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画像処理の受託開発事例集 改訂版(rev6.0)

事例紹介

開発事例の一部をご紹介。画像処理で困ったときにはケーアイテクノロジーへ

当事例集は、様々なお客様と色々な開発を経て信頼を築き上げてきた
KITならではの問題解決方法の一部をご紹介しています。

初めてのお客様とお付き合いを始めさせて頂くきっかけとして、
一番多いのは「相談」です。

画像処理で困ったときには、お気軽に当社へご相談下さい。
お客様の「困った」を解決するお手伝いをさせて頂きます。

【掲載事例】
■工業製品なのに再現性なし?
■人間が見てランク付け
■PCレスの試作機開発
■ハードウェアのつもりがソフトウェア
■ハードウェアとソフトウェアの切り分け
■量産ボード開発
■画像処理ボードセット開発
■試作センサ用評価ボード開発
■アルゴリズム開発ビジネス

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

このカタログについて

ドキュメント名 画像処理の受託開発事例集 改訂版(rev6.0)
ドキュメント種別 事例紹介
ファイルサイズ 1.5Mb
登録カテゴリ
取り扱い企業 株式会社ケーアイテクノロジー (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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このカタログの内容

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開発事例集 ・事例1:工業製品なのに再現性なし?~画像処理エキスパートの『人間学習』~ ・事例2:人間が見てランク付け~曖昧な基準をコンピュータで~ ・事例3:PCレスの試作機開発~アルゴリズム開発から詳細設計まで~ ・事例4:画像処理の総合コンサルタント~ハードウェアのつもりがソフトウェア~ ・事例5:画像処理の総合コンサルタント~ハードウェアとソフトウェアの切り分け~ ・事例6:量産ボード開発~量産開発を含めた開発委託~ ・事例7:画像処理ボードセット開発~PC込みの一括受注~ ・事例8:試作センサ用評価ボード開発~カタログ製品改造~ ・事例9:アルゴリズム開発ビジネス~機能実現の相談から全てを完成させるまで~
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開発事例集 事例 5:画像処理の総合コンサルタント~ハードウェアとソフトウェアの切り分け~ ◆お客様の悩み◆ 新規の画像処理アルゴリズムを開発したので、それを使った新製品の試作を開発したい。 でも、このアルゴリズムはハードウェアとソフトウェアのどちらで実現するべきなのだろう? とりあえず、ハードウェア開発が得意な H 社と、ソフトウェア開発が得意な S 社に話を聞いてみようか。 ・・・というよりむしろ、それも含めて相談出来るようなコンサルタント会社はありませんか? ◇解決方法◇ まずはお客様のアルゴリズムの内容をヒアリングさせて頂くことから始めました。 そしてハードウェアの担当者とソフトウェアの担当者が、それぞれの切り口からアプローチし、議論を交わします。 こちらの案件ではアルゴリズムの一部にラベリング処理が使われていた為、この処理をハードウェアで実現させるか?ソフトウェアで実現させるか?の議論に なりました。 ソフトウェアの場合、対象ラベル数が少ない事が保証できれば高速化出来る手法もあるが、ラベル数に比例して処理時間が遅くなります。 一方ハードウェアの場合、ラベル数に関わらず処理時間が一定になるので、ラベル数が少ない事を期待して良いかがハードウェアとソフトウェアの切り分け のポイントとなりました。 お客様によれば、入力画像のラベル数が保証できない事が確定し、さらに装置としては処理時間を第一優先としたいとのこと。 その結果、当社が持っているハードウェア IP で実現する事に決定し、ハードウェア化をメインに当社製品+ハードウェア IP というカスタマイズ案を提案させ て頂きました。 ◆ここがポイント◆ このケースのポイントは、ハードウェアとソフトウェアの切り分けです。 当社にはハードウェア、ソフトウェアの各担当がカバーし合える環境があります。 また、既存製品、ハードウェア IP、ソフトウェアライブラリなどの資産と過去の実績から最適な道を選んで提案することが出来るのです。 事例 6:量産ボード開発~量産開発を含めた開発委託~ ◆お客様の悩み◆ 開発会社は沢山あるけれど、いずれ製品が量産化される事を踏まえて開発時から相談出来る会社はないだろうか。 