つばき曲線搬送用プラスチックモジュラーチェーン　WTU3015T-K形

新発売 プラスチックモジュラーチェーン WTU3015T-K形 トップチェーン

プラスチックモジュラーチェーンに 曲線搬送による90度・180度・S字カーブなど様々なレイアウトでの搬送が可能です。 プラスチックモジュラーチェーンの特長であるメンテナンス性、搬送物のキズ付きの抑制により便利で効率のよい搬送 を実現。「曲線ベルトでの端部のほつれやメンテナンスに手間がかかる」「金属製メッシュベルトでの金属粉発生、メタ ルコンタクトを避けたい」などWTU3015T-K形プラスチックモジュラーチェーンは曲線搬送の環境改善を提案します。 特長 プラスチックモジュラーチェーンで様々なカーブレイアウトが可能 注）コンベヤフレームは対応しておりません 度カーブ 度カーブ 字カーブ 1

曲線搬送用を新たにラインアップ 特長 チェーンの切継ぎや部分補修などのメンテナンスが容易 本体ピンの抜け止めに、切継ぎし易いプラグを採用。 金属製メッシュベルトや平ベルトと比べメンテナンスが容易。 先の細いマイナスドライバなどを チェーン側面のプラグに当てます ① ② テコの要領でプラグを本体から外します プラグ 特長 浮上がり防止アタッチメント（タブ）に超低摩擦・耐摩耗（ALF）仕様を採用 超低摩擦・耐摩耗(ALF) 仕様を採用することによりレールとの動摩擦係数を低減。 摺動抵抗を減らすことにより作用張力の低減・省エネ化が可能。 ドライ雰囲気での摩耗粉の発生を抑制。 浮上がり防止アタッチメント（タブ） 2

用途例 ダンボール箱搬送 スーツケース搬送 トレイ搬送① トレイ搬送② 飲料容器搬送① 飲料容器搬送② スピード・搬送物・重量・環境・用途などにより使用 業界別アイコン できない場合があります。その他用途・条件がござい ましたら当社までお問合せください。 物流 製パン・食品 飲料 製缶 3

プラスチックモジュラーチェーン 曲線搬送用 WTU3015T-K形 最小横曲り半径 R( センター )= チェーン幅×2.5 最小横曲り半径 R= チェーン幅×2 X 最小横曲り半径 R= チェーン幅×2 6.35 12.7 25.8 10 10 25 3 3 25 28 28 チェーンピッチ 開孔率 バックベンド半径 mm % mm 30 27 20 最大許容張力 最大許容張力 チェーン 許容速度m/min 形式 仕様 仕様 使用温度範囲 記号 外観色 kN/m｛kgf/m｝ kN｛kgf｝ 概略質量 搬送 ㎏ /m2 ℃ ピン材質 直線搬送 曲線 潤滑有 潤滑なし WTU3015T 25｛2549｝ 1.3｛133｝ 8.5 －20 ～（60）80 特殊エンプラ 普通 B ブルー 50 WTU3015T-SUSP 30｛3059｝ 2.3｛235｝ 12.8 －20 ～ 80 ステンレス鋼 注） １. 注文生産品です。 ２. 最大許容張力は常温（20℃）における値で、チェーン幅全体に均一に張力が作用した場合のものです。使用される条件（温度・速度等）により異な るため、チェーンの能力線図を参照ください。上記チェーン仕様表の最大許容張力はチェーン幅1mに合わせて、（検討されるチェーン幅X）× （チェーン幅1mの最大許容張力）にて算出してください。 ３. 使用温度範囲の（カッコ内数値）はウェット条件の場合です。 ４. 浮上がり防止アタッチメント（タブ）の材質は超低摩擦・耐摩耗（ALF）仕様となります。 ５ . プラグの外観色はイエロー（材質：ポリアセタール）です。 ６ . ユニットのリンク数（チェーン幅）：80（K09 ～ K18）、40（K21 ～ K30） ●形式 チェーン幅 普通　B 普通　B（ステンレスピンタイプ） X 形 式 形 式 228.6 WTU3015T-K09-B WTU3015T-K09-B-SUSP 304.8 WTU3015T-K12-B WTU3015T-K12-B-SUSP 381.0 WTU3015T-K15-B WTU3015T-K15-B-SUSP 457.2 WTU3015T-K18-B WTU3015T-K18-B-SUSP 533.4 WTU3015T-K21-B WTU3015T-K21-B-SUSP 609.6 WTU3015T-K24-B WTU3015T-K24-B-SUSP 685.8 WTU3015T-K27-B WTU3015T-K27-B-SUSP 762.0 WTU3015T-K30-B WTU3015T-K30-B-SUSP 注） １. チェーン幅は3インチ（76.2mm）単位が標準編成です。 ２. チェーン幅Xは呼称幅であり、実際の幅は20℃時でX+0　 −0.7 ％です。また幅は温度変化に膨張、収縮します。膨張、収縮は20℃を基準として 0.00012/℃ です。 ３. チェーン幅は最大30インチ（762㎜）となります。 ●形番表示例 形式 チェーンピッチ リンク形状 タブ チェーン幅 仕様記号 ピン材質 リンク数 単位 WTU 30 15 T － K09 － B － SUSP ＋ 80 L 30：30mm 5 :クローズタイプ 注）2 無 記 号 ：プラピンタイプ 注）3 L : リンク 注）1. 注文時は文字・記号の間はスペースをつめてください。 S U S P ：ステンレスピンタイプ 　 2. チェーン幅に関しては上記形式の表よりご確認ください。 　 3. 最小数：2、最大数：99999。 4 30 30 10.1 10.1 進行方向

