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アトラスコプコのエアモータ
アトラスコプコのエアモータは、コンパクトで軽量です。同等の出力を持つ電気モータと比較して重さは1/4、占有スペースは1/6程度です。この重さとサイズで電気モータよりもはるかに大きなパワーを作り出します。
◆アトラスコプコのエアモータは、潜在的に爆発の危険性がある環境で使用する設備のために、EUのATEX指令94/9/ECに適合し、防爆認定を受けています。
◆エアモータなら、停止時に過熱などの損傷を受けずに起動と停止をいつまでも繰り返すことができます。
◆シンプルな制御方法でトルク、回転速度、回転方向を簡単に変更できます。
◆出力は、負荷に合わせた自動調整です。
◆幅広い回転速度域で制御可能です。
◆苛酷な環境からの影響を事実上受けません。
◆滑らかな起動で伝達部品が受ける「ショック」を最小限に抑えます。
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | コンパクトで高性能 エアモータカタログ |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 6.3Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | メーカー:アトラスコプコ株式会社、 販売:株式会社羽根田商会 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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アトラスコプコのエアモータ
コンパクトで高性能なエアモータが勢ぞろい
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2 AT L A S C O P C O A I R M O T O R S
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エアモータの特徴と特性
• アトラスコプコのエアモータは、コンパクトで軽量です。同等の アトラスコプコのエアモータは、潜在的に爆
出力を持つ電気モータと比較して重さは1/4、占有スペースは1/6 発の危険性がある環境で使用する設備のため
程度です。この重さとサイズで電気モータよりもはるかに大きな に、EUのATEX指令94/9/ECに適合し、防
パワーを作り出します。 爆認定を受けています。
• エアモータなら、停止時に過熱などの損傷を受けずに起動と停止
をいつまでも繰り返すことができます。
• シンプルな制御方法でトルク、回転速度、回転方向を簡単に変更
できます。
• 出力は、負荷に合わせた自動調整です。
• 幅広い回転速度域で制御可能です。
• 苛酷な環境からの影響を事実上受けません。
• 滑らかな起動で伝達部品が受ける「ショック」を最小限に抑えま
す。
アトラスコプコのエアモータ
• 開発と革新で業界をリード
• 幅広いラインナップの標準エアモータ
• お客様の要求を満足するカスタマイズ設計
• お客様のスケジュールに合わせた出荷管理システム
• 世界規模のサービス体制
アトラスコプコのエアモータ、それは産業界で活躍する
今日、そして明日の設計技術者に選ばれる製品です。
AT L A S C O P C O A I R M O T O R S 3
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アトラスコプコのエアモータ
に関する補足情報
最適なモータの選定が、いまだかつてないほど簡単になりました! エアモータの詳細情報
アトラスコプコが開発した選定プログラムを使って、必要な動作点 このポケットガイドには、機能、設計、モータの選び方や設置に関
を入力するだけで、最適なモータを自動的に選定します。 する情報を掲載しています。(オーダー番号 9833 9067 01)
エアモータ選定プログラムはウェブサイト
(www.atlascopco.com/airmotors.jp)からダウンロードできます。
エアモータ専用サイトは24時間アクセスが可能な
こちら(www.atlascopco.com/airmotorsjp)
からログインしてください。
ウェブサイトからオンラインカタログをご参照ください。総合技術情
報や、付属品、スペア部品、寸法図の詳細をご覧いただけます。新着
情報の定期購読もできます。
4 AT L A S C O P C O A I R M O T O R S
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目次
エアモータを導入する
• モータ出力の調整方法
• カタログを活用する 6 – 7
モータを選択する
• 動作点
• エアモータ選定ガイド 8 – 9
• 起動トルクと停止トルク
• 負荷を与えて回転速度を加速する
• シャフト負荷
• 防音
• 温度
• 苛酷な環境
• エアモータ選定プログラム
エアモータを設置する
• エアライン
• 推奨ホースコネクタ 10 – 13
• エア供給
• 潤滑
• エアモータ用の制御バルブ
• 設置例
• エアモータとギアユニットの紹介
LZBベーンモータの製品説明
• シャフト負荷
• 取り付け
• 接続
• ホースの寸法
14 – 69
• LZBベーンモータ、データ、仕様、性能曲線
• LZBモータの付属品
LZLベーンモータの製品説明
• シャフト負荷
• 取り付け
• 接続 70 – 88
• ホースの寸法
• LZLベーンモータ、データ、仕様、性能曲線
• LZLベーンモータ/ギアユニットの組み合わせ
• LZLエアモータ:ヘリカルギアユニットデータ、仕様、性能
• LZLモータの付属品
ATEX
• 防爆保護ガイドライン
• ATEXコードの定義 89 – 90
AT L A S C O P C O A I R M O T O R S 5
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エアモータを導入する
アトラスコプコのエアモータは、当世の設計技術者が選びうる最も強靱で汎用性の高いパワーユニットです。
幅広い回転速度域で簡単に制御でき、起動時に最大トルクを発生させます。
エアモータの性能は入口圧によって変わります。入口圧が一定でエア 一定のエア圧で、制御していないエアモータの性能曲線を図3に示
モータが非制御状態なら、出力トルク/回転速度の関係は直線状にな します。
ります。(図1)
トルク
[Nm]
トルク
[Nm] トルク
停止
トルク 出力
最小起動
トルク
図1
回転速度[r/min]
図3
回転速度[r/min]
ところが、スロットルや圧力を調整するテクニックを使って給気を調
整するだけで、エアモータの出力を簡単に変えることができます。
LZBエアモータは、調整により無負荷回転速度とトルクを50%ま ギアユニットの使用
で下げることが可能です。LZLエアモータは、無負荷回転速度を10 エアモータは高速で動作するので、幅広い回転速度域で制御できま
