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細胞や生物製剤および活性物質のマイクロカプセルを製造するための最先端システムカプセル化装置B-395カタログのご案内です。
このカタログについて
ドキュメント名 | カプセル化装置 B-395 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1020.3Kb |
関連製品 | |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 日本ビュッヒ株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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カプセル化装置 B-390/B-395Pro
ラボスケールのマイクロカプセル化を簡単に!
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カプセル化装置 B-390/B-395Pro
均一サイズで球状のマイクロカプセルを少量からでも簡単に作製できます
ビュッヒのカプセル化装置B-390/B-395Proは、振動滴下技術を用いてさまざまな原材料を目的に応じて封じ込めたマイクロカプセル
を作製するための最先端システムです。
振動滴下技術を用いたマイクロカプセル化は、自然落下による滴下では不可能な小径カプセルを連続的に素早く作製することができます。
外部委託や量産用の大型装置を用いる必要なく、ご自身の研究室内で幅広く使用できます。
操作が簡単で、医薬品・食料・飼料・化粧品・繊維・農業など、さまざまな分野での用途に対応できます。
B-390 B-395Pro
カプセル化装置 B-390/B-395Proの特長
● マイクロカプセルのサイズを任意に調整できます。
(単一ノズル使用時:150~2000μm)
● 1秒あたり数百~数千個のマイクロカプセルを作製すること
が可能です。
● 直径の揃ったマイクロカプセルを高い再現性で作製できます。
● 非常にコンパクトな装置で設置場所をとりません。
(占有面積60×70cm程度)
● 運転の状態を視認しながらの条件設定の調整が可能です。
● 少量の原料からでもマイクロカプセルの作製が可能です。
● 操作が非常に分かりやすく簡単です。
代表的な分野と用途例
医 薬 食品・飲料
• ドラックデリバリー プロバイオティクス食品、ビタミン、
(薬効成分の伝達放出制御) タンパク質などの封入、機能性食品
• 苦味マスキング
バイオ その他
カプセル化された人工細胞、細胞培養、 化粧品、香料、殺虫剤、顔料などにお
細胞移植、細菌、酵素の固定化 ける成分の封入と放出制御
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マイクロカプセル化のプロセスと装置構造
基本プロセス
● 原料液の均一な滴下
● 凝固反応液への滴下による個化
カプセル化装置B-390/B-395Proには、原料液の均一な滴下を効率よく簡単に制御する
ためのさまざまな機能が備わっています。
① 原料液の送出 ⑥ 静電気制御回路
② 滴下ノズルユニット ⑦ 振動制御回路
③ 振動素子 ⑧ ストロボライト
④ ノズル(孔径選択可) ⑨ 凝固反応液(付属なし)
⑤ 電極(静電気による液滴分散用) ⑩ マグネチックスターラー(付属なし)
振動滴下による液滴形成 2タイプの液滴構造に対応
振動素子で脈動を与えた状態で 内包物と膜材を混合させた液滴
ノズル ノズル孔から原料液(凝固前の膜
材)を送出 単一ノズルを使用
ノズル孔(孔径選択可) 均一分散
内包物が膜材液の中で均一に
ノズルから送出された層流液 に分散した状態
落下途中で層流から液滴へ
内包物と膜材が分離する原料による液滴
ノズル孔径・送液量・振動周波数
の適正な制御により、均一サイズ 同心ノズルを使用
に形成された液滴
単核
内包物と膜材が分離
(内包材は液状のまま保持)
凝固反応液 凝固反応液により膜材が凝固し
て球状マイクロカプセルが形成
視認可能で分かりやすい条件最適化の操作
液滴の形成状態は、装置
に装備されたストロボラ
イトの照射により、静止
したような状態での視認
が可能です。
分断されていない層流 送液量と振動の最適化 静電気による分散化(凝
状態の原料液 により均一な液滴状態 固反応の時の凝集化の
液滴 ストロボライト に分断された原料液 抑制)
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カプセル化装置 B-390
シンプルな構成で幅広い用途に対応
特長
• 振動滴下による均一な液滴の形成に必要な機能
がすべて備わっているベーシックモデルです。
• 滴下ノズル部分を加温するヒーターが搭載され
ています。
• 孔径8種類の単一ノズルが標準で付属します。
• オプションの各種ノズルシステムも使用可能です。
B-390・付属品一式
簡単操作で安定した送液 ノズル部分にヒーター搭載
