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“コト売り”時代に乗り遅れないための 製品IoT導入のポイント

製品カタログ

製品IoTとして留意すべき事項(組織文化、把握・分析、設計、保守・運用)およびセキュリティを考えるにあ たって必要な観点をご紹介。

「製品IoT」とは、自社が製造・販売する工作機械や建設機械などの製品にネットワーク接続機能を組み込んでおき、納品後もさまざまなデータを継続的に収集。稼働状況のモニタリングや分析を行うものです。
近年「モノ消費からコト消費へ」という言葉が各種メディアで散見されています。これは商品の所有に価値を見出す消費傾向を「モノ消費」、反対に商品やサービスを購入したことで得られる体験に価値を見出す消費傾向を「コト消費」と呼んでおり、製品IoTは「コト消費」に関わる考え方です。
NSWでも数多くの製品IoTシステムの構築を手掛けていますので、一例として家電メーカーの事例をご紹介します。各家庭で購入した家電の情報をインターネットでつなぎ、NSWのIoTプラットフォーム「Toami」でデータの解析・蓄積を実施。インターネットを介し、使用しているお客様の運転状況を把握できる仕組みです。

このカタログについて

ドキュメント名 “コト売り”時代に乗り遅れないための 製品IoT導入のポイント
ドキュメント種別 製品カタログ
ファイルサイズ 1.8Mb
取り扱い企業 NSW株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

