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無停電交換用コネクタUPD形をご使用の前にご確認ください。
このカタログについて
ドキュメント名 | 取扱説明書 無停電交換用コネクタUPD形 |
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ドキュメント種別 | ハンドブック |
ファイルサイズ | 2.5Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 不二電機工業株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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保管用
~ 目 次 ~
取扱説明書
1、安全上のご注意 ……………………………… 2 ~ 6
2、各部の名称と機能 …………………………… 7 ~ 8
3、取付け・取外し方法 ………………………… 9 ~ 11
4、接続方法 ……………………………………… 12
UPD 形 無停電交換用コネクタ
5、仕様・定格・構造 …………………………… 13
6、外形寸法図 …………………………………… 14
【形式】 UPD-120G-M-CV (本体) 7、保証期間・範囲 ……………………………… 15
UPD-120G-A-025 (アダプター) 8、定期点検の御願い …………………………… 15
UPD-120G-A-030 (アダプター)
UPD-120G-LEVER (操作レバー)
2022 年5月 10 日初版
弊社ホームページにて、動画コンテンツ等をご紹介しております。
是非ご確認ください。
※電力量計、操作レバー取付状態図
◎ 本書は「UPD 形無停電交換用コネクタ」を正しく安全にご使用頂くために、取扱方法や
注意事項について説明しております。必ず本書をご確認の上、ご使用ください。
◎ 本書は保管・管理して頂き、本製品をご使用になる全ての作業者の方へ周知ください。
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1、安全上のご注意 【取付け・取外し・配線において①】
本書の中で使用している表示とその意味は以下の通りです。
誤接続は予期せぬ誤動作・異常発熱・発火などの原因とな
表示 意味
ることがありますのでご注意下さい。
誤った取扱いを行った場合、感電や焼損などが発生し、
作業者が死傷する危険な状態が発生する可能性がある
本製品をパネル等の造営物へ取付けの際や、端子台への
ことを示しています。
電線接続の際は、無通電状態にて行って下さい。
取付け時の怪我を防止する為、保護具を着用して下さい。
誤った取扱いを行った場合、本製品が機能せず、製品の
破壊や周囲機器の物損などが発生する可能性がある
電力量計に付属するカバーは、取り付けてご使用下さい。
ことを示しています。
本製品と干渉して取り付かない場合は、別途カバーを取り
付ける等、感電保護に留意下さい。
電力量計を取り付ける際は、本製品の天地と電力量計の
【ご使用環境において】 天地を間違えないよう取り付けて下さい。天地を間違って
取り付けられると、正確な電力測定が出来ない可能性が
あり、場合によっては電力量計が破損します。
製品の使用状態については、製品仕様書(FEIS)、外形図
記載事項をよくご確認の上、ご使用下さい。 製品を落下されますと、性能を損なうことがありますの
で、落下した製品はご使用にならないで下さい。
故障の原因となりますので、定格・仕様・性能を超えては
ご使用にならないで下さい。
取付ピッチは、指定寸法を厳守して下さい。
製品へのノイズ・サージ等の外部影響には十分にご注意
下さい。
端子ねじの推奨締付けトルクは、M8「6.0 N・m」です。
対象外の電力量計をご使用の場合、本機接続への性能及び
接続確認が必要となります。ご使用に当たっては十分な
端子ねじへの接続可能な圧着端子は、最大 2 枚です。
ご確認をお願い致します。
同一端子に 3 枚以上は接続しないで下さい。
製品出荷時の端子ねじは仮締め状態であるため、ご使用に
ならない端子も確実に締付けを行って下さい。
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【取付け・取外し・配線において②】 【使用・保管・輸送時の雰囲気】