%、トルクを20%まで下げることができます。図2の網掛け部分に すが、いつも用途に合った出力特性が得られるとは限りません。必
示します。 要な出力を確保するには、それに適したギアユニットを選ぶ必要が
あります。ギアユニットで出力を変化させた状態を図4に示します。
トルク トルク
[100%] [100%]
100 100
トルク
[Nm]
トルク
出力
50 50
20 2:1
1:1
50 100 10 50 100
LZB
速度[100%] 図2 4:1
LZL
速度[100%]
1:1、2:1、4:1=ギア比 回転速度[r/min]
ベーンエアモータは、起動した時のモータ内部のベーンの位置によっ 図4
て起動トルクが変わるので注意が必要です。どのように変化するのか
はモータの種類によって異なるので、個別に確認してください。 アトラスコプコが使用する遊星ギアとヘリカルギアのユニット
エアモータが発生させる出力は、トルクと回転速度の関数です。ど は、100%とみなすことができる高い伝達効率を実現しています。
のエアモータも制御しなければ、同じ特性の出力カーブを示し、無負 出力はギアを使用しても実質的に低下することはありません。
荷回転速度の50%前後で最大出力になります。一般に、このポイント
で発生するトルクを「最大出力時のトルク」と呼びます。
6 AT L A S C O P C O A I R M O T O R S
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モータ出力の調整方法
Par
[Nm]
スロットル調整 圧力調整
スロットル調整器は、モータの出口に取り付けることもあります 圧力調整器を使う場合は、一般的にモータ入口に取り付けます。停止
が、一般的には入口に取り付けます。出口は、背圧が絶対に1barを トルクの制御や、高い起動トルクが必要でなければ、圧力調整器を取
上回らないようにしてください。 り付けた方がよいでしょう。(図6)
トルク トルク
[Nm] [%]
100
Velocidad [r/min]
作動圧
7 bar
6 bar
5 bar
4 bar
3 bar
回転速度[r/min] 図5 100 図6
回転速度[%]
カタログを活用する
モータのデータ、仕様、性能曲線 性能曲線を理解する
アトラスコプコのモータ/ギアユニットの各組み合わせについては、 エアモータの出力は、性能曲線で確認するのが最も分かりやすいで
下記の情報を本カタログに掲載しています。 す。(図8)各モータ/ギアユニットの出力、トルク、エア消費量を
1.表データ (製品の主な性能を掲載しています。) 回転速度との関数で表示します。
2.寸法図 図は、入口圧が6.3barの性能を示したもので、他の圧力で性能を計算
3.性能曲線 する場合は、本カタログの8ページをご参照ください。
性能データに関する注意事項
本カタログに掲載している性能データは、給気圧が6.3bar(91psi)の
ものです。エア消費量は、自由エア吐出量での値です。(大気圧まで膨
張が許容される場合の消費エアが占める体積) トルク[Nm]
モータの回転方向は、モータの後部から見た方向で表示します。図7 出力[kW] エア消費量 注:エアモータが発生させる起
は、時計回りを示したものです。 最大出力 出力 [l/s] 動トルクはベーンの位置によっ
て変わります。この図は起動ト
エア消費量 ルクを示していません。起動ト
ルクは各モータの表データに掲
載している最小値をご参照く
最大 トルク ださい。
出力時の
トルク
回転速度[r/min] 図8
モータの選定に関するガイドラインは、本カタログの8ページ「モー
タを選択する」に掲載しています。
図7
AT L A S C O P C O A I R M O T O R S 7
Page8
モータを選択する
動作点 出力 トルク エア消費量 Power Torque Air cons.
[kW] [Nm] [l/s] kW Nm l/s
エアモータを選定する時、「動作点」と呼ぶポイントを定めることが 0.4 0.4
最初のステップとなります。このポイントは、モータにとって望まし
い動作回転速度と、その回転速度で必要となるトルクで表示します。
24
エアモータの動作域は幅広いので、異なるモータを使っても同じ動 0.3
0.3
作点で使用することができると考えられます。しかし、最大出力時の 20 10 20 10
回転速度でエアモータを動作させれば最も効率がよいことから、動作 0.2 16 8 0.2 16 8
点に最も近いところで最大出力を発生させるモータを選ぶべきだと考
12 6 12 6
えられます。その他に選定に影響すると考えられる条件項目は、最小
起動トルク、停止トルク、無負荷回転速度です。 0.1 8 4 0.1
8 4
4 2 4 2
動作点で必要な出力は、次の計算式で求められます。
回転速度 Speed
200 400 600 800 [r/min] 200 400 600 r/min
π x M x n LZB33-L-A007-11
図6 LZB 33 A005
出力 = [W]
30
Where, M=動作点のトルク(Nm)
n=動作点の回転速度(r/min)
必要に応じて流量の制御方法を活用して、正確に動作点に合うよう
にモータの出力を調整することができます。(図7)
例:
一方向モータを300r/minで動作させ、10Nmのトルクを発生させる必要がある場合、
次のように計算式にあてはめて、適正なモータサイズを選定します。 トルク
必要な出力(W)=3.14×10×300/30=314 [Nm] 望ましい動作点
表5から、この用途に適したサイズの一方向モータはLZB33となります。
標準モータの6.3bar(91psi)
におけるトルク
スロットル調整した時のトルク
モータサイズが決まったら、そのまま同モータシリーズの各モデルの 圧力調整した時のトルク
性能曲線を確認し、動作点に最も近いところで出力が最大になるもの
を選び出します。上記の例では、LZB33-A007を選定します。
回転速度[r/min]
図7
8 AT L A S C O P C O A I R M O T O R S
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圧力調整 特定の停止トルクが求められる用途では、モータの停止トルクを「
最大出力時のトルク」の値の2倍で算出します。停止トルクを制御す
モータは、6.3bar以外の給気圧で動作させることがあります。その るには圧力調整のテクニックを活用してみましょう。
場合、正しく動作点に合わせるためにモータの性能を再計算する必
要があります。
6.3bar以外の給気圧で性能を計算するには、6.3barのデータに表
負荷を与えて回転速度を加速する
6の補正係数を掛けます。 所定の回転速度まで負荷を与えて加速することが求められる用途で
は、モータの選定には複雑な計算が必要です。この場合は、最寄り
のアトラスコプコの現地販売店にご相談ください。
シャフト負荷
補正係数 シャフト負荷は、必ず規定されている許容限界の範囲内であること
エア圧 をご確認ください。
