このカタログについて
ドキュメント名 | ピストンタイプ RAP |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 3.2Mb |
関連製品 | |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社コガネイ (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログ(ピストンタイプ RAP)の内容
Page 1:駆動機器特長 624仕様 625内部構造と各部名称 627注文記号 628寸法図 629センサスイッチ 631取扱い要領と注意事項 633ご使用になる前に前付118ページの「安全上のご注意」を必ずお読みください。注意RoHS指令対応製品ROTARY ACTUATORS PISTON TYPERAP SERIESINDEX6232014_10
Page 2:スイングモーションで空間の高密度利用を約束するロータリアクチュエータ・ピストンタイプ。シリーズ揺動角度360°仕様が新たにシリーズに加わりました。□4mmの小形センサスイッチが取付可能となり、一段と使い易くなりました。■4種類のトルク、5種類の揺動角度のワイドバリエーション。RAP1●公称トルク 0.098N・m配管ポート90°100°180°190°360°●揺動角度●揺動角度●揺動角度●揺動角度●揺動角度RAP5●公称トルク 0.49N・mRAP10●公称トルク 0.981N・mRAP20●公称トルク 1.961N・m■独自のダブルラック方式で ノーバックラッシュ、ノンリーク構造を実現。揺動端でもラックが常時押されているため、バックラッシュが生じません。また、ラックの背圧荷重などの干渉を受けない別体式ピストン構造の採用により、エア漏れがありません。■スペース効率を重視した角形、一面配管の スマートボディ。組付けが容易な角形ボディと一方向にまとまる配管により、高いスペース効率を生み出します。■ロータリアクチュエータの応用範囲を さらに拡げるオプションを設定。□4mm小形センサスイッチにより揺動端の位置を容易に検出。センサスイッチは、無接点タイプと有接点タイプがあります。両軸仕様やステンレス軸仕様もあります。6242014_10
Page 3:RAP シリーズロータリアクチュエータ表示記号gRAP1-90,100RAP1-180,190RAP1-360RAP5-90,100RAP5-180,190RAP5-360RAP10-90,100RAP10-180,190RAP10-360RAP20-90,100RAP20-180,190RAP20-360 8310114821226037530038053850061487021個付:242個付:4641016質量形式 本体質量 両軸仕様加算質量センサスイッチ付仕様計算例:RAP-180の両軸・センサスイッチ1個付タイプの質量は、 101+2+24=127g注1:センサスイッチの加算質量は、センサ本体にホルダの質量のみを加算したもの で、リード線の質量は含みません。 2:軸材質が異なっても、質量は同じです。RAP□10.078 0.373 0.883 1.863RAP□5 RAP□10 RAP□20複動形ピストンタイプ(ラック・ピニオン方式)90°100°180°190°360°空気1.030〜50不要なしM5×0.80.0011.50.080.0032.50.130.0084.30.220.0158.00.404 6 8 100.15〜0.7 0.06〜0.7Rc1/8形式項目作動形式 実効トルク注1 N・m RAP□-90 RAP□-100揺動角度(公差 ) RAP□-180 RAP□-190 RAP□-360使用流体配管接続口径軸径 mm使用圧力範囲 MPa保証耐圧力 MPa使用温度範囲 ℃許容エネルギー J許容ラジアル荷重 N許容スラスト荷重注2 N給油クッション仕様注1:使用空気圧力0.5MPa時の値。 2:数値は参考値で、保証値ではありません。詳しくは633ページをご覧ください。 10° 06252014_10
Page 4:出力特性(実効トルク)●RAP□1, RAP□5空気流量・空気消費量●RAP□1, RAP□5N・m0.10.080.060.040.020.010 0.1MPa空気圧力実効トルク0.60.40.20.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7RAP5RAP1●RAP□10, RAP□20N・m10.80.60.40.20.10 0.1MPa空気圧力実効トルク6420.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7RAP20RAP10cm3/cycle(ANR)10864210 0.1MPa空気圧力空気消費量6040200.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7RAP5-36010080RAP5-180RAP1-360RAP5-90RAP1-180RAP1-90●RAP□10, RAP□2010080604020100 0.1MPa空気圧力空気消費量6004002000.