融点測定装置 M-560/M-565

融点・沸点測定装置 M-560/M-565 LIMS接続可能で顧客評価の高い測定原理

高精度の融点測定装置 M-560 / M-565 融点と沸点を簡単測定 ビュッヒの最新型 融点測定装置は、次世代の融点測定装置に要求さ れる機能を全て満たした最高標準機です。 目視測定または自動のリアルタイム画像解析により、融点または沸 点をすばやく正確に測定します。 融点測定装置 M-565/M-560シリーズの特長 ● 長寿命の加熱ブロックによる優れた温度制御 ● 室温から400℃までの幅広い加熱範囲 ● 観察しやすい測定用の拡大レンズ ● 3検体まで同時測定が可能（融点） ● 沸点の測定も可能（1検体のみ） ● 薬局方（日本、欧州、米国）およびJISに対応 ● GLP/GMPに準拠したプリンター出力 ● IQ/OQおよび校正（トレーサビリティ）の実施 新機能（ファームウェア ver2.11以降） パスワード保護 PCへの結果転送 校正オプション 昇温速度 （オプション） シリアルポート経由 任意の4種類の試薬 1.5℃ /分と2.5℃ /分 測定条件や装置設定 でLIMS端末用 PC による装置の校正が が選択可能に の管理者パスワード 等に結果を転送する 可能に による保護が可能に ことが可能に ※オプション サンプルローダー M-569 世 界 初！ 試料充填を均一に効率よく！ サンプルローダー M-569の特長 ● わずらわしい試料充填を強力にサポート ● 均一な試料充填により、作業者による個人誤差の少ない、再現性の高い 結果を実現 ● 従来の方法に比べて、充填時間を大幅に短縮 ● 検体と毛細管の取り扱いが容易かつ安全 ● 70cmガラス管内を落下させる方法に比べて、ガラスチューブ内汚染による 　　クロスコンタミネーションの心配がありません。 ● 手動ノック法に比べ、毛細管を破損する心配がありません。 2

<製品動画> 融点測定装置 M-560 ベーシックタイプ／目視測定専用モデル 測定検体数が比較的少ない場合に最適な、目視測定専用の 目視測定のみ ベーシックモデルです。 M-560の特長 ● 明るく大きな拡大レンズを搭載 ● 融点および沸点の目視測定 ● 沸点測定のための周波表示 ● 温度校正のSOP機能搭載 ● 素早い加熱と冷却速度 ● 室温から400℃までの幅広い温度範囲 ● 3検体の同時測定可能 ● IQ/OQおよび校正（トレーサビリティ）の実施 M-560の付属品 ● 融点測定用毛細管100本 ● 試料管立て ● 沸点測定用試料管10本 ● 試料詰め針金 ● 沸点用キャピラリー10本 ● クリーニングツール ● M-560/565用校正キット 融点測定装置 M-565 プロフェッショナルタイプ／高精度自動融点測定モデル 目視に限りなく近い自動測定の原理「画像解析法（反射法）」 M-565はCCDカメラを装備し、画像解析を行います。これにより、 目視測定 +自動測定（ ビデオ機能付） 融点および沸点を自動測定が可能となり、高精度かつ効率的な品 質管理が可能です。またサンプルローダーM-569と組み合わせ て使用すれば、より再現性の高い測定ができます。 M-565の特長（上記M-560の特長は全て共通） ● 沸点および融点の自動検出 ● 6倍で拡大表示されるリアルタイム測定動画 ● 動画の再生速度可変機能 ● 融点モニターソフトウェア（オプション） M-565の付属品 ● 融点測定用毛細管100本 ● 試料管立て ● 沸点測定用試料管10本 ● 試料詰め針金 ● 沸点用キャピラリー10本 ● クリーニングツール ● M-560/565用校正キット 3

M-560 / M-565の特長 見やすい拡大レンズ PCへの結果転送（LIMSへの接続） 特長１ 特長6 2.5倍の照明付き大型拡大レ XML2PCボタンを押す M-560 ンズにより、試料を詳細に観 M-560 と、測定結果をLIMS端 察できます。 末用PC等に XML形式 M-565 M-565 で転送できます。転送に はプリンター出力用の シリアルポートが使用 高精度の温度制御 されます。 特長2 新デザインの加熱ブロックは、 M-560 すばらしい熱安定性とすばや い冷却速度を実現。それによ M-565 り高精度で短時間測定が可能 動画再生 特長7 になりました。 M-565 動画による測定の見直しが 可能。1フレーム毎のコマ送 りから100倍速までの速度 可変再生が可能。 融点測定装置 M-565 パスワード保護 IQ/OQおよび校正 特長3 (オプション） 特長8 （トレーサビリティ） M-560 測定条件や装置設定 M-560 を管理者パスワード M-565 M-565 で保護できます。 温度校正プログラム 特長4 SOP化された完全ガイド付 M-560 きの温度校正プログラムに より、どなたでも高精度な温 M-565 融点モニターソフトウェア（オプション） 度校正が可能です。 特長9 M-565 プリンター/キーボード（ オプション） 特長5 プリンター出力は 融点モニターソフトウェアにより、メソッド M-560 GLP/GMPに準拠。 および測定結果（測定動画を含む）を簡単かつ キーボードにより試 M-565 安全に管理できます。 料名・IDの入力が簡 単に行えます。 4