このカタログの内容

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“コト売り”時代に乗り遅れないための 製品IoT導入のポイント 製品IoTで企業の収益が大幅に改善した事例がたくさん紹介されています。すなわち「モノ売りから、コト売り」へのビジネスモデルの 転換と言えるでしょう。NSWも数多くの製品IoTを手掛けており、取引企業様の中には家電などを製作するメーカー様もあります。ここ では、その取り組みをもとに製品IoTとして留意すべき事項(組織文化、把握・分析、設計、保守・運用)およびセキュリティを考えるにあ たって必要な観点をご紹介。製品IoT導入の成功の秘訣がここにあります。 コト消費のニーズが高まる時代に 確実に求められていく製品IoT 製造業におけるIoTへの取り組みには「製品IoT」と「工場IoT」の2つがあります。今回ご紹介する「製品IoT」とは、自社が製造・販売する 工作機械や建設機械などの製品にネットワーク接続機能を組み込んでおき、納品後もさまざまなデータを継続的に収集。稼働状況の モニタリングや分析を行うものです。近年「モノ消費からコト消費へ」という言葉が各種メディアで散見されています。これは商品の所 有に価値を見出す消費傾向を「モノ消費」、反対に商品やサービスを購入したことで得られる体験に価値を見出す消費傾向を「コト消 費」と呼んでおり、製品IoTは「コト消費」に関わる考え方です。 製品IoTを活用したサービスタイゼーション 多くの成功事例がニュースとなっている 製品IoTを語るには欠かせない2つのキーワードがあります。「サービスタイゼーション」と「セキュリティ」です。サービスタイゼーション とは、製品が生み出す付加価値に着目して、サブスクリプションモデルなどでその付加価値を販売するビジネスモデル。いま世界中の製 造業で広がっている考え方です。 弊社でも数多くの製品IoTを実施しております。例えば、IoT活用でため池を24時間監視し、災害を事前に検知し通知するシステムです。 課題として「ため池のモニタリングに無駄な人件費などがかなり費やされている」「水位・漏水検知などの業務も人手がかかり業務の効 率化が必要」などがありました。そこで「Toami」を活用し、遠隔監視、緊急時に関係各位への通知を実施するシステムを構築。導入した 結果「① ため池の状態をモニタリングし、現在の状態を把握」「② 今後の水位予測と漏水検知」「③ 状況に基づいた、アラートのリアル タイム通知」が可能となり大幅に人件費が削減されました。他の事例では某大手電機メーカー様で、IoTを活用することにより事後対応 から事前対応へのサービス革新をし、熾烈な国際競争において優位に立つことができました。稼働状況や不具合などをリアルタイムで 取得し、不具合の早期発見やメンテナンスの最適化でサービス品質向上につなげたという事例です。当該企業におかれては「プロジェク タの稼働状況をリアルタイムで監視したい「」不具合の早期発見や適切なタイミングでのメンテナンスでサービス品質の向上につなげ たい」という課題がありました。そこで「Toami」を導入し「①装置不具合/動作不良による表示品質低下の早期発見」「②稼働状態に合 わせた消耗品の適切なタイミングでの交換「」③リアルタイム監視による保守サービスの品質向上「」④製品品質向上のための情報の収 集、蓄積」が可能となりサービスの品質向上とともにコストの削減にも成功しました。さらにIoTを活用し、遠隔地(僻地)であってもリア ルタイムで設備状況を把握し、離島への保守対応を効率化した水道プラント設備の事例もございます。当該企業は「離島が多く、上下水 道設備に関するコストが膨らんでいた「」設備の状況・故障状況の把握ができない」という課題がありました。Toamiを導入した製品IoT 化により「①上下水道施設の状況・故障状況などのデータの見える化、リアルタイムモニタリング「」②リモートでの保守メンテナンスの サービス化「」③故障の予兆検知「」④離島の多い沖縄県内の水道事業体へのサービス提供、現地対応を削減し効率化」に成功し、保守対 応の効率化により、コスト削減ができました。 “コト売り”時代に乗り遅れないための製品IoT導入のポイント | Avnet
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弊社で手がけた案件以外にも有名な事例として全世界の建機40万台をネットワークで繋ぎ常時監視し、遠隔制御をするKOMTRAX(コ ムトラックス)というシステムを開発した建機大手企業コマツや、顧客が使用したジェットエンジンの推進力データから課金の算出を行 う、イギリス企業の従量課金サービスなどが話題となりました。日本は高い技術力を持ち、モノづくり大国と称されていますが、最近では 顧客がそもそも高い製品品質を求めていないというケースも多く、世界市場で勝ち残れなくなっています。サービスタイゼーションを 成功させるためにIoTを駆使し、ネットワーク接続されたセンサーやデバイスからデータを収集。AIにより分析し、顧客先で稼働している 機械の遠隔稼働監視や予兆保全を実現します。これらのデータ収集や分析には多くのシステムやサービスの活用が必要です。NSWで は、IoTプラットフォームシステム「Toami」、AI画像解析サービス「Toami Vision」、ビッグデータ解析システム「Toami Analytics」、マ イクロソフト社のクラウドサービス「Azure」、マイクロソフト社のIoT向けのLinuxディストリビューション「Azure Sphere」を活用して、 ワンストップで製品IoT化の実現をサポートしています。 