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7RAP20-360RAP10-360RAP20-180RAP10-180RAP20-90RAP10-90cm3/cycle(ANR)N・m●実効トルク形式RAP1RAP5RAP10RAP200.20.0250.1080.2940.5880.30.0420.1960.4410.9810.40.0600.2840.6571.4220.50.0780.3730.8831.8630.60.0960.4511.1082.2950.70.1080.5391.3342.746空気圧力 MPamm●シリンダ径とストローク形式揺動角度90°100°180°190°360°10×7.210×8.010×14.410×15.210×28.8RAP□116×9.516×10.616×19.016×20.116×38.0RAP□520×12.620×14.020×25.220×26.520×50.4RAP□1025×15.725×17.525×31.425×33.225×62.8RAP□20空気流量・空気消費量の計算上のグラフは、ロータリアクチュエータ1サイクルにおける空気消費量です。実際に必要とする空気流量・空気消費量は次の計算式によって求めます。●空気流量の求め方。(F.R.L.,バルブなどを選定する場合。)Q1:空気流量 R/min(ANR)Q2:空気消費量 R/min(ANR)D:シリンダチューブ内径 mmL :シリンダストローク mmq :シリンダ部の内容積(片側シリンダのみ) mm3t :シリンダが1ストロークするのに必要な時間 sn :1分間あたりの揺動回数(往復) 回/minP:使用圧力 MPaQ1= ×L× × ×10-6または、Q1=q× × ×10-6πD2460t60tP+0.10130.1013P+0.10130.1013●空気消費量の求め方。Q2= ×L×2×n× ×10-6または、Q2=q×2×n× ×10-6πD24P+0.10130.1013P+0.10130.10136262014_10
Page 5:内部構造と各部名称エンドカバー本体ラックカバーOリングピストンピストンパッキンAA'主軸・ピニオンロッドブッシュロッドカバースラストリングエンドカバー本体ラックカバーOリングピストンピストンパッキンAA'主軸・ピニオンベアリングロッドカバーエンドカバー本体OリングカバーOリングピストンピストンパッキンAA'センサスイッチラックマグネットマグネット押え主軸・ピニオンロッドブッシュ(RAPS1,RAPS5)ベアリング(RAPS10,RAPS20)ロッドカバースラストリング本体主軸・ピニオンラックピストンピストンパッキンアルミ(アルマイト処理)硬鋼(S45C)またはステンレス(SUS304)樹脂合成ゴム(NBR)主要部材質品名 材質RAP□1RAP□5RAP□10RAP□20アルミ(アルマイト処理)使用パッキン一覧品名数形式Oリング2IN10IN16IN20I.Dφ25×φ1.5ピストンパッキン2PPY-10PPY-16PPY-20PPY-25●標準仕様●センサスイッチ付仕様RAP□1, RAP□5RAP□10, RAP□20RAPS□□A-A'断面A-A'断面A-A'断面6272014_10
Page 6:注文記号■仕様RAP S151020-90-100-180-190-360-D S-ZC130-ZC153-CS5T-CS11TAB12基本形式●センサスイッチのみの注文記号は631ページをご覧ください。標準仕様無記入センサスイッチ付仕様S■公称トルク● 1:0.098N・m● 5:0.49N・m●10:0.981N・m●20:1.961N・m■揺動角度90°-90100°-100190°-190360°-360■軸形状片軸タイプ無記入両軸タイプ-D■軸材質無記入:硬鋼 S:ステンレス■センサスイッチ(形式・リード線長さ・数)センサスイッチなし無記入180°-180ZC130付-ZC130●無接点タイプ●表示灯付●DC10〜28V●2線式ZC153付-ZC153●無接点タイプ●表示灯付●DC4.5〜28V●3線式CS5T付-CS5T●有接点タイプ●表示灯なし●DC5〜28V●AC85〜115VCS11T付-CS11T●有接点タイプ●表示灯付●DC10〜28V●リード線長さ A:1000mm B:3000mm数1:1個付2:2個付ロータリアクチュエータピストンタイプRAP, RAPS注:標準仕様には、センサスイッチ用のマグネットは内蔵されていません。6282014_10
