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信頼性の高いパワー測定を実現
正確でシンプルなパワー測定を実現するための最も重要な特長として、優れた測定確度と速度、およびベースユニットやラップトップ/PCでの簡単な操作があげらます。
R&S NRP パワー・メータ・シリーズの構成要素であるR&S NRX ベースユニット、R&S NRPV 仮想パワー・メータPCソフトウェア、USBおよびLANパワー・センサの包括的なポートフォリオには、こうした特性がすべて備わっています。R&S NRP シリーズは、製造、研究開発、校正ラボでの使用だけでなく、設置作業やメンテナンス作業にも最適です。
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このカタログについて
ドキュメント名 | R&S NRP パワー・メータ・シリーズ |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 8.7Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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R&S®NRP
パワー・メータ・シリーズ year
信頼性の高いパワー測定を実現
Product Brochure
Version 10.00
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概要
正確でシンプルなパワー測定を実現するための最も重要な特長として、優れた測定確度と速
度、およびベースユニットやラップトップ/PCでの簡単な操作があげられます。R&S®NRP パワー・
メータ・シリーズの構成要素であるR&S®NRX ベースユニット、R&S®NRPV 仮想パワー・メータPCソ
フトウェア、USBおよびLANパワー・センサの包括的なポートフォリオには、こうした特性がすべて
備わっています。R&S®NRP シリーズは、製造、研究開発、校正ラボでの使用だけでなく、設置作業
やメンテナンス作業にも最適です。
すべてのR&S®NRP パワー・センサは、独立した測定器です。 主な特長
USBアダプターを使用すると、ラップトップ/PCに直接接続し、 ► コストパフォーマンスが高く、コンパクト:USBを経由した
R&S®NRPV ソフトウェアを介して操作できます。 ノートパソコン/PCでのセンサ操作
► R&S®NRPxxSN/TN/AN LANモデル:内蔵ウェブGUIの使
コンパクトで信頼性の高いR&S®NRX ベースユニットは、カラ 用と、PoEを使った電源供給により、距離に関係なく測定
ー・タッチ・ディスプレイを搭載しており、最大4台のR&S®NRP が可能
パワー・センサと、センサに依存するすべての測定機能をサポー ► DC~110 GHz、-70 dBm~+45 dBmのパワー測定の包括
トしています。測定値は、測定機能に応じて、数値またはグラフ 的なポートフォリオ
ィックで表示されます。高解像度のグラフィカル・ユーザーイン ► 3パス・ダイオード・パワー・センサにより最大93 dBのダイ
タフェースによる、簡単で直感的な操作が可能です。ベースユニ ナミックレンジを実現
ットはイーサネット、GPIB、USB経由でリモート制御できます。 ► 広帯域パワー・センサによるエンベロープパワーの正確な
解析
► サーマル・パワー・センサによる最高の精度
► 最大4つのR&S®NRP パワー・センサをR&S®NRX ベースユ
ニットに同時に接続可能
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主な利点と特長
機能と性能特性 汎用性が高く使いやすいR&S®NRX ベースユニット
► 完全に特性付けられたパワー・センサ ► 測定値の数値とグラフィックによるわかりやすい表示、およ
► 測定の不確かさを最小化 び直感的な操作
► インテリジェントなアベレージング機能による測定時間の ► リモート制御/トリガ用のハードウェアインタフェース
短縮 ► 測定チャネルを最高4個に拡張可能
► 汎用性の高い測定機能 ► 柔軟なセンサインタフェース
► パワー反射測定
追加のR&S®NRPxxS(N)/T(N)/TWG/A(N)機能 ► R&S®NRP2のコードエミュレーション
► USBTMCにより容易にシステム構築が可能 ► センサ・チェック・ソース
► 内蔵トリガI/Oポート ► ページ 7
► ステータスがひと目でわかるステータスLED
► 着脱可能なケーブルによる柔軟な操作性 R&S®NRPV:PCアプリケーションを介した便利なパワー測
► ページ 5 定
► 高機能なPCアプリケーション
インテリジェントなLAN対応のパワー測定 ► 多機能トレース・モード・ウィンドウ
► 充実したLAN搭載モデル・ラインナップ ► 非常に柔軟なマーカー機能
► LANを用いた任意の距離でのリモート制御 ► インテリジェント・ライセンス・コンセプト:複数のPCでド