製品IoT成功のもうひとつの鍵、セキュリティ IoTシステムを狙ったサイバー攻撃が数多く発生 IoTシステム構築において、もうひとつの大事な要素がセキュリティです。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)によれば、66%のIoT ネットワークでセキュリティ違反が発生しており、サイバー攻撃であるDDoS※攻撃のうち10%がIoTシステムを狙ったものとされてい ます。残念ながらIoTデバイスの70%が非暗号化ネットワークを利用し、50%は認証が弱く、結果66%が攻撃を許してしまっています。 有名な事例として2016年10月、DNSサービス・プロバイダのDynが大規模なDDoS攻撃を受けました。それにより同社DNSを利用 するNetflixやTwitterなどの有名サービスがアクセス不能になるという被害に発展。この攻撃の大部分はIoTマルウェアMirai※のボッ トネットによるもので、IoT機器が踏み台に利用され、何千万というIPアドレスが同社のネットワークを襲ったと言われています。 ※DDoS(Distributed Denial of Service)とは、インターネット上のトラフィックを増大させ、通信を処理しているネットワーク回線やサーバーの機能を占有する帯域飽和 型のサイバー攻撃のこと ※Miraiとは、脆弱なIoT機器に感染するマルウェア「Mirai」によって乗っ取られた、多数のデバイスで構成されたネットワークのこと 家電製造メーカー・医療機器メーカーの 製品IoTをNSWがサポート NSWでも数多くの製品IoTシステムの構築を手掛けていますので、一例として家電メーカーの事例をご紹介します。各家庭で購入し た家電の情報をインターネットでつなぎ、NSWのIoTプラットフォーム「Toami」でデータの解析・蓄積を実施。インターネットを介し、 使用しているお客様の運転状況を把握できる仕組みです。 このシステムにより、家電みまもりサービスや不具合の事前の発見、家電メーカーによる家電の使用状況の確認や保守の適切な削減 が可能になりました。また利用状況に基づいた製品開発へのフィードバックにより、製品品質の向上にも成功。メーカーサイドとしては 利用状況や運転状況の把握、解析したビッグデータを顧客サービス、マーケティング、製品開発などに活用することができるようになり ました。また新たな付加価値サービスとして海外拠点のデータ確認、日本で実施しているサービスの海外展開も可能となります。 その他の事例ではIoTの活用による装置のダウンタイム削減、医療サービスのクオリティ向上も挙げられます。お客様と販売代理店が 連携し、Toamiを介して医療機器の稼働状況や保守・メンテナンスサービスを常時監視。その結果、装置の不具合を事前に予測して発 見・対応する予知保全ができるようになりました。装置の計画的な管理によりサービス向上につながり、お客様満足度もアップしました。 システム構築でNSWの「Toami」が選ばれた理由は、大量データの蓄積やリアルタイムでの高速処理やバッチ処理システム、デバイス 管理機能、セキィリティ機能、外部サービス/システムとの連携機能などが挙げられます。他にもコスト面、設計・開発面、開発期間の短 縮や拡張性、運用面、メンテンスやセキュリティの面でもメリットがあり、スモールスタートでの運用が実現しました。画面追加やデータ 量の増大に伴う拡張性、運用・メンテナンスにおける稼働率99.9998%の高いパフォーマンスを持つ仮想基盤、24時間365日対応可 能なSEによる障害発生時の即時対応なども高い評価を受けています。 “コト売り”時代に乗り遅れないための製品IoT導入のポイント | Avnet
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■ビッグデータ活用で変わるデータ管理 リアルタイム処理 Toami ソーシャルメディア 交通情報 収集・保存 Azure AIによる 画像解析サービス・ビッグデータ解析 システムログ 統計データ 顧客情報 Toami Vision/Analytics データの特性に合わせて 様々な処理が必要 購買履歴 センサー ToamiとAzure、Azure Sphereの組み合わせによる 高セキュリティIoTプラットフォーム Toami on Azure Sphere 高い安全性を持つマイクロソフト社の「Azure」「Azure Sphere」の活用は、信頼ある製品IoTを実現させる上で重要な鍵となります。 NSWではマイクロソフト社のIoTデバイスソリューション「Azure Sphere」とIoTプラットフォームの「Toami」を融合したセキュアな IoTソリューション「Toami on Azure Sphere」をご提供。このソリューションは、エッジデバイスのセキュリティを高度に担保しつつ、 簡単にIoTシステムを構築できる環境をワンストップでお使いいただけます。このクラウド×エッジデバイスのセキュアなIoTプラット フォームの提供こそが、NSWがセキュリティに強いと言われる要因です。 またAI画像解析「Toami Vision」とビッグデータ解析「Toami Analytics」で現状の状態を把握することにより、競争力のある新サー ビス開発が可能に。つまりNSWは現場が抱えている課題のヒアリングから組織文化、現場の状況の把握、分析、設計、保守・運用にいた るまでワンストップで提案し、システムを構築できる数少ない会社と言えます。独立系システムインテグレターであるNSWはセンサー を含むハードウェアからソフトウェアまで、お客様にとって最も適した商品をしがらみなく選択し提案ができる点も強みです。 “コト売り”時代に乗り遅れないための製品IoT導入のポイント | Avnet
