【医療業界・製造業向け】 Toami on Azure Sphereの活用事例

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IoT医療機器ソリューションシステムで 医療のあり方が大きく変わる 企業のIoT導入事例は年々増加しています。その中でも特にいま、IoT導入で注目されているフィールドといえば医療機関・医療機器分 野です。医療機関がIoTを導入するメリットとして一番大きいのが患者へのサービス向上。受診患者の背景にある情報をIoMT機器※で リアルタイムに収集できれば、即時的な診断や適切な情報提供ができるようになり、サービスの質が高まります。その他にも医療機器 の保守点検や修理、業務の効率化や人的ミスの削減など、様々な点においてIoT化は大変役立ちます。 日本システムウエアではIoTプラットフォーム“Toami”を活用した、医療機器へのIoT導入実績が数多くあり、その経験とノウハウを活 かし、医療機関への導入に向けた最適ソリューションを現在開発しています。今回は日本システムウエアが開発している、マイクロソフ ト社のAzure Sphereを活用した“ Toami 医療機器ソリューション監視システム”をご紹介します。 ※Internet of Medical Things。医療機器とメディカルシステムをネットワークでつなぐ考え方 IoTの発展により 医療分野には、大きな変革期が訪れている 情報通信技術の急激な発展を受けて医療業界では、情報通信機器を用いた遠隔診療が医療行為の一部として認められるようになりま した。IoTは患者のより詳細な健康管理をはじめ、離島や過疎地といった医療空洞化が進んでいる場所への医療の提供、災害時の医療 活動にも活用できるのです。 また様々な医療機器とメディカルシステムをネットワークでつなぐIoMT化により、患者のバイタル情報や診療情報がリアルタイムに データとして蓄積されビッグデータ分析ができるようになります。バイタル情報の収集・蓄積や検査データとの組み合わせによる正確 な体調把握。年齢や体質、社会的立場、生活習慣から導き出した具体的な改善策提案。蓄積されたデータからの新たな治療方法の提案 や画像データのAI分析など、IoTには医療分野の未来を大きく変える可能性が数多く秘められているのです。 医療機関の収益に貢献 医療機器をIoT化するメリット 医療機器IoT化のメリットには医療機関の収益貢献という面もあります。例えば、診療報酬は入院が短い方がアップしますが、大病院で 手術をした場合、患者の体調や精神的不安がどこまで落ち着いたら退院させるかの難しい判断を求められます。しかしIoTが導入され ていれば、IoT機器を患者が使う前提で大病院から地域の中小医療施設への逆紹介を行うことで、何かあればすぐに大病院に戻すルー トを地域連携部門が用意できます。このようにして最適な入院期間の設定を実現できるのです。 その他にもデータを正確に収集し判断できるようになると、処方ミスや投与ミスなどの医療過誤を抑制できますし、薬の飲み合わせや 処方量などを多忙な医師の判断だけに頼るのではなく、ビッグデータのAI分析の結果を元にしたAI・薬剤師・医師によるダブル・トリプ ルチェックを行うことが可能になります。院内の医療事務作業においても、データの自動出力やその場での患者情報の保存・保管、診 療報酬請求の自動化やペーパーレスなど、作業の効率化を期待できるのです。 IoT医療機器ソリューションシステムで医療のあり方が大きく変わる ｜ Avnet

患者の状態の各フェーズで活用できる Toami医療機器ソリューション 医療の現場において、患者の状態は急性期・回復期・慢性期・終末期という4つのフェーズに分けられます。それぞれのフェーズでIoT機 器は活用されており、日本システムウエアの“Toami 医療機器ソリューション監視システム及びAIソリューション”が利用できます。 日本システムウエアでは画像系のAIソリューションとして“ ToamiVision”、データ解析系では ”ToamiAnalytics”というプロダクト があり、短期間でのソリューション構築が可能。医療機器のメンテンスや保守をIoT化することにより作業効率の向上を図りつつ、幅広 いソリューションで現場改善できるのが“Toami 医療機器ソリューション監視システム”の強みです。日本システムウエアの強みを活か し、お客様の要望に応えるべく、更なる最適なソリューションを開発中です。 ■ 医療機器向け提供ソリューション IoT医療機器ソリューションシステムで医療のあり方が大きく変わる ｜ Avnet