(bar) (psi) 出力 回転速度 トルク エア消費量
7 101 1.13 1.01 1.09 1.11 防音
6 87 0.94 0.99 0.95 0.96
5 73 0.71 0.93 0.79 0.77 エアモータのノイズは、主にモータの排気によって生じます。ノイ
4 58 0.51 0.85 0.63 0.61 ズレベルは、回転速度とともに増大し、無負荷回転速度時に最大と
3 44 0.33 0.73 0.48 0.44 なります。
目標とする動作点に合わせるために必要な入口圧も簡単に算出でき アトラスコプコのモータの出口にはノイズレベルを低減するサイ
ます。 レンサが取り付きます。また排気ホースが取り付けられるので、サ
イレンサと併用するとさらにノイズレベルを低減できます。様々な
防音テクニックによる効果は67ページの表をご参照ください。
例: 温度
LZB22-A036を1,155r/minで動作させ、1.2Nmを発生させる必要がある場
合、そのために必要な入口圧を計算します。 アトラスコプコのエアモータは、-20℃(-4゚F)~+60℃
このモータの最大出力時のトルクは1.5Nm、回転速度は1,650r/minです。 (+140゚F)の周囲温度で動作します。ただし、周囲温度が+5℃
M = 目標トルク (+41゚F)を下回ると、圧縮エアが凍結しないように乾燥させなけ1
n = 目標回転速度 ればならない場合があります。1
M2 = 最大出力時のトルク これらのモータは、用途によっては、より高い温度でも動作しま
n2 = 最大出力時の回転速度 すが、先ずはアトラスコプコの現地販売店にご確認ください。
M1/M2比とn1/n2比を計算します。
結果は、M1/M2=0.8、n1/n2=0.7となります。 苛酷な環境
アトラスコプコのエアモータは苛酷な環境下でも、大抵はほとんど
調整を加えずに使用することができます。苛酷な環境の事例を以下
これらの値を図8の線図に適用して、交点の圧力を読み取ります。 に示します。
必要な入口圧は、4.2bar(61psi)となります。
酸性 – 爆発性 – 放射性 – 高温 – 湿っぽい – 埃っぽい – 強電界 –
水中 – 高湿度
M1 窒素や天然ガスなど、様々な種類の圧縮ガスでエアモータを駆動す
M2 ることも可能です。
2.2 安全で確実な動作を保証するため、苛酷な環境でご使用になる前
2.0
にアトラスコプコの現地販売店にご相談ください。
1.8
1.6
Bar
1.4 エアモータ選定プログラム
7 psi
1.2 アトラスコプコのエアモータ選定プログラムを使えば、驚くほど簡
6 101
1.0
87 単に最適なモータを選定できます。Windowsベースのプログラムソ
0.8 5
4 73 フトには、アトラスコプコのすべてのエアモータに関するデータが0.6
3 580.4
蓄積されております。モータに必要なトルクと回転速度を指定する
44
0.2 n1 だけで、お客様の用途に最適なモータをプログラムが選出します。
n2 図8 こちらのウェブページ(www.atlascopco.com/airmotors.jp)
0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 回転速度
[r/min] からアクセスしてソフトをダウンロードしてください。
起動トルクと停止トルク
起動時にモータのトルクを最小にすることが求められる用途では、
表データで該当のモータの最小起動トルクを確認します。起動トル
クを高く維持するためにモータの出力を調整するには、エアの流量
をスロットル調整するテクニックを活用してみましょう。
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エアモータを設置する
エアライン 潤滑
エアラインの推奨寸法は、各モータータイプの導入セクションに掲 潤滑ベーンモータ
載しています。排気ホースは入口ホースより大きいことにご留意く 寿命と性能を最適化するには、潤滑ベーンモータのご利用をお奨め
ださい。 します。圧縮エア立方メートル(1,000リットル)当たり50mm3の
推奨値は、ホースの長さが3mまでの場合です。ホースの長さが オイルを供給することを推奨しています。
3~15mになる場合は、ホースの直径を1サイズアップしてくださ (オイル滴下1回≒15mm3)
い。15~50mになる場合は、2サイズアップしてください。 潤滑量が不足していると、ベーンが摩耗しやすくなり、性能の劣化
このガイドラインに従わないとモータの出力が低下しますのでご が早くなります。
注意ください。
次の例は、既知の動作点で動作しているモータに必要な潤滑量の計
推奨ホースコネクタ 算方法を紹介しています。
アトラスコプコのベーンモータはサイズが小さいので、簡単に取り
付けられるようキー幅が小さい特殊なホースコネクタが用意されて
います。ホースコネクタは、アトラスコプコの現地販売店に注文し 例:
てください。17ページの表2をご参照ください。 一方向LZB 42モータは、最大出力動作時に毎秒13リットルのエアを消費し
ます。
エア供給 1分で780リットルのエアを消費するので、必要な潤滑量は次のようになります。
最適性能と最大機械寿命を得るため、最大露点温度が+10℃の圧縮 780 x 50 = 39 mm3/min
エアをお奨めします。また、アトラスコプコの冷凍式エア乾燥機と 1000
併用されることをお奨めします。 噴霧給油機を使用するなら、1分間にオイルを3回滴下するようにしてくだ
確実な動作を保証するため、モータから3mの範囲内で入口エア さい。(1滴=15mm3)
ラインにエアフィルタとルブリケータを取り付けることをお奨めし
ます。
エア供給パッケージに圧力調整器を取り付けることをお奨めしま T選択した潤滑油は、モータの作動温度時の粘度が32~46mm2/sと
す。これは、目標使用圧力を維持するための機能で、これを使えば なるよう推奨します。
用途に合うようにモータの出力を調整することができます。 エアの潤滑供給が不足しているか、または不安定なリスクがある用
エア供給パッケージを選定する時は、モータの条件を満たすのに 途では、潤滑油不要のベーンモータを推奨します。
十分な流量を全部品が備えていることを確認してください。フィル
タは、15ミクロンを上回る固形粒子、さらに液体水の90%以上を除 表9は、潤滑ベーンモータの潤滑量が低下した場合に寿命と出力に及
去します。エア供給設備の代表的な配置を下図9に示します。 ぼす影響を示します。
潤滑油量
(mm3 オイル m3) 寿命(時間) 出力(%)
50 1000–3000 100
10 500–1000 100
1 200–500 90
0.1 100–300 80
0 10–30 30
11滴の油量は約15mm3
潤滑油不要のベーンモータ
アトラスコプコのLZBベーンモータのうちLZB33までとLZBステンレ
ス鋼は、潤滑油不要のベーンを標準で使用します。さらに大きなLZB
モデルでは、潤滑油不要キットを選択できます。
100%乾燥エアで潤滑油なしでモータを動かすと、モデルによって
は最大出力時の性能が5~15%低下する可能性があります。無負荷回
