1/2ページ
ダウンロード(1.1Mb)
このカタログについて
ドキュメント名 | ECOクリーンLFP技術資料 |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.1Mb |
取り扱い企業 | 株式会社流機エンジニアリング (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
Page1
山内先生用LFP技術資料のコピー.pdf
LFPPFAS浄化技術資料
1.プリーツフィルター機能性粉体法(以下LFP法)とは
原水 LFP法は、プリーツフィルターに機能性粉体を添着させて機能性粉体の
薄層を作り原水をろ過することで、溶存物質や難分解性有機化合物の
粉末活性炭 粉末活性炭 除去を行う処理方法である。
添着 添着 LFP 法では処理対象に応じて機能性粉体の種類を選択するが、PFAS除去
前 後 においては粉末活性炭を使用している。
ろ過水 活性炭は粒子サイズが小さいほど比表面積が大きくなり、また
粒子内拡散距離が短くなることから、吸着速度や吸着量が向上する
ことが知られている。
本方法は、この原理を活用し、機能性粉体の能力を最適化した状態で
使用する。また、この方法を装置化したものが「ECOクリーンLFP」である。
2.装置基本構成と処理の仕組み
① プリーツフィルターに粉末活性炭を添着、 機能性粉体
粉末活性炭の薄層(添着層)を形成。 (粉末活性炭
ベッセル プリーツ ゼオライト
② 添着層で水をろ過することにより、 フィルター MOFなど)を
フィルター表面
汚濁物質が粉末活性炭に接触し、吸着除去。 原水 に添着
通水
③吸着能力が一定水準まで下がると、
自動でフィルター表面から使用済み粉末活性炭を
洗浄剥離・排出し、フィルターを再生。その後、
新たな粉末活性炭を添着する。 ろ過水
原水通水
ろ過水
粉末活性炭 通過時間10秒
添着層 (Flux200LMH)
標準0.6㎜
(300g/㎡)
Flux=フィルター面積1㎡
1時間でのろ過流量(単位L/㎡/h) 実機に用いるプリーツフィルター
3.ECOクリーンLFPによる水質汚濁の浄化効果 ※NDは定量下限値未満
PFOS及びPFHxSは定量下限値未満を達成、PFOAは99.9%以上の除去を達成 (1ng/L未満)を示す
PFOS PFOA PFHxS
270ng/L⇒ND 6,700ng/L⇒1ng/L 8ng/L⇒ND
Page2
山内先生用LFP技術資料ウラのコピー.pdf
4.細粒化した活性炭の能力が向上する仕組み ~鬼ごっこ理論~
溶存物質 活性炭が細粒化すると、活性炭の体積あたりの表面積が広くなる。
また、粉末であることで空間中に存在する活性炭粒子の密度は高く、
粒状 粒状 粒子と粒子の間隙が狭くなる。
活性炭 水の流れ方向 活性炭
粉末活性炭の大きさを仮に直径1mとすると、粒状活性炭の間に
空いた間隙は180mにもなる。両脇にいる粒状活性炭が“鬼ごっこ”の鬼
だと考えると、間隙が大きいので、溶存物質は水の流れと共に下流側に
どんどん逃げてしまう。
溶存物質 水の流れ方向
1 とすると 一方、粉末活性炭を添着させると左図の状態になる。間隙はわずか
40cm程度のため、水は狭い間隙を通過していき、溶存物質は活性炭に
効果的に引きつけられる。溶存物質は逃げきれず、活性炭に捕まってしまう。
粉末活性炭 添着層
これが、活性炭が細粒化・粉末になることで吸着能力が向上する仕組み
フィルター である。当社ではこの仕組みを“鬼ごっこ理論”と名づけている。
5.環境負荷度、技術の経済性
廃棄物量 粉末活性炭にPFASを吸着・固体化し、重量10万~1万分の1に減量が可能
従来方法に比べて廃活性炭排出量は1/10
活性炭の
PFOA吸着容量μg/g
8,764μg/g
510μg/g
従来技術
粒状活性炭処理 LFP
処理前濃度 154ng/L 102,752ng/L
処理後濃度 103ng/L 4.4ng/L
除去率 33% 99.96%
活性炭1g あたりのPFOA 吸着容量 廃活性炭発生量
CO2排出量 コスト
従来の粒状活性炭処理や膜分離処理での 粉末活性炭の能力を最適化したことにより
CO2排出量に比べて1/4~1/7 粒状活性炭吸着処理に比べて、コスト約1/3
処理単価 円 廃棄物処分費用
活性炭購入費用
電気代
処理単価 円
粒状活性炭吸着
各処理方法でのCO2排出量 処理単価(ランニング)
株式会社流機エンジニアリング webサイトでも
〒108-0073 東京都港区三田3-4-2 製品情報をご覧いただけます
TEL:03-3452-7400 https://www.ryuki.com
mail:hp_info@ryuki.com
単位処理水量あたり
処理費用(円 )