電線、圧着端子等の導電部品の接触により感電、短絡が 保管・輸送時は直射日光を避け、常温・常湿に保って
生じないよう、配線時にはご注意下さい。 下さい。
本体の取付けねじ:M4 の推奨締付けトルクは、 耐油・耐薬品・防爆型の構造ではありません。
「1.2 N・m」です。(M4 用 φ8 平ワッシャー使用推奨) そのような環境下ではご使用にならないで下さい。
木ねじをご使用の場合は、φ4.5、長さ 56mm 以上を
使用し、厚さ 20mm 程度の木製ベース板にねじ込んで 風雨にさらされる環境でご使用にならないで下さい。
下さい。また、木製ベース板へ取り付ける際は、剛性の 直射日光への暴露も極力避けてください。
高いベース板に取り付けて下さい。(剛性が低い場合、
電力量計脱着時に“本体が外れる可能性”があります。)
オゾン・腐食性ガスの影響を受ける場所での使用・保管は
避けて下さい。接点表面に硫化皮膜や酸化皮膜が生成し、
ローレットねじの締付けトルクは 0.5~0.8 N・m です。 接触不安定や接点障害を発生させる原因となります。
薬品類がかからない状態でお使い下さい。
破損した製品については、速やかに交換を行って下さい。
本製品の使用に際しては、関係法令、電力会社、小売電気
製品への配線は、印加電圧・通電電流を考慮し、必ず適合 事業者の内規等に則してご使用願います。
電線・適合圧着端子をご使用下さい。
意図しない電力量計の無効操作が行われないよう、運用・
管理の徹底をお願いします。
接続電線には、なるべく引っ張りストレスをかけない (特に、無効操作を可能とするレバーの管理については
ような状態でご使用下さい。 ご注意ください。)
「メーター有効」状態を正しく保つため、操作レバーは
ご使用後、本機より取り外して保管・管理して下さい。
必要に応じて、封印シールなどのご使用も検討下さい。
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【無停電作業・電力量計交換時】 2、各部の名称と機能
電力量計の無停電交換の際に、レバー脱着、電力量計交換 1)UPD-120G-M-CV(本体)
等、活電部に接近する作業時は、検電、保護具の着用等、
感電に留意し、作業を行って下さい。
決められた操作方向以外に、力を加えないで下さい。
破損する可能性があります。 カ バー取外し状態 端子ねじ M8×20
電力量計の無停電交換の際に、電力量計を外した状態で、 注意 NP
形式 NP
本体の回路を「メーター無効」から「メーター有効」に操
作すると停電します。操作の際は回路状態の確認を徹底願 メーター有効・無効表示 NP
います。 上 側取付方向(TOP)
電力量計の交換が完了した後、必ず本体の回路を「メータ
ー無効」から「メーター有効」に戻して下さい。
戻し忘れると、正確な電力量計測が出来ない状態となり
ます。
電力量計の取付け・取外しは、本体の回路が「メーター無 端 子カバー取付け状態 取付孔Φφ4.7(ザグリφ8.7)
効」の場合だけとなります。「メーター有効」で取付、取
外しを行った場合は、本機が破損する場合がございますの
で、必ず「メーター無効」側で行って下さい。
電力量計を取外しの際は、上下の取っ手部分を持って取外
して下さい。アダプターの左右ガイドを持って取外しを行
った場合、ガイドが破損する可能性があります。
端子カバー
電力量計の交換の際は、本体にクラックや割れ等の劣化が 操作レバー受け口(上段側) (UPD-120G-CV)
見られないかをご確認下さい。劣化が見られる場合は、
交換を推奨致します。
電力量計の交換の際は、合わせてアダプターの交換を推奨
します。
アダプターを継続して使用される場合は、アダプターに
クラック、変形が無いこと、本体との接触部分に摩耗、
異物付着がないことを確認の上、ご使用下さい。 メーター有効・無効状態表示部
製品を分解しての清掃は、故障の原因となりますので
行わないで下さい。 操作レバー挿入口(下段側)
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3、取付け・取外し方法
2)UPD-120G-A-025、030(アダプター)
1)本体取付寸法(取付ピッチ)
ローレットねじ
(取付孔)
※ 木ねじをご使用の場合は、φ4.5、
長さ 56mm 以上を使用し、厚さ
20mm 程度の木製ベース板に
