写真2 ハンディタイプのリーダを使った
フォークリフト上からの RF タグ読み取り場面
の性能の安定性もポイントになる。ある RF タグで
おわりに
UHF 帯 RFID は多方面の産業に適用され広く急速に普及してきており技術進歩も速い。今回の大賞受賞
により、産業界の多くの企業で UHF帯 RFID の適用のヒントが浮かび、導入や検証を考え始めるきっかけに
なれば幸いである。
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[引用元] ・表紙写真:2019 JILS ロジスティクス大賞講演資料
・原稿写真他:月刊 自動認識 2020年 5月号
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デンソーエスアイの強み
・デンソーの現場で鍛え上げた生産・物流ソリューション
・高い自動認識技術とシステム構築技術
・現場改善とシステムに強いコンサルティング人材
取引実績(50音順・敬称略)
㈱アイシン 愛知製鋼㈱ NOK㈱
カリツー㈱ 京三電機㈱ 共同リネンサプライ㈱
㈱クボタ ㈱小松製作所(コマツ) ㈱JTB コミュニケーションデザイン
㈱ジェイテクト ジェコー㈱ シチズン時計㈱
シチズン時計マニュファクチャリング㈱ スズキ㈱
㈱SUBARU 大興運輸㈱ ダイハツ工業㈱
㈱デンソー ㈱デンソー岩手 ㈱デンソーエレクトロニクス
㈱デンソー九州 ㈱デンソー三共 ㈱デンソーダイシン
㈱デンソー福島 ㈱デンソー北海道 ㈱デンソーロジテム
㈱東海理化 TOPPANエッジ㈱ トヨタ自動車㈱
トヨタ自動車九州㈱ トヨタ自動車東日本㈱ ㈱豊田自動織機
トヨタ車体㈱ トヨタ紡織㈱ トヨタ輸送㈱
日産自動車㈱ パナソニック㈱ 浜名湖電装㈱
日野自動車㈱ ㈱ミスミグループ本社 三菱HCキャピタル㈱
矢崎総業㈱ ㈱ユーネットランス リョービ㈱
他
これまでにトヨタ、デンソーグループをはじめ、数多くの現場改善を支援してまいりました。
トヨタ生産方式、RFIDシステム、現場の IoT 化、スマートファクトリーに興味をお持ちの方
は、ぜひお気軽にご相談ください。
お問い合わせ先
〒446-0058 愛知県安城市三河安城南町1-11-9
TEL: 0566-75-7500(代表) FAX: 0566-75-7502
MAIL:si-info@denso-si.com
WEB: http://www.denso-si.jp
▲WEBサイト
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ムダな工数をかけずに容器管理を実現する パッケージシステム
WEB閲覧
容器管理システム
・通い箱の所在/滞留品/在庫/履歴等のリアルタイム情報
・マスタ登録 ・サイクル分析
データを表やグラフで見える化!
RFタグ読取 RFタグ読取
RFタグ RFタグ読取
タイムリーな
適正在庫 供給
製品
空箱供給 空箱受入 製品出荷
空箱受入 空箱送荷 空箱受入
空箱置場
社外倉庫 得意先
自社工場
■特長
1)共通データプラットフォーム構築
サーバに共通データプラットフォームを構築し、集約されたデータをWEBアプリで管理
共通データプラットフォームへ集約したデータを活用し、トレース管理や在庫管理の機能拡張も可能
2) RFIDを活用して自動実績収集したデータと連携
・通い箱にRFタグを貼付し、各関所にRFIDアンテナを設置することで、
ムダな工数をかけることなく自動実績収集したデータを活用
・その他、QRコード読取りや各種設備から収集した実績データの活用等、お客様の現場運用に合わせてご提案
■効果
1)容器管理のメリット
・読取履歴が追えるため、箱紛失の抑制
・サイクルタイム&適正在庫数把握により、ロケ面積縮小
・滞留状況把握により新規空箱購入の抑制
・欠品時、ラインストップしないための特車手配費用削減
2)当ソフト活用のメリット
・導入までのリードタイム短縮
・システム開発費抑制
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■機能一覧
区分 機能 機能概要
在庫問合せ 容器の在庫を確認
サイクル分析 サイクル基準から計算したサイクル日数を確認
滞留品問合せ 仕入先より未返却の箱を確認
業務メニュー 入出庫問合せ 容器の入出庫一覧を確認
履歴問合せ シリアルNo毎の全読取履歴を確認
容器ステータス変更 シリアルNo毎に箱の状態を変更
読み飛ばしマスタ不備検索 容器読取の読み飛ばしマスタ不備の結果を確認
シリアルNoマスタ シリアルNo情報の登録・編集
拠点マスタ 拠点の登録・編集
マスタ管理 読取場所マスタ 読取場所の登録・編集
箱種コードマスタ 箱種コードの登録・編集
ユーザー管理 ユーザーの登録・編集