融点測定装置モニター 融点測定装置M-565用のプロフェッショナルなPCソフトウェア メソッド、測定者および結果を簡単操作で管理でき、融点または沸点の動画再生機能も備え ています。品質管理等の日常業務に最適なソフトウェアです。 融点または沸点ビデオ画像 測定時、検体の実際の状態が表示され ます。測定後は、コマ送りから100倍 速まで、さまざまな速度で動画を再生 できます。 メソッドと結果の管理 自動およびマニュアル結果表示 融解または沸騰曲線 測定データの呼び出し・保存が容易にでき 平均値と標準偏差も含め、自動検出結果を る快適なデータベース構造。ファイル名、 まとめて表示。さらに、測定中、マニュアル ユーザー（測定者）、日付によるさまざまな 選択ボタンでチェックした、左/中央/右そ ソート機能があります。 れぞれ３回までの温度も表示できます。 融解または沸騰曲線に沿ってスクロー ルバーをドラッグすることによって、観 察プロセス全体を瞬時に確認できます。 5

製品番号（本体およびアクセサリー） 本体 ベーシックタイプ : プロフェッショナルタイプ： サンプルローダーM-569 融点測定装置M-560 融点測定装置M-565 融点と沸点の目視測定モデル 融点と沸点の自動および目視測定 すばやく均一に試料を毛細管 が可能な最上位機種 へ充填する装置 品 番 051999 品 番 11058004 品 番 051997 （サンプルローダー付） 051998 アクセサリー 毛細管立て ミニキーボード シリアルプリンター メノウ乳鉢と乳棒 融点検体12個、沸点検体4個を パラメーターを直接入力できま 融点と沸点の測定結果および校 試料の前処理用。表面が滑らか 準備できます。 す（USAタイプ）。 正結果を印刷します。 で洗いやすく、クロスコンタミ ネーションを防ぎます。 品 番 11055014 品 番 029508 品 番 11069766 品 番 041867 A B 融点測定用毛細管 沸点用キャピラリーA M-560/M-565用校正キット M-560/M-565用バリデー 沸点用毛細管B ションキット 精密なガラス製毛細管は再現性 精密なキャピラリーBがチューブ 融点測定装置M-560および 融点測定装置M-560および の高い融点測定を可能にします。 A内で完全な気泡を生み、再現性 M-565の温度校正用融点基 M-565のバリデーション用 のある沸点測定を可能にします。 準物質です（4種類）。 融点基準物質です（3種類）。 品 番 品番 A 品番 B 品 番 11055018 品 番 11055019 100本 017808 100本 019697 051850 1000本 001759 1000本 019007 構成 構成 051890 4-ニトロトルエン 52.5℃ ベンジル 95.1℃ ジフェニル酢酸 147.7℃ p- アニス酸 236.8℃ （4-メトキシ安息香酸） 184.2℃ カフェイン 硝酸カリウム 334.5℃ フェノールフタレイン 261.6℃ M-565用 融点モニターソフトウェア パスワード保護機能 PC 転送（オプション） 測定者名、メソッドおよび結果を 測定条件や装置設定を管理者パ LIMSを搭載したPCにデータ 簡単に管理できるソフトウェア。 スワードで保護できます。 を転送します。 品 番 11055332 品 番 11066387 品 番 35000522 6