Page 7:RAP□1寸法図(mm)RAP□5寸法図(mm)10±0.1 10±0.12-φ3.4,φ6.5座ぐり深さ3.3(両面)7.5 センサ( I )センサ( II )φ3D/2D/2揺動角度D+100φ4h8 0-0.018φ100-0.1307.5 7.55516φ100-0.1φ4h8 0-0.01822.5162322.541.53.63.688B CA711 2-M5深さ4注備考7.55.510B CAセンサ( I )2-φ5.5,φ9.5座ぐり深さ5.4(両面)14±0.1 14±0.1 センサ( II )φ3D/2D/2揺動角度D 100φ6h8 0-0.018φ14 0-0.1457.5 7.522.5203222.554.5φ14 0-0.1φ6h8 0-0.0187220105.5 16102-Rc 1/8備考注記号形式RAP□1-90RAP□1-100RAP□1-180RAP□1-190RAP□1-36048 17 3137236088 37 51 360190180100 90A B C D記号形式RAP□5-90RAP□5-100RAP□5-180RAP□5-190RAP□5-360 62 22.5 39.550.527.5 78116 47 69 360190180100 90A B C D備考:RAP□5に軸キーはありません。 注:ここに製品加工用の座ぐり部があります。使用には支障ありません。備考:RAP□1に軸キーはありません。 注:ここに製品加工用の座ぐり部があります。使用には支障ありません。RAP 1- 揺動角度RAP 5- 揺動角度6292014_10
Page 8:RAP□10寸法図(mm)RAP□20寸法図(mm)7.5センサ( II )φ3D/2D/2揺動角度D 10020±0.1 20±0.1センサ( I )4-M4深さ7(両面)20±0.120±0.1φ8h7 0-0.015φ16-0.05-0.1497.5 7.58625φ8h7 0-0.015φ16-0.05-0.12253663.522.59.2BAC16169.2 14 2-Rc 1/81430-0.0253 0-0.025キー(添付)注7.524±0.124±0.1センサ( I )4-M5深さ8(両面)-0.05-0.1597.5 7.51023011.2BAC2020φ324±0.124±0.1センサ( II )D/2D/2揺動角度D 1002304274.522.5φ20φ20φ10h70-0.015-0.05-0.10-0.015φ10h72011.2 2-Rc 1/81830-0.0253 0-0.025キー(添付)注記号形式RAP□10-90RAP□10-100RAP□10-180RAP□10-190RAP□10-36073 26.5 46.559.135.995143 59 84 360190180100 90A B C D記号形式RAP□20-90RAP□20-100RAP□20-180RAP□20-190RAP□20-36087 33.1 53.96845113172 73 99 36019018010090A B C DRAP 10- 揺動角度RAP 20- 揺動角度注:ここに製品加工用の座ぐり部があります。使用には支障ありません。注:ここに製品加工用の座ぐり部があります。使用には支障ありません。6302014_10
Page 9:C(応差)C(応差)ONON OFFRROFFエンドカバー 本体 マグネットセンサスイッチカバー無接点タイプ・有接点タイプセンサスイッチセンサスイッチの注文記号揺動端検出とセンサスイッチ取付位置センサスイッチの作動範囲・応差無接点タイプ無接点タイプ有接点タイプ有接点タイプ2線式3線式2線式2線式表示灯付表示灯付表示灯なし表示灯付DC10〜28VDC4.5〜28VDC5〜28VAC85〜115VDC10〜28VZC130AB-RAPS151020ZC153CS5TCS11Tセンサスイッチの形式 リード線長さ ホルダ/公称トルク●センサスイッチの詳細は717ページをご覧ください。●ホルダのみの注文形式C1-RAPS公称トルク151020●A:1000mm B:3000mm●無記入:ホルダなし -RAPS:ホルダ付●無記入:ホルダなしの場合 1:RAPS1用 5:RAPS5用 10:RAPS10用 20:RAPS20用注:ホルダ付の場合公称トルクを記入してください。センサスイッチを図の位置に取り付けると、揺動端でマグネットがセンサスイッチの最高感度位置にきます。このとき、A方向の移動端ではセンサスイッチAが、B方向の移動端ではセンサスイッチBが作動します。参考●外部ストッパを使用して揺動角度を制限した場合、下記の角度(α)までセンサスイッチが2個使用できます。使用するセンサスイッチは、作動範囲の短い無接点センサスイッチを推奨します。注1:センサスイッチを逆向きに取り付けることはできません。 2:外部ストッパなどで揺動角度が制限される場合は、センサスイッチが 上記の調節範囲内では作動しないことがありますのでご注意ください。XBAセンサスイッチAXセンサスイッチB形式RAPS1RAPS5RAPS10RAPS206.57.06.55.05.55.08.59.08.5X:最高感度位置ZC130,ZC153 CS5T CS11TCS5T□ CS11T□ ZC1□□□作動範囲:R4.7〜10.8 1.4以下 6.8〜9.5 1.4以下 1.5〜4.7 0.3以下応差:C 応差:C 応差:C作動範囲:R 作動範囲:Rmmmm備考:上表は参考値です。形式表示面感度面8-6*ZC形のセンサスイッチは形式表示面の反対面が感度面側になります。取り付ける際は、感度面側にシリンダのマグネットが来るように取り付けてください。