可燃ガス・有毒ガス・腐食ガスを安全に圧縮！液封式圧縮機「NNC/ZVC」

液封式圧縮機 低圧用圧縮機 ZVC型圧縮機（～0.2MPa） 高圧用圧縮機 NNC型圧縮機（0.2～045MPa） を可動 安 全燃 的 部 にガ分 圧スは 縮・回 ！有転 毒体 ZVC型圧縮機 低圧用 ガのみ スの ・シ 腐ン 食プ ガル構 ス造 NNC型圧縮機 高圧用 1 非接触回転式×液封式 3 標準化設計により、短納期対応 ポンプ内部で金属接触が無く、封液でガスが 電動機・圧力に対応した標準設計で迅速化を実現。 シールされるため、安全な圧縮が可能。 2 吐出圧力に合わせて、 4 ご要求仕様に柔軟に対応 最適な機種が選択可能 性能・材質や軸封の要求に柔軟に対応。 ・ ～0.2MPa 1作動型圧縮機 ZVC型（低圧用） ・ 0.2～0.45MPa 2作動型圧縮機 NNC型（高圧用） ・ 0.45MPa以上 組み合わせ ZVC＋NNC／NNC＋NNC

ZVC型圧縮機（1作動型）低圧用 ～0.2MPa 圧力差の小さい作動域で優れた性能を発揮する 汎用性の高い圧縮機 ▶温度上昇が少なく安全にガスを圧縮・移送 3 2 ▶吐出圧力0.2MPaまでを効率よく圧縮 ▶部品への負荷が小さく維持費が大幅に削減 ▶標準化により短納期・低コスト化を実現 エンド側 ガスと封液の流れ ❶封液はポンプ下部の補給液口より 入ります。 ❷エンド側から見て左側よりガスを吸 引します。 ❸インペラー空間にてガスと封液は 合流し、エンド側から見て、右側より 1 ガスの流れ（吸気側） 排出されます。 ガスと封液の流れ(排気側) カップリング側 封液の流れ ZVC型圧縮機について ZVCシリーズは大気圧から０．２MPaの低圧の吐出域を対象とした ■ZVC型想定仕様領域 １作動型圧縮機です。 2作動型は圧力差の大きい吐出圧力領域で圧縮効率に優れている 25 のに対し、1作動型は圧力差の小さい吐出圧力領域で圧縮効率に 20 優れた性能を発揮します。 15 ZVC型は圧縮効率の良さに加え、真空ポンプとの部品共通化に 10 よりコストパフォーマンス性に優れ、さらに汎用性があり信頼性の 5 高い製品です。 00 0.05 0.1 0.15 0.2 0.25 吐出圧力［MPa G.］ ZVC型圧縮機作動原理 ■1作動ZVC型 封液を回転中心から偏心したケーシングに半分程度満し、回転方向 インペラー 回転中心部にインペラーを設け、インペラーを回転させる と封液はケーシング内壁に沿って流れ、水環流を形成し、 排気ポート 吸気ポート その内部に三日月状のガス通路が1か所形成されます。 ケーシング ガス通路の膨張する部分に吸気ポートを、縮小する部分に 排気ポートを設けると、ガスを連続して吸引し、圧縮した後、 排気することができます。1回転で１度吸排気を行うため、 １回転１作動型と呼ばれます。 1作動型は真空ポンプならびに低圧圧縮機において静寂 セル 水環流 かつ効率よく運転できます。 吸込量［m3/min］