► Power over Ethernet(PoE)による電力供給 ングル不要
► パワー測定を完全にサポートする内蔵ウェブGUI ► ページ 24
► ページ 9
R&S®NRP パワー・センサのさまざまな用途
使用可能な測定機能(モード)
タイムスロッ
センサタイプ バースト
機能または仕様 連続平均 トレース ト/タイムゲ 統計データ
ート 平均
R&S®NRPxxS(N)
3パス・ダイオード・パワー・センサ CWおよび変調信号測定用の高速かつ正確で豊富な
機能 • • • • –
► ページ 3
R&S®NRP33SN-V
TVAC対応3パス・ダイオード・パ
ワー・センサ 熱真空(TVAC)チャンバで使用するための特別設計 • • • • –
► ページ 3
R&S®NRPxxT(N)/TWG
サーマル・パワー・センサ リファレンスアプリケーションや校正ラボでの使用に対
応した最も正確なパワー測定 • – – – –
► ページ 3
R&S®NRPxxA(N)
EMCアベレージ・パワー・センサ EMCアプリケーション用の正確な平均パワー測定 • – – – –
► ページ 3
R&S®NRP-Z8x
広帯域パワー・センサ レーダーアプリケーションと汎用的な使用のためのタ
イムドメイン解析および自動パルス解析 • • • • •
► ページ 3
R&S®NRP-Z211/-Z221
2パス・ダイオード・パワー・センサ 製造工程向けの費用効果の高いパワー測定ソ リュー
ション • • • • –
► ページ 3
R&S®NRP-Z27/-Z37
パワー・センサ・モジュール R&S®FSMR 測定レシーバーとの 組み合わせによる 信
号源のレベル校正 • – – – –
► ページ 3
R&S®NRP-Z28/-Z98
レベル制御センサ 信号発生器との組み合わせによる非常に正確な信号
レベル作成 • • 1) • 1) • 1) –
► ページ 3
1) R&S®NRP-Z28のみ。
Rohde & Schwarz R&S®NRP パワー・メータ・シリーズ 3
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機能と性能特性
完全に特性付けられたパワー・センサ インテリジェントなアベレージング機能による測定時間
R&S®NRPxxS(N)、R&S®NRPxxT(N)、R&S®NRPxxTWG、 の短縮
R&S®NRPxxA(N)、およびR&S®NRP-Zxx パワー・センサはすぐ 一定のノイズ・アベレージング(拡張された自動アベレージン
に使用することができます。センサは周波数、レベル、温度の特 グ機能)で、測定時間と精度に関して測定を最適化することが
性が完全に特性付けられており、長期的な安定性を備えている できます。ユーザーが定義した最大ノイズ含有量を実現するた
ため、従来のパワー・センサとは異なり、測定の前に校正を行う めに、アベレージングフィルターが最適なアベレージング値に
必要はありません。校正データはすべて内部に保存されている なるように設定されます。これによって測定時間が最小になり、
ため、独立した測定器として機能します。通常、ゼロイングの必 ユーザーが指定した精度で生産スループットが最大化されま
要なく、 センサを接続するだけで測定を開始できます。 す。さらに、測定シーケンスをリモート制御するためのプログラ
ミングが簡略化できます。
測定の不確かさを最小化
R&S®NRPxxS(N)、R&S®NRPxxT(N)、R&S®NRPxxTWG、 汎用性の高い測定機能
R&S®NRPxxA(N)、およびR&S®NRP-Zxx パワー・センサは複雑 ► 連続平均モード:CW信号および変調信号の信頼性の高い
な試験セットアップでも簡単に使用できます。ケーブル損失や 平均パワー測定。
反射などの影響は、オフセット、Sパラメータ、およびΓ補正を使 ► バースト平均モード:バースト平均パワー測定。バーストの始
用して補償することができます。オフセット補正は、周波数に依 まりと終わりを自動的に検出します。
存しないアッテネーションを考慮するために使用されます。 ► トレースモード:時間に対するエンベロープパワーの表示。
Sパラメータ補正は、センサの前段に接続されたコンポーネン ► タイムスロットモード:TDMA信号のタイムスロット平均パワ
トのSパラメータを考慮して、被試験デバイス(DUT)への基準 ー測定(例:GSM/EDGE)。
面を数学的に移動するために使用されます。Γ 補正は、ソース ► タイム・ゲート・モード:位置と長さをユーザーが定義した最
とパワー・センサの間のインピーダンス不整合の影響を補償し 大4つの独立したタイムゲート内の平均パワー測定。
ます。
Sパラメータ補 正を使用した測定面1から2へのシフト。前段のコ
ンポーネントの影響が補償されます。
Sパラメータ補正の前
PMeas.
PDUT カップラー、
DUT アッテネータ、 PMeas. ≠ PDUT
ケーブルなど
信号源 平面2 平面1
Sパラメータ補正
測定Sパラメータ センサに記録されたSパラメータ
カップラー、
アッテネータ、 s11 s12
ケーブルなど ( s 21 s 2 2 )
Sパラメータ補正後
PMeas.