■パッケージ構成
1)機器構成(例)
サーバ 自席PC
データ計上
データ実績収集
他、読取機器*
定置式リーダライタ& BHT&ハンディスキャナ
アンテナ
*読取方法(機器)は、実際の現場運用に合わせて 最適な構成をご提案いたします。
RFIDに限らず、QRコード読取りや既存システムからのデータ収集などもご相談ください。
2)販売プラン
下記よりお選びいただけます。 ※いずれも拠点(在庫管理)単位
・ライセンス購入(導入時一括支払い)
・サブスクリプション契約(導入後月額支払い)
[保守契約について]
・保守契約期間中に当システムがバージョンアップした場合、無償で最新バージョンを提供いたします。
保守未契約、または解約後の場合、バージョンアップには対応致しかねます。
・バージョンのサポート範囲は、最新2世代以内といたします。
・導入後、保守契約を締結する場合は、導入時からの遡及費用+追加料金が発生いたします。
(注)上記は2022年3月時点の仕様となります。
変更となる可能性がございますので、ご購入の際には最新の仕様をご確認いただきますようお願い申し上げます。
●お求め、ご相談は
http://www.denso-si.jp▶
E-mail:si-info@denso-si.com
【本社】〒446-0058 愛知県安城市三河安城南町1-11-9 【東京営業所】〒108-0075 東京都港区港南1丁目8ー15 Wビル 16階
TEL:0566-75-7253 FAX:0566-75-7502 TEL:03-6367-6440(代表) FAX:03-6367-6445
*商品仕様は予告なく変更することがございます。 *QRコードは㈱デンソーウェーブの登録商標です。 2022.03.18
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「自分で」「かんたんに」作れる RFID読取りソフト
資産管理
ハンディターミナルで
簡単設定
棚卸
即導入!
…他にも、
製品入出庫
様々な業務で
活用可能
入庫 出庫
■特長
1)簡単設定
・必要な項目を順番に指定するだけの簡単な設定で即利用可能
・専用ソフトの開発委託、自社開発不要 業務の追加/変更が自社で可能
・RFID利用時の課題である読み過ぎの対策機能も搭載(2度読み防止、電波強度変更、フィルタ等)
2)業界標準のタグデータに対応
・産業界で使用されるISO1736X*形式の6bitデータ変換機能を搭載(EPC Globalには未対応)
*自動車業界が採用
■効果
1)当ソフト活用のメリット
・導入までのリードタイム短縮
・読取りソフト開発費抑制
2) RFID技術活用のメリット
・複数一括/透過 読取による業務効率化
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■活用例
【通箱入出庫管理】
事前準備 業務
1.作業手順の設定 2.RFタグのフィルタ機能を設定 3.入出庫実績収集 4.実績データ取得
※「2度読みの許可/不許可」 (RFタグ読取)
①作業者入力(キーorバーコード等) 「電波強度」等を設定し、
↓ 読み過ぎを防止
②作業場所入力(キーorバーコード等)
↓
③作業内容(入庫/出庫)入力
(キーorバーコード等) ※画面はイメージです。
Bluetooth
CSV
PC側から手動取込
(ケーブル/クレードル接続等)
RFタグ/ラベル
■パッケージ構成
1)機器構成
BHT-M80 BHT-1800
Android™ 10搭載 または Android™ 7.1.2搭載
ハンディターミナル ハンディターミナル
※2023年12月末受注終了予定
Bluetooth 本ソフトをインストールしたハンディターミナルを、
SP1とBluetooth接続して使用します。
SP1
RFID対応ハンディスキャナ
2)ライセンス体系
1ライセンス:ハンディーターミナル1台
▲使用イメージ ▲各機種専用アタッチメント有(別売)
画像はBHT-1800です
(注)上記は2023年4月時点の仕様となります。
変更となる可能性がございますので、ご購入の際には最新の仕様をご確認いただきますようお願い申し上げます。
●お求め、ご相談は
http://www.denso-si.jp▶
E-mail:si-info@denso-si.com
【本社】〒446-0058 愛知県安城市三河安城南町1-11-9 【東京営業所】〒108-0075 東京都港区港南1丁目8ー15 Wビル 16階
TEL:0566-75-7253 FAX:0566-75-7502 TEL:03-6367-6440(代表) FAX:03-6367-6445
*商品仕様は予告なく変更することがございます。 *QRコードは㈱デンソーウェーブの登録商標です。 2023.04.27