シンプルなドラッグ&ドロップのインターフェースを持ったモデルベースのシミュレーションツール Syst
Wolfram SystemModeler はサイバーフィジカルシステムのための、使いやすい次世代のモデリング・シミュレーション環境です。組込みの拡張可能なモデリングライブラリの膨大なセレクションからドラッグアンドドロップを使って、完全なシステムで強力なマルチドメインモデルが構築できます。他のシステムとは異なり、SystemModeler はアドオンを必要とせず、標準のModelicaモデル言語を完全にサポートします。Modelica言語を実装しすることによって、コンポーネントベースのモデリングの長所を利用し、コンポーネントの流れをモデル化しますModelicaは物理システムのモデル化のために特に設計されたオープン標準の言語です。この言語を使うことで、個人やグループが大規模プロジェクトの共同作業を効率的に行い、再利用可能なカスタムコンポーネントやライブラリを構築することが可能になります。Wolfram MathCoreはModelica Associationの創立メンバーであり、1997年以来Modelica言語設計において重要な役割を果たしてきました。SystemModeler はこの努力の結果であり。自動車、重工業、生命科学、海洋関係のユーザとの10年以上に及ぶ密接な協力関係の結果でもあります。そのため SystemModeler は最も使いやすいModelicaツールとなっているのです。高忠実度モデルは、数値シミュレーションだけでなく、最適化や制御設計からカスタム可視化やインタラクティブ機能までのすべてを含む多くのものにとって便利です。SystemModeler と Mathematica を一緒に使うと、シミュレーションを完全にプログラムで制御でき、あらゆる種類の設計と解析が可能になります。
このカタログについて
ドキュメント名 | Wolfram SystemModeler |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 978.8Kb |
関連製品 | |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社ヒューリンクス (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログ(Wolfram SystemModeler)の内容
Page 1:Driving Insight, Innovation, and Results.SystemModeler はシンプルなドラッグ&ドロップのインタフェースを持ったモデルベースのシミュレーションツールです。複数の物理現象を表現可能にするライブラリ(部品の集合体)を標準で搭載し、システムの全体的な動きをシミュレートするようなマルチエンジニアリングのモデルの作成およびシミュレーションの実行が容易に行なえます。システムモデラー 日本語版統合された設計最適化の新時代を築くSystemModeler は、以下の 2つのユーザーインタフェースを持っています。■ Model Center直 観 的 な ド ラ ッ グ&ドロップのインターフェースにより、グラフィックス と テ キ ス ト で ダ イ ナミックなモデルを作成できます。モデルの作成はModel Center 上 の 左側に並ぶ Modelica ライブラリ(標準搭載のものや個別に作成したもの)のコンポーネントを利用して組み立てます。強力なプレゼンテーション環境として、フル - ドリルダウンとライブ編集ができるプレゼンテーションモードも新しく加わりました。■ Simulation CenterModel Center で作成したモデル を シ ミ ュ レ ー ト し ま す。Simulation Center に搭載された Experiment Browser に より、複数の実験を同時に処理可能で、結果の表示や結果の比較などが容易に行なえます。また、パラメータの調整(シミュレーション時間や各部品の持つ値など)も簡単です。3D アニメーション画面でオブジェクトを選択すると変数とパラメータが表示され、アイコンをワンクリックすれば直接シミュレーション結果を Mathematica にコピーすることができます。例えば、自動車開発の設計時にモデリング&シミュレーションを行なう場合、かなり複雑なモデルを作成することになりますが、SystemModeler を利用することにより、右図の様にタイヤ、サスペンション、ブレーキなどの車体制御系のモデル、トランスミッションのモデル、ギヤボックスのモデル、エンジンなどの動力系のモデルというようにそれぞれが違う物理モデルを個別のブロックとして作成できます。SystemModeler を Mathematica からインタラクティブなユーザーインターフェースを使い制御することが可能です。各ギヤのコントロールパラメータの変更が燃費にどのぐらいの影響を与えるかなどの評価も、Mathematica のノートブック中で可能になります。動力系 車体制御系タイヤデフサスペンショントランスミッショントランスミッションブロック※展開図ギヤボックスブロック※展開図ブレーキエンジンMathematica ノートブック中に作成したボタンによりSystemModeler のシミュレーションの実行が可能