米国では医療機器ネットワークの脆弱性が 数多く指摘されている このような医療機器ソリューションシステムを構築する際に忘れてはならないのが、セキュリティです。アメリカの病院では1台のベッド に平均10～15の医療機器がネットワーク接続されているという報告があります。しかしこれらの機器に外部からのネットワーク攻撃を 阻止する設計がなされていなかったケースが多く指摘されています。2016年に糖尿病の治療に用いられるインスリンポンプを第三者 が無線制御により不正アクセスし、インスリンの投与量を変更できる危険性が判明。10万人以上の顧客に製造企業から警告が通知さ れました。また2018年には、推定47万5000人に埋め込まれた心臓ペースメーカーのプログラムコマンドが、ハッキングによって書き 換えられる恐れがあるため、FDA（米国食品医薬品局）が製品リコールを指示。開発企業はファームウェア（電子機器に組み込まれたコ ンピュータシステムを制御するためのソフトウェア）を書き換えて対策しました。 日本では2020年5月に厚生労働省から「国際医療機器規制当局フォーラム(IMDRF)による医療機器サイバーセキュリティの原則及び 実践に関するガイダンスの公表について（周知依頼）」が発表されました。このガイダンスは企業を主な対象としていますが、医療のセ キュリティ確保は、企業側の努力だけでは不十分。医療事故が起きてから対策していたのでは間に合いません。今からサイバーセキュ リティに対する適切な認識を持ち医療機器へのセキュリティ強化をし、事故を未然に防ぐ必要があるのです。 IoT医療機器ソリューションシステムで医療のあり方が大きく変わる ｜ Avnet

企業がIoTを導入する際のハードルとなる セキュリティ面も万全 日本システムウエアのToami 医療機器ソリューション監視システムは、ベースソリューションとして“ Toami on Azure Sphere”を採 用しています。これはノンプログラミングでの高速開発ができ、カスタマイズが可能なIoTプラットフォーム“Toami”とセキュリティプ ラットフォームであるMicrosoftの“Azure Sphere”を組み合わせたIoTソリューションです。このAzure Sphereには「多層防御での デバイス保護」「柔軟性のある設備配置」「無線によるOSやデバイスのリアルタイム更新（OTA）」など、進化する新たな脅威への対策 となる数多くの機能があり、企業がIoTを導入する際のハードルとなるセキュリティへの課題を解消するものになっています。 その他にもハイブリッドな構成が可能な点やオープンプラットフォームとして様々なOS、DB、言語に対応している点、堅牢なグローバ ルデータセンターを持つといったアドバンテージを持つ“Microsoft Azure”は、高水準のセキュリティ技術と圧倒的な導入事例をあ わせ持つクラウドサービスです。 高度なセキュリティで現場を支える MicrosoftのAzure Sphere 今や医療の現場はFirewallやVPNといった従来のネットワークレイヤのセキュリティだけでは守り切れなくなっています。機器そのも のはローカルネットワークに繋げなくても、インターネット経由で可視化したり、インターネット接続でセキュリティを担保することはも はや必要不可欠。Azure Sphere は、インターネットに接続されたデバイスを高度なセキュリティで保護するエッジデバイス向けセ キュアIoTプラットフォームです。多様化、複雑化が進む情報セキュリティ。そのリスクに対応する高度なセキュア環境をMicrosoftが ローコストで提供してくれます。今後爆発的に増えるIoTエッジデバイスを強固に守ることで、サービスプロバイダ様やエンドユーザー 様はIoTサービスの運用・利用に集中することが可能に。アヴネットはAzure Sphereの独占代理店としてMicrosoftとともに安全性の 高いIoTサービス“Toami on Azure Sphere”の普及をサポートします。 IoT医療機器ソリューションシステムで医療のあり方が大きく変わる ｜ Avnet

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