転速度では影響が大きくなり、10~30%低下します。
潤滑油不要のベーンモータの製品寿命を伸ばすためには、可能で
あれば潤滑エアをご使用ください。
A = フィルタ
B = 圧力調整器
C = 噴霧給油機 図9
1 0 AT L A S C O P C O A I R M O T O R S
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エアモータ用の制御バルブ
方向制御バルブは、モータの起動と停止、または方向転換に使用しま 3/2バルブ
す。5/3と呼ばれるバルブによる正逆転可能モータの制御、3/2バル
ブによる一方向モータの制御が最も一般的です。
バルブの呼称は、接続ポート数とバルブの動作位置の数で表されま
す。5/3バルブだと、5つの接続ポートと3つの位置があることを意味
します。
5/3バルブ
制御バルブを選択する時は、モータの要求仕様を満足するために十分
な流量を確保することが重要です。 図10
設置例 T取り付け図で上記バルブを表すための記号
付属制御バルブ、フィルタ、調整器、ルブリケータ、サイレンサを含
む、LZBとLZLタイプのエアモータの代表的な取り付け図。
注: LZLエアモータでは、入口の制御弁を入口よりも上流部分に
配置することが重要です。逆転時に排気に影響しないよう配置す
るためには、制御バルブより前に配置しなければなりません。
LZB回路 LZL回路
3/2バルブでの一方向
動作
一方向
5/3バルブ&中央閉での
正逆転動作
正逆転可能
5/3バルブ&中央開での
図11 正逆転動作
A = フィルタ F = エアモータ
B = 圧力調整器 G = 3/2バルブ
C = 噴霧給油機
D = サイレンサ 1 = 入口制御弁
E = 5/3バルブ 2 = 出口制御弁
図12
A = フィルタ
B = 圧力調整器
C = 噴霧給油機
D = サイレンサ
E = 5/3バルブ
F = エアモータ
図13
回転方向は、レバー操作式の5/3バルブを使用して手動で制御します。エア供
給ユニットにより、清浄エアと潤滑油をモータに確実に供給します。内蔵の圧
力調整器はモータの出力を調整します。
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エアモータとギアユニットの紹介
LZBベーンモータ – 0.1~2.8kW ステンレス鋼エアモータ
アトラスコプコのLZB型ベーンモータは、コンパクト設計で軽量。 アトラスコプコのステンレス鋼エアモータを使うと、その活用分野
多くの異なるギア比、回転速度とトルクへの様々な要求に対応しま は腐食環境にまで広がります。腐食性洗浄剤を使用する食品加工業
す。ハンディマシンに組み込んだ用途に向いていますが、実際はあ や、大気中に腐食性物質が含まれる化学工業などの分野で使用でき
らゆる工業装置に対応可能です。 ます。
アトラスコプコのステンレス鋼モータは、「クリーン」なデザイ
遊星ギアユニット ン。その滑らかな表面は円筒状で、汚れが溜まるようなポケットが
アトラスコプコの遊星ギアユニットは、とりわけLZBベーンモータ ないのでモータの洗浄が簡単です。
との相性が抜群。ギアとモータのコンポーネントは、とびきりコン モータの出力シャフト部が二重密封構造なので、モータギアに汚れ
パクトな一つのハウジングの中に収まり、そのサイズからは想像で や液体が浸入しません。さらにこの構造はギアの潤滑油が外に漏れ
きない高いトルク容量と、抜群の効率をもたらします。(図9) 出すのを防ぎます。出力シャフトを含め、外側のあらゆる部品がス
テンレス鋼製です。モータ内部のグリースはNSF H1とFDA 21CFR
§ 178.3570に準拠しています。
防爆
アトラスコプコのエアモータは、どれも固定用途向けの防爆認定を
受け、EUのATEX指令94/9/ECに適合しています。爆発の潜在的危
険がある環境で使用する設備にお使いください。ヘリカルギアを備
えたLZLモータだけは防爆認定を取得していません。
防爆認定を受けたエアモータは、火花や高い外部温度が、爆発性の
ガス、蒸気、汚れなどに引火する危険な環境に最適です。
89ページの「爆発防止ガイドライン」と、90ページの「ATEXコー
ドの定義」をご参照ください。
図9
1 2 AT L A S C O P C O A I R M O T O R S
Page13
潤滑油不要のエアモータ を実現するよう設計された、パワフルで、頑丈で、摩耗しにくい汎用
モータです。(図10)
アトラスコプコの潤滑油不要のエアモータは、低摩擦ベーン、シール
ベアリング、ベント型シリンダプレートを装備しています。潤滑油の
噴霧が大気に放出されないので、油汚染が問題となり、最悪の場合、 ヘリカルギアユニット
大惨事を引き起こしかねない繊細な工程や衛生環境において、様々な
活用のソリューションを提供します。 アトラスコプコのヘリカルギアユニットは、通常はLZL型のベーンモ
シリコンフリー
すべてのエアモータは100%シリコンフリーです。塗
料を扱う用途ではシリコンが大きな問題となるため、
シリコンフリーであることが絶対条件になり
ます。
高トルク/低速用LZB33エアモータ
高いトルクを得るためには、通常は必
然的にエアを大量消費する超大型モ 図10
ータが必要です。高トルク/低速用
LZB33エアモータは、アトラスコプ
コの主力製品であるLZB33をベース ータに取り付けます。標準ユニットは効率が高く、回転速度500r/
にして、大型モータLZB42-54で使 minから17r/minに落とすことに成功しました。最大出力トルクは
われているギアを取り付けた、コンパクトなモータ/ギアパッケージ 3,200Nmです。ギアユニットは、IEC規格のフランジ付きモータに
です。ギアは、停止トルクが最大時の負荷に耐えうるサイズになって 取り付けます。(図11)
います。競合の低速エアモータは、多くの場合、ギアの破損を防ぐた
めに出力トルクを制限する必要に迫られます。
低速エアモータ LZB22-LR、
LZB33-LR、LZB34-RL-LR
低速だけが必要なら、高トルクエアモータ 5,000r/min
LZB33よりもLRモータの方がより仕様
に合った低価格な提案です。
図11
500r/min
ブレーキ付きモータ
最も実績のあるベーンモータLZB33、34、54は L: 潤滑油不要
パーキングブレーキを取り付けることができま LB: 潤滑油不要、ブレーキモジュール
す。パーキングブレーキはモータとギアの間に配 RL: 滑油不要、ステンレス鋼
RLB: 潤滑油不要、ステンレス鋼、ブレーキモジュール
置します。モータが動いていない時にスプリン RML: 潤滑油不要、ステンレス鋼、ステンレス鋼モーターセル
グが働くディスクブレーキです。モー
タが起動すると、内蔵されてい A: 時計回り
る空圧式ピストンでブレーキ
AV: 反時計回り
AR: 正逆転可能
を解除します。モータが動 LR: 低速
いてない時やシャフトにトル
クがかかっている時のような、出力 シ 11: キー付き出力シャフト12: ネジ付き出力シャフト