スプロケット & アクセサリ ●分割形スプロケット WTU-SW3010-14T WTU-SW3010-14T40S 38 38 23.6 23.6 φDh φDh H d 形番 歯数 ピッチ円直径 外径 軸穴 軸穴寸法 キー溝 ハブ直径 概略質量 材質 ボルトの 締付トルク DP Do 形状 d W H Dh kg 本体 ボルト・ナット N・m{kgf・m} WTU-SW3010-14T30 丸 φ30 8 33.3 0.24 強化ポリアミド WTU-SW3010-14T40 14 134.82 135 φ40 12 43.3 93 ステンレス鋼 5.7{0.58} 0.23 （ブラック） WTU-SW3010-14T40S 角 40.3 - - 注） １. 在庫品です。 ２ . 使用温度範囲：－20 ～ 80℃。 ３ . 分割形スプロケットのペアは、他のペアと混合組合せしないでください。 ４. 角穴スプロケットは、チェーンとコンベヤの熱膨張差、チェーンとスプロケットの据付け誤差を吸収するため、シャフトとはルーズフィットとし ています。丸穴スプロケットはタイトフィットとなります。 ５. 上記歯数、材質以外も製作いたします。 ６. シャフト仕様はみがき棒鋼をご使用ください。 ●走行レール・受けレール ■V-6S形レール 12.3 6.3 取付け前 取付け後 形番 材質グレード 外観色 長さm 使用温度範囲℃ PR-V6S-W-30M 10-100EX 白 30 － 20～ 60 注） 1. 標準品（出荷目安：2～ 3営業日です）。 2. 寸法は押出成形品のため目安となります。 5 φDo φDP 13.8 3 WTU-SW3010-14T W φd φDo φDP WTU-SW3010-14T

カーブドプラレール(外側タブ受け専用) 本体レール（搬送側と戻り側は同一のもの） 4 50 25 25 ボルト取付穴 皿ボルト用 チェーン横曲 A り半径R（チェーンセンター） B ボルト取付穴詳細図 ■レール配置例 90° チェーン横曲り半径R（チェーンセンター） φ13 C φ7 19 V-6S形レール注） 30 （M6皿ボルト用） 4 カーブドプラレール（外側タブ受け専用） 注）V-6S形はスプリングピン等で、チェーン進行方向 　 先頭に固定してください。 材質グレード 外観色 使用温度範囲℃ PLF 白 －20～ 60 セット形番 本体レール形番 チェーン幅 チェーン横曲り半径R 注）2 （インチ） （チェーンセンター） A B C PR-WTU3015T-K09R571.5PLF-S PR-WTU3015T-K09R571.5PLF-R 228.6（K09） R571.5 R630.8 R660.8 R641.8 PR-WTU3015T-K12R762PLF-S PR-WTU3015T-K12R762PLF-R 304.8（K12） R762.0 R859.4 R889.4 R870.4 PR-WTU3015T-K15R952.5PLF-S PR-WTU3015T-K15R952.5PLF-R 381.0（K15） R952.5 R1088.0 R1118.0 R1099.0 PR-WTU3015T-K18R1143PLF-S PR-WTU3015T-K18R1143PLF-R 457.2（K18） R1143.0 R1316.6 R1346.6 R1327.6 PR-WTU3015T-K21R1333.5PLF-S PR-WTU3015T-K21R1333.5PLF-R 533.4（K21） R1333.5 R1545.2 R1575.2 R1556.2 PR-WTU3015T-K24R1524PLF-S PR-WTU3015T-K24R1524PLF-R 609.6（K24） R1524.0 R1773.8 R1803.8 R1784.8 PR-WTU3015T-K27R1714.5PLF-S PR-WTU3015T-K27R1714.5PLF-R 685.8（K27） R1714.5 R2002.4 R2032.4 R2013.4 PR-WTU3015T-K30R1905PLF-S PR-WTU3015T-K30R1905PLF-R 762.0（K30） R1905.0 R2231.0 R2261.0 R2242.0 注） １. 注文生産品です。 ２. レールはチェーンの最小横曲り半径を基準として製作しております。 ３. レールは外側タブ受け専用となります。他の箇所では使用できません。 ４. 上記以外の角度、チェーン横曲り半径をご検討の際は当社までお問合せください。 ５. セット：本体レール2本の組合せを示します。 ６. WTU3015T-K形のカーブドプラレールには材質グレード：低摩擦・耐摩耗（PLF）を推奨します。 6 50 9 25 2.5° 8° 8° 45° 8° 25 8° 8° 0.5 2.5° 9