ねじ込んで下さい。
※ また、木製ベース板へ取り付ける
電力量計 取付端子
際は、剛性の高いベース板に取り
付けて下さい。(剛性が低い場合、
電力量計脱着時に“本体が外れる
(本体スペース)
可能性”があります。)
(最小取付ピッチ)
※アダプターは電力量計 1 台に対して ※UPD-120G-A-025,030 は
2 個使用します。 取付端子のピッチ寸法違いです。
2)電力量計の取付(アダプター取付後、本体に固定します)
【025】
【030】
アダプター2 個
組合せ例
3)UPD-120G-LEVER(操作レバー)
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4)電力量計取付状態での高さ寸法(参考値)
3)操作・回路状態(レバー操作及び「メーター有効・無効」時の回路状態)
ご使用される電力量計メーカー様の種類により寸法に差は御座います。
弊社が本機接続への性能及び接続確認を終えている対象につきましては、
以下の高さ寸法以下となりますのでご参考ください。(※1)
拡大図
(斜め上より図示)
電力量計取付状態の高さ寸法
「メーター有効」位置 約 112 ㎜(※1)
操作レバー使用時の最大高さ寸法
約 160 ㎜
「メーター無効」位置
※電力量計を取外し可能
な操作レバー位置。 ※ 操作レバーは、電力量計の交換時のみご使用ください。
※ 電力量計の交換作業後は、必ず本機より取り外して保管・管理してください。
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4、接続方法 5、仕様・定格・構造
1)端子カバー(UPC-120G-CV)取付け・取外し 1)標準使用状態
2)定格
※ 工具は「マイナスドライバー」をご使用ください。
3)構造
※ 過度に力を加えると「端子カバーが破損」する可能性がありますので、
お取り扱いにはご注意ください。
2)配線接続
1S 2S 3S
※ 性能詳細につきましては製品仕様書をご確認ください。
※ 端子ねじサイズは「M8×20」となります。 【電力量計の目安寸法】
※ 推奨締付けトルクは「6.0 N・m」です。
※ 圧着端子は最大 2 枚。
※ 接続電線は 22・38・68 ㎜ 2(AWG4~1/0)
※ 未使用端子も本締めが必要です。
1L 2 L 3 L ※ 本機接続への性能及び接続確認を終えている対象の電力量計は、
弊社窓口までお問合せください。
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6、外形寸法図 7、保証期間・範囲
1)保証期間
・納入品の保証期間は、ご指定場所に納入後 1 ヵ年となります。
2)保証範囲
・上記保証期間中に弊社の責により納入品に故障を生じた場合は、故障部分の
交換、又は修理を対応させて頂きます。
但し、次に該当する場合は保証対象外となります。
① 外形図、製品仕様書、取扱説明書(本紙)などで確認された以外の、
不適当な条件、環境、取扱い、使用による場合。
② 故障の原因が納入品以外の事由による場合。
③ 弊社以外による改造、又は修理による場合。
④ 納入品本来の使い方以外の使用による場合。
⑤ 弊社出荷当時の科学、技術の水準では予見できなかった事由による場合。
⑥ その他、天災、災害などで、弊社側の責ではない原因による場合。
尚、ここでいう保証とは、納入品単体の保証を意味するもので、納入品の
故障により誘発される損害(機械、装置の損害、損失、逸失利益など)は
除きます。
8、定期点検の御願い
・本製品を正しくご使用頂くために、定期的(1 年以内)に次の点検を御願い
致します。
① 本体、アダプター等、外観に破損がないか。
② 端子ねじに緩みなどが発生していないか。
③ 金属片などにより端子間が短絡するような可能性がないか。
④ 設定が「メーター有効」となっており、電力量計により使用電力が
正しく測定されているか。
異常が確認された場合は、速やかにご使用をやめて頂き、新しい製品と交換
して頂けますよう、宜しくお願い致します。
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※仕様、形式名などの記載内容につきましては、改良のため予告なしに変更する場合が
ありますので、予めご了承ください。
※本取扱説明書の記載内容は、2022 年 5 月時点のものです。
営説 22-001