開発と量産の委託会社が違うと、色々手間と時間がかかるし・・・。かと言ってどこに相談して良いのかも分からない。 量産と言っても、恐らく 1 ロット 10 台~100 台ぐらいの規模だし・・・。場合によっては、数台って事もあるかもしれない。 出来れば、開発時から量産化の相談もしたいのですが・・・。何とかなりませんか? ◇解決方法◇ このお客様は LSI の開発が専門だった為、基板での製品開発は初めてでした。 しかも、設計だけでなく量産も委託できる開発会社を探さなくてはならず、当社へお話頂くまで苦労された様です。 量産に繋がる場合に気配りが必要となる「入手性、最低購入数」を考慮した部品選定についてなどを開発段階からお伝えし、開発から量産までをお任 せ頂くことができました。 結果、長いお付き合いとなり、複数のアイテムを担当させて頂きました。 ◆ここがポイント◆ このケースのポイントは開発から量産までの一括委託です。 1 ロットの数が多い量産であれば開発と切り分けるメリットが多くなりますが、少量のロットでは一括委託の方が良い場合があります。(当社実績:500 台/ ロット) 開発から一貫して行うことで、量産時にも全てのボードに対して、製造検査だけでなく機能検査まで全てをクリアしたボードを納品させて頂きます。 稀にあるケースとして「お客様の認定工場でないと製造委託出来ない」という場合は、生基板、実装工場それぞれの ISO 認定書・品質管理規定を提 出や、各工場への立会い検査などにも対応実績が御座います。 また、納品後にお客様がボードを壊してしまった際にも解析や修理がスムーズに行え、仮に部品が製造中止になった場合などには直ぐに代替部品をご用 意することができます。 結果、予想以上に製品寿命が延び、長期に渡って量産が続いたケースも珍しくありません。 量産をお考えの場合は数量の多い少ないに関わらず、まずはご相談下さい。
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開発事例集 事例 7:画像処理ボードセット開発~PC 込みの一括受注~ ◆お客様の悩み◆ そういえば、KIT に開発を依頼している画像処理ボードを収める PC を、そろそろ探さなくては。 確かフルサイズの PCI ボードが 3 枚で・・・OS を動作させるためにマザーボードのチップセットは・・・。 と色々調査して無事に PC が見つかったけれど、量産化されたとたんにマザーボードが製造中止!? 振り出しに戻って、PC の選定から始めなくてはいけない状態に・・・。 これから先、マザーボードが生産中止になる度に調査をすることになるのか・・・。何とかなりませんか? ◇解決方法◇ 当初、当社が開発を委託された範囲は画像処理用の PCI ボードのみでした。 画像処理ボードを収める PC は、お客様が別途手配されている状況であり、マザーボードや筐体が生産中止になる度にお客様側での選定・動作確認 が必要となり頭を悩ませていました。 そこで量産の段階で、当社が提案したのは『画像処理ボードセット開発~PC 込みの一括受注~』です。 もともと自社で開発したボードですから、ぴったりマッチする PC を探すのはお手の物。 PCI ボードだけでなく PC もセットでご依頼頂くことによって、お客様側での PC の選定・ボードの取り付け・動作確認の工数を大幅に削減することができま した。 また不具合が起こった際に、『画像処理ボード側の不具合』か『PC 側の不具合』か『双方の相性問題』かを判断するのはとても大変なことです。 こういった場合、PC 込みで開発を依頼して頂くと調査は一括して当社が行いますので、お客様も安心してご依頼頂けます。 ◆ここがポイント◆ このケースのポイントは PC 込みの一括受注です。 開発の際、お客様側での PC の選定・取り付け等が困難な場合は、当社で一括しての受注が可能になりますので まずはご相談下さい。※PC のみならず、最近ではボードに合わせた筐体の設計にも力を入れております。 事例 8:試作センサ用評価ボード開発~カタログ製品改造~ ◆お客様の悩み◆ センサ自体を開発中だが、営業サイドから展示会への出展を要求された。 センサだけを展示しても効果は薄いので、取得した画像を見られるようにしたいらしい。 しかし、現段階では試作なのでフルカスタムでボードを起こすほどの予算は取れないし、スケジュール的にも厳しいし・・・。 I/F が特殊なので汎用性のあるキャプチャボードを買って来ることも出来ない。何とかなりませんか? ◇解決方法◇ 当社の『Getter』シリーズを使用することで短納期、低コストで解決しました。 