PDUT カップラー、
DUT アッテネータ、 P
ケーブルなど Meas. = PDUT
信号源 平面2 平面1
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追加のR&S®NRPXXS(N)/T(N)/
TWG/A(N)機能
USBTMCにより容易にシステム構築が可能
R&S®NRPxxS(N)、R&S®NRPxxT(N)、R&S®NRPxxTWG、およ
びR&S®NRPxxA(N) パワー・センサは、追加のドライバをインス
トールしなくても自動化された試験セットアップに容易に統合
できるUSBTMCデバイスです。
R&S®NRPxxS(N)、R&S®NRPxxT(N)、R&S®NRPxxTWG、およ
びR&S®NRPxxA(N) パワー・センサを使用すると、リモート操作
に関して100 %のコード互換性を保って従来のR&S®NRP パワ
ー・センサを置き換えることができます。
内蔵トリガI/Oポート
除外スタート時間を用いたBluetooth®信号のタイムスロット測定 R&S®NRPxxS(N)R&S®NRPxxT(N)、R&S®NRPxxTWG、および
R&S®NRPxxA(N) パワー・センサにトリガ機能が組み込まれま
した。最小トリガしきい値を下回るパワーレベルを測定するに
は、外部トリガ信号が必要です。外部トリガ信号は、内蔵のトリ
ガポートを用いて簡単に入力することができます。トリガポート
はトリガ出力として使用することもできます。トリガ・マスタ・モ
ードでは、トリガ信号はパワー・センサ内で測定された信号か
ら提供され、トリガポート経由で出力されます。この機能を使用
すると、アンプ入力レベルが低すぎて内部トリガ測定を行えな
いが、アンプ出力レベルは十分に高い場合に、パワーアンプの
入出力パワーレベルを決定できます。この場合、出力レベルの
測定に使用されるR&S®NRPxxS(N)、R&S®NRPxxT(N)、
R&S®NRPxxTWG、およびR&S®NRPxxA(N)は、入力レベル測
定をトリガするためのトリガマスタとして機能します。
ステータスがひと目でわかるステータスLED
センサに搭載されたステータスLEDによって、ステータスをさま
トレースと連続平均測定の混合表示 ざまな角度から確認することができます。これはラックに多数
のセンサを収納している場合に特に便利です。LEDが緑に点灯
している場合は、エラーのない測定が行われていることを示し
ます。トリガ信号がないなどのシステム関連のエラーも専用の
色で示されます。これによって、すべてのセンサの動作ステータ
スをすぐに確認して、問題に素早く対応することができます。
測定済みのトレースと関連付けられたセンサのLEDに同じ色
(RGB値)を割り当てることで、容易にトレースを特定のセンサ
に対応させることができます。これは、複数のセンサを同時に
使用する場合に便利です。
R&S®NRPxxS(N) 3パス・ダイオード・パワー・センサおよびゲート機能を使用し
たEDGEバーストのパワーの決定。信号の中心に存在するトレーニング シー
ケンスを除外します。
Rohde & Schwarz R&S®NRP パワー・メータ・シリーズ 5
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着脱可能なケーブルによる柔軟な操作性 R&S®NRP-ZK6 インタフェースケーブルは、パワー・センサを
パワー・センサには、各種のディスプレイユニットに接続するた R&S®NRX ベースユニットで使用するためのものです。パワー・
めに、さまざまな着脱可能のケーブルが付属しています。ケーブ センサをローデ・シュワルツの各種の信号発生器やシグナル・
ルが意図せずゆるむことがないように、センサ側はねじ込み式 スペクトラム・アナライザに接続して、高性能パワーメータによ
の接続方式になっています。 ってこれらの測定器の機能を拡張することもできます。
R&S®NRP-ZKU USBインタフェースケーブルを使用すると、
USBインタフェース経由でパワー・センサをラップトップ/PC
に接続できます。これは省スペースかつ、本体を必要としない
費用効果の高いソリューションです。ラップトップ/PCからの
センサ操作を簡略化するために、R&S®Power Viewer Plusと
R&S®NRPV 仮想パワー・メータの2つのソフトウェアツールを
使用できます。これらのツールは、搭載されている測定機能を
すべてサポートしています。
R&S®NRP パワー・センサの複数の操作方法
R&S®NRPxxS(N)
R&S®NRPxxT(N)
R&S®NRPxxTWG
R&S®NRPxxA(N)
R&S®NRPxxS/T/TWG/A、
R&S®NRPxxSN/TN/AN: R&S®NRPxxS/T/TWG/A:R&S®NRP-ZKU
R&S®NRP-ZK8またはR&S®NRP-ZK6 R&S®NRPxxSN/TN/AN:R&S®NRP-ZKUまたはLAN
R&S®NRPxxS/T/TWG/A:R&S®NRP-ZK6
パワーメータ またはR&S®NRP-ZKU
R&S®NRPxxSN/TN/AN:R &S®NRP-ZK6 PC/ノートパソコンと
R&S®NRX またはR&S®NRP-ZKU R&S®NRPVの組み合わせ
サポートされるローデ・シュワルツの測定器
信号発生器 シグナル・スペクトラム・アナライザ ネットワーク・アナライザ
例:R&S®SMW200A 例:R&S®FSW 例:R&S®ZNA
R&S®NRP-Zxx
直接接続 R&S®NRP-Z3、-Z4または-Z5を経由して接続
直接接続または
R&S®NRP-Z3、-Z4または-Z5を経由
パワーメータ PC/ノートパソコンと
R&S®NRX R&S®NRPVの組み合わせ
サポートされるローデ・シュワルツの測定器
信号発生器 シグナル・スペクトラム・アナライザ ネットワーク・アナライザ