選定・取扱 　選定上の注意 注）1. 本体および特殊エンプラ、ステンレスの耐食性も考慮した 　 ものです。 ●衝撃がかかる、あるいは異物の噛込みが予想される使用条 　 2. スプロケット、プラレールについては、つばきトップチェーン 件では、プラスチックトップチェーンの破損や切断が懸念 　 カタログをご参照ください。 されるため推奨しません。金属製トップチェーンの採用を ご検討ください。また、コンベヤ起動時は（インバータ制 　手順1. 搬送条件の確認 御などで）スロースタートで立上げ、停止時はスロー停止 １）搬送物 してください。 ①容器または搬送物の材質 ●摩耗性介在物が存在する条件で使用される場合、プラスチ ②１個あたりの質量 ックトップチェーンの早期摩耗を誘発します。金属製トッ ③形状、寸法 プチェーンの採用をご検討ください。 ●特殊な液体（酸、アルカリ等の薬品や溶剤）がプラスチッ ２）搬送の経路 クトップチェーンにかかる場合、また特殊な条件（紫外線等） ①直線搬送、曲線搬送 でプラスチックトップチェーンを使用される場合は当社ま ②コンベヤ長さ、幅 でご相談ください。 ③レイアウト ●水がかかる条件でプラスチックトップチェーンを使用され ④スペース た場合、樹脂の自己潤滑性が損なわれ比較的短期間で寿命 に至ることがあります。特にステンレスピンタイプでその ３）搬送条件 傾向が強いため、水がかかる条件ではプラピンタイプを推 ①搬送量 奨します。 ②搬送間隔 ●超高分子量ポリエチレン（UHMW-PE）製アクセサリ、ス ③コンベヤ速度 プロケット、アイドラホイールの使用温度は－20～ 60℃で ④潤滑の有無 す。また蒸気のかかる条件では使用しないでください。 ⑤搬送物のストックの有無（アキュムレートの有無、割合） ●プラスチックトップチェーンは可燃性です。使用可能温度 以上あるいは、火気近くでは使用しないでください。燃焼 ４）搬送の雰囲気 して危険な有毒ガスを発生することがあります。 ①温度 ②薬品、水、湿度などの腐食条件（表１参照） 　各種液体に対する耐食性 ③ガラス破片、塗料屑、金属粉、砂などの摩耗促進物の有無 チェーンを選定の際は、表 1からその材質が十分なものであ ④紫外線照射の有無 るかチェックしてください。なお、この表は 20℃雰囲気にお ける結果であり保証の程度を表したものではありません。実 　手順2. レール材質の選定 際の使用にあたっては、温度・使用条件などを総合的に検討 チェーン仕様から適切なレール材質を選択してください。 してください。濃度表記の無い試薬は飽和状態または 100% 溶液です。溶液を混合して使用する場合は、条件が変わりま 表2．レール材質の選定表 すのでご注意ください。 潤滑（無）潤滑（有） レール材質 摩耗性介在物 表1．各種液体に対する耐食性 無 有 無 有 ステンレス B D A A B仕様 B仕様 B仕様 B仕様 液体名 スチール A C B B 特殊エンプラ ステンレス 液体名 特殊エンプラ ステンレス A： 特に推奨 ピン ピン ピン ピン プラレール （Pレール） D × A × B ： 推奨 アセトン ○ ○ 次亜塩素酸ソーダ × × PMWレール C： 「 可」の中での 油（植物、鉱物） ○ ○ 硝酸(5%) × × PLFレール B × A × 　 推奨 アルコール ○ ○ 食酢 △ △ Mレール D： 「 可」 SJ-CNOレール A × × × アンモニア水 △ ○ 水酸化カリウム × × ×： 不適当 ウイスキー ○ ○ 飲料水・コーヒー ○ ○ 1.推奨金属レール＝冷間圧延材。 2.スチールレールは油潤滑の場合を示しています。 塩化ナトリウム ○ ○ 石鹸水 ○ ○ 塩酸（2%) × × 乳酸 △ ○ 材質・色 特長 海水 △ △ パラフィン ○ ○ ●最も一般的なレール 過酸化水素(3%) × × ビール ○ ○ ●削加工または押出成形品 水酸化ナトリウム（苛性ソーダ(25%)) × ○ フルーツジュース ○ ○ プラレール ●超高分子量ポリエチレン ●プラスチックトップチェーンの場合、 （Pレール） （外観色： 白または緑色） 　ウェット条件での使用推奨 ガソリン ○ ○ ベンゼン ○ ○ ●吸水性が少なく、耐薬品性、耐衝撃性 ギ酸（25%) × × 水 ○ ○ 　にも優れます ギ酸アルデヒド × ○ 野菜ジュース ○ ○ PMWレール ●低摩擦・耐摩耗性 ●Pレールよりも低摩擦で、耐摩耗性が 牛乳・バター ○ ○ ヨウ素（ヨード) × × PLFレール 　超高分子量ポリエチレン 　あるレール クエン酸 × × 硫酸(5%) × × 　（外観色： 白色） ●削加工または押出成形品 クロム酸（5%) × × リン酸(10%) × × Mレール ●特殊ポリアミド ●ドライ条件専用レール SJ-CNOレール （Mレール : 外観色： 青色） ●耐摩耗性を保持 酢酸(10%) × × ワイン ○ ○ （SJ-CNO : 外観色： 紫色） ●削加工品 四塩化炭素 ○ ○ キシレン ー △ 注）使用温度範囲 プラレール（Pレール）・ PLFレール・ PMWレール ： －20～60℃ ○：耐食性十分あり ×：耐食性なし Mレール ・ SJ-CNOレール ： －20～80℃ △：使用条件により耐食性あり －：不明 7