ャフトが回転してはいけない時にブレーキをかけます。 15: キー付き出力シャフト、スリムインターフェース
LZLベーンモータ – 1.05~6.5kW 16: 角ドライブ付きアングルヘッド
20: キー付き出力シャフト、フランジ付き、IECフランジ対応
アトラスコプコのLZL型ベーンモータは、抜群の起動性能と低速性能 表1は、モータ型式の文字が表す機能の説明です。
表1
AT L A S C O P C O A I R M O T O R S 1 3
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LZB
ベーンモータ
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LZBベーンモータ
はじめに
Fr
LZBベーンモータは、高い性能と高水準の信頼性を実現するよう設 N
計されています。特徴的なのは高出力で小型な点です。(図12) 3500
3000
2500
2000
1500
1000
500
Fa
N
500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000
図12 カーブe
カーブg
モータのデザインは長くてスリム。そのおかげで、出力体積比が高
く、エア消費量が少なく、ベーンが長寿命といった多くの特長を兼 A Fr
ね備えています。どのモータも5枚のベーンでベーンエアを作り出 Fr
し、優れた起動性能と低速性能を保証します。多段式遊星ギアでト シリンダ式 ネジ式シャフト
ルクと回転速度の使用条件を満足し、小さなサイズで高い効率を実 Fa Fa
現します。 シャフト
シャフト負荷 図14
所定のモータの出力シャフトにかかる最大許容負荷を図13と図14に
示します。該当するモータの負荷曲線コードは、各モータの型式ご Fr
とにデータ表の「シャフト負荷コード」欄に掲載しています。各値 N
は、シャフトとベアリングの動作寿命が1,000万回転になるよう計 2000
算されています。動作寿命1億回転を達成するには、負荷計数を半分
にしなければなりません。 1500
1000
500
A Fr Fa
Fr 500 1000 1500 2000 N
シリンダ式 ネジ式シャフト カーブd A = 20 mm
カーブc A = 15 mm
Fa Fa カーブb A = 9 mmカーブa A = 8 mm
シャフト Coversion factor1N = 0.225 lbf
図13 Fr
N
4000
Fr
N
450 3000
400
350
2000
300
250
200 1000
150
100 Fa
N
50 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000
0 Fa カーブh A = 20 mm
500 1000 1500 2000 2500 N カーブg A = 15 mm
カーブa カーブf A = 20 mm
カーブe A = 15 mm
カーブb
カーブc
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取り付け 接続
LZB型のベーンモータは、どのような姿勢でも取り付けることができ 正逆転不可(一方向)モータ
ます。取り付けを簡単にするため、モータごとにフランジとフット 圧縮エアを入口に繋ぐと、回転方向は図16のようになります。排気
マウントを用意しています。(図15) を管から除去する場合は、管を出口(EXH)に接続してください。
正逆転可能モータ
圧縮エアは、必要な回転方向に切り替えるために入口に繋ぎます。
(図17)使用していない入口は、追加の出口として機能します。
プラグで塞ぐ必要はありません。
時計回り 図16
フット
反時計回り
フランジ
図15
図17
反時計回り
時計回り
ホースの寸法
LZB型エアモータに使用するホースの推奨寸法に関する情報を、表2に示します。掲載している寸法は、ホースの長さが3mまでのものです。
それより長い場合は、1サイズ大きいホースを選択してください。
長さ3mまでのホースサイズ
入口推奨 入口ニップル* 出口推奨 出口ニップル*
入口接続ネジ 入口ホース* ニップル 直径 出口接続ネジ 出口ホース* ニップル 直径
モータ
サイズ 回転方向 (BSP) (mm) (mm) 注文番号 (mm) (BSP) (mm) 注文番号 (mm)
LZB14 A, AV, AR 1/8 - 8 9000 0240 00 5.0 1/8 8 9000 0240 00 5.0
LZB22 A, AV 1/8 - 8 9000 0240 00 5.0 1/4 10 9000 0247 00 8.0
LZB22 AR, LR 1/8 - 8 9000 0240 00 5.0 1/8 8 9000 0240 00 5.0
LZB33, LZB34 A, AV, AR, LR 1/4 - 10 9000 0247 00 8.0 1/4 10 9000 0247 00 8.0
LZB42 A, AR 1/4 - 10 9000 0247 00 8.0 1/2 16 9000 0244 00 13.4
LZB46 A, AV, AR 1/4 - 10 9000 0247 00 8.0 1/2 16 9000 0244 00 13.4
LZB54 A, AV, AR 3/8 - 13 9000 0248 00 9.3 1/2 16 9000 0244 00 13.4
LZB66 A, AR 3/8 - 13 9000 0248 00 9.3 3/4 20 9000 0245 00 17
LZB77 A, AR - 1/2"-14 16 9000 0244 01 13.4 - - - -
LZB77 A, AR 1/2** - 16 9000 0244 00 13.4 - - - -
* 推奨最小内径(正逆転用、入出力どちらも同じサイズにしてください。)
** 製品は指定がなければ、BSP½”の入口接続ネジのタイプを納入
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LZB VANE MOTORS
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VANE MOTORS LZB14-L
Lubrication free
0.11 – 0.16 kW
0.15 – 0.21 hp
EX certification valid for fixture mounted use only with a
maximum surrounding temperature of +40°C (104°F).
For optional vanes and accessories see chapter Accessories.
Data at air pressure 6.3 bar (91 psi)
Air
Speed Torque Min consump-
Max at max at max starting Stall Free tion at max
output output output torque torque speed output Weight Shaft