例:R&S®SMW200A 例:R&S®FSW 例:R&S®ZNA
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汎用性が高く使いやすいR&S®NRX
ベースユニット
測定値の数値とグラフィックによるわかりやすい表示、お ユーザーがプログラム可能な保存/呼び出しメモリロケー
よび直感的な操作 ションを使用すれば、個人設定にすばやくアクセスできます。
R&S®NRXは、R&S®NRPおよびR&S®NRQファミリのパワー・セ 3GPP、LTE、3GPP WCDMA、GSM/EDGE、無線LAN、
ンサを最大4台まで同時にサポートします。フロントパネルのフ Bluetooth®などのすべての主要モバイル無線規格のプリセット
ァンクションキーを使用して、ほとんどの重要な機能にアクセ により、最小限のキー入力で正確な測定を実現できます。
スできます。ボタンを押すだけで、周波数設定メニューを開いた
り、接続されているセンサをゼロ調整できます。 5インチTFTカラー・ディスプレイは、わかりやすいWindowsベ
ースの操作コンセプトに対応しています。重要なパラメータと
機能は、カラーコード化されているので一目でわかります。
結果は、数値表示ウィンドウとグラフィック表示ウィンドウに表
示されます。ウィンドウは、簡単に構成できます。
連続平均、バースト平均、タイムスロット平均、タイムゲート
平均の各測定モードで、最大4つの数値結果を同時に表示
できます。既定義の演算関数を使って2つの測定チャネルの
比、SWR、 リターン・ロス、反射係数を計算して、絶対パワーレ
ベルと相対パワーレベルとともに表示することができます。
トレース測定と統計測定は、グラフィック・ウィンドウに表示さ
れます。トレースモードでは、2つのトレースを1つの測定ウィン
R&S®NRX は最大4つの測定値を同時に表示 ドウに同時に表示できます。レベル差と時間オフセットが一目
でわかります。また、水平軸マーカーと垂直軸マーカーを使っ
て正確に測定することもできます。2つのトレースの比を表示す
ることも可能です。
タイムスロット、タイムゲート、関連する測定値(平均値、ピーク
値、クレストファクター)をトレースウィンドウにグラフィック表
示できます。
すべてのR&S®NRP-Z8x 広帯域パワー・センサで、自動パルス
解析が可能です。測定トレースに加えて、18種類のユーザー選
択パルスパラメータのうち最大12種類のパラメータを表示で
きます。
R&S®NRXとR&S®NRP-Z81による自動パルス解析 エンベロープパワーの統計振幅分布は、統計ウィンドウに
CCDF、CDFまたはPDFとして表示されます。
R&S®NRX パワーメータおよび接続された
R&S®NRP-Z81 広帯域パワー・センサ
Rohde & Schwarz R&S®NRP パワー・メータ・シリーズ 7
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リモート制御/トリガ用のハードウェアインタフェース 測定チャネルを最高4個に拡張可能
R&S®NRXは、 自動化された試験セットアップでの統合用とし R&S®NRXの標準構成には、1つの測定チャネルが含まれます。
て、 イーサネット、USB、オプションのGPIB(R&S®NRX-B8)の、 ベースユニットは、オプションで2つ(R&S®NRX-K2、ソフトウェ
3つの異なるリモートインタフェースを提供します。 アオプション)または4つ(R&S®NRX-K2およびR&S®NRX-K4、
ソフトウェアオプション)に測定チャネルを拡張できます。
リア・パネルのトリガ入力により、外部トリガが可能なので、複
数のパワー測定を同期させることができます。R&S®NRP-Z81 柔軟なセンサインタフェース
を使用すれば、例えば、トリガ出力の測定信号/出力からトリ R&S®NRXには、フロントに2個のセンサ用コネクタが装備さ
ガ信号を導出できます(トリガ・マスタ・モード)。リミット・モニタ れており、オプションでさらに2個のセンサ用コネクタをリアに
リング用のレベルに比例した電圧またはデジタル信号を、BNC 装備できます(R&S®NRX-B4、ハードウェアオプション)。フロン
コネクタ経由で出力できます。 トとリアのUSB 2.0インタフェースには、さらに接続(USBパワ
ー・センサ、メモリキー、マウス、またはキーボード)があります。
パワー反射測定
R&S®NRXには、オプションでR&S®NRT2 方向性パワー・センサ
用のR&S®NRX-B9 インタフェースがあります。
R&S®NRP2のコードエミュレーション
R&S®NRXは、先行機種R&S®NRP2のコマンドセットを解釈で
きます。
センサ・チェック・ソース
CWモードでは、オプションの高精度50 MHz/1 GHz基準信号
源モジュール(R&S®NRX-B1 センサ・チェック・ソース)を使用し
て、すべてのR&S®NRP パワー・センサの機能を確認できます。
パルス・モードでは、テスト・ジェネレータを使用して
R&S®NRP-Z8x 広帯域パワー・センサまたはR&S®NRQ 周波数
選択型パワー・センサのパルス測定性能を確認できます。
モジュラー方式なので、R&S®NRX-B9オプションまた
はR&S®NRX-B1オプションを自由に選択できます。
R&S®NRXの背面図
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インテリジェントなLAN対応のパワー測定
充実したLAN搭載モデル・ラインナップ
R&S®NRP製品群では、ほぼすべてのR&S®NRPxxS 3パス・ダ
イオード・パワー・センサ、R&S®NRPxxA アベレージ・パワー・
センサ、およびR&S®NRPxxT サーマル・センサがLANモデルと
して使用可能です(R&S®NRPxxSN、R&S®NRPxxAN、
R&S®NRPxxTN)。LANモデルには追加のLANインタフェース