　手順3. チェーンに作用する張力の計算 ■直線搬送 ■係数の決定 1）チ ェーンに作用する張力、所要動力の計算 (一般コン ベヤ ) 表3.プラスチックモジュラーチェーンとレールの動摩擦係数（μ1） 仕様 潤滑条件 ステンレス スチール プラレール PMW Mレール SJ-CNO PLF S1 S2 潤滑なし・水潤滑 0.25 0.20 0.18 B 搬送部 アキュムレート部 石鹸水潤滑 - - 0.15 0.12 表4.プラスチックモジュラーチェーンと搬送物の動摩擦係数（μ2） 仕様 潤滑条件 金属缶 ガラスビン プラ容器 紙パック 潤滑なし・水潤滑 0.25 0.22 0.25 0.31 B 石鹸水潤滑 0.14 0.15 0.20 注）SI 単位と重力単位 注）1. 常温（50℃以下）での動摩擦係数です。高温（50℃を超える）の 計算式は SI 単位と、重力単位を併記しています。 場合は動摩擦係数 0.35 を適用してください。 重力単位で張力F を計算する場合、重力単位の重量（kgf） 2. この動摩擦係数データは当社実験によるものです。動摩擦係数 は SI 単位の質量（kg）と同一の数値です。 値はチェーンの汚れ、搬送物の底面形状等により若干の差異が F ＝チェーンに作用する張力 kN｛kgf｝ 生じます。特に紙パック、紙缶は底面形状、紙材質等により動 m1 ＝チェーン概略質量 （kg/m） 摩擦係数値に大きな差が生じますので搬送物毎に動摩擦係数の 「チェーン概略質量算出方法」 測定をお勧めします。表3、4の数値は張力計算に活用ください。 1m長さあたりのチェーン概略質量を算出します。 3. Ｍレールと SJ-CNOはドライ条件専用レールです。（表 2参照） 使用を検討しているチェーン幅をAmmとした場合 4. 水潤滑の場合、搬送物の種類によっては表 3、4 の値より大き m1= チェーン概略質量（カタログ値（kg/m2））×A/1000 くなり吸着現象が生じる場合があります。 S1 ＝搬送部の長さ （m） 表5. 曲線用レール使用時の角度係数（α L）、長さ係数（α S） m2 ＝搬送部の搬送物質量 （kg/m） トッププレート 横曲り角度 S2 ＝アキュムレート部の長さ （m） 材質 潤滑状態 30° 60° 90° 120° 150° 180° m3 ＝アキュムレートの搬送物質量 （kg/m） 角度 潤滑なし・水潤滑 1.15 1.30 1.50 1.70 1.90 2.20 μ 係数 B １ ＝チェーンとレールとの動摩擦係数　　 （ 表 3 参照） （α L） 石鹸水潤滑 1.10 1.15 1.25 1.35 1.50 1.60 μ２ ＝アキュムレート部のチェーンと 長さ係数（α S） 0.5 1 1.6 2.1 2.6 3.1 　搬送物の動摩擦係数 （表 4参照） P ＝所要動力 （kW） ■チェーン能力線図 V ＝チェーン速度 （m/min） η注） ＝駆動部の伝達機械効率 WTU3015T（直線搬送） 注）伝達機械効率は、使用される駆動装置をご確認ください。 ピン材質：特殊エンプラ(実線) ピン材質：ステンレス(点線) {kgf/m} kN/m 3569 35.0 SI 単位（kN） －20℃≦t≦40℃ チェーンに作用する張力 3059 30.0 最 F= 9.80665 × 10－｛3（2.1m1 ＋m2）S1・μ 大2549 25.0 1 ＋（2.1m1 ＋m3）S2・μ1 ＋m3・S2・μ2｝ ……（1） 許 21.4 容 2039 20.0 張 17.9 1703 16.7 40℃＜t≦60℃ 所要動力 力 1531 15.0 1417 13.9 1132 11.1 11.9 F・V 1020 10.0 9.9 P ＝ 948 9.3 7.9 60 η 510 5.0 60℃＜t≦80℃ 6.6 重力単位（kgf） 0 10 15 20 30 40 50 チェーンに作用する張力 ※t=温度 チェーン速度 m/min F=（2.1m1 ＋m2）S1・μ 1 ＋（2.1m1 ＋m3） ……（1） WTU3015T（曲線搬送） S2・μ 1 ＋m3・S2・μ2 ピン材質：特殊エンプラ(実線) ピン材質：ステンレス(点線) 所要動力 {kgf} kN 306 3.0 F・V ①－20≦t≦40℃ P ＝ ②40℃＜t≦60℃ 6120 η 255 2.5 ① ③60℃＜t≦80℃ 最 143 2.3 大 許 204 2.0 容 1.6 張 153 1.5 力 ① ② 133 1.3 102 1.0 ③ 92 0.9 ② 0.9 71 0.7 51 0.5 ③ 0.6 0.5 0.3 0 10 15 20 30 40 50 ※t=温度 チェーン速度 m/min 8

■曲線搬送（曲線部１箇所）の計算 ■曲線搬送（曲線部２箇所）の計算 基本的には、直線搬送の場合と同様です。コーナ部の作用 曲線部をレール等で摺動させる場合は、90 度カーブ２箇所 張力は、角度係数により補正します。 までとしてください。チェーンの脈動の原因となります。 下図の搬送経路について計算例を示します。 より多くの曲線部を設置したい場合は、コンベヤの分割を 曲線搬送の場合はチェーンに作用する張力F に加えて、曲 検討してください。 線部でチェーンに作用する張力F αを計算します。 曲線搬送の場合はチェーンに作用する張力F にくわえて、 チェーンとレールが摺動する曲線搬送では潤滑されること 曲線部でチェーンに作用する張力F αを計算します。 を推奨します。特に 90°を超える横曲り角度の場合は、比較 的短期間でチェーンまたはレールが偏摩耗し、チェーンが 駆動部 浮き上がる可能性があります。 L L2 1 駆動部 ｒ 戻り側 L3 FA FC ｒ FB 戻り側 L2 L4 L1 ｒ L 従動部 5 FB L FA 3 FF L FE 1 駆動部 L2 従動部 FD L Fc FD 1 L3 駆動部 搬送側 L2 L4 L5 搬送側 L3 従動部 F = 9.80665 × 10－3　・F F（kN）…（1） 従動部 戻り側張力 　〔A部張力：F 〕A F = 9.80665 × 10－3　　・F D（kN）…（1） F A＝m（1 L1+L2）μ1・αL 90° L2 ＝r×αS 90° 　〔B部張力： 戻り側張力 F 〕B F 　〔A部張力：F 〕 B＝｛F A＋m（1 L3+L4）μ1｝αL 90° A L F 4 ＝r×αS 90° A ＝m1（L1+L2）μ1・αL 90° 　〔C部張力：F 〕C L２＝r ×αS 90° F C＝1.1×（F B＋m1・L5・μ1） 　〔B部張力：F 〕B FB ＝ 1.1 ×（FA ＋m1・L3・μ 搬送側張力 1） 　〔D部張力：F 〕D 搬送側張力 F D＝｛F C+（m1+m2）（L4+L5）μ1+m（3 L4+L5）μ2｝・αL 90° 　〔C部張力：F 〕C L4＝r×αS 90° F 　〔E部張力：F 〕C＝｛FB+（m1+m2（）L2+L3）μ1+m（3 L2+L3　）μ2}・αL 90° E L F ２＝r ×αS 90° E＝｛FD+（m1+m2）（L2+L3）μ1+m（3 L2+L3）μ2｝・αL 90° 　〔曲線部のチェーンに作用する張力 : F L α〕 2＝r×αS 90° 　　　F 　〔曲線部のチェーンに作用する張力 : F α〕 α = Fc × 2 F αが、チェーン曲線部の最大許容張力以下であれば 　　　F α = FE × 2 F αが、チェーン曲線部の最大許容張力以下であれば使用可能です。曲線部の最大許容張力は、曲線搬送 使用可能です。曲線部の最大許容張力は、曲線搬送 チェーン能力線図を参考にコンベヤ速度および使用 チェーン能力線図を参考にコンベヤ速度および使用 雰囲気温度を加味して算出してください。チェーン 雰囲気温度を加味して算出してください。チェーン 能力線図は 8ページを参照ください。 能力線図は 8ページを参照ください。 　〔D部張力：F 〕D 　〔F部張力：F 〕 FD ＝FC+｛（m1+m2）L1・μ1+m3・L1・μ2} F F F＝F E＋（m1+m2）L1μ1＋m3・L1・μ2 9