●取付時の注意形式 揺動角度90°100°180°190°360°90°100°180°190°360°90°100°180°190°360°90°100°180°190°360°17°22°62°67°130°24°29°69°74°95°29°34°70°75°70°32°37°50°55°55°θ注αRAPS156°100°170°40°220°80°250°42°32°26°RAPS5RAPS10RAPS20注:角度調節をこの値以下にした場合、2個のセンサスイッチが同時にONする可能性があります。備考:有接点センサスイッチを使用した場合、または上記以外の揺動起点につきましては、最寄りの弊社営業所へお問い合わせください。θ/2θ/2αα揺動起点θDD:揺動角度θ:センサスイッチ検知不可範囲α:センサスイッチ検知可能範囲6312014_10
Page 10:センサスイッチ取付時のご注意●RAPシリーズへZC1□□、CS5T、CS11Tセンサスイッチを取り付ける場合は、下図のように、必ずセンサスイッチの形式表示面がセンサホルダ側に向くように取り付けてください。なお、ねじの締付トルクは0.2N・m以下としてください。形式表示面の対面が感度面になります。止めねじ止めねじセンサホルダセンサホルダ形式表示面(地色ブルー)図のように、必ず形式表示面がセンサホルダ側に向くように取り付けてください。図と異なる向きで取り付けた場合、誤作動する場合があります。形式表示面(地色ブルー)図のように、必ず形式表示面がセンサホルダ側に向くように取り付けてください。図と異なる向きで取り付けた場合、誤作動する場合があります。6322014_10
Page 11:一般注意事項1. 選定にあたっては前付92ページの選定手順によりトルク、運動エネルギーを算出して選定してください。負荷の質量が大きかったり、作動スピードが速い場合には慣性負荷が大きくなり、ロータリアクチュエータの許容運動エネルギーを超えることがあります。このような時はショックアブソーバなどを取り付けて、ロータリアクチュエータに直接慣性力がかからないようにしてください。2. 揺動角度と軸キー(平面部)の位置関係は下図の通りです。揺動角度誤差は仕様角度の範囲内ですが、正確な位置決めには外部のストッパなどを使用してください。3 . ロータリアクチュエータの揺動時間(動き始めてから揺動端に到達するまでの時間)は下表を目安としてください。選定・取付選定1. 取付姿勢は自由ですが、軸方向(スラスト)荷重がかかるような使用は避けてください。スラスト荷重はスラストベアリング等により外部で受ける構造としてください。2. ロータリアクチュエータと負荷の回転の中心は一致するように取り付けてください。回転中心が一致しない場合や、軸先端へのモーメント荷重がかかるような場合には、フレキシブルカップリング等を介して、回転力だけを伝える構造としてください。注:スラスト荷重やモーメント荷重、回転軸の偏心および過大な慣性負荷はロータリアクチュエータの作動不良や軸の破損につながりますので、必ず対策を施してください。 また、RAP□1,RAP□5のベアリング付仕様については最寄りの弊社営業所へご相談ください。取付無給油で使用できますが、給油する場合には、タービン油1種(ISO VG32)相当品を使用してください。スピンドル油・マシン油の使用は避けてください。潤滑ロータリアクチュエータに配管する前に、必ず配管内のフラッシング(圧縮空気の吹き流し)を十分に行なってください。配管作業中に発生した切り屑やシールテープ、錆などがロータリアクチュエータ内に混入すると、空気漏れなどの作動不良の原因となります。配管1. 水滴、油滴などがかかる場所や粉塵が多い場所で使用するときは、カバーなどで保護してください。2. 使用流体および雰囲気中に下記のような物質が含まれているときは、使用できません。 有機溶剤・リン酸エステル系作動油・亜硫酸ガス・塩素ガス・酸類。雰囲気空気源取扱い要領と注意事項左回転端θ/2θ/2揺動角度θ揺動起点右回転端AポートBポートAポートに加圧すると軸は左回転(反時計回り方向)し、Bポートに加圧すると軸は右回転(時計回り方向)します。形式揺動角度90° 100° 180° 190° 360°0.3〜0.60.3〜0.80.3〜1.00.4〜1.20.2〜0.5RAP□1RAP□5RAP□10RAP□20 0.2〜2.0 0.3〜2.00.3〜1.0s注1.運 動エネルギーが 大きすぎると、ロータリアクチュエ ータの軸の破損につながります。必ず許容エネル ギー以下で使用してください。 2.運動エネルギーについての詳細は別冊「選定資料」をご覧ください。●空気圧0.5MPa、無負荷時の揺動時間1. 使用流体には空気を使用してください。それ以外の流体の場合は最寄りの弊社営業所へご相談ください。2. ロータリアクチュエータに使用される空気は、劣化したコンプレッサ油などを含まない清浄な空気を使用してください。3. ロータリアクチュエータやバルブの近くにエアフィルタ(ろ過度 40 μ m 以下)を取り付けてドレンやゴミを取り除いてください。また、エアフィルタのドレン抜きは定期的に行なってください。6332014_10