が搭載されており、センサの機能と性能が損なわれることはあ
りません。
LANを用いた任意の距離でのリモート制御
R&S®NRPxxSN、R&S®NRPxxTN、およびR&S®NRPxxAN LAN
パワー・センサは、衛星システムや粒子加速器などのリモート
制御アプリケーションに最適です。これらのアプリケーションで
は、システム内の異なるポイントにセンサを配置する必要があ
ります。LANインタフェースを使用すると、多数のテストポイント
とコントロールセンター間における、長距離測定システムの構
築が容易に行えます。
R&S®NRPxxSN センサのLANインタフェース、トリガI/Oポート、および着脱可
能のケーブル
ウェブブラウザーを用いたR&S®NRPxxSN パワー・センサの操作
Rohde & Schwarz R&S®NRP パワー・メータ・シリーズ 9
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Power over Etherne(t PoE)による電力供給
LAN操作では、センサには、パワー・センサのPoE対応LANイン
タフェースを介して電力が供給されます。使用するLANがPoE
規格をサポートしていない場合、R&S®NRP-ZAP2などのPoEス
イッチ経由でセンサをLANに接続します。
パワー測定を完全にサポートする内蔵ウェブGUI
R&S®NRPxxSN、R&S®NRPxxTN、およびR&S®NRPxxANはウ
ェブインタフェースを用いて操作できます。インターネットに接
続されたPCを使用すると、ウェブブラウザーを使ってパワー・セ
ンサを簡単に制御できます。追加のソフトウェアをインストール
する必要はありません。
ウェブブラウザーを使用した複数のR&S®NRPxxSN/TN/AN パワー・
センサの位置に依存しない同時リモート制御
WLAN LAN
DUT
インターネット
WLAN PoEスイッチ R&S®NRPxxSN/TN/AN
モバイル
インターネット DUT
PoEスイッチ R&S®NRPxxSN/TN/AN
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3パス・ダイオード・パワー・センサ
幅広い用途に最適 R&S®NRP40S(N) とR&S®NRP50S(N) は、最大50 GHzの周波
3パス・ダイオード・パワー・センサは、連続平均、バースト平均、 数で動作するマイクロ波中継システムでの測定に最適です。測
タイムスロット平均、ゲート平均、およびトレース測定をサポ 定時間が短縮され、センサの広ダイナミックレンジが、システム
ートするので、さまざまな用途に最適です。卓越した性能と先 の評価に大きなメリットをもたらします。
例のない測定速度および精度を備えており、GSMやLTEから
5G NRまでの範囲のワイヤレス信号に対して正確な平均パワ R&S®NRP67S(N)は、IEEE 802.11ad、IEEE 802.11ayを含む最
ー測定を行うことができます。詳細な解析を行うために、センサ 大67 GHzの周波数をサポートします。
には100 kHzのビデオ帯域幅でのタイムスロットモードやトレ
ースモードなどの追加の測定機能が搭載されています。 改善された3パスコンセプトによる93 dBのダイナミックレ
ンジ
R&S®NRP33S(N) は最大33 GHzの周波数範囲をカバーしてお R&S®NRPxxS(N) パワー・センサには3つの独立したダイオー
り、長距離および短距離の衝突回避レーダー(24 GHz)の開発 ドパスが使用され、それぞれ最適な検波レンジで動作します。
と製造など、自動車産業分野で使用するのに最適です。また、 結果として、変調方式に関係なく高精度で平均パワーを測定で
衛星システム(最大33 GHz)の地上局の設置、保守、およびリ きます。測定結果は干渉信号や高調波の影響をほとんど受け
モート制御にも申し分ありません。 ません。そのため、R&S®NRPxxS(N) パワー・センサの動作はサ
ーマル・パワー・センサとほぼ同じですが、はるかに高速です。
このパワー・センサは、最大93 dBものダイナミックレンジと合
わせて、-70 dBmもの微小な信号も正確に測定することがで
きます。
センサタイプ 周波数レンジ レベル範囲 コネクタタイプ
R&S®NRP8S(N) 10 MHz~8 GHz -70 dBm~+23 dBm N(m)
R&S®NRP18S(N) 10 MHz~18 GHz -70 dBm~+23 dBm N(m)
R&S®NRP33S(N) 10 MHz~33 GHz -70 dBm~+23 dBm 3.5 mm(m)
R&S®NRP40S(N) 50 MHz~40 GHz -70 dBm~+20 dBm 2.92 mm(m)
R&S®NRP50S(N) 50 MHz~50 GHz -70 dBm~+20 dBm 2.4 mm(m)
R&S®NRP67S(N) 50 MHz~67 GHz -70 dBm~+20 dBm 1.85 mm(m)
R&S®NRP18S-10 10 MHz~18 GHz -60 dBm~+33 dBm N(m)
R&S®NRP18S-20 10 MHz~18 GHz -50 dBm~+42 dBm N(m)
R&S®NRP18S-25 10 MHz~18 GHz -45 dBm~+45 dBm N(m)
R&S®NRP50SおよびR&S®NRP50SN 3
パス・ダイオード・パワー・センサ
Rohde & Schwarz R&S®NRP パワー・メータ・シリーズ 11
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従来のマルチパステクノロジーとは異なり、R&S®NRPxxS(N) 基本的には、測定ノイズを50 %削減した場合、同じ精度を維持
パワー・センサの隣接するダイオードパスは6 dBだけ重複しま しながら測定時間を4分の1に短縮することができます。