　手順4. チェーン幅の決定 ■シャフト仕様と常用ベアリングユニット 注）1. ひしフランジ形・角フランジ形のTP-C 以降は、当 チェーン幅の決定 　　 社トップチェーンアクセサリのコードのみを示して （1）式で求めたチェーンに作用する張力F（kN）を、チェー 　　 います。 ン幅 1m当たりの作用張力F '（kN/m）に換算します。 　 2. 使用温度範囲：－ 20～ 80℃ 1000F F ’＝　　 …（2） 表6. WTU-SW3010-14T30 チェーン幅（mm） シャフト ベアリングユニット チェーン 仕様 張力（F'） 軸受内径 ピロー形 ひしフランジ形 角フランジ形 の制限 （2） 式で求めたチェーン幅1m換算張力F'が、チェー φ 20 UCP204 TP-C54204,59204UCFL204 UCF204 1.0kN/m以下 のみ適用 ン の 最 大 許 容 張 力 以 下 で あ れ ば 使 用 可 能 で す。 SUS304 丸 30 φ 25 UCP205 TP-C54205,59205 TP-C50205,55205 3.0kN/m以下 みがき棒鋼 UCFL205 UCF205 のみ適用 直線部の最大許容張力は、直線搬送のチェーン能力線図を参 φ 30 UCP206 UCFL206 TP-C50206,55206 9.0kN/m以下 UCF206 のみ適用 考にコンベヤ速度および使用雰囲気温度を加味して算出して ください。チェーン能力線図は8ページを参照ください。 表7. WTU-SW3010-14T40 シャフト ベアリングユニット チェーン 仕様 張力（F'） 軸受内径 ピロー形 ひしフランジ形 角フランジ形 の制限 手順5. スプロケット、シャフト、ベアリングユニットの選定 φ 25 UCP205 TP-C54205,59205 TP-C50205,55205 2.0kN/m以下 UCFL205 UCF205 のみ適用 SUS304 φ 30 UCP206 UCFL206 TP-C50206,55206 3.5kN/m以下 「WTU3015T-K 形 /シャフトの能力線図」、「シャフト仕様 丸 40 UCF206 のみ適用 と常用ベアリングユニット」から使用条件を満足するシャ みがき棒鋼 φ 35 UCP207 UCFL207 TP-C50207,55207 10.0kN/m以下 UCF207 のみ適用 フト、ベアリング、スプロケットを選定します。 φ 40 UCP208 UCFL208 TP-C50208,55208 22.0kN/m以下 UCF208 のみ適用 注）使用するベアリング（軸受内径）によっては、チェーン 　　張力F ' を制限しています。 表8. WTU-SW3010-14T40S シャフト ベアリングユニット チェーン 仕様 張力（F'） ■チェーン張力とベアリングユニット支持スパンの関係 軸受内径 ピロー形 ひしフランジ形 角フランジ形 の制限 　歯数、シャフト径による能力線図の左側でご使用ください。 φ 25 UCP205 TP-C54205,59205 TP-C50205,55205 1.5kN/m以下 UCFL205 UCF205 のみ適用 SUS304 φ 30 UCP206 UCFL206 TP-C50206,55206 3.0kN/m以下 四角 40 UCF206 のみ適用 みがき棒鋼 φ 35 UCP207 UCFL207 TP-C50207,55207 8.0kN/m以下 Y UCF207 のみ適用 φ 40 UCP208 UCFL208 TP-C50208,55208 18.5kN/m以下 UCF208 のみ適用 　手順6. スプロケットの取付ピッチの決定 ベアリング支持スパンY とチェーン幅X の関係は、 40、四角シャフトの場合 進 行 方 Y =X +150（mm） 向 を目安としてください。 注）使用温度範囲：－ 20 ～ 80℃ 55.2 59.1 76.2 この間76.2ピッチ毎 76.2 59.1 55.2 駆動スプロケット位置 63.75 59.1 76.2 この間76.2ピッチ毎 59.1 59.1 63.75 WTU3015T-K形／シャフトの能力線図 従動スプロケット位置 30.0 注）駆動スプロケットと従動スプロケットで配置が異なります。 WTU-SW3010-14T40S 25.0 (四角40シャフト用) 20.0 WTU-SW3010-14T40 15.0 (丸40シャフト用) 10.0 5.0 WTU-SW3010-14T30 (丸30シャフト用) 0.0 0 500 1000 1500 ベアリング支持スパンY（mm)　(両端２ヵ所支持） 10 チェーン作用張力 (kN/m)