Model loading
Lubrication free kW hp r/min Nm lb-ft Nm lb-ft Nm lb-ft r/min l/s cfm kg lb code 1) ATEX code Ordering No.
Clockwise rotation (Keyed shaft)
LZB14-L-A190-11 0.16 0.21 9100 0.17 0.13 0.29 0.21 0.34 0.25 19500 4.0 8.5 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T4 IIC T110°C 8411 0113 00
LZB14-L-A048-11 0.16 0.21 2200 0.7 0.52 1.23 0.91 1.4 1.03 4800 4.0 8.5 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0113 18
LZB14-L-A029-11 0.16 0.21 1330 1.15 0.85 2 1.48 2.3 1.7 2900 4.0 8.5 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0113 26
LZB14-L-A012-11 0.16 0.21 530 2.9 2.1 5.1 3.8 5.8 4.28 1140 4.0 8.5 0.33 0.73 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0113 34
LZB14-L-A007-11 0.16 0.21 320 4.8 3.5 8.5 6.27 9.6 7.1 700 4.0 8.5 0.33 0.73 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0113 42
Clockwise rotation (Threaded shaft)
LZB14-L-A190-12 0.16 0.21 9100 0.17 0.13 0.29 0.21 0.34 0.25 19500 4.0 8.5 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T4 IIC T110°C 8411 0114 09
LZB14-L-A048-12 0.16 0.21 2200 0.7 0.52 1.23 0.91 1.4 1.03 4800 4.0 8.5 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0114 17
LZB14-L-A029-12 0.16 0.21 1330 1.15 0.85 2.0 1.48 2.3 1.7 2900 4.0 8.5 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0114 25
LZB14-L-A012-12 0.16 0.21 530 2.9 2.1 5.1 3.8 5.8 4.28 1140 4.0 8.5 0.33 0.73 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0114 33
LZB14-L-A007-12 0.16 0.21 320 4.8 3.5 8.5 6.27 9.6 7.1 700 4.0 8.5 0.33 0.73 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0114 41
Anti-clockwise rotation (Keyed shaft)
LZB14-L-AV190-11 0.16 0.21 9100 0.17 0.13 0.23 0.17 0.34 0.25 19500 4.0 8.5 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T4 IIC T110°C 8411 0117 06
LZB14-L-AV048-11 0.16 0.21 2200 0.7 0.52 0.99 0.73 1.4 1.03 4800 4.0 8.5 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0117 14
LZB14-L-AV029-11 0.16 0.21 1330 1.15 0.85 1.63 1.2 2.3 1.7 2900 4.0 8.5 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0117 22
LZB14-L-AV012-11 0.16 0.21 530 2.9 2.1 4.1 3.0 5.8 4.3 1140 4.0 8.5 0.33 0.73 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0117 30
LZB14-L-AV007-11 0.16 0.21 320 4.8 3.5 6.8 5.0 9.6 7.1 700 4.0 8.5 0.33 0.73 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0117 48
Reversible (Keyed shaft)
LZB14-L-AR140-11 0.11 0.15 7000 0.15 0.11 0.24 0.18 0.3 0.22 13000 3.6 7.6 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T4 IIC T110°C 8411 0115 08
LZB14-L-AR034-11 0.11 0.15 1690 0.62 0.46 1.01 0.74 1.24 0.91 3400 3.6 7.6 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0115 16
LZB14-L-AR020-11 0.11 0.15 1020 1.03 0.76 1.67 1.23 2.1 1.5 2000 3.6 7.6 0.30 0.66 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0115 24
LZB14-L-AR008-11 0.11 0.15 410 2.6 1.92 4.2 3.1 5.2 3.8 800 3.6 7.6 0.33 0.73 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0115 32
LZB14-L-AR005-11 0.11 0.15 250 4.3 3.2 6.9 5.1 8.6 6.3 490 3.6 7.6 0.33 0.73 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0115 40
1) For Shaft loading curves, see page 16.