この『Getter』という基板は PCI もしくは PCI Express のボードで、グレードの違う FPGA を実装した開発素材用の製品です。 出荷時の FPGA 回路は、PCI の I/F やメモリコントローラなど、基本的に必須且つ最低限の回路規模で構成されることで、多くの回路リソースが空いて いますので、自由に処理回路を追加が出来る事が特徴となっています。 今回の場合も空いている回路リソースを利用し、センサから出力されるベイヤーデータに対して FPGA の回路で画像処理を施しました。 これによってセンサの生画像を展示会向けの綺麗な画像に変換することが出来たのです。 また、I/F の問題は子基板で解決しました。 『Getter』には FPGA の IO ピンが直接接続できる子基板 I/F コネクタが付いており、専用子基板を開発するだけで自由な I/F を持たせることが可能なの です。これならフルカスタムよりも短期間、低予算で作成が可能ですね。 ◆ここがポイント◆ このケースのポイントは I/F です。 短納期、低予算では完成品を流用する方法が有効的ですが、I/F が特殊だった為に悩まれてしまいましたね。 こうして無事に展示会を終えられたお客様ですが、作成した評価用ボードセットはセンサの営業ツールとしても活躍したそうです。
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開発事例集 事例 9:アルゴリズム開発ビジネス~機能実現の相談から全てを完成させるまで~ ◆お客様の悩み◆ カメラで連続した画像を撮影しています。 連続した画像なので全部つなぎ合わせて大きな画像に出来ると思ったのですが、 何故か市販ソフトだと変な位置につながってしまいます。何とかなりませんか? ◇解決方法◇ 初めのお問い合わせでは『コンサルティングとして依頼できるか?』という内容でした。 そこで打合せの際に、何に悩んでいるのかを実際に目の前で実現して頂きました。 お客様がカメラである対象物を連続して撮影すると、それらがつながったパノラマ写真が作成されていました。 ところが撮影したい対象は、特殊な環境で特殊な部位を撮影するものでした。 成功するケースと失敗するケースの画像データを頂き、社内で実験プログラムを作成したところ、結果は同様になりました。 すなわち、失敗する原因がある事がわかりました。失敗する場合は、画像に連続性が無く撮影角度も異なるものでした。 そこで、お客様の目的を達成するための手法開発のご提案(これがアルゴリズム開発になります)を行い、 手法開発のためのアプローチ案を提示してご承認を頂きました。 この時点ではご希望の処理が実現できるか否かが成果であり、処理が実現できた場合でも、 処理速度などの高速化は次のフェーズになる事をご了解頂けたので、アルゴリズム開発としてのビジネスが成立し開発スタートできました。 その後、無事にお客様の満足される処理が完成し、次のフェーズとして『高速化』を行い、お客様の最終用途にマッチしました。 ◆ここがポイント◆ このケースのポイントはお客様が満足できない原因の調査が大切という点です。 処理が失敗することを実験で再現できなければ、解決方法に踏み込めなかったでしょう。 さらに過去の成功手法にとらわれないために、一旦処理速度を無視した『成功精度最優先』の手法を確立し、 その後に同一精度を維持しつつ高速化するアプローチを行った事が、成功できた理由だと思います。 アルゴリズム開発は、プロジェクトをスタートする時点で成果を約束できない、商談としては難しいビジネスです。 リスクと成果をお客様と共有することで、ビジネスとして難しいアルゴリズム開発もビジネスにつながります。
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開発事例集 相談から生まれる信頼関係~画像処理で困った時には~ 初めてのお客様とお付き合いを始めさせて頂くきっかけとして、一番多いのは『相談』です。 画像処理で困った時には、お気軽に KIT へご相談ください。お客様の『困った』を解決するお手伝いをさせて頂きます。 株式会社ケーアイテクノロジー 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 3-17-2 友泉新横浜ビル 3F Tel:045-548-4891 Fax:045-548-4892 URL:https://www.kitech.co.jp Mail:kit_sales@kitech.co.jp Rev6.0 本事例集の掲載内容は 2022 年 5 月現在のものとなります。