　コンベヤ設計資料 　コンベヤレイアウト 1)ガイドレールの配置 ■直線部でのレイアウト ガイドレールの配置は設置スペースなどにより異なり レールはスプロケットと交互に等間隔に配置してください。 ますが一例を下図に示します。 1）レールの取付例 ガイド幅 Gc/2 チェーン幅 Gc/2 ※駆動スプロケット部のレールおよび レール 搬送側チェーン フレーム端面は、面取りを施し干渉 しないようにしてください。 レール 進行方向 C チェーン1ピッチ 35.7 53.3 67.7 この間76.2ピッチ毎 71.9 63.4 53.3 35.7 φ60以上 φ60以上 駆動側 戻り側チェーン 400 L A スプロケット外径 A= たるみ量（δ）＝50～ 100mm 2 塩ビ等のパイプ リターンローラ ミガキ棒鋼 2) チェーンのたるみ量 駆動直下のリターンローラは 600～ 900mmとしてリタ 2）駆動側直線部のレイアウト ーンローラ間のチェーンたるみ量は 50 ～ 100mmを目 曲線部のあるコンベヤの駆動側直線部のOUT側には 安としてください。このたるみにより歯飛びを防止し チェーンガイドレールを設置してください。 ます。この間隔、たるみ量の範囲以外では歯飛びする 可能性があります。 IN側 OUT側 駆動側部直線部 3) かみ合い角度 チェーン幅 Gc/2 チェーンガイドレール レール 搬送側チェーン 駆動スプロケットとチェーンの「かみ合い角度」は 180°以上にしてください。「かみ合い角度」が小さい 35.7 53.3 67.7 この間76.2ピッチ毎 71.9 63.4 53.3 35.7 場合、歯飛びする可能性があります。 4) レール端部 戻り側チェーン 駆動、従動側のレール端部から、シャフトセンターま では、チェーン 1ピッチ分の距離を設けてください。 なお、従動側レール端部はチェーンとレールの引掛か りを防止するためR曲げ、あるいは面取りを施してく 塩ビ等のパイプ リターンローラ ミガキ棒鋼 ださい。 5) 搬送側走行レールの高さ 駆動側直線部 進行方向 チェーンガイドレール OUT側 下図をご参照ください。 走行レール チェーン1ピッチ 30 IN側 H = DP2 h2 レール端部(R曲げ：面取り) ピッ チ円 直径 Dp 3）平行渡しのレイアウト（ラップ） 直線部で平行渡しをする場合、上流側のチェーンの浮 上がり防止アタッチメント（タブ）の側面に沿うように 6) ガイドクリアランス ガイドレールを設置してください。 熱膨張を考慮してチェーンとレールとのガイドクリア 搬送品進行方向 ランスは下記の寸法にしてください。 チェーンガイドレール コンベヤのガイド幅（G）＝チェーン幅（X） 浮き上がり防止アタッチメント(タブ) 1.4~3 レール チェーン ＋ガイドクリアランス（Gc） 温度 ℃ ガイドクリアランス　Gc チェーン幅 mm － 20～ 40 40 ～ 60 60 ～ 80 300 以下 5.0 6.0 7.0 300 を超え～ 500 以下 6.0 7.0 9.0 500 を超え～ 1000 以下 8.0 11.0 15.0 （参考）B仕様チェーンの熱膨張係数：12 × 10-5/℃ 11 H δ 12.7 h2=6.35 Gc/2

■直線部戻り側でのレイアウト 2）レール入口・出口部の処理 戻り側の受けとして、“リターンローラで受ける方式”や“レー 曲線走行レールの入口・出口の直線走行レールへ乗り ルで受ける方式”などがあります。下記に例を示します。 移る部分はチェーンの引掛りを防止するため「面取り」 ※注意事項 を施してください。 チェーンは温度変化により膨張・収縮しますのでカテナリ部 を適切な弛み量になるようにチェーンを切り詰め、テンシ 曲線走行レール ョナなどで調節してください。 1）リターンローラで受ける方式 リターンローラは戻り側でチェーン上面を受けるアイテ ムです。リターンローラは、チェーンバックベンド半径 を考慮してお使いください。基本的にチェーンのバック ベンド半径≦リターンローラの半径を推奨します。 4 面取り （コンベヤ側面） 30 チェーン レール 進行方向 曲線走行レール チェーン1ピッチ チェーン1ピッチ R φ60以上 φ60以上 従動側 駆動側 400 400 600～900mm A たるみ量（δ）＝50～ 100mm スプロケット外径 A= 2 （コンベヤ平面） みがき棒鋼（φ14） ガイドフランジ ローラまたは特ローラ 塩ビ等のパイプ ■戻り側曲線部でのレイアウト 2）レールで受ける方式 戻り側カーブドレールの両端部には、チェーンの案内用とし リターンレールの入口部は、R40以上の大きなRを取って て、レールから50mm離れた所にリターンローラまたはスラ ください。 イディングシュー（TP-C14343T-SD）を設置してください。 （コンベヤ側面） チェーン レール 進行方向 コンベヤ側面断面図 チェーン1ピッチ チェーン1ピッチ R φ60以上 戻り側レール 従動側 駆動側 リターンローラ R40以上 600～900mm A 50 450～500 たるみ量（δ）＝50～ 100mm スプロケット外径 A= 2 ■曲線部でのレイアウト 曲線搬送の場合、戻り側カテナリ確保のために駆動部～カー 戻り側レ-ル リターンローラ スライディングシュー ブ部分まで直線部分を800mm以上設けるようにしてくださ TP-C14343T-SD 450～500 い。 1）レールの取付例 IN側 OUT側 ガイド幅 Gc/2 チェーン幅 Gc/2 レール 搬送側チェーン 曲線走行レール (44) 35.7 53.3 67.7 この間76.2ピッチ毎 71.9 63.4 64 25 曲線走行レール レール 戻り側チェーン 12 δ δ 25 ストレート50