原料液は付属の容器から圧送
されます(使用圧0.15MPa以
下)。本体には圧力調整バルブ
が備わっており、送液量は供給
圧力とダイヤル型のチューブ
つまみで自在に調整できます。
ノズル部分は内蔵ヒーターで任意の温度に加
温できます(最高70℃)。ゼラチンや油脂など
凝固反応液用の容器とマグネチック を膜材として用いる際に、放冷によるノズル目
スターラーは付属していません。 詰まりを防止します。
タッチパネルスクリーンにより簡単操作 汎用性の高いシンプルな構成
操作パネルはタッチパネルスク
リーン式で、操作が分かりやす
く簡単です。
凝固反応液用のガラス容器は付属していません。
凝固反応液用の容器とマグネチックスターラー
は汎用品が使えます。凝固反応液での静電気の
蓄積を防ぐために放電用の専用クリップが付
振動周波数調整画面の例 属しています。
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カプセル化装置 B-395Pro
滅菌可能な専用槽でのカプセル化が可能
特長
• バイオ関連のアプリケーションに対応したモデル
です。
• 振動滴下による液滴形成に必要な基本機能に加え、
以下の構成品が含まれています。
■ 専用の凝固反応液槽(オートクレーブ滅菌対応)
■ 電動シリンジポンプ
■ 専用マグネチックスターラー
■ カプセル回収容器
• 孔径8種類の単一ノズルが標準で付属します。
B-395Pro・付属品一式 • オプションの各種ノズルシステムも使用可能です。
無菌条件下での作業が可能 予備試験は簡単に
オートクレーブ滅菌が可能
な専用の凝固反応液槽内で
カプセル化が可能です。注
入口と排出口が設けられて
いるので、凝固の後処理か
ら完成品の取り出しまでの
一連の作業を無菌条件下で
行うことができます。
フローバイブレーションノズル使用時の例
凝固反応液用のガラス容器は付属していません
凝固反応液槽を外した状態でも使用できるので、無菌条件
を必要としない予備試験なども簡単に行うことができます。
タッチパネルスクリーンにより簡単操作
操作パネルはタッチパネ
ルスクリーン式で、操作が 電動シリンジポンプを装備
分かりやすく簡単です。
電動シリンジポンプにより、原料液を正確にノズルに供給す
ることが可能です(圧力ビンによる原料液の送出も可能)。
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滴下ノズル
標準付属の単一ノズル(孔径8種類)のほかに、目的に応じたさまざまな種類のノズルのオプションがあります。
ノズル名称 マイクロカプセルのタイプ 液滴径(μm) 用 途 構造図
均一分散 ※1
均一混合(マトリクス 振動素子
単 一 状)のマイクロカプセ 内包物
(標準付属品) 150~2000 ルの作製 +膜剤
ノズル
単 核 ※2
内包物と膜が分離する
同 心 原料による単核状のマ 膜剤 内包物
(別売品) 400~2000 イクロカプセルの作製
均一分散 ※1
粘度の高い膜材液から
フローバイブレーション 小径のマイクロカプセ
(別売品) 80~1000 空気 内包物
ルを作製 +膜剤
均一分散 ※1
細胞の封入に最適 空気 内包物
+膜剤
エアードリッピング (少ない送液量で滴下
(別売品) 500~800 可能)
単 核 ※2
振動を併用せずに大径
膜剤 内包物
ビッグカプセル カプセルを作製
(別売品) 3500~4000
※1 内包物が均一に分散して全体が膜材で凝固した状態 ※2 内包物と膜材が分離(内包材は液状のまま保持)
振動滴下によるマイクロカプセル化に適した膜材の例
加熱や冷却を必要とせず、イオン交換のみによって瞬時に凝固する独特の性質を持ちます。
アルギン酸ナトリウム
塩化カルシウム水溶液などに滴下させるとアルギン酸カルシウムとなり瞬時に凝固します。
天然物由来で、幅広い分野に使えます。
ビュッヒでは適正な粘性グレードのアルギン酸ナトリウムも販売しております。
ゼ 加温により液状化した状態で滴下し、冷却した低粘性油に滴下させると球状を維持したまま凝固します。
ラ チ ン
水溶性で天然物由来のため、幅広い分野で使えます。
油脂・ワックス 水溶性物質を単核状に封じ込めたマイクロカプセルの作製を可能とする脂溶性膜材の代表です。
加温により液状化した状態で滴下し、冷却したアルコール液などに滴下させると凝固します。
上記以外の材料でも、粘性と滴下後の凝固反応の最適化により振動滴下によるマイクロカプセル化が可能です。
例:カラギーナン、キトサン、硫酸セルロース、寒天など
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マイクロカプセルの特性と用途
アルギン酸ナトリウムやゼラチンなどのヒドロゲルを膜材に用いたマイクロカプセルは、小さな親水性分子の出入りは可能ですが、それ
以外の分子(脂溶性や大きな分子)は出入りができません。このような特性は、内包物をカプセルで保護(固定化)しつつ、内包物とカプセ
ル外界での相互作用を持たせたマイクロカプセルの開発を可能とします。