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製品IoTを実施するには経験・知識・技術+αを保有する ワンストップサービスベンダーを選ぶことが大切 セキュリティの重要性についてさらに詳しく見ていきます。セキュリティリスクが高まる要因として「デバイス数が多い(攻撃の対象が 多くなる)」「買い替えサイクルが長い(脆弱性があった場合に、攻撃期間が長期化する)」「CPUやメモリのリソースが少ない(セキュリ ティ機構の搭載が困難)」などが挙げられます。先述の通り、IoT機器に対するセキュリティリスクは甚大な被害に発展しかねません。現 在総務省が中心となってIoTセキュリティ向上を促す動きが盛んになっていることからもわかるように、しっかりとしたセキュリティ対策 を装着することは必要不可欠なこととなっています。セキュリティ面で失敗しないために重要となってくるのはベンダー選び。セキュリ ティ対策を講じ、かつ「モノ」から「コト」へのサービスを提供できる経験・知識・技術を保有し、ワンストップでサービスを提供できるベン ダーを選ぶ必要があります。その理由は数多くの専門業者に委託することにより、連携ミス・コスト高につながるケースが数多く散見さ れるからです。 NSWは工場IoT導入に際し、センサー選定から運用まで様々な相談に応じています。また、当社では導入実績100件以上を誇る、開発 を高速化するノンプログラミング基盤の備わった「Toami」と、ハードウェア・OS・クラウドサービスの3つで構成されたマイクロソフト 社の「Azure Sphere」を組み合わせたソリューション「Toami on Azure Sphere」を推奨しています。また自社でデータセンターも保 有しており、独自のクラウドサービスも提供しています。従来数値化が困難とされていたモノやコトを、カメラやIoTセンサーで数値化 するAI画像解析「Toami Vision」サービス、収集・蓄積したデータをAI解析する「Toami Analytics」や音声で操作するタフな現場向 けのハンズフリーのスマートグラス「RealWear」など幅広い提案を行うことができるのがNSWの強み。お客様の目的・ご予算・運営 方法に応じたワンストップサービスを行っています。 高度なセキュリティで現場を支える MicrosoftのAzure Sphere インターネット接続でセキュリティを担保することはもはや必要不可欠ですが、FirewallやVPNといった従来のネットワークレイヤの セキュリティだけでは守り切れなくなっています。機器そのものはローカルネットワークに繋げなくても、インターネット経由で可視化 したり、インターネット接続でセキュリティを担保することはもはや必要不可欠。Azure Sphere は、インターネットに接続されたデバイ スを高度なセキュリティで保護するエッジデバイス向けセキュアIoTプラットフォームです。多様化、複雑化が進む情報セキュリティ。そ のリスクに対応する高度なセキュア環境をMicrosoftがローコストで提供してくれます。今後爆発的に増えるIoTエッジデバイスを強 固に守ることで、サービスプロバイダ様やエンドユーザー様はIoTサービスの運用・利用に集中することが可能に。アヴネットはAzure Sphereの独占代理店としてMicrosoftとともに安全性の高いIoTサービス“Toami on Azure Sphere”の普及をサポートします。 関連製品紹介 [Toami on Azure Sphere] https://www.m2m-cloud.jp/m2m/toami_on_azure.html  [Toami] https://www.m2m-cloud.jp/  https://www.m2m-cloud.jp/m2m/events-03_015/ [Toami Vision] https://www.m2m-cloud.jp/vision/  [Toami Analytics] https://www.m2m-cloud.jp/analytics/  [RealWear] https://www.m2m-cloud.jp/smartdevice-rw/ “コト売り”時代に乗り遅れないための製品IoT導入のポイント | Avnet
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お問い合わせ先 アヴネット株式会社 エンベデッドソリューション部 Azure Sphere課 Mail:akk-azuresphere-support@avnet.com 日本システムウエア株式会社 サービスソリューション事業本部 ビジネスイノベーション事業部 Mai:l ml-iot@gw.nsw.co.jp Te:l 03-3770-0017 © Avnet, Inc. 2021. Avnet は米国 Avnet, Inc. の登録商標です。Avnet ロゴおよび Reach Further は 米国 Avnet, Inc. の商標です。その他、記載されている会社名、製品名は各社の登録商標、または商標です。