　スプロケットの取扱 　分解・連結 プラスチックモジュラーチェーンに使用する駆動・従動シャ ●分解 フトは一般的に角シャフトを推奨します。チェーンは、温 1）先の細いマイナスドライバ 度変化により膨張・収縮しますのでスプロケットが幅方向 などをチェーン側面のプラグ に横移動できるようにフリーに取付けます。ただし、チェー にあてます。 ンの蛇行防止のため、駆動・従動シャフトとも、中央部 1 個（または 2個）のスプロケットをセットスクリュまたは セットカラー、六角穴付きボルトで固定します。 2）テコの要領でプラグを本体から 角シャフトにスプロケットを取付ける際には、刻印やマーク 外します。 を目安にして向きや歯の位置を一定に合わせてください。 この時プラグが飛ばないよう に注意してください。 ■スプロケットの位相合わせ 3）チェーン反対側も1） 2）と同様 刻印やマークを合わせてシャフトに取付けてください。 にプラグを外してください。 刻 印 4）反対側からチェーン側面のピン 穴にバーを挿入してピンを押し 出します。 5）出てきたピンをつかみ ■チェーンの膨張・収縮 チェーンから引き抜き分解し プラスチックモジュラーチェーンは樹脂製ですので、温度 ます。 変化により膨張・収縮します。チェーンの線膨張率の目安 は、20℃を基準として、12 × 10－ 5（ /℃）です。呼称幅の 膨張量（⊿W）は下式により求められます。 ⊿W=チェーン呼称幅×（使用雰囲気温度－20）×15×10－5 ●連結 （例） 1）チェーンを連結する際は、 K30（762）のチェーンが 20℃から 60℃まで温度が上昇す 反対側のプラグを差し込みま る雰囲気で使用する場合 す。チェーン同士を引き寄せて 組合せ、一端よりピンを挿入 ⊿W=762×（60－20）×12×10－5 =3.7mm します。 ■スプロケットの固定 2）次にピン挿入部を塞ぐため、 スプロケットはチェーンとコンベヤの熱膨張差、チェーンと プラグを差し込みます。 スプロケットの据付誤差を吸収するため、シャフトとはルー ズフィットとしていますが、チェーンの蛇行を防止するため 中央付近の1つのスプロケットの両側に約0.5mmの隙間を空 けてセットスクリュや六角穴付きボルト、セットカラーを取 付けます。 3）この際、プラグの向きに注意 し、パチッと音がするまで押し 0.5 はめてください。 4）プラグが正常に取付けられているか確認してください。 　注） 連結時には付属もしくは専用のピンを使用して連結してください。 セットスクリュボルト 六角穴付きボルト シャフト中央付近のスプロケット セットカラー 13