NNC型圧縮機（2作動型）高圧用 0.2～0.45MPa 圧力差の大きい作動域で優れた性能を発揮し、 汎用性を有する圧縮機 1 2 エンド側 ▶温度上昇が少なく安全にガスを圧縮・移送 ▶高い吐出圧力に確実に対応 ▶部品への負荷が小さく維持費が大幅に削減 ▶標準化により短納期・低コスト化を実現 1 2 3 ガスと封液の流れ ❶封液はポンプ上部の補給液口2か所 より入ります。 ❷エンド側から見て右側2か所よりガ スを吸引します。 ❸インペラ液相に供給された封液と圧 縮されたガスは、エンド側から見て 3 ガスの流れ（吸気側） 左側2か所より排出されます。 ガスと封液の流れ(排気側) カップリング側 封液の流れ NNC型圧縮機について ＮＮＣシリーズは吐出圧力が０．２～０．４５MPaで効率的な性能を発 ■NNC型想定仕様領域 揮するように設計された２作動型圧縮機です。 ２作動型はナッシュタイプとも呼ばれ、中でも圧縮機は重要生産設 25 備において中心的な役割を担っている信頼性の高い機種で、現在 20 でも数多く採用されています。 15 ニクニでは本タイプをシリーズ化することにより、細やかな要求事 10 項にも対応するとともに短納期化・低コスト化を実現しました。 5 0 0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 吐出圧力［MPa G.］ NNC型圧縮機作動原理 ■2作動NNC型 回転方向 封液を楕円形状のケーシングに半分程度満たし、中心部に インペラー インペラーを設け、インペラーを回転させると封液はケーシ 吸気ポート 排気ポート ング内壁に沿って流れ、水環流を形成し、その内側に三日月 状のガス通路が2か所形成されます。ガス通路の膨張する部 ケーシング 分に吸気ポートを、縮小する部分に排気ポートを設けると、 ガスを連続して吸引し、圧縮した後、排気することができ ます。半回転で吸排気を1度行い、1回転では2度吸排気を行う ため、1回転2作動型と呼ばれます。 排気ポート 吸気ポート 圧力による荷重がシャフト軸に対して対向するため、圧力差 によるシャフト荷重がなく、コンパクトな設計を可能にします。 セル 水環流 吸込量［m3/min］

組合わせ運転（2段階圧縮） 高圧側にNNC、低圧側にZVCもしくはNNCを連動することで吐出圧力0.45～0.8MPaの運転にも効率よく運転する ことが可能となり、さらに運転範囲の拡大を図ることができます。 ■2段圧縮の例 想定性能 1段目NNC422諸元 2段目NNC407諸元 25 ・吸込圧力 0.012MPa G. ・吸込圧力 0.21MPa G. NNC422 m3/min ・吐出圧力 0.22MPa G. ・吐出圧力 0.71MPa G. 20 ・吸込量 18.5m3/min ・吸込量 7.2m3/min 15 NNC407 ・電動機 110kW ・電動機 120kW m3/min10 200 ・回転速度 1160min-1 ・回転速度 1760min-1 150 5 kW kW 100 50 0 0 0 0.1 0,2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 吐出圧力［MPa G.］ ニクニ圧縮機体系 25 1段圧縮 20 2段圧縮 15 10 ZVC NNC NNC+ZVC（NNC） 5 または NNC 0 0 0.1 0,2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 吐出圧力［MPa G.］ ※性能は吸込圧力が大気圧の時のものです。 液封式圧縮機の主な用途 ●吸込みガス アセチレン、ブタジエン、その他炭化水素系ガス、VCM、水素、窒素、酸素、オゾン、塩素 ●封液 水、９８％硫酸、酢酸、フェノール、各種有機液 製品改良のため、カタログ記載事項は予告なく変更する事がありますのでご了承下さい。 本社営業部 〒213-0002 神奈川県川崎市高津区二子5-8-1 第3井上ビル2階 2019.11 　　　　TEL. 044-833-1121　FAX. 044-833-6482 www.nikuni.co.jp（Japanese） 名古屋営業所 〒464-0850 愛知県名古屋市千種区今池4-15-3 浅井ビル5階 nikunijapan.com（English） 　　　　TEL. 052-741-7301　FAX. 052-741-7303 大阪営業所 〒541-0048 大阪府大阪市中央区瓦町4-5-9 井門瓦町ビル8階 　　　　TEL. 06-6205-7001　FAX. 06-6205-7031 福岡営業所 〒810-0074 福岡県福岡市中央区大手門3-10-9 大木大手門ビル4階 　　　　TEL. 092-725-0041　FAX. 092-725-0042 出張所 山形、福山 サービスセンター 東日本、西日本 現地法人 シカゴ、上海、台北 吸込状態吸込量［m3/min］ 吸込状態吸込量［m3/min］ 軸動力［kW］