3世代の測定原理を経験したのはビュッヒだけ 目 視 法 物質の昇温時の状態変化を人間の目で確認します。 シリコンオイルを熱媒体として使用します。 第1世代（1957-1974） 第5世代（1984-1996） Tottoli B-530/535 結晶は融解すると透明になるという前提で検出します。 光 透 過 法 この測定原理は、誤測定を生じるリスクが高いことが分かり、 販売中止に。局方でも問題視されています。 第6世代（1996-2009） B-545 光透過法では測定不能だった、融解しても透明にならない物質、クラックが生じる 画像解析法 物質、気泡が発生する物質等、特殊物性サンプルに対しても測定可能になりました。 目視法に限りなく近い、終点判定として開発された測定原理です。 第7世代（2009-） Ｍ-565 強着色サンプル 熱収縮サンプル 気泡発生サンプル 左側 中央 右側 左側 中央 右側 左側 中央 右側 115.2℃ 114.8℃ 115.1℃ 285.0℃ 285.3℃ 285.4℃ 165.4℃ 165.1℃ 165.3℃ 平均 115.0℃ 平均 285.2℃ 平均 165.3℃ 標準偏差 0.18℃ 標準偏差 0.18℃ 標準偏差 0.14℃ その他の測定 上昇融点や相転移点、ノニオン界面活性剤の曇点測定にもご使用いただいてます。 沸点測定 M-565では『Siwoloboff法』により沸点を測定しています。キャピラリー 下部より発生する気泡が0.6Hz（0.6個 /秒）に達した温度を沸点と定義し ています。沸点は、融点測定と同様、画像解析により自動的に測定されます。 20℃ 95℃ 100℃ 校正キットとバリデーションキット（P6)の使い方 校正試薬による校正 校正試薬（4点）は文字通り標準試薬で装置の校正を実施します。 バリデーション試薬（3点）は校正の妥当性を検証します。 バリデーション試薬による評価 7

仕様 融点測定装置M-560 融点測定装置M-565 サンプルローダーM-569 目視融点測定 ○ ○ ̶ 目視沸点測定 ○ ○ ̶ 自動融点測定 ※画像解析方式（光反射） ̶ ○ ̶ 自動沸点測定 ※画像解析方式（光反射） ̶ ○ ̶ 均一な試料充填 ̶ ̶ ○ 融点同時測定数 3 3 3 沸点同時測定数 1 1 ̶ 目視用の拡大鏡 ○ ○ ̶ 拡大鏡の倍率 2.5倍 2.5倍 ̶ CCDカメラ ̶ ○ ̶ 測定動画の表示と再生 ̶ ○ ̶ 測定動画の拡大倍率 ̶ 6倍 ̶ ディスプレイ カラーTFT, 320 x 240, 3.5˝ ̶ 測定温度範囲 周囲温度＋10℃～400℃ ̶ 温度分解能 0.1℃ ̶ 0.5℃／分での融点精度（～250℃） +/– 0.3 ℃ ̶ 0.5℃／分での融点精度（250℃～400℃） +/– 0.3 ℃ to +/– 0.5 ℃ ̶ 0.5℃／分での融点の再現性 +/– 0.1℃ ̶ 1℃／分での沸点精度（～400℃） +/– 0.5 ℃ ̶ 1.0℃／分での沸点の再現性 +/– 0.3 ℃ ̶ 昇温速度（℃／分） 0.1, 0.2, 0.5, 1, 1.5, 2, 2.5, 3, 5, 10, 20 ̶ 25℃での加熱時間（50℃～350℃） ~ 4 分 ̶ 25℃での冷却時間（350℃～50℃） ~ 13 分 ̶ 電源 100 – 240 V（ ±10 %）,50 – 60 Hz 100 – 240 V（ ±10 %）,50 – 60 Hz 消費電力 150 W 6 W 寸法 (W x H x D) (mm) 190 x 200 x 370 86 x 70 x 130 重量 (kg) 4.5 0.5 環境条件 室内使用専用 温度 5 – 40 ℃ 標高 2000 mまで 湿度 最大相対湿度　温度31℃までは80%、以降、直線的に低下し40℃で50% 融点モニターソフトウェア（ 動作環境） オペレーティングシステム 最小システム仕様 Windows 10 Pro（ 64ビット） CPU ： Intel Core i-3 1.4GHz以上 システムメモリ（RAM） ： 2 GB以上 ハードディスク ： 5GB以上の空き容量 画面 ： 推奨解像度 1280ｘ1024（最小1024ｘ768） その他 ： DVDドライブ、USB1.1以上 Quality in your hands 日本ビュッヒ株式会社 本 社 〒110-0008 東京都台東区池之端 2-7-17 IMONビル 3F TEL： 03-3821-4777 FAX： 03-3821-4555 大阪営業所 〒532-0011 大阪市淀川区西中島 5-6-16新大阪大日ビル 4F TEL： 06-6195-9241 FAX： 06-6195-9251 エリア担当者駐在：九州エリア／中部エリア nihon@buchi.com | www.buchi.com/ja ● このカタログに記載の価格および仕様、外観は2021年12月現在のものです。 ● 製品改良のため、仕様および外観が予告なく変更されることがありますので、ご了承ください。 ● カタログの色と実際の製品の色とは、多少異なる場合があります。 ● 本カタログに記載以外の、運送費、設置費などについては別途お問い合わせください。 ● 追加アクセサリーや仕様についてご不明な点は別途お問い合わせください。 ● ご使用の前に、必ず取扱説明書をお読みください。 ● 有機溶媒を使用される際は、適切な排気装置が付いた部屋でご使用ください。 NBKK E05-1221