安全にご使用いただくために 警　告　危険防止のため、下記の事項にしたがってください。 【一般事項】 ●チェーンおよびチェーン用アクセサリは、本来の用途以外には使用しないでください。 ●製品への追加工（機械加工、グラインダ加工、焼きなまし、酸洗浄、アルカリ洗浄、電気メッキ、熱影響のある溶接、溶断等）は絶対に行わないで下さい。 　稼働中に製品の切断により、重傷を負うおそれがあります。 ●損耗（破損）した箇所の取替えは損耗（破損）部分のみの取替えではなく、全てを新品に取替えてください。 　稼働中に製品の切断により、重傷を負うおそれがあります。 ●製品を吊下げ装置に使用する場合は安全柵等を設け、吊下げ物の下部へは絶対立ち入らないでください。また製品端部を金具や治具に連結 　する場合は連結部に充分な給油を行ってください。 　製品の固定外れ、または思わぬ製品の切断により製品や吊下げ物で重傷を負うおそれがあります。 ●労働安全衛生規則第２編第１章第１節一般基準を遵守し、チェーン及びスプロケットには必ず危険防止具（安全カバー等）を取付けてください。 　捲込み、または思わぬ製品の切断により、製品、搬送物で重傷を負うおそれがあります。 ●チェーン、スプロケットは必ず定期点検を実施し、損傷や寿命に達した製品は新品とお取替えください。 　機能を果たさないだけでなく、切断や異常な動きで重傷を負うおそれがあります。 　作業については取扱説明書、カタログまたはお客様に対して特別に提出された文書に従ってください。 ●人員搬送用装置に使用される場合は、装置側に安全のための保護装置を設けてください。 　装置暴走による人身事故や、装置破損のおそれがあります。 【据付け時】 ●事前に必ず装置の電源を切り、また不慮に装置のスイッチが入らないようにしてください。 　捲込みにより、重傷を負うおそれがあります。 ●連結時のハンマー作業では安全眼鏡を着用ください。 　破片の飛散により、重傷を負うおそれがあります。 ●製品が自由に動かないよう固定してください。 　製品が自重により自走したり、倒れてからだを挟まれ重傷を負うおそれがあります。 注　意　事故防止のため、下記の事項を守ってください。 ●チェーンおよび各パーツの構造、仕様を理解したうえで取扱ってください。 ●チェーンおよび各パーツを据付ける際には、事前に輸送時の破損がないか検査してください。 ●チェーン、スプロケットおよび各パーツは必ず定期的に保守点検をしてください。 ●チェーンの強度はメーカーによって異なります。当社カタログによって選定された場合には、必ず当社製品をご使用ください。 ●チェーンは緩起動、緩停止を行い、衝撃を与えないでください。 ●チェーンには初期張力を与えないでください。 ●特殊な液体がかかる場合、また特殊な雰囲気で使用する場合は当社までお問合せください。 ●プラピンタイプを使用したチェーンは、ウェットな条件では60℃を越える温度で使用しないでください。 ●水がかかる雰囲気でプラスチックトップチェーンを使用された場合、樹脂の自己潤滑性が損なわれ、比較的短期間で寿命に至ることがあります。 　特にステンレスピンタイプの場合その傾向が強いため、プラピンタイプを推奨します。 ●超高分子量ポリエチレン（UHMW-PE）製アクセサリ、スプロケット、アイドラホイールの使用温度は-20～60℃です。60℃を超える雰囲気では使用しないで 　ください。また蒸気の掛かる条件でも使用しないでください。 ●プラスチック製チェーンは可燃性です。使用可能温度以上あるいは火気近くでは使用しないでください。燃焼して危険な有毒ガスを発生することがあります。 保　証 1. 無償保証期間 3. 有償保証 工場出荷後18ヵ月間または使用開始後（お客様の装置への当社製品 無償保証期間にもかかわらず、以下の項目が原因で当社製品に不具 の組込み完了時から起算します）12ヵ月間のいずれか短い方をもって、 合が発生しました場合は、有償にて調査、修理、製作を承ります。 当社の無償による保証期間と致します。ただし、条件によっては有償と （1）お客様が、カタログ、取扱説明書等通りに当社製品を正しく配置・据 なる場合があります。 付（切継ぎを含む）・潤滑・保守管理されなかった場合。（取扱説明 書等にはお客様に対して特別に提出された文書を含みます。） 2. 保証範囲 （2）お客様が、カタログ、取扱説明書等にしたがわない使用方法（使用 無償保証期間中に、お客様側にて、カタログ、取扱説明書等に準拠す 条件・使用環境・許容値を含む）でご使用された場合。（取扱説明書 る正しい据付・使用方法・保守管理が行れていた場合において、当社 等にはお客様に対して特別に提出された文書を含みます。） 製品に不具合が発生し、当社がこれを確認した場合は、速やかに当社 （3）お客様が不適切に分解、改造または加工された場合。 製品または部品を無償で納入もしくは修理させていただきます。ただし、 （4）お客様が、当社製品を損傷・摩耗した他製品と使用された場合。 無償保証の対象は、お納めした製品についてのみとし、以下の費用は （例：チェーンを摩耗したままのスプロケット・ドラム・レール等と使用され 保証範囲外とさせていただきます。（取扱説明書等にはお客様に対して た場合。） 特別に提出された文書を含みます。） （5）ご使用条件での、当社による選定上の寿命が本保証寿命を満たさ （1）お客様の装置から当社製品を交換または修理のために取外したり ない場合。 取付けたりするために要する費用およびこれらに付帯する工事費 （6）お客様が、打合せ内容と異なる条件でご使用された場合。 用。 （7）当社製品に組込んだベアリング・オイルシール・油などの消耗部品が、 （2）お客様の装置を修理工場などへ輸送するために要する費用。 消耗・摩耗・劣化した場合。 （3）不具合や修理に伴うお客様の逸失利益ならびにその他の拡大損 （8）お客様の装置の不具合が原因で、当社製品に二次的に不具合が 害額。 発生した場合。 （9）災害等の不可抗力によって当社製品に不具合が発生した場合。 （10）第三者の不法行為によって当社製品に不具合が発生した場合。 （11）その他当社の責任以外で不具合が発生した場合。 本カタログに記載のロゴマークおよび商品名は株式会社椿本チエインまたはグループ会社の 日本および他の国における商標または登録商標です。 14

カタログに関するお問合せは、お客様問合せ窓口をご利用ください。 TEL（03）3445-8644 FAX（03）3445-8636 東 京 支 社 〒108-0075東京都港区港南2-16-2（太陽生命品川ビル） TEL（03）6703-8405 FAX（03）6703-8411 札幌営業所 〒060-0001札幌市中央区北一条西2-９（オーク札幌ビルディング） TEL（011）241-7164 FAX（011）241-7165 仙台営業所 〒980-0811仙台市青葉区一番町2-8-15（太陽生命仙台ビル） TEL（022）267-0165 FAX（022）267-0150 大宮営業所 〒330-0846さいたま市大宮区大門町3-42-5（太陽生命大宮ビル） TEL（048）648-1700 FAX（048）648-2020 名古屋支社 〒450-0003名古屋市中村区名駅南1-21-19（名駅サウスサイドスクエア） TEL（052）571-8187 FAX（052）571-0915 大 阪 支 社 〒530-0005大阪市北区中之島3-3-3（中之島三井ビルディング） TEL（06）6441-0309 FAX（06）6441-0314 北陸営業所 〒920-0869金沢市上堤町1-12（金沢南町ビル） TEL（076）232-0115 FAX（076）232-3178 広島営業所 〒732-0052広島市東区光町1-12-20（もみじ広島光町ビル） TEL（082）568-0808 FAX（082）568-0814 九州営業所 〒812-0013福岡市博多区博多駅東3-12-24（博多駅東QRビル） TEL（092）451-8881 FAX（092）451-8882 本 社 〒530-0005大阪市北区中之島3-3-3（中之島三井ビルディング） つばきホームページアドレス 工 場 京田辺・埼玉・長岡京・兵庫・岡山 https://www.tsubakimoto.jp 製造：ツバキ山久チエイン株式会社 ■お願い このカタログに記載の仕様・寸法等は改良のため変更する場合がありますので、設計される前に念のためお問合せください。 Ⓒ本書に集録したものはすべて当社に著作権があります。無断の複製は固くお断りします。 販売店 このカタログはSI 単位｛重力単位｝で 記載しています。｛　　｝値は参考値です。 価格は販売店が独自に定めていますので、 詳しくは各販売店にお尋ねください。 2020年1月1日発行　Ⓒ株式会社 椿本チエイン　 Bulletin No.20151