NOTE: - If running motors with 100% dry air and no lubrication, performance can be reduced with 5-15% at max output.
- To optimize life time for a lubrication free motor, use lubricated air if the application allows it.
Dimensions (mm) Conversion factor 1 mm = 0.04 inch
Clockwise/ Keyed shaft (-11) Threaded shaft (-12)
Anti-clockwise 130.5*
17 111*
123*
12 Ø27
9.5
2 111*
BSP 1/8”
Reversible 6.8
6.8
6.8
*) +9.8 mm for LZB14
A012, A007, AR008, AR005,
AV012, AV007
BSP 1/8”
A/F 25
Optional mountings
52
2
3.5
R1
60
M5 21 5 ø5.5
28.2 15.5
Foot Flange
Ordering No. 4430 0189 80 Ordering No. 4430 0165 85
1 8 AT L A S C O P C O A I R M O T O R S
7.9
3.95 7.9
7.9
2
2
29.5
ø30h7
Ø6 h7
2 h7
A/F 23
80
5/16” -24 UNF
30 30
Page19
VANE MOTORS LZB14-RL
Stainless steel and lubrication free
0.11 – 0.16 kW
0.15 – 0.21 hp
Material in parts:
• Back head and front part stainless steel:
ISO 683/XIII Type 17, SS 14 2346, DIN 17440 X12CrNiS188
• Outgoing shaft and casing/gear rim stainless steel:
ISO 683/XIII Type 9b, SS 14 2321, DIN 17440 X22CrNi17
• 100% Silicon free
• Grease that conforms to Food Grade regulations
EX certification valid for fixture mounted use only with a
maximum surrounding temperature of +40°C (104°F).
For optional stainless steel motor cell, vane kits and other
Data at air pressure 6.3 bar (91 psi) accessories see chapter Accessories.
Speed Torque Min Air
Max at max at max starting Stall Free consump-
output output output torque torque speed tion at max Weight Shaft
Model output loading
Lubrication free kW hp r/min Nm lb-ft Nm lb-ft Nm lb-ft r/min l/s cfm kg lb code 1) ATEX code Ordering No.
Clockwise rotation (Keyed shaft)
LZB14-RL-A190-11 0.16 0.21 9100 0.17 0.13 0.29 0.21 0.34 0.25 19500 4.0 8.5 0.37 0.82 a Ex II 2GD c T4 IIC T110°C 8411 0122 09
LZB14-RL-A048-11 0.16 0.21 2200 0.70 0.52 1.23 0.91 1.4 1.03 4800 4.0 8.5 0.37 0.82 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0122 17
LZB14-RL-A029-11 0.16 0.21 1330 1.15 0.85 2.0 1.48 2.3 1.7 2900 4.0 8.5 0.37 0.82 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0122 25
LZB14-RL-A012-11 0.16 0.21 530 2.9 2.1 5.1 3.8 5.8 4.3 1140 4.0 8.5 0.40 0.88 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0122 33
LZB14-RL-A007-11 0.16 0.21 320 4.8 3.5 8.5 6.3 9.6 7.1 700 4.0 8.5 0.40 0.88 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0122 41
Reversible (Keyed shaft)
LZB14-RL-AR140-11 0.11 0.15 7000 0.15 0.11 0.24 0.18 0.3 0.22 13000 3.6 7.6 0.37 0.82 a Ex II 2GD c T4 IIC T110°C 8411 0122 58
LZB14-RL-AR034-11 0.11 0.15 1690 0.62 0.46 1.01 0.74 1.24 0.91 3400 3.6 7.6 0.37 0.82 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0122 66
LZB14-RL-AR020-11 0.11 0.15 1020 1.03 0.76 1.67 1.23 2.1 1.5 2000 3.6 7.6 0.37 0.82 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0122 74
LZB14-RL-AR008-11 0.11 0.15 410 2.6 1.92 4.2 3.1 5.2 3.8 800 3.6 7.6 0.40 0.88 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0122 82
LZB14-RL-AR005-11 0.11 0.15 250 4.3 3.2 6.9 5.1 8.6 6.3 490 3.6 7.6 0.40 0.88 a Ex II 2GD c T6 IIC T85°C 8411 0122 90
1) For Shaft loading curves, see page 16.
NOTE: - If running motors with 100% dry air and no lubrication, performance can be reduced with 5-15% at max output.
- To optimize life time for a lubrication free motor, use lubricated air if the application allows it.