す。すべてのパスが連続的かつ同時に測定されます。最終的な
測定結果は、すべてのパスの測定結果に対して適切に重み付 R&S®NRPxxS(N) パワー・センサは、現在市販されている中で
けして得られます。この革新的なアプローチによって、測定パス 最高の速度と精度で、–70 dBmを下限とする測定を実行でき
間のシームレスな遷移が保証されます。ヒステリシス効果、更 ます。
なる測定の遅延、微分非直線性など、測定パス間の物理的な
切り替えによる問題は排除されます。特許取得済みのセンサー 50,000回/秒以上の読み込み
アーキテクチャーによってS/N比も改善され、遷移領域での測 R&S®NRPxxS(N) パワー・センサは、高速な連続平均モードで
定速度が向上します。 は50,000回/秒を超える読み込みを行うことができ、現在の市
販品においては最も高速なセンサです。バッファモードでは、ブ
低レベルでも先例のない ロックあたり最大8192の測定値を10 µsの最小アパーチャで
測定速度と精度 送信できます。これは連続捕捉時間81.92 msに対応します。散
測定速度はサンプリング・レートだけで決まるのではなく、 測 発的な干渉は高い信頼性で検出されます。
定するレベルおよび希望の測定精度にも大きく依存します。測
定精度を向上するには、特に低レベルにおいては、複数の測定
値を平均する必要があります。平均化によってノイズ成分が減
少し測定精度は向上しますが、同時に測定速度が低下します。
そこで、R&S®NRPxxS(N) パワー・センサは測定ノイズを極めて
低くすることを意識して設計されました。
革新的な3パスコンセプト
A
D
14 dB -20 dBm
~+6 dBm
P A
i + P
D m
-70 dBm
~-14 dBm
A
D
34 dB 0 dBm エラー
~+23 dBm 補正
チョッパー 重み付け
外部トリガ
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10,000回/秒のトリガ測定 ハイパワーアプリケーション用のセンサ
高速な連続平均モードでは、R&S®NRPxxS(N) パワー・センサ R&S®NRP18S-10、R&S®NRP18S-20、R&S®NRP18S-25ハイ
は最小トリガ繰り返し時間100 µsで、測定値を失うことなく最 パワー3パス・ダイオード・パワー・センサは、R&S®NRP18Sと
大10,000回/秒のトリガ測定を実行できます。この測定速度は 10/20/25 dB上りアッテネータで構成されます。
バッファモードを使用することで実現できます。バッファモード 2 W、15 W、30 Wまでのパワー測定を実行できます。
では、センサ内ですべての測定データが収集され、1つのブロッ
クとしてホストに送信されます。最大バッファサイズを利用する アッテネータと一緒に使用した場合、センサとアッテネータ間
と、R&S®NRPxxS(N) センサは最大8192回のトリガ測定の測 の不整合誤差が自動的に補正されます。アッテネータのSパラ
定データを0.81 s以内に収集することができます。 メータは、製造時に決定され、センサにストアされます。測定を
実行する際、これらのSパラメータが自動的に考慮されます。
トリガ測定
最小トリガ繰り返し時間:100 µs
時間
トリガ信号(可変トリガ繰り返し)
可変トリガ測定ポイント
30 Wまでのハイパワーアプリケーション用の
R&S®NRP18S-10、R&S®NRP18S-20、R&S®NRP18S-25
ハイパワー3パス・ダイオード・パワー・センサ
Rohde & Schwarz R&S®NRP パワー・メータ・シリーズ 13
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TVAC対応3パス・ダイオード・パワー・
センサ
熱真空(TVAC)チャンバで使用するための特別設計 R&S®NRP33SN-V TVAC対応パワー・センサはこのような要件
衛星分野では、コンポーネント、サブシステム、および衛星全体 のために特別に設計されました。コンポーネントはすべて製造
を宇宙空間で使用する前に熱真空(TVAC)内で検証する必要 プロセス中に真空チャンバ内でベーキングされているので、ア
があります。これには非常に精密で信頼性の高いパワー測定 ウトガスは最小限に抑えられます。筐体の通気孔によって、セン
を、DUTに対して直接行う必要があります。つまり、TVACチャン サ内部と環境の間の均圧が保証されます。
バ内でパワー測定を行う必要があります。そのため、パワー・セ
ンサは高真空内で機能するだけでなく、温度変動にも耐えられ R&S®NRP33SN-V TVAC対応パワー・センサは、33 GHzまでの
なければなりません。 衛星通信周波数レンジをカバーし、信 号帯域幅と変調タイプに
関係なく、93 dBのダイナミックレンジにおいて高速で非常に正
確なパワー測定が可能です。LAN機能により、チャンバの外部
から簡単にパワー・センサを制御することができます。
センサタイプ 周波数レンジ レベル範囲 コネクタタイプ
R&S®NRP33SN-V 10 MHz~33 GHz -70 dBm~+23 dBm 3.5 mm(m)
R&S®NRP33SN-V
TVAC対応
パワー・センサ
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サーマル・パワー・センサ
基準アプリケーションに最適な卓越した性能 R&S®NRPxxT(N) サーマル・パワー・センサは、67 GHzま
サーマル・パワー・センサは、最も高い精度が必要になる複雑 では0.007 dB(0.16 %)、67 GHz~110 GHzの範囲では
な測定タスクで特に使用されます。サーマル・パワー・センサは 0.010 dB(0.23 %)という他に類のない線形性を備えていま
