寸法測定X線CT装置 TomoScope HV compact カタログのご案内です。
1.寸法測定X線CT装置のパイオニア
Werth社は60年以上の歴史を持つ測定機専門メーカーです。
そのノウハウを生かし、観察用途ではなく、寸法測定用途としての
X線CT装置を世界で初めて製造しました。寸法保証が出来るX線CT
装置として、認証機関DAkkSに世界で唯一認められています。
2.優れた画像処理技術
X線の透過によって得られた2Dのレントゲン像から3Dのボリューム
データを作る為には、優れた画像処理技術が必要です。Werth社が
これまでカメラセンサー付き三次元測定機で培った画像処理の経験と
知識を応用し、TomoScopeはノイズやボケの少ないデータで
解析する為、高精度な測定が可能です。
3.TomoScopeの実績
自動車部品、医療部品を中心に幅広い分野でお使い頂いています。
特に小型で高性能が求められるような製品の開発、
量産用途としての実績が多数です。
4.TomoScopeのラインナップ
TomoScopeシリーズは、大きく分類して4機種あります。
TomoScope-HV compactは2番目に大きいモデルで、
最大出力300kVまで対応しています。
このカタログについて
ドキュメント名 | 寸法測定X線CT装置 TomoScope HV compact |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 786.6Kb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | エスオーエル株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログ(寸法測定X線CT装置 TomoScope HV compact)の内容
Page 1:TomoScope HV compact 国内唯一の取り扱いはエスオーエル株式会社特徴1【寸法測定X線CT装置のパイオニア】Werth社は60年以上の歴史を持つ測定機専門メーカーです。そのノウハウを生かし、観察用途ではなく、寸法測定用途としてのX線CT装置を世界で初めて製造しました。寸法保証が出来るX線CT装置として、認証機関DAkkSに世界で唯一認められています。特徴2【優れた画像処理技術】X線の透過によって得られた2Dのレントゲン像から3Dのボリュームデータを作る為には、優れた画像処理技術が必要です。Werth社がこれまでカメラセンサー付き三次元測定機で培った画像処理の経験と知識を応用し、TomoScopeはノイズやボケの少ないデータで解析する為、高精度な測定が可能です。高分解能のオプション1【分割スキャン(ラスタートモグラフィー)】通常X線CT装置でスキャンする場合、X線のコーンビームの中にサンプルをセットする必要があるので、大きなサンプル程、低倍率になってしまいます。しかしTomoScopeのラスタートモグラフィーを使えば、右図の様に分割してスキャンしますので、大きなサンプルでも高倍率で測定する事が出来ます。また、自動的に分割したそれぞれのデータを繋ぎ合わせて出力しますので、その後の解析は通常通り行えます。高分解能のオプション2【局所CT(ROI CT】ラスタートモグラフィーはサンプル全体を高分解能で測定するのに対し、ROI CTは、必要な部分だけ局所的に高分解能にする機能です。右図の様に、1度目はサンプル全体を低倍率で、2度目は局所的に高倍率でスキャンします。すると、その2つのデータを重ね合わせたような、部分的に高分解能な測定結果が得られます。特徴3【TomoScopeの実績】自動車部品、医療部品を中心に幅広い分野でお使い頂いています。特に小型で高性能が求められるような製品の開発、量産用途としての実績が多数です。特徴4【TomoScopeのラインナップ】TomoScopeシリーズは、大きく分類して4機種あります。TomoScope-HV compactは2番目に大きいモデルで、最大出力300kVまで対応しています。
Page 2:X線管(最大出力)の種類 190kV(透過型)、225kV(透過型及び反射型)、300kV(透過型及び反射型)測定レンジ 最大Φ=179mm、 最大L=179mm例:Φ30mm x L177mmΦ179mm x L165mm測定レンジ(分割スキャン付)最大Φ=327mm、 最大L=517mm例:Φ60mm x L501mmΦ327mm x L480mmステージ耐荷重 40kg (精度保証有は10kgまで)最大許容エラー E: (4.5 L/75) μm位置分解能 0.1 μmディテクター 1024x1024 pixel、2048x2048 pixel、4096x4096 pixel 他装置サイズ 幅: 2570mm x 奥行: 1823mm x 高さ: 1976mm、重量: 約8500kgユーティリティ 電源 3相200V、エアー 5.5bar以上 3000NL/h温度環境 設定 20℃±2K、 勾配 1K/h解析例1【非破壊で寸法測定】取得した数百万点のデータから、必要な断面上のデータのみを抽出し、通常の三次元測定機と同じような寸法測定を行えます。TomoScopeは、真円度や真球度などの幾何公差を網羅しています。非破壊で、高精度に測定を行え、寸法測定精度も保証されています。解析例2【STLデータとCADデータの偏差】TomoScopeで取得したSTL(ポリゴン)データとCADをフィッティングさせ、偏差を解析する事が出来ます。下図ではCADに対するSTLのズレを測定しており、赤は製品が膨れているところ、紫は削れているところです。また、偏差は数値データで出力する事も可能です。解析例3【複合品の断面解析】X線では複合品の測定は難しいと思われがちですが、TomoScopeは様々な技術の積み重ねにより、ノイズの影響を少なく測定出来ます。下図はミニモーターの測定データです。銅合金、鉄、磁石など複合材料品ですが、問題なく測定出来ています。解析例4【複合品の体積解析】TomoScopeでは複合材料品の測定から、任意の材料の部分だけポリゴンデータ(STL)にし、さらにその体積を測定する事も可能です。エスオーエル株式会社〒335-0012 埼玉県戸田市中町1-34-1 / TEL:048-441-1133 / HP:http://tomoscope.com/