Page 2:2015.2 このカタログの記載内容は 2015 年 2 月現在のものです。〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町 5-14TEL : 03-5642-8380 FAX : 03-5642-8381 Email : soft.sales@hulinks.co.jphttp:/ / www.hulinks.co.jp/知 的 創 造 性 を 支 援 す る ソ リ ュ ー シ ョ ン カ ン パ ニ ー国内販売代理店販 売 代 理 店主な特徴モデリングとシミュレーション●ドラッグ&ドロップによるモデリング●階層モデリング●マルチドメイン・モデリング●ビルトインのモデルライブラリ●ハイブリッドシステムのモデリング●シミュレーションと実験●瞬時の可視化●FMI- 標準モデルのエクスポートMathematica 併用による解析と設計●プログラムによるシミュレーションの制御●感度分析●モデル較正●ノートブック環境●プロットと可視化●モデルと方程式による解析●制御システム設計●ハイブリッド微分方程式と微分代数方程式のサポート●航空宇宙工学と防衛 ●自動車 ●重機 ●海洋 ●工業 ●一般家庭向け製品 ●エネルギー ●バイオライフサイエンス ●教育利用可能分野Model Center に組み込まれているライブラリ(モデル作成の為の部品群)■ Modelica ライブラリBlocks 基本的な入出力制御ブロックのライブラリ(連続、離散、論理、テーブルブロック)Constants 数学的定数および自然定数のライブラリ(π、ε、R、σなど)Electrical 電気的モデルライブラリ(アナログ、機械、多相)Icons アイコンのライブラリ(カスタムライブラリ用)Magnetic 磁気モデルライブラリMath 数学関数(Sin、Cos)およびベクトルや行列演算のライブラリMechanics 1 次元および 3 次元の機械部品ライブラリ(マルチボディ、回転、並進運動など)SIunits ISO 31-1992 に準拠した SI 単位系の単位および種別の定義用ライブラリStateGraph 離散イベントと反応系のモデル作成の為の階層的状態マシンのコンポーネントライブラリThermal 熱伝達と単純な熱流体パイプのフローをモデル化するための熱システムコンポーネントライブラリUtilities スクリプティング用のユーティリティ関数ライブラリ(ファイル操作関数、文字関数、システム関数など)■ BioChem ライブラリモデルの代謝経路と臨床検査の必要性を低減するための数値実験が行えます。BioChem ライブラリは反応物質、物理的なコンパートメント、および標準の生化学的反応だけでなく、いくつかの詳細な例題を表すコンポーネントが含まれています。また、SystemModeler はこの BioChem ライブラリだけでなく、生体モデルの記述言語であるシステム・バイオロジー・マークアップ言語(SBML)のインポート / エクスポートをサポートしています。最新の SystemModeler4 日本語版は…●より多くの外部のモデルライブラリに対応となり、Modelica 標準の内蔵ライブラリも最新バージョンに更新されました●接続性が向上し、直接エクスポートしたFMU (Functional Mock-up)を、他のツールでモデルとして再利用できるようになっています●Mathematica との統合が深まり、SystemModeler モデルを Wolfram 言語で作成可能になりました●モデルシミュレーションのコンパイルが高速化されました●従来の Windows 版、Mac 版に加えて、新しく Linux 版も利用可能になりました■ 他にも SystemDynamicsLibrary(無料)、PlanerMechanics(無料)、ModelPlug(無料)等が利用可能です。※製品はWindows版、Mac版、Linux版、日本語アプリケーション、日本語ヘルプです。