すべての変調タイプに対応します。測定精度を向上させるた す。R&S®NRPxxTWG サーマル・パワー・センサは、
め、R&S®NRPxxT(N)/TWG サーマル・パワー・センサのハード 50 GHz~110 GHzの範囲では0.010 dB(0.23 %)の線形性を
ウェアは測定ノイズを最小限に抑え、熱的環境に耐性を持つ 備えており、相対測定を実行するための選択肢として最適で
ように設計されています。安定した測定結果を得るためには、 す。
熱試験セル内の温度は印加されるパワーに対応する必要があ
ります。パワーが増加した場合、R&S®NRPxxT(N)/TWG サーマ これらのセンサ特性は、基準アプリケーションおよび校正ラボ
ル・パワー・センサの精巧な測定セルはすぐに安定した温度に で特に有効です。
なります。パワーレベルが減少した場合、余剰の熱はごく短時
間で放散します。結果として、ローデ・シュワルツのサーマル・パ 優れたインピーダンスマッチング
ワー・センサは、市場の類似ソリューションの3倍の測定速度( 測定不確かさの大部分は、ミスマッチにより発生するソースと
バッファモードで500回/秒を超えるトリガ測定)で、高精度の パワー・センサでの複数の反射が原因です。これらの反射を最
測定を実行することができます。 小化するために、R&S®NRP シリーズのサーマル・パワー・セン
サはすべて高周波数とよくマッチングし、測定不確かさを低減
しています。
センサタイプ 周波数レンジ レベル範囲 コネクタタイプ
R&S®NRP18T(N) DC~18 GHz -35 dBm~+20 dBm N(m)
R&S®NRP33T(N) DC~33 GHz -35 dBm~+20 dBm 3.5 mm(m)
R&S®NRP40T(N) DC~40 GHz -35 dBm~+20 dBm 2.92 mm(m)
R&S®NRP50T(N) DC~50 GHz -35 dBm~+20 dBm 2.4 mm(m)
R&S®NRP67T(N) DC~67 GHz -35 dBm~+20 dBm 1.85 mm(m)
R&S®NRP90T(N) DC~90 GHz -35 dBm~+20 dBm 1.35 mm(m)
R&S®NRP110T DC~110 GHz -35 dBm~+20 dBm 1 mm(m)
R&S®NRP75TWG 50 GHz~75 GHz -35 dBm~+20 dBm WR15
R&S®NRP90TWG 60 GHz~90 GHz -35 dBm~+20 dBm WR12
R&S®NRP110TWG 75 GHz~110 GHz -35 dBm~+20 dBm WR10
R&S®NRP67TおよびR&S®NRP67TN サーマル・パワー・
センサ
Rohde & Schwarz R&S®NRP パワー・メータ・シリーズ 15
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導波管インタフェースを備えたR&S®NRPxxTWG R&S®NRPxxTWG サーマル・パワー・センサは、統合型の導波
衛星通信、研究、軍事用レーダーのターゲティングやトラッキン 管インタフェースを持つ、利便性と精度に優れたソリューション
グ、および車載用レーダーを含む一部の非軍事アプリケーショ を提供します。
ンなど、新たな高周波テクノロジーの出現により、試験セットア
ップの要件への対処が難しい状況が生まれています。 R&S®NRP110T センサには、導波管アダプターと導波管ブラケ
ットが用意されています。
R&S®NRP110T サーマ
ル・パワー・センサ、
および導波管アダプ
ターとブラケット
R&S®NRP75TWG/90TWG/110TWG
サーマル・パワー・センサ
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洗練された同軸コネクタ・コンセプト
革新的なコネクタデザインにより、センサを測定対象の信号源
にねじで簡単に接続できます。カップリングナットのボールベア
リングにより、カップリングナットを回すだけでセンサを固定す
ることができます。センサ本体は最適な位置で固定されます。
従来の接続ねじとは異なり、センサとDUTの外部導体は互い
に対して回転しないため、嵌合面がこすれることはありません。
これによって摩耗が軽減され、測定の再現性が向上します。コ
ネクタ・コンセプトは高い測定精度に寄与します。
内部校正試験
R&S®NRPxxT(N)/TWG センサには特別な検証機能が搭載さ
れています。この機能は信号パスに存在するすべてのコンポー
ネントをカバーします。テストルーチンを使用して、高度に安定
した印加DC電源に対するセンサの応答が測定され、過去の校
正で記録された値と比較されます。これにより、パワー・センサ
の機能と精度に関する情報が得られます。
コネクタの断面図
カップリングナット ボールベアリング
外側コネクタ 内側コネクタ 支持ビード トランスデューサ
Rohde & Schwarz R&S®NRP パワー・メータ・シリーズ 17
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EMCアベレージ・パワー・センサ
EMC用途のための特別設計
EMC用途で重要になるのは、通常は平均パワーだけです。こ
のような場合は、R&S®NRPxxA(N) アベレージ・パワー・センサ
が最適です。これらは、8 kHzまでの重要な低周波数バンドに
加えて、無線通信で使用される測定範囲をカバーします。最 大
93 dBのダイナミックレンジ、変調の影響が非常に少ない測定、
卓越したインピーダンス整合など、3パス・ダイオード・パワー・
センサの優れた特性の恩恵を受けることができます。
センサタイプ 周波数レンジ レベル範囲 コネクタタイプ
R&S®NRP6A(N) 8 kHz~6 GHz -70 dBm~+23 dBm N(m)