振動滴下によるマイクロカプセル化では、カプセルのサイズと形状を均一にできるので、内包物の放出特性のコントロールがやりやすく
なります。また、透過特性は膜材の追加の検討によって調整が可能となります。
放出制御
薬物治療域のコントロール 安定化
苦みなどの放出 バイオリアクター内でのせん動力に対する安定化
保護性
環境、免疫システムなどに対する保護
コーティング
官能基の皮膜を作る
固定化 調剤と貯蔵
酵素の生体内変化に対する固定化 ハンドリングと安全性の向上
アプリケーションノート
振動滴下と凝固により得られた均一なマイクロカプセルは、膜材の選定と凝固後の後処理を工夫することで用途が広がります。また、得
られたマイクロカプセルを乾燥させる手法例もあります。
代表的な基本製法を記したアプリケーションノートを各種ご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
No.127 アルギン酸カルシウムのビーズ作成(内包物:水溶性)
No.132 アルギン酸カルシウムのカプセル作成(内包物:脂溶性)
No.133 アルギン酸カルシウムのビーズ作成(内包物:脂溶性)
No.134 油脂によるカプセル作成(内包物:水溶性)
No.135 アルギン酸カルシウムの大径ビーズの作成(>1500μm)
No.136 硫酸セルロース/PolyDADMACによるカプセル化
No.137 ゼラチンのビーズ作成(内包物:水溶性)
No.138 乳漿蛋白のビーズ作成(内包物:乳酸菌)
No.145 ヒアルロン酸含有のアルギン酸塩ビーズ(内包物:薬剤)
No.146 食用油脂のビーズ作成(内包物:薬剤)
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仕様
カプセル化装置 B-390 カプセル化装置 B-395Pro
液滴サイズの範囲(単一ノズル使用時) 0.15~2.0 mm
単一/同心ノズル、フローバイブレーションノズルのインナー側 0.08、0.12、0.15、0.2、0.3、0.45、0.75、1.0 mm
ノズル径
同心ノズル、フローバイブレーションノズルのアウター側 0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.9 mm
振動周波数 40~6,000 Hz
電極起電力( 液滴分散用) 250~2,500 V
ノズル加熱範囲 30~70℃ –
電動プランジャー速度 – 0.01~50 mL/min
デッドボリューム 約 2 mL 約 0.5 mL
エアプレッシャーによる送液速度 0.5~200 mL/min
設定供給圧(最大) 1.5 bar
反応槽(全容量) – 4.5 L
反応槽(サンプル液量) – 2 L
寸法(W x D x H) 32 x 34 x 29 cm 32 x 48 x 38 cm
重量 7 kg 11 kg
サンプルとの接液部 オートクレーブ可能
滅菌状態 一部 完全
接液部材質 ステンレススチール、ガラス、シリコン、PTFE
汚染度(装置使用環境の想定) 2
5~40 ℃の温度で室内使用
環境条件 31 ℃までの温度の場合最大相対湿度80%、
その後40 ℃で50%の相対湿度まで直線的に減少
承認 CE、UL/CSA
電源電圧 100 – 240 VAC
消費電力 最大150 W
電源周波数 50 / 60 Hz
注文情報
カプセル化装置 B-390 カプセル化装置 B-395Pro 同心ノズル フローバイブレーションノズル エアードリッピングノズル ビッグカプセルノズル
11058210 11058220 11058051 フルセット 11060030 11060033 アップグレードセット 11060020
GMP書類付き 11058230 アップグレードセット 11060055
アルギン酸ナトリウム
粉末50g 11059993
粉末500g 11059994
滅菌溶液60mL 11061528
Quality in your hands
日本ビュッヒ株式会社
本 社 〒110-0008 東京都台東区池之端 2-7-17 IMONビル 3F
TEL: 03-3821-4777 FAX: 03-3821-4555
大 阪 営 業 所 〒532-0011 大阪市淀川区西中島 5-6-16新大阪大日ビル 4F
TEL: 06-6195-9241 FAX: 06-6195-9251
名古屋営業所 〒462-0810 愛知県名古屋市北区山田 1-7-23 ホワイトヴィラ1F 1A
TEL: 052-981-5001 FAX: 052-875-9171
nihon@buchi.com | www.buchi.com/jp-ja
● このカタログに記載の価格および仕様、外観は2016年1月現在のものです。
● 製品改良のため、仕様および外観が予告なく変更されることがありますので、ご了承ください。
● カタログの色と実際の製品の色とは、多少異なる場合があります。
● 本カタログに記載の価格には消費税は含まれておりません。
● ご使用の前に、必ず取扱説明書をお読みください。
● 有機溶媒を使用される際は、適切な排気装置が付いた部屋でご使用ください。
NBKK C36-0116