Dimensions (mm) Conversion factor 1 mm = 0.04 inch
Keyed shaft (-11)
Clockwise 134*
17.1 114.2*
12 Ø27
2
BSP 1/8”
Reversible
6.8
6.8
6.8
*) +9.8 mm for LZB14-RL
A012, A007, AR008, AR005
BSP 1/8”
A/F 25 Optional mountings
52
2
5
R1
3.
M5 21.8 5
60
ø5.5
28.2 15.5
Foot Flange
Ordering No. 4430 0923 80 Ordering No. 4430 0922 80
AT L A S C O P C O A I R M O T O R S 1 9
7.9
3.95 7.9
7.9
2
2
29.5
ø30h7
Ø6 h7
2 h7
72
A/F 23
30 30
LZB VANE MOTORS
Page20
LZB14-L, LZB14-RL: Performance curves at air pressure 6.3 bar (91 psi)
Non-reversible (A and AV)
kW Nm LZB14-L-A190 l/s kW Nm LZB14-L-A048 l/s kW Nm LZB14-L-A029 l/s
0.18 0.36 0.18 0.18
0.16 0.32 0.16 1.6 0.16 2.4
0.14 0.28 0.14 1.4 0.14 2.1
0k.W12 0N.2m4 LZB14-L-A190 l/s 0k.W12 N1m.2 LZB14-L-A048 l/s 0k.W12 N1m.8 LZB14-L-A029 l/s
00..1180 00..3260 5 00..1180 1.0 5 00..1180 1.5 5
00..1068 00..3126 4 00..1068 10..68 4 00..1068 21..42 4
00..1046 00..2182 3 00..1046 10..46 3 00..1046 20..19 3
00..1024 00..2048 2 00..1024 10..24 2 00..1024 10..86 2
00..1002 00..2004 51 00..1002 10..02 51 00..1002 10..53 51
0.08 0.16 4000 8000 12000 16000 200040 r/min 0.08 0.8 1000 2000 3000 4000 50004 r/min 0.08 1.2 500 1000 1500 2000 2500 30004 r/min
0.06 0.12 3 0.06 0.6 3 0.06 0.9 3
0k.W04 0N.0m8 LZB14-L-A012 l/2s 0k.W04 N0m.4 LZB14-L-A007 l/
2
s
0.04 0.6 2
00..1082 0.04 1 00
.
.
0
1
2
8
0.2 1 0.02 0.3 1
0.16 4000 8000 12000 16000 20000 r/min 0.16 1000 2000 3000 4000 5000 r/min 500 1000 1500 2000 2500 3000 r/min
0.14 0.14 10.5
0k.W12 Nm6 LZB14-L-A012 l/s 0k.W12 N9m.0 LZB14-L-A007 l/s
00..1180 5 5 00..1180 7.5 5
00..1068 4 4 00..1068 6.0 4
00..1046 3 3 00..1046 104..55 3
00..1024 62 2 00..1024 93..00 2
00..1002 51 51 00..1002 71..55 51
0.08 4 200 400 600 800 1000 12004 r/min 0.08 6.0 100 200 300 400 500 600 7004 r/min
0.06 3 3 0.06 4.5 3
0.04 2 2 0.04 3.0 2
0.02 1 1 0.02 1.5 1
200 400 600 800 1000 1200 r/min 100 200 300 400 500 600 700 r/min
kW Nm LZB14-L-AR140 l/s kW Nm RLeZvBe1r4s-Lib-AleR0 (3A4R) l/s kW Nm LZB14-L-AR020 l/s
0.12 0.12 0.12 2.4
0.10 5 0.10 1.5 5 0.10 2.0 5
k0W.08 N0m.4 LZB14-L-AR140
0.08
l4/s kW N
1m.2 LZB14-L-AR034 l4/s k0W.08 N1m.6 LZB14-L-AR020 l4/s
00..1026 0.3 3 00..1026 0.9 3 00..1026 21..42 3
00..1004 0.2 52 00..1004 10..56 52 00..1004 20..08 52
00..0082 00..41 41 00..0082 10..23 41 00..0082 10..64 41
0.06 0.3 3 0.06 0.9 3 0.06 1.2 3
4000 8000 12000 r/min 500 100015002000250030003500 r/min 400 800 1200 1600 2000 2400 r/min
0.04 0.2 2 0.04 0.6 2 0.04 0.8 2
0k.W02 N0.m1 LZB14-L-AR008 1l/s 0.k0W2 0N.3m LZB14-L-AR005 1l/s 0.02 0.4 1
0.12 6 0.12 9.0
4000 8000 12000 r/min 500 100015002000250030003500 r/min 400 800 1200 1600 2000 2400 r/min
0.10 5 5 0.10 7.5 5
k0W.08 Nm4 LZB14-L-AR008 l4/s k0W.08 N6m.0 LZB14-L-AR005 l4/s
00..1026 63 3 00..1026 94..05 3
00..1004 52 52 00..1004 73..50 52
00..0082 41 41 00..0082 61..05 41
0.06 3 3 0.06 4.5 3
200 400 600 800 1000 r/min 100 200 300 400 500 r/min
0.04 2 2 0.04 3.0 2
0.02 1 1 0.02 1.5 1
200 400 600 800 1000 r/min 100 200 300 400 500 r/min
Torque
Nm
Power Conversion factors
kW Air cons.
Power l/s 1 kW = 1.34 hp
Max
output 1 Nm = 0.74 Ibf - ft
Air. cons. 1 l/s = 2.1 cfm
1 hp = 0.75 kW
Torque Torque
at max 1 Ibf-ft = 1.36 Nm
output
1 cfm = 0.47 l/s
Speed r/min
For information about performance curves, see page 7.
2 0 AT L A S C O P C O A I R M O T O R S