R&S®NRP18A(N) 8 kHz~18 GHz -70 dBm~+23 dBm N(m)
R&S®NRP18AおよびR&S®NRP18AN EMCアベレ
ージ・パワー・センサ
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広帯域パワー・センサ
レーダーアプリケーションに最適 優れたダイナミックレンジと確度
R&S®NRP-Z8x 広帯域パワー・センサはレーダーアプリケーシ R&S®NRP-Z8x 広帯域パワー・センサは ダイナミックレンジが
ョンに最適です。開発時または設置やメンテナンス中には、パ 広いため、エンベロープパワー測定では–47 dBm、平均パワー
ルス特性および出力パワーを測定する必要があります。レーダ 測定では–60 dBmの下限値を実現します。この感度は、これま
ーシステムとレーダーコンポーネントの製造にも同様の測定 での市場の製品にはなかった固有の特長です。再現性の向上
が必要です。このセンサは、最大ビデオ帯域幅が30 MHz、立 と測定の高速化は、ユーザーにとって利点となります。
ち上がり/立ち下がり時間が13 ns未満であるため、パルス幅
50 nsのパルスを測定できます。 したがって、これらのセンサは、エンベロープパワーの解析や平
均パワーの測定に最適です。
最大44 GHz
R&S®NRP-Z8x 広帯域パワー・センサは、マイクロ波リンクモジ 高分解能(HD)モード
ュールでのパワー測定に最適です。特に、R&S®NRP-Z86 モデ 一部のアプリケーションでは、パルスの立ち上がりエッジなど
ル.44(周波数の上限値44 GHz)は、最新世代のマイクロ波リ の信号セクションを高い倍率で拡大表示する必要があります。
ンクモジュールの開発、製造、設置、メンテナンスに使用するこ 分解能12.5 nsの、トレースモードのグラフィカル表示を改善す
とができます。このセンサの高速の測定速度と広いダイナミッ るには、高密度のサンプルが必要です。繰り返し信号による等
クレンジは、ユーザーにさまざまな恩恵をもたらします。 価時間サンプリングを実行すると、最大100 psの時間分解能を
達成できます。
最高速度の測定
R&S®NRP-Z8x 広帯域パワー・センサは、世界最高速のセンサ
です。バッファモードでは、9000回/秒を超える仕様化された
測定速度を実現できます。
センサタイプ 周波数レンジ 測定レンジ コネクタタイプ
R&S®NRP-Z81 50 MHz~18 GHz -60 dBm~+20 dBm N
R&S®NRP-Z85 50 MHz~40 GHz -60 dBm~+20 dBm 2.92 mm
R&S®NRP-Z86、
モデル 50 MHz~40 GHz -60 dBm~+20 dBm 2.4 mm
.40
R&S®NRP-Z86、
モデル 50 MHz~44 GHz -60 dBm~+20 dBm 2.4 mm
.44
R&S®NRP-Z81/-Z85/-Z86 広帯域パワー・センサ
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自動パルス解析 統計解析
重要なパルスパラメータの測定には、自動パルス解析を利用す R&S®NRP-Z8x 広帯域パワー・センサを使用すると、ピーク・エ
ると便利です。マーカーを使用した複雑な測定が不要になり、 ンベロープ・パワー、平均パワー、ピーク対平均パワー比などの
パルス形状の変化が、測定結果に直ちに反映されます。 主要パラメータを決定するため、ノイズに似た信号の振幅分布
の統計解析を実行できます。測定データは、EUTRA/LTE、3GPP
自動パルス解析により、以下のパラメータが決定されます。 FDDなど、最新のOFDMまたはCDMAベースの無線システム
► 時間パラメータ:立ち上がり/立ち下がり時間、スタート/ 用のコンポーネントのデザインに役立ちます。100万サンプル
ストップ時間、 を使用する場合、R&S®NRP-Z8x 広帯域パワー・センサを用い
パルス幅、デューティーサイクル、パルス周期、パルスオフ時 れば、フルビデオ帯域幅でのCCDF、CDF、またはPDFの測定を
間 25 ms以内に終了できます。
► レベルパラメータ:パルストップ、パルスベース、ピーク、平
均、最小値、オーバーシュート(正と負) 個別に設定したタイムゲート上で統計解析を実行して、特定の
信号セクションのみをモニターすることも可能です。
トリガ・マスタ・モード(ベースユニットまたはR&S®NRP-Z5
使用時)
R&S®NRX ベースユニットまたはR&S®NRP-Z5 センサハブと組
み合わせる場合、R&S®NRP-Z8x 広帯域パワー・センサをトリガ
ソースとして使用できます。トリガ・マスタ・モードでは、トリガ信
号はパワー・センサ内で測定された信号から導出され、ベース
ユニットまたはセンサハブに送られて、さらに利用されます。こ
のトリガ信号を使用して、接続されている他のすべてのセンサ
を外部トリガすることができます。追加の外部トリガソースは不
時間パラメータ 要です。この機能を使用すると、パワーアンプの入力レベルが低
すぎて内部トリガ測定を行えないが、出力レベルは十分に高い
パルス周期 場合に、パワーアンプの入出力パワーレベルを決定できます。こ
パルス幅 オフ時間 の場合、出力信号の測定に使用されるR&S®NRP-Z8xは、入力
ハイ基準レベル 信号測定をトリガするためのトリガマスタとして機能します。
(dista(l パワーの
90 %の位置))
基準レベル
(mesia(l パワーの
50 %の位置))
ロー基準レベル
(proxima(l パワーの
10 %の位置)) 時間
立ち上がり時間 立ち下り時間
計算値
開始時間 終了時間 デューティーサイクル
レベルパラメータ
ピークパワー
パルス・トップ・パワー
平均パワー
ベースパワー
最小パワー
計算値 時間
正オーバーシュート
負オーバーシュート
20
電源 電源